Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:イタリアモダンの相場
投稿者:みさみお     投稿日時:2008/09/14 15:28  ---125.172.178

現在イタリアの新作を16年弾き込み,やはり少し古い楽器と思って探しております。
音色的に気に入った楽器があり,試奏のため持ち帰って弾いております。
購入しようかと思うのですが,Piccagliani Armandoの1925年の鑑定書付の物です。
値段は464万円です。
このクラスの相場が分からないのですが,妥当なお値段でしょうか?
よろしくお願い致します♪

投稿者:のんちゃん     投稿日時:2008/09/14 17:56  ---60.131.117

過去ログ検索をしてみてください。

投稿者:みさみお     投稿日時:2008/09/14 18:41  ---125.172.178

ご指摘ありがとうございます。
過去ログ検察致しました.同じ作者でビオラ購入で質問されていた方がいらっしゃいましたが,
100万円では?と言う質問でしたので,今回の私がご提示受けた価格とはあまりにかけ離れておりました。
引き続きよろしくお願い致します♪

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2008/09/14 19:47  ---22.169.130

ちなみに、同じ楽器がここの掲示板のスポンサーさんの在庫にあります。ご参考まで。

http://www.strad.co.jp/cgi/stock.cgi?mode=detail&no=va-0005&vno=0

試奏されている楽器と約200万の差がありますが、はたしてその楽器が相場(または高い)と思われるのか、↑が安いと思われるのかは一概に言えないので、捉えかたによるかと。
つまり、扱っている店舗自体が違いますし、仕入先も違います。また、「真正・本物・最盛期の作・状態も良い=最も高い」、「最盛期のものでない・若干訳あり品:キズや割れの修復痕あり・弟子や工房作・コンポジット=何割か安い」、「明らかに本人作・真作でない・同時代の同地方の他人の楽器にラベルの貼り替え等がされている=大幅に安い」等、値段から逆に素性を推測することも出来ます。(しかしどれも値段が一様に高かったりと、このあたりは実に微妙なので専門家でないと判断が難しいかと)
現在、1900年代前半のモダン楽器の中にあって特に有名で評価の高いものは真正ならば軒並み1000万前後が相場です。下限も大体700〜800万位。
今回の楽器はおそらくそれよりも1ランク(或いは2ランク?)下のクラスかと?
Piccagliani Armandoの相場がどのくらいか正確なところは判りかねますが、概ねそのクラスの楽器で真正であれば標記の値段でまあ妥当かと。(制作年代、楽器の状態によってもかなり違ってくるので一概には言えませんが)
そして、鑑定書の扱いがまた難しいところで、つまり鑑定書のあるなしに関わらず楽器の格・相場はほぼ決まっていますし(必然的に決まってくる)、しかしあれば確かに付加価値として確かに後々有効でしょうから。(もっともその書き手がどういう人かにもよります)

私なら・・・
鑑定書はさておき、楽器自体の外見や雰囲気(ある程度年代を経た楽器だけが醸し出す独特の風格等)、そして何より音が気に入って、かつ値段にも納得し、購入先の店にも信頼と信用が於けるのであれば(何よりこれが大切。多少は高くても後々のアフターサービス料・安心料だと思い納得する)思い切って買いますね。

投稿者:SP2     投稿日時:2008/09/14 20:05  ---196.138.145

Tarisioで見るとオークションの落札価格が4000$強から15000$位ですから、我国ディーラーの3倍掛けの法則でもって見ても高いと思います。しかしながらとびきり上等の作品ということもあると思いますので、まずはお取り引きのディーラーにその辺りを率直に聞かれては如何でしょうか。ディーラーとの信頼関係無しに高額な楽器の購入は難しいと思います。

投稿者:みさみお     投稿日時:2008/09/15 20:37  ---125.172.178

ご意見ありがとうございました。
まずは楽器屋さんにどういう素性のものかを確かめることが大切と言うことですね!
200ぐらいから600くらいまでのバイオリンを7,8本,1000万を1本弾きましたが,この楽器が一番音色的に気に入ったので,
じっくり話を聞いてみたいと思います。
勉強になりました♪

Q:ヴァイオリン弓のことで(コピーもの)
投稿者:ぬーぼー     投稿日時:2008/09/06 22:21  ---25.185.246

ヴァイオリン本体はストラディヴァリのコピーものが非常に多く、時々ガルネリのコピーを見かけるぐらいですよね。一方でヴァイオリン弓は、ペカットやサルトリーのコピーものが多くて、トルテのコピーを見かける機会はあまり多くありません。
本物のトルテは弓のストラディヴァリと言われるほどの最高峰の名弓で、人気も値段もダントツに高いわけですが、では、なぜトルテのコピー弓は、ヴァイオリンにおけるストラディヴァリのコピーに比べると見かける機会が少ないのでしょうか?
トルテのコピーを作るのは、ペカットやサルトリーのコピーを作るよりも難しいのでしょうか?
ご教示いただけると幸いです。

投稿者:a呆     投稿日時:2008/09/07 01:58  ---59.44.155

極端な例ですが細身のJames Tubbsは現代の材を使ってオリジナルの太さで製作すると
弓として成立しないので太らせる必要があります。
それをしないで済む古材があれば良いのですが入手が非常に難しいでしょうね。
トルテはどうなんでしょう。
いずれにせよ、現代のスカ材でさえもう100年も経てば間違い無く貴重品になっているでしょう。

以下ご参考まで
http://www.fstrings.com/board/index.asp?aorder=desc&id=18177&t=2004

投稿者:rio     投稿日時:2008/09/07 07:33  ---95.2.121

トルテもペカットも弓製作者として同じ名前の人がいますので、一般に3大弓メーカーと呼ばれる、Francois Xavier TOURTE、Dominique PECCATTE、Eugene Nicolas SARTORYを指していると仮定して話を進めます


見た目だけコピーをするのは、どんな弓でも同じであり、難しさは変わりません。


コピー=使用する目的で注文するレプリカ弓
という意味なら、たぶん勘違いをなさっていると思います。
レプリカでトルテは珍しくないと思います。
レプリカはほとんどオーダーでの受注になるので
量産品の弓とともに店頭に並ぶことはないので
目にする機会が少ないのでしょう

コピー=「〜モデル」として特徴を採用して製造した量産弓
という意味なら
多くの弓メーカーが、サルトリーとかペカットとかモデルさえも明示していない場合が多く、あえて、モデル名を付ける場合、単純にマーケティング上の問題と聞いています。

20万円以下の廉価な価格帯の弓にもサルトリーとペカットモデルを用意している某社はトルテモデルは高級なイメージも必要なので、あえて価格の高いレンジの弓にだけ準備している と店員さんから聞いたことがあります。

投稿者:ぬーぼー     投稿日時:2008/09/07 15:08  ---25.185.246

a呆様とrio様へ。お返事ありがとうございます。
20万円ぐらいまでの大量生産の弓でも、50〜100万円ぐらいまでの手工品の弓でも、特にペカットモデルとかサルトリーモデルとか名乗ってなくても、見た目がいかにもペカットやサルトリーをコピーしました、っていう弓が多いですよね。
一方で、ヴァイオリンの場合は、5〜20万円の大量生産のヴァイオリンでも、100〜300万円の新作手工品でも、形を見ただけで、ストラディヴァリウスのコピーだということがわかる場合が多いですよね。
どうせコピーするのであれば、最も評価の高い作品をコピーすればいいんじゃないかと、自分のような素人は単純に考えるわけですが、なぜか弓に関しては、トルテよりも格下のペカットやサルトリーのコピーが多いので、なんでだろう?と思っていたわけです。
安物のヴァイオリンでもストラディヴァリウスのコピーだとみんな安心して買っているわけですから、10万円とか20万円の弓でもトルテのコピーがあったら、お客さんに喜ばれるんじゃないかと思うのですが・・・。ストラディヴァリウスのコピーをトルテのコピーで弾くというのは、アマチュア奏者にとっては、なかなかオツな話だと思うのですが・・・。

投稿者:セイジ     投稿日時:2008/09/07 17:39  ---151.3.246

力強いペカットや、優美なサルトリーのヘッドの形はわかりやすい(=売りやすい)のでしょう。一方、トルテのスタイルは微妙に変化しているのと、古風というか、いまひとつ垢抜けないので、コピーした場合、見栄えはイマイチかもしれません(あくまでも外見だけの話です)。

スタイルの洗練度の差で、ペカットやサルトリーのコピーが多くなるのかな(?)ちなみに、サルトリーはともかくも、ドミニク・ペカットがトルテより格下という評価には疑問が残ります。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2008/09/07 17:57  ---22.169.130

ヴァイオリンにおけるストラディバリ型(またはデルジェス型)というのは、寸法・外観等を含め完成されたものであり、もうこれ以上改良の余地が無い究極の形です。まあ、あえて私などが申さなくても勿論、その通りなのですが、でも、いきなりその形になったのではなくして、ご存知の様に彼らにはアマティという重要な師がいたわけです。
N・アマティもれっきとした名器であり美しい形をしています。が、さらに彼の偉大な弟子達の楽器は音質・音量共に優れていたのですね。時代を経て広いコンサートホールの隅々まで朗々と響き渡る音や心の琴線に触れるような美しい音も兼ね備えていたのです。
つまり、楽器の完成としてアマティは確かに重要ですが現代の音楽環境でも十分通用し幅広くポピュラーに広まるにはもっと強靭でパワーがあり、かつ深い表現能力をも有するオールマイティなものが求められるのです。その意味からもストラドやデルジェスなどは申し分なく完璧で楽器における永遠のスタンダード型として規範・模範になっているのですね。

さて、弓ですが。
それまでのバロック弓から逆反りのモダンボウをヴィオッティと共同開発し、実用化した先駆者であるF・X・トルテは確かに革命的であり、その弓も素晴らしくて名実共に名弓でしょうし、おそらく世界の名ヴァイオリニスト達もストラドとの最高のベストマッチングには異論はないでしょう。
トルテ・ファミリーはパリで活躍するわけですが、かたやミルクールでも弓製作職人の集団がありました。そう、ここでさらにモダンボウの黄金期が築かれるのです。すなわち、ペカット、ラミー、ヴァワラン、サルトリーなどの名弓が生まれるのです。
基本的な形はトルテを踏襲していますが、ヘッドの形を含め明らかにそれぞれに個性がありますし、性能的にもトルテの繊細・柔らかい表現に加えて力強さ・強靭さも加わります。
特に、ペカットやサルトリーはヘッドの形も洗練されて現代的。
モダン〜コンテンポラリーの楽器を十分に鳴らすことが出来る為、今ではすっかり弓のスタンダードになったような感があります。
そういう意味からトルテは少し古典的でアマティ。ペカットやサルトリーは発展的でストラドやデルジェス。などと各楽器に置き換えてみるというのは如何なものでしょう?(あくまで一つの考え方としてですのでこれに固執?はしないでください!笑)

投稿者:猫丸     投稿日時:2008/09/07 20:36  ---201.172.164

>ヴァイオリン本体はストラディヴァリのコピーものが非常に多く、

姿のバランス、見かけが良くて、音も大きくはずれがないものが出来ると、知り合いの制作者全員が言うところをみると、理由はこのあたりにあるのでしょう。
デルジェスはくせがあるので、音まで似せるのは至難の業でしょう。

>トルテのコピーを作るのは、ペカットやサルトリーのコピーを作るよりも難しいのでしょうか?

rioさんの回答でよいと思います。

誤解を招かないように追加しますと、展示会や、一般的な楽器では良い名弓は見あたりません、演奏家やコレクターが所有してしまっています、よく見かけるサルトリーは工房製でしょう。

F、トルテは材料の木目の密度がみたこともないほど詰まっていて、フロッグも姿も、コピー不可能、貴婦人の風格と言ったところでしょう。
弾き味、音色も上品そのもので、ストラッドと合うと一般的に言われることも納得できます。
D、ペカットは弾き味、音色、多彩で最高と言う印象です、形だけコピーするのは、丁寧に作ればやりやすそうです。
サルトリーは、相当格下と言う感じがします、ただし、本人作の名品は良いのかもしれませんが、名品の経験がありません。
トルテ(別格)、Dペカット、−−−−U、サルトリー、と言う印象を受けます、お値段の順番通りですね。
レプリカでコピーするのは、人気順になるのでしょう。

投稿者:猫丸     投稿日時:2008/09/07 20:55  ---201.172.164

誤 U、サルトリー
正 E、サルトリー

相当格下、これも誤解をまねきそうですね。
あくまで比較すれば、と言うことで、クリアーな音色で、上級、良品であることに異論ありませんが、−−−−のところに多数の名工がいます。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2008/09/08 15:21  ---22.169.130

>セイジ さんの回答が単刀直入で的を得ていると思われます。

あらためてF・トルテの業績を述べると・・・
・棹を逆反りにした
・棹の長さを長くした
・棹の材料としてブラジル産のフェルナンブーコを採用した
・ヘッドの形状をスクエア型にした(それまでの斧型からスクエア:四角にしたことによりヘッド部の重みを増し、弓の逆反りと相まって弓先のコントロール性が容易になった。しかし、細かい発音にはやや劣る)
・フロッグの形状を考え、毛の張力を調整するスクリュー等現在と同じタイプになる
・フロッグ部分に金属製の口輪とスライドを取り付け、毛替えをしやすくした

モダンボウの先駆者として実に多くの功績を残しました。スタイルの確立のための経過として彼の弓には様々な形(生涯で約5000本製作)があり、よってトルテの決定的なスタイルというのが特定出来ない?からかも知れません。
また、D・ペカットは棹の長さを決めました。以後Vnボウは全長725mmにしています。

一昔前の評価では、トルテ>ペカット>ヴォワラン>ラミー>サルトリーでしたが近年はサルトリーが19世紀の二大巨匠(トルテ、ペカット)にまで追いつく勢いを見せています。
この20世紀の最も素晴らしい弓製作者E.サルトリーが大変研究熱心で弓のスクリューの摩擦を制御する方法やフロッグを頑丈にするための発見などをしたことからもいえます。(ちなみに彼の弟子の中にはL・モリゾーもいた)また、若干16歳でコンクールで賞を取っています。(生涯で6つもの賞を獲得)

以上から、モダンボウ確立のために実に偉大な業績を残した天才F・トルテの数々の試行錯誤のスタイル(確かにやや古風?)を経て、続くD・ペカットとE・サルトリーという、中でも特に傑出したミルクールの二人の巨匠の弓が現代に於けるスタンダードな形として広く規範・模範としている理由がお分かりだと思います。

尚、>演奏家やコレクターが所有〜工房製でしょう・・・ということは一概には言えないかと。
国家や財団所有の国宝級は別として、以外とこれら名器・名弓の所有者は諸般の事情から売りに出すようなケースも稀にあるからです。まあ、おいそれと庶民が買える様な値段ではないにせよ、真正・本物を展示会等でまじかで見たり手に取ったり出来る機会は案外身近にあるのですね。

投稿者:PRS     投稿日時:2008/09/08 21:22  ---34.25.218

 ゴマゾウさんの言うとおり、「一昔前の評価では、トルテ>ペカット>ヴォワラン>ラミー>サルトリー」でしたね。若いころサルトリーなんかは、実際大した値段ではありませんでした。実際今でもオールドの名器を弾くのであれば、この順番だと思います。(といっても途中リュポー、メイア、シモン、ペルソア他、前ヴィオーム弓、ヴィオーム弓を飛ばしてはいけないと思いますが。)

 ただしヴォワランやラミーは偽物も多く、特に弓先のテーパーが細い分へたりも多いため、良いコンディションのものを見る機会が少ないことが評価を下げているのだと思います。ミントのヴォワランとかは本当に素晴らしい弓で、平均的なサルトリーは比較になりません。

 サルトリーやフェティークが人気があるのは、まだ新しく健康でかつ操作性が良く、モダン以降の重たい楽器を弾くのに適しているからだと思いますが、19世紀の弓に比べ材料(の悪さ)は如何ともなりません。密度の高いペルナンピューコは、細い(鞭のような)弓を作ることを可能とし、操作性と弦への親和を両立させます。これは20世紀以降の弓ではなかなか難しいところです。

 唐突に結論に飛びますが、以上の理由で今いくらペカットコピーといっても、あるいはまだ現代よりはずっと材料が良かったサルトリーのコピーといっても、見かけが似ているだけで中身は大きく異なるため、意味がないとも思います。(言いすぎでしょうか?)

 余計なことですが、私見では弓や楽器はウデと違って所詮お金で方が付くのですから、良いもの本物を買えば済むことだと思います。長い目で見れば価値が減るわけではなし、車なんかに比べれば安いものではないでしょうか。

投稿者:rio     投稿日時:2008/09/11 09:25  ---7.10.121

(本物といわれる)トルテの弓を年に何回か試奏する機会があります。その度思うのですが、トルテの弓を使う時には、弓のそりの形状やスプリングの感じがペカット、サルトリー、ウーシャ等の他の弓と異なるように思います。また使用するときにはやや張りを強くして弾きます(たいていのオーナーの方がやや強めに張らないとトルテの真価が出ないと言います)
音は本当に素晴らしいと思うのですが、長さが短いのがあったり、重さが軽めなものがあったり(1900年代に入る前は、Vn弓で60gは重すぎるほうで、55g前後の弓も普通にあったとフランスの弓製作者の方がおっしゃっていました)操作性が現代風な弓に慣れてしまっているせいか、正直使いにくいと感じるてしまい私自身トルテのレプリカについては私自身はあまり興味をそそられません。

猫丸さんの試された、貴婦人のようなトルテの印象はいかがだったでしょうか?

また、コメントされている方も含め他の方の、トルテの操作性(タッチ)についてどのような感想をお持ちでしょうか?

投稿者:猫丸     投稿日時:2008/09/11 13:51  ---71.201.156

確かに、本物といわれるトルテの弓は楽器店の展示会などで見かけますが、本物かどうかがそもそも??です。
誰が、どこから手に入れて、どんな楽器で弾いて、確かにそうだというもの以外実際比較対象になりませんから、貴婦人と形容したトルテは、17歳でN響のコンマスになられて、Y響のコンマス他、歴任された方が所有していたものです、私も長年弾いているが、「こんなの見たことなかった、見た瞬間、買うしかないと思った」と形容されたように、非常に姿が優美です、フロッグには典型的な矢形の装飾が入っていて、銀黒檀ですが、木質は詰まっているといわれる他の弓より2倍以上密という感じですね、ヘッドの形状、全体のバランス、特にスティックの先から元までの曲線がまさしく、美しい、しかも、フロッグの装飾以外、何の装飾ぽさを感じさせないのですから、これを他の弓職人が見たので、頭をガツンとたたかれた衝撃を受けたのでしょう、しかし、これをコピーしさえすればよいのでしょうが、絶対無理と思いました、姿だけでも似せられたら、上等です、どの弓を横に並べても、姿だけで負けます、お話になりません。その意味で、生まれながらの貴婦人という印象を受けたしだいです。
肝心の弾き味は、Dペカットの上等品で性別は、女性という印象です、猫丸の相棒では、全然役不足、ペカットの方が相性よしです。
弓を強く張らないと、というのは、そのあたりにあるのではないでしょうか、バンバンにそりがなくなる位張らないとダメなのが、J.タッブスです、師匠が昔、HILL商会でそりがなくなるよう張り方で手渡されて、相手は笑っていたというので、弓の個性で張りを異常に強くしないといけないものがあります、フレンチの名弓はほとんど張らないでもOKなのが普通ですが、経験豊富な方、何十年も演奏して、退職されて、後進の指導をされている、もじ通りの有識者のお話では、「張り方の加減は弓によって違うので、一概にいえない」とのことです。
ご参考になりましたでしょうか。

投稿者:ぬーぼー     投稿日時:2008/09/11 23:28  ---25.185.246

お返事いただいた皆様ありがとうございます。皆様のお話は大変勉強になります。
さて、フランソワ・トルテの件ですが、トルテの名弓をパンパンに反りが無くなるくらい強く張っている例は、いくつか見たことがあります。
ストラディヴァリウスの名器とフランソワ・トルテの名弓を組み合わせて愛用しているアンネ・ゾフィー・ムターやギル・シャハムは、映像や写真で見る限りでは、パンパンに張ってますね。
ある名工が作った金・鼈甲のトルテの非常にリアルなレプリカ弓を弾かせてもらったことがありますが、いつもの自分の弓(ペカットタイプの弓)の張り具合で弾いたらやや弾きにくく感じたので、強めにパンパンに張ったら弾き易くなったという経験があります。
前述のムターやシャハムは、パンパンに張ったトルテを、グイグイと押し付けるように弾くのではなく、むしろ弦に押し付けずにサラリと軽く弾いていますが、そういう弾き方が合っているんでしょうね。
お陰様で、トルテのコピーが少ない理由がだいぶわかってきました。

投稿者:rio     投稿日時:2008/09/12 10:14  ---7.5.54

猫丸様

ありがとうございます、大変参考になりました。

「張り方の加減は弓によって違うので、一概にいえない」というのは真理だと思います。

弓の選択において、弾き手との相性も大きな要素になると思いますし、本当に、弓は楽器以上に奥深いと思います。

私の体験した、本物らしいトルテは、販売品ではなく、職業演奏家や音大の先生所有の弓でした。皆さん工房でお会いした時に、いろいろ話が盛り上がる中で試奏させていただいたものです。音色は本当に芯がある厚い音になり、更にはいろいろな表情を見せてくれますが、しっくりこなかったのは、私が右手指に障害を持つことも原因の一つかもしれません。



ぬーぼーさま

ムターさんやジャハムさんがトルテを使っているというのは知りませんでした、今度映像をさがしてみてみたいと思います。

私はトルテのレプリカとしては

サルコー と ギョーム と マ・ロンディ
を同時に触ったことがあります。
サルコーとギョームは、タッチは現代弓でした
マ・ロンディは、強目に張らなければ私自身が満足するタッチになりませんでした、なんとなくですが本物といわれるトルテにタッチは似ていたと思います。

ただ、3本ともその時比較したウーシャ(銀・象牙)に比べると(私の好みで判断すると)音色やタッチの面では劣るものでした。

弓は本当に奥深いですね。

ぬーぼさんのお話も参考にさせていただきます

ありがとうございました

投稿者:通りすがり     投稿日時:2008/09/14 10:08  ---59.44.155

> 「張り方の加減は弓によって違うので、一概にいえない」というのは真理だと思います。

を聞いて思い出したのですが
同じ弓で「張り方の加減を変えて音色を変える」という話も聞いたことがあります。
演奏する曲によって変えるのでしょうか?

投稿者:通りすがり     投稿日時:2008/09/14 10:16  ---59.44.155

先に a呆 で書いたのですが自分につけた名前があまりにも
情けないので通りすがりに改名させて頂きます。

投稿者:猫丸     投稿日時:2008/09/14 21:22  ---71.201.156

>同じ弓で「張り方の加減を変えて音色を変える」という話も聞いたことがあります。
これは、聞いたことがありません。
弓は奏者には影響大ですが、聞いている人には残念ながらほとんどわからないのが現実ですね。
ホールで実験してみるとほとんど当てられません。

張り方で音色が変わるという銘柄の弓があるのなら教えてください、確かめてみます。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2008/09/14 22:59  ---59.44.155

猫丸さんどうもです。
それ聞いたのはかなり有名な弓製作者の方で世界的に有名な方からです。名前は伏せておきます。
特定の弓というよりは一般論的な話として聞いたのですが
現実問題ホールの遠くで聞いたら実際の変化は無いのでしょうか?
私も機会をみて友人と試してみたいと思います。

Q:スズキチェロについて
投稿者:ビギナー     投稿日時:2008/09/12 07:49  ---38.126.164

はじめまして。
チェロを始めたいな〜と思ってます。
先日、中古のスズキチェロを見つけました。
1977年製でNO.79とありましたが、
今現在この番号の製品はありません。
現在の製品でいえばどの番号当たりのグレードになるか
ご存知の方はいらっしゃいませんか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/09/12 08:07  ---124.76.199

鈴木バイオリンのホームページに行き、
製品情報 ==> 過去の商品 品番・価格表
とたどって行くと、表になっているものを見る事ができます。

投稿者:ビギナー     投稿日時:2008/09/12 11:39  ---38.126.164

お教えいただきありがとうございます。
早速鈴木バイオリンのHPへ行ってみました。
おっしゃる通り過去の商品・品番・価格表とたどれました。
ただ、バイオリンの品番と思われるものは見れるのですが、
チェロの品番と思われるものを見つけることができませんでした。
多分、私の探し方が悪いのだと思いますので、
もうすこし、HP内をねばって探してみます。
本当にありがとうございました。

投稿者:りょう     投稿日時:2008/09/12 19:24  ---128.59.97

品番・価格表(エクセルデータ)の中に
バイオリンとビオラとチェロとバスがシートに分かれて
収められています。左下のチェロを選んでみてください。

ちなみにNo.79は1976年に30万円、1979年に38万円となっています。

単純に考えると現行のNo.76とNo.80の間のグレードになると思います。

投稿者:ビギナー     投稿日時:2008/09/13 10:30  ---38.126.164

ありがとうございます。
どうも、エクセルのバージョンが合わないのか、
私のパソコンでは左下にシート選択のタブを見つけられないのです。
でも、りょう様のおっしゃる通り、単純に考えれば76と80の間ですよね。
実物を見ると、ネックの部分が今のチェロよりかなり細く、
現在ない型番と言うこともあり、
「本当にスズキ製のチェロなのかな〜」と少し気になったんです。

おかげですっきりしました。ありがとうございました。

Q:ヴィオラのケース
投稿者:ふとふと     投稿日時:2008/09/05 20:26  ---4.226.222


こんにちは。

GEWA社のORIGINAL JAEGERはヴィオリン用しかないのでしょうか?
HPをみたところヴィオリン用しか掲載されていなかったのですが、もしヴィオラ用も知っているという方がいらっしゃいましたらよろしくご教示ください。

よろしくお願いします。

投稿者:horn103gb     投稿日時:2008/09/12 21:52  ---74.26.196

少なくともGEWAの07年のカタログに掲載はありません。Vnは有りましたが。私も、色々な海外のHPを当ってVaのケースを探しましたが、結局Bam Franceにしました。GEWAは殆どのHPの紹介ではSTRATOが主流で海外、国内共に価格差は殆ど有りませんでした。
ご参考まで。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2008/09/12 22:55  ---22.169.130

>ふとふと さんでしたっけ・・・?

アマティの件はもうよいのですかぁ?
(ちなみにビオラのアマティモデルは製品とかではなくてドイツや東欧(チェコ、ハンガリー)の少し古い手工品等をまめに探せばあるかもしれませんが・・・どうしても欲しくて予算が許せば工房等にオーダーメードされては如何でしょうか)

あと、ORIGINAL JAEGER(GEWA)はVn専用だったと思います。(昔、ヒルから出ていたオブロングモデルやゴージ、ネグリなどと並ぶソリストやプロ、コレクター御用達!の軒並み名器や高価な楽器専用の高級ケース)最近、軽量化されて最新モデルが発売されました。(約20万円、ケースカバー別売り)まあ、いずれにしても高いですよ・・・
ビオラ用なら最近人気のバムのものがしっかりしていていいのでは?

投稿者:ふとふと     投稿日時:2008/09/13 01:59  ---4.226.203

皆様、情報ありがとうございます。

ヴィオラ用はないおですね。残念でですが、BAMを第一候補として検討してみたいと思います。

投稿者:セイジ     投稿日時:2008/09/13 03:53  ---151.3.246

GEWA社のORIGINAL JAEGERのビオラケースは、以前、高円寺の佐々木工房で取り扱っていました。ビオラは楽器によってサイズが異なるので、あそこは特注で作らせていました(現在も在庫があるかどうかは不明です)。

ORIGINAL JAEGERは木製ゆえに重いので不人気となり、メーカーが生産を打ち切ったそうです。しかし、その後も、旧規格のケースの優秀さを惜しんで、佐々木氏がオーダーして作らせていたのですが、数年前に受注生産も受け付けてくれなくなったそうです。

この話を聞いて、私も記念に(?)バイオリンのケースを購入しました。頑丈な造りは、さずがに見事なものですが、徒歩で持ち歩く時は使用を躊躇してしまいます。

現在、販売されているケースはゴマゾウさんのご指摘のように、軽量化されて、持ち運びに不便という難点は改善されたようです。

Q:ニコロ・アマティのコピー
投稿者:ふとふと     投稿日時:2008/09/12 04:29  ---4.163.125


こんにちは。

ストラドについては、ヴァイオリンとしての完成形ということができ、そうであるがゆえにそのコピーを現代も多くの製作者が作っているのだと思います。

そこで質問なのですが、例えば、ストラド以前のニコロ・アマティのコピーとは何を目指しているのでしょうか? 比較的音量が控え目という面も含めて製作者の方はコピーを製作しているのでしょうか。それとも、形だけコピーして音量は現代の演奏環境に適応したものを作っているのでしょうか。。。

どなたか教えていただけるとたすかります。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/09/12 08:52  ---124.76.199

何の道であっても、成長の過程で、学ぶ(=真似ぶ、真似をする)、ということを行います。その中から、歴史を知る、一番よいと言われるものを知る、さまざまなヴァリエーションがありそれぞれ求めるものをがあることを知る、など自分の土台として吸収し、その土台の上で、最終的に自分の求めるものに向かって旅立ちます。
この自分の求めるものは、当然人により異なります。また、迷いのあるときには、また原点の”学ぶ”に戻ることは必要ですし、本当に確たる自分が見つかるまでは、”学ぶ”ことは続けます。

投稿者:ふとふと     投稿日時:2008/09/12 09:38  ---4.163.125

弦喜様、回答ありがとうございます。

趣旨が不明確な質問をしてしまいました。申し訳ありません。言い換えます。

製作者側がなぜアマティモデルを作成するのかという疑問ではなく、例えば演奏家からアマティモデルでと指定を受けた場合に製作者はどのような楽器を作るのかというところに興味があります。音量面も含めて完全コピーを目指すのか、それとも外形面だけをコピーし、音量面は工夫して現代の演奏事情にも耐えうるものを作成するのかというところです。

ヴァイオリンやヴィオラにアマティモデルというものが存在するということをネット上で知ったので疑問に思いました。

大変恐縮ですがよろしくお願いします。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2008/09/12 10:02  ---22.169.130

アマティ・モデルやシュタイナー・モデルなどは、現代となってはその形がかなり特殊な部類に入ると思います。

そもそも、コピーとは表面的・外観的な特徴(胴体の寸法、隆起)をそのまま写しているので、そのような今日的にみて特殊な楽器?は現代の演奏に合わないものも存在するのではないでしょうか。
つまり、ストラド(デル・ジェス)のように究極的に完成された形のものは基準・模範型としてスタンダードに受け入れられて、かつ広く愛奏されているわけです。(ヴァイオリン学習用としても)

先のトルテ弓のスレにも書き込みがありましたが、アマティ・モデルなども特定の楽器のレプリカ(イミテーション)という意味合いが強いと云えます。(勿論、ヴァイオリンとしての基本の形が大幅に逸脱しているわけではありませんが、発展途中とでも)
これらは大手メーカーの商品のラインナップに常に載っているわけでもなく、専門メーカーのある時期にシリーズとして限定で製作販売された類のモデル?や、或いは個人的にあえて工房にオーダーメードで特注するような場合も?・・・
特にニスの色や表面のキズまでも特定年代の作品をモデルに忠実に再現したようなものもあります。ただ、当たり前ですが音は全く別物です。

あと、N・アマティなどはこの時代のオールド・ヴァイオリン独特のボディがややハイアーチで、安定した形のストラドなどから比べると見た目にも幾分、華奢というか繊細でそれは音にも表れているようです。大編成の曲よりも室内楽・室内合奏団向きでしょう。また、現存数も極端に少ないし。
実物は音質・音量も含めそういった場面で真価を発揮すると思いますが、コピー・レプリカの類は単にあくまでその雰囲気を楽しむものでしょうから(音量もその形や構造からやや控えめだと思います)まあ、人とは違った楽器(のコピー)を持っている=コレクションの一つ=他との差別化(自己満足?)=たまには楽器によって気分を変えてみたい=バロックや小編成の曲を専門に弾く時・・・等々に製作者側も貢献していると思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/09/12 23:26  ---124.76.199

以下、素人の私見です。
>演奏家からアマティモデルでと指定を受けた場合に製作者はどのような楽器を作るのか
ということですが、
1)当然こだわりのある依頼なので、もっとヒアリングを行い、依頼者が何にこだわりをもってどこまでアマティをコピーしてもらいたがっているかをつかんだ上で、その希望に添うように製作する。
2)コピーするオリジナルモデルを決め、それを忠実に再現する。
3)アマティーをイメージした私のアマティーモデルは、このようなものです。と自分流を見せ、依頼者が納得したらそれで作る。
その中で、自分の個性をどれだけ出すかは、素直に学ぶいい機会ととらえるか、そのステージは終わり自分のものとして表現する境地に達しているかで決まると思います。
いずれにせよ、演奏家からアマティモデルで、と言われたのに対し、依頼者がアマティモデルだと思わないものを勝手に作っては受け取ってもらえません。依頼者は、自分のもつアマティのイメージ(音も姿も)のもの、あるいはそれを越えるものでないと満足しません。

なお、クレーメル他、コンサート・ヴァイオリニストでニコロ・アマティを使う演奏者はいますし、よいものは充分コンサートヴァイオリンとして通用するので、小さい音と決めつけるのは早計だと思います。ニコロ・アマティでもハイアーチもあれば、ミドルアーチのものもあり、またストラディバリの初期型はアマティそのものですし、ストラディバリはアマティからの延長です。明確な線引きと決めつけは行わない方がよいと思います。

投稿者:ライムライト     投稿日時:2008/09/13 00:02  ---109.124.2

よく思うのですが、何久モデルと言って作られた楽器が本当に本物の音がしますか?
現代の作家は幸運にも過去のすばらしい作品にであうことができます。ある一人の作家がいろんなモデルで楽器を作ったとしても、結局はその人の音になります。いくらコピーをしてもストラドにもアマティの音にもなりません。
楽器のサイズやモデルは形だけのものですから、結局はどんなレシピで作られているかのほうが音に影響を与えると思います。

投稿者:ふとふと     投稿日時:2008/09/13 01:58  ---4.226.203

弦喜様、ゴマゾウ様、ライムライト様、アドヴァイスありがとうございました。

疑問に思っていたことが解けすっきりしました。

今後ともよろしくお願いします。

Q:チェロの弓を探しています。
投稿者:Norwich     投稿日時:2008/09/11 18:44  ---151.149.64

私が持っているチェロはLuthar Gemmlinger(501 Geigen baumeister, mittenwald 2000)です。どんな特色を持った楽器なのか不明ですが、弓を買わねばなりません。どんなふうに選べばいいのでしょうか?

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2008/09/11 22:11  ---41.41.10

とりあえず、一般論。

http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/bogenkauf.htm

Q:星に願いを
投稿者:むつみ     投稿日時:2008/09/08 12:51  ---189.29.198

皆様、先日は結婚披露宴での選曲についてたくさんご教示くださいありがとうございました。
ディズニーはな・・・・とか思っていましたが先生と相談した結果星に願いを、に決定しました。
旋律はとてもきれいなので「謳うように情感を込めて」をがんばります。
先生から借りた楽譜はとてもシンプルなもので、先生からは自分でアレンジできるようならして見てもいいかも、あるいはオクターブをあげてみてもいいんじゃないかな、と言われました。
アレンジ・・・は厳しい・・・。
アレンジ譜をひとつ見せていただいたのですが、難しすぎで、先生とも「これは私にはちょっと・・・」となりました。
先生からは星に願いをはアレンジ譜がたくさんあるから幾つか見てみたら?とのことでした。

そこで、皆様、初心から中級レベルでオススメのアレンジ譜などございませんでしょうか。
いくつか楽譜をあたってみましたがシンプルなものばかりでした。
(といっても近所の楽器店が小さくてヴァイオリンの楽譜が少なかった・・・)

週末は三条のJEUGIAに行ってみます。
予備知識でぜひご提案いただければとてもうれしいです。
お願いします。

投稿者:提琴     投稿日時:2008/09/08 21:40  ---71.87.238

 アレンジ譜は心当たりはありません。私の知っている楽譜もシンプルです。でも、とても素敵です。シンプルイズベストでもあると思います。
 でも、むつみ様にとっていいアレンジ譜があるといいですね。

投稿者:ピノキオ     投稿日時:2008/09/09 16:09  ---150.24.98

星に願いを・・は下手にアレンジを入れない方が良いかも知れませんょ。もともとアカペラで歌っても良い歌ですから、歌うようにゆっくりと大きく強弱をはっきりさせて弾くと良いでしょう。それだけで十分聞き応えのあるものになる筈です。すばらしい披露宴になりますように・・

投稿者:もーりん♂     投稿日時:2008/09/09 22:42  ---13.229.154

 私の手元にも「星に願いを」の楽譜があるのですが、やっぱりアレンジがシンプルですね。やっぱりシンプルイズベストだと思います。
 ひとつお伺いしますが、むつみ様は発表会など大勢の方々の前で演奏されたことはありますか? 発表会ですとステージと客席がある程度離れていますが、結婚披露宴ともなるとかなりの至近距離で演奏することになると思います。
 あらかじめ、ご家族や知人友人など、少なくとも数名の方のすぐ目の前で演奏して慣れておくことをお勧めします。でないと、部屋で一人で練習していたときは上手く弾けたのに、いきなり人前に出るとパニクって頭が真っ白に・・・なんてこともあり得ますので。経験者は語る(笑)。

投稿者:むつみ     投稿日時:2008/09/10 10:49  ---189.29.198

提琴 様
ピノキオ 様
もーりん♂ 様

レスどうもありがとうございました。
ジャズ風アレンジ、というのはたくさんありそうなんですが。
ソロだし・・・。

ふだんから緊張しないタイプで、発表会もちょっとは緊張とかしちゃうかと思ったのですがいつも通りに弾けました。
いつも以上に、とか上手くやってやる、と意気込まないのが良いですね。


移弦がどうも下手で、隣の弦のどちらかをかすめてしまいます。
基礎練習の時間をとっているんですが、曲になると気を配るべきことが多くてなかなかスムーズにいきません。
鏡を見ながらや手元を見ながらで修正中です。
体に染み込むよう がんばります。

皆さん本当にありがとうございました。

Q:ヴァイオリン弦について
投稿者:大同邦夫     投稿日時:2008/09/09 18:27  ---135.69.179

ヴァイオリン弦 E線の
 Pirastro No.1(ナンバーワン)Pirastro社
はGoldでしょうかSteeelでしょうか。

投稿者:猿鳥居     投稿日時:2008/09/09 23:02  ---57.114.87

ピラストロのNo.1は、クロム巻きのスチールです。クロム巻きということで、巻き線つきのスチールなわけですが、表面はとても滑らかなので、クロームスチールの単線のように見えます。
金メッキスチールのように非常に錆びにくく、耐久性に優れています。音量も十分あり、響きも豊かですが、けしてうるさくありません。音に変な色がついていないので、どんな弦にも合います。
またレスポンスが優れているので、どんなにラフな弾き方をしても、けして音が裏返る(ひっくり返る)ことがありません。
このため、裸のガット弦との組み合わせにおいても抜群の相性の良さを示します。
値段は高めですが、耐久性の良さを考えると、お買い得な弦だと思います。

Q:楽譜の先を読む練習
投稿者:チェロが好き     投稿日時:2008/09/08 20:42  ---229.239.42

いつも楽しく拝見、また参考にさせていただいています。ただ、最近、ちょっと荒れ気味のやり取りになっているのが気になります。みなさんもう少し丁寧な言葉遣いにしませんか。それと、複数の名前を使って書いているらしい人がいますね。(かく言うわたしも以前「チェロと20年」という名前で一度だけ書込みをしましたが、今後、歳を重ねて行くことを考え、上記の名前に変更・固定します。)
ところで、本題の質問。あまりに初歩的な質問で申し訳ありません。3年ほど前にチェロでアマオケに入れてもらったのですが、演奏中に楽譜の先々を読むための良い練習はないでしょうか。弦の皆さんは演奏中どのくらい先の小節まで読んでいらっしゃいますか。大昔、20代の頃、アマオケでフルートを吹いていた時は、パート譜の、実際に音を出しているところから2段先ぐらいまでは心配りが出来ていたように記憶しています。しかし、弦のパート譜の指示、書込みの量はフルートの比ではありません。ダウン、アップ、arco、pizz、指使い、ミュートを付ける、外す、スルポン、スルタストetc etc。arcoとpizzが交互に出てくるところで、arcoにダウン、アップの指示が加わったりすると、先の小節に目配りをするどころではなく、今まさに弾いているところに目がくぎ付けになってしまい、次の小節に移ったところで、例えて言えば、出会い頭に衝突事故を起こしたような感じになってしまうのです。そういうところにはarco、pizzの指示に蛍光ペンで色分けをしたりしているのですが、どうしても先を読んでいく余裕が出ません。わたしにとって一番問題になるのは、アップ、ダウンの指示です。さらって体に覚えさせてしまえばいいのかもしれませんが、弓順が変更になることがしばしばあり、常にアップ・ダウンの記号に注目状態になってしまうのです。何かいいヒントはありませんでしょうか。パート仲間はそんなことがまったく問題にならない腕の人ばかりのため、わたしとしては、ただ練習あるのみでやっているのですが。(先生には15年ほどつきました。わたしにはもったいないほどの素晴らしい先生でしたが、楽譜を読むコツなどは教わらないままになってしまいました。)40歳で習い始めた弦楽器ではしょうがないことなのか、それとも何かいい方法、ヒントがあるのか。よろしくお願いします。

投稿者:提琴     投稿日時:2008/09/08 21:43  ---71.87.238

>いつも楽しく拝見、また参考にさせていただいています。
ということでしたら、すでにたくさんの回答が、ありますね。

投稿者:daintybeth     投稿日時:2008/09/08 21:53  ---234.163.54


私の経験の範囲で申し上げます。
まず、視力は落ちていませんか。私の場合、近眼と乱視、それに老眼が加わって来て、大変楽譜が読み辛くなりました。きちんと見えないととたんに演奏能力に響きます。友人たちは楽譜用のめがねを用意している人が多いようです。私はそれに加えて、楽譜を拡大コピーしないとよくみえません。
次に、視線を移していくということも、音楽のリズムをキープする一つの技術ですので、CDなどを聞きながらきちんと小節を追っていくようにしますと、音楽に乗りながら楽譜を追って行けるかとおもいます。
ボーイングがしばしば変更になるのは嫌ですね。私はそうした可能性のある箇所の練習はダウンでもアップでもできるように、自分の弾き方が固定しないようにさらうことにしていました。
少しご参考になればと思います。

投稿者:rio     投稿日時:2008/09/08 22:07  ---95.2.121

私の場合、なんとなく見やすいスコア、見にくいスコアというのがあり(単純に、譜面の印刷方法なのですが…)、なんとなくとっつきにくい譜面のときは、全部自分の手書きで書きなおします。それだけで読みやすくなり、先読みが楽になります。
ご参考になれば

投稿者:チェロが空き     投稿日時:2008/09/09 00:21  ---229.239.42

皆様、早速のご教示、ありがとうございました。
daintybeth様
まさにその通りです。実は、きょう新しい眼鏡が出来上がってきたのです。常用の遠近両用眼鏡とは別に、楽譜の距離に焦点を合わせてもらったものです。このスレッドを書いて送信した後、練習を始めたのですが、いつも引っかかるところがスラスラ進むので、???と思っていたところでした。このような箇所は、練習の時にわたしがいつも覗き込むようにしていたせいか、同じプルトのメンバーがそっと楽譜をわたしの方に近づけてくれたりしていたのを思い出しました。長く先生についていたときに、これがテーマにならなかったのも、まだ視力が良かったからだったのかと合点が行きました。
視線を移して行く練習、アップ・ダウン両方をやっておく、それから、rio様の楽譜を見やすくするなどの工夫、早速やってみようと思います。
ありがとうございました。

投稿者:チェロが好き     投稿日時:2008/09/09 00:24  ---229.239.42

済みません。
名前の変換を間違えました。
「チェロが空き」ではなく「チェロが好き」です。

投稿者:仲間     投稿日時:2008/09/09 15:18  ---150.24.98

歌は好きですか。好きな歌は空で歌えるはずですがオーケストラの曲となると長くて覚えるのは大変・・・でも基本は同じですよ。どんなに聴きなれない曲でも何十回も聴いてれば黙ってても覚えるものです。弾く事に拘る前に聞き倒しましょう。それができたら、楽譜に大きく自分の分る印をつけておくんです。そうすれば先読みどころか譜面全体が目に入りどのあたりにしるしが付いてるかも一瞬にして判るからもう焦る必要はありません。・・そうすれば楽しく弾けますよ。♪

Q:ヴィオラの長期保管について
投稿者:紗綾     投稿日時:2008/09/05 20:40  ---6.156.65

はじめまして、紗綾と申します。
つい数ヶ月前までヴィオラを習っていたのですが、事情があって少なくともあと数年はもう一度ヴィオラに触れる状況にありません。
なので、長期に保管をしておきたいのですが、まだまだ初心者なものでどうしたらよいのかわかりません。
どのようにしておくのが楽器にとって良いのでしょうか?
ちなみに保管場所は自宅を予定していて、おそらく楽器ケースを開けることが出来ない状況になると思います。
すみませんが、よろしくお願い致します。

投稿者:rio     投稿日時:2008/09/05 21:41  ---95.2.121

我が家の分数バイオリンは
使わなくなったら、
工房にもっていき弦、駒、テールピース、魂柱を外して
ケースに入れて保管します
弓も、毛を外して
バイオリンとともに、ケースに入れて保管します
そのケースは
ケースごと桐箪笥にしまっております


昔(昭和40年台)からこの方法でやってます
ケースに木喰い虫さえいなければ
大丈夫かと思います
桐箪笥は着物を着る機会が減っている昨今
一般的ではないと思います
保管場所は、温度・湿度変化の少ないところがいいとおもいます。

投稿者:K2のバヨリンおじさん     投稿日時:2008/09/06 04:47  ---114.101.222

最も信頼されている方、師匠or兄(姉)弟子or親友のヴィオラ奏者に事情を話し、保管(管理)を依頼するのは如何でしょうか?

楽器は弾かれてこそが花。

仮に、万が一状態が悪くなっても、医者に診てもらえます。
(工房に持って行ってもらえる、の意味です)

もし私がそのような事を依頼されたのなら、引き受ける
(弾き受ける)に吝かではないと感じます。
(人から信頼を得たのですから)

ご検討下さい。

投稿者:紗綾     投稿日時:2008/09/07 21:08  ---6.156.65

ご回答ありがとうございました。

やっぱり弦とか弓の毛とかを外さないでそのままにしておくのはまずいですよね??
この半年間その状態で放置してしまったものですから…。
おそらくまたはじめた時に楽器が傷んでその楽器が使えなくなりますよね…?

皆さんの意見をもとにもう一度検討してみたいと思います。

投稿者:のり     投稿日時:2008/09/07 22:05  ---97.103.137

 弦楽器専門店に行って、飾ってあるVnを試奏させて貰う時、その楽器はどうなっていますか。たいていの場合、弦をちょっとだけ緩めてある状態ですよね。で、同じ店に数年後行くと、在庫はどうなっていますか。殆ど数年前と一緒ですよね(100万円以上の楽器は在庫に比べればそうそう売れる物ではありません)。
 と言うことは、楽器屋では数年間、時たましか弾かない楽器をどうやって保管しているか分かりますよね。
 弦をちょっと緩めた状態で保管しているわけです。よほど試奏されない楽器については、数ヶ月に一度くらい弾いているのかどうかは分かりませんが・・・
 弓にしても、試奏したいという人が来た時、すぐに弾けないのでは売ることが出来ませんから毛を外すはずは無いですよね。

 この方法がBESTなのかは分かりませんが、現実にはこの程度で大きな問題はないと言うことでは無いでしょうか。
 一点だけ気を付けたいのは、弓の毛を緩めるのが梅雨時など湿度の高い時だと、その後湿度の低下した時に毛が更に縮みますので、目一杯緩めておかないと駄目です。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/09/07 22:14  ---180.232.60


弓の毛をはずしはしないと思いますが、
良くあるのは『虫食い』の害です。

しばらくそのまま保管しておくと
真っ先に弓の毛が食われます。

弾こうとして弓の毛を張ると毛がばらばらと切れてきます。

防虫剤が有効かもしれませんね。


 

投稿者:紗綾     投稿日時:2008/09/07 22:52  ---6.156.65

皆様ありがとうございます。

えっと対策としては、

・弦、弓の毛をゆるめる

・温度湿度変化の少ない場所(乾燥剤は必要ですか?)

・防虫剤をいれておく
(この場合の防虫剤は、普通の衣服用の防虫剤等でも構わないのでしょうか?それとも専用のものとかの方がよいのでしょうか?)

が主なところでしょうか?他に注意すべき点がありましたら指摘していただけると嬉しいです。

ティーダさんのレスで初めて虫食いがあることを知りました…。
もし楽器が虫食いにあってしまったら、修理することはできるのでしょうか?

質問ばかりで大変申し訳ありません。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/09/07 23:46  ---124.77.150

湿度・温度変化により、木が伸縮し、ペグが急に緩み(あるいは弦が切れ)、その結果、駒が倒れ、テールピースのアジャスタが表板にめり込んだり大きな傷がついたりするというのが、もっとも有りがちな想定される事故だと思います。
それに対するベストの解は、rioさんの回答かと思います。楽器屋さんでも、目の届かない倉庫で長期保管する場合は、そのようにするのではないでしょうか。目につくところにあり、異常がすぐにわかって軽度の内に対応できる環境での保管状態とは、話を分けるべきだと思います。

その他、弦の張力でのネック下がり、高温などによりニスにケースの跡がつく、なども考えられます。
弦の張力を下げることは、最初のケースにも、ネック下がりにも効果がありますので、どうしても弦や駒を取り外ししたくない場合は、少し弦を緩めた状態で、ペグがゆるまないようにしっかりとペグを押し込んでおくことをおすすめします。また、もし弦が急に緩み、駒が倒れても楽器が傷つかないよう、テールピースと楽器の間や、駒の周りに、布やクッション材を置いておくのがよいと思います。(ただし、ニスによっては布やクッション材の跡がつく場合があります。)
ニスについては、今まで普通に使っていて何も起こっていないのであれば、冷暗所に保存すれば、特に問題はないでしょう。
前述のすべての問題の要因として、急激な温度・湿度の変化があげられますので、置き場所にも注意が必要です。

虫食いについては、遭遇する可能性は低いとは思いますが、発生するといろいろなケースがありますので、修理の可否もその状態次第です。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2008/09/08 11:17  ---180.232.60


虫食いについては、弓の毛が真っ先になります。

楽器本体はそのだいぶ後だと思います。

次には温度差や湿度の高低の変化により、楽器本体の接着がはがれることがあります。

数年間ご自身が触れないのであれば、信頼の置ける管理も含めて友人に持っていてもらうのが良いのでしょうね。

定期的に触っていれば、状態の変化にはすぐ気付きますし・・・・



家と同じで、楽器は痛み出すと早いものです・・・・