Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:VIOKINの作者
投稿者:はじめの一歩     投稿日時:2007/12/26 00:30  ---38.212.115

Anthony Scottと言う作者を
ご存知ですか?
3/4 violinで London 2007 となっています。
知っている方いましたら情報ください。

投稿者:はじめの一歩     投稿日時:2007/12/26 23:39  ---38.212.115

スペル間違いです
VIOKIN→VIOLIN。

Q:Bogardo & Clementeのカーボンチューナー
投稿者:horn103gb     投稿日時:2007/12/25 19:40  ---74.26.196

Bogardo & Clementeのテールピースにはカーボン製の特許のチューナーがありますが、どなたか使用感等に心あたりはありませんでしょうか? B&Cのヴィオラ用Fittingの購入を考慮しておりますが、通常のWittner、又はHillにしようか迷っています。オーディオのお好きの方ならご存知の様にカーボンは震動を抑える効果(ある意味にごりの取れる整音効果)があり、逆効果かな?と思ったり、では何故カーボンの弓があるのか?と考えすぎかもしれませんが、このストラッドのQ&Aには博識、百戦錬磨の方が多いのでどなたかお答えいただけるのではないかと期待しております。初心者ですので、お手柔らかにお願いします。

Q:裏板の二つの穴(?)の痕について
投稿者:neko     投稿日時:2007/12/23 14:22  ---13.2.9

 こんにちは。
 いつも皆様のお話を楽しみに読ませていただき、参考にさせていただいております。

 先日、楽器屋さんである楽器を見て、疑問に思ったことがあります。
 その楽器は、裏板に2つの小さな穴があったのです。
 そういえば、同じように、裏板のボタンの真下の部分と、その垂直線下のボディの一番下の辺りに、楊枝であけたくらいの穴(?)の痕のような点が二つ残っているバイオリンを時どき見かけるな、と思い出しました。
 安価なものにあったように記憶しています。
 
 これは、製作過程でつくものなのでしょうか?
 将来、この点からヒビが起こったりしないものでしょうか?
 また、このような点のあるバイオリンの価値はいかがなものでしょうか?

 つかぬこととは思いますが、お答えをいただければ幸いです。
 
 

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/12/23 15:14  ---6.34.111

以下、私見です。
穴ではなく、裏板を上下のブロックと固定するための木クギの頭ではないでしょうか。
大きさは別として、イタリアの古い名器にはほとんど見られますし、他の国でも古い手作りのものの場合、一般的に見受けられます。(ニカワ付けの際の位置決め・ずれ防止目的かどうかは、製作に詳しい方に説明をおまかせします。)

例えばストラディヴァリ含むクレモナのアマティ系列は、楽器のど真ん中の上下の端の目立たない箇所に、これまた目立ちにくい小さな木クギを使って留めているいるように見えます。トリノの製作者達は、正中線に対し、例えばボタン側は左に打って、エンド品側は右に打ったりと対角線側で押さえています。
ボタン側に左右両側に打っているものや、エンドピン側に左右両側に打っているものなどもあります。製作の流派によってある程度流儀があるように見え、その箇所や大きさや材質は、鑑定の際の一つの情報にもなるものではないでしょうか。

名器の写真集、Webで見られる名器の写真の裏板側を複数見れば、ご理解いただけると思います。

投稿者:neko     投稿日時:2007/12/24 23:15  ---29.3.169

弦喜様
 
 ご丁寧に、詳しいお答えをありがとうございます。
 あれは、楔のようなものの頭なのですね。
 疑問がとけてすっきりいたしました。

 実際にVnを手にとって裏板を見るときに時どき気になる程度でしたので、今までは写真や画像を見る際には気にかけたことがありませんでした。
 
 弦喜様がご提案くださったように、先ほどクリスマスの家族サービスが終わって銘器の写真集をチェックしたましたら、確かに同じような点が見えるものがたくさんありました。
 楔の打ってある位置や数も少しずつ違いがあり、興味深いですね。
 
 ささいな疑問に丁寧にお答えを下さって、ありがとうざいました。

Q:バイオリンの重さ
投稿者:初心者A     投稿日時:2007/12/20 13:02  ---67.171.66

すいません、しょうもない質問かもしれませんが、最近気になっている点について、質問させてください。

新作イタリー(2005-2006年作)のバイオリンを使用しております。弦、駒、テールピース、エンドピン、ペグを外した状態の重さが372gなのですが、以前使っていた安物と比べると、かなり軽い気がします。これは軽い方でしょうか?軽過ぎるでしょうか?銘記の重さ情報もありましたら、教えて頂きたく思います。

また、指の第2関節で板をノックすると、安物はカンカンと甲高い音がする一方、新作イタリーは、コンコンと少し低い音がします。f字孔から除くと、どちらも同じような板の薄さです。低い音がする=材質が硬いと考えてよろしいのでしょうか?

どうぞよろしくお願い致します。

投稿者:ほげげ     投稿日時:2007/12/20 15:24  ---156.9.9

現代のバイオリンの標準重量475gで仮にフィッティングと駒で−80g程で
計算しますと372gは平均から20g程軽いのだと思いますがこれは標準内だと考えます。

古い名器に関してのその情報は米国でしたら
Library of Congress, Washington, DC 、
National music museum vermillion south dakota 、
または
ALF Studio に問い合わせれば出して貰えるかも知れません。

私の手元にその情報を含んだ字が擦れたコピーの一部のそのまた写真があるのですが
個人情報の書き込みと混じっているので公開できず申し訳無いです。

フィッティングや駒無しで
BL353.5mmデルジェスが430g超えていたり
大型ストラディバリウス363mmで386gだったり色々です。
読み取れる手元データの最大が357mmストラディバリウスで448g、
最小はブレシアン・スクールで356mmで330gでした。
372gに近いデータでは358g、380gがありますが型名が読み取れません。

板の厚みは磁石を使って計測出来る製品があります。
f字孔で見て薄くても魂柱付近で4mm超える楽器もありますので
各部位を計ってみるのも面白いかも知れませんね。

投稿者:もくもく     投稿日時:2007/12/20 20:42  ---159.209.2

私も楽器の重さには興味あります。
オールドの銘器の重さのデータはなぜかあまり見つかりません。
モダンやオールドの銘器のまとまったデータはどこかにないもの
でしょうか。

新作の場合、フィッティング込みで440g-520gから外れるものに
はあまりいいものはないように思います。オールドでは範囲がもっと
軽めにずれると思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/12/21 01:51  ---6.35.100

以下は、以前興味があって、手持ちの裏彫り等なしの普及品のフィッティングの新品を量った時の重量です。
------------------------------------------
<フィッティング重量:>
●ペグ/テールピース(Hill)/エンドピン/顎当て(グァルネリHILL)の重量
エボニー    8g x4本/18g / 2g/ 77g
ローズウッド   6g x4本 /12g / 2g/ 68g
ボックスウッド  4g x4本/ 8g / 2g / 63g
●テールガット:1g
●アジャスタ 
 Hill:3g/Goetz:4g/ウイットナーL字:5g
●駒:2g
●魂柱::1g
●弦ドミナント:4g
●ゴムミュート:2g
------------------------------------------
従って、最も重そうなグァルネリHILLタイプの顎当てを使って、エボニーで135g程度、ボックスウッドで100g程度が、本体以外の少し多めに見た重量だと思っています。

エボニーで、グァルネリHILLタイプの顎当てを含むフィッティングを使った楽器の場合、新しい楽器ではすべて込みで500g前後のものが個人的にはしっかりとした音を持つと感じています。これから逆算すると、お持ちの楽器は極端に軽いということはなく、少し軽めだが十分に標準の範囲内、ということではないでしょうか。

投稿者:初心者A     投稿日時:2007/12/21 08:15  ---67.171.66

皆様、様々なご回答、ありがとうございます。自分のバイオリンが少し軽めだが、標準内ということがわかり、少し安心しました。ちなみに、372gという数字は顎当ても入っておりません。すいません、書き忘れました。反対に、肩当てを除いた全てのフィッティング(ローズウッド)を付けた場合は、475gでした。

ほげげ様、複数のデータ、ありがとうございます。デル・ジェスは板が厚めと以前聞いたので、重めなのはわかりますが、ストラディヴァリも重いのがあるんですね。銘記=軽い=板が薄いという固定観念を持っていましたが、全然違いました。材質に合った厚さで、よく響くように削っているので、バイオリンが重い=重厚な音が出る、軽い=甲高い音が出るというのは、偏見だということがわかりました。

ところで、磁石で厚さを測る製品は、ぜひ今度試してみたいと思います。

投稿者:もくもく     投稿日時:2007/12/21 23:46  ---159.209.2

シックネスゲージは買うと400ドル近くするので、
自作された方もいます。

http://home.n05.itscom.net/grotta/violino2.html

投稿者:もんてぃ     投稿日時:2007/12/22 12:22  ---170.210.251

便乗質問ですみません。
K2のバヨリンおじさん様。堀酉基氏作の2005年製のヴァイオリンをお持ちとのことですが、リバースシリーズのどのモデルでしょうか?
リバースシリーズに興味があるので、音の特徴(傾向)などについて教えていただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者:K2のバヨリンおじさん     投稿日時:2007/12/22 22:28  ---114.116.176

もんてぃ様
私の所持するヴァイオリンは仰る通り、リバースシリーズの「Chaponey」モデルです。2週間程前、仙台ヤマハのフェアで同じ「Dyuranty」とか、他、十数本の試奏の結果、購入しました。購入にあたっては、(私48歳)「もう一生物」の覚悟を決め、相棒夫妻(K2はヴァイオリンとギターのユニットです)と宮城は○森町のヴァイオリン教師(高校時代の恩師)に来て頂き、4者納得の上、決めました。音を言葉で表現するのは本当に難しい事、ご存知ですよね?低音〜高音まで素晴らしい響き、低音は頭がグラグラする位のパワーです。とにかく「あの日」以来、幸せな毎日です(では判りませんよね?)宜しければ、K2のライブにいらして下さい(って無理?)obakatsu@taupe.plala.or.jp

投稿者:もくもく     投稿日時:2007/12/23 01:45  ---132.89.228

デル・ジェスの低音がヴィオラのように響くという話から、
それほど軽くないのではないかと思っていました。
低音がビリビリ鳴るためにはどうしても一定以上の厚みが
必要ではないかと思います。

投稿者:もんてぃ     投稿日時:2007/12/23 15:20  ---170.209.105

K2のバヨリンおじさん様。ご回答ありがとうございます。
1722年製ストラディヴァリウス「デ・シャポネー」モデルをお持ちとのことですね。「デュランティ」モデルも「デ・シャポネー」モデルも東京の弦楽器フェアーで両方とも弾いたことがありますが、たしかにいい音が出てました。どちらもお値段はオープン価格ですが、実売では弐百萬円ですよね。
リバースシリーズは少量しか製作してないと思うので、ご購入された楽器は、きっと自分が試奏したのと同じ楽器ではないかと思います。
リバースシリーズのストラド・レプリカを試奏した友人(上級アマチュア)によると、音や見た目の雰囲気はストラドっぽさが良く出ているが、1,500〜2,000人級の大ホールで弾くには若干音量(パワー)不足ではないか、という評価でした。
どうせストラドのレプリカを買うなら、ペーター・グライナー(クリスチャン・テツラフが使っている新作)とかパトリック・ロビンあたりの方がより一層リアル感があっていいんじゃないか、という友人のアドヴァイスもあり、決めかねているところです。
K2というユニットを組まれて演奏活動されているんですね。ヴァイオリン+ギターというのは機動性があってカッコいいと思います。
どうもありがとうございました。

投稿者:K2のバヨリンおじさん     投稿日時:2007/12/23 22:37  ---114.116.176

もんてぃ様
ご友人(上級アマチュア様)のご指摘、的を射たものと受け止めます。確かに前述フェアでは250万円のクレモナ製が一番パワーがありました。しかし私共K2は普段、ライブハウス等での演奏(1,500〜2,000人もいません。)音に惚れ込んだ次第です。

投稿者:もんてぃ     投稿日時:2007/12/24 22:08  ---170.210.104

K2のバヨリンおじさん様。再度のご回答ありがとうございます。友人(上級アマチュア、男性)はヤマハ某店のフェアで、堀酉基氏作のリバースシリーズを試奏したそうですが、グランドピアノのある別室でブラームスの「スケルツォ(FAEソナタより)」をピアニスト(女性のレッスンプロ)に伴奏してもらって試奏したところ、グランドピアノに音量負けしてしまったそうです。「音色はなかなか良いけど、音量が小さくて箱庭的」というのが最終的な評価でした。
グランドピアノが強奏しても、スケルツォの出だしのヴァイオリンのG線の音が(少し離れた聴き手にも伴奏のピアニストにも)ハッキリ聞こえるぐらいじゃないと大きいホールでは「使えない」というのが友人の持論です。
K2さんはライブハウスで演奏されるということで、音量よりも音色重視で選ばれたということですね。
こうした場で偶然、堀酉基氏作のリバースシリーズをお持ちの方の直接的なコメントをいただけてラッキーでした。どうもありがとうございました。

Q:教えてください
投稿者:ふーち     投稿日時:2007/12/20 23:19  ---114.33.139

 ヴァイオリンの購入を考えています。気に入ったものが会ったのですが、クレモナの若い製作者のため、楽器の情報がみつかりません。その方のホームページは拝見することが出来たのですが・・・。
 
  Roberto Cavagnoli  2006  という楽器です。

 もしどなたかこの楽器について何かご存知でしたら教えていただけますか。よろしくお願い致します。

投稿者:縋る男     投稿日時:2007/12/21 10:30  ---11.40.64

参照。
http://www.associazioneali.it/index.php?option=content&task=view&id=175&Itemid=27

投稿者:ふーち     投稿日時:2007/12/21 22:24  ---114.33.139

 ?る男さん(すみません、字がよく見えなくて)、ご回答いただきましてありがとうございました。アクセスして、参考にさせていただきました。

 いろいろ見た中で、子供共々この楽器を気に入ったので、購入したいと思っているのですが、決断する前にできれば、楽器店の方の提示された金額が妥当なものかどうか(楽器店を信用していないというわけではないのです)何か目安になるデータが欲しかったのですが、若手の製作者の方だとそういった楽器の情報を得るのは難しいようですね。

 

 

投稿者:クロアシ     投稿日時:2007/12/22 16:00  ---4.232.67

弾いたことがないので、画像を見ただけの無責任な判断になりますが、もし宜しかったら参考にして下さい。補足訂正批判等ありましたら、宜しくお願いします。

私が適正と考える店頭小売価格は80-110万の間です。それ以上の場合は、高すぎると思います。

1)パーフリングを拡大した画像が見られると良かったのですが、見付かりませんでした。縋(すが)る男さんご紹介のHPの画像で遠目に観察する限り、パーフリングの精度は高いとは思えません。エフ孔もシャープな印象を受けません。器用さは窺えますが、ノミさばきはまだ発展途上だと思います。ゆえに楽器の全体的な精度も並みだと思います。

2)上記の画像や本人のHPの画像を見る限り、楽器は普通のストラドモデルで、膨らみはあまり大きくないようです。膨らみが大きくない楽器は、強度上の問題から、板を極端に薄く取れないと思います(本来板が薄過ぎるのは良くありません)。標準的な厚さであると考えると、非常に鳴らしやすいとは思えません。ゆえに音量も並みだと思います。1)を合わせて考えると音の伸びも並みだと思います。テクニカルな曲を高い精度で弾くには少し苦しいかな、と想像します。

3)私は材木については詳しくないので、どれほど良い木材が使われているかは、画像からは分かりません。画像で判断できる方がいらっしゃいましたら、御教授願います。


過去のスレッドで

>80〜150万円ぐらいで使える・・・と思える最近出会った楽器は、
>石井(秀太郎)さん、菊田(浩)さん、番場さん、Sandro Asinariです。
http://www.strad.co.jp/log/qalog171.html

という書き込みがありました(カッコおよびカッコ内の補記はクロアシ)。上記の人たちは知られたコンテンポラリー作家ですが、およそ価格の安い順に挙げられている(だろうと)思います。これも画像を見た限りですが、精度は菊田浩氏やSandro Asinari氏の方が格段に上だと思います。以下の画像と比較して見て下さい。

http://violino45.exblog.jp/
http://www.virtuoso.co.jp/selectline/newitalies/sandro_asinari.html


賞歴がありイタリア製ということで、ブランド等の付加価値を考えると、100万前後になると思います。最近はユーロ高なのでもう少し高価になるかもしれませんが、110万は超えないと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/12/24 09:53  ---6.34.254

本題から脱線しますが、クロアシ さんのコメントに対し、1点コメントします。
2000年には1ユーロは100円を一旦下回りました。2007年の現時点では1ユーロは164円です。単純に考えて、楽器自体の価格は、現地において値上がりしていないと一旦仮定したとしても、2000年に比べ1.6倍〜1.7倍となります。新品楽器における売値に占める消費税含む楽器の仕入れ価格(=直材費とでもいうものでしょうか)の割合がどれくらいなのかわかりませんが、それが日本において2000年に比べ1.6〜1.7倍になっていると考えると、その影響は無視できないどころか、かなり大きなものとなります。製作者からの出し値は、製作コスト(作業工数見合い分+材料費)+製作者の得る利益で決まりますので、ユーロベースでのしかるべき金額となり、それはユーロベースではあまり変わりませんし、それほど安い価格ではないのは計算すればわかります。
お店/問屋の利益確保のため、素直に為替差を転嫁すると、(便乗値上げの感も若干ありますが)ピラストロの弦のようなとんでもない価格になります。
”ユーロ高なのでもう少し高価”というのが、実際は”かなり高価”になる(例えば2000年にて100万の楽器の50%が直材だったとすると、50万で仕入れができていたものが80万以上の仕入れ値となることにより、売値もアップする)ということかと思います。
旅行するとその実感が増します(マクドナルトのヴァリューセット、日本で500円、ユーロで5ユーロ(=800円強)、ポンドでも5ポンド(=1300円弱)で、現地の人は日本人と同じ感覚で食べているけれど、円で計算する私たちにとってはとんでもなく高価です)。
また、海外の楽器店/問屋の通販モダン楽器などを見ても実感します。(例えばチェコのそこそこ著名なマスター作品が以前は70万程度で購入できていたのが、今は100万をはるかに超える価格となって、簡単は手がでない状況となっています。)

投稿者:クロアシ     投稿日時:2007/12/24 16:43  ---4.232.67

>弦喜さん
私が記憶している楽器の価格のデータは少し古く、コメントの際、最近のユーロ高をどう反映させたものか、実は少し迷いました。ご指摘ありがとうございます。

今日、都内の楽器店で、Sandro Asinariを試奏させてもらいました。最低限の精度と音量は確保されていると思いました。5年くらい前だったら150万は出ないレヴェルだと思いますが、現在は180万とのことでした。菊田氏の作品は130万だそうです。Simeone MorassiもGio Batta Morassiも、私が少し前に調べた価格よりも1割増になっていました。楽器店によって価格も違うでしょうし、ユーロ高だけが全ての原因ではないとは思いますが、確かに最近、楽器の価格が高騰気味のように感じます。

投稿者:ふーち     投稿日時:2007/12/24 16:50  ---114.33.139

 皆さん、様々な情報有難うございます。
 楽器店(工房)から提示された金額は、クロアシさんがMAXとお考えになる金額以上のものでした。ちょっとショックでしたが、弦喜さんのおっしゃる現時点でのユーロ高という現実も無視できないのかなとも思います。
 以前に同製作者の同年の作品を扱った楽器店に尋ねたところ、最低でも150万はするとのことでした。
 実際、工房で試し弾きさせていただいた際、この楽器を気に入り(予算内でしたし、私の印象では工房主さんがこの楽器を気に入っていらっしゃるようでしたし、お勧めでもありました。)、これより安価なもので気に入るものもなかったのですが、楽器の値段が妥当かどうかという段階になると難しいですね。
 事情があって、先生にはあまりアドヴァイスがいただけない状況なので、後は工房主さんとの信頼関係ということなのでしょうね。4分の3もここで購入し、とても良い楽器で気にいっていましたし、お値段も納得のいくものでした。また4分の3も良い値段で引き取っていただけるとのことでしたので、次の楽器もここで・・・と考えています。
 もう少し、楽器を弾きこんで見て、結論を出したいと思います。
 
 皆様、本当に貴重なご意見、情報ありがとうございました。とても参考になりましたし、助けられました。
 

 

Q:楽器販売バックグラウンド知識について
投稿者:上京予定のアマチュア     投稿日時:2007/12/22 22:05  ---00.200.42

ストラッドさんって元ガソリンスタンド経営の方だと聞きました。

海外オークションで入手されて売っておられるのは聞いてますが
楽器の販売にあたってのバックグラウンド知識ってどのくらいのものなのでしょう?
無理な質問ですいませんが購入にあたり少々不安がありますので教えてくれませんか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2007/12/23 15:02  ---133.213.120

こんにちは、

バックグラウンド知識ですか、、、
バックグラウンドと言えるかどうかは解りませんが、下のページをご参考下さい。
http://www.strad.co.jp/navi/point6a.html

なお、これ以上の詳細はQ&Aではなくメールにて直接お問い合わせ下さい。Q&Aの趣旨には合わないと思います。それではよろしくお願いいたします。

Q:楽器の表板のトンガリが欠けてなくなっている... この場合なすべきコトは?
投稿者:vc clv     投稿日時:2007/12/21 21:55  ---235.58.185

こういう,荒っぽいコトを相談しても良いものか...? と思いますが,そうだんさせてください.

先ほど,楽器をしまおうとした時に,大事な My cello の表板のf字孔上右のトンガリ部分(この部分,何といったらいいのでしょうか?)が欠けてなくなっているのに気づきました.

何かのはずみに,何かにぶつかって欠けてしまったモノと見えます.

家の中を探してみましたが,欠けたカケラが見つからないのがなんとも困ったモノです..
きっと,先日サークルの練習に出かけた時に気づかない事故があったのだと思います.今にして思うと,立てたケースが不安定になって倒れかけましたので...

ところで,表板のトンガリがなくなったチェロでも音は変わらないのだと思いますが,困ってしまいます。

お気に入りの楽器への処置として,この場合何らかの補修はできるものでしょうか?
ご存知の方,ご教示いただけないでしょうか?

投稿者:vc clv     投稿日時:2007/12/21 21:58  ---235.58.185

補足します.

欠けたのはf字孔ではなくて,表板の外周のほうです.

どうぞ,よろしくお願いします。

投稿者:Cello     投稿日時:2007/12/21 22:14  ---177.83.221

乱暴に扱った訳ではないのですが古いチェロでしたので、表板の外周の磨耗と欠落部分を数箇所修理してもらったことがあります。
欠けた部分にあてがう形状を木片から削り出し貼り付けたもので、当然ニスもタッチアップされよほど気をつけてみないと判らない出来でした。

Q:チェコのバイオリン
投稿者:小町     投稿日時:2007/12/20 09:04  ---7.176.195

はじめまして。チェコのバイオリンが大好きで、今回2台目の購入を考えています。試演奏した中のひとつのラベルにある製作者についてどなたかご存知でしたら返信お願いします。


W.F.Cerweny
v Hradic Kralove
wyrobil C.D. 1929

チェルべニーという名前ではチューバ(金管楽器)の
製作者というのしか見つけられませんでした。

投稿者:縋る男     投稿日時:2007/12/20 14:54  ---11.40.64

Vaclav Frantisek Cerveny w1895-1929 Hradec Kraloveは有名な金管楽器メーカーで 弦楽器も販売したようです。
トレードヴァイオリンではないでしょうか?

投稿者:縋る男     投稿日時:2007/12/20 15:51  ---11.40.64

参照。
http://ushigomepan.cool.ne.jp/photo/guitar/violin/01.html

投稿者:小町     投稿日時:2007/12/21 02:52  ---7.189.76

金管楽器メーカーの弦楽器部門でしょうか。
返信ありがとうございます。
 
このヴァイオリンが気になったのは、MagginiコピーでEinlageが
ダブルになっていて、f孔もMagginiなところです。
このような細かい作業が出来る人は、いい作品を作るのではないかと思い、もしかして名の知れた職人で、他にも出回っていないかと思ったのですが、あまり資料がないので残念です。

Q:楽器の輸送について
投稿者:まぐ     投稿日時:2007/12/17 02:30  ---31.87.102

楽器の輸送には宅急便等を使うと思いますが、梱包に対してどのような点に注意すればよろしいでしょうか。
ハードケースに入れて、なお且つ楽器が動かないようにするのは前提として、湿度や温度など気候の影響をなるべく受けないようにする方法はないでしょうか。
過去ネットオークションで何度か楽器を購入しておりますが、はがれが生じた件が2度ありました。
最近もはがれが生じた件があり、運送会社に訴えても、梱包にショックを与えた跡がないから輸送中の事故ではないと取り合って貰えません。
御意見をお聞かせ願います。

投稿者:ひで     投稿日時:2007/12/17 16:25  ---63.43.96

どんな楽器の何処に「はがれ」が生じたのでしょうか?
通常の国内運送ではあまり起こりそうに無い気がするのですが、
航空便を使ったりすると、非常にいい加減な扱いをするので
何が起こるか分からないでしょう。
(特に国際線は、荷物を放り投げる所も多いので)

国内の宅急便でも気になるのでしたら、ハードケースをそのまま
入れられる様なダンボールに、ケースとの間を緩衝材で埋める
のはどうでしょうか?

投稿者:まぐ     投稿日時:2007/12/17 18:23  ---94.197.236

ひでさん>
楽器はヴァイオリンで、はがれが生じたのは裏板の下部、エンドピンの横あたりです。
衝撃ではがれたのではなく、おそらく急激な温度変化や湿度などの気象変化によるものではと思っています。
膠で付けているのではがれ易いとは思います。
割れるよりははがれの方が被害が少なくよいとは思うのですが、こうも何度も経験すると、ケースや緩衝材だけでは難しいと思えてしまいます。

投稿者:ひで     投稿日時:2007/12/17 22:38  ---63.43.96

確かに車の中で高温多湿になると、ニカワは軟らかくなり易いですね。
発送の際には弦は緩めてあったのでしょうか?
軟らかくなったニカワに、強く張った弦は大敵。

ヴァイオリンのニカワって、意図的に溶け易いものを使用しますよね。
補修の為に。
弦を緩めてあってもニカワが軟らかくなって、何時も決まった箇所で
ヴァイオリンが壊れるなら、その箇所に使うニカワの軟化点を上げるか、
夏場はクール宅急便等を使用するか。でしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2007/12/18 00:24  ---6.35.102

国内の弦楽器工房でちゃんと整備・調整された楽器において、国内での輸送でニカワが剥がれた経験はありません。
以下私見です。
日本の輸送は、世界一安全で丁寧なような気がします。剥がれたとすれば、もともと弱かったか、剥がれかけていたのではないでしょうか。

一方海外ネットオークションで少し古めの楽器を入手する場合は、かなりの確率でニカワがはがれます(五分五分くらいの気がします)。梱包方法にはあまり関係ない気がします。もともと剥がれている場合もあるでしょうが、日本の温度・湿度のせいなのか、飛行機での離着陸のショックや温度・湿度のせいなのか、剥がれて普通という感覚があり、剥がれていない場合はラッキー!と思います。
日本に比べ、欧米の方がニカワを薄めに溶き、それが日本の気候には合わないのかもしれません。

梱包の基本は、楽器を点で支えないこと=緩衝剤などを使って広い面積でケースに柔らかく接するようにして、きつくなく固定すること、でしょうか。板張りの固いケースにそのまま入れたりすると、固定しても、固定しなくても、ショックに対しそれぞれダメージを受ける可能性は高く、逆にケースに入れないで緩衝剤で包む方がショックが分散されずっと安全です。

投稿者:まぐ     投稿日時:2007/12/20 13:55  ---.172.58

ひでさん>
到着したときは弦は緩めてありました。
寒い地域からの輸送のせいか運送会社の保管場所のせいか定かでありません。
はがれ易くなっていることは楽器へのダメージを最小限に抑えることが出来るのは理解出来ますが、予防策がないとすれば、はがれが生じることも想定の上での輸送と考えなくてはなりませんね・・・。

投稿者:まぐ     投稿日時:2007/12/20 14:01  ---.172.58

弦喜さん>
私が発送するときは緩衝材をふんだんに使い、なるべくショックに耐えられるよう注意しています。
しかしオークションとなると、ひどい場合、楽器をそのまま硬いケースに入れて送ってくる場合もありました。
運送会社によっては、ケースに入れていないと発送を受け付けない規約もあるそうで、この場合は補償も出来ないそうです。
購入するときはケースに入れての発送か、また梱包は厳重にすることを確認しなくてはいけませんね。
はがれに関しては気候条件によっては防ぎ様がないと考えるしかないのかもしれません。

Q:モリゾーとウッソンの弓
投稿者:アマチュア学生オケ所属     投稿日時:2007/12/20 02:13  ---130.126.9

今、新しい弓を探してて二つに絞ったのですがどちらがいいのかわかりません。

ルイ・モリゾー(pere)の弓は1920年に作られた弓で、音がはっきりと大きく出て響き、キレイ音色が出ますが弓のコントール具合が普通な感じです。

シャルル・クロード・ウッソンの弓は1910年に作られた弓で、音色はキレイですが音の大きさはあまり出ないです。そば鳴りみたいな感じかな・・・。しかし、コントロールのしやすさはピカ一です。

この二つでしたらどちらのほうがいいですかね?
もしくは他にいいものを探したほうがいいのでしょうか?

申し訳ありませんが教えてください。

投稿者:セイジ     投稿日時:2007/12/20 03:00  ---151.3.246

独特の甘い音を出すルイ・モリゾーの弓には柔らかめの木が使われているそうで、吸い付きがよい弓が多い反面、腰が甘くなっているものも結構あるようです。弓のコントロール具合が並というのは、スティックが太めで野暮ったい感じがするのでしょうか?

音量が出ないというウッソンの弓もそば鳴りみたいな音では、透明感がなくてイマイチですね。

投稿者:アマチュア学生オケ所属     投稿日時:2007/12/20 03:25  ---130.126.9

>>セイジ様

モリゾーは弓自体は決して太めとか野暮ったくはないんですが、弓を根元で返すときに若干返しづらいって程度です。
やっぱりウッソンのそば鳴りの音はいくら弓全体でコントロールしやすくても止めたほうがいいですよね。

投稿者:セイジ     投稿日時:2007/12/20 05:21  ---151.3.246

元弓が使いずらいのは、ここ一番の強奏が必要な場面で、出足が鈍くなるかも。お話の流れから察すると、今回は両方とも見送った方が無難のようですね。学生さんが買う弓としては、結構高価な買い物だと思います。気になる要素があるなら、後でその点が大きな不満材料になってゆくかもしれません。同じくらいの価格帯の弓は少なくないので、あわてずに探してみたらいかがですか?

投稿者:アマチュア学生オケ所属     投稿日時:2007/12/20 12:23  ---197.215.30

>>セイジ様

わかりました!ありがとうございました!
焦らず探してみることにします。