Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:昔の調弦はどうやって?
投稿者:みも     投稿日時:2008/06/04 20:11  ---55.194.55

偉大な作曲家たちが活躍していた昔、
バッハやモーツアルト、などがいた時代、
オーケストラ、ピアノや管弦楽器の調弦はどうやって合わせていたのですか。

そんな時代に440Aはどうやって知れたのですか。
440でなくとも、なにか基準の音があったのでしょうか。

投稿者:MP     投稿日時:2008/06/04 21:00  ---13.228.83

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1216883672
こちらも参考になさってください。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2008/06/04 21:26  ---158.5.82

後半については「パイプオルガン」&「8フィート」をキィワードにして検索してみて下さい。

 要は、8フィートのパイプから出る音をCとしていた様です。

 と思ったのですが、大雑把に計算すると、C=340m/s÷(8ft×0.3m/ft)=142Hz。これに対応するaは約477Hz。ずいぶん高いですね。 管楽器の音程は弦楽器ほど単純には決まらないのか、あるいは、パイプオルガンとオケの楽器では生い立ちが違うのか・・・・?

投稿者:通りすがり     投稿日時:2008/06/05 13:33  ---49.120.10

管の場合、実際の管の長さより長い波長が得られる、つまり、定常波の腹が管の口より外側に来ると、昔物理の授業で聞いた記憶があります。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/06/06 00:53  ---124.76.199

以下、かつて読んだ本や経験からの私見です(受け売りも多分入っています)。

バロック、クラシックの頃は、厳密にAが何ヘルツなどと考えることもしなかったのではないでしょうか。一人で演奏するときは自分が演奏しやすい音の高さで弾くのが普通の在り方でしょう。今でも、鼻歌を歌う時、基準音を何かに合わせてから行う人は変わり者です。合奏の時は、誰かが音を出し、皆がそれに合わせられれば、充分合奏になります。

さらに、当時は、その土地で一生を終えることが多かったでしょうから、特に世界レベルでの標準化などしなくても、その町・村の常識に従って音を合わせば、合唱も合奏も問題なく(何の疑いもなく)行えたはずです。
地域により基準ピッチはまちまちだったというのが通説であり、現在のピッチに比べ極めて高い地域もあれば、極めて低い地域もありました。現在よく言われる、バロックピッチ=415Hzなどというのは、後世の人が、半音という区切りのよいところで、バロックっぽい感じをだそうとした結果の、合理的な理由による流行だと思います。

無秩序ではなく各町で基準らしきものができた理由は、公共の場であり大勢で音楽を行う教会のオルガンがピッチを変えられないためだと思います。一生の間、毎週同じオルガンで(=そのピッチで)皆で賛美歌を歌うことを考えると、そのピッチがその町の基準ピッチとなっていったと解釈しても不思議はないと思います。それにあわせて、木管楽器、金管楽器の長さが決められ同じようなピッチの管楽器が多く作られると、弦楽器の調弦も自ずと決まります。その地域で常識はずれなピッチの楽器は、合奏には使えないので、その地域の中では淘汰されます。

またオルガン製作者は、自分なりの管長の基準を持っていたのでしょうが、材料を節約してコストダウンしよう(原価を下げて儲けよう)とすれば、当然少しでも短めにしようとします。結果としては、音は高くなっていきます。

村を飛び出し遠くの地域との交流の時代が訪れると、大きな地域でのピッチ標準化、楽器の標準化が必要となります。

Q:GENUZIO CARLETTIについて
投稿者:先走り母     投稿日時:2008/06/01 15:51  ---125.110.35

はじめて書き込みさせていただきます。
私は、数年前そちらで子供の楽器をみさせていただいたものです。今度、子供の楽器をグレードアップすることになりまして色々と試奏しております。
知り合いのお嬢さんが、10年程前、近所の工房で上記の楽器を購入しましたが、すぐにヴァイオリンをやめてしまって使用していないので譲りたいとの事でした。
ラベルは、シンプルで、直筆のサインもなく
---------
GENUZIO CARLETTI/1 Premio de Medaglia d'Oro VIOLA/a Concorso Internaxionale di Cremona 1949/Fece in - Pieve - di Cento/Anno 1955
---------
とありました。

作者の事をネットで色々と調べたのですが、1948年の作品のサインが、自筆で楽器に直接かかれたものを見つけました。
賞をとられてから、ラベルが変わったのでしょうか?
色々検索してみたのですが、残念ながら、1950以降のラベルの写真が見つけられなかったので、ストラッドさんにお聞きしようと思いました。
この楽器は、本人作なのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員その2     投稿日時:2008/06/03 16:32  ---192.31.83

先走り母様 こんにちは。
GENUZIO CARLETTIの件ですが、少し厳しい返事になりますが
ご容赦ください。
例えば『グッチのマークの入っているバックを友人から譲り受けるのですが、本物でしょうか?』という質問といっしょです。答えは
『見ないとわかりません。』です。また友人から譲り受ける場合
代金を払った後、もし問題があっても解決は困難だと考えてください。もともと販売した工房の方に、素直に聞いてみたらいかがですか?販売したお店は少なくとも情報は持っているはずです。

投稿者:先走り母     投稿日時:2008/06/03 19:05  ---125.110.99

お返事有難うございました。
ストラッドさんのおっしゃる通りですね。

では、一般論としてお知恵を拝借できませんでしょうか?
製作者の方が、ラベルに自筆でサインを入れる場合と印刷のみのラベルを使い分けるというような事は、よくあることなのでしょうか?

どなたかご存知の方いらっしゃいましたら、教えていただければ有難いです。

投稿者:QB     投稿日時:2008/06/03 19:15  ---145.236.148

一般論です。(なので欲しい答えになっていません。予め)
サインを書いたり書かなかったり、、というのはまれで。。
・基本ずっとサインを入れている
・ある時以降、サインを入れるようになった
・あるとき以前までサインを入れていた
・ある時期だけサインを入れていた
・基本サインは入れないが、特別な場合(注文主の意向、賞を取った、なにかの記念、、など)に限りサインが入っている
・弟子に作らせたのはラベルだけ、本人が本当に作ったものにはサインが入っている
・サインは入れてない

などです。
本件のGENUZIO CARLETTI氏がどうであるか、私は知りません。

投稿者:QB     投稿日時:2008/06/03 19:17  ---145.236.148

↑読み返すと、全く意味のない返答を入れてしまいました。
失礼しました。お叱り甘んじて受けます。

投稿者:先走り母     投稿日時:2008/06/03 20:26  ---125.110.99

QB様

ご親切に有難うございました。
とても参考になりました。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2008/06/04 14:43  ---158.5.82

 ご参考になりますかどうか・・・

 先日 Bisiach で似たような質問をさせて頂きましたが、
件の楽器は印刷されたラベルのみ。 一方、Webで見る限り、結構な値で取引されている Bisiach のVn.にはちゃんとサインが入っているようです。
 なので、
・弟子に作らせたのはラベルだけ、本人が本当に作ったものにはサインが入っている

辺りかな、と思っています。
思っているだけで、専門家には結局見せていないので本当のところは判りません。(意味ないですね。すみません)

投稿者:先走り母     投稿日時:2008/06/04 20:14  ---169.107.235

セロ轢きのGosh様

有難うございました。
過去ログ検索で見てみましたところ、本当に同じような内容ですね。
私もこの楽器については、セロ轢きのGoshさんと同じように思うようになりました。

ストラッドさんのアドバイスも含めまして、皆さんの貴重なご意見、参考にさせていただきます。
本当に有難うございました。

また、お邪魔させてください。

Q:教えてください
投稿者:茅野     投稿日時:2008/06/02 21:37  ---13.175.252

書き込み失礼いたします。皆様の書き込みで大変勉強させて頂いています。

アスコットというバイオリンのメーカーについて教えて頂きたいのですが、どのような特徴や評判をもつ楽器なのでしょうか?
手元にある楽器には、Ascot SC-22-A 2000 というラベルが貼ってあります。
習い始めるに当たって先生が手配してくださったものなのですが、どのような楽器なのか気になりました。
メーカー等に関して全く知識がないので、皆様のお力をお借りしたいです。
どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m

投稿者:かめ     投稿日時:2008/06/03 03:22  ---53.247.123

http://www.m1.mediacat.ne.jp/~sato-/shohin_joho_index_1.html#ascot_no_goshokai

これを見てください。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2008/06/04 10:50  ---238.16.8

ここでもときどき名前が挙がる某中国人マイスターの工房の量産品を上記の日本の会社が独自のレーベルで発売しているもの。

Q:教えて
投稿者:キャサリン     投稿日時:2008/05/31 21:38  ---123.120.46

Andrea Castagneri 1743年パリ製の現在の評価額を大体でよいですから教えてください。お願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/05/31 21:54  ---124.76.100

”評価額”が何を指すかのはわかりませんが、オークションでの落札金額は下記にありました。およそ10年前のものですので、今はそれよりは上がっているでしょう。
http://www.maestronet.com/history/instruments.cfm?ID=1&first_name=Andrea&middle_name=&last_name=Castagneri

投稿者:Hogan     投稿日時:2008/06/01 09:01  ---7.91.12

www.tarisio.com のRed Book Resultsというところをクリックして作家の名前を入れると大手のオークションでの落札金額と落札日のデータが見れます。

あとは英語の本ですが、「Known Vilon Makers」(John H. Fairfield)は多くの作家の一般的な価格帯が載ってます。(オールドとモダンの楽器)

ご存知のように、楽器商でのRetailになるとオークションでの落札価格の2−3倍の間の価格で売られていることが多いです。(調整、修理、セットアップの手間代でしょうね)もちろん個々の楽器のコンディションによって大きく異なるとおもいますが。

投稿者:キャサリン     投稿日時:2008/06/03 18:34  ---44.52.195

有り難うございました。

Q:弦
投稿者:PIZZ     投稿日時:2008/06/01 00:29  ---132.5.2

初歩的な事を教えていただきたく思います。
ループエンド、ボールエンドの違いってなんですか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/06/01 01:11  ---124.76.100

主には、ヴァイオリンのE線の、テールピース側に装着する部分の終端処理のことを指します。
弦の説明の前に、E線に対してはまず使われるテールピース側のアジャスタ(ファインチューナ)には、大きくわけてL型とHILL型の2種類あります。
量産楽器には大抵はL型のアジャスタが使われており、弦を引っ掛けるところは2本の金具になっています。その金具を想定した弦の終端処理が”ボールエンド”と呼ばれるものです。弦の端は、金属のリングに弦を巻き付けた構造となっていて、弦を2本の金具の間に通し、その金属のリングを引っ掛けることで、弦を巻き取り引っぱった時に弦が固定されます。
一方、高級な楽器に装着されることの多いHILL型のアジャスタは、弦を引っ掛けるところが鈎状の1本の金具となっています。HILL型のアジャスタの場合、上記ボールエンドのものは金属のリングが邪魔になって装着できません。ループエンドは、金属のリングがなく、弦自体で投げ縄の輪(伸び縮みはしませんが)のようなループが作られたものであり。そのループをHILL型の1本の金具に引っ掛け、弦を巻き取り引っぱっると、はずれなくなって固定されます。

ループエンドの方が汎用性はあり、L型に対しても2本の金具の片方に引っ掛けることで、一応使うことは可能です(音への影響はわかりませんが、センターからずれることがデメリットです)。

最近新発売された弦のE線では、金属のリングをはずすことができ、金属のリングありでボールエンド、金属のリングをはずすとループエンド、として使えるものも出てきています。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/06/01 12:24  ---124.76.168

補足です。
>その金具を想定した弦の終端処理が”ボールエンド”と呼ばれるものです。
は、主にはE線の場合と、アジャスタ4つ組み込み型のテールピースを使う時に当てはまります。
他の線の場合、多くの場合はテールピースの穴(弦が通る溝付き)に通して止めますので、ほとんどの場合はボールエンドとなっています(あまりにも当たり前なので、ボールエンドという記載は普通ありません。)

投稿者:PIZZ     投稿日時:2008/06/01 16:17  ---108.6.178

ありがとうございました。
とても解りやすく、また丁寧にお答え下さって
感謝いたします。

Q:渡辺マンドリンを購入したいのですが・・・
投稿者:むらさき     投稿日時:2008/05/31 10:58  ---237.0.35

マンドリン初心者です。
講師の先生に渡辺マンドリンを勧められています。
どこで購入できて、いくらくらいなのか、
ネットで検索してもヒットしませんでした。。。
ご存知のかた是非教えてください。
ちなみにS.Watanabe No230 Anno1990は
どのくらいの価格なのかだけでも教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

Q:Kirchnek というドイツ製のバイオリンをご存知の方お願いします。
投稿者:yumahalove     投稿日時:2008/05/30 20:19  ---42.236.18

現在中1の子供のサイズアップのために、
バイオリンを探しています。
まだ、習い始めて4年目で、まだ、この先どうなるのかわからないため、後ほど、買い替え予定です。
近くの弦楽器店で何点か試奏させてもらいました。
とりあえず、バイオリン本体が20万までの予算でだしてもらいました。
Kirchnekというドイツ製のバイオリンがいいなと
思っていますが、聞いたこともないメーカーで
インターネットで調べても、ドイツのホームページしかなく、
値段が198,500円と言われているのですが、
妥当なのかどうか判断がつかず、もし、ご存知の方が
いらっしゃったら、教えてください。
型番等は控えてこなかったため、わかりませんが、
日本の中での評判等だけでも教えていただければ
助かります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
後は、Hofnerの136000円か
Gewa(中国)の157500円のものを検討しています。

弓は中国製の63,000円をセットしてもらう予定です。
中国製というのも抵抗がありますが、
最近では、中国製もいいものがあるのでしょうか。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/05/30 22:14  ---124.78.159

Kirchnekではなく
左上の過去ログ検索で
Kirschnek
をキーワードで調べてみてください。
また、検索エンジンでもたくさんヒットします。

投稿者:サヴォレ     投稿日時:2008/05/31 03:28  ---3.15.21


私も小6の娘のためにヴァイオリンを探している身です。
年代、国、メイカーに固執せず知識と冷静な耳を頼りにすれば
予算内で最良の楽器にめぐり会えると権威のある方の本で読みました。この「知識」を得るため勉強中ですがなんと難しいこと!!
>中国製もいいものがあるのでしょうか。
私はあると思います。造りの良し悪しにばらつきがあるようですが、娘が以前使用した10万円以下の中国のハンドメイド「Scott Cao」は私の16万円のHofnerより優れた音色でした。私のディーーラーが同メイカーの数十体の中から選んだものでした。
弓のことはわかりません。

投稿者:yumahalove     投稿日時:2008/05/31 07:21  ---42.236.18

早々のご返答ありがとうございます。
楽器店の方にメモしてもらったのですが、
Kirschnekの綴りだったのですね。助かりました。
私自身は昔オケでホルンを吹いていたのですが、
バイオリンには全く無知で、また、バイオリンはあまりにも
たくさんのメーカーや種類があって、皆目分かりません。
とりあえず、予算内の中で子ども自身の相性を見ながら
探していくしかないのでしょうか。
バイオリンは5種類ほど試してみましたが、さほどの違いが
感じられず、本当に難しいですね。
弓は4本試して見ましたが、こちらのほうは、明らかに
響きが違うのが分かりました。
素人の私としては、たかが弓と思い勝ちですが、
これほども違うものかと思いました。
あまり、中国製という先入観を持たず、いいなと
思ったものを合わせたいと思います。
どうも、ご親切にありがとうございました。

Q:正しい駒の立て方について
投稿者:駒子     投稿日時:2008/05/29 23:43  ---12.18.5

駒の位置がずれてきたとき、自分で直そうとするのですが、
あまりうまくいかず、音色も曇ってしまいます。
楽器屋さんに行く時間がなく自分で直すとき、
どうすればうまくいきますか?
テールピース側に90度に直角、、なんですけど。。。

投稿者:horn103gb     投稿日時:2008/05/30 08:55  ---74.26.196

またまたマイスターに怒られそうですが http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/stegpunkt.htm が良く分かる解説をされていると思います。意外と後ろに倒れる様な感覚が私にはありますが、教えていただいている先生の調整法と全く同じなので、まずこの方法が正しいと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/05/30 22:17  ---124.78.159

>駒の位置がずれてきた
の”位置がずれて”という表現が気になります。
どのようにずれて、どのように直しているのでしょう。
ふつう駒の足位置は、職人さんが設定した位置から動かさないように、注意して扱います。

Q:製作者について
投稿者:ランラン     投稿日時:2008/05/24 18:04  ---147.213.210

いつも楽しく拝見しています。質問です・・・ヴァイオリンは 同じ人が作っているのに値段がかなり違うということがありますが、音で値段が違うのですか?今、迷っているのはイタリアのモダンですが、状態はどちらも悪くないです。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/25 06:13  ---53.247.123

材料・状態・作りの良し悪しで値段が変わるように思います。

また、オールドやモダンの場合、製作者から直接購入はできません
から、仕入れの段階での経費がかなり影響するのではないでしょう
か。

あとは、歴代の使用者が有名なソリストだった場合などは、価格が
上がる場合があります。

投稿者:ランラン     投稿日時:2008/05/25 23:25  ---147.213.210

詳しくありがとうございます。経費の事は思いもよりませんでした。

投稿者:QB     投稿日時:2008/05/26 16:50  ---145.236.149

かめさんご指摘のほかのケースとしては、
委託の場合です。個人からの場合も有れば、同じ業者からの場合も有りますが。業者あからの場合は仕入れのケース+αとして、、個人からの場合は、その個人の思いが値段に反映されている場合が殆どですので(楽器屋さんがそれを下方修正する。。。)その場合は、ちょっと別の根拠から値段の差が付きます。

投稿者:SP2     投稿日時:2008/05/26 20:04  ---196.138.145

先輩方の投稿があったのでこれは全く蛇足ですが、、
値段に関しては紙の有無もかなりあると思います。モダンイタリーですと最近ではブロットあたりでしょうが、やはりヒルやベア、以前のバイナンドフシの紙などあれば最強と思われます。あとは、コンディションも関係すると思います。クラックの有無とかかなり違うと思います。また、例えばファニョーラなどは相当怪しいものもありますし、ホワイトボディーで売って誰かがニスを塗ったものも真作として流通していますし、正直言って玉石混交です。ファニョーラでもその様な有様ですから、ビジャッキやプレセンダなどは推して知るべしという感じだと思います。ですので、信頼できるディーラーを見つけるのが先決ではないでしょうか。モダンイタリーの場合、一流オークションハウス(サザビー、クリスティー、ボナムス、タリシオ等)でも相当判断が別れる場合もあるように思いますので、結局は紙なのでしょうか。。私個人的には、音が良くてなんぼという気がします。
以上、何か参考になれば幸いです。

投稿者:ランラン     投稿日時:2008/05/26 23:09  ---147.213.210

沢山の方にアドバイスいただけて光栄です。
SP2さんから頂いたコメントで、『紙』というのは鑑定書の事ですね。鑑定書があるのとないのとでは 将来的に問題ありますか?

投稿者:SP2     投稿日時:2008/05/27 06:08  ---196.138.145

楽器を買うときは、鑑定書の有無は関係ありません。ご自分の好きなものを買われると宜しいと思います。しかし、楽器を売るときは関係すると思います。例えばイタリアの古い楽器ですと、鑑定書無しに本物として売るのは難しいですし、どこの紙なのかも問題になります。それから、どこのディーラーから買ったかも問題になります。ですので、先に申し上げたように信頼できるディーラーを見つけることと、領収書を取って置く事をお勧めします。ご参考になりますかどうか。

投稿者:のびた     投稿日時:2008/05/27 07:31  ---147.213.210

大変参考になるお話 ありがとうございました。
昨日、もう1台気になる楽器がありまして見せていただいたのですが、
そちらは、『製作者のラベルと実際に作った人が違う』というヴァイオリンでした。
現在では実際の製作者の評価がどんどん上がってきていて、鑑定書も取れるようです。
「ラベルが違うというのは よくある事」とディーラーはおっしゃっていましたが、そんなものなのでしょうか?

投稿者:ストラッド店員その2     投稿日時:2008/05/30 10:24  ---195.170.201

のびた様 こんにちは。
<『製作者のラベルと実際に作った人が違う』というヴァイオリンでした。<現在では実際の製作者の評価がどんどん上がってきていて、鑑定書も取れるようです。<「ラベルが違うというのは よくある事」とディーラーはおっしゃっていましたが、そんなものなのでしょうか?
良くある頻度がはっきりしませんが、弊社の感覚では確かにまれにあります。ただし、それだけはっきりしているものは、逆に大変高価な楽器となります。また、後から取れる鑑定書は場合によってはあてになりませんので気をつけてください。実際に物がよければ鑑定書などは要りません。

Q:調弦
投稿者:チェロねこ     投稿日時:2008/05/28 09:12  ---122.240.112

  チェロの深い音色に魅せられ、チェロを習い始めて2年目のレイトスターター(40代)です。いつもこちらで勉強させていただいております。
 本当に初歩的な質問で申し訳ないのですが、先輩方のアドバイスをいただければと思います.どうぞよろしくお願いいたします。

 * ぺグの扱いが苦手な為、もっぱら調弦はアジャスター頼りなのですが、A,C線(特にA)のアジャスターの頭が一杯一杯下がってしまっている状態です。この場合、やはり一度アジャスターを元に戻して、ペグ調整(G#)、微調整をアジャスターとなるのでしょうか? その時には、残りの弦も(ペグorアジャスター)を少し緩めるのでしょうか?
D、G線のアジャスター頭はまだ余裕がありますが・・・・。

 * 以前、「弦の張り替えの時には,各弦を少し緩めて、D-G-A-Cの順番に替えていくのが良い」と聞いたのですが、今回の場合も同じ手順で行う方がいいのでしょうか?

 *アジャスターの高さは、どのくらいがいいと基準のようなものがあるのでしょうか?
   例えば、夏場は、音程が低くなるので 高めに設定
       冬場は、音程が高くなるので 低めに設定  など


 冬場、1〜3月にかけてA,D線のペグがすごく緩んでしまい、手の力もない為か、調弦に四苦八苦しております。酷い場合、各弦が(ペグ)が緩んでしまい、1時間格闘して結局、駒をネック側に傾かせてしまったこともあり、ペグ扱いに苦戦しております。こんな初心者の質問ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

投稿者:フィート     投稿日時:2008/05/28 11:57  ---171.200.99


アジャスターの高さは緩めることもできるし締められるみたいな
中間の高さじゃないですかね??
普通ならアジャスターをめいっぱい回すことはあんまりないはずですし
アジャスターを締めすぎていると、形状にもよりますが
楽器に傷をつけてしまうこともありますよ。

ペグ扱いが苦手ということですが
書き込みを見ている限りでは、ペグにクレヨンやるだけで解決しそうな気が・・・

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2008/05/28 22:13  ---158.5.84

素人ですが、

> 一度アジャスターを元に戻して、ペグ調整(G#)、微調整をアジャスター
小生はそうしています。

> 残りの弦も(ペグorアジャスター)を少し緩める
ことはしません。

> 今回の場合も同じ手順
上記のとおり、問題の弦だけいじります。

> アジャスターの高さは
> 中間の高さじゃないですかね??
小生もそれ以上考えたことはありません。

> 1時間格闘して結局、駒をネック側に傾かせてしまったことも
倒れなくて良かったですね。怪しいと思ったらテールピースの下とか駒周りにタオルを挟んで作業するといい、と聞いたことがあります。

> ペグ扱いに苦戦
小生もです。 たぶん楽器屋さんに見てもらうべきなんでしょうね(ちょっと反省)。

この程度でとりあえず楽器を壊すこともなく何十年か弾いてきました。ちなみに新作です。オールドならもっと気を使わなければいけないのかも知れません。

投稿者:かめ     投稿日時:2008/05/29 09:34  ---53.247.123

黒檀のペグ、本当に動かすのがつらいくらい固くなることが
ありますね。

つげのペグだと、材質自体が膨張・収縮しやすいので、雨天時と
晴天時でまわしやすさが異なる場合があります。

一番バランスが良かったのは、ローズウッドのペグでした。

もちろん、それぞれにきちんと加工・調整をされた楽器の
場合ですが・・・

投稿者:minto     投稿日時:2008/05/29 15:33  ---14.228.215

チェロのペグでのチューニングは本当に面倒ですね。

指2本でチューニングをされてるバイオリンの方には理解できないと思いますが、ペグを回して止めるだけでも左手のひらに血豆ができることすらあります。

でも下がりきったアジャスターは元へ戻さなくては使えません、また弦ごとにでこぼこになったアジャスターは使い勝手もよくないし見た目にもぶさいくです。各弦余裕のあるときに揃えておきましょう。しかしペグは固いし止まりにくいし。。。

そこで、あくまで楽器屋さんに調整に持っていける時間ができるまでの代替案!?ですが 私は固いペグを回すときは、台所にあるビンのふたオープナー(商品名はよく分かりませんが、我が家のは15cm四方の緑色をしたゴムの板です)で回しております。少々硬いときでもバキバキッとすごい音をたてて回ってくれます。その他工事現場で使われる皮手袋もいいですよ ホームセンターで売ってます。素手の何倍かのトルクが得られます。ただしペグボックスを割らないようにくれぐれもご注意ください。

アジャスターの高さは私の場合はオケのオーボエが低すぎないかぎり殆んど締めこんでいくことが多いせいか いつも少しだけ余裕を残して伸ばした状態でペグチューニングしております。

投稿者:CABIN     投稿日時:2008/05/29 18:28  ---114.112.42

ペグが緩い場合は、チョークの粉を少量、ペグがペグ穴と擦れるところに付け、キコキコする。
逆にキツイ場合は石鹸か鉛筆を塗る。
昔はこう教わりました。
石鹸だけを塗ってめちゃくちゃ滑って焦ったこともありますので要注意。
その後、ヒルのコンポジションを使ってた時期もありますが、今はたまに工房に遊びに行って調整してもらいます。
行き着けの工房ではチョークと石鹸・他を配合しているようです。
私は、ペグでチューニングする場合は、そのまま回転させるのではなく、ペグを一旦少し引き出すように緩め(回転)させそれから回転しつつ押し込むような感じにしてます。
(文字どおりでなくほんのわずかです、イメージです)
その後必要があれば、微調整でアジャスタを回し、駒の傾きをチェックし歪んでれば修正して再度微調整。
普段はアジャスタでちょこっと回す程度です。

投稿者:チェロねこ     投稿日時:2008/05/29 20:40  ---122.240.112

 たくさんの先輩方のご親切なアドバイス、本当にありがとうございます。

 ☆フィートさま
  極端な低さのアジャスターは、楽器にとっても良くないということですネ。クレヨンというのは、コンポジションと考えていいのでしょうか?
  
 ☆セロ轢きのGoshさま
  アジャスターを元の戻しての調整、そして駒の周りをきちんと保護してから行うなど、頑張ってやってみます。チェロが2006年製なので、どうも冬場になるとペグが緩みやすいみたいです。

 ☆ かめさま
  ペグは黒檀ですので、本当に硬くなってしまいます。
  大変なのですが、チェロって生きているんだな〜と思ってしまいます。

 ☆mintoさま
  ふたオープナー&皮手袋、両方あります!
  本当にペグを回して止めるのに、手のひらの皮がむけてしまうのでは・・・と感じてしまうほど真っ赤になってしまいます。 力かげんに気をつけて是非、オープナーを使って挑戦してみようと思います。

 ☆ CABINさま
  一度、ペグが緩んでなかなか止まらない時、チョークを塗ったことがあります。でも塗り方が下手だったのか、真っ白にしてしまったことが。。。 石鹸とチョーク、使用用途が違うのをはじめて知りました。
ペグの扱い方、「回転しつつ押し込む」がコツですね。
   
  マイ・チェロで好きな曲をいつか弾けたらいいなぁ〜というその気持ちだけで、突然チェロをはじめてしまった、ものすごいレイトスタータの私ですが、チェロという楽器の繊細さに戸惑っております。でも、毎日、必ず一度はチェロに触れるようにしております。この先、何十年と関われるわけではないので・・・。(苦笑)先輩方のように、素敵な
弾き手になれるのを夢見て・・・・。
 本当に、たくさんのアドバイス、ありがとうございました。 
 またよろしくお願いいたします。

投稿者:risa     投稿日時:2008/05/29 21:44  ---72.6.224

こんなのもあります。
Peg Assist
 ↓
http://cellos2go.com/accessories.php?show=instrument%20care

投稿者:チェロねこ     投稿日時:2008/05/29 22:56  ---122.240.112

☆ risaさま
 紹介ありがとうございます。早速訪ねてみました。!
すごく興味がわきました。辞書片手に頑張って読んでみますね!