Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:
投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/23 14:24  ---7.190.197

基礎の事は分りました。ありがとうございます。あともう少し質問があります。

盲目のバイオリニストはどのような練習をしたのでしょうか。

譜面が見えない分CDなどに頼って直接曲を聴いて真似から入るしかないと思います。そして細かなところは指導者からマンツウマンの指摘を受けて何度も繰り返し練習して記憶し、それを頭の中で再生しながら弾くのだと思いますが如何でしょうか。・・・であるならば、健常者も結局は譜面にぎっしり書いて練習したとしても演奏する時には暗譜つまり記憶されたものを頭の中で再生しながら弾くのではないでしょうか。・・・違うかなあ・・


そしてもうひとつ・・ジプシー音楽や、ジャズやロック、カントリー&ウエスタンなどクラシック以外の曲を弾いている人達はいちいち譜面に下ろして練習して演奏しているんでしょうか。クラシックの下積みがなくてもある程度の基礎があれば練習次第で何とか成るようにも思えんですが、甘いでしょうか。・・・

最後に、全くの独学で立派に何でも弾いてますという方を知ってる方、もしくはご本人がおられましたらその方法を教えてください。

もちろん基礎練習をサボりたくて書いているのではありません。

投稿者:rio     投稿日時:2008/08/23 15:22  ---95.2.121

>盲目のバイオリニストはどのような練習をしたのでしょうか。

知人に盲目のピアニストがいます。彼は同じ境遇(盲目)で真剣に音楽に取り組みたい初心者の生徒には、次のことを最初にしてもらうそうです。点字の譜面を読めるようになり、譜面の音を鍵盤で拾えるようになること。絶対やってはいけないこととして「CDなど他人の演奏を聴いて、譜面を思い浮かべずに、音だけのイメージでそれを模倣すること」と言ってます。
でもこれは真剣に音楽に取り組む場合であって、「CDなどに頼って直接曲を聴いて真似から入る」のがいけないわけではないと思います。ただ、その場合、あくまで楽器と戯れるだけで、上達はしないでしょう。


>ジプシー音楽や、ジャズやロック、カントリー&ウエスタンなどクラシック以外の曲を弾いている人達はいちいち譜面に下ろして練習して演奏しているんでしょうか。

ジプシー音楽や、ジャズやロック、カントリー&ウエスタンにもきちんと譜面は存在するのですが、なぜこのように思われるのでしょうか?TAB譜のようなものを自作で作っているアマのカントリーのフィドラーにお会いしたことはありますが…


>クラシックの下積みがなくてもある程度の基礎があれば練習次第で何とか成るようにも思えんですが、甘いでしょうか。・・・

「クラシックの下積み」の意味がよくわかりませんが、だいたい間違いはないと思います。
やる気があり(一番大事なことです)、音楽に関するある程度の基礎を習得し、適切な指導を受けて練習すれば、持ちうる才能の範囲で上達できます。ですから、何とかなるのではないでしょうか?

>全くの独学で立派に何でも弾いてますという方を知ってる方
バイオリンにおいては、知りません。


ひろしさんは、バイオリンとどのような関係を持ちたいのでしょうか? 別のスレッドにも書きましたが、単純に自己満足の世界に浸りたいなら、思う通りに自由にするだけでいいのです。悩むことはないと思います。

他人からも「上手だね」といわれるような技量をもちたいのならば、これまでのたくさんの他の方のコメントを参考に、何をすべきかもうすでにお分かりのこととおもいます。

厳しい言い方になりますが、金と時間と才能と運とやる気のない方は、一生かかってもバイオリンと友達にはなれないでしょう。

投稿者:rio     投稿日時:2008/08/23 15:29  ---95.2.121

最後の行を書き間違えました。付してお詫びするとともに、訂正させていただきます。


(誤)
厳しい言い方になりますが、金と時間と才能と運とやる気のない方は、一生かかってもバイオリンと友達にはなれないでしょう。

(正)
厳しい言い方になりますが、金がなくとも運があれば何とかなります。時間がなくとも才能によってカバーすることができます。しかしやる気のない方は、一生かかってもバイオリンと友達にはなれないでしょう。

投稿者:rio     投稿日時:2008/08/23 15:32  ---95.2.121

すみません あわてて書いてしまい変換ミスをしてしまいました

(誤)付して → (正)伏して

です

投稿者:QB     投稿日時:2008/08/23 15:40  ---37.164.44

年をとると、楽してなんとかしたくなるんですねぇ
楽譜が読めるように努力するのがイヤで、耳コピーで立派な演奏する人の事例を探して、それで、自分も楽譜読めなくてもいいと正当化して、、、いつか上手に弾けるようになることを妄想する、、、、って、そんな時間があったら、努力してみましょうよ。
好きなんでしょう?ヴァイオリン。
好きなものの為に多少の労苦は惜しんではダメですよ。

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/23 17:39  ---51.100.108

私の生徒さんに、全く楽譜も読めず、リズムも解らず、音程も解らずにバイオリンを始めた方が居ます。大人の方です。
最初は、二拍伸ばしてください、という説明すらも理解してもらえませんでした。
ですが、二年経った今、楽譜が読め、初見でも弾けるようになりました。いつの間にか、出来るようになってました。
一つ一つの積み重ねだと思います。今読めなくても、1年後に読めてれば良いや、という気持ちで努力してください。
今日は『ラ』の音が読めるように。明日は『ミ』が読めるように。
オケの譜面は音が多くて、最初は焦るかもしれませんが、ゆっくりで良いのです。一気に上手になるなんて事も、一日で楽譜が読めるようになる事も、滅多にありません。
少しずつやっていれば、いつの間にか弾けるようになります。
悩むだけでは何も変わりません。まずは、一日一音、覚えてみてはいかがでしょうか?

投稿者:パスツール     投稿日時:2008/08/23 20:13  ---31.1.113

譜読みはとても普遍的な問題だと思います。 結構キャリアの長い人でも悩んでいる人は大勢居ます。 とくに大人から初めて苦労している人に多いのですが・・・

では譜読みができると、どういうふうに弾けるのか?

音符を見ると、その音が頭に浮かびます。 楽譜を見るとその旋律が頭に浮かびます。 たからいちいちピアノを叩いたり、CDをかけて確認したりする必要がありません。 また自分の頭の中の話ですから、音程や音色についても自分の理想を追求できます。 それは時間にしてみれば、ほんの一瞬の話なのですが。

楽譜の旋律を頭に思い浮かべたら、次にボウイングとフィンガリングをシミュレートします。 楽譜に書いてあれば、それに従って弓や指を準備します。 だから弾き始める時点ですでに完全に出来上がっているのです。 

このレベルに達すると、オケのパート譜や室内楽のパート譜の特に難しくないところは、初見で難なく弾けるようになります。

もちろん頭の中に明確なイメージがあっても、弓や指がそれについていけなければ(つまり弾けないということ)、あとは練習するしかありません。 でも練習を始める際に、頭の中にイメージがあるとないとでは大きな差です。 譜読みが出来れば、初見に強くなるだけでなく、練習の効率が大幅にアップします。

レッスンについて、音程や音色を地道に修正されることによって、頭の中に浮かぶイメージがだんだん明確になっていきます。 ソルフェージュのレッスンにつくことも有効です。 キャリアがあっても譜読みに自信がない人は、ソルフェージュのレッスンにつくことをお勧めします。 

ジャズやカントリーの世界では、音符の読めない人が結構います。でもコード進行とそのコードによってかもし出される音のイメージは明確に頭の中にあるはずです。 

ご健闘をお祈りします。

投稿者:もくもく     投稿日時:2008/08/23 20:19  ---159.210.211

パバロッティが楽譜を読むのが苦手というのは有名でしたね。
本人は読めると言っていたらしいですが・・

投稿者:のり     投稿日時:2008/08/23 22:56  ---.147.188

声楽家は、比較の対象にならないと思います。声は生まれつき個人差が大きく、普通の人は数万円のヴァイオリンしか持てないのに、パバロッティは生まれつきストラディバリを持っているようなものらしいですから(オペラの指揮をしていた先生の話から類推)。

投稿者:ちゃるだっしゅ     投稿日時:2008/08/23 23:26  ---1.184.39

こんにちは。

30代から趣味で始めたものです。「大人のヴァイオリン教室」なるものに月二回行っています。もっと習いたいのですが、経済的、時間的にに月二回が限度です。

ひろし様がとりあえず一曲と言われるのであれば、この楽譜を推薦します。
ヴァイオリンのしらべ[ピアノ伴奏譜付き]
ピアノ伴奏に合わせて1人でも楽しめる極上の21曲
ttp://www.rittor-music.co.jp/hp/score/violin_data/07417127.html
模範演奏とカラオケCDがついており、タイスの瞑想曲も収録されています。耳コピーでも良いのではないでしょうか。わたしは模範演奏を聴きながら音を取っていきました。音が取れて楽譜と照合して行った、という感じでしょうか。もともと知っている曲でしたから。自分なりに楽しむのであれば、宴会のかくし芸的演奏で友人知人を驚かすのであれば、これで充分でしょう。しかしオーケストラやアンサンブルに参加するのであれば読譜は必要だと思います。私はスケールや練習曲で楽譜を読んで声に出しながら弾く練習をしています。地道な努力でだいぶ読めるようになりましたが、拍子が取れないので初見演奏は苦手です。

投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/23 23:56  ---224.150.185

こんなにもまた皆さんから助言を頂いてしまい恐縮しています。

rio様・・・ありがとうございます。

私は幼いころから近くの丘でスキーをしていましたがどうもいまひとつコツがつかめないままに成長してしまいましたが20歳のときに何年ぶりかで近くのスキー場に行って見たら、私の滑りを見かねたのか近寄っててとり足と履行してみなああしてみなと指導してくれました。そこでその通りにやってみたところたちどころに滑れるようになりほとんど一日でパラレルができるようになりました。自分は運動御地だと決め付け諦めていましたが自分に合った指導者に巡り会えさえすればある程度は上達できるという自信につながりました。・・・だから仰られる事はよく理解できます。ただ、現実に私の住む県内にはプロの指導者はヤマハとカワイとあと一件だけです。その一件にちょっと電話で話をしてみたんですがあんまり合うような気がしないんです。あと、そろばん塾で金だけふんだくられた経験があるので何とか教室というのは信用できないんです。という経緯があり未だに指導者を暗中模索しているところです。

貴瀬 様・・・ありがとうございます。

その生徒さんの話しは私にとってこの上ない励みになりました。私も七転八起で前進します。

投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/23 23:57  ---224.150.185

パスツール様・・・ありがとうございます。

私は『音符を見ると、その音が頭に浮かびます。 楽譜を見るとその旋律が頭に浮かびます。』・・・これができないんです。できないからまずCDを聴いて曲をまずあらまし記憶してしまいます。それを頼りに頭の中で曲を再生し楽譜をみて一つ一つの音符と音合わせをします。それから指番号を見ながらバイオリンを弾いていくのですが、疲れてくると記憶が薄らいできて音符を見ても音が掴めなくなってしまいまたCDを聞き返し、これを繰り返します。

でもこれでいいのかなあ・・・と思うんです。私が躓いているのはバイオリンを弾くことよりもこの部分なんです。コールユンブンゲルだか・・ソルフェージュだか分らないけど要は音階練習を口で、歌で練習した方がいいのかなあ・・と思っているんですがどうなんでしょうか。・・・すべての音階練習を何百回も練習すれば黙ってても音符が読めるようになると教えられているんですが、音符を見ながら音階練習すればできるようになりますかね・・・この時にドミソシレ〜♪と歌うべきですか、それともアーアーアーアー〜♪で練習すべきですか。『音符を見ると、その音が頭に浮かびます。 楽譜を見るとその旋律が頭に浮かびます。』・・を身につける練習をいつでもどこでもできる方法はないものでしょうか。たとえば英単語を覚えるように。

投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/24 00:07  ---224.150.185

ちゃるだっしゅ様・・・ありがとうございます。

ああ私の様な方がおられて何より嬉しいです。私も2冊買って今練習しています。正直曲を先に記憶してしまった方が手っ取り早いんですが、これに慣れちゃうと長い曲や初めての曲はいつまでたってもできなくなってしまいます。やっぱり音階練習を口でやって覚えるようにしないと駄目なんでしょうね。

QB様 、のり様、もくもく様・・・ありがとうございました。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/24 09:44  ---4.232.67

レスの流れが自分の都合に悪くなると、スレッドを使い捨てですか。その身勝手極まりない態度、何とかなりませんか。

>私は『音符を見ると、その音が頭に浮かびます。 楽譜を見るとその旋律が頭に浮かびます。』・・・これができないんです。(…)私が躓いているのはバイオリンを弾くことよりもこの部分なんです。コールユンブンゲルだか・・ソルフェージュだか分らないけど要は音階練習を口で、歌で練習した方がいいのかなあ・・と思っているんですがどうなんでしょうか。(…)楽譜を見るとその旋律が頭に浮かびます。』・・を身につける練習をいつでもどこでもできる方法はないものでしょうか。たとえば英単語を覚えるように。

ソルフェージュが一番適切だと結論が出たはずです。なお、ソルフェージュは口頭での音階練習ではありません。
貴瀬氏は、おそらく、レッスンで、あれこれ工夫しながら、辛抱強く譜読みの基礎を教えているはずです。この人の書き込みを見て、自分が独習で好き勝手にやって、なんとかなるなどと思わないように。
ちゃるだっしゅ氏だって、譜読みに、大変努力されていると思いますよ。


このスレッドでの結論も、あなたが先に使い捨てにしたスレッドの結論と全く同じなので、
改めて同じ事を書いておきますよ。

・(特に初心者は)独習が不可能なので、どんな手段を講じてでも教師を探すべし
・ その教師の許で、ソルフェージュをみっちりやるべし

つべこべ言わず、教師を見付けて、徹底的に指導を受けて下さい。近くに音楽教室があるんじゃないですか、それなら、もう、言い訳はできませんね。

もう、このスレッドも、結論が出ているので、すみやかに終了して下さい。神だの愛だの理想の教育だのを持ち出して、自らの向上心の無さを棚上げして、意味不明の書き込みを続けられるのは、迷惑千万です。

投稿者:あい     投稿日時:2008/08/24 10:50  ---66.22.61

私も初心者の独学には賛成出来ません。ある程度のレベルまで行き、アマチュアでされるのであれば独学でもOKです。 

バイオリンはアマチュアが弦を適当にこすれば良質な音が出るわけには行きませんので先生に習うことが絶対条件です。失礼ですが、それが出来ないのであれば止めるのが良いと思います。私は答えられる質問には何回でも答えますが、永遠と掲示板で質問しても時間の無駄です。

投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/24 13:17  ---224.150.140

クロアシ様、あいさん

レスの流れが自分の都合に悪くなると、スレッドを使い捨てですか・・・なかなか私が求めていることが伝わらないみたいですね・・・残念です。

指導者と巡り会うまでぼけーとしていられないのでどう足掻いてでも私は目の前の問題を一つ一つ解決して一歩でも前進していかねばなりません。

ちゃんと定期的に指導者に付き、楽譜は読めてオケにも参加できていても下手糞な人がいますが、私にはそれが理解できない。どうして下手糞なのと言いたい。・・・だからそんな例を見るとやっぱり本人の耳じゃないかとどうしても思ってしまうんです。

もし交響曲のパート全部を音で記憶できたら、あとは指揮者の指示通り頭の中で修正すれば良いだけですから私は楽譜は見ません。記憶できないから譜よみができるようになりたいと思っているのです。だから初見ができるようになりたいと思う。ポジショニングができれば音が出るという話じゃない。楽譜を見てすぐに音が頭の中で鳴らないといけないんです。鳴ったらすぐに自分の曲が完成するわけですからもうすぐにでも弾けます。・・・始めはぎこちないけど何度か繰り返すうちになれてスムーズに弾けるようになります。でもいちいち一つ一つの音譜に目を配っていたらそれはできない。じっと実際に出てる音に集中して弾くからきれいな音を出せるんです。・・・だから音符が読めても下手糞なのは音よりも目に見える音符に気をとられているからじゃないでしょうか。そうでなければ初めから音感が悪いんだと思う。

という事で、ソルフェージュの練習をします。あとはその効果的なやり方です。ちょっとして空き時間でも何処でも直ぐにできるやり方がないものかと思います。もしあったら教えてください。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/24 13:53  ---4.232.67

もういちど書きます。

・(特に初心者は)独習が不可能なので、どんな手段を講じてでも教師を探すべし
・ その教師の許で、ソルフェージュをみっちりやるべし

これが結論。

>指導者と巡り会うまでぼけーとしていられないので

可及的速やかに先生に就いて下さい。ソルフェージュの練習も、初歩の初歩は、先生に見てもらって間違いを正してもらわないと上達しないと思います。


これでこのスレは終了して下さい。

投稿者:ブラックボックス     投稿日時:2008/08/24 15:00  ---206.85.239

ひろし様、実は私も最初は独学でやろうと思っていました。
(金、時間、才能、どれもありません。たぶん、ひろし様よりレイトです。)
ですが、楽器を手にした瞬間、こりゃ独学では無理だと思いました。
最初の半年くらいは、レッスンで弾き方などを勉強をしていましたが、
最近は、レッスンとは教えてもらうのではなく、間違えを指摘してもらう
場所なのだということに気が付きました。
独学の最大の欠点は、ここにあると思います。
どこかのサイトで、1年独学した後、レッスンについた場合、その矯正に
2年かかるという記事を見たことがあります。

最後まで、独学というのも選択肢ではありますが...

投稿者:tak     投稿日時:2008/08/24 15:09  ---198.200.106

あなたもしかして御自分がバイオリンが上手いと勘違いされてませんか?
言葉には謙虚そうな雰囲気が出ていますが、その奥にそんな雰囲気が見え隠れしています。

これまでの議論でいい加減察して頂いているとは思いますが、音楽には努力は必要不可欠です。
舞台上での良い演奏というのは90%はそれまでの努力から成り立ってです。
あなたは以前に、自分でひっそりと「タイスの瞑想曲」が弾ければいいと仰っていましたが、
それにしたって初心者が弾くにはかなりの努力が必要な曲ですよ。

そしてあなたはその努力の方法をこの掲示板にいる偉大な先人たちに聞いてみるが、自分の考え方と合わないと「そんなにムリ」と一蹴する。
あなたはまだヴァイオリンを始めたばかりの初心者で教えを請う立場です。ここの熟練の皆様と対等に議論ができる立場ではないのです。

今一度、この掲示板においてのご自分の立場を再確認されてはいかがでしょう。


最後になりましたが、ヤマハやカワイがあるなら一月か二月程度でも通ってみたらいかがでしょう?
年間契約ではないんですから、辞めたい月に辞めれるわけですし。
騙されてると思えばそこで辞めればいいんです。
特に周りに頼るべき師も居ないようですし、それが一番の上達の近道だと思います。

投稿者:vickey     投稿日時:2008/08/24 15:28  ---117.14.231

正直なところを申し上げます。
スズキの1巻程度のレッスンも全うせずに、楽器の構造やら初見やらって、いったい何をやりたいのか?
頭でわかっていても体の動きが伴わないのがレイトスターターの常ではありませんか?小学生の子供だって初めての曲など泣きながら百回以上弾きこんで体に叩き込んでいるのです。
楽器を弾けるようになりたいのなら、がたがた言わず、指導者についてある程度のものを身につけなければ、楽しめる趣味にはならないでしょう。ヤマハやカワイで充分ではありませんか?少なくとも講師はひろしさんよりはずっと弾けるし、専門教育をうけています。定期的にレッスンに通うことはとても大変なことですよ。そういう地道な努力をしている人を嗤う神経が理解できません。
オケだの初見だのはっきりいって身の程知らず。弾けもしないのに頭でっかちに理屈を並べられたって、周りの人間は迷惑です。初見能力はクロアシさんがおっしゃる通り、勉強あるのみ。
楽譜をないがしろにするような人間はオケには迷惑な存在でしかありません。指揮者の指示やボウイングの変更、自分の弱点などの書き込み(これはソロの練習でも同じ)を見ずしてオケでの演奏は不可能です。
掲示板で意見を求めるなら、いただいた回答をないがしろにするような質問は繰り返さないでください。

投稿者:2nd fiddler     投稿日時:2008/08/24 16:20  ---95.196.60

ヤマハとカワイとあと一人というのはどこでお調べになったのでしょうか。
ヤマハもカワイもあるのなら、そこの先生方は県外からいらしているわけではないでしょうから、宣伝していない先生がもっといらっしゃる気がします。
他の方が以前おっしゃっていたように、アマオケでお尋ねになってみたのでしょうか。アマオケは弦楽器が足りない場合が多く、近隣にプロの方がいらっしゃれば、エキストラやトレーナーをお願いしたりします。ですからネットでは手に入らないバイオリン指導者の情報を持っている場合が多いと思います。
アマオケで、この地域にはいない、と言われたのなら本当にいらっしゃらないのかもしれませんが。

首都圏等、先生がたくさんいらっしゃる地域でも、成人男性はお断りになる方も多いです。ヤマハやカワイがあるなら、少なくともそういう理由で断られることはないでしょうから、ヤマハやカワイがあるだけでも儲けもの、とは思えないでしょうか。時間が合わない、というなら仕方がありませんが。

それから、アマオケにいる方のことを下手とかおっしゃっているのはとても軽率ですね。もし団員の方がこの掲示板を見ていらしたらどう思うでしょう。今までの書き込みから自分のオケかどうかはすぐにわかると思います。
アマオケですから、最初から上手くは弾けなくても本番前には帳尻を合わせてくることも多いと思います。

他人の演奏のことをどうこうは、自分の演奏を録音して聞いてみれば普通言えなくなります。一度試してみてください。

投稿者:2nd fiddler     投稿日時:2008/08/24 16:36  ---95.196.60

最初の質問ですが、和波たかよしさんの著書を是非お読みください。図書館でもいいですから。
まだ点字の楽譜もない時代で、お母様がオリジナルの点字楽譜を作られて、逐一翻訳されたのだと記憶しています。

投稿者:rio     投稿日時:2008/08/24 17:31  ---95.2.121

ひろしさんの場合

まじめにバイオリンと付き合いたいならば
クロアシさんが強くおっしゃっているように
ソルフェージュから始めるべきとおもいます。
バイオリンの先生でなくとも、教えてもらえるはずです。

それさえも、
やる気がしない
気の合う先生が見つからない
音楽教室は気乗りがしない

というならば、私は何もコメントできません。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/08/24 19:23  ---124.77.56

>>ひろしさん
ひろしさんは、3ヶ月の準備期間をもらったとして、大勢の前で、予め指定されたある程度難しい日本語の小説を一冊正確に朗読(本を正しく間違えず。かつ本の内容が聴き手に分かるように読むこと)することはできますか。
できるのであれば、
・それができるようになるまでに、今までの人生の中で、どれだけのことを、どのようにして学び、身につけてきたかを思い出してください。
・予め人前で間違えずに正確に朗読するためには、朗読の前に、どのような準備をするか考えてみてください。
・本に、難しい漢字への振仮名、段落の切れ目の印など、書き込みをしたくならないか考えてみてください。
・小説一冊を暗記してから行うのか、本を見ながら朗読を行うかも考えてみてください。
・朗読の際に、どのように字を目で追うのか、またどのようなことに注意しながら読むのか、考えてみてください。
それらの答え=”オーケストラでヴァイオリン奏者が行っていること”と思っていただいて結構です。

次には、3ヶ月の準備期間をもらったとして、ある程度難しいドイツ語の小説を一冊正確に朗読することはできますか。それが、今あなたがやりたがっている事と同じです。
できるようにするためには、どうしますか。
できないなら、それはなぜですか。
もし3年間準備期間があれば、できる可能性はありませんか。また、時間をかけてもしできたとして、その時、その本だけしか読めないというアプローチは悲しくありませんか。他の本も読めるようになっていたくありませんか。そのためには、どうしますか。

素直に考えてみれば、自ずと答えは見えてきます。

投稿者:近道     投稿日時:2008/08/24 19:50  ---1.135.191

指導してもらうということも誤解しているのではないでしょうか?指導していただくということは、技術(HOWTO)を教えてくれるのはもちろんですが、ブラックボックスさんがおっしゃっていましたが、自分の欠点や直さなければいけないところを指摘してもらいそれを直していく事のほうが大きいと思います。自分では気づかないし、解決できないことです。年を重ねるにしたがって頭ではわかっていても体がついていく事がとても難しいです。大人だからこそ「先生、懲りずに何度も指摘してください!」とお願いしながら綺麗な音正しい音程が取れるように(楽譜が読めるように?)練習していくものだと思います。

自分の姿を見てもらったうえでの助言を得られない、画面上・テキスト上の知識だけではどうにもならないと思います。

もう何週間同じような質問同じような答えを繰り返しているでしょうか。いつまでたっても意に沿うような答えが返ってこないということは、『まずしばらくは基礎をきちんと指導してもらう』が一番の♪近道♪である事を悟られても良いのではありませんか。

投稿者:ゆきこ     投稿日時:2008/08/25 01:09  ---5.151.141

バイオリンって、不思議な魅力がありますよね。私も遅くから(楽器を始めるにしてはですよ)バイオリンの魅力に獲りつかれたクチですから、なんとなくスレ主さんのお気持ちがわかるような気がします。楽器自体の値段とか性能とか弾き方の疑問とか、練習すればするほど「!!?」みたいな疑問をいっぱい感じました。
ネットで相談するのも有りだと思います。でもって、それに答えてくださる人たちの答えは、とても参考になります。でも、ここで注意が必要なのはネットでの文字だけの情報には限界があること。。。なのです。
あくまで私個人のことで、こうして書くのも恥ずかしいのですけど...大人になってからバイオリンを始めた人間としては、変に頭が回るせいか、もっと合理的な方法とか・・近道とか・・いろいろ考えちゃうんです。いろいろと自分なりにもっと良い方法はないのかな?とか、考えたり・・ネットで検索をしまくったり・・いろいろしました。ネットで検索してみるとバイオリン独学者はいます。多分、もともとの音感が優れてるのでしょうね、とても良い音をだしている人中にはいます。でも拍の取り方とか、弾ける部分に対して苦手な部分の誤魔化しかたも目立ちます。

どのレベルで満足するかは人ソレゾレだと思いますが、結局は地道にスケールを練習したり、楽譜を見て歌えるようにしてから、一音ずつ追いかけたりするしかないって気がついたりします。

あと、先生に見てもらうことの必要性ですね。
私も月2回のレッスンに通っています。他の方が言われているように、レッスン=練習じゃなくて、レッスン=現状の技術への指摘と課題の明確化。あとは疑問をすぐに聞けることが一番のメリットです。
子供や学生と違い、仕事を抱える社会人としては趣味に毎日毎日のある程度の練習は、正直、きついですよね。でも、それをしなきゃ、弾けない楽器だと思います。
保証は出来ないですけど、先生だって人間ですから、真剣にバイオリンに向かい合っていれば、結構、面倒見てくれますよ。教室で決められた時間を越えて指導をして頂ける事も多いです。
熱意が高じるあまりに、反感を買ってしまい、結果的にバイオリンを弾くことが嫌いになることがなければ良いと思っています。
余程の才能が無い限り近道はないと思います。頑張りましょう。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2008/08/25 11:59  ---158.5.82

> という事で、ソルフェージュの練習をします。
(ひろし  投稿日:2008年08月24日(日) 13時17分 ---.224.150.140)

 結論は出ているようですね。

> あとはその効果的なやり方です。ちょっとして空き時間でも何処でも直ぐにできるやり方がないものかと思います。

 そんな都合のいい話があったら小生もゼヒ知りたいです。(答は既にクロアシさんが別項で書かれていたと思いますが)

投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/25 17:10  ---224.150.251

私が下手糞だという方は特定の方ではありません。時間もお金もタップリ使ってる割りには上手じゃないという意味です。・・つまり才能が無いという事です。私は正直お金と時間が勿体無いと思います。世界中の人々がお金が無くて死んで行っている時に何やってんのと言いたくなる。才能が無いなら、他の持ってる才能に投資すべきです。その才能も無ければお金を掛けずに楽しみ、お金は困ってる人に分け与えるべきです。・・勿論余計なお節介に決まってますけどね。

私の子供が才能も無いのにミュージッシャンに成りたいなどと言って人生棒に振るような事を目指したら怒りますよ。娘だったら途中で挫折しても嫁にくれてやれば済むけど、息子だったらそれじゃあすまない。今時バイオリン教室の先生だけで家族が養えるわけが無い。勿論金使わないで趣味程度にやるんなら大いに賛成し、いい趣味持ったなと言って褒めてやります。

だからバイオリンで飯食って行くだけの覚悟があるんなら必死こいてやらなきゃならんでしょう。それ程でもないなら初心者用のバイオリンで極々基本だけ習ってあとは独学で楽しめばいい。それが真っ当なやり方だと私は思う。

だから自分の才能を見極める才能も無いといけない。要するにバイオリンだけで家族を養っている人よりも自分には才能があると感じることができなければ駄目だ。同等でも駄目です。他人から見れば自惚れにしか見えなくともそれくらいの自信が無ければスタートしては駄目てす。どんなに技術的に未熟でも直感で自分にはできるといえる何かが無ければやってはならない。人生を掛けるには危険すぎるからだ。

投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/25 17:12  ---224.150.251

続き・・

まあそういう考えだから私はプロを目指すような人達と同じようなことはできないし、しない。お金がここに10万あったら娘の結婚のために使いますよ。勿論喉から手が出るほど新しいバイオリンも弓も欲しいし、レッスンにだって行きたいです。でも現実的にそんな余裕など欠片も無い。

買い替えで1500万もの金をバイオリン一個に費やすなんて事は私には考えられない。勿論それ以上にバイオリンだけで収入を得ていれば話は違いますけどね。それを道楽だけで使ってるんだったら怒りますよ。勿論余計なお節介でしょうけど。

とはいえ、こんな私でも音感が悪かったら初めからやりません。できる自信があるから始めたわけで。それでもお金はシビアに使いますし、できる範囲で上手くなろうとします。決して無理はしません。

そんなところでソルフェージュはやらなきゃなあと思っています。一度声楽家に聞いてみます。

皆さんこれからもアドバイスをよろしくお願いします。

ゆきこ様・・ありがとう・・頑張りましょう。他の皆様もありがとうございます。

投稿者:plimura     投稿日時:2008/08/25 18:29  ---108.10.185

ひろしさん
>今時バイオリン教室の先生だけで家族が養えるわけが無い。

今まであなたの質問に対して懇切なアドバイスを下さった方々の中には、教師としてヴァイオリンを教えていらっしゃる方も含まれているはずです。言葉はよく選んでくださいね。

投稿者:plimura     投稿日時:2008/08/25 18:47  ---108.10.185

失礼。キーを一つ押し間違えました。
(誤)懇切な→(正)懇切に

Q:はじめまして
投稿者:aya     投稿日時:2008/08/24 23:11  ---197.60.110

こんばんは。私は中学で管弦楽部に所属していて、ヴィオラを弾いています。中学に入ってからヴィオラを始めて、2年半ほどたちます。高校でも続けていきたいと思っているのですが、一つ悩みがあります。
 部活ではじめたので、専門の先生の個人レッスンをうけたことがありません。今まで先輩方に一から十まで教えてもらってきました。(団体では日フィルの方などに習ったことがあります)プロになりたいなんて全く思っていないのですが、まだヴィオラという楽器についても基本的な演奏方法などもよくわからず、もっと上手に演奏できたら・・・とは思うのですが、上手くいきません。コンクールも間近に迫ってきていて、今頃って感じもするのですが、やっぱり専門の先生に個人レッスンを頼んだほうがいいのでしょうか。

 まとまりがなく、読みづらい文章ですみません。
 アドバイスお願いします。

投稿者:シュテファン     投稿日時:2008/08/24 23:53  ---19.67.250

受験のことに触れられないところを見ると、中高一貫の学校ですか?
高校でも管弦楽部を続けられるということでしょうか。

>ヴィオラという楽器についても基本的な演奏方法などもよくわからず、もっと上手に演奏できたら・・・とは思うのですが

このお気持ち、よく分かります。オケの曲は難しいですよね。
専門の先生についた方が良いかと問われれば、ぜひそうしてくださいとお答えします。
ただ、いままで2年半の間、食らいつくようにオケの曲を弾いて来たところへ、1から基礎を学ぶのにはちょっとばかり覚悟がいるかもしれません。
おどかすようでごめんなさい。

コンクールにも出るような学校であれば、かなり熱の入った部だろうと推察するのです。私の無責任な本音で言うと、その部活と先生のレッスンの両立はどっちつかずになるかもしれません。
ですから、今は今のままでいいかもしれません。

まだayaさんはお若いですから、コンクールや定期演奏会に追われなくなったときに、先生の元で勉強を始められても遅くないと思います。

Q:はじめまして。
投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/14 19:38  ---51.100.108

最近、悩んでいる事がありまして、こちらの方に書き込みさせて頂きました。

私はバイオリンをやっておりますが、音程が悪いといつも言われています。先生が仰るには、その『音』は取っているのだけど、442Hzと443Hzが入り混じってるような音程を出している・・・との事。

弾いてる間は、自分では合っていると思って弾いているのですが、録音して聴いてみると、確かに不思議にしっくり来ない音程で弾いています。

先生は、楽器が悪いから聞き取れないのだ。今すぐ買い替えろ、と仰るのですが、そんなに直ぐに今以上の楽器を買うお金はありません。

自分の耳で練習して、録音して、駄目な所をチェックして、また録音して、直して・・・の繰り返しなのですが・・・。
録音すると解るという事は、弾いてる間、聞いてるつもりで聴いてないんでしょうか?それとも、頭にこびり付いてる音程感覚が悪いのでしょうか?

なんとしても、良い音程になりたいのです。
どうぞ、ご教授ください。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/14 19:52  ---4.232.28

ヴァイオリンの鳴りや弓の音で、音が聞き取りやすくなったり聞き取りにくくなったり、ということは、よくあることです。先生のご指摘は、その意味では無理無体な事ではありません。

一応、貴瀬さんの演奏歴(何年弾いているか)と学習進度(だいたいどんな曲を練習されているのか)を記して頂けませんか? そうすると、他の人もアドヴァイスしやすくなると思います。

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/14 20:09  ---51.100.108

クロアシ様。
お返事、ありがとうございます。

演奏暦は、22年です。
学習進度は、コンチェルトは、ベートーヴェン、パガニーニ以外の有名どころは勉強致しました。
今現在は、バイオリンソナタを中心に勉強しております。
カールフレッシュ、エチュード、シューベルトの弦楽四重奏を並行して学んでおります。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/14 21:17  ---4.232.28

ありがとうございます。なかなかの学習進度ですね。そのくらいだと、楽器の精度は確かに重要になってくると思います。先生が仰ることは、おそらく根拠あってのことでしょう。弦の交換や楽器のメンテナンスがきちんとなされていて上記の問題が起きているなら、確かに買い替えの時期が来ているのかも知れません。造りの悪い楽器は、弾いていて音程を確認する事がしばしば困難で、まさに貴瀬さんのような状況に陥ることがあります。私もかつて同じように楽器が足枷になって技術が伸び悩んだ経験があります。
経済的な問題があると思いますので、現実的には、より時代の若い、工作精度の高いもの、ということになると思います。若い楽器ほどかかる費用が抑えられますが、その代わり低音の深みは多少犠牲になります。
(続く)

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/14 21:18  ---4.232.28

(続き)
過去に私が書いた記事を引用させていただきます。参考になりましたら。

Q:残響が残る楽器は…
クロアシ2007年11月03日(土) 08時20分投稿
(…)
ヴァイオリンの選び方は、操作性に優れていることに尽きます。倍音が豊富で音程が取りやすく、あらゆるボウイングテクニックに適切な反応し、全体として各弦のバランスが取れていて、弾いていて不満が出てこないのが良い楽器です。全ての面で不満が出なければ、それはトップクラスの名器です。
まだ過去ログに上がっていませんので繰り返しますが、操作性の簡単な確認として、単音、3度6度の重音スケールが容易か(倍音関係の確認)、8度、フィンガード・オクターヴ、10度の重音スケールが容易か(指板の形状・傾斜が演奏に適切かどうかの確認)、アーティフィシャル・ハーモニクスが3点ハ音まできちんと出るか(工作精度の確認)あたりを見るとよいでしょう。特に一番最後に挙げた項目は、レヴェルの高い楽器でも満たしていないことが時折あります。ある作家の作品が一本しかなく、それが当たりかどうかどうしても確認したいときは、この項目だけでもおおよそ見当が付きます。
(…)

まあ、買い替えとなると大事ですから、まずは、軽い気持ちで楽器店巡りでもされて、色々な楽器を触れてみたら如何でしょう。先生が指摘された、音程の取り難さと楽器の精度の関係が、実感を以て理解できるようになるかも知れません。
そうそう、先ほどのコメントで、貴瀬さんのお使いの楽器がどんなものか、聞きそびれてしまいましたが、差し支えなければ、教えて頂けませんか。具体的な情報があると、どのようなの楽器がお奨めか、といった話も出てくると思います。

投稿者:羽流津     投稿日時:2008/08/15 00:23  ---124.148.51

22年の演奏暦とその進度でしたら、確かに楽器は重要な問題になってこられると思います。
しかし、良い楽器と言うのはやはりそれ相応のお値段のものですから、直ぐに今以上の楽器を買うお金がないというのもよく分かります。
貴瀬様のような方には、もう当たり前、というようなことしか書けないかと思いますが、少しでもご参考になれたらと思い、恥ずかしながら書かせて頂きますね。
今の楽器で、最善を尽くすには、やはり倍音を利用することだと思います。
きっちりと調弦をした上で、開放弦をよく鳴らす。開放弦の倍音を使える音は倍音がなっているかをよく気をつけて弾けば、音程は合うと思います。それらの音を基準に、他の音もとれば、少しは取れやすいと思います。
あとは、カールフレッシュをするときなど、フィンガリングに気をとられずに弾ける時に、音だけに集中して同じ音を引き続けるなど、気長に聴いてみる事が大切と思います。合っている音が分かるまで、その音にこだわったほうが良いです。合っている音が分かったら、その音をさらに引き続けて楽器に覚えこませることです。常に合っている音を良く鳴らすと、楽器は外れた音が響きにくくなり、音程が分かりやすくなります。そのレベルまで気長に弾くのが良いのではないかと思われます。
ただし、これらはやはり楽器自体の性能にも左右されてしまうので、お使いの楽器によります。が、よっぽど初心者向けのを使っておられない限り、少しは有効と思われます。
この程度しか書けなくて申し訳ないです。ご存知のことでしたらどうぞスルーなさって下さいね。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/08/15 02:32  ---180.232.135


穿った見方で申し訳ないのですが、
たとえ話で言っているだけなのでしょうけれど、
『442Hzと443Hzが入り混じってるような音程』を先生は再現できるでしょうか・・・(一Hzの差を調弦ででも再現できるかとの意)

『この楽器ではだめだ』は、往々にして楽器を売るための手段だったりする先生もいたりすると聞きます。

まあ、あまり操作性の低い楽器では出来ることが多少限られてしまうのは事実ですが・・・


実際には音程の取り方にはいくつものやり方があって、例えばズッカーマンとF.P.ツィマーマンのバッハのソナタは別の曲にさえ聞こえます。


あまりややこしく考えるとはまってしまいますが、
私が学生時代にBPOのせんせに習っていたときに『(その他はともかく)とにかく音程が素晴らしい』と言われましたが、練習方法は次のようなものでした。

ヤマハから出ている、『ハーモニーディレクター』で鍵盤の各音高をピタゴラス音階に設定する。


その音のとおりに音が出るようにピタゴラス音階のいくつかの音をならしながら発声してみる。スケールやアルペッジョをさらう


その音のとおりに楽器で音が出るようにピタゴラス音階のいくつかの音をならしながらさらってみる。スケールやアルペッジョをさらう。


 以上でメロディ系の音程は完璧になります。

(要は全音はより広く、半音はより狭く、ということです。)


 ただしやりすぎると弊害があって、音程がアバウトな奏者の演奏は聴けなくなります。

自分の時にはパールマン、国内放送オケのコンマス氏、その他、バリバリ弾くことに重点をおくかた、等の演奏は『音程が甘い!』と言うだけで評価に値しなくなりました。

また、クラッシック以外の曲も、とてもとても聴けなくなります。

また、速いパッセージでの音程は人間の耳の特性からゆっくり弾いた時とは音高が異なりますので、ややこしいところです。



 

投稿者:猫丸     投稿日時:2008/08/15 11:51  ---71.201.156

師いわく、腕に楽器が負けているから、ムダな努力はやめろという意味でしょう。

この先、上達の見込みがなければ、頑張りましょうになりますが、「今すぐ買い替えろ」というのは、そういうふうに取れます。

あなたの楽器を、師匠は弾いたのでしょう。
師匠の楽器をあなたは弾いてみたのですか?

楽器に限界が見えているのなら、変えるしかありません。
経済的理由は別の問題で対処するしかありませんので、よく考えましょう。

投稿者:スガラボット     投稿日時:2008/08/15 12:20  ---255.65.237

良い音程で弾けていると楽器が他の弦と共鳴して、響きが美しくなりますよね。その感覚が掴めるまでカール・フレッシュなどのスケールを練習するのが結局一番の近道だと思います。練習するときは最初に最低15分〜1時間程度は必ずスケールを弾くのを習慣にすると良いです。

ところで、あまり自分の耳に自信がない方はチューナーをいつも横に置いておくようにしましょう。自分で分からないときは何か基準がないと、良いも悪いも判断できないですよね。耳がよい(と自負しておられる)方でチューナーの弊害を挙げる方も多いのですが、弊害を云々する前に何も無いよりはベターであることは確かだと思います。

ティーダさんはメロディーを大切にされて「ピタゴラス」音律を勧めておられますが、まずは平均律のチューナでも無いよりはましかと。僕自身はビオラ弾きで室内楽を重視したいので、今はチューナーをキルンベルガーなどの古典音律にセットしております。この方が楽器の共鳴度は高くなるように思います。

スガラボット

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/15 18:13  ---51.100.108

クロアシ様へ

丁寧なアドバイス、どうもありがとうございます!
早速楽器屋さんにもお話を聞き、今度覗きに行く事に致しました。楽器を選ぶ基準など、本当に参考にさせて頂きます。
ちなみに、私の楽器は「セザール・キャンディ」です。私の手に渡った時、ニスが上塗りされて音が鈍くなっていたようで、以前、大規模な修繕を致しました。
耳元で、結構鳴る楽器です。
室内楽をする際、音がデカイな・・・と思い、控えると、メンバー皆から『音が小さい!』と突っ込まれる事が多々ありました。
先生の、かなり高価な楽器を弾かせていただいたのですが、遠くで鳴っている感じがしました。
そのような楽器が良いのでしょうか?


羽流津様

どんなアドバイスも、とても嬉しいです。返信して頂いて、本当に恐れ入ります。
最近、あまりにがむしゃらになってしまって、倍音を聴いてなかったように思います。なので、早速今日から実行させて頂いてます!ありがとうございました!



ティーダ様

先生がその音程を取れるかは解りませんが、耳はそんなに大きな間違いはないかと。楽器も、売りつけるためではないと思います。先生には何の得にもなりませんので・・・。
ハーモニーディレクターというものを知りませんでした。そんな物も出ているのですね!ヤマハに行って、探して見てみます!
どうもありがとうございます!


猫丸様

返信頂きまして、ありがとうございます!
まだ上手くなりたいので、楽器の件、本気で考えようと思います。
師匠は、私の楽器を何度か弾きましたが、立ち上がりが鈍い、といつも仰います。師匠の楽器も、先日弾かせて頂きました。
自分のとは、全然違う音がしましたし、何より、pを出すのがとても簡単でした。


スガラボット様

私の師匠も同じような事を仰ってました!チューナーが駄目だと仰る方も多いだろうが、耳が嘘をつくこともあるからと。
それから、スケールに時間をかけろ、も、先生が仰っていたことと同じです!私はもっともっと、響きを良く聴くようにして練習すべきですね。
返信、本当にありがとうございました。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/15 20:10  ---4.232.28

>セザール・キャンディ
ひょっとしたら、チェーザレ・カンディCesare CANDI (1869 - 1947), Genovaの作家ですか? 少し調べてみましたが、本物だとすると、現在の店頭小売価格の相場は、600-1,000万近くになるようです。これを買い替えるとなると、ちょっと大事(おおごと)ですね。
上記の楽器かどうかはとりあえず、貴瀬さんの書き込みを拝読する限り、貴瀬さんがお持ちの楽器に関して言えば、やはり精度に難があるように思えます。仮に上記の価格帯での買い替えならば、以下のスレッドが参考になるかも知れません。

Q:バイオリンの購入について
http://www.strad.co.jp/log/qalog166.html
の、鈴木珍事氏が2007年05月22日(火) 21時43分に投稿された記事に、モダンの有名どころがまとめて紹介されています(Cesare Candiも入っています)。
私だったら、このなかで、自分の楽器のメーカーよりも時代が若く、世評の高い楽器を中心に色々試奏してみます。個人的には、Ansaldo Poggi(1893-1984)あたりが気になりますね。


>先生の、かなり高価な楽器を弾かせていただいたのですが、遠くで鳴っている感じがしました。

そうですね、遠くで鳴っている感じのする楽器に、良いものが多いように思います。ただ耳元で小さく鳴るのではなく、遠音が利くものですね。心配だったら、誰か耳の良い人を連れて行って、音が伸びているかどうかを客観的に確認して貰うのも、ひとつの手だと思います。あと上でも少し書きましたが、連続した三度重音がちゃんと出るかどうかも重要ですね。三度系は、楽器の精度に非常に左右されます。貴瀬さんが仰るように、自由自在にpが出せることも重要です。

ヴァイオリンの開拓も重要ですが、それとは別に、ティーダ氏やスガラボット氏が言われるような、音感を鍛える方法も実践されると良いかも知れませんね。私個人も、ハーモニーディレクターにいたく興味があります。少々高額ですが……。

投稿者:羽流津     投稿日時:2008/08/15 23:09  ---124.148.51

>ティーダ様
『442Hzと443Hzが入り混じってるような音程』というのがどういう混じり方なのかは私にも分かりにくいですが、1Hzの差は結構大きいと思いますよ。
実際に、チューナーで両方やってみたらお分かりになると思いますが、調弦の段階でかなり違います。
ですから、少なくともやろうと思えば調弦では再現できるのではないでしょうか。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/08/16 01:45  ---180.232.135


>羽流津さま

そうですね。
少なくとも調弦の段階ではペグで再現できますね。

ちょっと表現が変でした。
すみません。

1Hzというか、もうちょっと小さい範囲の音程のことを言いたかったつもりでした。

ちなみにハーモニーディレクターで耳を鍛えると、チューナーの針の動きの精度よりも細かい範囲で聴こえるようになってきます。
(それが必要かどうかはべつとして・・・・)

また、
音程は目で追うよりも、耳で追うほうが精度ははるかにあがります。


まあ、楽器の値段と性能はある程度以上からはあまり?(ごく小さい差しか)関係ないような気もしますが・・・・
(調整でカバーできる範囲かと・・・・)


話はそれますが、
以前に『遠鳴り』する楽器の質問があったのですが、『近くで鳴っていない(=小さい音)が遠くで鳴っていることは理論的におかしい』とのことでした。

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/16 19:27  ---51.100.108

クロアシ様

何度も返信頂き、ありがとうございます。
Cesare CANDIは、チェーザレ カンディと読むのですね(><)確かに、Genovaと書いてありました・・・。
バイオリンの購入の件、参考にさせて頂き、自分でも音感を鍛えるようにもう一度練習致しますね!
楽器に関して、あまり詳しくなかったので大変勉強になりました!クロアシ様、本当にありがとうございました!


ティーダ様

遠鳴り、近鳴り等・・・まだ良く解らないので、色んな方のご意見を参考に、自分の目と耳で楽器を見て来たいと思います。
ご意見、ありがとうございました!

投稿者:羽流津     投稿日時:2008/08/17 00:09  ---124.148.51

>ティーダ様
ごめんなさい、ちょっと ん? と思ったので突っ込ませていただいちゃいました。
ハーモニーディレクター、興味ありますw
そうですね、確かに目より耳のほうが合いますね。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/17 10:38  ---4.232.28

イタリア語のアクセントの多くは語の後ろから2つ目の母音にありますので、例外的に別の場所にある単語があると、うっかり誤って後ろから2つ目にアクセントを置いてしまう場合がああります。Cesareをチェザーレとするのはその誤用のひとつで、本当はチェーザレと読むのが正しいのです。笑顔氏、墓穴を掘りましたね。

私は、現在に至る全てのキャリアについて、ブログや掲示板等で推測できる以上のものを公表するつもりはありません。
私は中学の時より並の音大生を圧倒するだけの実力があり、それ故、ふだんの生活でもまわり学生の嫉視に耐えなければならないことが頻々でした。そういう連中と戦い抑え付け続けることに、ほとほと嫌気がさして、疲れきってしまったのが、音楽から離れるひとつのきっかけで、技術的には特に問題はありませんでした。ヴァイオリンばっかり弾いていないで、普通の学生に戻って普通の勉強がしたくなった、というのもありました。
10年以上ブランクを空けてしまったので、今は、まだ技術も勘も完全に戻っていませんが、それでも、人のコメントに茶々を入れる事くらいしかできない笑顔氏よりは、遙かに上手いと思いますよ。

ところで、大学院生ということが再三あげつらわれているので、この際言っておきますが、私の今の立場は、私のアカデミックな能力が公に認められた結果として付与され、保証されたものです。私の大学の学生は、どのような分野であれ、将来最先端を主導することを期待されています。私たちの教育には大変な額の税金が投入されており、その見返りは厳しく求められるべきで、私たちはそのために日々切磋琢磨しています。そういう人間に対し、あなたの、学生という事実をのみあげつらった軽口は、極めて僭越で失礼なものだと思います。
まあ、数年のうちに、私はどこかの大学で教鞭を取っているでしょう。笑顔氏のような、辛辣さしか取り得のない思考の硬直した馬鹿な学生を、教室で叱責し、軒並み落第させてやる生活が待っています(笑)。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/08/17 14:26  ---180.232.135


ヴァイオリンを始めとする弦楽器って素敵ですね。


その音色に少年の頃魅せられていまだに続けています。


 それを追求するために、知恵を共有できる有意義な掲示板を活用していきたいものですね・・・・

投稿者:サヴォレ     投稿日時:2008/08/17 16:53  ---3.15.21

>ティーダさま、
>ただしやりすぎると弊害があって、音程がアバウトな奏者の演奏は聴けなくなります。
とありますが、、、、
音程がよい演奏家を何人か挙げて頂けるでしょうか?
弦楽器の音程の取り方は難しいですね。私の音感は平均率化していてどうも違いがわかりません。
「ハーモニーディレクター」購入するつもりです。

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/17 23:04  ---51.100.108

えぇと・・・。
笑顔さんのコメントが、多少理解出来なかったので返信しませんでしたが・・・。

何て言うのか、私は、こういう掲示板て凄く良いと思うのです。
身近に、そういう知識を持った人が居なくて、どうして良いか解らない時に・・・疑問をぶつけて、それで返信を頂いて、少しでも解決出来るなんて素敵ですよね。

ここは、他人を中傷する場所ではありません。
たとえ、間違ったコメントがあっても、どんな事があっても、書き方と言うものがあるはずです。
相手が見えないからこそのマナーを、考えてみませんか?
気持ち良く、この掲示板を活用出来るように。

差し出がましいコメント致しましたが、私の書き込みの返信中にありましたので・・・。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/08/18 00:14  ---180.232.135


サヴォレさん、

音程が『良い』というのは言い方が語弊があると申し訳ないですが、
音程の観点から自分が一番だと思うのはズーカーマンです。

彼は音程で理論的に表現をしています(ちょっと変な表現ですが)。
いつだか(15年以上前かも)、ストリング誌にもその記事が載っていました。



その次の世代ではF.P.ツィンマーマンです。
20年くらい前、彼のデビューCDを聞いた瞬間、すべてが解決しました。


私が音程が???と思うのはパールマンあたり。

それにしてはズーカーマンとパールマンは以前はよくデュオとかしていてスタイルが違うのに不思議なところです。



あまり細かい音程が取れてもわかってくれるひとは奏者以外では少ないのかもしれません。
(要は全音は広く、半音は狭く、導音は上に・・・等)

まあ、平均律で音程を取るとさすがに弦楽器ではなくなりますが・・・・

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/18 01:29  ---234.163.162

貴瀬様

バイオリンの音程のお話、大変興味深く読ませていただいております。
私も室内楽で第一バイオリンを受け持っており、いつも音程で悩んでいますが、隅から隅まで悩むゆとりはありませんので、まずはこれから弾く曲の音階練習、近い調のバッハの無伴奏の練習とで音程感覚を訓練して、室内楽曲を練習するようにしています。
曲そのものの聞かせどころは特に注意して、ティーダ様のおっしゃるように、全音は可能な限り広く、半音は指の細い私でも置き換えが必要なくらい狭く,導音は高く、しかし主音は絶対に高めにはしない、とこの意識で練習しますと、気持ちのよい音程にはまって行くのが分かります。こうして練習していますと、同じ曲の中でも必ずしもおなじH音でなかったりFis音でなかったりしますが、それは当然和音を重視するときは変わりますから。
22年もバイオリンをなさっていらっしゃる方にお恥ずかしいと思いながらも、一方で笑顔氏の投稿に対するお書き込みがとてもさわやかで、清涼剤のようで、お人柄がしのばれまして、実力のないことも省みず、かきたくなってしまいました。
私も平均率のチューナーを置いて,ずれを見ながら使っております。慣れてきますとこのくらいのずれで合っているという具合がわかってきます。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/18 08:23  ---4.232.10

>要は全音は広く、半音は狭く、導音は上に・・・等

ツィンマーマンは、確かにそういう音の取り方ですね。少し強調しすぎではないか、という気もしますが。彼のイザイ無伴奏は名盤だと思います。愛聴しています。


私の過去の発言をもっと慎重に読むと、私がどういう事情でアメリカへ留学していたか、ちゃんと分かると思いますよ。

投稿者:サヴォレ     投稿日時:2008/08/18 16:29  ---3.15.21

貴瀬さま、先日は横から失礼いたしました。
より高い精度の楽器の買い替えか、音律の訓練か、、、
とても興味がありますので引き続き経過のご報告を
お待ちしております。

>ティーダさま、ありがとうございました。
12歳のズッカーマンのカデンツァ(Mozart Concert No.4, 1st mvmnt)を先ほどyoutubeで見ましたが華やかに鳴り響いていたような、、、当然ながら私には他の演奏家との音律、音程の取り方の違いはわかりませんでしたが弦楽器を習っている私の子供たちにこれからは彼らの演奏を聴かせるようにしたいです。
ハーモニーディレクターは思った以上に高額でした!
daintybethさまのよう平均律チューナーで「ずれ」を見ながら音を取ることができればいいのですが、、、。
ピアノを弾くのはしばらくやめにします。

投稿者:SP2     投稿日時:2008/08/18 20:23  ---196.138.145

音程の話、私見ですが、五嶋みどりは素晴らしいと思います。
でも、オリエンタルとか言う人居るんだろうな。。

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/18 21:26  ---51.100.108

daintybeth様

返信ありがとうございます!
何年やってても疑問だらけです。アドヴァイス頂けて嬉しいです!
あの、更に質問しても宜しいでしょうか?
曲の中で調が変わったりする場合は、その変わった調での導音主音で考えて良いのですよね・・・?
全然関係ないのですが・・・daintybeth様のお名前、もしかしてお花の名前ですか(^−^)?



サヴォレ様

気になさらないでください!
取り合えず、楽器も見に行きますが、今は皆さんの意見を試してみています!
実は昨日本番が一つあったのですが、直前までひたすら倍音ばかり気にして弾いていたせいか、師から、『今日ぐらい弾けば文句はない』と。
楽器のせいだけではなかったようです(^−^;

ハーモニーディレクターは、私も早速見てまいりました。
高いので、今お店で『安くしてください!!』と交渉しているところです。


色んなアドバイス、みなさん、本当にありがとうございます!

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/18 21:28  ---51.100.108

SP2様

五嶋みどり大好きです!
彼女のレッスンを受けてみたくて、数年前夏期講習に参加しました!中身もとても素敵な方でした!

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/18 22:06  ---234.163.162

貴瀬様

曲の中では当然いろいろと転調していきますが,転調しきった所
からさきはもちろんその調の導音主音で考えます。しかし、ある調から次の調への経過部の臨時記号の扱いがとても難しく、こういうところは、スコアと首っ引きでよく考えないと、聞く人には音程が悪いと聞こえると思いますし、和音もにごると思います。私はそう考えて居ますが......
ところでうれしい質問でした、daintybethとは一重咲きのピンクのオールドローズの名前で、私の一番好きなバラです。ごぞんじでしょうか?

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/18 22:18  ---51.100.108

考えると大変ですね。
和声がどう変わっていくのかシッカリ把握しないと!頑張ります!!
薔薇大好きなんです!!珍しい形のバラですよね。いつか、自分で品種改良とかしてみたいです。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/08/19 00:55  ---180.232.135

>羽流津 さん

気を使わせてしまって、ごめんなさい。

気にしないでくださいね。

投稿者:スガラボット     投稿日時:2008/08/19 17:32  ---255.65.237

あと、音程の話としてもう二点ほど。

コンチェルトなどのソロを弾くのでなければ、音程が少し外れていても低めの方が高めより気になりません。特にアンサンブルの場合、音程が上ずっていると随分調子外れに聞こえます。

弦楽器の場合はヴィブラートで音の色合いを決めますが、音を出し始めたとき即座に反応して音程がヴィブラートの調整範囲に入っているのが達人の技でしょう。ヴィブラートをかけたときに感じる音程については度々論争があって、うねりの頂点(高い側のエンド)だという説とうねりの平均だという説がありますが、室内楽などの場合はあまり早いヴィブラートはかけないので、正しい音程を頂点にヴィブラートを低めにかける気持ちで演奏すると良いと思います。(ということは、ヴィブラートをかける場合の指の中心位置は目指す音程より低めということになりますね。)

あと、同じ楽器でも弦の違いによって音の響和感が随分変わります。張りの強い弦は緊張感のある強い音が出ますが、その分他の楽器との響和性は悪くなります。最近強く感じるようになったことは、アンサンブルには張りが弱めの弦で弾いた方がハモりやすいのではないかと言うことです。この用途にはガット弦やWarchal Brilliantなどの弦が良かったです。以上、アンサンブルで内声を主に担当するビオラ弾きの見解ですが、少しでもご参考になればと。

スガラボット

投稿者:貴瀬     投稿日時:2008/08/23 17:57  ---51.100.108

スガラボット様

お返事頂いていたのに、返信遅くなりまして大変失礼致しました。
ご意見、参考にさせて頂きます。
ヴィブラートに関しては、師と良く議論しておりました(^^
今度の室内楽で、メンバー全員で試してみます!どんな響きになるか楽しみです!

投稿者:ライムライト     投稿日時:2008/08/24 08:24  ---155.197.28

自分はチェロを弾きます。
音程の話ですがチューナー上は音程があっているけど、音痴に聞こえる音色があるのでは?って、思います。
うまい表現ができませんが、人が歌うときのどを締め付けて歌うと音楽もそうだし、その人だけ浮いて聴こえて音程も残念な感じに聞こえませんか?
うまい歌い手はソプラノでもバスでも人を包み込む音色を持っていると思います。もちろん他の要素もあると思いますが。
和声の話も出てきましたが、チェロの場合、自分の弾いている音の上にどんな和音がついているのかななんて、音名がわからなくても感じながら弾いたりします。ベートーベンのシンフォニーは和音の移り変わりがほんときれいですよね。その心にぐっとくるような和音の移り変わりを感じないで弾くバス弾きを見ると悲しくなります。
話しが長くなりましたが、歌を聴くことをおすすめします。もちろん自分で歌も歌えたらなおさらいいと思います。もちろん歌と器楽は全部同じとはいきませんか、自分はそれですごく参考になったところがあります。
それでは。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/24 14:57  ---217.99.20


ライムライト様のお書きになったことを読みまして私としては不思議な体験を思い出しました。
  チェロの時にはなかったことですが,バイオリンを弾いているときに、時々バイオリンが出している音に反応して,歌うつもりはまったくないのにその音程の声が出ることがあります。バイオリンから鎖骨を通じ声帯にまで振動が伝わるのかと思い、本当にバイオリンの響きに感動しました。
 私は、肩当をいたしませんので、余計鎖骨に響きが伝わるのを感じますが、声を出すほどとは思っていませんでした。こうなると、バイオリンの音程や音色も、幾分かはそのバイオリンを弾く人の体格や構え方、その人の持っている声の質などにもかかわってくるのかしらとまで思います。
 と、申しますのも、優れたプロの方は、どんなバイオリンでも紛れもないその人の音という音色でお弾きに鳴るのを、私は目の前で聴いて知っておりますので。
 歌を歌うことは多分に肉体的な訓練が必要と思いますが、バイオリンを弾くことにも関係があり、歌えることは大事かと思います。
 まとまりがよくありませんが、音程や音色の訓練は耳だけのものではなさそうに思われるのです。つまりからだで響きを感じるのが大切ではないでしょうか。

Q:プレーンガット弦について
投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/10 01:08  ---217.99.119

初めて質問させていただきます。子供のころバイオリンを習いましたが中断し、その後チェロを長く弾き、バイオリンへの懐かしさと憧れがたまって、還暦を機にバイオリンに戻りました。今はもっぱら室内楽をたのしんでおります。
さて質問と申しますのは、使用弦のことで、今は、オリーブをADG線にはり、E線はヒルです。そのEにコルダのプレーンガットを張ることはできないものかどうか。楽器は日本人製作で1996年のものでアマティモデル、甘い音でよく鳴ります。オリーブがとてもよく合っていてE線のヒルも不満はないのですが、E線もガットならよいのにとも思うものですから。ご経験、知識のある方のご意見を伺えたら幸いです。  

投稿者:あい     投稿日時:2008/08/10 02:40  ---.49.243

daintybeth様

今の演奏基準でガットのE線を使用する事は不可能です。ピラストロのコルダはバロックバイオリンの半音低いチューニングに設計されてますのですぐ切れてしまいますよ。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/08/10 09:13  ---124.77.46

>あいさん
 そのご意見はご自身での経験からのものでしょうか。周囲の方の実例からでしょうか。
 それとも単に頭の中での想像からでしょうか。

>daintybetさん
私自身は、モダン楽器にコルダのE線を張って442Hz調弦にしたことはないので、受け売りになりますが、ネットの書き込みを見る限り、全弦をコルダでモダン楽器をモダンピッチで弾いている人もいるようですので、一概にすぐ切れるとは言えません。
以下、参考になれば、と聞きかじりからの内容を記載します。

− 裸ガットの場合、オリーブ油等で磨いて、柔軟性、耐久性をアップさせるようです。(このQ&Aの過去ログにも、少しこの話題は出てきます。)
  確かに、買った時のままではカサカサで、すぐにささくれ立ってきますし、切れやすいです。
− 20世紀の巨匠の中には、A線スチール、E線裸ガットという人もいた、と記憶しています。現在も裸ガットでモダンピッチにて演奏しているソリストが若干います。(Q&AやBBSでの話題で見ましたし、サラサーテという季刊誌にも記事があったと記憶しています。)
− 弦にかかる張力は、他の弦とのバランスでかわるように思います。裸ガットにしたときにE線にどれだけの負荷がかかるかは、正直やってみないとわかりません。
  また、あくまでも想像からの一つの可能性ですが、A線をスチール系の弦にすると、A線が張力を受け止めてくれ、E線への負荷が減る、などの効用があるかもしれません。
− 駒を少し低くする、駒やナットの溝を極力摩擦が弱まるように磨いてもらう、など、弦への負荷を減らすための楽器の調製が必要かもしれません。

オリーブを張る事のできる経済力があるのであれば、コルダのE線は容易に手に入りますので、百聞は一見に如かずということで、迷う事なく一度ご自分で試されることをおすすめします。自分の楽器に張ってみないと、他の弦との音量・音色のバランスの点で使い物になるかどうかもわかりません。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2008/08/10 09:44  ---228.36.130

経験はありませんが、一つの手として。

たとえば、こういうところがあります。
ttp://www.gourdbanjo.com/GBhtml/gut.html
楽器の種類(モダンヴァイオリン)、弦長、ピッチ(A=440あるいは442など)、他の弦の張力などを知らせて、それにあったE線があるか尋ねてみては?
ソーンバーグ氏は大変気さくなおじさんです。相談に乗ってくれるはずです。
日本国内にも古楽器を扱うところで同じよなサービスがあるところがあるんではないでしょうか?

以上、私見です。

投稿者:四季     投稿日時:2008/08/10 12:29  ---14.140.135

プレーンガットについて 便乗質問ですみません・・・

トロ社のシープガット弦を工房の方に勧められました。
使用されたことのある方のご感想を聞かせていただけませんか?
モダン楽器で使用しても問題ないでしょうか。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/10 13:03  ---4.41.216

皆様ご回答ありがとうごさいます。

あい様  確かにピッチが気になります。

弦喜様  オリーブオイルで磨くということは私も本で読んだことがありますので試して見ます。おっしゃるとおり、お値段もヒルとそうは変わりませんので試してみましょう。今私は、E線のアジャスタもはずしていますので、調弦もガットの方が楽のように思われて、プレーンガットという発想になりました。アジャスタをはずしてみて初めてスチールE線の張力の強さに驚き,ガットならどう変化するのか知りたくなりました。早速実行するこころづもりです。

スチールラバー様  今すぐにはデータも分かりませんので、後日お尋ねすることもあろうかと思います。

四季様のご質問と合わせて、なおいっそう、ご意見をお待ちしますとともに、私がとりあえずコルダを張った結果についても遠からずお知らせいたします。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/10 14:16  ---25.185.246

プレーンガット(裸のガット)弦については、下記の掲示板に詳しい情報が載ってます。
http://fstrings.com/board/index.asp?id=37355&page=1&sort=&t=

下記のサイトでTOROガット弦を扱ってます。
http://coastaltrading.biz/viole.html

下記のサイトでプレーンガット弦(裸のガット弦)に関する情報交換ができます。
ttp://coastaltrading.biz/patio/patio.cgi

TOROの最高級シープガット弦は、日本のプロの交響楽団の団員で使っている人がいるようですので、現代の普通のヴァイオリン(A線のピッチ:440〜443Hz)に張っても全く問題無いわけです。プロオケ奏者の毎日の演奏時間は、アマチュアの数倍ですし、演奏の激しさはアマチュアとは比較になりませんので、プロオケ奏者が使えるということは、アマチュアは余裕で使えるということになります。

オリーブオイルを塗ったりしなくても、プレーンガット弦の表面にニスを塗ったヴァーニッシュ弦という便利なものが出ています。ニスが塗られたヴァーニッシュ弦は、何も塗られていないナチュラルのガット弦の数倍の耐久性があります。また、ヴァーニッシュ弦は、ナイロン弦並みのピッチの安定性があります。

プレーンガット弦の音色と表現力は実に多彩で、ヴァイオリンを弾く喜びをもっと大きくしてくれます。試してみる価値は大いにあると思います。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/10 15:50  ---4.41.216

ガットラヴァー様

トロ社の弦についての大変有益な情報をありがとうございました。ホームページを拝見したところ、まさに私の求めるべき弦のようにも思われます。ただ、標準サイズが品切れで少し待つ 必要があるようです。

弦喜様

そんなわけで、当分コルダは見合わせます。

四季様

お節介がましいのですが工房の方に進められたのでしたら張ってごらんになったらいかがでしょうか。

投稿者:四季     投稿日時:2008/08/10 19:26  ---14.140.135

ガットラヴァーさま  情報と具体的かつ丁寧なご説明 本当にありがとうございます。
取り扱い元のHPで調べたことはあったのですが 種類も様々でしたし
愛用していらっしゃる方が支持するご意見が多く 反対のご感想も聞きたかったので
もう1件の掲示板からの情報はとても有益でした。
今までドミナント インフェルドなどを使っていて ガットは発音のコツが違うというので不安はありますが
自分にあったものをよく検討してとりよせてみようと思っております。

daintybethさま 横からおじゃましましたのに私にもお気遣い下さいまして大変恐縮しております。
張ってみようという気持ちにさせていただきました。
daintybethさまにも 求められていた音色が実現しますように。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/10 23:24  ---25.185.246

極端に太いゲージを張らない限り、特に何の調整もせずに、裸のガット弦を張ることができます。
最初は、E線:お好みのスチール弦、A線とD線:裸ガット、G線:銀巻きのガット弦、という組み合わせでスタートして、次の段階で、G線やE線も裸ガット弦にする、という方法が、違和感無く裸ガット弦に移行できる良い方法だと思います。
裸ガット弦の大きなメリットとしては、A線はA線らしい音、D線はD線らしい音が出せる点です。それでいて、A・D線の重音を弾いたときにはとても美しく調和しますし、A線からD線へ、あるいはD線からA線に移弦したときにも、スムースに音がつながります。
この特性のお陰で、非常に立体感のある音や陰影に富んだ音が出せるので、音楽表現の可能性が大幅に広がります。
最近TORO社のシープガット弦の人気が高まっているようで、一部の弦が品切れしているそうです。
表現の幅を広げたい、多彩な音色を使い分けたい、というニーズをお持ちの方は、ぜひ裸のガット弦を試されることをお薦めします。そして、ナイロン弦を越える長寿命の弦が欲しいという方には、ヴァーニッシュ処理が施された裸のガット弦(ヴァーニッシュ弦)をお薦めします。さらに、手に汗をかき易い人や高温多湿な環境でヴァイオリンを弾くことがある人には、3回ニス処理を施した3×ヴァーニッシュ(3×V)の裸のガット弦をお薦めします。
3×Vの裸のガット弦の耐久性とピッチの安定性には、「これ本当にガット弦なの!」と驚かされます。

投稿者:四季     投稿日時:2008/08/11 07:16  ---14.140.135

私のもやっとしていることばかりにタイムリーに情報をいただけて感激しています。
おかげさまでだいぶ頭の中が整理できました。

E線は 最近「アジャスター」でアドバイスを頂いて取り替えてみたばかりですし
プレーンガットに相性が良いと書かれていたピラストロ・ナンバー1は ちょうど私が好んで使用しているものですので このままで。
下の3本はガットラヴァーさまのご意見を参考にして 工房の方と相談してみます。
どうもありがとうございました。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/11 08:28  ---25.185.246

四季さんへ。ピラストロのE線「No.1」は、レスポンスが非常に俊敏で発音が良く、それでいて音がキンキンしないので、とても良いE線だと思います。どんな弾き方をしても音が裏返らないのも大きなメリットです。しかも、非常にサビにくくて耐久性に優れているので、さすが値段が高いだけのことはあるな〜と思います。

ピラストロのE線「No.1」に合うような、A・D・G線を考えていくと、ちょうど良いバランスが得られると思います。
最適な組み合わせとしては、A線(裸ガット):0.80〜0.82mm、D線(裸ガット):1.06〜1.10mm、G線(銀巻き):0.78〜0.82mm、あたりが弾き易く、音響的にも良いと思います。
G線も裸ガット化する場合は、G線(裸ガット):1.80〜1.85mmが音響的に良い結果が得られると思います。
楽器によってベストなゲージは異なりますが、おおむね上記のゲージの近辺に「答え」があると思います。

最初の1週間ぐらいは「弦が太いな〜」と感じるかも知れませんが、いつの間にか慣れてしまい、慣れると逆に普通の弦が「細いな〜」と感じるようになります。

裸ガット弦だと、長時間弾いても指も耳も疲れにくいので、練習が楽になり楽しくなります。

投稿者:四季     投稿日時:2008/08/11 17:35  ---14.140.135

ピラストロ「No.1]良いですよね!! E線にキンキンしがちな低いポジションでの音色が のびやかで表情豊かなので気に入っているのです。
ハイポジの音がもう少しクリアで通ると良いのですけれど(ゴールドプラカット0.26と比べてですが)これは腕のせいもあるのでしょう。

daintybethさまのスレッド 私のために引きずってしまい重ね重ね申し訳ありません。
ガットラヴァーさまのアドバイスで プレーンガットを使ってみるのが楽しみになりました。
お言葉を心に 慣れる前のストレスに挫折しないよう頑張ります。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/12 03:19  ---125.100.251

 
 四季様
あなたのご質問のおかげで、私はトロ社の弦のことを知りましたので、かえって私は御礼を申し上げなくてはなりません。

そして、ガットラヴァー様とのお二人のご意見の交換は私にも興味があり、参考になっておりますので、何も気になさることはありません。
私はといえばもう、トロ社の、ミディアムよりも1段階細いEとDを注文しました。年寄は気が短くてとても入荷を待てませんので。ハイアーチの楽器は張力の弱い弦のほうが返って鳴りやすいようですので、山勘であたりをつけました。
オリーブも愛着がありますのであえてそのままにしたGD線とどう折り合いがつくのかが楽しみです。数日で結果をお知らせできると思います。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/12 08:32  ---25.185.246

daintybethさんへ。
E・A線・D線に裸ガット弦を張って、G線にオリーヴを張っておられる方がいらっしゃるようです。

http://vn-bbs.net/bp/index.php?e=64#cmt57

http://vn-bbs.net/bp/index.php?e=60

daintybethさんの楽器に裸のガット弦が合うといいですね。


四季さんへ。
ピラストロ「No.1」は、非常にレスポンスの良い弦で、テンションも高過ぎないので、ハイポジションでも伸びのある音が出せると思います。左手と右手の、弦にかける圧力をうまく調整することで、伸びのある超高音が出せると思いますので、試してみて下さい。なるべく押し付けないように、それでいて圧力が軽くなり過ぎないように調整するのがコツです。

投稿者:四季     投稿日時:2008/08/12 20:59  ---14.140.135

確かにその音域はバイオリンの聴かせどころであることが多く
鳴らそう!美しく!と思うあまり力の調節がうまくいってなかったのだと思います。
超高音もよく鳴る弦だったのですね。
ガットラヴァーさまからは本当に多くのことを勉強させていただきました ありがとうございます。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/13 16:13  ---125.100.251

皆様へ

注文のプレーンガットがすぐ届きましたので、早速張ってみました。
以下、感想です。
音量は問題なくオリーブと同等と思われます。私は細番手を張りましたので、標準を張った場合はオリーブをしのぐかもしれません。
唯、音の質感は好みに合いませんでした。一口に言いますと物足りないのです。お料理で言えばポイントの調味料が欠けている感じでしょうか、なにやら未完成で、成熟感のない感じがしました。モーツアルトのオペラフィガロのスザンナがプレーンガット、伯爵夫人がオリーブとでも例えると少しお分かりいただけるかとぞんじます。
音は透き通って綺麗です。でもそれだけかもしれない。とてもオリーブの豪奢な音には及ばないような。生まれてから12年しか経っていない私の楽器のせいかもしれませんが。

しかし、もちろん音が詰まるわけでもなくよく鳴りますしオリーブとの和音も違和感はありませんので、少し我慢して当分はこれで弾いてみるつもりです。

弦は本当にはってみないことにはわかりませんね。
音楽自体がそういうものではないでしょうか。
そうした試行錯誤の連続を無駄と見るか、有益と見るか。私は何事も自分で確かめるのが好きで、そうしないと次に進めないと思いますので、今回のことにも一つも後悔はありません。
いま話題の方も黙々と練習なさる以外にないと私も思います。

皆様、ありがとうございました。又お目にかかりましょう。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/13 16:45  ---25.185.246

daintybethさんへ。
プレーンガット弦を張られたんですね。daintybethさんのプレーンガットに対する第一印象は、自分の第一印象に似ていると思いました。自分も一番最初は、標準よりも細いゲージを張ったのですが、何か物足りない感じがしました。
自分がいろいろな太さを試した経験によると、プレーンガット(裸のガット)は、ある程度太いゲージを張らないと、プレーンガットの良さを味わうことができないように思います。
ゲージが太くなると、音量だけでなく音質も変わります。太いゲージの方が音に深みがあり、表現や音色の幅が広いです。
あと、プレーンガット弦を弾くときは、ほんの少しだけ松脂を多めにつけて弾くと良いと思います。オリーヴのときに1往復塗っているのであれば、TORO社の裸のガット弦のときは、1.5〜2往復塗ると、ちょうど良いです。
オリーヴもそうですが、裸のガット弦は張ってすぐのときよりも、3日ぐらい経過して馴染んでからの方がもっと良い音が出てきますので、じっくり弾きこんでみて下さい。また、プレーンガット弦に慣れることによって、プレーンガット弦ならではの弾き方のコツがわかってくると思いますので、今しばらく弾きこんで様子を見ていただきたいと思います。
そしてできれば、次は、もう少し太いゲージを試してみて下さい。
自分は「もうオリーヴじゃ物足りない。」と思うようなプレーンガットならではの奥深い世界にハマってしまったので、もうオリーヴに戻ることはできません。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/13 19:09  ---125.100.251

ガットラヴァー様


早速のアドバイスありがとうございます。私も、届いた弦をさわってみて、ちょっと細すぎたかしらと思いましたが案の定でした。
しかし、確かに今日は初日で2時間ほど弾いてみて、少し音程が定まってきたなという段階ですので、おっしゃるとおりこれからじっくり鳴らしてみるつもりです。引っかかりも問題ありませんので、別段の苦痛もなく弾けます。ハイポジションの方は、オリーブよりも音色がよく、鳴りもよいようにも感じます。
音楽の音質追求に関しては気短ではなく、何しろ半世紀以上も飽きずに弦楽器をたしなんでおりますので、そしてチェロについてもむずむずとプレーンガットにしてみたらどうかと、気が動く始末ですので、多分私も,遠からず、guttloverになることでしょう。
お励ましありがとうございます。

投稿者:ks     投稿日時:2008/08/14 05:40  ---254.87.36

横から突然はいりこんで申し訳ありません。じつはガットラバーさんの情報から私も早速購入し、使ってみました。ふだんはイタリアモダンの楽器にドミナントやエバピラチをつかっていましすが、もうひとつの楽器で日本の著名な製作者の楽器を所有し、ドミナントを張っていました。しかし音がかたくつかっていませんでした。この情報からその楽器に使ってみようとおもい張ってみました。びっくりしました、音ののび輝かしさがまるで別な楽器になったようでした。e線は3v06、a線ハナチュアル082、d線、g線は銀巻きのものです。前にこの楽器にオリーブを張ったことがありましたがやはり音が固く疲れる楽器でした。ガット弦のe線なんてaの442Hzの調弦では切れてしまうと思っていました。とにかく驚きの体験でした。今度はイタリアモダンにも張ってみようとおもいます。日本製作者の楽器は1966年製です。横から入ってもうし訳ありません。私は趣味で仲間とカルテットやっているものです。

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2008/08/14 10:41  ---122.220.146

割入ってもうしわけありません。

>四季様

 ピラストロのNo.1は悪くはないが良くはないと聞いたことがあり、これと言って短所がないが長所もないとも聞いたことがあり、使用を控えていました。
 カプラン・ソリューションズを使用しており、No.1が上記の評価でしたので上記カプランと比べられたことがございましたら、是非、感想等お聞かせいただけないでしょうか?

投稿者:クラゲ     投稿日時:2008/08/14 12:38  ---57.114.229

あまてぃ様へ。カプラン・ソリューションズはE線特有のひっくり返り現象を無くせる点では良い弦だと思いますがピチカートの音がペコペコして威力がないですし音色が地味という点では今ひとつという感じがします。
ピラストロのNo.1の音色はプレーンスチールのE線を少し大人しくした感じですが低いポジションから高いポジションまで音量は十分に出せるように思います。ひっくり返り現象はカプラン・ソリューションズと同様にほぼ皆無でありレスポンスの良さについては高く評価できると思います。錆びにくくて寿命が長く3ヶ月以上持たせることができるという点は高く評価して良いと思います。
楽器との相性もありますがトータル的にはピラストロのNo.1の方が使える弦・良い弦だと思います。ご参考になれば。

投稿者:四季     投稿日時:2008/08/14 16:26  ---14.140.135

あまてぃ様
私はカプラン・ソリュージョンズは使ったことがないので お答え出来なくてすみませんが
No.1の良さは クラゲ様のお答にある通りだと思います。
ガットラヴァー様やクラゲ様が 高いポジションでの音量も評価されていますし 私の超高音域への不満は私の技術の不足ととっていただいて大丈夫と思います。(圧力のかけ方は只今 その音域でのロングトーンと教則本で特訓中です)
下の3本は(ピラストロ社の)何を張っても相性が良いというふれ込みで売り出された弦ですので 「無難」=「短所も長所もない」ということなのかと思います。

プレーンガット弦への反響にびっくりです。
私も張ってみるつもりなのですが 月末には発表会 その後はオケの本番を控えて練習スケジュールが密なので
(アマチュアの大したことない予定ですが)
張り替えは終わってからの心づもりなのです。秋には魂柱交換に出しますし 戻ってきて弾きこんで・・・
話題を振ってアドバイスいただきながら恐縮ですが 感想と報告までもう少し時間をください。 

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/14 20:05  ---25.185.246

daintybethさんへ。裸のガット弦は太ければ太いほど、裸のガット弦ならではの良さが出てきますので、ヴァイオリンよりもチェロの方が、裸のガット弦らしさをもっと楽しめると思います。
自分は、G線も裸ガット弦を張ってますが、太さは1.80mmとチェロ弦の裸ガットのD線よりもちょっと太いです。これくらい太いと、裸ガット弦の良さが「堪能」できます。そんなわけで、裸のガット弦については、楽器と演奏者に負担のかからない範囲で、なるべく太いものを張った方が良いということを、身をもって実感しています。裸ガットのG線に関しては、次回はもう少し太いものを張る予定です。

ksさんへ。エヴァ・ピラッツィのような現代のテンションの高い弦は、楽器から強引に音を出させるようなところがありますが、裸のガット弦(プレーンガット弦)は、楽器から素直に音を引き出すことができます。
裸のガット弦は、無理やり楽器を鳴らすのではなく、楽器を自然に響かせて気持ち良い(心地良い)音を出してくれるわけです。ksさんは、A線に0.82mmのナチュラル(0×V)を張っていらっしゃるようですが、湿度が変化したときのピッチの狂いが気になる場合は、1×Vや3×Vを試されると良いと思います。常にエアコンの効いた部屋で演奏できて、手や体(顔)に汗をかかないのであれば、ナチュラルでも良いですが、実際には、やむを得ず高温多湿な環境で演奏せざるを得ないことがあります。
特に、カルテットのように他の人と音程を合わせて(調和させて)弾かなければならない場合、弦のピッチが狂うと非常に苦労
しますので、そういうときは、1×Vや3×Vがお薦めです。

四季さんへ。裸のガット弦を試すのは、四季さんがおっしゃるように、演奏会が終わって楽器の調整が終わってからが良いと思います。しばらく本番の無い「気持ちに余裕のある」時期に、いろいろな太さの裸のガット弦を試されるのが良いと思います。ベストなゲージを見つけるのに、多少時間がかかると思いますが、ベストゲージが見つかると「来たぁ〜!」という大いなる喜びが得られますので、最終的に試行錯誤は報われます。

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2008/08/15 12:14  ---122.220.146

クラゲ様
四季様
ありがとうございました。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/16 00:46  ---25.185.246

裸のガット弦を張って感動した方の体験記を見つけました。
http://orchestra.exblog.jp/7908485/#7908485_1
画像付きでわかり易い記事だと思います。
自分は、E線はピラストロNo.1というスチール弦を張っており、E線だけは裸ガット化する気は無いのですが、それ以外については、この方のご意見(ご感想)に賛同します。

「それにしても、弦の進化の歴史は、いったい何だったのだろうと思ってしまいます。弦の早期音程の安定が重要な要素だとしても、この音色を犠牲にしてまでも進化していたのですからね。」とこの方はお書きになっていますが、裸のガット弦を張ると、現代の大手弦メーカーは一体何をやってるんだ〜!という気分になってきます。

TOROの3×Vの裸のガット弦は、音程(ピッチ)の安定に関しても、現代の最新鋭のナイロン弦と同等レベルですので、音色や音量やレスポンスを含めた総合性能では、裸のガット弦の「圧勝」と言って良いと思います。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/16 00:48  ---25.185.246

結局、ナイロンやらスチールなど人工的な素材を使って天然素材のガットの音を再現するなんてことは、そもそも無理な挑戦だったということなんですよね。ナイロンやスチールを使ってガット弦の音を目指すなんていう遠回りをするくらいなら、初めからガットを使って、どうすれば(旧来の)ガット弦の弱点を克服できるか、と考えた方がずっと早道なわけですよね。

TORO弦は、ヴァーニッシュ処理をすることで、ガット弦本来の音色を損なうことなくナイロン弦並みのピッチの安定性を得たわけです。こういうアプローチこそが究極の「理想の弦」に近づく最短ルートだと思います。

わざわざ高価なハイテク素材(特殊な化学繊維)を使って研究に研究を重ねて作った最新のナイロン弦が、昔ながらの手作りの裸のガット弦にヴァーニッシュ処理を施した素朴な弦に「圧敗」しているというのは、本当に皮肉な話ですが、そもそもアプローチの仕方が間違っているのですから、当然ですよね。

自分は早くTOROの裸のガット弦に出会えて本当にラッキーだと思います。多くの皆さんとこの幸せ・喜びを共有したいと思います。「裸のガット弦(プレーンガット弦)の世界へようこそ!」

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/16 14:14  ---25.185.246

弓に張る「毛」は、天然の「馬の尻尾(しっぽ)の毛」ですが、ナイロンで作った「擬似馬毛」も存在するようです。ただ、あまりにも演奏感が違うために好まれず、弓には、もっぱら天然の馬の毛が張られています。

ところが、ヴァイオリンの弦に関しては、ナイロンを使ってガット弦の音を出そうと各メーカーが努力していますが、現時点で出ているナイロン系の弦を見る限り、ナイロンやその他の化学繊維でガット弦の音を出すというのは、今後いくら努力しても、ほとんど不可能なように思われます。

世界中の弦メーカーがナイロンを使ってガット弦の音を出すということに使った努力と労力と費用を、裸のガット弦の性能アップや耐久性向上のために使っていたら、きっと、あの偉大なパガニーニが涙を流して喜ぶような「究極の理想の弦」が出来ていたのではないかと思います。

自分が考える「理想の弦」とは、次のような弦です。
毎日1時間練習した場合に6ヶ月間使用できる耐久性がある、気温や湿度や水分に対する強さ、つまり、耐候性や耐水性が現代のナイロン弦を超えている(できれば、スチール弦と同等レベルであって欲しい)、ピッチの安定性がスチール弦と同等レベル、音量、音色の多彩さ、レスポンスの俊敏さなど音響的な性能が、現代のナイロン弦やスチール弦のすべてを上回っている

いくら音が良くても、ピッチ(音程)が狂う弦は「ダメな弦」だと思います。音色の良し悪しはある程度「好み」の問題として片付けられますが、音程の良し悪しは、「演奏そのものの良し悪し」に直結します。音程の狂った演奏は、誰にとっても耐え難い演奏です。

現在入手できるヴァーニッシュ処理された裸のガット弦(例えば、TOROの3×V)は、既にかなり「いい水準」まで来ていると思うので、あともう少し改良(改善)を加えることで、自分が考える「理想の弦」が得られると確信しています。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/17 03:00  ---234.163.162


皆様へ

オリーブの弦とヒルのE線でいたく満足していた私のほんの思いつきの質問、E線のガット化はできないものだろうか、というものが、こんなにも面白い展開をして、勉強になり、結果的に、いいバランスで四弦をガットにすることができました。皆様にお礼申しあげます。
数日間の弾き込みによりTORO社のA線とE線はとてもいい音でひびき、楽器はのびのびと歌っております。E線のハイポジションもつややかな音で響き、ひっくり返りもなく、何よりもスチールっ気のない音がほかのどのE線の弦とも違うところで、非常に満足です。GADはひょっとしたらオリーブに戻りたくなるかもしれませんがE線はもうスチール弦には戻れないでしょう。
楽器によくあったということでしょうか、本当に幸福な気分です。皆様、ありがとうございました。
         daintybeth(私の好きなバラの名前です)より

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/17 12:16  ---25.185.246

daintybethさんへ。TOROの裸ガットのE・A線とオリーヴのD・G線の組み合わせが上手く行って良かったですね。
どんな弦でも数日間の弾きこみによって弦が馴染んで音の響きが良くなりますので、張った初日の印象があまり良くなくても、数日間弾きこんでみることが大事ですね。
さて、daintybethさんには、E・A線だけでなく、思い切ってD・G線にも「裸ガット」を張られることを提案いたします。
自分は、E線はスチール(ピラストロNo.1)、A・D・G線は裸ガット弦という組み合わせですが、これを超える「オール・裸ガット弦」という組み合わせを、一度試していただきたいと思います。
自分は、ずっと前に、アルミ巻きのスチールE線を張る作業中に誤ってピッチを高くし過ぎてE線が切れて、弦が顔にペシッと当たったことがあり、それ以来「弦が切れる」ことを極度に恐れるようになったという経緯があり、E線の裸ガット化には極めて慎重な姿勢をとっています。(ちなみに、ケースを開けたら、いつの間にか弦が切れていたということはありますが、これまでに演奏中に弦が切れたことありません。また、TORO弦に関しては、一度も切れたことはありません。)

投稿者:まるぼ     投稿日時:2008/08/19 07:38  ---236.231.139

若干話に乗り遅れているので質問させて下さい。

湘南の代理店のHPをみると
価格表において、E線は3Vのものはありますが
ADGに関しては通常が1Vであり、それ以外はとりあえず無いという風に見えます。

1.ADGの2〜3Vを購入できるところはないのでしょうか??
 もしくはメール等で特注するのでしょうか?

2.初めて試す基準としては、全てミディアムからスタートして試行錯誤という感じでしょうか?

以上、ちょっと話のながれとは違いますがご存知の方ご教授下さい!

P.S.ストラッド様
他店絡みの話で申し訳ございません。
支障がある場合は容赦なく削除して下さい。。。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/19 08:00  ---25.185.246

まるぼさんへ。ご質問への回答です。
1 2×Vと3×Vは、特注扱いとなります。特注の仕方については、
http://coastaltrading.biz/
にメールで問い合わせると、親切に教えてもらえます。

2 初めて試すときは、ミディアムゲージからスタートして、あとは、各楽器や演奏者との相性に合わせて、試行錯誤することになります。通常の弦は3種類程度しかゲージ(太さ)の選択肢がありませんが、TORO弦の場合は、特注で0.01mm刻みで作ってもらえますので、選択肢は非常に幅広いと言えます。

なお、標準の1×Vでも十分な耐水性・耐候性がありますが、手に汗をかき易い人や多湿な場所で弾かなければならない人、あるいは、ガット弦といえどもナイロン弦並にピッチが安定してないと気が済まないという人、の場合は、3×Vを使用されることをお薦めします。(2×Vだと1×Vとの差が良くわからないと思いますので、3×Vの方が良いと思います)

初めてTORO弦を張るときは、1×Vのミディアムゲージを試してみると良いでしょう。

投稿者:あいうえお     投稿日時:2008/08/19 12:31  ---214.61.34

発表会でプレリュードとアレグロを弾く予定で、発表会用に弦を新調しようと思い、いろいろ検討中です。

どこかで、プレーンガット弦は、「重音にはあまり適さない」ようなことを読んだ気がするのですが、実際のところはいかがでしょう?プレリュードとアレグロでも、プレーンガット弦のよさが引き出せるでしょうか?

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/08/19 17:00  ---234.163.162

ガットラウ″ァー様

さまざまな方面にいたるアドバイス、ご教授本当にありがとうございました。GD線もプレーンにしてみたいという気持ちはありますが、今使っているオリーブは張り替えてちょうど音程が落ち着いていて心地よいものですから、当分はこれでと思います。少し日が経って秋口を過ぎましたら、調整に出しますのでそのとき相談してみます。今は、オリーブを前提の調整ですので。
これほどにプレーンガットにご造詣が深くていらっしゃいますのに、E線にはお使いにならないのがちょっと不思議です。ペグで苦労もなくあわせられますよ。ペグは使えば使うほど調子よくなってきて、A線と同じ感覚で動かせます。少しずつ練習なさってみてはいかがでしょうか。

ks様
日本人製作の楽器が見違えるように鳴るようになったとのこと私も日本人瀬作の楽器ですのでとてもうれしいです。モダンイタリーの楽器へのプレーンへの張替えはいかがでしたでしょうか。と申しますのは、私の楽器はコンテンポラリーイタリーのような音がしますので、ks様の楽器がどう変化するか少し興味がありまして。自分の楽器をこれからどういう方向で仕立てていけばいいのか参考になるかとおもわれまして。お急ぎにならないで、ご無理もなさらず、いつかお聞かせ願えると幸いです。

あいうえお様
私が今張っているEA線の和音はとてもきれいです。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/19 20:51  ---25.185.246

あいうえおさんへ。ご質問への回答です。
裸のガット弦は、重音だらけのバッハの「無伴奏ソナタ&パルティータ」でもパガニーニの「カプリース」でも、素晴らしい性能を発揮してくれます。裸のガット弦の重音での調和(ハモリ)は、他のどんな弦よりも素晴らしいと思います。調弦するだけでも、あぁいい音だなぁ〜、いいハモリだなぁ〜、ということを実感できます。重音のハモリが美しく整っているので、調弦にかかる時間が短縮できます。(裸のガット弦なら素早く調弦できます)
裸のガット弦は響きが純粋で美しく、また響きが豊かなので、無伴奏でも自信を持って演奏することができます。クライスラーの「プレリュードとアレグロ」でも、裸のガット弦の良さは存分に発揮できますので、ぜひ張ってみて下さい。

daintybethさんへ。
自分の楽器は、オリーヴ4本セットを張った状態でベストな音が出るように調整してましたが、裸のガット弦に変えてからも、駒や魂柱などは全くいじっていません(一切調整してもらっておらず、そのままです)。TORO弦の標準的なゲージに関しては、裸のガット弦だからと言って、特別な調整は必要ないと思います(ものすごく太いゲージを張る場合は、多少調整が必要になるかも知れませんが)。
自分は手に汗をかくのと、結構激しく弾くタイプなので、裸ガットのE線はきっとすぐに切れてしまうと思います。自分のようなタイプの奏者が3ヶ月張っても切れないということが検証されない限りは、自分はE線だけはずっとスチール弦(ピラストロNo.1)を張り続けるつもりです。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2008/08/19 21:39  ---49.120.10

ガットラヴァー様

E線切れませんよ。
私も結構手に汗をかく方ですが、1 x Vを5月に張りましたが、その後3ヶ月切れていません。毎日1時間くらい弾いています。

弦を選ぶとき、移弦したときの違和感というか、バランスというかで長年悩んできたのですが、プレーンガットのAとEのバランスは最高だと思います。ハイポジションでもE線と比べ全く遜色ない反応が得られ、更に音のバランスがいいのですから、これを使わない手はない!だまされたと思って使ってみてください。

投稿者:あいうえお     投稿日時:2008/08/19 22:15  ---178.228.102

daintybethさま、ガットラヴァーさま

早々にレスをありがとうございました。

安心して試すことができそうです。

さらに追加で質問ですがE線の端はどのようになっている
のでしょう?

現在ゲッツ(ループエンド用)のアジャスターを使用して
おりますが、ボールエンド用のアジャスター向きなの
でしょうか?

よろしくお願い致します。

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/19 23:20  ---25.185.246

あいうえおさんへ。裸のガット弦のE線を張るときは、E線のアジャスターは外さなければいけません。裸のガット弦は伸びが大きいため、アジャスターは役に立たないそうです。また、アジャスターに裸のガット弦のE線をひっかけると、切れ易くなるそうです。

通りすがりさんへ。裸のガット弦のE線が素晴らしい音であろうことは、A・D・G線全てに裸のガット弦を張っているガットラヴァーな自分には、十分に予想できることです。しかしながら、スチールのE線の音に関して、自分はそれほど不満は無いですし、裸ガットのA・D・G線+スチールE線という組み合わせに、魅力を感じています。
TORO弦のD・G線には、銀巻きのものもあるのですが、自分は徹底的に金属の巻き線を排除して、ガットそのものの音を堪能したいと思ったので、A線に続いてD・G線も裸ガット化しています。ただ、E線に関しては、全然そういう気持ちが出てこないのです。
ピラストロのNo.1が凄く気に入っているので、値上げ前に20本買い貯めして、真空パックして手元に置いています。こうしたことから、自分が裸ガットのE線を使う可能性は今のところ皆無です。
自分はヴァイオリンの超絶技巧のデモンストレーションとして、左手のピチカートを人に見せることがあるのですが、裸ガットのE線で、左手のピチカートをバチバチはじきまくったら、痛み易いでしょうし、切れる危険性も高まると思います。ピチカートは普段からしっかりはじく練習をしておかないと、イザというときに、空振りしたり、音量不足の不発に終わったりするので、普段からバチンバチンと思い切りはじく練習をしています。左手のピチカートだけでなく、右手のピチカートも好きでバンバンはじいてますが、きっと自分みたいな弾き方をしたら、裸ガットのE線は1ヶ月持たずに切れると思います。

投稿者:まるぼ     投稿日時:2008/08/20 02:52  ---236.231.139

ガットラヴァー様

ご丁寧な解説ありがとうございます!

2に関してはやはり試行錯誤ですよね^^;

こういう傾向の楽器にどのテンション・もしくは種類を張ったらこういう傾向になった、に近いような書き込みもあったりするので
そこらを念頭にいれつつ試行錯誤してみます!

上記の様な皆さんのトライデータ?も引き続き楽しみにしております!

投稿者:ガットラヴァー     投稿日時:2008/08/24 14:44  ---25.185.246

TORO弦のゲージ選択についてですが、自分は次のような方法でベストゲージを探しています。
自分の組み合わせは、スチールE線(ピラストロNo.1)、TOROの裸ガットのA・D・G線(3×V)です。
まず、スチールのE線に対してバランスの取れるA線を決めます。自分の場合、0.81〜0.82mmの裸ガットのA線が、ちょうど良いバランスです。
次に、このA線とバランスの取れるD線を決めます。自分の場合、現在模索中ですが、1.11〜1.12mmの裸ガットのD線が合うと思います。
最後にこのD線とバランスの取れるG線を決めます。自分の場合、現在模索中ですが、1.85mm±0.01mmの裸ガットのG線が合うと思います。
音量バランスは、弓で弾いて確かめるだけでなく、ピチカートをはじいてチェックすると良いです。弓で弾くだけだと、判断を誤る可能性があります。
ピチカートではじくと、テンションのバランスの悪い弦が、すぐにわかります。ピチカートではじいたときに、ショボイ音が出たら、その弦はテンション不足ということで、その弦はもっと太いゲージに変える必要があります。
なお、上記の組み合わせだと、自分のヴァイオリンでは、ドミナントやエヴァ・ピラッツィをはるかに超える「非常に迫力のある」音が出せます。2,000人収容の大ホールで、バッハの無伴奏が弾けるだけの音量が出ていると思います。
単なる音量だけでなく、音の響きの豊かさについても、ドミナントやエヴァ・ピラッツィなど全く敵ではないという感じです。
TOROの裸ガット弦は、0.01mm刻みでベストゲージを探求できるのですから、当然と言えば当然ですね。最適なゲージが見つかると、こんなにもデカイ音が出るんだ!という驚きがあります。それでいて、演奏者の耳への負担は小さく、音が美しいので心地良く演奏を楽しむことができるのです。

Q:バイオリンの音
投稿者:HIRO     投稿日時:2008/08/23 22:21  ---19.62.249

バイオリンを習い始めて1年半ぐらいのレイトスターターです。最近こまっていることがあります。バイオリンの音が良い時と良くないときがあるのです。音のことなので文章では表現しづらいのですがよくないときはキイキイとかシャリシャリするような感じです。駒とテールピースの間を弓で弾いたときに出る音と似た感じです。いいときはバイオリン本体が振動している感じがします。

キイキイするときはバイオリンをひくのがいやになるぐらいです。
どのような原因が考えられるでしょうか?
バイオリンはドイツの量産品で45万円ぐらい(2003年製)、弓もドイツ製で26万円ぐらいです。松脂は粒子が細かいタイプです。

先生にも相談しましたが、月2回のレッスンなのでいいときと悪い時の差をききくらべてもらうことが困難です。

何かアドバイスを頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。

投稿者:ちゃるだっしゅ     投稿日時:2008/08/24 09:52  ---1.184.39

表現が難しいのはわかりますが文章では状況が把握できません。
悪い時の音を録音して(携帯電話、デジカメでもできる機種がありますね)先生、または楽器店に相談されたらよろしいかと。

ボーイングの技術でも起こりうるとは思いますが、技術的な事はさておいて、ひとつ思い当たるのは松脂のつけすぎかも。弦の裏にごびりついていると変な音がします。今一度、弦を丁寧に拭いてみては如何でしょうか。(教室の先生のアドバイスです。)
楽器も弓の私のものよりはるかに高価で性能がよいと思います。頑張ってください。

投稿者:あい     投稿日時:2008/08/24 10:42  ---66.22.61

HIROさん、

開放弦での超スローボウイングをおススメします。音が途切れたり、かすれたりしないでどれだけ長く音がつずくか測ってみてください。最初は30秒が限度だと思いますが、なれると一分は軽く出来るようになります。これだけで音の質がワンランク上がります。これは超一流の方も毎日していますよ。ヒラリー(ハーン)さんはこれだけ3時間もしているのを見た事があります。

楽しんで頑張って下さい。

投稿者:snoopy     投稿日時:2008/08/24 10:51  ---57.232.29

私も気になる1人です。

湿度の問題(雨の日や次の日、梅雨時期〜夏にかけてよく起こっている?)ではないかと思われます。
「日本の夏は楽器の音が悪い」という様なことを聞いたことはありませんでしょうか?
湿度が増すと、楽器の材料(木)が水分を吸収して重くなり、反応性や響きが失われてしまうんだと思います。
日本に住んでいる以上、ある意味諦めた方が良いかと思います。

あまりに酷いようでしたら、
1.湿度管理を徹底する(湿度調整機能付きエアコン利用?)
2.楽器を調整する(魂柱調整)

私は2を実施しています。
調整しても完全にスッキリはしないと思いますが、マシにはなると思います。

「夏が過ぎれば元に戻るさ!」と気楽に構えた方が良いかもしれませんが、良い対処方法があるのなら私も知りたいと思います。

投稿者:HIRO     投稿日時:2008/08/24 13:04  ---19.62.249

こんにちは

ちゃるだっしゅさん

弦を布でよくふいたら大幅に音がよくなりました。金属的な音ではなく、バイオリン本体が振動するようなここちよい音になりました。!! 非常にうれしいです。どうもありがとうございました。


あいさん

超スローボーイングをやってみました。30秒どころか、20〜25秒程度が限界でした。音は少しでも良くしたいのでこれは今日から毎日やろうと思います。弓が弦に対して直角でなく、少し斜めになったときにするシャリシャリする音も今回のいやな音に近い気がします。超スローボーイングでボーイングを向上させたいと思います。


snoopyさん

前回の調整してからもう一年近く過ぎました。近々、調整に出そうと思います。

どうもありがとうございました。

Q:ご質問
投稿者:ぼかちか     投稿日時:2008/08/23 13:29  ---163.201.203

先生のバイオリンで、Marcucci Custodeという楽器があります。
(2004/12/21既にレスで紹介されています)
買い替えを考えているのですが、大体の相場を教えてください。
楽器の健康は良好で工房で調整済です。ラベルには、1911と書いてあります。一概には見て頂かないと解らない事は承知の上ですが、参考までにお教え頂ければ幸いです。下取り価格、販売価格どちらでも結構です。

投稿者:rio     投稿日時:2008/08/23 14:26  ---95.2.121

ストラッドさんの過去ログをみると
投稿者: タカシ 投稿日:2008年03月09日(日) 18時54分
で同じ製作者で1911年の楽器を所有していて買い替えを考えているとの投稿もありますね、ぼかちかさんの先生なのでしょうか、偶然というのもすごいですね。

知り合いの弦楽器商の方に聞いてみたところ(製作者名だけ伝えて)その人の感覚的な回答は次のとおりです。ただし、あくまでその弦楽器商の方の個人的なコメントでこれが正しいかどうかはご自身でご判断ください。





・名前はそこそこ有名。楽器はチェロを見たことがある。製作精度はあまり高くなく、楽器の当たり外れが多く、一般的にドイツの楽器をイメージさせるような、暗いニスのイメージがある。
・日本で売るなら、非常に売りにくい製作者の楽器なので、自分は仕入れないだろう。
・どちらかというと、バイオリンの先生を通じて捌くノンブランド系の楽器。楽器の状態や先生への謝礼必要なのでうまく言えないが、先生への謝礼を除いた販売価格相場は30万から80万円ぐらいだと思う。あとは先生がいくら謝礼を取るかだと思う。
・下取りならば、販売する楽器の1〜1.5割程度に設定し、値引き相当と考え、裁くのが難しい楽器なので下取り価格設定はしないだろう。


ということでした。


同じ製作者かどうかわかりませんが

検索すると、同姓同名の製作者のチェロが570英国ポンド(115万円ぐらい)で値付けされているHPがありますね。

投稿者:ぼかちか     投稿日時:2008/08/23 17:46  ---163.201.203

rio様

早速ご丁寧に有難うございます。
非常に参考になりました。
私もネットでは検索してみたのですが、チェロしか出て来なかったため、質問させていただきました。

Q:質問
投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/22 20:56  ---109.18.91

現在も独学で練習中のひろしです。いつも同じようなことを聞いて申し訳ないと思っているのですが、独学だと時々これで本当にいいのかなと不安になるのでまたアドバイスをお願いします。

楽譜を見るとポジションの番号までふっているのでこの通りやらなきゃいけないのかなあ・・・? と思ってしまうのですが・・でもオケだといちいち番号ふってないから自分でポジションを選ばなきゃならないって言われた事があります。それに、ストラッドさんの実演を見てみても弾き易いポジションで自由に弾いているようにも見えるのですが・・ケースバイケースなんでしょうか。本音で言えば
どのポジションでも自由に弾けるようになりたいんですけど。その為にひとつの曲をローからハイポジまで自由に音程を取って弾きまくってますが・・・あまり決まりにこだわる必要はないんでしょうか。

それから、プロ級の人は楽譜を見て弾くときしっかりと一つ一つの音符を確認しながら弾くものでしょうか。それとも、間違えやすい所を時々確認するだけで、ほとんどは記憶された音を頼りに弾いているのでしょうか。・・・私は慣れないせいか、複雑にシャープが付いたり外れたりしている八分音符の連なりなどを見ているだけで目が痛くなり頭がボーとしてくるので、音で覚えてしまうようにしてしまいがちに成るのですが、これで良いんでしょうか。歌えるようになってから弾くものだと言ってくれた方がいたのでその方がいいと思っているのですが、・・これでも音符を読めるようになっていくんでしょうか。すこし不安です。

投稿者:rio     投稿日時:2008/08/23 06:22  ---95.2.121

盲目の演奏家や聾唖の演奏家もおられますが、それは特別なことなので、例外として考え、健常者の演奏家を基準としてお答えします。

>楽譜を見るとポジションの番号までふっているのでこの通りやらなきゃいけないのかなあ

作曲家の指示として番号がふっているものもあれば、作曲家の指示はなく、参考として番号がふっているものもあります。「指示通り弾けるか」も技量の一つであり、自分の技量をあげたいと思わないのであれば、こだわる必要はないと思います。オーケストラの場合、オーケストラの志向する音楽のレベルにより譜面に忠実に弾くことを求めるオケもあれば個人の自由でよいという自由奔放なオケもあります。

>プロ級の人は楽譜を見て弾くときしっかりと一つ一つの音符を確認しながら弾くものでしょうか。それとも、間違えやすい所を時々確認するだけで、ほとんどは記憶された音を頼りに弾いているのでしょうか。・・・

演奏会を生業としている方は、自身で一つ一つの曲の解釈をし、この曲のこの部分はどのように弾くのか楽譜にものすごい量の書き込みをして練習をし、演奏会では自分で決めた通りに弾きます。記憶された音を頼りに弾くのではなく、この曲のこの部分はこのような弓の操作でこの弦のここの位置でこのような音を出そうと譜面完全に記憶し演奏するのが普通です。その日の気分と思い付きではありません。また演奏家の中には、解釈の過程で自分なりの編曲をする方もいらっしゃいますので、本来の曲と少し変わる場合もあります。

>私は慣れないせいか、複雑にシャープが付いたり外れたりしている八分音符の連なりなどを見ているだけで目が痛くなり頭がボーとしてくるので、音で覚えてしまうようにしてしまいがちに成るのですが、これで良いんでしょうか。

自分の演奏を他の方に聴いてもらい、聴いてもらった方が満足し、幸せになるような演奏をしたければ、どんなに困難でも正面から音楽に向き合うべきでしょう。自分の演奏を聴いた方が、どんなに気分を悪くしようが、自分さえ満足できればよいということであれば、音で覚えても構いませんし、正確に(譜面どおりに)弾けなくても全く問題ありません。

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/23 07:32  ---4.232.67

先にあなたが書いたスレッドのやりとりは、きちんと読み返したでしょうか。
回答者諸兄が書いてきたことの結論は、

・(特に初心者は)独習が不可能なので、どんな手段を講じてでも教師を探すべし
・ その教師の許で、ソルフェージュをみっちりやるべし

だったはずです。つべこべ言わず、教師を見付けて、徹底的に指導を受けて下さい。これについてあなたは反論する余地が全くありませんので、これ以上書き込みを垂れ流しにしないで下さい。
他の人の参考のためにも、具体的な教科書を紹介しておきます。

1)
ソルフェージュの基礎について、かつてコメントしたことがあります。

http://www.strad.co.jp/cgi/qasearch.cgi?mode=view&code=18730&re=&key=リズム感

で紹介した本を使って下さい。
これで、基礎の基礎から、♭♯2つまでの調で*/4、*/8拍子のあらゆるタイプの譜読みまで対応できます。

上記を終えたら、『ダンノーゼルのソルフェージュ』上下巻をやります。全ての長短調、ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号あらゆるタイプの譜読みの技術が身に付きます。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5-%E4%B8%8A/dp/4276502004/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1219443166&sr=8-1

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5-%E4%B8%8B/dp/4276905796/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=books&qid=1219443166&sr=8-2

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/23 07:34  ---4.232.67

2)
楽典は、弦喜氏がかつて紹介されていた石桁真礼生ら著『楽典―理論と実習』をやると良いでしょう。必要充分な項目が扱われているので、私個人は、これ以外の楽典書はお奨めしません。

http://www.amazon.co.jp/%E6%A5%BD%E5%85%B8%E2%80%95%E7%90%86%E8%AB%96%E3%81%A8%E5%AE%9F%E7%BF%92-%E7%9F%B3%E6%A1%81-%E7%9C%9F%E7%A4%BC%E7%94%9F/dp/4276100003/ref=cm_lmf_tit_1_rsrssi0


上記の本を終えたら、ヒンデミット著『音楽家の基礎練習』をお奨めします。これが身に付くと、譜読み・初見試奏の基礎は、ほぼ固まったといえます。

http://www.amazon.co.jp/%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%B7%B4%E7%BF%92-%E3%83%91%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88-%E5%8D%83%E8%94%B5-%E5%85%AB%E9%83%8E/dp/4276101816/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1219443565&sr=1-1

上記の本はいずれも、音大出のヴァイオリン教師なら、全て教えることができます。

これで、ひろし氏の疑問は解消したはずです。rio氏と私の書き込みを良く読み、教師を探し、上記の本をマスターするまで、この手の質問はもうしないで下さい。
本スレッドこれで終了して下さい。私に対する返答も不要です。

投稿者:ひろし     投稿日時:2008/08/23 09:49  ---109.14.190

皆さん完璧なご回答ありがとうございました。前進します。

Q:
投稿者:Shun     投稿日時:2008/08/21 19:48  ---55.150.228

初めて、質問させていただきます。私は中3の男子です。
バイオリン歴は9年になります。よろしくお願いします!
早速質問ですが、、、ストラッドのコンサートでクラウディウさんがよくディミトレスク作曲のダンスツァネラスクの楽譜がどこをさがしてもありません。一回でも弾きたいので情報がある方お教え下さい!!

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2008/08/21 21:24  ---110.26.37

ヴィオラ版を見つけました。ヴィオラ版があればヴァイオリン版がありそうなものですが、見つかりません。

https://www.ymonline.com/index.cfm/fuseaction/product.display/product_id/2892/index.cfm

http://www.mannerinos.com/shop/product_view.asp?pr=32097&priv=1&storeID=66WN94N0SN2E8N7JKA6FGV8JJUBFEKK2

投稿者:Shun     投稿日時:2008/08/22 18:39  ---55.150.228

ぶらっちぇさんありがとうございます!自分もっと探してみます。
なんなら、ヴィオラでも弾いてみるかな、、、なんちゃって。

Q:イタリア新作
投稿者:Pizz     投稿日時:2008/08/19 22:45  ---83.159.209

こんにちは。

『Paulus Vettori filius Darii』というイタリアの新作楽器の購入を考えているのですが、この製作者は有名なVettori一族とは関係あるのでしょうか?

またこの製作者の楽器の相場などをお教えください。

よろしくお願いします。

投稿者:じゅん     投稿日時:2008/08/20 16:48  ---35.39.135

戦前よりフィレンツェに工房を構えるヴェットーリ家の2代目で現在も活躍しているパオロ・ヴェットーリと思われます。
スペルが違うのは、古くからの慣習でラテン語表記にしているからで(ストラディヴァリのラベルがストラディヴァリウスになっているのと同様)、隣りに初代である父ダリオの名も併記されています。
最近の相場は残念ながら存じませんが、数年前楽器店巡りをしていた頃は概ね200万前後であったと記憶しております。

投稿者:QB     投稿日時:2008/08/20 17:59  ---145.236.138

1700年代の材とか、古い材を使うので有名ですね。
中に製作番号かいてありました?(ラベルじゃないですよ)

投稿者:クロアシ     投稿日時:2008/08/22 10:10  ---4.232.67

Paulus Vettori filius Darii

必要のない情報かも知れませんが、念のために、そのラテン語を直訳すると

「Dariusの息子、Paulus Vettori」

となります。むろん、Dariusは、じゅんさんが言われる初代の父ダリオの事でしょう。

Q:表板と裏板の厚さが普通と逆のヴィオラ
投稿者:nonna-kim     投稿日時:2008/08/19 23:30  ---147.5.196

大人になってからヴィオラを習い始め10年が過ぎました。初めてヴィオラの買い換えをしようと思い、ここ1年ほど機会をみては試奏をしてきました。今回、ある弦楽器専門店でC線もA線も私の好きな音質で、ハイポジションも楽に綺麗な音の出る、鳴りも良い、「50年から100年前に作られたフランス製の楽器」を見つけ、買うつもりでした。けれどいつも調整を頼んでいる弦楽器工房の職人さんに見てもらったところ、健康状態は良いが、表板の厚みが45mm、ウラ板が33mmで(目の前で小さな機械で計測してみせてくれました)、普通の場合の逆(表板の方が薄いのが普通)である、考え直した方が良い」と言われました。信頼している方のアドバイスだったので、とても惜しかったのですが、キャンセルしました。楽器店の方は「実際の製作では、板の密度というものがあるので、厚みの数字だけを言っても意味がない。結果としてよい音の出る楽器が出来上がっているのだから。工房の方は製作をする方なのですか」とおっしゃっていました。
いかがなものでしょう。職人さんは音を出してみることはしないで、客観的な観察・計測にとどまっての意見だったのですが。製作者側の意見など、教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/08/20 00:22  ---180.232.135


>表板の厚みが45mm、ウラ板が33mm

たぶん、コンマ一桁違うと思いますが・・・・

それはさておき、『いい音がする』のであればいいような気もしますが、『流通性 市場における再販価格』という観点からはどうなのかな?と思いますので、
価格と性能との兼ね合いから特に割安でなければ、判断はあっていたと思います。

投稿者:nonna-kim     投稿日時:2008/08/20 08:18  ---147.5.201

ティーダ様
済みません、おっしゃるとおりで、4,5ミリと3,3ミリです。ありがとうございました。

投稿者:QB     投稿日時:2008/08/20 10:26  ---145.236.138

工房の方であれば(製作の仕事もしていれば)
「実際の製作では、板の密度というものがあるので、厚みの数字だけを言っても意味がない」なんてことは百も承知です。
おそらく、百も承知の上でのアドバイスだったと思います。

どのポイントを計測したかにもよりますが、同一箇所で1mm以上の差があるとしたら(よほど裏板が硬く詰んでいて、逆に表板の木目がだだっ広でボケボケの材だったとしても)、やはり避ける判断はありだと思います。。。
また、その瞬間、いい音の状態にしておくことは、お店の技術として、現実的にこれもまたありです。

投稿者:nonna-kim     投稿日時:2008/08/20 11:26  ---147.5.201

QB様
「その瞬間、いい音の状態にしておくことは、お店の技術として、現実的にこれもまたあり」なのですか。音に惚れたからといって、跳びついてはいけない訳なのですね。ありがとうございました。
 予算内で、音が気に入り、専門家からも問題ない、といってもらえるビオラに果たして出会えるのか、なんだか自信がなくなってきました。これから買い替えを繰り返すつもりはなく、生涯の友をとなる楽器をさがしています。新作も購入対象に復活させ、気を取り直して、再出発といきましょう。
 QB様ありがとうございました。ところで貴方はストラッド店の方ですか。どういうお立場の方でしょうか、お聞かせ願えますか。

投稿者:QB     投稿日時:2008/08/20 11:44  ---145.236.138

nonna-kimさま、
私はストラッドさまとは何の関係もございません。(この掲示板の利用者です)
弾く、アドバイスする、音作りに加担する、などしています。

投稿者:nonna-kim     投稿日時:2008/08/20 22:32  ---147.5.202

QB様
ありがとうございました。これからもお世話になることがあるかもしれません。よろしくお願いします。