Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:チェロ弓に関して
投稿者:シッサ     投稿日時:2008/05/24 23:03  ---3.202.236

こんばんは。
初めて投稿させていただきます。シッサと申します。

現在、チェロ弓の購入を検討していまして、いろいろと探している最中なのですが、
やはりギヨームの弓が新作の中では最良ではないかと思っています。

予算としては100万円前後を考えており、
比較的、性格のハッキリした、強い弓を探しています。
もちろん強いだけではダメなのですが。
自分は、銀・黒檀の弓(63万)を試奏してみたのですが、
いまいち、どうもしっくりこないのです。
調べてみると、ギヨームの弓には

金・黒檀
べっ甲・黒檀

などの種類もあるそうなのですが、
銀・黒檀の弓と、どこがどう違うのでしょうか?


よろしくお願いします。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/25 06:09  ---53.247.123

ギヨームの弓には黒檀・マンモス・鼈甲などのフロッグの違いに
金・銀のラッピングの違い、そして、それぞれに彫刻モデル・
コピーモデルなどがあり、かなりランクが細分化されていますね。

>銀・黒檀の弓と、どこがどう違うのでしょうか?

どこがどう、というほどの明確な違いはないかもしれませんが、
一番の違いは竿の材質の違いです。

確かに良い材料を使ったものの方がより豪華な仕様になっている
ようです。

ただし、あくまでも一点物ですし、数を弾いていくと「これは銀
よりは金の弓に近い」なんていうものは複数存在します。

また、奏者の好みで必ずしも価格の上の弓のほうが合っている
わけでもないようです。

ひとつだけ確実に言えそうな違いは、鼈甲以上のランクの弓は
ギヨーム本人が製作しているのではないだろうかということ
くらいですね。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/28 00:26  ---168.209.168

>ギヨームの弓が新作の中では最良ではないかと思っています。

ギヨームの弓が最良と思われた理由が聞きたいところです。
ギヨームを否定するわけではありませんが、新作の有名作者は
他にもたくさんいます。日本人にも弓作りの名人はいますし、
フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、アメリカ、中国など
各国に多数の職人がおり、それぞれに様々なコンクールなどで
実績をあげています。

ギヨームが特に際立っていることは、供給数くらいでしょうか。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/05/28 22:11  ---4.232.11

ギヨームは、操作性が大変いいですね。
最初弾いた時、誰かに後ろから肘に手を添えられているような、不思議な感覚があったほどです。弾き易過ぎて、むしろ気持が悪かったです。他の新作弓で、こういう感覚は味わった事がありません。
操作性に限って言えば、銀黒檀も金黒檀も、大して当たり外れが無いように思います。ただし、音は普通の新作弓のそれでで、私が弾いた範囲では、良いと思った事はありません。


>鼈甲以上のランクの弓はギヨーム本人が製作している

そうなんですか、これは初耳でした。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/29 09:24  ---53.247.123

>誰かに後ろから肘に手を添えられているような、不思議な感覚が
>あったほどです。他の新作弓で、こういう感覚は味わった事が
>ありません。

私は逆に、15年ほど前に製作されたトマショーの金鼈甲の弓で
このような感覚を覚えました。弓が吸い付くというのはこんな
感覚なんだ・・・というのを覚えた弓の一つでした。

ギヨームの金鼈甲、7本弾きましたが、そのような感覚にめぐり
合ったものはそのうちの3本でした。ただし、トマショーの弓には
ないパワーを感じるものが多かったです。

ギヨームの最上の弓の中には、材料がとても良い物があり、その
ような弓にめぐり合った場合は、最初は新作特有の固さを感じる
ものの、2年3年と弾き込むうちに、良い意味で弓がなじんできて
健康なオールド名弓と同じような役割を果たすことができるものが
あります。そのようなものを見極め、思い切って購入すると良いと
思います。

実際、知り合いのプロでもオールドの弓ではなく新作の弓を
リサイタルで使っています。決して持っていないわけではなく、
純粋に新作のものの方が状態が良いからだそうです。

そのような良い弓にめぐり合われることをお祈り申し上げます

Q:Pfretschner violin
投稿者:サヴォレ     投稿日時:2008/05/26 11:03  ---3.15.21

娘が4分の3サイズのPfretschnerを使用しています。
どなたかこの製作者のことをご存知ないでしょうか?
unlabeledなのですがおそらく1950頃の製作で名前の子音
の多さから見てポーランドあたりの作品ではないかと思っています。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/05/27 07:50  ---124.78.58

Pfretzschner ではないですか。
検索エンジンでも、たくさんヒットします。

投稿者:サヴォレ     投稿日時:2008/05/29 03:06  ---3.15.21

弦喜さま、コメントをありがとうございました。
実は私も同じように考えたのですがPfretschnerで間違いないようです。言語の違いであってこれらは同語だと思われますね。もう一度調べてみます。
私が知るこのヴァイオリンの一番古いオーナーはナチに捕らわれる前にアメリカに亡命したユダヤ人の少年です。このヴァイオリンを抱えて海を渡ったと聞いています。大量生産のひとつかもしれませんが大切な楽器だったのでしょう。
この人のお孫さんから私はこの楽器を購入したのですがフルサイズに変えるときが来て同じ製作者のものを探しています。

Q:防音室
投稿者:げんしけん     投稿日時:2008/05/27 02:42  ---4.208.6

今度、実家を出て、ワンルームマンションで一人暮らしをする予定です。実家では問題なくがんがん音を出して練習をしていた(地下に音楽室があったので深夜とかも関係なく)のですが、ワンルームマンションではそうもいかないと思い、Y社の防音室をレンタルしようかと考えています。

そこで、すでに同じようなことをしている先輩がいらっしゃいましたら、防音室の効果について教えていただけないでしょうか。具体的には、通常楽器を演奏することが許容されていない時間帯(早朝、深夜)でも心置きなく弾けるのかという点が気になります。

なお、楽器はヴィオラで同居人はいません。

よろしくお願いします。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/05/27 12:14  ---180.233.141


部屋のそもそもの防音レベルにもよると思いますが、大丈夫だと思います。

女性ジャズVn奏者さんは奏していて問題ないですし。。

 

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/05/27 23:49  ---124.79.5

感覚的に、
(弾き手が出せる音量 x 部屋自身の防音 x 防音室の防音 - 周囲の騒音レベル) x ご近所の楽器音に対する感度 x ご近所の楽器音に対する嫌悪度
で決まりそうですので、
ケース・バイ・ケースだと思います。

投稿者:いし     投稿日時:2008/05/28 00:24  ---106.63.48

「マンション」といっても、鉄骨造か鉄筋コンクリート(RC)造かで防音性能はかなり違います。RC造なら遮音性能は高いです。ただし、ワンルームマンションの場合、居室内の音が玄関や換気扇から廊下に漏れて、同じフロアの部屋に回り込む可能性があります。
 防音室は使ったことがありませんが、RC造の壁からある程度離して設置すれば、隣室ではほとんど聞こえないと思います。ただ、確実な防音のためには数十センチは離す必要があるので、部屋の使い勝手はかなり悪くなるでしょう。
 自身の経験からすれば、最初から「楽器可」という条件のマンションを探すことをおすすめします。そういった物件は他の入居者も楽器に対して理解があることが大半ですから、近所とのトラブルも起きにくいでしょう。
 楽器可の物件は家賃は割高ですが、防音室の導入も費用がかかることを考えると、特に高価でも無いと思います。ワンルームなら音大近辺にそういった物件が多くあるのではないでしょうか。音大に近い不動産屋さんでは「防音マンションあります」という張り紙をよく見かけます。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/28 00:35  ---168.209.168

>ご近所の楽器音に対する感度 x ご近所の楽器音に対する嫌悪度

これは結構重要かも知れません。
知人に、一軒家に防音室を作った方がいますが、近所にひどく楽器
嫌いな人が住んでいるらしく、家の前を通っただけで楽器の音が
聞こえる(ような気がする)と言って、毎日苦情を言われたそうです。

実際には、同じ住居内ならいざ知らず、家の外、ましてや庭を挟んだ
路上にはどのような方法で図っても一切音は漏れていなかったようで
す。

そんなケースもあるので、隣人との関係を良く保つ事が重要だと
思います

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/05/28 13:03  ---180.233.141


>ご近所の楽器音に対する感度 x ご近所の楽器音に対する嫌悪度、周囲の騒音レベル


 これは結構大事だと、わたしも思います。

  
 アレルギーに周りがならないことを願います。


  

投稿者:QB     投稿日時:2008/05/28 13:50  ---145.236.149

そう、人の聴覚は一旦気になった対象については、それがどんな音量であろうとも、ピックアップして認識してしまいます。

だから、もちろん外部に漏れる絶対音量を押さえるのも非常に有効ですが、同時に周囲との良好な関係が驚くほど効果的です。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2008/05/28 14:36  ---158.5.84

ご近所の楽器音に対する感度 x ご近所の楽器音に対する嫌悪度

に加えて重要なのは、あなた自身に対するご近所の好感度でしょう。

Q:Giovanni Pistucci
投稿者:のびた     投稿日時:2008/05/25 23:30  ---147.213.210

Giovanni Pistucci という製作者についてご存知の方がいらっしゃいましたら、どんな情報でもよいので お教えいただけますか? この方のバイオリンを売買するとしたら どのくらいが相場なのかも知りたいです。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/26 06:00  ---53.247.123

>どんな情報でもよいので お教えいただけますか?

ネット上で検索をかけただけでも、いろいろ得ることは
できますね。
その中から、明らかに本物だろうと思われる品を取り扱っている
店と、そうでない店もはっきりすると思います。

投稿者:のびた     投稿日時:2008/05/26 11:23  ---147.213.210

かめさん お返事ありがとうございました。

Giovanni Pistucciがヴィンチェンゾ ポスティリオーネの弟子だった事。

70年間の製作期間でわずか200台のバイオリンしか製作しなかったことなどわかりました。

ただ相場については幅がありすぎてわかりませんでした。本物はその上限と考えればよいのでしょうか?

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/28 00:21  ---168.209.168

>本物はその上限と考えればよいのでしょうか?

買うとしたら上限付近の金額、売るとしたら(もし本物だとしたら)
上限付近の金額の半額〜2/3付近と思えば良いのではないでしょうか

Q:お勧めの弦クリーナー
投稿者:ブラックボックス     投稿日時:2008/05/26 22:51  ---206.85.239

タイトル通り「お勧めの弦クリーナー」がありましたら教えてください。
また、その弦クリーナーは、弦のみで、楽器本体のクリーニングは、ポリッッシュ?というような別物を用意しないといけないのでしょうか?
それと、弦クリーナーで弓の毛をクリーニング(松脂を落とすという意味で)することは可能でしょうか。

Q:フレンチバイオリン
投稿者:Kan     投稿日時:2008/05/24 12:06  ---78.75.2

叔母に買ってもらったバイオリンにD. Soriot, Mirecourt のラベルが貼ってあります。 フランスに行った際に買ってきてくれました。どれぐらいの価値のあるものでしょうか? 量産品でしょうか?ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。叔母えのお礼の参考にさせていただきたいと考えております。

投稿者:SP2     投稿日時:2008/05/24 16:04  ---196.138.145

そのラベルが正しければですが、1890年から1930年頃ミルクールのLaberteの工房で量産された工房作品ではないでしょうか。

Q:Yukiyo Endo tokyo
投稿者:EM     投稿日時:2008/05/18 18:40  ---100.158.162

娘の1/2サイズのヴァイオリンにYukiyo Endo tokyoと書かれています。どのような製作者の方かご存知ですか?また、上のサイズに取り替えるとき下取りに出したいのですが、あまり期待出来ないでしょうか?
ご存知でしたらご回答をお願いします。

投稿者:Sprungli     投稿日時:2008/05/20 00:03  ---13.204.79

どなたからもお答えがないので...

私も全くといってよいほど知りませんが、
ttp://www.salvatore.shop-site.jp/sub.79.nekogesu.html(hを先頭に加えて入力してください)
に簡単な楽器の説明があります。

珍しいKlotzモデルで、それだけでもユニークな製作理論をお持ちの方ではないかと思います。個人的にも大変興味のあるところですが、それ以上はわかりません。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2008/05/20 13:33  ---220.255.171

Sprungliさんのご紹介の楽器店は吉田直矢氏関係らしく、
吉田氏が遠藤行雄氏の楽器に惚れ込んでいる様子がブログから伺えます。
しかし、「遠藤行雄」で検索しても、他には製作者らしき方は引っかかってこないようです。

投稿者:rio     投稿日時:2008/05/21 06:56  ---95.2.121

インターネット検索で見つからない
製作者や工房は結構あります

職人さんで、遠藤工房を知っている人は
都内には結構おりますし、彼を師としている人も
結構いると思います。

弦楽器専門店では、そこそこ名の通った工房だと
思っております。

ただ、下取り相場は私はあまり期待しない方がいいと思います
いくらで購入したか存じ上げませんが、取得価格の2割程度であれば、結構いい金額だと思います。(ただし、領収書があるという前提です、なければ交渉も難しいかもです)

Q:教えてください
投稿者:パトラッシュ     投稿日時:2008/05/18 01:52  ---170.245.26

縁あって VINCENZO SANNINO という 製作者のヴァイオリンを預かっています。購入するかどうか迷っていますが、この製作者の評価や価格帯がわかれば知りたいので宜しくお願いします。 1918年の物です。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/18 06:54  ---53.247.123

本物ならば、国内では1000万ちかい金額で取引されているよう
ですね。

評価に関しては、検索すればそれなりに出てくるようですので
そちらを参考にされてはいかがですか。
私は見たことはありませんので。

投稿者:パトラッシュ     投稿日時:2008/05/18 09:49  ---170.245.26

お返事ありがとうございました。1000万とは驚きです・・・
ストラッドさんのHPのヴァイオリン在庫一覧のところに、「Snnino Vincenzo イタリア 1913年 3,150,000 円 」というのがありましたが、この方とは別人なのでしょうか?

投稿者:ストラッド 店員その2     投稿日時:2008/05/19 11:59  ---171.119.9

こんにちは。パトラッシュ様
弊社のSnnino Vincenzo イタリア 1913年はこの製作者のコピー
物です。本物ですとやはり1000万円はすると思います。
楽器の真贋についての考え方は、以下のページをご覧ください。
http://www.strad.co.jp/navi/point6e.html
パトラッシュさん、個別の商品に対しての問い合わせは、直接メールでお願いしますね。

投稿者:パトラッシュ     投稿日時:2008/05/21 00:22  ---170.245.26

ストラッド様
深く考えずに商品の質問をしてしまう形になり、ご迷惑をおかけしました・・・。楽器の真贋についても拝見いたしました。ストラッドさんの真摯な考え方を参考にして楽器選びを慎重にしたいと思います。ありがとうございました。

Q:弦ミゾの適正な深さは?
投稿者:バヨリン     投稿日時:2008/05/14 12:40  ---57.114.15

こんにちは。ヴァイオリンのことで1つ質問させて下さい。
上駒と駒の弦が通るミゾの深さは、どれくらいの深さが適正でしょうか?
弦の太さ(直径)を100としたときのミゾの深さを数値(例えば、30とか40とか)で表現していただけると幸いです。
それではよろしくお願いします。

投稿者:玄人(くろうと)     投稿日時:2008/05/14 21:13  ---25.185.246

回答します。
弦の直径を100とした場合、上駒の溝の深さは40程度、駒の溝の深さは35程度が良いと思います。(←上駒と駒の新品時)
ヴァイオリンのE線は非常に細いので50〜60程度が良いです。
上駒は黒檀で硬いのでなかなか磨り減らない、つまり溝が深くなりにくいのですが、駒は上駒よりも柔らかいので、溝を少し浅めにしてもらうと良いです。
長年弾いていると磨り減って溝が深くなりますが、50〜60の深さになったら、上駒と駒を新品に交換してもらうと良いです。溝が深くなり過ぎると、調弦がしにくくなりますし、音も悪くなります。
弦が溝に埋まっているのにそのままにしていて平気な人がいますが、そういうダラシナイことをしていると楽器にも耳にも良くないので、気をつけましょう。
ご自分の楽器を点検してみて、ミゾが深くなっているようだったら、プロの職人さんに交換・調整を依頼しましょう。
以上、玄人(くろうと、プロ)からのアドヴァイスでしたぁ。

投稿者:バヨリン     投稿日時:2008/05/15 23:16  ---57.114.115

玄人(くろうと)様御回答ありがとうございます。プロの方に御回答いただけるとは思ってませんでしたのでありがたく思います。
上駒よりも駒の方がミゾを少し浅めにした方がいいんですね。勉強になりました。なるべく早いうちに工房に行こうと思います。どうもありがとうございました。

投稿者:玄人(くろうと)     投稿日時:2008/05/16 20:37  ---25.185.246

深くなった溝は戻せませんが、浅い溝を深くすることは容易ですので、プロの職人に頼むときに「ほんの少しだけ溝を浅めにして下さい。」とお願いすると良いです。しばらく使ってみて浅過ぎるな、と思ったら、ほんの少しだけ深くしてもらえば良いでしょう。
いずれにしても弦が通る溝は、ほんのちょっと浅過ぎるかな、というぐらいがちょうど良いです。
以上、玄人(くろうと、プロ)からのアドヴァイスでしたぁ。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/05/17 00:06  ---124.76.164

>>玄人(くろうと)さん
一つ疑問なのですが、調整の際には、弦を指定しなければならないものなのでしょうか?
(個人的には、調整の際に、ターゲットの弦を聞かれたことがなく、また自分から特に注文は出していません。)

投稿者:玄人(くろうと)     投稿日時:2008/05/17 19:27  ---25.185.246

弦を指定されない場合は、元々張ってある弦を基準にして溝の深さを決めます。どういう弦が好きだとか、こういう弦を張ることがある、といった話をした方がよりデリケートな調整ができますが、実際のところ、弦を指定してくる客は少ないです。これはちょっと残念なことです。
ただし、最も太いゲージとか最も細いゲージなど特殊な弦(珍しい弦)を張ってある場合、溝の深さを決める前に、弦に関して「今後もこの弦をずっと使っていくのかどうか。」確認します。
可能な限りなめらかに溝を仕上げれば、その後、多少弦の太さ(ゲージ)を変えても対応できます。
ただし、最も細いゲージから最も太いゲージに弦を替えた場合には、プロの職人に溝の調子を見てもらうと良いでしょう。
以上、玄人(くろうと、プロ)からのアドヴァイスでしたぁ。

投稿者:ちょろりすと     投稿日時:2008/05/18 17:38  ---72.41.25

>くろうとさん
すみません、便乗しつもんです。チェロの場合はどうなんでしょうか?

Q:JTLの弓について
投稿者:みぃ猫     投稿日時:2008/05/16 22:54  ---105.109.135

JTLの弓の事で質問させてください。

JTLの弓で時折『D'APRES PECCATTE』とか『D'APRES TOURTE』といった刻印のある弓を見かけますが、これは何を意味するものなのでしょうか。

直訳すると『○○に従って』という意味になるようですが、○○モデルみたいな意味合いなのか、それともそれらの工房のライセンス品という事なのでしょうか。

また、JTLの工房製の弓のランクとしては、こう言った弓はどの辺りに位置するのでしょうか。
私は他のJTLブランドの弓を引いた事はありませんが Grandini や Sarasate などと比べるとどうなんでしょうか。

弓の性能は個体差が大きく、バイオリンとの相性が大きく左右するとも言われていますが、皆様の意見をお聞かせ下さい。

投稿者:Cello     投稿日時:2008/05/17 17:07  ---75.44.144

直訳すると『○○に従って』という意味になるようですが、○○モデルみたいな意味合いなのか...

その通りです。

http://www.luthiers-irecourt.com/documentation.htm#pages_web
に数種類のJTLのカタログがあります。

投稿者:みぃ猫     投稿日時:2008/05/18 08:28  ---105.109.135

Cello様

興味深いサイトを教えて下さりありがとうございました!
フランス語がさくさく読めればもっと面白いのに…と思いながらもけっこう楽しめました。