弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:Faciebat anno17 Antonius Stradiuarius Creihoneをご存知でしたら、何か教えて下さい
投稿者:中国の友人 投稿日時:2008/07/30 11:00 ---149.23.96
ある中国の友人から相談を受けました。
その中国の友人の叔父さんが何十年前からひとつのバイオリンを家宝として保存しています。理由としては、そのバイオリンの中に「Faciebat anno17 Antonius Stradiuarius Creihone」(はっきり見えていないけど、大体)というイタリア語と「HUDIMOTO」という日本人の名前らしいローマ字が刻んでいるからです。
人の話によると、そのバイオリンがとても古いもので、ある日本人がイタリアから買ってきて、中日戦争の時、中国に残ったそうです。年を取ったかもしれませんが、叔父さんは最近そのバイオリンの由来に深く興味になって、何回も私にその日本人名前らしい ローマ字を聞きました。
とても良いお話なので、何か情報をお持ちの方があれば、教えて下さい。
投稿者:こうしん 投稿日時:2008/07/30 20:41 ---30.222.35
何か情報を、とおっしゃいますが、ご質問からは何の情報を得たいのかはっきりしません。
ラベル記載の製作者について言えば、アントニオ・ストラディバリはジュゼッペ・ガルネリと並ぶ史上最高のヴァイオリン製作者で、知名度において世界一の製作者です。18世紀前半までヴァイオリンを製作しており、その真作は1億円以上の価格になります。
問題の楽器が本物のストラディバリウスであるかは、お話だけでは判断のしようがありません。もっとも、ストラディバリウスには贋物が非常に多く、真作である可能性はほぼゼロといって差支えないと思います(参考URL ttp://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/stradlabel.htm)。
「HUDIMOTO」なる人物が誰かということや、そのお話自体の信憑性については、この掲示板で答えられる方はおられないと思います。
※URLの記載が不適切であればレスの削除をお願いします。
投稿者:三ツ星 投稿日時:2008/07/30 21:27 ---131.1.78
そんなに、めくじらをたてる必要もないのかと思います。中国の友人さん、戦争中は満州を中心にして、世界中からいろいろなものが集積されたはずです。以下私見ですが、W(〜〜)W 本物の可能性ってあるかもしれませんね。頭ごなしって議論がつづかないのかもしれません。
#もちろん、ガセッってものわかるのですが。
投稿者:三ツ星 投稿日時:2008/07/30 21:39 ---131.1.78
フジモト陸軍中佐(伊駐在武官)という人がいたようですね。HIDUMOTOとは発音ちがいますが、可能性としては、歴史の奔流のなか、満州あたりに本物が、、、、一度鑑定を受けることをお勧めしますです。
Q:はじめまして
投稿者:kei-1 投稿日時:2008/07/19 15:29 ---249.157.196
これからヴァイオリンを始めようかと思っている者です。当方、一度もヴァイオリンを触った事もないのですが、カッコから入るタイプなので教室に通い始める前に楽器を買ってしまおうと思っています。(買ってしまえば頑張れるかと、)ただ、楽器に関しても何も知識として持ち合わせておりません。最低15年位は使いたいのですが、予算30万円位でお勧め物はありますか?(出来ればユーロ圏内のもので・・)あと、以下のものは何処で(組み立て国)、どの様に(手工、機械、機械と手工半分づつ)作られているのかご存知でしたら教えて下さい。
・ピグマリウス デリウススペシャル
・ローデリヒ ぺゾルト (30〜40万円位の物)
・ルドルフ フィドラー (廉価版ではないもの)
よろしくお願いします。
投稿者:horn103gb 投稿日時:2008/07/19 18:50 ---74.26.196
30万円楽器本体に欠けられるのでしょうか?弓、ケースも入っているのでしょうか?その点が分からないと皆様お答えがぶれる様な気がします。明確にされた方が良いと思います。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2008/07/19 20:36 ---158.5.82
> 明確にされた方が良いと思います。
同感です。
ちなみに弓は重要ですよ。 もし全部で30万円なら、楽器10万、弓20万でもいいと思います。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2008/07/22 22:29 ---178.228.102
30万円台くらいであれば、いずれも工房製手工品だと思います。工房製手工品は、誰とも知れない工房の職人さんたちが分業で作ってゆくものとお考え下さい。
100万前後〜であれば、一人の作家による手工品になります。
10万前後あたりから下が機械で作ったものだと思います。
私も格好から入るタイプですので、お気持ちは分かりますが、音を出すこともできない状態で楽器を選ぶことは無謀だと思います。同一クラスの楽器でも多少のバラつきがありますから、それを見抜くこともできないでしょうし、あまり出来のよくないものを掴まされかねません。
また、音色の好みもこれから出てきます。
そもそも、バイオリンは難しくて挫折しかねませんから、教室にレンタルの楽器があるなら、その楽器で始めても遅くはありません。良い楽器を手に入れたいという気持ちがあればこそ、ここは我慢です。
15年は使える楽器とは言いますが、耳が肥えてきたり、金銭的な余裕次第では、どんどん上のものが見えてくる世界です・・・。恐ろしい・・・。
投稿者:kei-1 投稿日時:2008/07/24 13:41 ---249.157.196
皆様、返答ありがとうございます。
楽器に30万位で考えております。
練習するのが好きなのでレンタルですと家に持ち帰れないかな?
と考えています。
音を出せる方(楽器店のスタッフ等)に違う楽器で同じ曲をひいてもらってその中から自分の好きな音の楽器を選ぶというのはダメでしょうか?特に中古の楽器ですといつまでも在庫しているとも限らないですし・・・。
皆様は初めて自分で楽器を買うときはどの様にして買いましたか?教室の先生等と一緒に行って買われたのですか?音の好き、嫌いではなかったのですか?
投稿者:ちゃるだっしゅ 投稿日時:2008/07/24 22:58 ---1.184.39
kei-1さん
はじめまして。以下、30代後半から始めた私の意見です。
私は4年前にドイツ製 定価25万円の楽器を買いました。選定は自分で行ないました。といってもたいした腕前ではなかったので、音階や習っている練習曲を弾いて比べました。音が出しやすい物、特にE線のハイポジションで音がかすれないものにしました。他の人にお願いしなかったのは、今の自分のレヴェルで気に入ったもの(弾き易さ重視)にしたいというのが主な理由でした。
でもこれは参考にして欲しいのですが、自分で弾くのと他人が弾くのとでは聴こえ方が違うものがある、ということです。上手な方に弾いてもらい、その後、自らお弾きになって気に入ったものにするのも一つのやり方では。あと、語り尽くされてはいますが、「弓」は重要です。先日、有名製作家の新作、50万円也の弓を試奏しましたが、自分のヴァイオリンではない素晴らしい音が出ました。あくまで参考ということで。それでは!
投稿者:maria 投稿日時:2008/07/24 23:12 ---86.76.229
楽器屋で弾ける、最低でも音をきちんと出せるスタッフがいる。とか友人でそのような人がいれば、貴方は、楽器の予算がきちんと決まっているようなので大丈夫かと思います。ちなみに私はお店のスタッフに音を出して貰い選びました。値段が低い楽器は、案外音の良い物とやっぱりその値段並の物との判別は歴然です。高価な物はかなり微妙な違いだったり個性があったりですが。私の経験からはスターターであれば案外その位の物でも弾きこなすには時間がかかるし、レスポンスとかまだまだ気にならないレベルだと思います。パガニーニとか音数の多い物を弾くようになれば楽器も一桁違う物の方が反応も良いとかなるでしょうが、それは先の話だから楽しみに取っとくとして。私はstradさんのPCで音源が確認できるのはかなり参考になりました。この値段でこの音や鳴りが有ると言うのが事前に分かるので、後は実際にお店を回りながらそのイメージを保ちながら行くと惑わされなくて良いと思います。楽器もご縁だと思うので楽しみながら探されると良いと思います。まずはどんな音や鳴りの物が買いたいかを具体的にイメージするのが良いかと。それを店員に伝えられれば、目の前にならぶ楽器のラインナップも充実すると思います。じゃないと、残念ながらスターターは足元見られちゃうから。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2008/07/25 12:41 ---101.214.154
レンタル楽器も持ち帰ることはできますよ。練習がお好きでヨカッタ。バイオリンを始めるにあたり、大事な要素です!
私は、最初は廉価な楽器をお勧めする立場ですが、その理由をご説明しますと、
1.バイオリンは難しい楽器であり、向き不向きもあるので、挫折する確率が高い。
2.廉価版やレンタル楽器で始めて、後でグレードアップするなら、次の楽器の良さが身にしみて分かるので、練習が楽しくなります。
お近くに弦楽器専門店があるようですね。中古楽器は、売れていくものもあれば、入ってくるものもあるので、焦る必要はないかと思います。
初志貫徹なさるのでしたら、他の方がおっしゃる通り、先生につきあってもらうのがよろしいかと。楽器屋さんのセールストークに惑わされるかもしれませんし、演奏してくれる楽器屋さんも演奏に少々の加減を加えることはできますからね。
私の場合は、田舎に住んでいたので、地元の総合楽器店(弦楽器専門店でない)で、スズキのバイオリンを買いました。先生に就く前に買いました。4/4は、2種類あり、良い方を買ったのですが、いかんせん在庫がそれしかありませんから、選択のしようがありません。何年もたって、同じ型番の楽器と弾き比べましたが、やはり田舎の総合楽器店には、同じ型番でも出来の悪いのが回ってくるんだなぁと実感致しました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/07/25 14:52 ---124.76.253
下記、一つの選択肢です。
縁ということもありますので、せっかくストラッドさんのQ&Aに書き込んだのであれば、今特価(25%引き)販売のストラッドさんのオリジナルブランドの楽器も候補にいれたらどうですか。(このページの一番上のタグからアクセスできます。)
中国製ですが、日本の楽器店が企画・監修した半手工あるいは手工品(これはメールや電話でストラッドさんに聞けばすぐ分かるはず)ですし、普通30万円程度の楽器ではなかなかきちんと行われることの少ない駒・魂柱等の調整も、ストラッドさんの工房で行われているはずです。(購入後のアフターサービス等についても、メールや電話で直接お問い合わせください。)
それぞれの楽器の、演奏している映像も見られますし、当然演奏の録音も聴けます。
弾けないので音が出せずに選べない、という課題は、ある程度それでクリアできると思います。
その中で、見た目と音で気に入ったものがあれば、決めてしまうのも一つの手です。
弓も、今はそこそこのものが安くなっていますので、今ならセットでも30万弱〜40万円でおさまります。
あくまでも私の好みですが、映像での演奏からは、2003年のものが良さそうに見えました。(別のページから入ると見つからないので、すでに売れてしまったかもしれません。)それ以外なら、2006年のものが好きです。
以上、もとの質問からは少しはずれますが、ご参考まで。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2008/07/25 17:53 ---101.214.154
弦喜さんのご意見に同意です。
最初からご予算の楽器をお求めになりたいなら、弦楽器専門店で購入した中古の楽器(ヤフオクを除く)か、中国製の楽器をオススメします。両者は、コストパフォーマンスが優れているからです。欧州製にこだわりをお持ちかもしれませんが、楽器製作における最近の中国の進歩は素晴らしい(一部を除く)です。欧州製と値段が変わらないのに、中国製の方がもっとよい音が出るならそちらにしたいと思われませんか?
kei-1さんの意向に反した意見ばかり書き込んでスミマセン。他意はありませんので、ご了承くださいませ。
投稿者:horn103gb 投稿日時:2008/07/26 09:20 ---74.26.196
ke-1様
楽器に30万であれば、良質な国内のフルハンドメイドの楽器も購入可能です。工房との直接やり取りとなりますが、先方は楽器製作のプロですので、調整、整備はしてくれますし、物がしっかりしていますので(という前提ですが)何所でも調整可能な物が入手できます。
ただ探し宛てるのが難しいです。
このQ&Aでは、特定の工房をお知らせできませんが、そういう手もあります。またスロバキア等の楽器を専門にやっている業者もあります。これも安価で質が良さそうにおもわれます。
勿論、当HPのストラッドさんの物であれば、確かな物であると思います。
30万は大金です。又、楽器はある程度自分の惚れこんだ箇所が無いと飽きやすく、直に浪費の可能性もあります。特に道具から入る人は要注意です。私がそうですから。多少時間とお金はかかりますが、ご自身で納得いくまで探されるのが一番だと思います。
蛇足ながら、弓は当然ですが、ケースも良質の物をお選び下さいませ。
投稿者:Kei-1 投稿日時:2008/07/29 15:26 ---249.157.196
皆様、貴重なご意見ありがとうございました。
昨日、近所の教室に申し込みをして参りました。当面は教室のレンタル楽器を借りる事にしました。また、何か分からない事が
ありましたらお力添えをお願いします。
Q:それなり
投稿者:ひろし 投稿日時:2008/07/28 07:23 ---221.147.49
先輩から、安いバイオリンに高い弦は似合わないと言われました。弦の力が最大限に発揮できず可哀想とのこと。なるほどと思いましたが、それが常識なのでしょうか。
ちなみに私のバイオリンは入門者用で、響きは良いのですが音色はそれなりの安っぽさです。ドミナントではテンションの低いややこもった音になり、今はスチール弦でも非常に安いものを使って、ドミナントの時と比べはるかにメリハリが利いています。ただこの安っぽい音色を少し変えてみたいと思っており、エヴァ・ピラッツィを考えていますが、先輩の言うように止めた方がいいのでしょうか。
また、音がひっくり返ると言うのをよく聞きますが、これは何のことでしょうか。実際に音がどのようになるのでしょうか。
投稿者:あい 投稿日時:2008/07/28 08:12 ---.49.243
ひろしさん、
弦と言う物は付属品ですので楽器がまず良くないと何を張っても同じです。
逆に良質な楽器に何の弦を張っても良い音がしますね。
ドミナントは楽器本来の音を出す弦ですからそれで音が悪いのでしたら何を張っても同じという結論に達してしまいますね。
Evah Pirazziは最近良く使っている人を見かけますね。なんか鳴らない楽器を無理やり鳴らすって言う感じの弦です。音量もありますしチューニングも安定してますが寿命が短いと言うのがネックです。2週間でつまらない音になってしまいます。ドミナントはその倍持ちますのでその方が経済的にも楽でしょう。
ひっくり返ると言うのはよくE線にあることですね。金メッキの弦に多いです。音が(特に開放弦)たまに反応しない事を言います。
投稿者:ひろし 投稿日時:2008/07/28 21:46 ---150.31.64
ありがとうございます。やはり良いバイオリンがいいですよね・・・いいバイオリンを持つと弾いていて楽しいものですしやる気も更に増しますし・・・でも高い。そこがネック。毎月無利子で1万づつ支払って計12万円で、そこそこのいいバイオリンが買えたら嬉しいですけどね・・・いい出会いないかなあ・・
投稿者:rio 投稿日時:2008/07/29 06:44 ---95.2.121
私も、楽器の音色は、楽器本来の個性だと思います。
弦の変更は、楽器本来の個性をより自分の好みに近付けるための
調整の一部だと思っており、劇的な変化はないと思います。でも、弦をいろいろ試すことは非常に有効だと思いますので、トライしてみてはいかがでしょうか?気をつけるべき点は2〜3週間程度使用した中古の弦だと劣化して本来の音が出ない場合がありますので新品の弦で試されることをお勧めします。
「そこそこのいいバイオリン」といっても、人の好みはいろいろですし、ある程度演奏技術が確立されないと、自分の奏法にあう楽器を選定できないと思います。
私も最初は、Suzuki社の入門用バイオリンに中国製の弓でしたが、1年位習い、フィオッコのアレグロやタイスを弾くようになったころ先生から、楽器も鳴らしきっているしそろそろこの楽器も卒業して良い楽器を購入してはどうかと言われ買い換えました。
入門用の楽器でしっかりと練習することは決して悪いことではないと思います。今しばらく、入門者用で技術の向上に努められ、現在所有の楽器を鳴らし切ったときに次の楽器を求めてはいかがでしょうか?(私のVnの先生の持論でもあります)
また、楽器にかける費用については、私はアマチュアであれば、個人が経済的に可能な範囲で楽器、弓、その他付属品を選択し、その範囲で楽しむことで十分だと思っております。
ひろしさんのコメントを拝見していますと、漠然と今よりいい楽器が欲しいというお気持ちと、宝くじで高額当選を期待するような非常に確立の低い希望をもっておられるように思います。
今の楽器を十二分に楽しみ、指導を受けておられる先生に相談しながら買換えの時期を選ぶことをお勧めします。
弦をいろいろ試すのはとても楽しいです。弦の交換を工房で行い、その場でいろいろ楽器を調整してもらうと、これはという弦と今の楽器のセッティングにであえるかも知れません。
投稿者:ひろし 投稿日時:2008/07/29 10:00 ---150.24.186
ありがとうございます。とりあえずは与えられたもので満足し、その間に色々学びたいと思います。
Q:この楽器の製作者は?
投稿者:サヴォレ 投稿日時:2008/07/28 04:50 ---3.15.21
裏版の一番下の中央に黒い点があるチェロについて質問します。20年前にチェコで買いました。どなたかこの楽器の製作者、工房等ご存知でしたら教えてください。ニスは赤みがかった濃い茶系です。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/07/28 08:28 ---124.77.68
その「黒い点」は、裏板を固定(位置決め?)するための木クギの頭で、多くの楽器に見られます。
「赤みがかった濃い茶系のニス」を使うメーカーもたくさんあります。
「20年前にチェコで買いました」も20年以上前に作られた楽器であることしか情報を含んでいません。
従って、製作者、工房を特定できる要素は、上記質問にはありませんので、回答不可能です。上記情報は、楽器を見て、その他の要素とともに、ある程度、製作地、系列(スクール)を絞り込む時の材料の一つでしかありません。
昔からある弦楽器専門店に持ち込んで現物を見せれば、いつ頃どの国で作られたもの、くらいの意見はもらえると思います。
投稿者:サヴォレ 投稿日時:2008/07/28 15:44 ---3.15.21
弦喜さま、ご返答をありがとうございました。
黒い点は多くの楽器に見られる木クギの頭だったのですね。
私は何かを特定できるサインだと思い込んでおりました。
非常に残念です。
投稿者:あい 投稿日時:2008/07/28 19:15 ---.49.243
サヴォレさんの情報からはまったく検討が付きません。製作者も分からずに購入したのですか?
楽器の中のラベルの情報が無いと回答出来ません。
投稿者:サヴォレ 投稿日時:2008/07/29 03:21 ---3.15.21
あいさま、ご返答をありがとうございました。
「チェコで買いました」は言葉少なすぎました。失礼。
当時もう20年以上前になりますがチェコ製で新作だったと記憶します。中学生だったので買ったのは私ではなく親です。
それでも特定できる要素ではありませんのでこれは不可能ですね。
もしかしたら、、と期待がありましたが!!
音色で購入を決めたので値段以外のことあまりは覚えていません。
ラベルはないので長らく製作者のことは知ることもなく
今日に至っております。
投稿者:あい 投稿日時:2008/07/29 08:05 ---.49.243
音で楽器を決めるのは一番良い方法ですよ。ブランド名や製作国よりも音が命ですからね。
Q:GaJetano Sgarabotto??
投稿者:rio928 投稿日時:2008/07/27 00:51 ---11.188.4
私の知人のバイオリンについての質問ですがよろしかったらご存知の方がおられましたら教えていただけると幸いです。
知人が去年、楽器商からガエタノ=スガラボットの作品で将来財産になるといわれて高額で購入したバイオリンなのですが、先日別の楽器商からスガラボットの作品とは思えないといわれて大変なショックをうけております。確かに、ラベルには「Gaetano」ではなく上記のとおり「GaJetano」と記されています。楽器を売った楽器商からもらった鑑定書は「Gaetano」となっているそうなのですが・・・。
Gaetano Sgarabottoの作品のラベルで「GaJetano」と記されているものもあるのでしょうか? ご存知の方がおられましたらよろしくお願いいたします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/07/27 09:36 ---124.78.234
ラベルのことを知りたいなら、一部ではなく、ラベルの記載内容全てと、マークやふち取りなどの特徴も書き込まれてはいかがでしょう。それの方がもっと多くの有用な情報を得られる可能性があります。
投稿者:PRS 投稿日時:2008/07/27 10:39 ---34.25.218
手元のTurrisのGAETANO E PIETRO SGARABTTOという本によれば、
GaJetanus Sgarabotto Vicentinus (十字マーク)
fecit.Parmae anno Domini 194X (肉筆サイン)
というパターンが2種類でています。縁取り等はないシンプルなラベルです。ずーっと以前うちにあったGaetanoも、同じではなかったか?と思いますが、資料がすぐに出てきません。
ただし、ラベルは真贋にはほとんど意味がないものなので、鑑定がついているのであれば、それがどこの誰が書いたものかで、市場性は決まると思います。(これも流行りがありますが)
投稿者:PRS 投稿日時:2008/07/27 10:46 ---34.25.218
BlotのLiuteria Italianaでもラベルの記述は同じでした。少なくとも40年代前半はこのラベルのようです。
ご参考まで。
投稿者:ハリー 投稿日時:2008/07/27 11:21 ---52.21.45
久々で書き込みます。
楽器の真贋に関しては、誰もが頭を悩ますところですね。
スガラボットのラベルに関しては、何種類かあるようです。
また、楽器のパターンも何種類か用いているようです。
私が実際に見たラベルは
"Gajetanus"と"Gaetano"の2種類で、"Gajetano"は見たことがありません。
が、私が見たことがないだけで他にもあるかも知れません。
ラベルの真贋と、楽器本体の真贋はまた別の話です。
ガエタノ・スガラボットはモダンの有名どころですので、ラベルドもかなりあるようですから、rio928さんが気をもまれるお気持ちはよく分かります。
あまりお役に立てなくて済みません。
投稿者:YE 投稿日時:2008/07/27 18:49 ---116.150.104
皆さんがお書きになっているように、ラベルは楽器の真贋とほとんど関係ありません。高名な鑑定家もしくは楽器商の鑑定書のみがその楽器の素性の証明となります。
それから、楽器の資産価値について、「ヴァイオリンは価値の下落しない数少ない動産の一つ」という言い方をしますが、例え言われたとおりの真正の楽器として、それが1000万円の価値があったとし、その額で購入したとしても、その金額で売れるかどうかはまったく別の話です。数年〜十数年の期間ではまず売れないと考えた方がよいでしょう。下手をすると半額以下になります。ヴァイオリンを購入する際に真贋にこだわることは大切ですが、資産という観点を重視することは危険だと思います。
投稿者:rio928 投稿日時:2008/07/27 20:39 ---11.194.241
弦喜さん、PRSさん、ハリーさん、YEさん、書き込みありがとうございます。楽器は私のものではないので今手元になく、ラベルの詳細な記載ができないのですが、GaJetanusではなく、GaJetanoとあったように記憶しています・・・。GaJetanusならよかったのですが(ToT)楽器は今週中にもう一度持ち主さんにお会いしたときに見ることができますので、ラベルの詳細をまた書き込みさせていただきますね。
たしかに、バイオリンを資産と考えて購入することは私もお勧めできないことだと思っていますし、ラベルはGaJetanoなのに鑑定書はGajetanoという違いがあることを別の楽器商から指摘されるまであまり深く考えておられなかったりと持ち主さんにも問題がないとは言えないのですが・・・。
でも、ご自身が弾いて楽しむのはもちろんですが、縁起の悪いことですがご自身が亡くなられた後に残された人が少しでもお金にかえやすいものをとお考えになって購入された楽器とのことをお聞きしたりしましたので私も他人事とはいえ、胸がつぶれそうな思いです。
・・・鑑定書はGaetanoなのにラベルはGaJetano・・・。こんなことって一般的にあることなのでしょうか・・。私自身はこのような鑑定書がつくような楽器の購入経験はありませんし、実際に楽器の鑑定書なんてみたことがないんでわからないことだらけです・・(><)鑑定書の常識、みたいなものはわからないのですが、これは一般的なことで気にする必要のないことなのでしょうか。もし、教えていただけるのであれば教えてください。
私自身は、楽器が本物と信じたくて、GaJetano Sgarabotto というラベルがSgarabottoの楽器のラベルとしてほかにもちゃんと貼られているものだといいな、鑑定書の名前とラベルの名前が必ずしも一致しているわけではないといいな、と思い書き込みをさせていただいた次第でした。持ち主さんもこの点を心配しておられましたので。ご存知の方、よろしくお願いいたします。
投稿者:PRS 投稿日時:2008/07/27 21:00 ---34.25.218
確かに信頼のおける鑑定の専門家(日本はもちろん、世界でもそう多いわけではないですが)のデータベースは大したもので、モダンの系統であれば、たとえばスガラボットが何年から何年に使用した木材は、これかこれである。ノミのタッチからアシストした職人は誰である。よって、これは確実に本人、というようなことが判ります。
一方古いレプリカ等で、どんな大家が見てもはっきりしないものもあります。普通は大家の鑑定家は、良く話を聞けば、こういうわけで、この時期このエリアで作られたものだが、それ以上はI do not know.と教えてくれる(こともあります)。もちろん誰が見ても(極端にいえば私たちが見ても)偽物、間違いなしということもよくあります。
楽器店がよその店の品物にケチをつけることも、ままあることです。最近も友人の現代クレモナ製(といっても物故大家で、製作後25年位はたっていましたが)の楽器の真贋の意見をさる日本の大手で聞いたら、おそらく偽物とのコメントをもらいました。その後鑑定に出したら、本物でした。こういうことはよく、本当によくあります。
結局は真贋は信頼のおける鑑定にかける以外に手はありません。その鑑定の強さも、その時点での鑑定家の発言力に依存しており、引退後意見が弱まることもあるので、油断はできませんが…
なお資産価値については、YEさんのおっしゃる通りで、よっぽど割安?で買わない限り、日本の売買で受益するには時間がかかると思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/07/27 21:30 ---124.78.234
”鑑定書はGaetanoなのに”
と書かれていますが、鑑定書の何がGaetanoなのでしょうか。
ラベルの記載がありそれがGaetanoとなっているのでしょうか、それとも製作者の名前がGaetanoとなっているのでしょうか。
前者であれば変ですが、後者はおかしくもなんともありません。例えば、ストラドの場合でも、製作者はAntonio Stradivariですが、ラベルにはそれと一致する表記はありません。
また、鑑定書は誰が書いた物で、具体的には何とかかれているのでしょうか。無名の楽器店のものでは紙切れ同然でまったく意味がなく、世界的に知られた鑑定家・楽器店のものであって初めて信じてもよいかな、という扱いとなります。
鑑定書があっても、本人作でなく工房物と書かれているものもありますし、そのようなラベルが貼られている楽器としか書いていない場合もあれば、明確に本人作と思うと書かれているものもあります。
別の情報ですが、例えば、
ttp://www.beares.com/
などでは、写真をもとに、鑑定を行ってくれます。
鑑定書を作ると多額の費用がかかりますが、鑑定してもらう(意見をもらう)だけであれば、手の届く範囲の費用でおさまると思います。明確に本物でないものは、すぐに答えが出ます。
投稿者:rio928 投稿日時:2008/07/29 00:49 ---200.136.10
PRSさん、弦喜さん、本当にいろいろと教えて下さってありがとうございます。大変感謝しています。
持ち主さんはまだ動揺されており、当初は本当のことが知りたい、なんなら弁護士を立てても・・といった状態であったのですが、現在はご自身の楽器が本物ではない可能性のほうが高いという情報を知るのが怖い、楽器の音を少しでもほめてくれる人の言葉を信じたいといった状態のようです。
情報、本当にありがとうございます。持ち主さんの心が少し落ち着いて今後のことを考えられる状態になったら、教えていただいた情報をお伝えしてみようと思います。
わたしのあまりにも情報不足の質問、知識不足の質問に親切にお答えいただいた皆様、本当にありがとうございました。掲示板では姿形は見えませんしなにか見返りがあるわけでもないのに、このようにご親切な気持が伝わってくる書き込みをしていただけて本当にありがたく思っています。ありがとうございました。
Q:イタリア楽器の音色は?
投稿者:あいうえお 投稿日時:2008/07/25 17:46 ---214.61.34
最近はそうでもないかもしれませんが、バイオリンの音色は製作された国の独特の個性があったように思います。特に、ドイツ・イタリア・フランスあたりですね。
今回、イタリア楽器の音色のイメージをもっと明確にしたくて質問させていただきました。楽器の出身国を知った上で音色を聞いた本数が少ないので、まだ自分の中でのイメージに自信が持てません。自分は、イタリア楽器の音はこういう感じだと思っていたものが、一般的にもそう捉えられているのか自信がないということです。
特に、イタリアの新作楽器の音といえばこれじゃない?という音源等がありましたら、いくつかご紹介いただけると助かります。
宜しくお願い致します。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/07/25 21:43 ---124.76.253
下記の、Ruggiero Ricciによる、18丁の現代の著名製作者の新作ヴァイオリンの弾き比べCD(楽器と製作者の写真集付き)が、数年前にリリースされています。
THE LEGACY OF CREMONA
メーカー:DYNAMIC
80歳を過ぎたRicciの演奏ですので、音程等には乱れがありますが、レパートリーを鼻歌の如く楽器を替えながら次々と自由に弾いていくのを聴くのは、ほのぼのとしてそれはそれで楽しめます。後半は、ベートーベンのVnコンチェルトのカデンツ(あまり耳にしない版)の同じ箇所35秒ほどを、全ての楽器で弾いていますので、特徴をとらえることができます。
これを聴けば、わかる人には国の違いがわかるかもしれません。
このCDは何度も聴き返しましたが、私には、それぞれの楽器の個性は感じられても、生産国による個性は感じられませんでした。
もう廃盤かもしれませんが、先ほどみたところ、例えば、Amazon.com(残念ながら日本のアマゾンでは品切れ)には、新品と中古品があります。
投稿者:YE 投稿日時:2008/07/25 22:22 ---116.150.104
長くなるので、2つに分けて投稿いたします。
この掲示板でも述べていますが、私は、音の違いはパターンによって違うのであり、国によっての音の違いは存在しないと信じています。
例えば1700年代のクレモナ派は同じ系統の音が出るでしょうが、それはクレモナ派が同じ師匠を基として似たパターンを使ってきたからであり、イタリアといっても、1700年代のクレモナ、ナポリ、1800年代のトリノは違うパターンなので、違う音になります。A. Stradivariと同じ音はイタリアのGagliano一族ではなく、むしろフランスのN. LupotやJ.B. Vuillaumeのレプリカにあるでしょう。だからこそ、イギリスやフランス、スペインの製作者が作ったStradやDel Gesuのレプリカが本物として通用するのだと思います。
よく、「○○の使っている楽器はフランス物だからイタリア物とは違う。」という意見を聞きますが、楽器の素性を知っているから言えるので、知らなければ分からないはずです。そのような方に、試しにイタリアの楽器をフランス製だといって渡せば、「フランスの音だね」というはずです。実際、そういう経験を数多くしてきました。まして、「イタリアの音は明るい」「ドイツの音は暗い」「言葉が違う、つまり周波数帯域が違うので音が違う」等の物言いは噴飯物です。
音の違いは国ではなくパターン、つまり製作者にあると考えれば、話はよっぽどすっきりしますし、「ネコも杓子もクレモナ新作」という日本独特の悪しき状況(と私は感じます)は改善されると思います。クレモナ新作の中で秀逸の音は、クレモナだけではなく、アメリカやドイツの著名製作者の楽器からも聴くことができるのです。
(続く)
投稿者:YE 投稿日時:2008/07/25 22:23 ---116.150.104
その観点から私なりにご質問にお答えしますと、以下のCDはかがでしょう?
・THE LEGACY OF CREMONA
Ruggiero Ricchi (Vn)
DYNAMIC CDS 373
現代の名工の手による楽器18台の弾き比べです。
弦喜さんと同じですね。
・J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ
島根恵 (Vn)
ALCD-7059,7060(2枚組)
1995年製のMarcello Iveを使っています。
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ロマンス第1番、第2番
Christian Tetzlaff (Vn)
デヴィッド・ジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
ARTE NOVA 82876 76994 2
ドイツの製作者Peter Greinerが2000年に作った楽器を使っています。弓はArcusだそうです。
はいかがでしょうか。
あいうえおさんが楽器の音のイメージをお持ちになるために多くの楽器を試奏されるのは正しい姿でしょう。ただ、その結果をして身につくことは、国による音の分類ではないはずですし、それは不可能です。もし可能であれば、著名な演奏家が自分の楽器の製作者を間違えるわけはありません。
良い音か悪い音か、もしくは、好きな音か嫌いな音か、それだけが分かれば十分ではないでしょうか。とはいえ、それが一番難しいのですが。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2008/07/26 02:26 ---178.228.102
弦喜さん、YEさん、早速のレスをありがとうございます。
お二人が同じCDを勧めて下さるということは、ワタシのニーズにピッタリなのでしょうね。なんとか入手して自分のイタリアのイメージと同じか確かめてみたいと思います。そういえば、イタリア新作楽器の演奏会のCDを自分も持っていることを思い出しました。しかし、合奏なので、特徴が掴みにくい・・・。
実は、イタリアの音を知りたいと思ったのは、次の楽器を探し始めているところなんです。今まで、自分の好きな音が絞り込めていなかったのですが、「イタリアの明るい音」(噴飯物の物言いですが・・・)に恋している自分に気づき始めた今日この頃です。しかし、イタリアっぽい音だからイタリア人に製作を頼むのではなく、中国人に頼もうと思っています。音色のイメージを言葉で伝えなければなりませんから、自分のイメージが正しいのか確認したくて、質問させていただいた次第です。
↓この音などは、イタリアっぽいと思ったのですが、皆さんはどのように思われますか?
ttp://jp.youtube.com/watch?v=I0Al_iQaQSo&NR=1
YouTubeなどで、自分のイタリア楽器の音のイメージはこれだ!というリンクがありましたら、教えてくださいませ。フランス・ドイツも歓迎です。その楽器の出身国がどこだか分からなくても構いません。あくまでもイメージですので。
投稿者:サヴォレ 投稿日時:2008/07/26 03:59 ---3.15.21
イタリア新作の音を聴ける番組がBSジャパンで今夜ありますよ。
投稿者:ks 投稿日時:2008/07/26 05:11 ---254.87.36
私も同じ疑問、質問を持ってきましたが、、音,音質の差は材質によるものではないのですか。私は日本の著名な製作者で日本の材質だけでつくったものと、当時ドイツから輸入した材料で作ったものをもっていますがあきらかに音質が違います。現代はイアタリア系の材料で作っているので製作者の差が表に出てくるのではないでしょうか、ほんとに私の浅学私見ですが音質は材質,鳴り方は製作者によるとおもっています。ご意見ご教示ください。
投稿者:あい 投稿日時:2008/07/26 07:36 ---.49.243
あいうえおさん、
イタリアから良質な楽器があるのは事実です。ストラドやガルネリとアマティなどのオールドは素晴らしいですが、モダンイタリーの楽器でこれはすごいと思った事はありません。つぎのストラドなどと言われているプレッセンダーもたいした物では無いと思います。
イタリアの製作者にとって日本は天国です。これはイタリアと言うとそれだけで良い音がでると洗脳されているから。もちろんたまにはまともな物もあると思います。
国の独特の個性は無いと思います。ストラドは明るいけど奥行きがある音がしますし、ガルネリはとても深くて暗い音がします。月とすっぽんですがどっちもイタリアですね。
ヴァイオリンを選ぶ際に必要なのは、製作国やブランドではありませんのでいろんな楽器を探してみてはどうですか? ちなみに私はフランスのバイオリンを使用してますが、とっても好きですよ。
いくらストラドやガルネリって言ってもなかには”たいしたことないな”と思う駄作もありますので、ブランドにこだわってもあまり意味は無いと思います。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2008/07/26 09:11 ---178.228.102
サヴォレさん
情報ありがとうございます。ぴったりな番組ですが、あいにくBSジャパンを視聴できないのです( p_q)
ksさん
材質の違いはあるでしょうね。そういえば、以前に中国製の木材と欧州材の音質が違うという話を楽器製作者の方から聞いたことがあります。音は材料プラス製作者で決まるのでしょうね。
あいさん
イタリアブランドにこだわっている訳ではないんです。実際、中国の方に作っていただこうと思っていますので。シメオネの弟子だった知人が「イタリア楽器がどういうものかやっと分かってきた気がする」と言っていたので、その言葉も甘く明るいイタリア独特の音色という私のイメージを膨らませているのかもしれません。ちなみに、その人の作った楽器を弾いたことはありません・・・。以前は、ガルネリ系の深い音が好きなのかなと漠然と思っていましたが、突き詰めて考えると、ストラド系の明るい音が好きなのでは?と思えてきたのです。購入するのは新作楽器なので、新作楽器は、深い音よりも明るい音の持ち味を出しやすいのでは?という先入観もあります。
やはり国で音色の特徴を分類することが大雑把すぎるのでしょうね。甘く明るい音を求めてゆきたいと思います。話が変わって恐縮なのですが、高音が明るくきらびやかな場合、低音はどのように表現される音がバランスがよいのでしょうね?低音は深みがあり、高音は明るくきらびやかだと、言葉の上ではバランスが悪いような気がするのですが。
投稿者:猫丸 投稿日時:2008/07/26 19:19 ---71.201.156
CDはこれを参考に。
http://www.sarasate.net/book/index.html
購入したければ、ここに注文すればあります。
http://homepage3.nifty.com/mittenwald/
>音は材料プラス製作者で決まるのでしょうね。
変わる要素が多すぎて誰も結論が出せません。
腕の良いバイオリン製作者の言によれば、板の表面と内面のカーブと、カーブ各点の板厚で決まり、材料の影響は少ないと言い切ります。
魂柱の調整でどんな好みにもできる、と豪語する人もいます。
発音体である、弦が音に一番影響を与えるのですが、マグロは大間に限る、米は秋田のササニシキだ、と言うのがはずれの無いところですので、 裏板は欧州産のホワイトシカモア、縮杢、表板はヨセミテ近辺のドイツトウヒで、製作者はイタリア人と言うのが、一番安心なのでしょう。
投稿者:ふとふと 投稿日時:2008/07/26 20:06 ---4.226.106
月とすっぽんって・・・・・
あいさん、日本語をもう少し・・・・
投稿者:猫丸 投稿日時:2008/07/26 21:45 ---71.201.156
日本語的には
ストラッドが月で
プレセンダがスッポンと言う意味でしょう。
スッポンの一種にフニヤオラなんてのもいるようですが、
値段の高いスッポンですね。
投稿者:ふとふと 投稿日時:2008/07/26 22:24 ---4.226.106
なるほど!
段落が別だったので勘違いしました。
失礼しました。
しかし、すっぽんの方が役にたちますね
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2008/07/28 08:30 ---22.169.130
またまた、謹慎中の身?で登場しました。(お許しを!笑)
>サヴォレ さま
先週土曜夜のBSジャパンの放送観ました!
2時間たっぷりと実に見ごたえありました。
旅人の川久保賜紀は思っていたよりも?人柄も良くて好感持てましたし、G・B・モラッシーやE・ブロットも登場し彼らの素顔や生の言葉も聞けてとても参考になりました。
クレモナ市庁舎のストラドを毎日一回弾く有名な氏の腕もなかなかのものだし(この超名器を触れるのも弾けるのも彼のみということで、さすがの川久保もガラスのケース越しに今にもヨダレが出そうでした・笑)、ストラディバリ博物館にある彼が実際に使っていた工具類や直筆のメモなども興味津々でした。
ただ、川久保と同じチャイ・コンの覇者、菊田はえらく自信家という印象。クレモナにある彼の家に行き、チャイ・コンで優勝を勝ち取った件の楽器を弾いた川久保の表情にちょっと曇りが伺えましたね。(賢く、落ち着きのある川久保は言葉巧みにこの製作者の楽器の本質的なことをズバリ言うのを避けていましたが)
テレビを通しての音ですが、新作でかつ優れた作りの楽器と言えど音はやはりよく言われるようにオールドやモダーンに比してある程度レスポンスの良さやシャープさはあるものの、柔らかさや深み、味わい、懐の大きさや表現のスケールの幅、俗に言うシルバートーン等は期待する方が無理でしょう。
世界中から集まりクレモナに居を構え製作に励む職人は多い。また、皆が自身をいつしかストラディバリに投影し錯覚し天狗になっているような感じもします。
私自身、イタリアの楽器もオールド(月はストラド、デル・ジェス、スッポンはなし)、モダーン(月はプレッセンダ、ロッカ、あとアントニアッジ等、スッポンはビジャッキ、オールナッティ等)、新作(月はモラッシー親子、スッポンはI・コラッティ)とかなり弾いてきましたが、その拙い経験から言って、現代のストラディバリを名乗れるのは名実ともG・B・モラッシーもしくはS・モラッシー親子をおいて他にないと思われます・・・(近年はシメオネのほうが軒並み評価が高いようです)
投稿者:ks 投稿日時:2008/07/28 10:01 ---254.87.36
私も興味ぶかくみました。ゴマゾウさんと同意見です。旅人の川久保さんも最初に音をだしたとき困ったのでしょうね。やわらかくなでるように弾いていた感じです、最後ののシャコンヌもあえて音を出さないような演奏でした。前にNHkのクラシククラブで聞いた川久保さんの弾き方とはちがっていました。最近NHKのハイビジョン特集でやっていた、神尾真由子さんのスイス留学のときのレッスンの時のストラッドの音と比べるとテレビの音でも差が違いすぎますね。やはり新しい楽器はプロの演奏家には使えないのでしょうかね。現在のクレモナは町全体が一つの工房でみんな同じような音がしてストラデイバリ時代の伝統ではないということを聞いたことがあります。興味はつきませんね。
Q:気に入ったバイオリン
投稿者:ひろし 投稿日時:2008/07/28 00:00 ---165.173.40
http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e82921727
このバイオリンは非情に気に入ってるのですか、40万円のお金がない。このつくりと材質、そして音色と音量に似たバイオリンを探していますが、値段は安ければ安い方がいいです。どなたかお心当たりのある方は教えてください。
Q:つかぬお伺いなのですが…
投稿者:たびぃ 投稿日時:2008/07/26 16:39 ---100.78.150
現在私が所有しているバイオリンのグレード・販売価格等々、分かりましたら教えてください。
1993年製 カールヘフナー
型番KH204
中古で購入したものです。
グレード等を知りたくて調べてみたのですが、現在はこの型番が見当たりませんでした(探し方が下手だったのかも知れません)。
おわかりになる範囲で結構ですので、この楽器についての詳細を教えてください。
投稿者:maria 投稿日時:2008/07/27 21:41 ---86.76.229
中古で購入した、との事。その値段がその楽器の価値なのだと、考えるのが一般的かと思います。ましてやカールヘフナーは100本限定とかのプレミアム物でさえ(以前教会のパイプオルガンの響板を再利用して製作された物)実質販売価格は新作で50〜60万円以上という事はなかったのではないでしょうか。私もお店に見に行ったのですが、それ以外のヘフナーはプレミアム物の半値程度だったと記憶しています。中古のヘフナーが新作より値の上がるのは余り見た事はないし。転売する事をお考えかどうかは分かりませんが、それ程高額で譲って頂いた物でないなら、その値段なりの物なんだと思います。型番は日本の業者が、ヘフナーに製作を発注した場合は型番はイレギュラーな事があると以前ネットで検索した時に読んだ記憶があります。もしかするとその可能性も有ると思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/07/27 21:50 ---124.78.234
10年ほど前のカタログで、
201が20万、203が24.5万、312が35.5万となっていますので、
204については、それらから発売時の価格を類推願います。
今はユーロ高で新品はもう少し高い値段となっています。
量産楽器の中古品は、一般にはもとの値段よりかなり安くなります。
Q:フリースコア
投稿者:ひろし 投稿日時:2008/07/24 23:52 ---224.151.163
フリースコアのサイトを教えてください。もしくは無料で分けてくれる方がおりましたらお願いします。
投稿者:通りすがり 投稿日時:2008/07/25 01:32 ---31.36.107
ひろし様
free sheet music で検索してみてください。色々見つかります。
私のお薦めはString Ensemble Cafeというサイトです。
投稿者:teku 投稿日時:2008/07/26 02:34 ---132.137.36
”音楽教会”から入っていくといろいろ見つかります。
投稿者:ひろし 投稿日時:2008/07/26 22:10 ---5.206.158
ありがとうございます。私なりにやってみましたが、ドボルザークの交響曲第8番 第1、第2バイオリンのスコアーが欲しいんですが、どう探せば無料のものが手に入るでしょうか。
投稿者:toy 投稿日時:2008/07/27 00:55 ---159.174.67
ttp://www.dlib.indiana.edu/variations/scores/adr4498/large/
これでしょうか?
総譜ですけど。
ストラッドさんへ。
リンクが規定違反そうなら、早々に削除願います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/07/27 01:21 ---124.77.179
暫く閉鎖になっていた
imslp
がまた復活したようです。
スコア・ピアノ譜等多数ありますので、検索エンジン経由でアクセスしてみてください。
*スコアというのは総譜のことで、パート譜のことではありませんので、あしからず。(パート譜はほとんど含まれていません。)
3000円ほどだせば、ドボルザークのほとんどのオーケストラ曲(全シンフォニーを含む)のヴァイオリンパート譜のpdfが入ったCD-ROM本(米国のHal Leonard社出版)がでていますが、そのようなお金は出せないということのようですね。
投稿者:ひろし 投稿日時:2008/07/27 20:09 ---165.173.40
ありがとうございます。書店にも聞いてみます。
Q:猛暑への対応
投稿者:plimura 投稿日時:2008/07/28 22:35 ---108.10.185
今年も去年にまさる猛暑、荒天が続くようですが、楽器の保管について皆様はどのように工夫しておられるでしょうか。過去の記事を検索してみますと、薄紙をはさむ、袋に入れてからケースに収納するなど、参考になるものが多くありました。私は去年はケースを家のなるべく涼しい場所に置き、練習できない日でも楽器を取り出して軽く拭くことを心がけましたが、横板の一部にケース内装の布目のあとがついてしまいました。(新作楽器でニスがまだ柔らかかった故かもしれません)従来の対処法での体験談、それをさらに改良した新しい工夫などご教示頂けますと幸いです。
投稿者:rio 投稿日時:2008/07/29 04:43 ---95.2.121
楽器を保管している部屋は、24時間エアコンをつけて室温が27度を超えないようにしています。冬場も室温が氷点下にならないように必要に応じて暖房をしています。
新作楽器については、製作者より、ニスが落ち着くまではケースにいれて保管しないでほしいといわれましたので、製作者よりOKが出るまで(ニスが落ち着くまで)移動時以外は室内用物干台に紐を取り付けて、スクロールをひっかけて吊るして保管していました。
窓のカーテンレールを利用して楽器を吊るす方がおられるようですが夏場は太陽光が当たるところは温度が高くなるので完成した楽器を保管する条件としては適当ではないと製作者の方に言われました。室内用物干台は部屋の中のなるべく温度変化の少ないところを選んで設置しました。
指導を受けていたバイオリンの先生からは、ニスが落ちついていない新作楽器を選択するのは、よほどの事情がない限りは避けたほうが無難であるともいわれました。新作楽器の場合、楽器のニスに布痕がつくのは音色には関係ないので特に問題にはならないが、ケースに入れっぱなしにしておくと、ニスがケース内の布にくっつき、はがれてしまうこともあるとのことでした。
投稿者:plimura 投稿日時:2008/07/30 22:43 ---108.10.185
rio様
ご教示ありがとうございました。とても参考になりました。24時間空調は少し難しいかもしれませんが、温度変化の少ない場所でのつり下げての保管など心がけてやってみたいと思います。
投稿者:rio 投稿日時:2008/07/31 05:32 ---95.2.121
plimura様
部屋とエアコンの状況にもよりますが
24時間27〜29度にエアコンをかけっぱなしにしていたほうが
日中(外出中)不在にする時間エアコンを切るよりも
電気代がお得になることがあります
24時間空調が難しい理由がわかりませんが
単に電気代のことであれば
一度実験してみることをお勧めします
また電気代はエアコンのフィルターの清掃や室外機の設置状況でも変わりますので、フィルターは最低でも週に1度は清掃し、室外機も定期的に清掃するとか、直射日光が当たらないようにするとか対応が必要ですね。