弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:中国材について
投稿者:埼玉★県民 投稿日時:2009/03/07 00:23 ---48.10.80
いつも楽しく拝見させて頂いております。
一点うかがいたい事がございます。
ヴァイオリンの裏板についてなのですが
最近結構お手ごろな価格(10万〜20万)でも
良質な感じの裏板をしたヴァイオリンを見かけます。
何でも裏板は中国産らしいのですが、よくありがちな
ギラギラした杢目でなく、かといって角度を変えるとすぐに消えてしまうような杢目でもなく(表現がむずかしいですが、わかっていただけるでしょうか・・・)イタリア楽器と見まごうような物もあるのです。
中国だと何か将来的なデメリットはあるのでしょうか?
最高級とされるイタリア材と中国材の、経年変化による
違いについて、どなたか是非ご教授いただけないでしょうか
よろしくお願いします。
投稿者:QB 投稿日時:2009/03/07 07:30 ---37.164.44
最近の中国材は、一見して素人でも分かるような特徴をなるべく消すような処置をするケースが多いです。
分かりやすいのは、過酸化水素水等による木目の色の除去ですね。
それ以外にもいろいろ処置の手はありますので、外観からは以前のような明確な差を感じさせないようにしています。
経年変化は、事例がすくなく私はわかりません。(どなたか見識の有る方いらっしゃいましたら、私もしりたいです)
ちなみに、、イタリア材ではなく、バルカン材ですね。
投稿者:埼玉★県民 投稿日時:2009/03/07 16:54 ---48.40.165
QBさん
レスありがとうございます。
過酸化水素水ですか・・・・
私は木工関係はまるっきり無知ですが、なんか凄く木に悪そうですね・・
中国材使用の10万台のそういった楽器(バルカン材っぽい杢目使用)には大抵そういった処理がされているものなのでしょうか?
投稿者:ヒルネリウス 投稿日時:2009/03/08 10:47 ---15.193.12
中国製でも10万〜20万円の価格帯であればぼられない限り、良い材料ですよ。スコットカオの工房の800E プロビグニーも持ってますが、特に優秀個体という評価があった楽器だったこともありますが、倍音も豊富で音に荒さが無く、全弦パワフルで特にEAは甘く伸びやかな音で目を見張ります。成長力も十分あります。ここ2年でさらに磨きがかかりました。内側から観察してみても、杢目を処置している痕跡は無く、目の細かい杢目で美しいです。50万の東欧製の新作の方が音が荒いと思いました。850Eは欧州材のため高くなりますが、実は800EがCPが高いのでは思います。
投稿者:ヒルネリウス 投稿日時:2009/03/08 20:05 ---15.193.12
イタリア男性のフェロモン入り香水が売り出されてますが、バイオリン界も似た要素が多分にあるのではと思ってしまいます。トップクラスの中国材を使った江山のSOLETも持ってますが、このSOLETは特に状態が良く、そこらの大半のイタリア新作を音量音色ダイナミズムで上回ってます。ただ中国はなにせ毒入り餃子の国なので最低のものはどこまでも最低でしょうから、気をつけるにこしたことありませんね。
投稿者:埼玉★県民 投稿日時:2009/03/08 21:46 ---48.72.22
ヒルネリウス さん
中国の楽器はピンキリなんですね、それは凄くわかります。
中国は広いですからきっとイタリアと似た気候で良いメープルが育つような地域があるのかも知れないと最近思っております。
そもそも原材料に関していえば、黒檀→インド 弓→ブラジル 弓の毛→モンゴル 表板→イタリア 裏板→ルーマニア?が最上といわれてるようで(間違っていたらすいません)
ストラディバリが生きているうちに今の中国材を手にしていたらそれを採用していたかも知れないですよね。
結局昔の人が手に入る範囲で「いい材料」と信じて使用していた材が今でも最上とされているならば、新たな産地が発見されれば、100年後には中国材だって今のバルカン材位の評価を受けるのかも知れないですよね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/03/08 22:26 ---115.120.187
>>埼玉★県民 さん
黒檀→インド
弓の毛→モンゴル
裏板→ルーマニア?
が最上
は、違うように思います。今の時代、検索エンジンで調べればある程度のことがわかると思います。
>100年後には中国材だって今のバルカン材位の評価を受けるのかも知れないですよね。
200年は待ちましょう。また、そのためには、200年後によい評価をうけそうな製作者が中国材を使わなければチャンスはありませんが、現実的にはほぼ可能性ゼロだと思います。
(受け売りですが、中国材は国策による伐採禁止というハンディがあるとも聞いています。)
投稿者:通行人 投稿日時:2009/03/09 22:50 ---53.138.21
>> 現実的にはほぼ可能性ゼロ
ビソロがしっかり買ってます。
>> 50万の東欧製の新作の方が音が荒い
遠くで逆転しません?
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/03/09 23:24 ---115.120.187
通行人さん
>>> 現実的にはほぼ可能性ゼロ
>ビソロがしっかり買ってます。
これは、本人からの情報でしょうか。それとも販売したところの情報でしょうか。
あるいは、ビソロラベルの中国材の楽器を見た/買ったということなのでしょうか。
うわさ以上の情報を私は持ち合わせていません。
投稿者:ヒルネリウス 投稿日時:2009/03/09 23:46 ---15.193.12
>中国材は国策による伐採禁止
うわさでは聞いていましたが本当ですか。ということは中国バイオリンも安いままではなくなりますね。
北イタリアからバルカンへと北上しているということは、温暖化が進むとシベリヤあたりの木材が一番上等になりかもしれませんね。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/03/10 02:09 ---115.120.187
ヒルネリウス さん
Google等の検索エンジンで
中国 伐採禁止
あたりをキーワードに検索すれば、もっと詳細がわかると思います。
>北イタリアからバルカンへと北上している
という意味はよくわかりません。
”表板”は北イタリアのフィエンメ渓谷のスプルース材、”裏板”は昔、戦艦のオールとしての用途でトルコ帝国が悪意を持って送り込んだ見た目はきれいだが折れやすいメイプル材(今のボスニアでとれたもの)が、昔から好んで使われた、というのが通説かと思います。
投稿者:QB 投稿日時:2009/03/10 15:01 ---145.236.139
ビソが買っているのは、私も聞いたことがないです。
ホワイトの状態で仕入れている人は知っていますが、、
でもその場合は「200年後によい評価をうけそうな製作者が中国材を使」っているという条件には当てはまらないので、やはり可能性低いですね。
投稿者:ks 投稿日時:2009/03/10 16:29 ---254.87.39
便乗の質問で申し訳ありません。私も楽器の材料については関心をもっておりましたが裏板に楓材でなく栃の木の楽器というものは価値のないものでしょうか。音はやわらかく非常によいのですが。バイオリンの音は表板の材料によって決定されるとおもいます。イタリアなのかドイツ系なのか弾いてみればすぐわかりますね。やはり表いたはイタリア以外はだめだと思っています。私のもっている日本、中国、ドイツ、イタリア、弾いてみればはっきりわかります。しかし裏板についてはわかりません。ご見解を教授ねがいます。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/03/15 17:34 ---115.120.187
>ks さん
ご質問の”価値”とは何をさすのでしょう。
以下、私見です。
ストラディヴァリウスのヴィオラでポプラ裏板のものがありますが、その楽器は楓でないからといって、軽んじられるわけでも、非常に安くなるわけでもありません。
世間から認められた製作者が意図を持って作った楽器であり、結果として楽器としての性能を十分に備えていれば、決して価値がないなどとは言えません。
また表板ですが、なぜイタリア以外はだめだと思うのでしょうか。
地図を眺めればわかるのですが、個人的には、アルプスの山麓という点では、スロベニア、オーストリア、スイス、イタリア、フランスのアルプス側は、ひとつながりに思えるのですが、イタリア以外はだめである理由が何かあるのでしたら、教えてください。
さらには、楽器が作られた国と表板の材質は、今の時代相関関係はないと思いますが、
>私のもっている日本、中国、ドイツ、イタリア、弾いてみればはっきりわかります
というのは、古い時代のもので、かつ同じモデル&グレードの楽器の比較でしょうか。これも比較条件がわからず、明確に表板が関連している根拠がわかりません。
投稿者:ks 投稿日時:2009/03/15 19:35 ---254.87.134
弦喜 様
ご教示ありがとうございました。実は日本の製作者の1960年製の楽器を持っておりその楽器の裏板が栃の木とわかりバイオリンの裏板は楓いがいだめだとしてきされました。それ以降そのバイオリンはひいておりません。価値とはバイオリンの音がしないのではないかと思っておりました。先ごろテレビでガラス製のバイオリンを聞いた時気持ち悪い音がしてなるほどとおもいました。イタリアの表板にこだわったのはやはり日本人の製作者で日本の松で作った楽器を持っており、不注意で表板を割ってしまい表板のみイタリア材に作り替えてもらいました。その結果、音質がまるで別の楽器になったようでびっくりしました。それから現在持っている楽器を弾き比べてみました。ドイツ1968年製ミッテンバルト、中国2002年製、イタリア1927年製と1916年製、日本1966年製フランス1830年製を比べてみると明らかにイタリアの楽器のほうがバイオリンらしい音がしたと感じました。しかし私はストラッドは弾いたことがないのでバイオリンらしいと言う音がわかっていないのかもしれません。断定しすぎたとおもいます。弦喜様のご教示により栃の木の楽器ももう一度弾いてみたいとおもいます。ご教示ありがとうございました。
Q:購入したチェロについて
投稿者:夏 投稿日時:2009/03/11 02:09 ---2.209.216
楽器について知識不足のまま、サイズと見かけで 購入したチェロについて教えていただきたいのですが。
チェロの紹介文の中の、GOULDING &CO とは、製作者ではないようなのですが、何なのでしょうか。楽器は19世紀初頭のもので、小さいフルサイズで、美しいので思わず購入してしまいました。
よろしくお願いいたします。
投稿者:ストラッド店員その2 投稿日時:2009/03/15 15:06 ---227.148.191
こんにちは。夏様
GOULDING &CO とはロンドンのデーラーになるようです。1785−1812までフランスやサクソニー(ドイツ近郊)
の物を輸出していたようです。イギリスの楽器はわりあいサイズが小さいものがあります。GOULDINGさんご本人も作られていたようです。裏板に会社の刻印が打ってあるそうです。
Q:なんというヴィオラ弦でしょうか
投稿者:カペレ 投稿日時:2009/03/09 06:15 ---3.212.99
下記ホームページのヴィオラに付けてある弦のメーカー名と商品名を知りたいのですが、どなたかご存知ないでしょうか?
写真が小さく、かつ不鮮明なのですが、よろしくお願いします。
http://www.felixschwartz.de/englisch/pages/menue_engl.html
投稿者:yoritomo 投稿日時:2009/03/09 13:01 ---178.85.110
A線:ラーセン(間違いなく) C線:スピロコア(多分)
D,G線:写真からは識別不能
直接、メイルでたずねたら如何でしょうか?
投稿者:Hogan 投稿日時:2009/03/09 13:32 ---7.91.12
下の3本はドミナント(特にDとGは、ほぼ確かです) だと思います。ただし、ドミナントもスピロコアもCのテールピース側は「赤」なので写真では識別できません。DとGにドミナントを使う方は大抵Cもドミナントです。
Q:弓から雑音
投稿者:ほっしー 投稿日時:2009/03/06 21:38 ---132.79.83
はじめまして
自分はヴィオラ弾きなのですが、最近弾いたときに音と一緒にザーというような雑音が出て困っています。(とくにG線とD線)
毛替えは1ヶ月前にしたばかりです。
弦を新しくしてもかわらないので何か弓に問題があると思うのですが、どなたか対外法をご存じないでしょうか?
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2009/03/06 23:27 ---83.53.82
専門家に見てもらうのが一番ですが
最悪の場合
板が割れていることがあると聞いたことがあります。
しかし、おそらくですが
アジャスターが緩んでいる
もしくは、弓を倒しすぎて引いており棹が弦に擦れているではないでしょうか?
話を聞く限り、他にも原因はたくさん考えられるのであまり気になるようでしたら楽器屋へどうぞ。
投稿者:ほっしー 投稿日時:2009/03/07 00:00 ---125.145.63
回答どうもありがとうございます。
A線はほとんどしないので板が割れているというのはないと思うんですが…
弦と毛が擦れる音そのものが出てる感じなんです。。
投稿者:杢男 投稿日時:2009/03/07 18:31 ---25.137.25
弓の張りを弱すぎにしていませんか?
以前、弓を安物から普通のものにかえたとき、
弱く張っても弾きやすいためにそうしていたら、
自分の楽器からは聞いたことがないツーという雑音が出るようになって、
店に持っていく前に落ち着いて考えたら、
木と毛とが擦れあっている音だった、ということがあります。
投稿者:チョロリスト 投稿日時:2009/03/08 13:27 ---51.30.98
所謂Zu音というやつではないでしょうか。
投稿者:ほ?><br><input type= 投稿日時:2009/03/08 20:12 ---125.145.69
張りを変えて試してみましたが効果なしでした。。
Zu音というのは聞いたことがないのですが…
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/03/08 22:04 ---115.120.187
まず、弓が原因か、楽器が原因か、その弓とその楽器の組み合わせが原因かの、切り分けはできているのでしょうか。(弓が原因と思われている理由がわかりません。)
これは、その弓とその楽器の組み合わせだけでなく、
− 別の弓でその楽器を弾く
− その弓で別の楽器を弾く
ことによる、3通りの組みあわせ(別の弓で別の楽器は無意味)で確認できます。
上記確認により、何に問題があるのかはある程度想定できるようになりますが、その後のアクションとしては、結局、弦楽器工房に持ち込んでの更なる原因究明となりますので、手っ取り早いのは、すぐに弦楽器工房に持ち込むことでしょう。
その前に、主に楽器本体側の単純な問題として、アジャスタのネジが緩んでいる、側板と表板/裏板などの接合のニカワの剥がれかけ、パーフリングの接着の剥がれ、ビオラではあまりないけれど高音弦につけられた駒溝保護用ビニールチューブ、テールガットがボディーに触れいる、テールピースと顎当が触れている、などのため、共振によって不必要な振動が発生して雑音が出ることがありますので、最低それらはまず確認すべきかと思います。
Q:Bam High Tech Forme
投稿者:あやか 投稿日時:2009/02/26 02:47 ---1.51.104
ケースの買い替えを検討していて目についたのがBAM のHigh Tech Forme
なのですが、弓を通常と逆方向に入れるようになっているようです。
つまり、ケースをあけた時に、向かって右に弓先が来るようになるのですが、、。
入れにくくないでしょうか?
すみません、些細なことなのかもしれませんが、
毎日使うものなので入れにくいのはいやですし、習慣で慣れるものなのでしょうか、、。
投稿者:コクシネル 投稿日時:2009/02/27 20:15 ---25.173.55
そのケース持っています。 ただ普段は別の角ケースをメインに使っており、これにはサブの楽器を入れていますが。
弓を入れる向きが反対なのは、確かに厄介です。 普段弓先を右に向ける動作というのは、通常ありえないからです。 こういう不都合は、フランス製品にはよくあることと、あきらめていました。
ただひとつ大きなメリットがあります。 以前、角ケースを開けっぱなしの時に、弓を仮に収納したつもりで、ロックしていませんでした。 後でその事をつい忘れて、そのままケースのフタを閉めてしまい、当然弓がフロッグ部分から落下。 楽器の表板に傷をつけてしまったことがあります。
このケースでは、そういう不注意による事故は起こりません。 また弓先を右に向けて収納するには両手が必要になり、結果的に弓の扱いが丁寧になる気がします。 要は慣れの問題だと思います。
投稿者:あやか 投稿日時:2009/02/28 21:34 ---1.51.172
貴重な情報をありがとうございました。
やはり、右向きに弓を収納するには、
両手が必要なんだろうなー、と想像はしていました。
BAMがこういうふうなケースなを作ったからには、何らかの理由があるのでしょうが、
(確かに楽器への弓落下事故は、防げそうですね。私のまわりにもやってしまった人が何人かいます。)
しかしやっぱり、不便そうです。
GEWAのJ****Rという、それはそれは重いケースを使っているので、high tech formeの軽さと安全性というキャッチフレーズにすごく惹かれたのですが、、、。
もう少し考えてみます。
ありがとうございました。
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2009/03/01 20:01 ---60.131.117
私は気になったことはありませんよ。
投稿者:ありさ 投稿日時:2009/03/02 13:18 ---10.64.9
便乗で、すみません。
私も、そのケースなのですが・・・
普通の三角ケースと逆に背負うそうですが、ひょい、と、持ち上げた時、ボディの方が下になり、そのまま、重力に逆らわずに背負うと、普通の三角ケースと同じ背負い方の方が安定するような気がします。
皆さん、いかがですか?
投稿者:あやか 投稿日時:2009/03/03 08:19 ---45.161.109
のんちゃんさん、そう言われると慣れるものなのかな、、、という気になってきます。
ありささん、逆に背負うとは知りませんでした、、、なんで逆なのでしょう。
すみません、お持ちの方、ご存知の方、使い心地を教えてください、、、。
投稿者:koj 投稿日時:2009/03/03 23:52 ---36.204.228
ここ3年ほどHigh Tech Formeをメインケースとして使っています。
で、私の使用感ですが
・弓の収納する向きの件・・・個人的にはまったく気になりません。
・ケースを担ぐ向き・・・普通の三角ケースと同じですよ。
某楽器店サイトの写真をごらんになったのでは?
あの写真はなぜあんなもちかたなんでしょうね。
難点としては、
・楽譜や小物の収納スペースがないこと。
・ストラップの金具がケースに当たってカチャカチャと
ちょっとうるさい。
・ケースがああいった材質なのでしばし放置すると
ほこりが目立つ。(笑)
でもやっぱ見た目重視の方にはそれなりの優越感がもてる
かっこいいケースなんだと思いますよ。
私個人は大変気に入ってます。
参考になりますでしょうか?
投稿者:こよこよ 投稿日時:2009/03/04 07:31 ---163.204.59
ケース買い替えのときに数種類を比較検討しましたが、弓収納の向きは気になりませんでした。
結局私は別のケースに決めたんですが、知り合いに使用者がいるので聞いてみたところ、その点では特に不都合は感じないそうです。
(持ち手等の構造上、電車での縦持ちに向かない。といった弱点はあるようです)
> あの写真はなぜあんなもちかたなんでしょうね。
さかさまに背負ってる様子を町で見かけて、とても不思議に思ったんですがそんな情報源があったとは…。
まあ、ご自身が使いやすいように使えば良いと思います。
小さな点で気になる事はありますが、総合的に見て良いケースだと思います。
ケース選びの参考にしてくださいね。
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2009/03/04 15:57 ---223.144.130
そういえば、ひとつだけ不満がありました。
買ったのが数年前なので今は変わっているかもしれませんが、楽器にかけるブランケットがないのです。そのままだと、弓がプロペラの占め忘れで落ちて楽器が傷ついたり、松脂がついたりすると嫌なので、私は楽器をシルクの袋に入れた上でケースに入れています。
投稿者:あやか 投稿日時:2009/03/04 22:11 ---45.164.83
kojさん、こよこよさん、のんちゃんさん、
ていねいな説明と、貴重な情報をありがとうございました。
今メインで使っているケースを買った時にも、
このような場所でアドバイスをいただけばよかったのにと思っています。
そのケースは、大きさもコンパクトで、安全性も高く、とてもいいケースなのですが、
お店で買う前にちょっと持っただけでは、
”楽器と他の荷物を持って歩いたり、電車や飛行機に乗ったりする”
ということの想像ができていませんでした。
それだけに、ご存知の方や使っていらっしゃる方の情報は重要だと思いました。
参考にさせていただきます。
ありがとうございました。
Q:製作者NICOLA DE BONISについて
投稿者:ヒルネリウス 投稿日時:2009/03/03 22:32 ---15.193.12
イタリアのニコラ・デ・ボニスNICOLA DE BONISという無名の製作者のバイオリンを所有しております。硬質ながらも艶と余韻のある倍音を大量に含んだ音でDGはナジバリウスの上級器をも凌ぐ秀逸器であることがわかり、大事にしています。1959年と書かれておりますが、このバイオリンが作者が何歳の時のもので作者はいつ亡くなられたかをどなたかご存知でしたら、お知らせ願えないでしょうか?お願いいたします。1945年と1941年の作品を外国のオークションで見かけたことがあるのでおそらく後期の作品ではないかと考えております。
Q:表板のニス
投稿者:こと 投稿日時:2009/03/02 23:03 ---218.13.197
1年前に10万円台で購入したViolinです。ぶつけた覚えもないのに、表板にキズのようなものがだんだん多くなり、今では細かく無数にある状態です(裏板にはありません)。毎日弾いていますが、楽器を拭く布は柔らかいものを使っていますし、特に乱暴に拭いているとも思えません。どうしてこのような状態になってしまったのか、どうすれば補修できるのか教えてください。楽器はドイツのメーカーの低価格帯(中国製造)のものです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/03/03 08:31 ---124.76.200
”表板に”を、”私のお肌に”に置き換えてみれば、どのようなアクションを普通とるべきなのか、また上記のような短い言葉での説明による質問に答えることに無理があることが理解いただけるかと思います。
「患部を専門家に見てもらい、その検査&診断結果をもとに、治療方法を専門家とともに決定する」こと、これが真っ先に行うことであり、当たり前の対応だと思います。
また、購入物の場合、不良品に対しては、お店/売り手にクレームし、某かの対応をしてもらうことも、一般的な対応かと思います。
投稿者:ぺん 投稿日時:2009/03/03 09:56 ---71.1.146
聞きかじりの話なので、あくまでご参考で。
弾いている過程で木に振動がおきることは容易に想像できると思いますが、その振動によりニスが波形につられて寄る箇所と寄せられる箇所ができます。
そのため細かいニス割れがおき、それが細かい傷のように見えるそうです。ちなみに私もバイオリンですが、あごあて部分の横板と裏板に細かい傷のようなニス割れがありますが、楽器としても演奏上もまったく問題はありません。
ニス割れが目立つ箇所は楽器によって個体差があり、表板に多く出る楽器も多々あるそうです。また、ニス塗りが厚い楽器に多い傾向があります。
割れ目はだいたい1〜2ミリ間隔で、深さも例えば生活しててテーブルに自然とついてしまうような浅いものです。
結論として、そのような場合ならば楽器は不良品ではないということです。
ただ、不安が残るようなば弦喜さんの言うとおり、お店や専門店でご相談されることをお勧めします。
投稿者:たくちゃん 投稿日時:2009/03/03 11:40 ---130.81.128
私見ですが、
1年で細かなききずが入るのは少し早すぎるように思いますが、固く早く乾くニスの場合、このような現象が生じているように思います。まだ1年くらいですと、裏板はしっかり振動していないかもしれません。表板に比べ、振動の幅が小さいためきず(ひび)が入っていないように思います。
このような場合研磨剤(トリポリ等)で磨けば、多分ひびの深さは浅いので、無くなる可能性が高いです。ただし、しばらくするとまたひびが入ると思います。
見た目は悪くても、そのひび割れで板が振動し易くなって、音量・音質に効果的になっているかもしれません。
私としましては、そのままで良いのではないかと思います。ただ、5年・10年・20年使用し続けている間に、小さく剥がれることがあると思います。そのような状態になっても、部分的なリタッチ程度の補修で十分かと思います。
いづれにしても専門家に見ていただいた方がいいと思いますが、専門家も色々ですので、「ニスを塗り替えましょう」とか「全面にカバーニスをしましょう」というようなことをおっしゃられる場合があるかもしれません。多分ないと思うのですが、その時は勇気を持って拒否されるのが賢明に思います。修理費は高いですし、楽器によくありません。
投稿者:rio 投稿日時:2009/03/03 19:07 ---7.0.168
傷が表板 全体にわたっているならば 前述の皆様のコメントのとおりと思います。
もし、表板の特定の場所に傷が集中しているならば、ケース内で弓やケースのふた側の何かの出っ張りが、表板に干渉して傷がつくということも考えられると思います。
的外れなコメントでしたら すみません。
Q:弓について
投稿者:チェロ4年目 投稿日時:2009/02/27 08:02 ---15.200.174
皆様、久しぶりに質問をさせてください。
最近、スイスの工房製(メーカはお察しください、マイスター・メードではない、工房製の一番上のクラスのもの)の弓を購入しました。吸い付き重視で購入したつもりが、購入後弾き込んでいる際に早い移弦の出だしで弓が細かく跳ねる現象があることに気づきました。(試奏の段階で気づくべきと、お叱りをうける覚悟でお尋ねしております)。このような弓は駄目弓であり、早々にあきらめたほうが良いのでしょうか。あきらめきれないのは、毛をすこしだけ強めに張り、ボウイングに細心の注意を払うと、この現象は抑えられますが、ちょっと気を抜いてボウイングすると、移弦の出だしで、小さくブルルと気になる振動をします。
なんとも、あきらめきれないのは、この弓は初心者にしては、そんなに安くはなかったことと、キマるととてもよい発音をしてくれる事です。セカンドでもっているドライカーボンの弓ですと、かなり乱暴に引いてもこの現象はでないので、とても不安な気持ちで日々練習しております。どなたか、対処法についてご助言をお願いいたします。
チェロは4年目に入りましたが、まだウエルナー40ページ程度、スズキですとNo3途中程度と上達は遅く、安定したボウイングはまだできていないと自己評価しています。よろしくご指導ください。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2009/02/27 11:22 ---156.112.63
>スイスの工房製・・・多分、Fかと?
このメーカー、一見仕上げも見た目も良く、スイスというお国柄(腕時計やオルゴールといった精密機器産業などから手先が器用で高級・繊細というイメージあり?)に何となく惹かれるけれど、こと、楽器(弓)に関してはそれほどでもないな、というのが正直私の感想。これは以前、専門店で同メーカー品を価格別に数種類弾き比べた結果。
(私の場合、Vnですが、まあ、一事が万事ですのでね)
チェロは4年目〜安定したボウイングはまだできていない とのこと。でも、そのくらいのキャリアがあれば概ね良い弓・悪い弓というのは弾いた瞬間に分かるもの。(長い時間ダラダラと弾かずとも第一印象でほぼ分かるしね。長く引き続けると今度は腕の方が程々に妥協して弓に合わせてしまうから正しい評価が出来にくくなる)
良い弓というのは文句なしにとても弾きやすく、よく言う吸い付きや、何といっても弓の方で勝手に?良い音に導いてくれるんですね。勿論、発音もレスポンスも良い。しなやかで繊細かつ強靭。様々な各奏法がピタリと決まり、まさに魔法の杖!
一方、悪い弓は弓自体に最初から能力がないために奏者に無駄な力・労力を負担させ、いつまでたっても労多くて功少なし。つまり、性能や表現の限界点が低い為に奏者の腕の向上を阻むんですね。さっさと見切りをつけましょう。
あと、セカンド弓のドライカーボン弓。
以前のスレでこのあたり話題になったけれど、木とカーボンでは根本的に素材が違うため同様(同じ目線)の観点での評価や考えはあえて避けた方がいいかと。
ということで、結論は・・・とは言ってもすでに買ってしまったんでしょう?安い買い物ではないし、当面は必要以上に力(りき)んだり、無駄な力を入れたりしないでセーブしながら弾き続ける事だよ。性能の悪い弓に無理やり必要以上に入れ込んでもすでに限界は見えてるしね。
>早い移弦の出だしで弓が細かく跳ねる現象・・・まず、弓を性能云々よりも移弦の角度がきちんと出来てる?早いからといって焦ってブレてない? とにかくまずは開放弦でゆっくりと確実に練習。移弦って実はとても難しい。左手の指で弦を押さえる場合も右手の角度と弓のスピードはきちんと保つ。得てして右手が左手に追従しがちだけど、反対に右手に左手を合わせるようにすると意外と良いよ。
投稿者:チェロ 投稿日時:2009/02/27 12:57 ---15.200.174
ゴマゾウ様
レス&ご指導、本当にありがとうございます。
弓に関しては、普通に使用するには問題ないので、仰せのとおり無駄に力をいれずに使用するよう努めます。さらに、最後にご指導いただきました、ボウイング時のブレについて、本日レッスンなので、お師匠様にチェックをしてもらいます。
>開放弦でゆっくりと確実に練習。
大切ですよね。私は39歳でチェロを始めた会社員ですが、少しでもよいから、まいにちの練習が大切であることを痛感しています。
投稿者:ヒルネリウス 投稿日時:2009/03/01 20:27 ---15.193.12
>キマるととてもよい発音をしてくれる事です。
あくまで推測ですが、その弓は細かく意図的に跳ねさせるような奏法をするのにはいい弓なのではとも思えますが、いかがでしょうか?軽妙な奏法ができることに主眼を置いた弓かもしれませんよ。
バイオリンしかわかりませんが、バイオリンの場合、初学者はヘッドの重い乗っけてるだけでも自重で音が出るような弓を用いますが、人差し指での制動が効かせられるようになるとトルテ型のような弓を先生から奨められ、買い換えた記憶があります。その結果弓を跳ねさせた3連音符などが容易にできるようになっていったような気がします。技術の高い先生にその弓で弾いて貰って率直な感想を聞いてみたらいかがでしょうか?
投稿者:チェロ4年目 投稿日時:2009/03/02 17:44 ---15.200.174
ヒルネリウス様
>初学者はヘッドの重い乗っけてるだけでも自重で音が出るような弓を用いますが
ビンゴです! まさに私はこのような弓が好みで、つい先日までは、そのような特性を持った弓が弾きやすいと感じていました。
ですが、新しいほうの弓でゴマゾウさん仰せのように、ボウイングに気をつけて丁寧にやってみましたところ、ヒルネリウス様仰せのごとく、人差し指での制動のかけかたで強弱が非常に出しやすいことに気づきました。 もしかすると、今私に必要な弓こういう弓なのかもしれません。。
ためになるコメントをありがとうございました。
本日もレッスンでして、励んで参ります。
早く皆様のように上手くなりたい。。。
Q:ヴァイオリンの修理について
投稿者:クーピー 投稿日時:2009/02/25 23:41 ---21.173.216
ヴァイオリンの質問です。ペグをまわしていたら、ネックの一番上の弦を受ける溝の加工が悪いのか、溝部分で弦の巻き腺がすぐにボロボロになってしまいます。このようになってしまった場合、修理はどのようにするのでしょうか?たとえば指板を取り替えたりしないといけないのでしょうか?また、指板をを取り替える費用はいくら位かかるのでしょうか?宜しくお願いいたします。
投稿者:ガスパロ・ダサ郎 投稿日時:2009/02/26 01:28 ---184.68.47
ネックの一番上の弦を受ける溝ということですので、たぶんナット(後駒や上駒とも呼ばれると思います)の事だと思うのですが、指板とは分離できる部分ですので修理はナットの交換や修正で済むと思います。
ストラッド様H.Pですと交換で7500円〜となっているようです。
ただ私の経験では購入店で相談してナット(上駒)やブリッジ(下駒)の調整は無料でやってもらった事があるので一度、弦高の調整と合わせて購入店に相談してみられてはいかがでしょうか。
必要ないかもしれませんが指板交換はストラッド様では25000円〜のようです。
投稿者:クーピー 投稿日時:2009/02/26 22:10 ---21.173.216
ガスパロ・ダサ郎様
早速、教えていただきありがとうございます。
ナットというのですね。費用もすごく必要かと心配していたのですが、少し安心しました。ともかく楽器屋さんに行ってみます。
どうもありがとうございました!
Q:弦の材質と音色の違い
投稿者:チェロ4年目 投稿日時:2009/03/15 10:19 ---42.124.82
先日は弓のアドバイスありがとうございました。
このたび弦を張り替えるのですが、お師匠様のおすすめで、A,Dをラーセンのソリストに変えます。
G,Dは今も使用しているスピロコアで行こうと思うのですが、同じスピロコアで”タングステン巻き”という高価な弦があり、円高差益もありなんとか、がんばれば買えなくはない価格です。
この、タングステン巻きとやらは、私のような初〜中級者には豚に真珠でしょうか。。。そのお店では試奏用に張ってある楽器がなく試せず、まわりに使ったことのある人がいません。
この弦のキャラクタをお教えいただけませんでしょうか。
低レベルのしつもんですいません。
投稿者:チェロ8年目 投稿日時:2009/03/16 00:32 ---6.56.83
弦自体が少し細いので、発音させやすく音も柔らかくなる気がします。が、音量は少し落ちる気が・・・。
でもADがラーセンのソリストならバランス的には悪くはないと思います。
楽器との相性もあるので、一度は試してみるのも良いかと♪