弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:古い弓について
投稿者:一年生 投稿日時:2008/09/07 23:01 ---33.122.146
一年生(もう二年生)です。
いつもこの掲示板を拝見させていただいております。
さて、ときどきお邪魔する楽器店で変わった弓を
見つけました。
フロッグとスクリューが象牙でできており、
半月リングとフロッグ下の毛を隠す飾り板がない弓です。
ヘッドやシルエットはモダンボウの形で、試奏しても
違和感が無く気に入りました。
お店の方の話では100年程度以前のフランス製
弓とのことでした。
しかし100年前なら半月リングを使った弓が既に
一般的なのではないのかと若干疑問に思っております。
また、半月リングがないという現在では特殊な形状の
弓を使用するにあたり問題などなないのでしょうか。
(毛替えはお店で責任をもってやってくださるそうです)
それと象牙のフロッグに欠けを修正したような
修理跡があるのも多少気がかりです。
少々漠とした質問ですが、御知見をお持ちの方が
おいででしたらご意見を承りたく思います。
よろしくお願いいたします。
Q:バイオリンの裏板について
投稿者:ks 投稿日時:2008/09/06 11:30 ---254.87.36
バイオリンの裏板についてご教示ください。私の所有している楽器の中に裏板の上部と下部に黒い釘のようなものが打ってありますがこれは修理のときに補強のためにうってあるものでしょうかそれとも製作のときに最初から打ってあるものでしょうか、他のもっているものにはついておりません。ご教示ください。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/09/06 14:32 ---124.79.9
左上の過去ログ検索から、
木クギ
をキーワードに、以前の書き込みをみてください。
投稿者:ks 投稿日時:2008/09/06 15:05 ---254.87.36
過去ログにありました。ありがとうございます。私は修理の跡かとおもっておりました。政策時にあるものもあるのですね。
投稿者: ks 投稿日時:2008/09/06 15:09 ---254.87.36
字がまちがいました。製作時にあるものなのですね。
Q:毛替えをするたびに弓が傷む?
投稿者:もーりん♂ 投稿日時:2008/08/25 20:03 ---3.82.13
弓のことで今までずっと疑問に思っていたことがあります。弓って、毛替えをするたびにどこかが少しずつ傷んでくるような気がするのは私だけでしょうか?
ケース1です。数年前に新たにヴィオラの弓を買い、初めて毛替えをしたときに、銀製のチップにわずかですがスリ傷が付いていました。その傷のある箇所は、弓毛でほとんど隠れる場所ですが、傷が付いていることが残念でした。おそらく、くさびを外すときに付いたものだと思われますが、こういうことは普通なのでしょうか?
2つ目のケースですが、最近ヴァイオリンの弓を毛替えしたのですが、フロッグの半月リングの面取りの部分が、幅3ミリほどにわたって明らかにつぶれていました。こういう場合、クレームを付けても良いものでしょうか? なお、そのお店はアマオケ関係で面識のある方のお店だったので、私は結局何も言えませんでしたが・・・。
3つ目のケースです。あるとき、ヴィオラの弓の巻革が傷んだので、毛替えのついでに巻革も変えてもらいました。ところが、返ってきた弓を見ると、棹の弓元から4分の1ぐらいの場所に、接着剤かニカワと思われるものが、直径1.5ミリぐらいの点になって付着していました。こういう場合、皆さんはクレームを付けます? ちなみに、そのお店はケース2と同じ店ですので、やはりクレームは付けられませんでした。
4つ目のケースですが、このときは弓を「削られました」。10年以上前の話ですが、当時使っていた初心者用の弓のチップが割れてしまい、ある工房でチップの交換してもらったのですが。そのとき、チップの外形をを弓先の形に合わせるためにチップを削ったらしいのですが、そのときに弓も一緒に削られました。それもかなり派手に2箇所スリ傷が付いています。そのうちの1つは、幅2ミリ、長さ1センチ近い大きな傷です。しかも、ニカワの量が多かったのか、ダラーっと垂れていて汚らしくなっていました。その職人さんは私に弓を返すときにまったく何も言いませんでしたが、チップを替えるとこれぐらいの傷は仕方がないのでしょうか? 1万2千円の初心者用の弓だったからぞんざいに扱われたのでしょうか?
と言うわけで、弓を毛替えに出すたびにごくわずかずつどこかが傷んでいるような気がしてならないのですが、気のせいでしょうか? 頻繁に毛替えをしているプロの方の弓は、(毛替えが原因の)傷だらけなんでしょうか?
投稿者:猫丸 投稿日時:2008/08/25 22:16 ---71.201.156
もういかない方が賢明です。
下手くそ、なめられています。
値段に関係なく取り扱いに注意を払わない職人さんは、退場願いましょう。
投稿者:プレーンガット(裸ガット)ラヴァー 投稿日時:2008/08/25 22:22 ---25.185.246
もーりん♂さんへ。
1〜4のすべてのケースについて、自分だったら、猛烈に抗議します。もーりん♂さんのお話を聞いて、怒りがこみあげてきました。
弓の毛替えの際に、半月リングにキズがついたり、弓のヘッドのニスにキズがつくことがありますが、それがごくわずかだとしても、目で見てわかる以上は、きちんとその場で指摘するべきです。
弓にキズをつけずに、美しく(精密に)毛替えするのが、正しい(良い)毛替えです。
なお、自分は初めて行く弦楽器店や工房で毛替えするときは、メイン弓の次の次の3rd弓を毛替えさせてみて、仕上がりをチェックします。それでOKだったら、2nd弓を毛替えさせます。本当に信用できると判断できたら、ようやくメイン弓を毛替えさせます。やはり、自分の身は自分で守るしかないと思います。
投稿者:もーりん♂ 投稿日時:2008/08/26 21:14 ---1.129.72
猫丸様、プレーンガット(裸ガット)ラヴァー様、ご回答ありがとうございます。やはり大事な弓に少しでも傷が付いているといい気分ではないですね。実はケース1〜3は同じお店です。当時私が所属していたアマオケの団員もよく行くお店だったこともあって何度か利用しましたが、これからは他のお店に変えた方がいいかもしれませんね。
ケース4には後日談があって、その1,2年後に同じ工房で毛替えをしてもらったのですが、前回のチップ交換のときに弓先のくさびの部分にニカワが流れ込んでいたらしく、職人さんは「何だこれ? くさびをニカワで留めてあるじゃないか?」とおっしゃったので、それは前回その工房でチップ交換してもらったものだと伝えたら、職人さんは「あ、そう」とだけ言って黙って作業をしていました。御年配の方で、多くの楽器製作を経験なさっているお方だったので信頼して行ったのですが、この1件(2件?)以来行かなくなりました。
「自分の身は自分で守るしかないと思います。」という言葉の重みが分かりますね。
投稿者:あい 投稿日時:2008/08/27 23:46 ---66.22.61
私もあまり高くない弓の毛替えをしてもらった時に乱暴に扱っていた職人を見た事があります。弓の値段で丁寧さが変わる職人さんはあまり気持ちが良くないですね。と言うか馬鹿にされているとしか考えられません。本物の職人は1万2千円の初心者用の弓でもトルテでも同じ質の仕事をするのが当たり前ですのでその工房には二度と行かないでよいと思います。
私は230万ほどの弓を持っていますが信頼していない工房には持って行きません。特にアメリカではとんでもない工房も沢山ありますので慎重に選んでください。
投稿者:QB 投稿日時:2008/08/28 10:57 ---145.236.139
私がいつもお願いしているところでは、毛換え作業を私が隣で見ています。
もちろん見ていなくても全幅の信頼を寄せていますが、見ていることで、些細なことでも自分にとってプラスになります。、
投稿者:OB 投稿日時:2008/08/28 14:31 ---167.233.41
結局お金に余裕があるから人任せにしているわけで、なければ自分でやるしかない。だから実際自分のバイオリンの魂柱の調整から弓の毛換えまで自分でやられる方は結構いますよ。
それは何もお金のためだけじゃない。何度も嫌な思いをするくらいなら自分でやった方が良いし、それだけ自分の商売道具を知り、自分の好みに調整できるからです。昔の武士は自分の刀は自分で研いだそうです。
ちなみに工房の職人とバイオリニストとの考え方の差があります。職人はバイオリニストよりバイオリンや弓のことを知っているという自負がありますし、結局職人の手を借りなければ何もできないと思っているんです。勿論お客様本位に徹底している職人さんもいますが、人というのはどんなに注意していてもミスは起こすものです。それを前提に依頼しなればよい関係も生まれないでしょう。
投稿者:猫丸 投稿日時:2008/08/28 15:32 ---71.201.156
同じ人のコメントと思ったら別人ですね。
>実際自分のバイオリンの魂柱の調整から弓の毛換えまで自分でやられる方は結構いますよ。
いません!!
初心者も見ていますので、危険な書き込みはやめた方がよろしい。
プロに任せましょう。
>昔の武士は自分の刀は自分で研いだそうです。
不可能です!!
現代の研ぎ師が研いでいるところを見たことがありますか?
多数の高価な砥石を用意して一振り、1ヶ月かかります。
私は、弓の張り替えも、魂柱の調整も、刀の研ぎもプロにお任せしております、刀の研ぎ直しは、バスバーの取り替え位の頻度ですので、1生に1度きりでしょうが、弓の毛替えは見ているほど簡単ではありませんよ。
投稿者:QB 投稿日時:2008/08/28 16:14 ---145.236.139
>同じ人のコメントと思ったら別人ですね。
ホントだ! びっくりしました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/08/28 16:23 ---124.78.14
>同じ人のコメントと思ったら別人ですね。
他のスレも、注意して区別しながらみないといけないですね。
投稿者:QB 投稿日時:2008/08/28 16:25 ---145.236.139
OB氏
>実際自分のバイオリンの魂柱の調整から弓の毛換えまで自分でやられる方は結構いますよ。
いないと思います。
知っている範囲で、魂柱立てを緊急時の為に持っている人は居たとしても(かくいう私も持ってます)、日常的に自分で調整をしている人を知りません(私もやりません)。
また、毛換えを自分でしている人はゼロです。
毛換えに必要な材料・道具、また毛換えの技術、持っている演奏家が「結構」いるんですか?
そういうことも含めて「趣味」にされているのであれば、何も言いませんが、ひろく「結構いますよ」と一般化するのは危険だと思います。
投稿者:もくもく 投稿日時:2008/08/28 20:58 ---159.210.211
エルマンは自分でたびたび魂柱を動かしていたと「アートオブヴァイオリン」でパールマンが言ってました。
投稿者:提琴 投稿日時:2008/08/28 21:22 ---71.87.238
もくもく様
>エルマンは自分でたびたび魂柱を動かしていたと「アートオブ ヴァイオリン」でパールマンが言ってました。
だから何なんですか。
QB 様の「何も言いませんが、ひろく「結構いますよ」と一般化するのは危険だと思います。」
その通りだと思います。
>エルマンは自分でたびたび魂柱を動かしていたと「アートオブヴァイオリン」でパールマンが言ってました。
このことは、あなたが個人的に知っていればいいことで、もーりん♂様のスレに書き込むことではありません。
投稿者:OB 投稿日時:2008/08/28 21:26 ---108.124.17
結構いますというのは全くいないと思われているこの世界にも探せば結構いますという意味です。日本には少なくても世界的に見ればいますよ。
それから昔の武士というのは戦から戦に明け暮れた戦国時代頃の話でいちいち研ぎ師に刀を預けていられない時の話しをしたのです。中には内職で刃物研ぎをしていた者もいたようですから。
確かにプロに任せた方が良いに決まってますが、どうでしょう今一度考えてみて欲しいのですが、工房の職人さんて結構演奏の腕もプロ級の方が多いんじゃないでしょうか。でもその逆がほとんどいないというのもおかしな話なんです。
もちろん割れやはがれなどの修理までは無理としても、頑張り次第で毛の交換や魂柱の調整はできるようになるのではありませんか。自分でバイオリンを作ってる方も沢山いますし。
勿論本人にその気があればの話しですが、不可能ではないんです。その分時間も努力もお金も今以上に必要となりますが。
それが嫌なら、自分の足でよい工房を探すか、多少のことは目をつぶって職人さんを信頼してよい関係を作っていくしかないでしょう。お得意さんになれば自然に職人さんも仕事が丁寧になるはずです。それでも駄目なら職人を変えるしかありませんが・・・職人への不信感は募ると思います。
たかがバイオリン・・・されどバイオリン・・・これくらいの気持ちで行った方が良いと私は思いますが・・・いずれにしろ本人次第ですね。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/08/28 22:15 ---7.228.123
もはや話はそれてしまっていますが、「結局お金に余裕があるから人任せにしているわけで、なければ自分でやるしかない」、「勿論本人にその気があればの話しですが、不可能ではないんです。その分時間も努力もお金も今以上に必要となりますが」では矛盾しています。
何を主張されたいのかよくわかりませんが、ただ私はヴィオラ馬鹿ですから「たかが」とも「されど」とも思えません。ま、本人次第ですが。
投稿者:a呆 投稿日時:2008/08/29 01:00 ---59.44.155
簡単!誰でも出来ます毛替えセットとか
魂柱たてとか
売りたい人も居るかも知れません。
啓蒙を一概に悪いとは言いませんが
楽器1台、弓1本ずつお釈迦にしても良いのを持ってるんだったら将来は開花する話かも?
買ってそのまま使える魂柱たてなんて無い。自分で経験積んで加工する必要があるし
慣れない人が魂柱動かすのは好みで良いとしてもその楽器がどうなるかは目に見えるようです。
毛替えの困難なのはもーりん♂さんが行ったお店の方でさえそうなんですから。
乾湿の影響受けて演奏中に先端チップが飛んで弓職人が裁判に引っ張られるとかの大変な話も聞きます。
任せるか自分でやるかのコストパフォーマンスは実験に基づいたグラフで表\されるのでしょうが
利害関係が複雑に絡み合った無責任匿名掲示板の中では何時もの事で水掛論的な展開以外の進歩は無いと思います。
投稿者:もーりん♂ 投稿日時:2008/08/29 21:39 ---155.12.78
話がそれてしまったのでレスを差し控えさせておりましたが、弓の毛替えで大切なのは、信頼できる職人さんを見つけて良い関係を築くこと、と結論付けておきましょうか。
自分で毛替えが出来ればそれに越したことはない(?)ですが、その技術を習得する手間と費用、それと毛替えの頻度を考えると、アマチュアにとっては現実的でないかもしれませんね。
ところで、自分で毛替えをする演奏家ってあまり聞きませんよね。私の知っている例では、イ・ムジチ合奏団の、2000年ごろに引退したヴィオラ奏者のルチアーノ・ヴィカーリ氏が弓職人でもあるとのことです。
投稿者:もくもく 投稿日時:2008/08/29 21:49 ---56.238.13
提琴さんへ 新日フィルの主席ヴィオラ奏者をされていた藤原義章さんの本(ヴァイオリンとヴィオラの小百科)にも演奏者向けの魂柱の立て方の説明があります。ご自分が知らないから(身近にやっている人がいないから)といって間違いのように決め付けるべきではないでしょう。
投稿者:セイジ 投稿日時:2008/08/30 00:57 ---151.3.246
藤原義章著『ヴァイオリンとヴィオラの小百科』では以下のように記述されています。ご参考までに。
「これは長い間に習得できるようになる人(演奏家)もいます。なかには魂柱をいじり回しすぎ、魂柱や魂柱が当たる表板の裏がささくれ立ち、F孔のへりが傷だらけになっている楽器があります。魂柱立ての作業にはそういう危険性も潜んでいますから、はじめから高価な楽器では自分で行なわないほうが賢明でしょう」。
96頁の弓の毛替えを自分でする場合の説明箇所では以下のように記述されています。
「危険もはらんでいますので、安価な弓で試みることです。毛替えは弓を作るより難しいという大げさな言い草があるように、楽器演奏や楽器製作と同じように、神髄に迫るには長い年月の習練を要します。専門的名人の仕事に、計り知れない奥深いものがあるのは当然です」。
要求する技術精度がアマチュアレベルでよろしければご自分で、名人クラスの仕事を望むなら、専門家に頼むのが無難ということのようです。
投稿者:美由 投稿日時:2008/09/05 21:41 ---46.207.142
もくもくさんへ エルマンの話は参考になりました。良いお話を聞かせてもらいました。私も将来、魂柱の調整に挑戦するつもりです。
提琴さんへ もくもくさんの書き込みは私にとって、ためになるものでした。議論を妨げる書き込み、人を不快にさせる書き込みはやめてください。
私にとってはこのスレはためになるものでした。くだらなくなどないです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/09/06 01:20 ---124.79.42
本スレの質問からはずれますが、書き込みます。(もーりん♂さん、申し訳ありません。)
素人による自分の楽器の魂柱調製ですが、
− 本来軽く接するべきである魂柱を不適切な位置に無理矢理押し込んだ、あるいは不適切に長い魂柱を押し込んだために、表板・裏板がゆがみ、正面右側のf字穴側だけ不自然に持ち上がってしまった。
− 素人が無理矢理に何度も魂柱を押し込んだため、表板・裏板の魂柱の設置面が荒れ、大掛かりな修理なしでは、プロが立てても魂柱をきちんと接触させて立てられないようになってしまった。
という楽器を過去いくつも見ています。
楽器を痛める危険性があることはまず認識した上で、行う必要があります。
また、魂柱の両側が面ではなく素人作業により丸まっているものや、魂柱を動かすために常に糸を結びつけてあるものも、何度か見ています。いずれもまともな音は出ませんでした。
自分でやってみて、その難しさを体感することも大事ですので、魂柱の調製に挑戦することは経験という点でやってみればよいと思いますが、結果、自分で満足がいく所まで魂柱の調製を行おうとし、かつ行える人は、私見ですが1000人に1人(1万人に1人?)もいないと思います。ほとんどは挫折して、弦楽器工房に持ち込むことになるのではないでしょうか。
Q:バイオリンに関する疑問
投稿者:emi 投稿日時:2008/09/05 13:35 ---22.54.207
バイオリンを始めて15年になります。楽器購入を検討中です。
100万円
Petrus Schulz Ratisbonensis
Faciebat anno 1836
ラベルが貼られている
bod length 367mm
upper bout 168mm
center bout 114mm
lower bout 209mm
情報を知っていましたらぜひ教えてください。
宜しくお願いします。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2008/09/05 14:35 ---22.169.130
Petrus Schulz(1808-1871)はドイツの製作家の一人とのことです。
ただ、お訊ねの楽器はanno 1836から製作年代を差し引くと28(歳)となります。割と若い頃の作品と云えます。
また、過去スレに同じ名前の人も出てきたことがありますが微妙にラベルに書かれている文字が違います。(ファミリーや同一工房の作?)
いずれにしてもラベルから150年以上経った楽器です。あと、lengthが367mmとかなり大きいの気になりますが・・・
でもまあ、実際に楽器の外観や音が気に入り、100万という値段に納得されたのであれば購入されてもいいのでは?と思いますが。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/09/06 00:51 ---124.79.42
私見ですが、
>body length 367mm
の一点から、ヴァイオリンとしては規格外に大きいという理由で、メインの楽器として使われることはおすすめしません。毛色の違ったサブの楽器として持たれるのであればよいと思います。
その大きさでずっと弾いて慣れると、通常の大きさの他のヴァイオリンを弾いた時の音程が定まらないようになる可能性が高く、一生その楽器以外を弾かないという決意でない限りはリスクが高いのではないでしょうか。
また、ヴィオラの小型のものとして380mmのものもありますので、それはヴァイオリン(標準的な大きさは355mm)と小さなヴィオラの中間とも言える大きさにあたり、低音感と近くでの音量は期待できても、どうしてもヴィオラテイストになり、ヴァイオリンらしい華やかさに欠ける場合が多いと思います。
なおその大きさはドイツ製のマジーニのコピーモデル(量産品が多い)でよく見かけるサイズであり、その場合は、パーフリングが2重になっていたり、スクロールの巻きが通常のものに比べ一巻き多いというケースが多いと思います。
Q:コントラバスのサイズで チェロの音域の楽器
投稿者:ういうい2000 投稿日時:2008/09/03 17:51 ---168.64.105
ネットでYOUTUBEの動画を見ていると
コントラバスでバッハの無伴奏チェロ組曲を演奏しているのを
良く見かけます。またコントラバスのソロ演奏会などにいくと
よくアンコールで、そのような曲が演奏されます。
もちろん演奏可能な曲は少ないと思いますが・・・
さて チェロは本来はもっと弦長が必要で
胴体も もっと大きくあるべき楽器だが、
演奏の都合で無理にあのサイズになっている。
Vnはその点 理想的であり、
ヴィオラも 非常にサイズの大きなモデルはいい音がでる・・・と
過去ログのコメントにあったように思います。
では コントラバスのサイズのチェロは
ないのでしょうか?駒やバスバー、弦の事など
解決すべき点はあるかと思いますが
コントラバスサイズで チェロの音域の楽器というのは
なぜ無いのでしょうか?
そういう楽器が成立しない理由があるのでしょうか?
コントラバスで無理にチェロの曲を演奏するくらいですから
ガンバとかスッパラのように、特定の方の興味をひきつける
楽器として需要はありそうなものですが・・・
お馬鹿な質問かもしれませんが、常々疑問に思っていました。
よろしくお願いいたします。
投稿者:daintybeth 投稿日時:2008/09/03 18:36 ---234.164.34
長年チェロを弾いてきていつも心の底にあったものは、なぜチェロはバイオリンのような鳴り方をしないのかということでした。
古巣のバイオリンに戻ってつくづく分かったのですが、チェロはまだ完成された楽器ではないということです。バイオリンとは似て非なる楽器です。チェロを鳴らすのはたやすくありませんが、バイオリンはそこそこの楽器なら鳴ります。
私が思うにもう少し楽器を大きくして、一方で音域をバイオリンの1オクターブ下にしたらよくなるのではないかと。周囲のものに話しますと馬鹿かという顔をされました。お馬鹿は私も負けません。
そんな妄想をいだいたくらいですから、コントラバスと同じ大きさのチェロにも興味がわきます。でもどうやって演奏するのでしょう?手の大きい人なら5度調弦で可能でしょうか?
楽器もまだまだ進歩するといいですね。古楽器に戻るのも楽しいですが、スチール弦が進歩した現代、チェロやコントラバスに細く強い弦で高い音を出すのも可能かと夢が広がります。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/09/03 20:38 ---220.11.77
音響工学的に適切な弦長と共鳴体を用いた(らしい)新たなヴァイオリン属楽器、ヴァイオリン・オクテットなるものがあります。
http://www.newviolinfamily.org/eight.html
http://www.newviolinfamily.org/musicians.html
ここでヴィオラの音域を担うのがアルト・ヴァイオリンでチェロのように弾きます。ヨーヨー・マがバルトークのヴィオラ協奏曲をこの楽器で弾いたCDがありますが、美しく鳴るこの楽器に私はヴィオラの魅力を見出せませんでした。チェロの場合はどうなのでしょう?
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/09/03 21:48 ---220.11.77
付け加えます。
私の理解しているかぎりでは、チェロの音域と楽器容積はヴァイオリンと同様マッチしているが、ヴィオラでは楽器容積が足りない、です。ヴァイオリン・オクテットでもチェロの音域の楽器、すなわちバリトン・ヴァイオリンは写真で見るかぎり現行のチェロと同程度の大きさに見えます。チェロは音響学的に望ましい大きさではないという議論があるのですか?
また、新たに考案された楽器は演奏者が定着しないかぎり廃れてしまうのではないでしょうか、アルペジョーネのように。ヴァイオリン・オクテットは音響学的に「正しい」のだとしても、ヴァイオリン属400年の伝統に対抗することは困難ではないかと思います。糸川英夫氏の四角いチェロも広まりません。
もっともヴィオラこそが不完全な楽器であって、ペレグリーナのような変則的な形態のヴィオラを弾く奏者が少数ではあっても存在するのではないかと考えています。
投稿者:ライムライト 投稿日時:2008/09/03 21:54 ---198.8.35
さて チェロは本来はもっと弦長が必要で
胴体も もっと大きくあるべき楽器だが、
演奏の都合で無理にあのサイズになっている。
Vnはその点 理想的であり、
ヴィオラも 非常にサイズの大きなモデルはいい音がでる・・・と
過去ログのコメントにあったように思います。
>>
ストラディバリが最後に作ったチェロのサイズをご存知でしょうか?
7/8のチェロより小さいです。彼はヴェネツィアンタイプ(セルヴェ等々・・・)のチェロ以外は、作る度だんだん楽器が小さくなっていきます。楽器が大きければ鳴るというのも事実ですが、それだけでは割り切れないところがあるのも事実です。
サイズの問題は実用性との兼ね合いもありますので、大きければよいという問題ではないでしょう。
投稿者:daintybeth 投稿日時:2008/09/03 22:13 ---234.164.34
ぶらっちぇ様 ライムライト様
興味深いホームページをご紹介いただきありがとうございました。
早速拝見、テナーバイオリンが私の思っていたチェロに当たります。たよりなくちいさくみえますね。又、バリトンバイオリンが今のチェロの音域のものですが,大きさは分かりませんが,厚みが現代のものよりも薄いように思われます。その分音の伸びがよく鳴らしやすいのかどうか、こればかりは分かりません。私はチェロは大きさの割りに厚みがありすぎて裏板まで鳴らすのが難しく,個体差がありすぎると思っておりますが。
とにかく、こうした楽器があるということは面白いことです。もう30年若ければ一つ買いたくなったかもしれません。
投稿者:ういうい2000 投稿日時:2008/09/03 22:27 ---168.64.105
皆様 コメントありがとうございます。
ド素人ならではの発想で恐縮です。
コントラバスで無伴奏チェロ組曲が弾ける方なら
演奏可能かなと思ったのですが、やはり無理ですか・・・。
酔狂な書込にお付き合いいただいてありがとうございます。
投稿者:CABIN 投稿日時:2008/09/03 23:05 ---31.124.161
チェロの本(The Cello:Elizabeth Cowling)を見ると
チェロの最初の製作者はたぶん,アンドレア・アマティ(1511頃〜1581)であろう
また胴長も約80cmであったとされるが,そのチェロは小さく改造され(75.5cm)ている。(現在の標準はの約75cm)
アマティ以降大きなサイズのチェロが製作されたが,ストラディバリが1707年ごろに現在の75cmサイズにした。
小型化は17世紀末のチェロの名演奏家の台頭の時期が一致する,小型のチェロは演奏がしやすいこと,小型のチェロは低音が犠牲になるが
名手たちは高音を重視した。
とあります。(原文のままではありません)
一応5度調弦(例えばCGda)をチェロと云うと前提にすれば,やはり大きいサイズは限界がありますし,例えばヴィバルディのチェロ協奏曲や調和の霊感11番のチェロソロは大きいチェロではちとつらいかと存じます。(この間弾きました,普通サイズでも難しいのに...)
またブラッチェさんが引用されたハッチンス夫人の8つの楽器中チェロに相当する「バリトン・ヴァイオリン」は胴長84cm(調弦はチェロ同様CGda)らしいのですが,ハッチンス夫人はチェロの音域ではこのサイズでも不足(もっと大きなサイズにしたい)だったが演奏が困難になるので84cmにしたとのことらしいです。
ちなみに,それより大きいバス・ヴァイオリンとコントラバス・ヴァイオリンは4度調弦ですのでコントラバス相当なのでしょう。
これもチェロの本を参考に致しました。
これは私見です
コントラバスサイズのチェロは,4度調弦でないと演奏は無理で,それはもはやコントラバスでしょう。
投稿者:ライムライト 投稿日時:2008/09/03 23:47 ---109.37.20
Cabinさん
>>
面白い動画があります。
アンドレア・アマティが作ったKingというチェロ。
今はサイズカットされていますが元のサイズはどんなもんだったのだろう。という特集です。
http://jp.youtube.com/watch?v=UlglpppukSw
ただ、violoncelloという名前は1670年代ぐらいにならないと書物に出てこないからアンドレアが自分が作った物が「チェロ」だとは思って作ってなかったでしょう。
彼の時代にはまだ巻き線のガット弦ができていないから、下の2本の弦が極端に太かったため、バイオリンみたいなソロの動きができなかったのでしょう。そのため楽器は大きくて通奏低音の仲間として低音を受け持つぐらいしかしなかったはずです。
その証拠と言っていいかわかりませんがこのkingというチェロ。シャルル9世に献上されたときにはバイオリンやビオラや他の弦楽器とセットで送られていています。
アンサンブルをすることを目的としてこの楽器たちが作られたなら、このチェロはまぎれもなく通奏低音を演奏するために作られているはずです。
ただ後の世でソロを弾くにはちとでかすぎたため多少の低音は犠牲にしてもサイズカットされたのでしょう。
投稿者:CABIN 投稿日時:2008/09/04 00:27 ---94.134.143
ライムライトさん
実に興味深い動画のご紹介ありがとうございました。
チェロの本のチェロ写真冒頭がこのKingで,解説にも「縮小されている」とだけ書いてあり,どのように?と疑問だったのですが
どのように縮小したのがよく分かりました。
またKingのヘッドにはペグ穴が5本分あるのですが,そのとおり5弦のバロックチェロとして再現されてますね。
これもうれしかった。
しかし,今だからこそですが,装飾があったのにこの縮小は大変もったいないですね。一体誰が切ったんやぁ?です。
投稿者:ライムライト 投稿日時:2008/09/04 00:47 ---109.37.20
Cabinさん
ペグも5本でしたがエンドピンも当時からありました。
途中で紙に書かれたチェロらしきもののとなりに再現されたkingのレプリカが並んだシーンがありますよね?
その紙に描かれているチェロの下によくみるとエンドピンがついているのが見えますでしょうか?
この絵は多分シンタグマムジカからの出典だと思います。
サイズカットは美術的な立場から言えばもったいないですが実用的にはやはり「でか過ぎた」のでしょう。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/09/04 08:49 ---238.16.8
久しぶりに(といっては失礼だが)勉強になる話(と動画)で、面白かったです。ありがとうございます。
われわれ肩載せ楽器弾きにはチェロのサイズと弾きやすさの感覚はいまひとつピンとこないところがあるのですけれど、そのサイズが妥協の産物であることはよくわかりました。しかしその妥協点で現行のチェロの音色の魅力が成立しているのではないのですか?
投稿者:ういうい2000 投稿日時:2008/09/04 09:26 ---168.64.105
CABIN様 また他の方々もコメントありがとうございます。
コントラバスは触ったことが無いのですが、
>これは私見です
>コントラバスサイズのチェロは,4度調弦でないと演奏は無理>で,それはもはやコントラバスでしょう。
ということは
理屈上は 4ないし5弦コントラバスで4度調弦のまま
弦の細さや重量を調節することで
チェロの音域をカバーできる楽器が成立し
コントラバスの名手なら演奏も可能な曲が存在する
ということでしょうか?
もちろん ドボコンなどは演奏不能だと思いますが・・・。
投稿者:daintybeth 投稿日時:2008/09/04 11:23 ---234.164.34
ぶらっちぇ様のご意見,アルトバイオリンにビオラの魅力が見出せない、ということと、妥協の産物の現行のチェロにこそチェロの音色の魅力があるのでは,という点にはうなづけます。
チェロのハイポジションで弾いてこそのいい音がありますし,そこには際立った個性がありますし。同じ音域をビオラで弾くのとは又違った魅力がありますね。
チェロ弾きはその音を出す為に親指も使いますし、その時は指運びもバイオリンやビオラと同じく1と2の指で全音をとります。読む楽譜もト音記号です。まったくチェロは楽ではありません、そのほかにハ音記号もよみますし。
あまりに苦労が多いので、いっそE線のある四弦のチェロが弾きたいと。運指もボーイングもはるかに楽になって、演奏が苦行のようでなくなるのではないかと。
というのも、ヨーヨーマのように幸福そうにチェロを弾く方は世界にもそう何人も居ません。そのヨーヨーマですら、チェロで背中を痛めて手術を2度も受けているそうです。妥協の産物の現行のチェロのサイズと音域には改良の余地があるのではないかと思います。
ただ失うものもあるかもしれません。聴きもしないでいうのもどうかと思いますが、バイオリンオクテットで聴く合奏は各楽器の音色の個性がなくつまらないかもしれませんね。
投稿者:daintybeth 投稿日時:2008/09/04 19:42 ---119.173.36
ういうい2000様のご質問はコントラバスサイズのチェロということでしたのに、コントラバスのことはよく分からなくてついチェロのことばかりでごめんなさい。四度調弦ではなかなかチェロのパッセージを弾くのは大変でしょうね。そうなるとせっかくチェロの音域のコントラバスができても実用的でない気がします。
チェロの弾きづらさは、A線が右腕から遠いということもあり,ハイポジションがこれまた体から遠い方にいくということもあろうかと思います。せめて弦の配置を現行とは逆にしたらどうか,という妄想も抱いたことを思い出しました。そうすれば右腕の感覚がバイオリンやビオラと同じになって少し楽器と近くなれる気がします。
左右対称なのですから音響は変わらないかと思いますが、こうした発想はおかしいでしょうか?その場合左手との感覚が変で気がちがってしまうでしょうか?
投稿者:CABIN 投稿日時:2008/09/04 22:23 ---203.250.50
ういうい2000さま
もちろん、演奏が容易な曲と困難な曲があるでしょう。
先ずは通常のコントラバスで1オクターブ低くチェロの曲が演奏できるかどうかと考えると、弾ける人は弾けると思います。
弾ける・弾かなければならない具体例として、ベートーヴェンの交響曲ではチェロとコントラバスは大体同じことしてます。
9番の4楽章後半のAllegro energicoはチェロでも大変なのに、コントラバスはもっと大変なんでしょうけどチェロと同じ音符を弾きます。
難しいのは,5度の重音の処理でしょうか,バッハの無伴奏は何とかなっても、コダーイの無伴奏チェロソナタは冒頭から無理な気がします。
チェロのCG線の調弦を変えた実音でない楽譜を見ての演奏はだぶん不可能(でも弾いている方いるかも)。
ぶらっちぇさん遅くなりましたが,先のコメントで誤記をしました。
>ブラッチェさん->ぶらっちぇさん 失礼しました,ご勘弁下さい。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/09/05 16:59 ---238.16.8
CABINさん、本人が気付いていないくらいですから、お気になされませんよう。
ヴァイオリンと比べてチェロはずっと無理のない姿勢で弾ける楽器、楽器が顔から離れているのもメリットと思っておりました。ヨーヨーマにしてからが体を張って弾いていたとは……
投稿者:もーりん♂ 投稿日時:2008/09/05 22:45 ---155.13.53
ういうい2000様
>もちろん ドボコンなどは演奏不能だと思いますが・・・。
コントラバス奏者のゲリー・カーが、あのドボコンを弾いたCDがあります。私はまだ聞いたことがないですが、実際に聞いた方がおられましたら感想をお聞きしたいものです。
Q:バイオリン購入について
投稿者:もとやま 投稿日時:2008/08/28 17:15 ---6.190.24
バイオリンを始めて半年になります。今はヤマハのレンタルを使用していますが、楽器購入を検討中です。
先日、ブルガリアのアマディウス35万円〜40万円くらいのものを検討していましたが、来年からトルコのイスタンブールに引っ越すことになり、そちらで購入したほうが良いのか考え中です。
どなたか、イスタンブール周辺の情報を知っていましたらぜひ教えてください。
宜しくお願いします。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/08/30 11:39 ---7.229.210
ヴァイオリンとイスタンブールと双方に詳しい方が大勢この掲示板を見ているとは思えません。
質問したい内容がいまひとつわからないのですが、現在はヤマハのレンタルということは日本に在住されているのですよね。海外への引っ越しの際の楽器運搬の心配をされているなら、質問に答えられる方はたくさんいます。
他方、イスタンブールに西洋楽器の店があるか(あるとは思いますが)といった現地情報なら、イスタンブール在住の方のブログがいくつかあるようですから、その方に質問してみるのはどうでしょうか。「イスタンブール在住」などで検索するといくつか引っかかってきます。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/08/30 12:18 ---124.78.248
現地の情報をつかんでいる訳ではないのであまり参考にならないかもしれませんが、書き込みます。
ご存知の通り、
イスタンブールからなら、ブルガリアはすぐそばです。またブルガリアのすぐ隣は、ルーマニアです。どちらも、結構弦楽器製作者がいて、ユーロが上昇しているもののの、上記予算は現地であれば製作者のハンドメイドが充分購入できる価格だと思います。また量産楽器メーカもあるので、それらの上級機種を安く買える可能性があります。
アマデウスというのはSofiaというメーカの機種名ですね。Sofiaはブルガリアで本体を作っていますが、アメリカでニス塗り・調製して販売していますので、米国の会社と思った方がよいでしょう。現地で探しても、米国からの輸入品となるのではないでしょうか。
トルコも端っこながら欧州圏の国であり、欧州のほとんどの国は陸続きでそれぞれの国は意外に小さいので、トルコ、イスタンブールに限定することなく、地の利を活かして、少し足をのばして、広く探せばよいのではないでしょうか。(日本で、地方の人が近くの大都市、あるいは東京等に楽器を購入するため足を運ぶ感覚で、欧州圏なら別の国にも行けるように思います。)
投稿者:もとやま 投稿日時:2008/09/03 13:44 ---6.190.24
ぶらっちぇさん
イスタンブールの楽器店の情報をうまく検索出来なくて困っていました。
現地の方のブログで、質問することは考えつかなかったのでありがとうございました。
参考にさせていただきます。
弦喜さん
ソフィアアマディウスの情報ありがとうございました。とっても参考になりました。
全くの素人で初心者ですが、とても上手になりたいという気持ちが強く、早く自分の楽器がほしいとも思ってもいたので焦っていました。
もう少し良く考えてみようと思います。
投稿者:QB 投稿日時:2008/09/03 16:27 ---145.236.138
ぶらっちぇさんのポイントに加えて、たとえば
ttp://mixi.jp/view_community.pl?id=43274
みたいなところで聞いてみるのも、ありですね。
(入ってなかったらごめんなさい)
Q:オススメの楽曲
投稿者:むつみ 投稿日時:2008/08/29 11:40 ---189.29.198
はじめまして皆様。
ものすごく深い知識と様々な意見が取り交わされているこのQA板に圧倒されてしまいました・・・。
わたくしスロースターターとして初めて2年のへなちょこヴァイオリン弾きなんですが、ようやく鈴木指導曲集3巻に至ったところです。
このたび会社の先輩がご結婚されるとのことで、音楽のお好きな方でぜひヴァイオリンを演奏して、と頼まれてしまいました。
お世話になっている方なのでお受けしましたが、選曲に悩んでおります。
クラシックの好きな方のでクラシック系統のあまり長くない楽曲がいいかと思うのですが、指導いただいている先生からはディズニーの楽曲ばかり紹介されました。
・・・・ディズニーがあまり好きでないので気が進みません。(先生には申し訳ないのですが)
ソロで聞かせられて、難易度は下の上か中の下くらい、の結婚披露宴に合う楽曲でオススメなどございましたら是非ご紹介いただけないでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします!
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2008/08/29 12:21 ---251.29.254
金婚式とかどうでしょうか?
金婚式できるまでお幸せにという思いを込めるという意味であれば結婚式とのつながりも出来ますよ。
曲も鈴木の3巻に挑戦されているくらいならちょうど良いのではないですか?
長さもそんなに長くはないです。
投稿者:河茶 投稿日時:2008/08/29 12:24 ---105.150.156
クライスラーの、ルイ13世の歌とパヴァーヌなどいかがでしょうか、装飾音符を外してしまえば弾けると思います。
あと、タイスの瞑想曲とか・・・有名な曲はいくつかあると思います。
伴奏はピアノまたはキーボードでできないのでしょうか?
(伴奏無しでもいけると思います。)
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/08/29 13:36 ---132.154.164
場馴れされているのならばともかく、たったひとりで弾くというのはかなりプレッシャーを感じます。伴奏がいるだけでも心強さが違いますよ。
『弦楽ファン』2007夏号(http://www.ymm.co.jp/magazine/gengaku/vol09.php)にヴァイオリン二重奏で「クラシック・ウェディング・メドレー」の楽譜があります。「主よ人の望みの喜びよ」、「結婚行進曲」(メンデルスゾーン)、「乾杯の歌」(椿姫)というなかなか考えられた選曲です。「主よ人の望みの喜びよ」だけでしたら難易度的にも結婚式の荘厳な感じにも好適と思います。第2ヴァイオリンのパートをキーボードの片手で弾ける人がいれば演奏できます。お一人でしたら「主よ人の望みの喜びよ」の旋律線だけ拾って弾くという手もあるように思います。
『弦楽ファン』には伴奏のCDが付いていますので,それをかけてもらいながら演奏するのもいいのでは。例えば手元にある2006春号でしたら、パッヘルベルのカノンやバッハのアリアが初級。中級だとタイスの瞑想曲がありますし、チャイコフスキイの弦セレのワルツなんかも結婚式にはいいんじゃないでしょうか。
投稿者:むつみ 投稿日時:2008/08/29 14:08 ---189.29.198
あまてぃ 様
さっそくのレスありがとうございます。嬉しいです!
金婚式、ちらっと思いました。気が早いか、と思って眺めていましたが弾き易そうですね。
先生に相談してみようと思います。
河茶 様
ありがとうございます!
ルイ13世の歌・・・はじめて知りました。調べてみます。
タイスの瞑想曲は大好きな曲で先輩も好きなんですが、先生にまだ早いと言われてしまっています。
でもこういう演奏会の機会を利用してちょっと背伸びでもチャレンジしたかったんですが・・・。
ぶらっちぇ 様
ありがとうございます!
プレッシャー・・・意外と大丈夫かもです。
ただ、技術的にまだ聴かせるレベルではないので心許無いですが・・・。
弦楽ファン、という雑誌を初めて知りました。
「主よ人の望みの喜びよ」は先日その先輩が耳から離れないけどタイトルが分からない〜!と言っていた曲で個人的にタイムリーです。
すぐにこんなにお返事いただけるなんてありがたいです。
ありがとうございました。
ところで、アメイジンググレースはどうなの?と言ってくれているのですが、わたくしあの曲は作曲者が奴隷商船をしていた頃のことを悔い牧師になった後に作曲したものだ、と聞いていてイメージがあまりよくないのですが、この曲は結婚式披露宴の場にふさわしい曲でしょうか。
というか作曲の背景は正しいのかな、調べてみた方がいいのですが・・・。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/08/29 15:04 ---132.154.164
アメイジング・グレイス、神の恩寵を歌ったものですから,不適ということはないと思いますし、旋律自体はもともと民謡ではないんでしょうか。讃美歌は旋律だけソロで弾いてもそれなりに様になると思いますし。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2008/08/29 15:09 ---132.154.164
アメイジング・グレイスなら、ダウンロードで買えるサイトがありました。私は利用したことはないですが。
ttp://www.print-gakufu.com/score/detail/39350/
投稿者:OB 投稿日時:2008/08/29 18:52 ---167.233.229
自分がスムーズに鼻歌で歌える曲を選んだほうが無難だと思いますね。しかも誰にも広く愛唱されている歌。クラシックのバイオリンの曲は簡単な様で難しいと思います。
アメイジング・グレイスはその点全く問題ないです。奴隷云々に拘らずにどんな困難な状況でも神がそのお二人と共に折られるから心配しない様にとのメッセージが込められていますから私からもお勧めです。
あとは・・・サウンドオブミュージックのクライムエブリマウンテン 、星の世界・・賛美歌の慈しみ深き、涙そうそう、山口百恵のコスモス、ちょっと古いでしょうか・・でもみな結婚式披露宴では歌われてきた歌ですよ。
最後にエルガーの愛の挨拶・・・クラシックはいきなり人前で弾くにはかなり難しいと思いますよ。上がってしまうと微妙に音がずれるからとても聞けたものじゃない。
それから独奏がいいと思います。でももし伴奏を頼むなら「私に伴奏を合わせてください。」とお願いして何回か練習した方が良いですよ。本来伴奏者がソリストや歌手に合わせるのが本筋なのですから。
投稿者:むつみ 投稿日時:2008/08/30 09:28 ---83.83.233
ぶらっちぇ様
幾度も親切なレスをくださり本当にありがとうございます。
いくつか実際弾いてみて決めたいと思います。
ありがとうございました。
OB様
サウンドオブミュージック、確かによい曲ですね!参考になります。どうもありがとうございました。
投稿者:もくもく 投稿日時:2008/08/30 12:10 ---56.238.13
アメイジンググレイスはアメリカでは弔事で演奏される曲ですよ。
投稿者:K2のバヨリンおじさん 投稿日時:2008/08/31 00:19 ---114.101.222
鈴木メソードのVol.2を卒業されてるのなら、
「ブラームスのワルツ」「べトーベンのメヌエット」「ボッケリーニのメヌエット」あたり如何でしょうか?
あまり結婚披露宴を意識する必要無いと思います。
出来る曲で良いのでは?
初心様ならば(失礼!)ここは宴会芸に徹し。
(私はいつもそうですが)ヴァイオリン演奏だけで、
結構受けますよ!私はチャールダーシュ専門ですが。
(披露宴ならばこそ)
たとえ、失敗したとしても(失礼!)
「やっちゃいました〜 でも先輩!おめでとうございますぅ」
で、どうでしょうか?でも度胸はお有りのようで頼もしいです。
影ながら、ご成功お祈りいたします。
便乗で失礼します。
OBよぅ〜
おめぃ=「ひろし」だろう?
お天道様はちゃんと見てるぞ!
お前のアホさ加減をよ〜!
投稿者:むつみ 投稿日時:2008/09/01 14:32 ---189.29.198
もくもく 様
弔事・・・・そなんですか。
自身の第一印象が「奴隷商船」だったのでイメージが暗いのです。
旋律はとても好きですが。
K2のバヨリンおじさん 様
規模の小さな披露宴というよりお食事会程度なのであまり気張りません。
がやるからには!と思っています。
背のびしてステップアップ、とも思いましたがレベル優先にします。
バッハのガボットもよいな、と思ったり。
皆様たくさん教えて下さり本当にありがとうございました!
Q:楽器の値段について
投稿者:ms 投稿日時:2008/08/31 22:12 ---147.191.4
315万で購入したMario Bedocchiヴァイオリンについての質問です。
ラベルが古くなっていて読みづらいのですがこの人が1955年までしか生きていない人なので、1953年で確かだと思うのですが・・・
ネット上でこんなページhttp://www7a.biglobe.ne.jp/~lafontaine/hy.vn.bedocchi.html
を発見してしまいました。
値段の差に驚いています。
でも私が購入したヴァイオリンは、もっと傷だらけ?で、裏板もこんなに木目が見えません。
これは同じ年に作った別のものなのでしょうか?
なぜこんなにも値段の差があるのでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/08/31 22:58 ---124.76.29
私見ですが、
中国製の新品楽器に適当にラベルを貼ったもののことを、特に気にする事はないと思います。(私には、裏板の杢目は典型的な中国材に見えます。)
投稿者:sm 投稿日時:2008/08/31 23:07 ---85.138.136
早速返答ありがとうございます。
無知ですみませんでした(>_<)
他にも何か思うことがある方がいらしたら、コメントして下さるとうれしいです。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2008/09/01 00:11 ---22.169.130
失礼します。
Mario BedocchiはReggio Emilia =レッジョ・エミリア地方(イタリア北西部)の製作家ですね。ロンバルディア(クレモナのある州)にも近く、昔からヴァイオリン作りが盛んな地方のひとつです。
315万で購入されたとのこと。信用のおける専門店でお求めになったのであれば多分、本物かと思われます。価格も大体相場でしょうね。肝心な音が気に入られたのであればこの先長く愛用されて安心してお弾きになればよろしいかと。
あと、ネット上で発見された楽器ですが、写真を見て思わず笑ってしまいました。(失礼)
つまり全くの安っぽい材料に、いかにも50年〜位経ったようにニスをアンティーク風に塗り(その技術も極めて稚拙)、これまたニセのラベルをペタッと貼ったとてもお粗末なものです。スクロール(渦巻き)の彫刻の技術もお粗末。バフリング(象嵌)も本物は特に裏板に特徴(上部ネック側にダイヤ形を付けたりする)があります。つまり完全な手工品ではなくて半手工・量産品に表面的な細工をして、仕上げにボックスウッド・パーツを装着し一見風格を醸し出したように見せているのですね。
ご質問者さんの楽器を見たわけではないので何ともですが、本物には何というか一種独特の風格・存在感があるものです。如何ですか?(単に傷の多い少ないや、裏板・横板に虎目や木目があるからそれが即ち良い材料=良い楽器には結びつきません。高価な名器でも木目がはっきりしないものもよくあります。つまり、これら一見表面的なものは楽器本来の素性や価値とは無縁です)
よってネットの楽器はいかにもイミテーションの冴えたるもので、まさに初心者の人がそれらしい外見に惑わされて思わず買いたくなるような?作りですね。この楽器で198,000円はまあ妥当でしょうね。
何度も申しますが、Mario Bedocchiはとてもこの値段では買えません。つまり価値的にも概ね300万は出さないと買えない楽器なのです。どうぞ、これからも大切に愛奏されてください!
投稿者:OB 投稿日時:2008/09/01 10:40 ---221.171.208
198000円のバイオリンと、あなたのバイオリンを実際に弾き比べるべきですね。それで答えが出るはずです。
投稿者:QB 投稿日時:2008/09/01 11:28 ---145.236.138
この松戸にある「個体」との差について質問者は気にされているのではないので。。。
弦喜さま、ゴマゾウさまのお書きになっているとおり、smさん(msさん?)の
「これは同じ年に作った別のものなのでしょうか?
なぜこんなにも値段の差があるのでしょうか?」
の質問に対しては、「コピー楽器だから」ということで、十分ではないでしょうか?(わざわざ松戸に試奏に行かなくても。。)
このページですが、よく読むと、きちんと「・・・のラベルがついた」「近年の作ですが・・・」「【ラベルの表示】」など、コピー商品であり、本物でないという情報を発信していますね。
投稿者:ms 投稿日時:2008/09/01 13:21 ---85.138.136
コメントありがとうございました。
Q:楽器の情報。
投稿者:かおる 投稿日時:2008/08/30 00:01 ---7.154.148
はじめまして、いつも掲示板、参考にさせて頂いています。
楽器の買い替えを考えており、先生にお願いしましたところ、下記の楽器を紹介されました。
試奏は少しさせて頂き、価格の提示もあったのですが、一般的な音色やお値段の情報がありましたら情報を頂きたいと思い、書き込みさせて頂きました。
・Giovanni Leoni 1920年
・A.Gibertini 1861年
・R.Fiorini 1931年
・G.Ornati 1921年
最終的には自分の好みと先生の意見を聞いて選ぶつもりですが、少しでも情報があればと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/08/30 00:50 ---124.78.253
まず、楽器の種類を明確にしましょう。
投稿者:あい 投稿日時:2008/08/30 12:42 ---66.22.61
かおるさん、
楽器は同じメーカでもまったく違う音がすることも少なくはありませんよ。
楽器を選ぶ時は相性が大事ですので自分が買える金額で良質な物でしたらそれで良いと思います。それと弓も非常に大事な物ですのでそちらの方のアップグレードも考えられてはどうかと思います。
投稿者:かおる 投稿日時:2008/08/31 00:09 ---7.154.148
弦喜様
一番大切な事を忘れてしまいました。
ヴァイオリンです。
ご指摘、ありがとうございました。
あい様
試奏の際、現在使っている弓でさせて頂いたのですが、どの楽器にも合わないというか、負けている感じでしたので、弓もアップグレードを考えています。
先生には「どのヴァイオリンも健康で、外れはないと思うから、後は弾き方と好みで決めては?」と言われました。
私にとっては安い買い物ではないので、また試奏させて頂いて考えようと思っています。
誰の作だからこういう音、とは一概に言えないのですね。
自分との相性を第一に決めようと思います。
ありがとうございました。
投稿者:OB 投稿日時:2008/08/31 01:27 ---7.188.87
先生のお勧めはお勧めとして考えておき、他にご自身の足で工房や専門店を歩き回ってみてはどうでしょうか。そのほうが先生のお考えもある程度理解でき、尚且つ新しい発見もあるだろうし、自分の好みに気づかれるかもしれませんよ。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/08/31 09:00 ---124.76.18
・Giovanni Leoni 1920年
がわかりませんでした。
あとの人はイタリアモダンの製作者として非常に有名ですので、ネットの検索エンジンでの検索でもたくさんヒットすると思います。
また、
下記に、過去のオークション落札金額の記録があります。
ttp://www.tarisio.com/web/red_book.php
名字ではなく名前を入力して検索するようになっていますので、G,とかR.にあたる正しい名前を調べておいてから、検索してください、
その落札金額の2.5倍〜3倍くらいを、店頭価格と考えればよいのではないでしょうか。(真作であれば、ざくっと、幅を持った1千万前後というところでしょうか)
また、本人作でなく、単にラベルが貼られている楽器の記録も混ざっていますので、他に比べ極端に安い記録は無視すればよいと思います。
同じく、下記にも過去のオークション落札金額の記録があります。
ttp://www.maestronet.com/history/
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2008/08/31 13:37 ---22.169.130
Giovanni Leoni は 1870年まで Napoli で同名の父との共作を続けた後 Parma に拠点を移し(恐らくは父の死後)両世紀を跨いで活躍したイタリアの製作者ということですが・・・
>一般的な音色やお値段の情報
この4本は分類上は概ねモダンの範疇ですので、一般的に音も落ち着いてきており中にはオールドのシルバートーンを彷彿とさせるような素晴らしいものもあります。
ただ、有名な製作家の楽器でもその制作年代によりスタイル・音の傾向・出来不出来も多分にあるので、単に楽器名にだけ惑わされることなく実際に自分で納得行くまでじっくりと時間をかけて試奏されることをお奨めします。
価格は由緒正しい真正(本物)のものであれば概ね下限は700〜800万位。先の弦喜氏仰せの様に大体1000万前後でしょうね。
そして、予算に限りがあり、しかし、どうしてもコンテンポラリー(新作)よりも50年以上経った(出来れば100年位が望ましい)ある程度枯れた深い味わいのある音を望むのならば、同時代の準名工の楽器が良いかと。(この準名工は欧米の弦楽器専門書や年鑑・事典に数多く載っています)これらは知名度では劣っていますが、改めて本場の楽器製作者の伝統的な層の厚さや広さを知ることが出来ます。(楽器職人としての腕やセンスもいいものを持った人も多く、しかし、商才やチャンスが無く一生脚光を浴びないまま没した日陰の人も多い)そして、名工のものと比べ相場:半額〜1/3位で買えます。勿論、本場イタリアの楽器には違いないし、中には下手な名工の楽器よりも作り・音共に優れている「掘り出し物」に巡り合うこともしばしば・・・(これは本当に嬉しいこと!)
これらに、同時代の著名製作家のラベルを貼ったりしてお手頃価格で販売しているケースが世界的にみても多いようです。(やはり、こうでもしないと実際問題、売れないらしい)
まあ、値段とは実によく付けてあるもので、正真正銘本物は間違いなく高い。逆に安く手に入れた名工の楽器は必ずどこかに落ち度があると思っていいでしょうね。
投稿者:かおる 投稿日時:2008/08/31 18:50 ---7.154.148
OB様
今まであまり沢山の楽器を触った事がないので、これを機会に色々な所を回って、様々な音に触れて来ようと思います。
弦喜様
今回の質問に対して有益なだけでなく、今後も興味深く見られるサイトの情報をありがとうございました。
英語はあまり得意ではありませんが、海外のサイトも色々見て、情報を頑張って得ようと思います。
ゴマゾウ様
楽器店の方に提示頂いた価格からすると、もしかしたら本物でない可能性が高いかもしれません。。。
(ゴマゾウ様が書かれている下限価格よりもさらに安い価格でした)
700〜800万円の予算は流石に組めないので、真贋の程はともかく、納得いくまで試奏などをして、もし今回のものが気に入ったら購入しようと思います。
皆さんのご意見、大変参考になりました。
有名な方だけではなく、準名工の方についても色々調べてみます。
ありがとうございました!
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/09/01 00:01 ---124.76.29
リスクもありますが、先生からの紹介の物が、別の生徒さんの買い換え元の楽器であり、楽器店を通さない個人取引の真作で、またその楽器の素性も明確であれば、逆にお買い得かもしれません。
オークション価格の2.5倍などと書いた前記想定価格は楽器店で提示される販売価格であり、一方楽器を売る時は、自分の楽器を購入したお店での買い換え時を除いては、オークションの価格とさほど変わらない価格になる可能性が高いので、市価の半額程度なら御の字と考える売り手もいると思います。
どのような素性のものかは、先生にまずは聞いてください。
投稿者:クロアシ 投稿日時:2008/09/01 01:55 ---4.232.67
ゴマゾウ氏が言われるような、準名工からレヴェルの高い楽器を探すのは、可能性皆無とはいわないまでも、相当に確率が低いと思います。名工ではなく、準名工とされるには、材の選択や、工作のセンス等、それなりの根拠があると考えるべきです。半端ものの楽器を体よく売りさばく、ある種の常套文句といったところでしょう。私個人は、精度の中途半端な楽器をつかまされる危険なきっかけになりかねないので、お奨めしません。比較試奏は、あくまで評価の定まった名工の、状態の良いものと行いましょう。この掲示板には、無能で悪意のある回答者が少ない割合ながらいますので、全てを真に受けないように。
シルバートーンの定義は、人によって違うと思いますが、仮に、低音まわりに顕著に見られる、地響きのように、唸るような、ある種の楽音外の要素とするなら、100年程度の楽器ではほとんど出ていません。あるプロ奏者がプレッセンダ(1777-1854)を弾いているのを聞いたことがあります。かなり精度が高く良く鳴る楽器でしたが、上記のような唸りが、聴けるか聴けないかの境界線でした。そういう意味では、今俎上に登っているモダン楽器に関しては、ある程度枯れて丸くなった音は期待できても、評価の高いオールド楽器に特有な響きは無いと考えて差し支えありません。
>先生には「どのヴァイオリンも健康で、外れはないと思うから、後は弾き方と好みで決めては?」と言われました。
私は、この先生のアドヴァイスは、意外と見逃せないように思います。その意味では、弦喜氏の
>先生からの紹介の物が、(…)逆にお買い得かもしれません。
というコメントは正鵠を射ているものと考えます。しかし、それでも、念のために、紹介された楽器に止まらない、質の良い楽器を比較対照とした、幅広い試奏は必要ではないか、と思います。
無事良い楽器に巡り合うと良いですね。幸運を祈ります。
Q:弦の交換
投稿者:plimura 投稿日時:2008/09/06 22:33 ---108.10.185
ヴァイオリンの弦の交換の際に、張り終えた後に駒が指板の側に傾いた状態になってしまい、修正にてこずることがよくあります。消耗度が激しい順に1本ずつ替えていく場合には大丈夫なようですが、4本全てを交換する場合もあり、その際にちょっと苦労しています。上手に交換するこつがあればご教示頂けると幸いです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2008/09/06 23:39 ---124.79.9
4本をまったく同時に交換することは一人ではまず不可能です。1セットの交換も、結局短い時間の中で1本ずつの交換が連続するだけであり、”消耗度が激しい順に1本ずつ替えていく場合には大丈夫なようです”であるのであれば、それの時間軸が縮まっただけの応用問題ですので、消耗度が激しい順に1本ずつ替えていく場合にやっていることを一本毎にやればよいだけです。また弦が伸びていく過程での扱いも、同様だと思います。
投稿者:セイジ 投稿日時:2008/09/07 17:14 ---151.3.246
駒の溝(弦が接触する部分)に4Bの鉛筆とか色鉛筆の銀を塗るといいようです。弦のすべりをよくすることで、駒の傾きの修正が楽になります。鉛筆以外の薬剤の塗布を推奨する方もいらっしゃるようですが、鉛筆が無難です。
投稿者:plimura 投稿日時:2008/09/07 23:25 ---108.10.185
弦喜様、セイジ様ご教示ありがとうございました。「時間軸が縮まっただけ」という点など、得心いたしました。