弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:
投稿者:Gonzaresu 投稿日時:2008/04/18 12:38 ---7.188.174
私は今スデルチを使っているのですが、スデルチの音色や特徴、価値などについて情報をいただけないでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/04/19 10:57 ---6.34.249
回答できないので書き込まなくてよいのかもしれませんが、お節介で下記コメントします。
質問がさっぱりわからないので、素直な疑問(多分、ほとんどの人が同じ疑問を持っていて回答できないのだと推定します。)を投げさせていただきます。
1)スデルチって何?
シタール、ウード、バラバイカのように楽器の名前?
人の名前? 人の名前なら、どうやって、人を使っているの?
*何の楽器であるかと、実際に書かれているラベル等の実際の表記の記載が
ないと、答えるのは非常に難しい。Webの情報も書物も多くは外国語で
あり、カタカナ表記では検索のしようもないし、フルネームでないと
山のようにヒットする可能性がある。
2)なぜ今使っている楽器の音色や特徴を、他の人に聞くの?
*使っている人が一番わかっているだろうに...
3)購入/借用元は、その楽器の価値についてどのように言っているの?
4)価値とは何を指すのか?
5)質問を書き込んだ動機は? =何のためにどのような回答を期待しているの?
投稿者:QB 投稿日時:2008/04/19 11:14 ---37.164.44
ここの過去ログ検索でもヒットします。"Sderci" で。
また、他の同様のサイトでもヒットすると思います。
過去のオークション系の価格では
日付は未詳ですが、USD19.5kの記録がMaestronetに
Tarisioの2004年10月の記録でUSD18.4kの記録が有ります。
音色/特徴がご自身が感じておられる通りでいいと思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/04/20 10:47 ---6.35.240
ヴァイオリン? ヴィオラ? チェロ? ベース? ガンバ? ヴィオラ・ダモーレ? ギター? ...
それさえ、わからないのですが。
投稿者:QB 投稿日時:2008/04/20 17:27 ---37.164.44
なるほど、弦喜氏、そのとおりですね。
わたしも、すっかりVnだと決めつけてしまっていました。。反省
Q:ピソロッティ
投稿者:ぷりしら 投稿日時:2008/04/18 02:57 ---4.129.208
姪がクレモナのピソロッティ(ピソロティ?)という製作者の楽器を楽器店で進められているのですが、この製作者がどのような方か情報をいただけないでしょうか。
投稿者:ぷりしら 投稿日時:2008/04/18 04:53 ---4.129.208
Bissolottiでした。ネットで検索したらいろいろでてきました。有名な方みたいですね。お騒がせしました。失礼します。
Q:私の楽器
投稿者:ざまーす 投稿日時:2008/04/17 02:53 ---4.131.83
BerlinのJorg Andreas Luz という製作者のヴィオラを持っているのですが、この製作者の評価等ご存知の方はいないでしょうか?ちなみに、JORGの「O」はウムラウトです。
よろしくお願いします。
Q:ニコラ・アマティのヴィオラ
投稿者:みきてぃ 投稿日時:2008/04/14 07:49 ---4.227.32
みなさんこんにちは。
ニコラ・アマティ製作のヴィオラは形が美しいという話を聞いたのですが、画像を見れるサイトをご存知ないでしょうか?
あと、他にも有名な製作者でヴィオラのフォルムに定評のある方はいるでしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/04/14 10:33 ---238.16.8
Cozio.comで検索すれば、小さな写真なら出てきます。
ただニコロのヴィオラは下記しか写真がないようです。
http://www.cozio.com/Instrument.aspx?id=5511
ヴィオリストのアタール・アラッドがニコロの所持者です。
http://www.riax.com/host/atararad/index.html
形状はこのページで。
http://www.riax.com/host/atararad/arad_amati/arad_amati_all_1.jpg
アントニオ&ヒエロニムス・アマティだったら、プリムローズの持っていた楽器をジャケットにしたCDがあります。
http://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=8.557391
ヴィオラのフォルムをよくコピーされるのはダ・サロとストラッドじゃないでしょうか。両者のモデルの楽器は巷に溢れています。
アンドレア・グァルネリや、
http://www.usd.edu/smm/Violas/Guarneri3354/3354GuarneriViola.html
テストーレ兄弟(一部しか写っていない写真ですが)も個性的じゃないでしょうか。
http://www.telegraph.co.uk/arts/main.jhtml?xml=/arts/2003/11/24/bmyuri24.xml&sSheet=/arts/2003/11/24/ixartright.html
http://www.tatjana-masurenko.de/
投稿者:みきてぃ 投稿日時:2008/04/15 06:18 ---4.176.12
ぶらっちぇさん、詳細な情報ありがとうございます!
今度新しいヴィオラをニコラ・アマティコピーで注文しようかと考えています。非常に参考になりました。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/04/15 08:32 ---238.16.8
ヴィオラに関する詳細なサイトをお持ちのよがさんが
ご自身のアマティ・モデルの楽器の写真をアップされています。
ただ、どのアマティか明記されていないようですが。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoga/viola/myviola.html
投稿者:sue 投稿日時:2008/04/16 23:51 ---131.225.39
Adriano SpadoniさんのHPにアマティモデルのViolaがあります。少し前には販売中のものがあったと思います。
興味がありましたら。
http://www.adrianospadoni.com/biografia_ing.htm
Q:中古バイオリンの相場について
投稿者:aloha21 投稿日時:2008/04/16 08:43 ---4.169.10
いつも、本コーナーを参考にさせて頂き感謝いたしております。
さて、今回2回目の質問とさせていただきます。
早速ですが、Tschu-Ho Leeの中古Violinの相場(程度は可もなく不可もない程度)はどの位の幅で流通(末端価格)しているのでしょうか?
現在、購入検討中です。
参考になるアドバイス等をお願いいたします。
投稿者:QB 投稿日時:2008/04/16 12:52 ---145.236.149
Maestronetでも記録は見つからないですね。。
日本でもカントゥーシャ氏の流れを組む方や、たしかLee氏と働いたことのある方がいらっしゃったはず、インターネットで見つかりますよ。
そういった方に聞いてみるのが一番高い評価金額になりえると思うのですが。。
あくまで、一意見として。
投稿者:aloha21 投稿日時:2008/04/16 13:00 ---4.169.10
QB様
アドバイスありがとうございます。
調べてみます。m(_ _)m
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2008/04/16 15:09 ---0.97.218
新品で18000ドルだったと思います。
投稿者:aloha21 投稿日時:2008/04/16 15:18 ---4.169.10
スチールラウァー様
情報ありがとうございます。
大変参考になります。m(_ _)m
Q:製作者の評価
投稿者:みきてぃ 投稿日時:2008/04/16 05:27 ---4.177.45
オールドの製作者についていろいろと記載されている本はヤロベック等あると思うのですが、コンテンポラリーの製作者の評価等について記載している本も存在するのでしょうか?
15年くらい前の話ですが、1956年製のイギリス製の楽器を購入した際に、お店(現在は閉店)の人が英語で書かれた分厚い本を持ってきて、この製作者はこういう人なんだよと説明してくれました。内容としては、この製作者はどこどこで楽器製作を学んで、良いチェロを作る、というような短いものでしたが。。。
投稿者:かめ 投稿日時:2008/04/16 12:27 ---53.247.123
UNIVERSAL DICTIONARY OF VIOLIN & BOW MAKERS
ではないでしょうか。
Q:購入検討中のビオラ
投稿者:もんが 投稿日時:2008/04/16 02:25 ---107.141.71
こんにちは
私は学生オケでビオラを弾いているのですが、
今度ビオラを買い換えようと思っています。
昔バイオリンで師事していた先生に勧められた中で気になったのは
M.Giubira 1984
です
調べてみたんですがヒットせず・・・
どなたか知りませんか?
105万なのですが妥当な値段なのでしょうか
Q:ゆるゆる?!
投稿者:レモネード 投稿日時:2008/04/08 13:39 ---57.114.6
引越しに伴って、ヴァイオリンの先生が代わりました。新しい先生の最初のレッスンはなかなか良かったのですが、いきなり、ボウイングを直されました。私は今までは弓の毛を8ミリぐらい張って弾いていたのですが、新しい先生は5〜6ミリで弾くようにとおっしゃいます。私にとっては、これでは毛が「ゆるゆる」な感じで、ちょっと圧をかけただけで、毛とサオがピッタリとくっついてしまいます。ロングトーンを弾いているとき、中弓あたりでは、毛とサオがずっとくっついた状態で弾いている感じで、すごく違和感があります。
先生に、私のヴァイオリンと弓で弾いてもらいましたが、私の弓でも毛の張り具合は5ミリくらいで弾いてました。
こんなゆるゆるな状態で弾いたことが無かったので、結構面食らってます。
今ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」の第1楽章を弾いているのですが、冒頭の和音だらけのところを、毛の張り具合を5ミリにして弾くのは、すごく難しく感じます。
先生は、この弾き方だと、近くでは音が小さくなったように感じるが遠くまで音が良く透るので良い、とおっしゃいます。なるべく押し付けないようにして弾いているせいか、音が柔らかく伸びやかに響いているように感じます。
毛を緩く張って弾かれている方がいらしたら、毛を緩く張った状態で上手く弾くコツを教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
投稿者:なおなお 投稿日時:2008/04/08 15:04 ---96.231.210
上手く弾くコツは、聞いたことがあると思いますが、いわゆる「脱力」です。
慣れるしかないと思います。
根本的にボウイングを見直す必要がある場合もありますので、多分そんなに簡単には慣れないとは思いますが、良い音が出ているという実感があるとのことで、是非頑張ってください。
感覚的な面もあり上手く説明できませんが、基本的には、
・人差し指や手首で圧をかけるのではなく、腕全体の重さを乗せます。
つまりは肘を上げ、肘から先の重さを全部弓に乗せる感じ?
もちろん、人差し指で圧もかけてはならないということではありません。
・大きな音を出す時は、圧だけで出すのではなく、弓のスピードを上げます。
・また、駒と弓の距離による音量の違いを弾き分けます。
・重音は弓元(弓先)を有効に使います。
慣れれば、今の違和感は解消されていくと思いますよ。
投稿者:レモネード 投稿日時:2008/04/09 00:02 ---57.114.85
なおなお様、お返事ありがとうございます。「脱力」・・・永遠の課題ですね。
今日も5ミリくらいの張りで練習してました。演奏中は毛とサオがくっついていますが、サオが弦に当たって変な音がしたりはしてません。
新しい弾き方で、家族に私の出している音を聴いてもらったところ、私が思っているほど音量は小さくなっていないことがわかりました。私の耳元では30〜50%ぐらい音量が小さくなった感じがするのですが、聴いている家族には、ちょっとだけ小さくなったか、それほど変わらない、という印象のようです。
新しい先生には弓の持ち方とかヒジの高さとかは直されてなくて、ただ、毛を緩く張って弾きなさい、というシンプルな指示を受けています。そのうち、いろいろと直されるのかも知れませんが・・・。
・重音は弓元(弓先)を有効に使います。
とのことですが、今日久々にバッハの「シャコンヌ」を少々弾いてみたのですが、弓の中央では和音が弾きにくいので、弓元とか弓先のエリアで、一気に和音を鳴らして、あとは、なるべく圧をかけないように弾いて、響きを持続させる、というような弾き方をする必要がありますね。
ただ、単音に比べると、重音の場合は、新しい弾き方に慣れるまでにかなり時間がかかりそうです。
投稿者:なおなお 投稿日時:2008/04/09 10:52 ---96.231.210
練習お疲れ様です。
シンプルな指示、いいですね!
> 演奏中は毛とサオがくっついていますが、
まだ力が入っているんだと思いますよ。
変な音が出る出ないではなく、毛とサオが当たっていることは良くないと思います。それ以上の自由がない!という状態ですので。
(瞬間的に当たるとか、ここぞというffの時に当たるというのは、また別です)
そのうち、普通に弾く際に力を加える必要は全く無く、弓の自重だけで乗っていれば良い。ということが理解できる様になると思います。
脱力=余計な力を加えない です。
二重音も、単音より圧をかける必要はないですよ。(三重音は別)
弾きにくいというのは、角度が合っていないため、力で強引に弦をたわませて鳴らそうとしてしまうことに原因があるのでは?と思われます。
弓と弦の角度が正確に合っていれば、単音と同様、弓が乗っていれば良く、全く力はいりません。
弓の角度が正確になれば、弓中で重音を開始することも普通にできる様になると思います。
上記はあくまで私の考えや心がけですので、頭の隅っこにでもちょっと覚えてもらっておいて、先生の指示に従ってくださいね。
その際、理解の助けになるかもしれません。
せっかく先生が居るのですから、先生に聞き、先生に弾いてもらい、先生の弾き方をよく研究されるのが一番だと思います。
投稿者:レモネード 投稿日時:2008/04/09 19:08 ---57.114.79
なおなお様、再度のアドバイスありがとうございます。
新しい先生は(メインは)演奏家で、私もまだ習い始めたばかりなので、今のところ、ちょっと質問しにくい雰囲気なのです。言葉数は少なめで、弾いて、見せて、覚えさせるという感じです。ただ、先生のデモンストレーションが凄すぎて、ついつい見とれてしまう、という感じになってしまいます。(苦笑)
先生が私の楽器と弓をチェックするために弾かれたのですが、ビックリするくらい美しくて響き渡る音が出て、「うわぁ、すっ凄い!」という感じで、いきなり圧倒されました。メンコンの一部を数分間弾いてくださったのですが、私の弓でも毛を5ミリくらいしか張らない状態で、カデンツァの重音を深々と鳴らしていて「こんなに毛を緩く張っても大丈夫なんだ。」と目が覚める思いでした。
このたび、なおなおさんのアドバイスを聞いて、具体的にどうすれば良いのかが、だいぶわかりました。本当に助かりました。
・弾きにくいというのは、角度が合っていないため、力で強引に弦をたわませて鳴らそうとしてしまうことに原因がある
というのは、全くそのとおりだと思います。
まずは、力を入れずに重音が弾けるように、右手の練習をしっかりやろうと思います。
毛を緩く張る奏法というのは、初体験ですが、マスターしたらもっといい音が出せそうなので、がんばってみます。
投稿者:音魂 投稿日時:2008/04/11 22:40 ---25.185.246
レモネードさんとなおなおさんのやり取りを拝見してなるほどと思いました。僕も緩く張って弾くのを試してみましたが非常に難しいです。
弓の張り具合が5ミリでも弾けるということはレモネードさんはとても良い弓をお持ちなのではないかと思います。
僕が持っている独逸製の某工房製の弓(P社約30万円)では5ミリの張りではまともな音が出せないです。E線とかA線は、まあまあ弾けますが、D線とかG線はしっかりと鳴らせません。しっかり鳴らそうとするとスティックが弦にぶつかって雑音が鳴ってしまいます。あとスピッカートを弾こうとしても5ミリの張りでは弓が跳ねてくれないので僕の弓では無理っぽいです。6ミリの張りならなんとか弾けますが・・・。(6ミリというのは毛の厚みは含めない、毛とスティックの距離、のことです)
6ミリの張りでもバッハの無伴奏シャコンヌとかフーガを弾くのは僕の弓ではかなり無理っぽいです。
やっぱ高くて良い弓を買わないとそういう奏法はできないんですかね〜?
投稿者:なおなお 投稿日時:2008/04/12 02:46 ---57.232.22
5ミリという数字にこだわる必要はありません。
弓によって、また毛替えの際の長さによって、さらにはその日の湿度による毛の長さの変化、また使われている楽器本体の発音の具合等によって異なると思いますので。
私の基本のイメージは、毛がバラけない程度まで張り、そこから2ミリくらい張った状態でしょうか?
レモネードさんの弓と楽器では、おそらくそれが5ミリだったというだけのことです。
音魂さんの弓と楽器で6ミリであれば、それで全く問題無いと思います。それぞれに合った張り具合とすれば良いと思います。
ただ、脱力の練習をしたいということでしたら、多少緩いかな?と思えるくらいの張り具合で練習された方が効率は良いと思います。それに慣れてきたら更に緩めてみる。
ちなみに、演奏会の時は練習時より強めに張っています。緩めで慣れておけば、ちょっと強めに張るだけで大きな音が得られますので。(ソリストの弓は大体パンパンに張っていると思いますが、この様な理由でしょう。)
D/G線は、最初に書いた「肘から先の重さを全部弓に乗せる」感覚で弾く必要があると思います。
その前に、音魂さんも、まずは自分の楽器と弓を、その様な弾き方をしている人に弾いてもらった方が良いのでは?と思います。
それに納得されてから練習された方が良いと思います。
というのは、確かにある程度発音の良い楽器(特にD/G線)と、ある程度強い弓でなければこの感覚は掴みにくいと思いますので。(値段が高ければ良いという意味ではありません。)
投稿者:音魂 投稿日時:2008/04/12 20:05 ---25.185.246
なおなおさんお返事いただきましてありがとうございます。
私の基本のイメージは、毛がバラけない程度まで張り、そこから2ミリくらい張った状態でしょうか?とのことですが、これだと僕の場合、全く弾けないです。このとき4ミリくらいの張りになりますが弦に対して毛ではなくスティックをこすりつけているような感じになってしまいます。身近に緩く毛を張って弾いている人がいないので試してもらう機会がありませんが、僕の楽器と弓で4〜5ミリの張りで弾ける人がいるのならぜひ目の前で見てみたいものです。
毛を緩めにすると音が柔らかくなって優しい音が出ますね。こういう音色は結構好きです。でもスピッカートは弾まないし3重音ではスティックが弦に当たるしということで苦慮します。僕にはこういう弾き方が向いていないのか楽器や弓が良くないのかとにかく上手く行きません。
今度高い楽器や弓でそういう弾き方を試してみようと思います。そうすれば楽器や弓のせいなのか自分の腕のせいなのかがはっきりしますので(爆)。
投稿者:レモネード 投稿日時:2008/04/14 18:33 ---57.114.92
毛を緩く(弱く)張る奏法に少し慣れてきました。最初は「これじゃ弾けない。」という感じでしたが、体が慣れるに従って、緩く(弱く)張ることのメリットがわかってきました。
毛を緩く張って弾くと、弓圧が少なめになるので弦をより自然に振動させてやれます。その結果、残響とか音の伸びが増すように思います。あと、ヴィブラートのかかり具合もより自然でなめらかになったように感じます。なんか音に丸みが出てきた感じがします。
なおなおさんに教えていただいたコツを意識しながら重音を練習したところ、2重音に関しては、だいぶいい感じで弾けるようになってきました。3重・4重の和音は、まだ今までのクセで時々強引にかき鳴らそうとしてしまうことがありますが、だいぶコツがわかってきました。
緩く張った状態に慣れるために、今は単音系は4ミリくらい、重音系は5ミリくらいの張りで練習しています。今のところ、これ以上弱く張ると、弓の中ほどではサオが弦に当たってしまいます。
毛を弱めに張って弾くようになってから、弓のサオにつく松脂の量がちょっと増えたような感じがします。もちろん、練習後は毎回サオを優しくから拭きしてます。
音魂さんも慣れれば弾き易くなると思いますので、しばらく頑張ってみてはいかがでしょうか?きっと音が良くなるのを実感できると思います。
Q:ヴァイオリンに関する質問
投稿者:音魂 投稿日時:2008/04/13 13:26 ---25.185.246
ヴァイオリンに関する質問を2つさせて下さい。
(1)ナットや駒の弦が通る溝がどのくらいの深さになったらナットや駒の交換が必要でしょうか?例えば弦の直径の半分が溝に埋まるようになったら深過ぎでしょうか?
(2)ペグ(糸巻き)の先端がペグボックス(糸倉)よりも何ミリくらい飛び出してきたらペグの交換や調整が必要でしょうか?2ミリくらい飛び出してきたら飛び出し過ぎでしょうか?
どなたかご存知でしたら教えて下さい。よろしくお願いします。
投稿者:QB 投稿日時:2008/04/13 15:31 ---37.164.44
現物を見ないでのコメントと予めご承知ください。
・弦の直径の半分が溝に埋まっていたら、ちょっと深すぎです(駒はまだしも、ナットは)、調整家にみてもらいましょう。
・ペグの先端がどれくらい出ているか、、は、新作時から1mm以上出ている著名製作家もいますので、現物見ないと分かりません。本質は実はそこの飛び出し具合では無いからです。また、この場合はペグの交換というよりペグ穴のブッシングの可能性が高いです。調整家にご相談ください。
投稿者:音魂 投稿日時:2008/04/13 18:11 ---25.185.246
QB様。ご回答ありがとうございます。現在僻地におり今度職人さんに見てもらうまでにだいぶ期間があきそうな感じだったのでこの掲示板で質問させていただきました。
僕の楽器は(1)は弦の3分の1が埋まっている状態で(2)はちょうど1ミリ飛び出している状態です。この3〜4年ぐらい(1)も(2)も同じ状態で落ち着いています。
溝に半分くらい埋まっているのは深過ぎだとは知りませんでした。弦が溝に1/3埋まっている自分の楽器は溝が浅過ぎなのかなと思ってました。
ペグの交換に関してはペグの先端が何ミリくらい飛び出してきたらそろそろ交換した方が良いというような目安があるのかなと思ってましたがそういうものではないのですね。
勉強になりました。どうもありがとうございました。
投稿者:QB 投稿日時:2008/04/14 09:51 ---145.236.148
(1)について、駒であれば半分埋まるくらいまでが許容範囲ぐらいで考えておいて頂いていいかと思います。(あまり厳密でないですが)
ナットであれば、ちょっと許容範囲超えています。次回調整されるときに見てもらってください。
まあ、文章拝見させていただいたところでは、現在の状態であまり神経質にならずに、次回まとめていろいろ見ていただくのがいいと思います。
Q:300年後に良く鳴る楽器を目指して作られた楽器
投稿者:後期高齢者 投稿日時:2008/04/20 19:34 ---225.215.250
日本の有名なヴァイオリン製作者とお話する機会がありました。その方は「自分は300年後に良く鳴る楽器を目指して製作している。買っても数年は鳴らないかも知れませんよ。今は鳴るけどすぐポンコツになる楽器で良ければそこら辺に陳列されているもの中から選べば良い。」と言われ、何だか感心する一方、「300年後に鳴るのを目指して作られた楽器なんか私が今、買えるか!」と思い、製作依頼をしませんでした。他の製作者も同様な考え方でヴァイオリンを製作しているのでしょうか?
投稿者:柾目 投稿日時:2008/04/20 20:20 ---215.160.184
アマティ、スタイナー、ストラディ・バリウス、グァルネリらが300年後を見据えてバイオリンを製作したとは到底思えません。今、これほど作品がもてはやされていると彼らの誰が想像したでしょうか。当時から彼らの作ったバイオリンが引っ張りだこだったことを考えれば、仰る製作者の話に矛盾があるとしか言いようがありません。バイオリン製作コンテストに「音は考えないとする」という前提もまずないでしょう。良いバイオリンは作った時から素晴らしい音色で、年月を経て更にそれが増すと思います。
投稿者:K2のバヨリンおじさん 投稿日時:2008/04/20 20:36 ---114.100.10
製作依頼をしなかった件、正解と思います。
もしかして、その有名なお方とは「M」さん?
若しくは「Z」さんではないでしょうか?
数年前、地元の製作者から同じ話を聞きました。
私の地元では、そのお方、評判悪いですよ。
(依頼していない修理をしたり、とか)
「M」さん「Z」さんが該当外でしたら、
「M」さん、「Z」さん、御免なさい。
投稿者:猫丸 投稿日時:2008/04/21 10:33 ---144.150.187
300年後と言わず、数年でポンコツになって、今すぐ鳴る楽器をお作りの製作者がいらっしゃいましたら、是非ご紹介下さい。
投稿者:QB 投稿日時:2008/04/21 12:21 ---145.236.149
猫丸さん
RDBなんかは、私からするとそれです。
投稿者:てつ 投稿日時:2008/04/21 12:40 ---218.159.173
確かによく鳴る新作、ということで、プロオケの方々が食いついた楽器が亜米利加方面にあって、気が付いたら廃れましたね。
件の製作者のコンセプトはその間逆、ということでしょうか?
300年後というのは極論でしょうが、モダンイタリーなどでかなり板を厚めに設定している楽器は多いと思います。これらの楽器も出来た当初は相当鳴らしにくかったんだろうな〜、などと考えてます。
やはり、バイオリンは音楽をやるための道具なので音の変化をコントロールできる状態で使えないと、難しいですね。
経年変化と道具として「今」使える、ということのバランスを考えた道具を作っている人はけっこうな数いそうですよ。なじみの
楽器屋で色々見せてもらってます。
ゆっくりお探しになれば良いと思いますよ。
投稿者:QB 投稿日時:2008/04/21 15:01 ---145.236.148
ちなみに、私の1番器(Vn)は、厚めで最厚部で3.8~4mm近くありますが、製作後2年目ぐらい経過してからは、とても反応が早く、軽やかです。
何も考えずに、ただ厚くつくれば、確かに鳴り難いとは思います。