Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:雲南材
投稿者:ビソラッシー     投稿日時:2007/11/20 20:47  ---136.208.227

クレモナの名工こと、ビソロッティー家やモラッシー家などが、雲南材を大量に仕入れたと聞きました。 この雲南材の特徴をお教え願いたいのです。 バルカン材やカナダ材との「見た目」や「音色」 今後の「音色の変化の期待」などもお教え願いたいです。 すでに数年間、雲南材のヴァイオリン属を弾き込みされた方の意見も聞きたいところです。 なにせイタリアの名工たちが、気にいって買っているのですから、何かあるのでは? と思います。 

投稿者:mora     投稿日時:2007/11/20 21:18  ---187.71.234

地球の中の手つかずの「地」の木材というほかに何があるのでしょうか。きっと北部の高山地帯の木でしょう深く考えるべき問題ではないと思います。気候変動は最適な木材産地も移動させているのでしょう。研究熱心な方ですね。ボクはそんなことより今をどう楽しく生きるかの方が大事です。つまり目の前のバイオリンをどう大切に扱うかの方が楽しいですね。ひょっとして、投機目的ですか?

投稿者:セイジ     投稿日時:2007/11/20 22:21  ---151.3.246

楓の虎目を光にかざしても、ほとんど動かないのが特徴ですね。欧州材とは明らかに見た目の印象が違います。音に関しては、鳴るものは鳴ります。

投稿者:moraさんへ     投稿日時:2007/11/21 05:10  ---136.208.227

特徴を知りたいのであって、木材のことではなく自分の考えだけや変な勘ぐりは解答になってませんよ。 産地ぐらい皆さん知ってますし。 「雲南材」は伐採制限か伐採禁止になってるはずですね。

投稿者:QB     投稿日時:2007/11/21 09:53  ---145.236.138

以前も話題に上がりましたね。
http://www.strad.co.jp/log/qalog123.html
の下の方にあります。(中国製バイオリンのトピック)

ごめんなさい、木材については、年輪の出かたがハッキリしているくらいしか認識ないのですが(それも消す方法はいくらでもあり・・)、、、

一つ確認させてください、Morassiが本当に大量に仕入れたのですか?
私の知る限りでは確認できなかったので。。。

彼はクレモナのアイコンになってしまっているので、(それを扱えない楽器屋や、それをけなして自分の在庫を売りたい楽器屋の)やっかみ含めて日本の色々な掲示板でも、いろいろ言われの無い風評を立てられてしまっていて、気の毒です。

本当に大量仕入れしていたのであれば、私の誤認です、前もって謝ります。

Q:新作楽器の材質
投稿者:YUZ     投稿日時:2007/11/16 12:48  ---18.33.228

よく、新作楽器の説明で「この楽器は25年乾燥させた上質のスプルースを使用しています」というような謳い文句を見かけるのですが、比較的新しい木材と比較して、どのような違いがあるのでしょうか?また、100年、200年経った古い木材を使って作った新作はどうでしょうか?音質にどのような影響があるのか
どなたか教えて頂けませんか?

投稿者:もくもく     投稿日時:2007/11/16 16:03  ---57.219.157

まず、「古いヴァイオリン」が一般に音が良くなるということはご存知ですよね。木のセルロースが長い年月で固まって「発音、音色」が良くなると考えられています。

私の経験では、新作の楽器と、50年以上前に作られた楽器を比較すると、
・古い楽器のほうが発音のレスポンスがいい
・古い楽器のほうが音色が柔らかく澄んでいる
という傾向があると思います。

このため最初から古い木を使うことで、上記のような効果を狙うわけです。ただ、紫外線や空気の通りやすさなどが影響するのかもしれませんが、100年前の木からヴァイオリンを作っても、100年前のヴァイオリンほどの「音の変化」はないという話もあります。

国内の作家では番場順さんなどが古い木材を使って良い効果をあげているということです。

投稿者:どうしてでしょう     投稿日時:2007/11/16 18:36  ---215.160.182

あげ足をとる気はないのですが、にもかかわらずブラインドテストで、プロの演奏者さえも含めて多くの方が、量産品のバイオリンとストラディバリの音を判別できないのはどうしてでしょう。

投稿者:xavier     投稿日時:2007/11/16 21:27  ---187.71.234

現代メーカー(特に日本人)は「個性」が強くないと、楽器そのものは売れません。決してメーカーのことを悪く言うわけではありませんが、「古い木を使っている」等の宣伝文句はよくあります。それほど新作楽器を販売するのは難しいのだと思います。

投稿者:縋る男     投稿日時:2007/11/17 21:13  ---11.40.64

>量産品のバイオリンとストラディバリの音を判別できない。

この情報は どこから由来していますか?

投稿者:ぶぶ     投稿日時:2007/11/17 23:59  ---180.244.17


>量産品のバイオリンとストラディバリの音を判別できない。


よく聞く話ですね。(笑)

『芸能人格付け〜』等では、まずあたりませんしね。


この『量産品』というのがどの程度の楽器かにもよると思いますが、
もしも20〜30万クラスの質の良い工房製なら
調整等によって差はかなり縮まるのでは?
よって判別しにくくなるのではないかなと思っています。


性能的に良い高価な楽器(ストラドクラス?)と、
価格的にはそれほどでもない量産品との音響的に表現できる中核的な部分は重なるのではないのかな?と思っています。


それを超えた部分(音量・音色の領域の広さ)がどの程度あるのかが、
楽器そのものの『性能的な差』なのではないのかな?と
この前、ストラドをサロンコンサートで聞いて感じました。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2007/11/18 00:27  ---13.42.231

>量産品のバイオリンとストラディバリの音を判別できない。

どこで どのような実験をした というレポートに基づいて話をされてるのかと思いましたが、ただのうわさ話のようですね。

手工品ヴァイオリンとストラド計3台とを スターンらが聞き比べたという話題は昔ありましたが。

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/11/18 03:08  ---6.35.132

話をオリジナルの質問に戻して、私見を述べさせていただきます。私は楽器製作者ではありませんし、木材屋でもないので、あくまでの経験・雑学に基づく推測から、おもに乾燥にいう言う観点に着目して書きます。

1)適切に良く乾燥された材料は、楽器製作後に木材自身の乾燥による収縮が起こりにくいので、楽器として削られ、組み上げられた後の狂い、ゆがみなどが少ないと想定できます。健康でかつ健康が持続できる楽器が作れる上に、精度の高い加工を行って、その効果が長年持続するとなると、製作側も作り甲斐があるのではないでしょうか。気合いを入れて精度高くつくられた、狂いの少ない楽器は、よい楽器となる可能性が高い。
2)時間をかけて十分に乾燥された板は締まっており、強度の面でも生乾きの板に比べ強い。したがってオールドのように板厚を薄めにしたり、普通の厚みでの密度の高さを活かしたりと、製作者の意図で設計に自由度を持たせることができ、狙いの音を得やすい。
3)音響特性という点では、よく乾いたものの方が楽に振動する、と私は勝手に思い込んでいます。また、密度の高さも影響するのかよくわかりませんが、特に基音の立ち上がりが早くなり、演奏への追従性がよくなるため、太いしっかりした音を粒立ちよく演奏することが可能となります。なお響板(振動板)としての表板の振動特性の違いについては、データとしても実感としてもまだ確たるものを持っていないので、どなたかから情報が出てくることを期待しています。

現在、海外の製作者の300年前を木材を使ったヴァイオリン(出来てまだ20年)をメインで使っていますが、よく見かける普通の楽器より、上記に記載した点についてなんとなく違いがあるように感じました。(まだサンプル数N=1ですので、データではなく感想です。)

下塗りのニスが本体木材にしみ込み一体となって長い時間をかけて固化していくことによる音への影響については、新作ヴァイオリンでは直接関係はないので、ここでは割愛します。

投稿者:フルビオ     投稿日時:2007/11/18 11:57  ---33.76.10

番場順さんが古い木材を使って良い効果をあげている、という話は私も近所の工房で聞いたことがあります。

ところで話を蒸し返してすみませんが、以下のfstringsの掲示板に、日本音響学会聴覚研究会資料の「ストラディバリウス演奏音の聞き比べ実験 徳弘一路他3名」の一部が紹介されています。
この資料(発表論文でしょうか)では、量産品のバイオリンとストラディバリの音を判別できない、という結論は出ていないようですね。

http://www.fstrings.com/board/index.asp?id=32432&page=4&sort=&t=2007

投稿者:YUZ     投稿日時:2007/11/18 22:56  ---18.35.208

皆様、大変参考になるコメントの数々ありがとうございます。

ヴァイオリンとして完成してから200年経った楽器のようには
いかないでしょうが、200年乾かした木材を使って作られた新作楽器は、そうでない新作楽器に比べると優れた楽器である可能性が高いということですね?

今、真剣に楽器を探していまして、ここの掲示板の過去ログからも色々と読ませていただきましたが、皆さん楽器選びには苦労していらっしゃるようですね。
何千万円もするオールドはもちろんのこと、庶民には100万、200万でも高い買い物です。

イタリア、クレモナは相変わらず高い評価と抜群の人気のようですが、私は全くブランドにはこだわっていません。
優秀な製作者による作品であれば、そして操作性、外見、音が
自分にとって良ければいいと思っています。
でも、実際問題なかなか「これ!」と思う楽器には巡りあえませんね。これからも地道に探してみようと思っております。

ストラドと量産楽器の違い・・・。もちろん大きな違いがあるに決まっていますが、ただ聴くだけでは素人にはわからないかもしれませんね。本当に上手な人が弾けば、安い楽器でもいい音がしますからねぇ・・・。

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/11/18 23:51  ---6.34.18

以下、私見です。ご参考まで...

100年以上前の材料を使用している場合、材料の入手にはおもに下記の2つのケースがあると思います。
1)古くから続く楽器製作一族に代々受け継がれたもの、師弟関係においてその系譜の中で受け継がれたもの、あるいは楽器店譲渡で引き渡されたもの。
イタリアで言えばクレモナでは一旦ヴァイオリン作りは途絶えてしまいましたが、トリノやボローニャなどでは継続していたり、フランスのミルクール・ドイツのミッテンヴァルトなどは古くから弦楽器作りが町の産業であり、今もその名残が残っています。都会では難しくても、田舎では古いものを残すスペースは十分にあります。
2)取り壊された古い教会、農家などの廃材(柱材など)を入手したもの
この場合は、何百年も前の木である可能性もあります。
楽器製作者事典でのボヘミヤ、ドイツなどの製作者の説明の中で、そのような材料を使うことが特徴であると書かれている製作者が時々います。例えば、チェコのMathias Heinickeなどです。前述の番場さんも、偶然ながら、欧州に行った時にそのパターンで入手されたようですね。また量産メーカーとしてはカールヘフナーの記念モデルでもそのような材のものがあったように記憶しています。

(雑談となりますが、もし、クレモナでの楽器製作が中断することなく、デル・ジェスなどグァルネリ一族が使っていたスプルースの丸太が現在まで残っていたら、世界中の楽器製作者が喉から手がでるほど欲しがるでしょうね。)

投稿者:horn103gb     投稿日時:2007/11/19 19:55  ---74.26.196

YUZさん、私は演奏はまだまだ下手ですが、「イタリア、クレモナは相変わらず高い評価と抜群の人気のようですが、私は全くブランドにはこだわっていません。
優秀な製作者による作品であれば、そして操作性、外見、音が
自分にとって良ければいいと思っています。
でも、実際問題なかなか「これ!」と思う楽器には巡りあえませんね。これからも地道に探してみようと思っております。」という意見にとても同感します。実は、私自信もラッキーだなと今思っているのですが、実際、良い楽器は製作していてもブランドまで行かず、埋もれている楽器製作人は居ます、私は縁あって実際にある人の楽器製作工房まで行ってVa408mmストラドのフルコピーを購入しました(師匠はスイス人と聞いております)。その方の楽器は価格的には単純に2段階で、日本産の良質の木材の物は20万程度、クレモナにて木材を買い付けた物は40万前後で販売されています。余談ですが、私の楽器の原材料価格は25万程度で全て手作りですので、240〜250時間かけて製作しても40万で入手しました(時給にしたらセブンイレブンのアルバイト料よりも失礼ながら安い)。その楽器を私の教えていただいている先生に見せたところ(私の師はジュゼッペ・ガルネリ(デル・ジェス)を前出のスターン氏から譲り受けており、弦楽器のチューニングの講師をなされておりますが)「本楽器は引き込めば引き込む程鳴る。」と明言されておりますし、私の所属しているアマオケの中堅プロの音楽監督にも、弾かれた途端「イタリア?150万くらい?」と聞かれました。このQ&Aのコラムでは販売にかんしての言及はご法度ですのでお教えできませんが、イタリア・クレモナの「アントニオ・ストラデリ国際弦楽器製作コンクール」に出品され2003年にVnが入選されている方の物です。過去のコンクールに入選された方の名簿も存在しますので、調べられ、直接コンタクトするくらいの気があれば、きっと数十万でも良い楽器にめぐり合えると思います。頑張って下さい。

投稿者:YUZ     投稿日時:2007/11/20 10:06  ---48.14.46


弦喜様、

>>もし、クレモナでの楽器製作が中断することなく、デル・ェスなどグァルネリ一族が使っていたスプルースの丸太が現在まで残っていたら、世界中の楽器製作者が喉から手がでるほど欲しがるでしょうね。

現在の優れた製作者がそのような木材を使って作ったら・・・!
と考えるとワクワクしますね。夢のお話ですけどネ。

horn103gb様、

ご自分の貴重な体験に基づくお話をありがとうございました。
探せば、そういう楽器が破格の価格で手に入るのですね。びっくりしました。
一応「国際弦楽器製作コンクール」「アントニオストラディバリ国際弦楽器製作コンクール」などで検索してみましたが残念ながらヒットしませんでした。

>>私の楽器の原材料価格は25万程度で全て手作りですので、240〜250時間かけて製作しても40万で入手しました(時給にしたらセブンイレブンのアルバイト料よりも失礼ながら安い)。

国際コンクールで入選されるような腕を持つ製作者が、いくら無名であるとはいえ、そんなに安く楽器を販売しているというのは不思議ですよね?職人としてのプライドもあるでしょうから、自分の腕と仕事に見合った値段を付けるのが当然のように思いますが・・・・。
しかし、実際にhorn103gb様が、そのような楽器を40万で手にされているのですから、製作者の中にはそういう超良心的な方もいるのですね。驚きです。

たしか、アイザック・スターンでしたか、「中途半端な金額でオールド楽器を買うのなら、新作を買ったほうがいい。」と言っていますが、本当に健康状態の良い優れたオールドは千万円単位ですから、普通の一般人はなかなか手がでない金額ですよね。
新作を弾きこんで自分の音を作っていくというのも楽しみではありますし、新作楽器にターゲットを絞ってこれからも探してみます。

投稿者:horn103gb     投稿日時:2007/11/20 15:11  ---150.54.90

YUZ様
応「国際弦楽器製作コンクール」「アントニオストラディバリ国際弦楽器製作コンクール」などで検索してみましたが残念ながらヒットしませんでした。
正確には“Antonio Stradivari” international triennial violin making competetion in Cremona と言うみたいです。海外のYAHOOでhitしました。 厳正なコンクールで作者の名前は一切分からないようにしてあり、番号のみ書かれたviolinで審査員が1位から3位、入選を決めるそうです。その時は1400丁あまりの作品が出され70人程が賞を得たそうで、私のVaの作者の、そのひとりです。日本に今まで、入選の方が数人おられるそうです。

投稿者:みみ     投稿日時:2007/11/20 20:15  ---13.138.251

horn103gb様

楽器のコンクールの情報としてはちょっと違和感がありましたので書き込みます。
2003年のトリエンナーレであればこのQ&Aにも登場されたことがある製作者である高橋明さんのHPにかなり詳しい報告があり、そこの記載とは人数など少々内容が異なってます。
そこでは松下さんのチェロが佳作入選、その他の日本人は第一次審査通過と呼ばれています。松下さんの工房は日本ではないと思いますので、その他の方は後者かなと思います。

Q:Playonairについて
投稿者:まるてぃん     投稿日時:2007/11/15 01:12  ---138.97.224

始めまして

恥ずかしい話ですが、Playonairの膨らませ方がわかりません
膨らませるコツなどありましたらお手数ですが
教えていただけないでしょうか?

かれこれ2時間以上チャレンジしています・・・

投稿者:yama     投稿日時:2007/11/15 02:27  ---37.58.9

付属のチューブ使うよりも直接、口をあてて空気いれほうがはいりやすかったですよ。

投稿者:まるてぃん     投稿日時:2007/11/15 15:31  ---51.44.14

回答ありがとうございます

追加の質問ですが、空気を入れる所にぴろっと先端部分が
あると思うのですがあれは曲げた方がいいのでしょうか?

投稿者:yama     投稿日時:2007/11/15 18:52  ---192.166.145

?あれは空気をぬくとき引っ張りあげるためのものでは。
別に空気を吹き込む時にはなんら支障ないですけど(私には)。

投稿者:まるてぃん     投稿日時:2007/11/16 00:19  ---138.97.224

yama様

丸いところが抜けるんですね・・・
新しいなら固かったのかわかりませんが
無事膨らませることができました。

ありがとうございます

投稿者:yama     投稿日時:2007/11/16 12:20  ---171.141.188

どういたしまして。

Q:Marcello Villaの新作
投稿者:りり     投稿日時:2007/11/10 01:08  ---132.196.115

みなさん、こんにちは。

今はドイツの工房製のヴァイオリンを弾いているのですが
もう少しグレードの高い楽器がほしいな、と思っています。

イタリア製で手工のものがよいと聞いており
いろいろ探していたのですがMarcello Villaという方の
ヴァイオリンがとても安く売っていました。

過去ログを検索したところ、通常130万〜200万くらい
するとのことですが、100万をきる価格で販売していました。

やっぱり、偽者なのでしょうか??


ご意見いただきたく、よろしくお願い致します。

投稿者:スガラボット     投稿日時:2007/11/10 08:30  ---156.23.76

Stefano Trabucchiの楽器と一緒にYオークションに出品されているアレですね。僕も気になっておりました。どちらも1997年製。某大手楽器メーカの事業撤退に伴う処分品という訳あり楽器のようですが、売り主が山形の楽器店で、弦楽器がホームページの営業品目に載っていないところを見るとバイオリンの売買にはあまり経験がないような感じです。説明に、どちらの楽器にも「1番線、4番線がサビており…」という表現がありますが、バイオリンを扱っていればE線、G線と書きますよね。

綺麗な写真も公開されていてラベルや本体の写真見るかぎりあまり偽物には見えませんね。売り主のオークション評価は悪くないので、バイオリンの市場価値に対する知識がなく、他の管楽器などと同じように10年前の新品楽器として事務的に処分しているのかも知れません。

ひょっとすると掘り出し物かも知れません。連絡して山形まで押しかけて、試奏させてもらってはどうでしょうか。本物ならその価値はありそうです。

投稿者:チク     投稿日時:2007/11/11 07:14  ---136.208.227

オークションと言ってませんけど。

投稿者:スガラボット     投稿日時:2007/11/13 13:30  ---255.65.238

Yオークションのは買い手がついたようですが、出品者のお店がもう一本楽天で販売していますね。複数台あったのでしょうか。

あと、もう一点別のお店が楽天で"Marcello Villa VL-3/Cremona "というタイトルで、「マルセロ・ヴィラのワークショップより届いた」と言う説明と共にメーカ希望小売価格が\840Kという楽器を出品しています。これは明らかにアキヒサさんが指摘されたような「工房製」だと思われます。

色々あるようなので、良くお調べになった方がいいでしょう。

Q:A.グラニャーニはよい楽器?
投稿者:g線     投稿日時:2007/11/12 17:37  ---117.192.83

知り合いから示されましたが、よい楽器ですか?
300万円くらいは妥当ですか?
よいという意味は骨董的な価値も含めてです。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2007/11/12 21:18  ---13.42.231

妥当かどうかは文面からはわかりません。

真作だと仮定して オークション価格は
Antonio Gragnani 12000ドル〜79000ドル 
Genarro Gragnani ?
Jacopo Gragnani  ?
Onorato Gragnani 30000ドル の記録がありました。

いわゆるlabelled の楽器と推測します。

Q:手作り
投稿者:ゆうくん     投稿日時:2007/11/10 01:39  ---110.5.101

1800年〜1900年初頭の楽器を購入予定です。手工品にこだわっていますが、手工製と量産性?の違いって どうゆうところをチェックすれば分かりますか?
宜しくお願いいたします。

投稿者:追伸です。     投稿日時:2007/11/10 04:26  ---110.5.101

検索しましたところ 鋭いエッジとスクロールの感じと出ていました。ウィリアムヘンリーの辞典に掲載されるような方は半手工製のように予め大まかに機械で削ったりせずに 最初から最後まで自分で作られるのでしょうか???

今 楽器をレンタルしております!スクロールをたどっていき ペグボックスあたりにの到着したあたりは 機械を使って止まっている感じを受けます。(表現し難いです。すみません)
楽器商の方は 手工製だとおっしゃいましたが、もしかして違うのでは???と思ったり!? 約100年前?に 一人の人が手づくりで魂をこめたものって魅力的だなぁーなんて思い、手工製にこだわっています。 お値段の方も100万以上しますし、いい加減な買い物もしたくないです。 その点だけ気がかりで後は気に入っています。

宜しくお願いいたします。

投稿者:もーりん♂     投稿日時:2007/11/10 10:55  ---5.127.188

 この掲示板ではすっかりお馴染みになったサイトですが、こちらが参考になると思います。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/handundmanu.htm
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/meisterstueck.htm
 
 ただ、貴方様はその楽器商の「手工品」だという言葉に不信感を抱いておられるようですが、もしもその楽器をほかの楽器商に見せて「これは量産品だ」と言われた場合、貴方はそちらを信じるのでしょうか? 疑いだしたらきりがないと思います。量産品、手工品にかかわらず、素直に気に入った楽器を買えばいいんじゃないかと私は思いますが。。。

投稿者:手工品が良いとは限りません     投稿日時:2007/11/10 18:16  ---215.160.182

下手なハンド・クラフトはしばしば機械に劣ります。しかも、それが手工品という名で遙かに高い価格がつけられたりします。プレスなどだと板が経年で元の形に戻ろうとしますが、機械で削った場合はそれがありません。見た目、良い音(自分にとって)でまずは探されてはいかがですか?

投稿者:ゆうくん     投稿日時:2007/11/10 22:32  ---110.5.101

ありがとうございました!
自分で気に入った楽器を探そうと思います!

もーりんさんがが貼り付けてくださったHPも参考になりました。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2007/11/11 00:28  ---13.42.231

量産楽器には良い物はない またはほとんど無いと考えてかかったほうが、初心者にはよろしいかと思います。
量産楽器に100万円投じて探しますか? 私は絶対しません。いわゆる価値がないというやつです。
20万円の手工品には 良品は無いのでしょうか? そんなことはありません。よく捜したらあります。つまり100万と20万が同列に論じられるわけです。

以上は少し極端な物言いかもしれません。

手工品と量産品の違いは 表板 裏板の厚みのつけ方を 目標とする音に向かって作者が 追求しているか否かであると思います。Vn作りで最も大事な所だと思うので、これをやってない量産品には興味は沸かないのです。

投稿者:QB     投稿日時:2007/11/12 10:49  ---145.236.139

鈴木珍事氏おっしゃる「追及しているか否か」と同じく、
一本一本の板の「個性」(キャラクター)を理解した上で、ある「状態」に「追い込んで」いくという作業が有ったか、無いか、、
この差は大きいと思っています。

もちろん、下手な人が下手にやったら、偶然うまくいった量産に劣る結果になりえる可能性は否定できませんが。

Q:楽器について教えてください
投稿者:ふーち     投稿日時:2007/11/08 21:38  ---114.33.3

 はじめまして。知人から薦められた楽器の購入を考えています。ラベルには、
   Luciano Sderci di Igino
fece in Firenze Anno 1976

となっています。ラヴェルが読みにくいところがあり、スペルが違っているかも知れませんが。このQ&AでSderciという方が良い作者さんだったことはわかったのですが、息子さんの作品または息子さんとの合作となるとまた異なるようですので、出来るだけこの楽器、またその価値について詳しく教えていただけますでしょうか。よろしくお願い致します。

投稿者:縋る男     投稿日時:2007/11/09 13:33  ---11.40.64

Nicolo Igino Sderci w1925-1977 Florence Bisiach, Leandroの弟子
Luciano Sderci w1940-1976 Ignio Sderciの弟子

前者はオークションの記録がUSD 4313から16100 で大体13000ドルくらい。
小売りが高くて$30000くらいのようです。(本物なら)

Luciano Sderci w1940-1976 は
オークション価格は2860から 16100ドル およそ1万ドル前後のようです。

Tarisioのサイトで過去のオークション価格は見ることが出来ます。
ふたりは特に銘工のなかには入ってないようです。

投稿者:ふーち     投稿日時:2007/11/09 20:50  ---114.33.3

 ご回答ありがとうございました。
 
 さっそく Tarisio のサイトを見てみましたが、やはりお二人のどちらかの作かによってお値段もかなり変ってくるようです。

 Luciano Sderci di Igino

という表記は共作という意味なのでしょうか?共作の場合、価格も2人の中間くらい?ということになるのでしょうか。

 全く素人の質問でお恥ずかしいですが、よろしくお願い致します。

投稿者:ふーち     投稿日時:2007/11/10 22:41  ---114.33.3

 ご回答ありがとうございました。思い切って質問してよかったです。

Q:Allan Drexcellについて教えてください。
投稿者:ガリ鳴り     投稿日時:2007/11/10 01:56  ---219.231.98

Allan Drexcell Hand Crafted Violins No AN・6 Size 4/4 Anno 2002

というラベルのヴァイオリンを入手しました。虎杢も入りつくりも丁寧な印象を受けました。Allan Drexcellという人名も会社名も情報が入らずよくわかりません。

詳しい情報を教えていただきたく書き込みいたしました。宜しくお願いします。

投稿者:toy     投稿日時:2007/11/10 11:57  ---159.174.89

Drexcellは仙台の業者さんが扱っている楽器で中国産と思います。
楽器以外にもケース等も作っています。

ブランドはショップオリジナルかと思いますが確認したわけではありません。
分数楽器も多く初心者向けの楽器ですが、国内某大手メーカーの楽器と比べても、遥かに良い材料を使用しているようです。

ナンバーがANから始まる物はアンティーク仕様、SPならスペシャル、CRならクラフトという具合でカテゴリ分けされている感じです。

たぶん上記の楽器かと思いますが、他の情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらお願いいたします。

Q:弓の買い替えについて
投稿者:HIROです     投稿日時:2007/11/08 15:14  ---99.216.16

こんにちは。
お尋ねします。
子どもがバイオリンをしていますが、
コンクール等にも参加させていただき、頑張っているところです。弓は現在、10万程度のものなので、少しグレードアップをしたいところなのですが、いつも調整してくださる方よりEric Grandchampの弓を薦められました。まっさらでて、価格は65万・・・より多くの弓を触ってみてその中から選ぶのも大切だとも思いますが、まずはこの弓の特徴と、価格の評価をおしえてください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/11/08 23:54  ---6.35.211

現在、その製作者の弓(銀・黒檀)をメインで使っています。
10年ほど前に、フレンチの新作弓にグレードアップしようとした際に、お店で50〜100万円のものを10数本用意してもらい、何時間かかけて弾き比べた上で選んだのが現在の弓です。
以下、私見です。
10数本の中には、しなやかで女性的な弓もあれば、男性的な筋骨隆々という感じの弓もありましたが、選んだ弓に対しては、さわやかな青年のような弓という印象を持ちました。
棹には強さもある程度あり、一方しなやかさもあり、しっかりした音も出ますので、トータルバランスという点で優れた弓だと思います。外観としては、木目が美しく、少し厚めのニスが塗られて光沢感があります。今まで見た弓の中では、美しさという点で際立っている気がします。
選んだ時には、Grandchampの弓は3本あり、上記のような漠然とした共通の特徴はありましたが、音色・操作感・強さ・しなやかさといった点で、一本一本はっきり違いはわかりましたので、やはり製作者の名前だけで選ぶだけのではなく、一本一本違うものの中から気に入ったものを選ぶべき、ということは忘れない方がよいと思います。私の場合、上記購入の際に、好みだけで選んで最後2本残ったもう一本は、別のGrandchampではなく、まったく別のメーカーのものでした。

当時の価格および現在のユーロ高から考えて、ご質問の価格は妥当あるいはお買い得のように思います。

その弓そのものの操作性、強さ、音色については、お店から借用した上で、先生の意見を聞かれるのがよいと思います。

Q:フランスの楽器製作者事典?
投稿者:弦喜     投稿日時:2007/11/03 14:41  ---6.34.197

久しぶりに質問させていただきます。

以前より、フランスの主要メーカーについて書かれた楽器製作者事典(各楽器の写真付き)あるいは図鑑/写真集の、英語版(/日本語版)を探しています。

イタリア、ドイツ、ボヘミア、アメリカ、汎用的なもの、などについては、すでにある程度の資料を入手しています。しかしフランスについて深堀りするという点では、弓製作者の文献は多いのですが、楽器製作者のものとなると極めて少ないように思います。J.B.Vuillaume だけはある程度出版されていていくつか入手もしているのですが、他のフランスの主要楽器製作者(弓製作者ではなく、楽器本体の製作者/工房)を網羅したような事典/図鑑を探し出すことがまだできておりません。

もし、ご存知で、おすすめの書籍がありましたら、教えていただけないでしょうか。

(私のメインの楽器がフランスの製作者のものであり、また常々比較的安い値段で結構使えると思える楽器にフランス製が多いと感じているので、前々からフランスの歴史的な製作者とその楽器の雰囲気について、知識としておさえておきたいと思っています。)

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/11/03 16:12  ---6.34.197


上記、「楽器製作者」は「ヴァイオリン族の弦楽器製作者」と読み替えてください。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2007/11/08 12:06  ---195.146.126

こんにちは、

おっしゃるとおり、フランスの製作者の文献はあまり見かけないですね。調べて見ましたがかつて「Les Violin レ ビオロン」という本が日本にあってフランスの製作者と写真などフランス語で書かれた本があったみたいですが、現在は入手困難との事です。
あまりお役に立てず申し訳ございません。それでは