弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:カーボン弓の吸い付き
投稿者:あいうえお 投稿日時:2009/04/30 00:02 ---178.230.170
コストパフォーマンスの観点からカーボン弓の購入を検討しています。カーボン弓の操作性に関しては、良い評価を目にしますが、吸い付きという面ではどうでしょうか?
できましたら、メーカーとグレードと吸い付きに関する感想を教えていただければと思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/30 19:33 ---115.122.228
以下、私見です。
カーボンを、木に置き換えると、どのような答えになるか想像してみましょう。
カーボン弓でも、今やメーカーだけでも何十もあり、それぞれ何種類かのグレードの商品を備えており、価格も数千円から100万円を超えるようなものがあり、さらには同じメーカーの同じグレードの品でも当たりはずれ(/ばらつき)があることを考えると、かなり無理のある質問に感じます。
なお、これがアンケート調査であれば、かなりのサンプル数が必要となります。
”吸い付き”という言葉も微妙で、初心者が感じる吸い付きの良さと、上級者が感じる吸い付きの良さは違いますし、当然一人一人吸い付きに対するイメージは異なります。
結局は、”ご自分で、実際に候補のものをできるだけたくさん弾いてみて、吸い付き含め満足できるものがあれば、それを購入する”以外には、納得できる答えは見つからないように思います。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2009/04/30 23:40 ---178.230.170
弦喜様のおっしゃることは、ある意味もっともだとは思います。
しかし、「吸い付き」の感じ方の違いもあれば、「操作性」の感じ方の違いもあると思います。操作性に関しては、初心者と上級者であればなおのことだと思います。「操作性」云々について語るのがOKなのに、「吸い付き」の良さについて語るのはNGというのは、よく分かりません。
この掲示板などで、カーボン弓の操作性に関する口コミはいくつも見かけ、「カーボン弓=操作性が良い」という一般論が成立しつつあると感じたのですが、吸い付きに関するコメントは一つも見かけないので、数例でも聞いてみたかった次第です。「カーボンの吸い付きいいよ!」というコメントが多いようであれば、購入に向けて動き出す原動力になるかなと思いました。
ちなみに、自分の弓は、「弾きやすい」と先生もアマの友達も口を揃えて言ってくれますが、吸い付きは感じません。現状、不満はないのですが、より快適に弾けたらなーという漠然とした気持ちなので、「自分で弾いてみれば?」というところを、「まず、皆さんの感想を聞いてから」というステップを踏んだ次第です。
「どのメーカーでも」ということで間口を広くすれば、感想を多く聞けるかと思ったのですが、逆に答えにくいというのであれば、ARCUSの使用経験のある方がいらっしゃいましたらお願いします。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2009/05/01 08:46 ---156.114.214
以前にもカーボン弓の質問があってレスしたのだけれど、結論から言うとあまり奨めないね。
私が弾いたのはCARBONDIX(ドイツ製)でモニター用にかなり長い時間借りることが出来たのだけれど、ものの小一時間位で飽きた!
何というか操作性や吸い付き云々以前の問題だった。
(具体的にはレガートの無色感とそれこそ吸い付きの悪さ、アルペジョやスタッカート、スピッカートの操作性の悪さ等々・・・)
バランスや重量、各個体のバラツキの少なさ等は工業製品として確かにある程度の水準はいっているが要は画一的。ただそれだけという印象。面白味が全く無いんだ。無機的で音色や味を感じない。
例えば、吸い付きはカーボンの含有量や密度を変えることにより調節出来るだろうし、それは各メーカーが研究・開発し試作・試奏段階ですでに最適になるように調整している筈。
木の弓の操作性・吸い付きとカーボン弓のそれらははなから次元の違うものだと思うしね。こういった弓の類は最初からそういったことを念頭において弾くなり所有するなりするものだと思う。
ところで質問者さんは本当に素晴らしい弓(勿論、ヘルナンブーコの木の弓)を使った経験があるのかなぁ?(仮に試奏でも)
それは楽器本来の音を引き出すし、所謂、操作性や吸い付き・音色などを含め演奏者の微妙な表現や意思までも驚くほど的確に自由自在に出すことが出来る。まさに魔法の杖!
弓もヴァイオリン本体と同等の楽器であり、そこには製作者の生涯をかけた魂が込められており、工業製品などが容易に辿り着けないものが確かに存在する・・・と思っていいのではないのかなぁ?
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/05/01 09:24 ---115.122.228
あいうえおさんの
>コストパフォーマンスの観点からカーボン弓の購入を検討しています。
という発言と、限定の選択肢にARCUSを選ばれたことから、50万円以上の木製弓と、上級カーボン弓での比較が目的という風に見えますが、その理解でよいですか。
以下、それにはまったくミートしていませんが、1サンプルとして、経験に基づく感想を書きます。
私が持っているのは、安く買って2万円くらいの中国製の銀黒檀カーボン弓(ヴァイオリン用とヴィオラ用)、とヴィオラ用のフランス製Carbowです。
その中国弓の方は、同じ工場からいろいろなメーカにOEMされ、それぞれのブランド名で売られているものでしょうから、一般には3〜5万円くらいの値段がついている商品です。グロッサーの同じくらいの価格帯のものも持っていたことはあります。
それらは、柔らかくしなやかな弓と対極の、固く強い弓という印象であり、私の中での”吸い付き”というのは、しなやかさや、強さの中に共存する柔らかさと弾力が生むものですので、”吸い付き”という点ではいい点は付けられません。
安い木製の弓は、重量60g近辺を狙うと、材料がよくない分太くなり、どちらかと言えば強さが不足するとともに、バランスの面でボケた感じになるのが欠点だと思いますが、それらと比べると、細くても重量があり、重量バランスもある程度コントロールできるカーボン弓は、安価なものでも、強さとバランスの点においてメリットがあると思います。(質問の内容から、音質の話はここでは行いません。)
ARCUSは残念ながら弾いたことがありませんが、重量が50g近辺であることを考えるとバロック弓の重量に近く、また材質も大きくことなることから、他のカーボン弓とはまったく別物として切り離して考えた方がよいと思います。
投稿者:rio 投稿日時:2009/05/01 12:37 ---7.3.108
棹の腰の強さ、バランス(重量配分のことです)の良さの面では、こすとカーボン弓はとても優秀なものが多いと思います。また、音色も「なかなかよいぞ」というものもあります。
ただ、「吸いつき」という性能は、弦喜さんのコメントにもありますとおり、感覚的な部分が大きく判断が難しいと思います。お店の人から「吸いつきがいい弓ですよ」といわれるを使ってみると、私にはどうしても「ややへたり気味の弓」と思わざるを得ないものもあるからです。「吸いつく」=「しなやか」≒「軟らかい」≒「腰が抜けている」というイメージになることもあります。
私自身は、「すいつきがいい」とは、(1)移弦のしやすさ (2)弓毛が弦の上に乗っている状態の安定感 として意識しています。
毎年11月初旬に東京の科学技術館で開催される弦楽器フェアーで試奏できるメーカーのカーボン弓は全て試してみましたが、自分の所有する木製の弓に比べ、演奏中の弓から右手指に届く情報(右手で弓を弾いている感触)に不自然さを感じ、木製の弓ほど、弓毛が弦の上に乗っている状態の安定感を得られることができません。それゆえ、現在まで購入にいたりません。(昨年は木製の弓を新たに購入しました。)
他方、私よりVnを弾くのが上手な息子は、Coda社のクラシックという弓を一時期使っており「何も違和感を感じない」と言っておりました。
結局一昔前の テニスラケットが木製からグラスファイバー&カーボンに移行する状況に似ています。実際に使ってみてカーボン弓に馴染む人、馴染まない人それだけの違いだとおもいます。
私自身の経験からは、カーボン弓も個体差がありますが、木の弓ほどではありません。各メーカーの最上級モデルを使ってみて、納得できる「すいつき」の弓があれば、該当メーカーの下のグレードの弓も徐々に試してみて、どの程度まで価格(グレード)を下げても納得できるのか確認するのが手っ取り早いと思います。
投稿者:てつ 投稿日時:2009/05/01 15:39 ---218.159.173
とても単純に言えば、弓はできるだけ細く、しかし強いものを作るのが理想、ということになりそうです。
換言すれば、裏板の最も厚い部分を鳴らしきるだけの強さと機動性の両方を持ちえたものが、楽器との相性の良いもの、ということになるんでしょうか?
私が個人的に感じるのは、そこのバランスが、カーボンと言う素材を使った環境では、まだ本当には確立されていないということです。移行期になるのか廃れていくのかはわかりません。そこらが多くの方がおっしゃる音色に魅力がなさとも関係もあるでしょう。
ARCUSは、ソリストなども使われていると言いますが、私の聞いた話では、随分重量の軽い弓だということです。古くて厚みを削っても強さが保たれた楽器なら良いのでしょうか?ピアニッシモからフォルティッシモまで表現できることが道具選びの前提だということを念頭に考えてみてくださいね。実際どういう楽器をどういう環境で弾かれるのかわかりませんが、普通に考えて魔法の杖は存在しないだろうなあ、などといつも思っています。
人それぞれの感じ方で正解はないと思いますが。。。
投稿者:セイジ 投稿日時:2009/05/01 17:35 ---151.3.246
質問者はコストパフォーマンスの観点からカーボン弓の購入を検討されているので、数百万円クラスの木製弓のパフォーマンスを比較例に出しても、この場合は意味がありません。また、特定のメーカーの弓の性能に不満を抱いたからといって、カーボン弓全部を否定的に決め付けるのも不適切です。同じことは木の弓についても言えますので。
吸い付きがいい弓というのは、タッチが柔らかめということでしょうか。同じメーカーのカーボン弓でも、腰が硬めでパリッとした音を出すように設計された弓もあれば、しなやかな弾き心地を優先させたものもあります。
私が使っているCODA社のカーボン弓では、一番廉価なアスパイア(実売価格3万円台)は後者の例、最上級のダイヤモンドGX(11万ぐらい)は前者の例です。裏板を鳴らしきる強さが欲しければダイヤモンドGX、吸い付きのよさならアスパイアというチョイスでしょうか。いずれも音色は木の弓とは別ものですが、練習用と割り切れば十分使える性能だと思います。
投稿者:あいうえお 投稿日時:2009/05/01 22:09 ---178.230.170
みなさん、ご意見ありがとうございました。
レスを拝見していると、最初に弦喜さんがおっしゃったことの
意味が分かったような気がしました。
先日、先生の弓(学生時代に使っていたという過去の弓)で
弾いてみる機会がありまして、ほんのちょっとでしたが、弓の
方から弦にピッタリ吸い付く感覚がなんとも心地よかったのです。
毛の束の凹凸が感じられず、紙のような平面がぴったり弦に
くっついているような感覚です。その弓のランクは不明です。
恐らく良いものだと思います。次に弓を買うとしたら、カーボン
を考えていたので、その感覚をカーボンで実現する可能性が
あるのか知りたかったのです。
皆さんのレスを拝見していると、現在の私の弓は、強い弓ゆえに
吸い付きがないのかなと思いました。でも、吸い付きばかりに
こだわっているとrioさんのおっしゃる「へたり」ともなりかね
ないということも学習しましたので、弓選びは、本当に難しい
のですねぇ。
てつさんがおっしゃることが、究極の弓ということですね。
しかし、確かにセイジさんご指摘の通り、私は一介のアマチュア
ですので、何を優先させたいかということを明確にして選んで
みたいと思います。
今回の件、「吸い付き」に関しては、木製弓に共通する部分も
あり、知らなかった情報を多々頂け、大変助かりました。
Q:弦のテンションについて
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2009/04/26 11:53 ---6.46.186
弦のテンションが変わるとどのような変化が一般的に起こるのですか?弦を選ぶ上で弦のテンションが3段階あるいはそれ以上に分けられていて、どれを選べば良いか迷ってしまいます。
テンションを高くあるいは低くすれば一般的に音がどういった変化をもたらすのでしょうか?
メリット、デメリットも教えていただけると助かります。
投稿者:ライムライト 投稿日時:2009/04/29 05:02 ---60.77.133
レスがつかないようなので書きます。
試しに自分の楽器でチューニングを少しあげて(その逆も)みてください(弦が切れない範囲でやってくださいね)
446ぐらいのピッチまでは問題なく上げれるとおもいますが、音量が大きくなった。とかそういう風に感じないと思います。
(ただピッチが高くなるので音が今まで通るように聴こえると思います。)
弦の太さは音色には影響与えますが、音量などには「さほど」影響はあたえません。それは楽器のポテンシャルの問題です。
デメリットとしては、テンションが高くなると弦を押さえる力は今までよりも必要になります。ハイポデションになってくるとそれがしんどく感じるくらいでしょうか。
楽器には悪いとかそういう意見も出てくるかと思いますが、歴史上460のピッチの街もあったくらいですからそれに耐えられるようにバイオリンは丈夫にできてます。(ただ弦の素材などの条件を考慮しないでの話ですが)
ともあれ、まずは楽器と弦の相性、それに自身の好みがあると思うので「試して、気に入った物を使う」としか言いようがないですね。
悪しからず。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/29 11:00 ---115.122.228
弦の科学 ヴァイオリンあたりをキーワードにGoogle検索すると、擦弦楽器の発音をシンプルにモデル化したページが見つかります。
またよく引用されますが、下記でも弦の振動の伝わり方がモデル化されています。
ttp://www.sasakivn.com/werkstatt/report/stegbebe.htm
これらは、ご自分で考えられる時のヒントになると思います。
以下私見です(感想レベルのものです)。
弦で同じシリーズで3種類ある場合は、まずは弦の太さが違う、ということかと思います。結果的に、太い弦で高い音を出そうとすると強い力で張らないといけないので、結果としてテンション(張力)が高くなるということでしょう。
同じピッチに調弦した場合、細い弦での張りの弱い状態と、太い弦の張りの強い状態を比較すると、弦自身の重量も、張りの強さも違うので、それを弓で擦って演奏した時にさまざまな違いが発生します。
下記について、ヴァイオリンに関わらずさまざまな経験からある程度イメージできると思いますので、考えてみてください。
− 弓の動き(圧力、スピード、幅など)に対する反応性
− 弦を振動開始させるのに必要な力
− 弦を連続的に駆動させるために必要な力
− 大きな力を与えたときと、小さな力を与えた時の音量差
− 弦←→駒←→表板←→魂柱←→裏板 全部を一つのエネルギー変換システムと考え、表板や裏板を強制駆動させ、また共振/打ち消しを押さえ込む時の、弦の振動と弓の毛の動きの影響度
− 基音の出方と倍音の出方
など。
物理モデルで議論されている書き込みは以前何度か見ていますが、物理、数学の知識がないものにとってはよくわからないので、まずは、経験からの推定と、極端な状況を作っての実証(例えばG線にA線を張ってどうなるか見る、など)で、感覚的に違いはわかると思います。
投稿者:あまてぃ 投稿日時:2009/04/30 00:22 ---6.46.186
>ライムライト様
ありがとうございます!
太さが音色に影響を与えるわけですね?
だから結局好みや相性になり、試すしかないわけですか…
ちなみに細くあるいは太くするとどうなりましたか?
>弦喜
ありがとうございます!
早速調べてみます。
Q:バイオリン ニスの欠けの修理について
投稿者:えりママ 投稿日時:2009/04/14 11:49 ---6.77.174
8歳の子供がバイオリンを習って、4年になります。
先日、練習の後、本人が片付けているときに、弓が行き来する、
バイオリン本体のCの形になっている所のニスが、少し欠けているのを発見しました。
練習中に、誤って弓で削ってしまったと思われます。大きさは、5ミリ程度です。
バイオリンにこのような傷をつけてしまうのは、4年間で初めてのことで大変驚きました。
しかし先生に伺ったところ、たいしたことはないので、時間があるときに、
バイオリンを購入したお店に持って行って、直してもらえば良いのことで、
ほっとしました。
ここで質問ですが、
1.このような修理は、お店の方の腕によって大きな差が出るものでしょうか?それとも、どのお店に持っていってもたいした違いは無いのでしょうか?
2.この1/2の楽器は、3/4になるときに、購入したお店に下取りしていただくつもりでいますが、その場合、多少遠くても、購入したお店に修理持っていった方が、お店の方も納得のいく修理をなされて、嬉しいものなのでしょうか?
購入した弦楽器専門店は車で片道1時間ほどが、それ以外にも自宅近くに2点ほど専門店があるので、そちらでも問題なければ、そのほうが時間的に楽なのですが。
3.事情があって、来週まで修理に出せませんが、放っておいて、傷が広がると言うようなことはありませんでしょうか?応急処置のようなことをしたほうが良いのか、その場合は、(素人が)どんなことができるのか教えてください。
なにぶん、素人なので、わかりかねて質問しています。
アドバイス、よろしくお願いいたします。
投稿者:えりママ 投稿日時:2009/04/14 14:10 ---6.77.174
慌てて投稿して、誤字がありました。失礼いたしました。
(誤)購入した弦楽器専門店は車で片道1時間ほどが、それ以外にも自宅近くに2点ほど専門店があるので、そちらでも問題なければ、そのほうが時間的に楽なのですが。
(正 & 追加)購入した弦楽器専門店は車で片道1時間ほどですが、それ以外にも自宅近くに2店ほど弦楽器専門店があります(車で15分以内)。そちらに持って行っても問題無ければ、そのほうが時間的に楽なのですが。この2店では、以前、分数サイズ(1/16と1/8サイズ)をそれぞれレンタルしたことがあります。
我が家のバイオリンはお安いものですが、バイオリン職人さんは心をこめて調整して下さったものかと思い、他店へ持っていくのは失礼なのかどうか、気になりました。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2009/04/14 22:15 ---132.154.248
8歳にして、4年間に傷ひとつというほうが驚きです。
うちなんか傷だらけですがずっと放ってあります。
投稿者:すもーるとーく 投稿日時:2009/04/14 22:43 ---210.35.59
七歳にして二年目の娘の楽器も傷だらけです。いろいろなところにニスの剥げたようなあとがありますし、特に弓の行きかう部分は仕方ないのではないでしょうか。
下取りしてもらうとすれば、その後に必要なメンテナンスを業者の方でしてくれる筈です。今の楽器の音に支障がなければ、そのままお使いいただいて構わないと思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/14 22:54 ---115.122.207
楽器店は、主治医も兼ねますので、行けるのであれば購入店に持ち込む方がよいと思います。上記書き込みから見て購入店に気兼ねがあるようですし、今後のことも考えるとそれがよいのではないですか。
1.ニスの痛みの度合いも、その楽器のグレードもわかりませんので、何とも言えませんが、もちろん職人さんによって上手下手、得意不得意はあります。ニスの色合わせを徹底的に行いほとんどわからなくすることも可能でしょうが、手間をかけるほど修理費用は高くなります。一方量産品の安価な楽器に対し、楽器の木部の保護のためにニスをレタッチする程度であれば、購入店であれば無料でやってくれる可能性もあります。
2.お店の方針でしょうから、わかりません。下取りをどのように考えるかもお店次第です。
3.応急処置はすべきではありません。できるだけそのままの状態で持ち込むのがよいでしょう。(木部に不要なものを付着させないことです。)
ぶらっちぇさんが書かれている通り、普通C字の部分はこすって痛むものです。5ミリのニスの剥がれ程度は特に大げさに扱わなくてよいと思います。
投稿者:えりママ 投稿日時:2009/04/15 14:32 ---6.104.25
皆様、アドバイスありがとうございます。
今まで、C字の部分にたまに松脂が付くことはあっても、傷が付くことは無かったので、傷を見たときは(子供より)私の方がショックでしたが、よくあることなのですね。初めてのことで、ちょっと神経質になっていたようです。
このバイオリンは(我が家にとっては高価ですが)高価なものではないです。私達の愛情、愛着はありますが、そんなに手間暇かけて修理をするような楽器ではないし、お店の方も採算が合わないと思われることでしょう。バイオリンの先生は、この傷自体は音に関係無いとおっしゃっていました。なので私としては、(弱くなっているであろう)はがれた部分に、さらに弓が当たって広がってしまうことを防げれば、と思っています。それが多分、弦喜様のおっしゃるニスのレタッチということですよね?
「楽器店は主治医を兼ねる」、確かにそうですね。来週、時間ができたときに、購入店へ持って行こうと思います。ありがとうございました。
さらに質問ですが、「C字の部分はこすって傷むもの」とのことですが、これはまだバイオリンの演奏(奏法?)を学んでいる途上の子供だからということですか?それともフルサイズのバイオリンになってからも、よくあること(しょうがないこと)なのでしょうか?自分が弦楽器を弾けないので、全く見当がつきません。
投稿者:たくちゃん 投稿日時:2009/04/15 19:12 ---130.81.128
楽器の表からみて、右側の表板C字中央部は、プロ・アマ問わずたまには弓のフロッグで傷を付けてしまうことがあります。C字の中央の乙部だけでなく、C字の上と下のエッジも、勢いあまって弓をぶつけて、欠けた楽器も沢山あります。オールド・モダンなどの名器にもそのような楽器は沢山あります。欠けた部分を綺麗に継ぎ足して補修している楽器も沢山ありますが、個人的には、欠けたら欠けた状態のものが味があって好きです。構造的に問題がない程度の傷はあまり気にしなくていいと思います。ただし、弦喜様がおっしゃっているように、木部に不要なもの(汗や手垢等)が付着した場合、木の劣化は早くなります。それだけ注意すればいいのではないでしょうか。
投稿者:えりママ 投稿日時:2009/04/16 16:12 ---6.155.11
たくちゃん様、教えて下さってありがとうございます。
子供が傷つけた現場を見ていないので、C字部分にたま〜にこすっているホースヘア、または弓の木の部分をぶつけてしまったのかと思い込んでいました。フロッグの可能性もありますね。C字付近は、プロの方でも傷がつく可能性が高い部分なのですね。
傷も味のうち、というお考えも新鮮です。確かに、一生懸命練習した証でもあるわけですよね。長い間弾き込まれてきた名器にも、そのような傷が残っている場合もあるのですね。(うちの場合は、比較するのもおこがましいお安い楽器ですが、それでも愛情はたくさんあります、笑!)ただ、汗っかきの子供が使っているものですし、木が劣化してしまうのは楽器が可哀想なので、やはり早目に修理に持っていこうと思います。
できるだけ分数楽器のうちに、楽器を傷つけない正しい奏法を身に付けて、長いお付き合いになるフルサイズになる頃には(今まで以上に)楽器を大事にして欲しいと願ってましたので、過剰に反応してしまったようです。
皆様、アドバイスと情報をありがとうございました。
投稿者:ヒルネリウス 投稿日時:2009/04/17 00:06 ---15.193.12
どうやったらここまで打痕がつけれるのだろうかと首をひねるようなバイオリンを持っています。よく弾きこまれた楽器には打痕はつきものと思い込み、今までバイオリンの打痕のことをまったく気にせずに高額バイオリンを購入してきましたが、これほどまでに気にする方もいるということがわかり、考え方を変えないといけないと思い始めました。どうやら打痕があるバイオリンはリセールバリューが落ちるもののようですね。確かに海外のオークションではmintという言葉よく聞きます。
投稿者:りな 投稿日時:2009/04/17 22:38 ---45.185.30
えりママさん、
楽器のエッジに少々傷が付くのはごく普通です。ストラドでも細かい傷はいくらでもありますから。
あまり心配なさらないで下さい。
投稿者:えりママ 投稿日時:2009/04/29 15:38 ---2.49.80
アドバイスいただいていたのに、返信が遅くなり大変失礼しました。
ヒルネリウス様、
我が家のは分数楽器なので短いおつきあいになります。それでもこのサイズを卒業するとき、音楽を愛する者として、せめて家に来た時とそれほど変わらない状態で、次に弾く方にお渡しできれば、と心がけてきました。(購入した物なので、次の方が決まっている訳ではありませんが。)その楽器の長い生涯のほんの一時、演奏させていただくと言う気持ちでいます。でもこれは私個人の意見ですので…。(しかも素人です。)
りな様、
お優しいお言葉、ありがとうございます。傷をつけてしばらく時間がたって、傷が広がる様子もありませんし、ショックがだいぶ落ち着きました。オーケストラの練習時、他のお子さんの楽器をのぞいてみたら、結構皆さん削り傷があるようなので、(家の子だけじゃないのね、と)ちょっと安心(?)しました。
そして、ご報告ですが、今日、購入店にやっと傷の修理に行ってまいりました!
先週行くつもりでしたが、楽器店がお忙しかったらしく、きちんと修理に時間をかけられるときに来て下さい、とのことで、今週になりました。(コンサートが近いため、お預けではなく、なるべく当日修理できる日に伺いたいとお伝えしましたので。)見ていただいたところ、店主は、大したこと無いしすぐ直りますよ、とのことで、20分程で、ニスを塗って保護して下さいました。傷は、目を凝らしてみないとわからない程度になり、しかも、弦喜さまのおっしゃるように、無料でして下さいました。(感謝です!)
楽器店まで往復するのにだいぶ時間がかかってしまいましたが、丁寧に楽器を直してくださった店主への感謝や信頼、そして私達の楽器を大切にする気持ちをわかっていただけて、これからのお互いの信頼関係を築けたと感じました。時間をかけていった甲斐がありました。
皆様、何もわからない私に、いろいろアドバイスをありがとうございました。子供には、楽器を大切にしながらも、伸び伸びバイオリンを、そして音楽を楽しんで欲しいです。(親って欲張りですね、そのバランスが難しいのですが。)
Q:弦のメーカーについて
投稿者:かい 投稿日時:2009/04/13 11:32 ---94.238.108
中古のヴァイオリンを購入しましたが、ついていた弦のメーカーや種類が分かりません。
テールピース側G〜Aは黄土色、Eは紫。ペグ側は、Gが黄土色、Dが水色、Aが桃色に近い紫。Eは紫です。
コアはナイロンだと思います。E線は違うメーカーかもしれません。
良く鳴る弦なので気に入っています。
何か情報ありましたらお教えください。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2009/04/14 13:40 ---220.255.171
白川総業さんのサイトでお調べになっては?
すげての弦が載っているわけではないでしょうが。
ttp://www.shirakawaviolins.co.jp/index.html
投稿者:かい 投稿日時:2009/04/16 13:57 ---31.85.12
ぶらっちぇさん>
ご回答有難う御座います。
このサイトは見てみましたが、残念ながら当方の質問した弦は載っていませんでした。
引き続きご回答お待ちします。
投稿者:QB 投稿日時:2009/04/16 14:48 ---145.236.139
では、こちらはどうでしょう?
ttp://www.quinnviolins.com/qv_stringidsearch.shtml
投稿者:かい 投稿日時:2009/04/29 14:48 ---94.236.75
QBさん>
調べてみましたが出ませんでした(;_;)
仕方がないので諦めます・・・。
Q:楽器購入
投稿者:ソレイユ 投稿日時:2009/04/26 23:25 ---155.138.42
転勤で名古屋に来て先生も変わり、そろそろフルサイズの楽器購入を考えています。
現在ついている先生は楽器のお世話を積極的にしてくださる方ではないようでどうすればよいものか困っております。
趣味ではなく専門で行くつもりで習っております。
皆さんどのように購入されているのでしょうか?
直接工房へ行っても素人にはわかりませんし、いろいろあると聞きますし、頭が痛いです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/27 07:56 ---115.122.228
状況が、最初の書き込みでは少しわかりにくいので、いくつか質問させていただきます。興味から詮索したいわけでなく、それくらいがわかれば、多くの方の意見がもらいやすいであろう、という観点での基本的な質問です。
1)お子様の楽器に対する相談であり、お子様が最終、音大に進み、楽器演奏で食べていくことを期待されている、のでしょうか。
2)楽器はヴァイオリンでしょうか。
3)3/4サイズからの買い替えということは小学校高学年くらいでしょうか。
4)今お使いの3/4の楽器は、どの地域のどのようなお店で、おいくらくらいで購入されたのでしょう。なお、この質問は下取りの可能性検討のためのものですので、お店の具体名は結構です(書き込まないでください)。
5)3/4サイズの楽器購入時には、そのお店の下取り条件等ありましたか。(例えば、このストラッドさんのところでは、グレードアップでの下取りは購入時の価格の80%)
6)とりあえず具体的に進路が決まるまでのつなぎとして4/4の楽器を入手するつもりなのか、将来への投資のつもりで大学以後も使えるもの(多分高級車くらいの価格かそれ以上)を最初から購入しようとしているのか、どちらでしょう。
7)お子様はコンクール等へは出ていますか。あるいは出していく方針でしょうか。
投稿者:シュテファン 投稿日時:2009/04/27 08:02 ---226.171.253
もう少し情報を。
楽器は何ですか?
ソレイユさんは保護者の方だろうと推察いたしますが、演奏されるのはどのくらい経験がある方でしょうか。
ご予算をどのようにお考えですか?
専門に進むのならやはり先生と手を携えていくものと思いますが、
楽器のお世話を放置する先生がいらっしゃるのが不思議です。
先生とのコミュニケーションはとれていますか?
投稿者:ソレイユ 投稿日時:2009/04/28 00:50 ---155.138.42
楽器はヴァイオリンです。
今までは海外でレンタルでしたので購入することなくそれを使ってきました。
転勤で先生が変わり、放置というよりはフルも借りられればいいのにねというような感じでしたので、あまり楽器購入には積極的ではないのかなと勝手に感じたわけです。
購入までに多少時間はありますが、レッスン代、楽器の予算等、本当にきりがない世界ですよね・・・・
音大へ進むことを考えた場合、まぁいろいろでしょうが大体の相場はどのような感じでしょうか。
やはり、予算を提示して決めていくほうがわかりやすいのでしょうか。
親としては少しでもよいものをと思う反面、限度なく楽器につぎ込めるわけではないので、どのように折り合いをつけていくのか教えていただきたいです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/28 01:24 ---115.122.228
上記説明である程度わかりましたが、まだわからないことがいくつかありますね。
下記に、回答いただけますか。
3)3/4サイズからの買い替えということは小学校高学年くらいでしょうか。
6)とりあえず具体的に進路が決まるまでのつなぎとして4/4の楽器を入手するつもりなのか、将来への投資のつもりで大学以後も使えるもの(多分高級車くらいの価格かそれ以上)を最初から購入しようとしているのか、どちらでしょう。
7)お子様はコンクール等へは出ていますか。あるいは出していく方針でしょうか。
以下、素人の私見です。
音大もピンキリであり、また自分が食べていく楽器は自分でなんとかしなさいという方針の家庭もありますので、一概には言えませんが、日本であれば、イタリアのそこそこ名前の知れた新作で200万円前後、イタリアモダンで最低500万円くらい、フランスのモダンでも200万円ではなかなかよいものに出会えないことを考えると、音大の間も使うとすれば300〜500万円くらいの楽器にして、下取り前提で将来の買い替えにも備える、というのがよいように思います。
一方、将来どうなるかわからないので、また必要なら下取りに出してグレードアップする、という方針であれば、100〜200万円くらいの予算で、お子様が弾きやすく音の出やすいものを、先生の意見も聞きながら、お店での下取り条件も確認した上で購入するのがよいと思います。どのお店がよいかは、やはりまずは地元に住んでいる先生にいくつか候補をあげてもらうのがよいのではないでしょうか。
Q:ネックが下がらないようにする鞍(ウェッジ)
投稿者:Zeze 投稿日時:2009/04/19 10:20 ---128.188.146
楽器をしまう時、ネックが下がらないように指板の下にはめるウェッジを制作
して頂けませんでしょうか?
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2009/04/20 04:55 ---60.131.117
フィンガーボードレストでgoogle検索すると、市販品がヒットしますよ。
でも、本当に必要なのでしょうか。むしろ、修理した方がよいのでは?
私はオールドを持っていないのでわかりませんが。
投稿者:コクシネル 投稿日時:2009/04/20 18:50 ---25.172.55
フィンガーボードレストのリンクページを拝見しました。
注意書きによると、無理に押し込むと指板が剥がれてしまう可能性があるとの事。 しかしある程度の力で押し込まないと、ネック下がりは防げないと思うので、結構リスキーなアイテムと思います。
私も昨年、ネック角度修正の大修理を行ったので、この点興味あるのですが、そもそもどういうメカニズムでネックが下がるのか、よくわかりません。 弦の張力、さらに湿気との関係がどうなっているのか。 そして楽器のどの部分が変形してネックが下がるのか。 自分の楽器を見るに、お尻部分の側板が、駒の方向に若干傾いているようにも見えます。
また楽器によってネックが下がりやすい傾向のものがあるらしく、私の楽器は、やや丸っこい(ハイアーチ気味)ので、ネック下がりに対してはあまり強くないと言われたことがあります。
どうもネック下がりに対しては、修理以外に根本的な対策は無さそうですが、何か詳しい情報をお持ちの方おられましたら、ぜひ宜しくお願い致します。
投稿者:Zeze 投稿日時:2009/04/22 12:42 ---172.233.7
ありがとうございました。
最近、はさむ人が増えているようなので、どうなんでしょ?と
思いました。指板から表板までの厚みは楽器ごとに変わるので、
たぶん、専用に作らないとダメかな?と思い質問してみました。
確かに、やわらかいものはダメそうですね。
やはり、ネックが下がらないようにするには、湿度管理が一番
有効だとは思います。
投稿者:QB 投稿日時:2009/04/23 15:12 ---37.164.44
意味が無いと思います。
(本当に)ネックが下がる力に対して、それに対抗して防ぐのであれば、同じ力が表板にもかかってしまいますよ。。。
本当にそのなんとかレストを挟み込んでネックを持ち上げるつもりなら、表板が割れる可能性すらあります。
ネックが下がってくる楽器はあります。これは現実ですから、対処については楽器屋さんに相談するのがまず第一のおすすめです。
投稿者:たくちゃん 投稿日時:2009/04/23 16:56 ---130.81.128
私もQBさんのご意見と同じです。楽器の音量・音質に関して最も寄与しているのは、表板だと言われています。ネック下がりの力をその表板に負担させるのはどうかなと思います。また、表板の周囲から中心に向かって、板厚が厚くなっていて、丈夫に製作されているとお思いの方もいらっしゃるかと思うのですが、案外f字孔の上部の中心部は周囲より板厚が薄くなっています。例えば、ストラディバリウスのTitian(1715年)の表板は、そうなっています。また、ガルネリデルジェスのAlard(1742)も同様です。ひょっとして、皆さんの楽器もそのような板厚分布をしているかもしれません。そのような重要な部位に負担をかけない方がいいと私は考えています。
Q:カチャトーリ作のバイオリンについて
投稿者:プーさん 投稿日時:2009/04/22 16:42 ---127.73.111
クレモナのFausto Cacciatoriが、1991年に制作したバイオリンについて、おおよその価格なども含めて、どのような楽器なのか、わかったら教えて下さい。
Q:MarioGaddaの刻印について
投稿者:真理を買った 投稿日時:2009/04/19 02:17 ---105.157.78
初めまして。私のヴァイオリンは、こちらのQ&Aにしばしば登場しているMarioGaddaという作者のラベルが貼られた楽器です。楽器そのものには大変満足していますが、正直、楽器の真偽について前から心に引っ掛かっています。このサイトには楽器について大変お詳しい方が多くいらっしゃる様ですので、思い切って質問させていただくことにしました。手掛りになりそうなものとして、ボタン部分に重なり合ったMGの刻印が有りますが、日本の判子の様に文字が一重の円で囲われています。インターネットで検索しても同様の刻印は見当たりませんでした。この刻印は本当にその作者自身のものでしょうか。ご存知の方がいらっしゃいましたら教えて下さい。楽器は1976年製で証明書は無く、テールピース裏のトッププレートにも同じ刻印が有ります。よろしくお願い致します。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/21 08:34 ---102.245.181
本気で知りたいなら、下記のようなところに問い合わせてみてはどうでしょう。(アドレスの先頭にhを補って、アクセスしてください。)
それらは世界的にも鑑定で有名なところですが、連絡すれば鑑定してくれると思います。詳しく見る価値がある楽器かどうかは、写真だけですぐにわかるでしょうし、鑑定書を作成するのでなければ、単に真贋について意見をもらうだけであれば、数千円〜数万円くらいで見てもらえると思います。
英国の老舗
ttp://www.beares.com/certificates.html
(文中のhereの文字をクリックしていくのがミソ)
米国の老舗
ttp://www.moennig.com/appraisals.html
イタリアのモダン楽器以降の鑑定第一人者
ttp://www.ericblot.com/gei/it/default.asp?main=expertise&click=expertise
日本でも、例えばこの会議室以外に有名なもう一つの弦楽器のBBSの管理人の方の東京のお店など、「鑑定を行います」というところはあります。楽器店が多いので、ここでの記載は差し控えますが、調べてみればいかがでしょう。
(最近は、まずは写真を送ることにより、明らかな偽物はふるいにかけることが多いようですね。)
投稿者:rio 投稿日時:2009/04/22 05:26 ---95.2.121
マリオの楽器を見る時
多くのディーラーはまず
用いられている材料(彼は特定の材料以外は使わず、自分の楽器として売り出す予定の楽器も弟子には、その材料で作らせます。材料はスカランペラ時代から共通の楓材です。ある程度経験のある弦楽器製作者および楽器マニアならば、すぐピンとくるはずです
スクロール、
パーフリング、
表板・裏板のエッジの処理
だと思います
楽器の真偽について前から心に引っ掛かっているとのことですが
まず最初に手掛りになりそうな情報は
購入ルートです
どこで、いつ、いくらで購入したのでしょうか?
信頼できるルートで相応の価格を支払った場合は
本物の可能性が高いでしょう
逆に、インターネットオークションやよくわからない相手との個人売買、価格も割安というのであれば、怪しいと思っていいとおもいます。
お金はかかりますが、専門家に見てもらうのが私も一番手っとり速いと思います。
投稿者:Zeze 投稿日時:2009/04/22 12:44 ---172.233.7
Gaddaも、最晩年は相当作りが荒れてますので、作りだけで判断するのは、注意が必要かと思います。
Q:楽器の空輸
投稿者:セバスチャン 投稿日時:2009/04/17 06:22 ---3.213.16
楽器の空輸について相談させてください。
現在欧州に在住なのですが、この度帰国することとなりました。
ヴィオラの機内持込が可能かどうか、航空会社や空港関係者に聞いたところ、ヴァイオリン、ヴィオラについては事実上持込を認めているケースは多いがそれはあくまで飛行機の込み具合等を勘案した上での現場の判断であり、常に保証されるものではない(原則は規定外のサイズなので不可)といわれました。どうしても心配であれば、楽器用にチケットをもう一枚購入してくださいといわれました。
楽器用に一枚チケットを余分に購入するのは検討した結果かなり高額となること判明したので、楽器は別途空輸することを検討していますた。そこで運送業者に相談し、ヴィオラのケースのサイズと重量を伝えたところ、その条件なら厚ダンボールと緩衝ビニールの梱包で問題ないと思うといわれました。一方で木枠で梱包するという方法もあるそうです。
そこで、ご経験のある方に下記の事項につきご教示いただければと思います。
(1)木枠梱包でなくても通常は問題ないといえるか。
(2)梱包の方式を問わず楽器の梱包前に注意すべき点はあるか(駒の転倒に備えて駒周辺とテールピースの下には布をはさもうと考えています。)。
(3)保険は通常かけるものか(保険金額は本体の1.5%程度)。
よろしくお願いいたします。
長文失礼いたしました。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/17 08:29 ---115.122.207
以下私見です。
(1)
通常は、木枠梱包ではなく、厚ダンボールと緩衝材で運んでいると思います。
緩衝ビニールのほかに、箱とケースの隙間を埋める発砲スチロール系の細かいチップもよく使われます。
(2)
最も安全なのは、駒、テールピース、弦、ペグをすべてはずして別に包み、魂柱も倒すことです。そうすれば、楽器の特定の箇所にストレスがかかることがありません。ご心配の駒が倒れる問題や、ショックの際に駒、魂柱、弦で引っ張られているネック(特にその付け根の接続部の裏板ボタン)などへ加わる部分的な力は避けられます。
ただし、上記を行うと到着後セットアップが必要となり、普通は楽器店に持ち込んでの調整が必要となりますので、費用(一般的な工房なら1万円以下)と時間がかかります。
弦を張力を減らすため駒が倒れない程度に緩め、ペグをきっちりと押し込み、駒が倒れないようクッション材や布を駒、テールピースの付近につめる、という方法も一般的に行われます。魂柱が元の位置にとどまるかは、どれだけ張力を緩めて楽器へのストレスを減らすかとトレードオフであり、あとは運次第です。
上記の変形で、通常の演奏状態からほんの少し弦を緩め、ペグをきっちり押し込み、駒とテースピースの周辺を緩衝材や布で保護するだけ、という方法も、到着後にすぐに使えるという点でメリットはありますが、当然安全性という点ではリスクがあります。
いずれの場合も、楽器が、楽器ケースの中で動かないよう柔らかく固定されていることは必須となります。シートベルト有無での事故しミュレーションの映像をよく目にすると思いますが、固定されていないとケースの中でシートベルトなしの人形のような状況となります。梱包箱とケースとの関係も同様です。
配送業者としてどこを使うか知りませんが、一般には日本での荷物の扱いに比べ、海外の荷物の扱いは荒く、箱が高いところから放り投げられても大丈夫な梱包としておくべきかと思います。
(3)
これは、ご自分でリスクをどう考えるか次第です。
注意すべきは、普通海外から楽器を持ち込むと消費税5%がかかりますが、大抵は保険の保証金額(本体の価格)がその算定ベースとなるということです。事前に消費税の扱いを明確にしておいた方がよいでしょう。(個人が持ち出したものに関しての非適用申請方法については知りません)
投稿者:セバスチャン 投稿日時:2009/04/17 08:50 ---3.213.16
弦喜様
迅速かつ詳細なご回答ありがとうございます。
非常に参考になります。
ところで、(3)について消費税がかかるというのはどういう理屈なのかご存知でしょうか?関税というのなら漠然とですが理解できるのですが・・。また、一般に海外の業者が日本からの注文(楽器店・個人)に応じて、試し弾きのために楽器を送るような場合には、弦喜様のいうような非適用申請という制度があるのでしょうか?
質問ばかりで恐縮ですがよろしくご教示ください。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2009/04/17 08:59 ---156.114.214
かれこれ4〜5年くらい前になるけれど、海外(デンマーク)から楽器(Vn)を空輸してもらった経験あり。
私の場合、相手がDHL=国際エクスプレス(国際航空貨物輸送)を使ってくれた。
(1)木枠梱包でなくても通常は問題ないといえるか。
あ、そんなに頑丈にしなくても普通の楽器ケース(ひょうたんでもオブロングでも)で全く問題なし。
(あなたのVlaがお幾ら位か存じませんが、私の楽器はそう、ベンツCクラス程度だったよ)
(2)梱包の方式を問わず楽器の梱包前に注意すべき点はあるか(駒の転倒に備えて駒周辺とテールピースの下には布をはさもうと考えています。)。
国内とは違うので駒は外した方がいい。(または弦を緩めて駒周りにティッシュをグルグル巻きにする)勿論、テールピースの下には布を挟むこと。
(3)保険は通常かけるものか(保険金額は本体の1.5%程度)。
保険もだけれど、当然、関税がかかる。保険額は正直に申請する方法と若干上げ下げしてする方法とがあるよ。前者は健全な市民。後者のうち、上げるのは詐欺師?下げるのは業者!(経費削減から)笑
尚、先に述べた私の場合、関税+保険(勿論、正直に申請!)で2〜3万位だったと思うよ。あと、飛行ルートによっても若干変ってくるしね。(確かコペンハーゲン〜ブリュッセル経由だったと思う)
一応、DHLのHP付けておくのでご参考に。
http://www.dhl.co.jp/publish/jp/ja.high.html
投稿者:セバスチャン 投稿日時:2009/04/17 10:13 ---3.213.16
ゴマゾウ様
ご回答ありがとうございます。
非常に参考になりました。DHLの情報ありがたいです。
結局のところ、自分でやるよりも購入した楽器店にお願いして輸送の手配をしてもらうのが一番確実のような気がしてきました。
正直楽器の運搬でこんなに悩むとは思いませんでした。いろいろ難しいですね。
投稿者:スティールラヴァー 投稿日時:2009/04/17 11:38 ---228.2.128
>関税というのなら漠然とですが理解できるのですが・・
楽器の税率は0%でしょ?
掛かるのは消費税。引越しの荷物としてだとどういう扱いになるのかな?詳しくは日本の税関に問い合わせてみるといいです。ちゃんと丁寧におしえてくれます。
http://www.customs.go.jp/
>一般に海外の業者が日本からの注文(楽器店・個人)に応じて、試し弾きのために楽器を送るような場合には、弦喜様のいうような非適用申請という制度があるのでしょうか?
これについても問い合わせるのが一番。たしか輸入したときに税金を払って送り返したときに、その税金を払い戻してもらう方法だったと思います。
以上私見です。
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/18 00:08 ---102.245.181
過去の経験からすると、海外から楽器が届くと、例えば1万円以下のような安価なものを除いては、"楽器の価格の日本円相当 x(7〜8割)x5%"の消費税+手数料200円が請求されます。楽器なしでケースだけを送った時は、かばん類の扱いをされ、何十%かの関税がかかったことがありましたが、楽器がいっしょの場合には関税がかかったことはありません。もちろん、楽器だけでも関税はかかったことはありません。
海外の郵便局経由で送られた物は受け取りの際に上記金額の支払いを要求されますし、Fedexなどの運送業者の場合は後から立て替え分の請求書&振込用紙が送られてきます。
値段が記載されない状態で送られてくると、税関で止められ、税関から価格を証明するものを送付するようハガキが届きます。保険をかけていると、荷札にそれが表示されますので、その保険での保証金額が自動的に商品の値段として計算されるようです。
購入して送られた物か、日本から持ち出したものか、判別がつかない限り、シンプルに消費税が請求されると思います。その時に、払う必要がないことを証明するためのものがなければ、支払わざるを得ないということです。
消費税を払う必要がないことの証明の方法については、私は経験がなく知りませんので、スティールラヴァーさんの説明通り、税関に確認願います
海外で購入した場合については、日本に持ち込む際に必ず徴収されるのか、特例があるのかも知りません。
日本から持ち出した場合は、出国の手続きで申請しておけば、帰国時に入国の別送品として送り返せば支払わずにすむ可能性が高いと思いますが、これもやったことはありません。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2009/04/18 09:58 ---156.114.214
あれから当時の、輸入(納税)申告控書が出てきたので参考までに。
通関金額(楽器価格)を記入し、それに対して内国消費税(4%)とさらにその(25%)の内国地方消費税がプラスされる。
あと、配達時に関税・消費税立替管理手数料が加算される。
楽器はケースに収めてクッション材を詰めた段ボール箱に入れるといい。
まあ、ご質問者さんの仰せの様に海外発送に慣れておられるそちらの楽器店から(多少の手数料を払ってでも)梱包・発送並びに書類記入・通関手続き一式をしてもらった方がいいと思うよ。
そして日本に届いたら代金を払う際、現金で払った方が前記の関税・消費税立替管理手数料が後日請求書が届いてから支払うより安い場合が多い。
投稿者:SP2 投稿日時:2009/04/18 20:57 ---241.143.230
経験上他人よりも凄く早くチェックインして、搭乗したときはケースが上に入らなければCAに言えばベビーカーを入れるロッカーのようなところに入れてくれます。私はヴァイオリンの角ケース、ダルマケース、ダブルケースで欧州からと北米からいずれも大丈夫でした。そんなに難しく考える必要は無いと思います、、。ダブルケースの時は鑑定書をもらいに行ったので2本で1億近い楽器でしたが、全然大丈夫でしたよ。キモは、なるべく早くチェックインする事と、これは高価な楽器だとアピールする事です。航空会社は税関とは違うので高価な楽器だとアピールした方が良いです。何か参考になれば。
投稿者:セバスチャン 投稿日時:2009/04/19 02:05 ---2.103.242
弦喜様、スティールラヴァー様、ゴマゾウ様、SP2様さらなるアドヴァイスありがとうございます。非常に助かります。
弦喜様の計算式にあてはめて計算してみると飛行機のチケットをもう一枚購入するのとあまりかわらなくなってしまいます・・・。
海外で購入して何年も使用してきた楽器の日本への持ち込みにつき輸入消費税が免除される制度があるのか等はしかるべきところに問い合わせてみたいと思います。
ところで、SP2様のように、普通に飛行機で持ち帰った場合は、日本への持込の目的を問わず、輸入諸費税なりその他の金銭的負担はないのでしょうか?
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2009/04/19 10:13 ---156.114.214
最初は例の申告控書をよく見ないで回答した為、関税と消費税を間違えてしまった。諸氏が述べられている様に楽器に関税はかからない(謝)
また、関税・消費税立替管理手数料はせいぜい数百円なのでご安心を。
重要なのは通関金額。つまり楽器の額。
例えば50万で申告すれば、内国消費税(4%)とさらにその(25%)の内国地方消費税がかかる。計算してみると分かるけれど実はこれは合計で5%という意味。つまり25000円。
ご質問者さんの楽器が仮に100万なら5万円。ほぼ、これだけです。
あと、安心のために保険には任意で入れると思うよ。
これは額にもよるけどまあ数千円といったところかな?(DHLやFedexに問い合わせされるといい)
ここで裏技?が登場するんだ。消費税を出来るだけ払いたくないのは誰も同じ。せいぜい5万くらいが限度だよ。で、実際に高い楽器(○千万クラス)でも業者さんは通関時、低い額で申告する。名分として(勿論、言うわけないが)それは仕入れ値・原価等々であって最終的に店頭に出す時に販売価格にするわけだから。
だって、海外から仕入れる数も多いから正直に申告などすると消費税額もたまったもんじゃないだろうしね。
でも万が一、不測の事態になった時を考えて我々一般人は正直に申告しないと相応の補償が受けれないのでここは要注意!
え、誰かさんのは1億近い楽器だって!?正直に申告すれば消費税だけで何と500万!そりゃあ、ご自分はエコノミーで楽器様をファーストクラスにお乗せになっても航空貨物便よりはるかに安くていいよ!笑
投稿者:弦喜 投稿日時:2009/04/19 10:49 ---102.245.181
>セバスチャンさん
後ほどで結構ですので、下記含め結末を教えていただければ、参考になり助かります。
− 海外で楽器を購入した際には、VAT(購入国での付加価値税)を支払ったか、何らかの処理でVATが免除となったのか。
− もし購入時にVATをすでに払われている場合、数年使ったものでも、帰国時に何らかの手続きで免税扱いになるのか(=VAT分の返却があるのか)
− 現地で数年使用した楽器に対し、帰国時に消費税は必ず徴収されるのか、それとも何らかの手続きで免除されるのか。(特にVATを支払っている場合は、税金の2重取りということになるので、消費者として納得がいかない。)
投稿者:セバスチャン 投稿日時:2009/04/21 05:03 ---3.214.21
ゴマゾウ様、弦喜様
さらなる情報ありがとうございます。
本件に関しましては、結末につき後ほど書き込ませていただきます。
大変恐縮ですが、楽器を機内に持ち込んで日本に入国した場合の金銭負担に係る経験談についてもどなたか引き続きよろしくお願いします。
投稿者:SP2 投稿日時:2009/04/21 09:37 ---241.143.230
友人は真面目に現地の領収書添付で成田で申告したら課税されたそうです。普通に申告無しのゲートから通れば、何も無いです。「これは何ですか?」「バイオリンです」「そうですか」という程度。前述した様に名器を日本から持ち出した時は、堂々とそのまま持って帰りました。あまり難しく考えなくても良いと思いますが、、。
投稿者:コクシネル 投稿日時:2009/04/22 04:06 ---25.173.55
海外引越しの別送品として申告するものは、基本的に課税されることはありません。 これまで自分が使っていたもので、荷物の受取人が本人で、売り物でないことがはっきりしている場合です。
但し、あまりに高価なものは、引越し業者に別送品として受け付けてもらえない可能性があります。(保険金額を申告するので、そこで判断されると思います。 また事故があった場合の補償額は、申告金額が上限となります。)
また、別送品でもブランドバッグなど未開封のものや、いかにものピカピカの新品は課税されることがあります。 それでも総額20万円以下の場合(酒、煙草等を除く)は非課税のようです。
楽器含むアンティークで買ったばかりのものは微妙ですが、言われなければわからないのではないでしょうか。 機内持ち込みの楽器は、もし何か聞かれた場合でも、「自分の物で売り物では無い」と言えば、全く問題ありません。
但し、象牙や鼈甲フロッグの弓(ワシントン条約)は、チェックされる可能性があります。 これまで鼈甲や象牙の弓を持っている演奏家がトラブルに巻き込まれた、という話は聞いたことがありませんが、その辺実際どうなのかは、わかりません。
Q:バイオリンケースについて・・・
投稿者:うさぎ 投稿日時:2009/04/22 10:50 ---80.166.176
この度バイオリンを譲ってもらえる事になってケースについて迷っています。。。
今までは国産の楽器(某量産メーカー15万ほどの品)をアルファの三角ケースに入れていたのですが、
今度の楽器は私にとっては高額でもう二度と買い替えをしないだろうと思っています。
高価と言っても100万ほどなのでバイオリンをされている方からすれば大したものではないのかもしれませんが・・・
皆さんだったら100万のバイオリンに対して幾らくらいまでバイオリンケースに予算を組まれるかぜひ教えて下さい♪
またお勧めのケースを教えて頂けたら嬉しいです。
投稿者:はな 投稿日時:2009/04/22 15:00 ---126.148.211
少し前にもケースの話が出ていたので、そのスレも参考になるかと思います。
私もそこに自分のケースのことを書きましたが、今度は違う話。
私のケースはムサフィア4011で、正規代理店の定価では168,000円します。
実際はネットで買ったので、もっと安く買ったわけですが、それでも買うときはずいぶん悩みました。
たかが入れ物にこんなにお金を使えるだろうか、半値以下でももっと安いケースだってたくさんあるだろうに、と思いましたが、ケースの性能と美しさに負けて、これを買うために自分を納得させる理由を考えました。
まず、数年に1回しか着ないようなフォーマルドレスに何万もかけることを考えれば、ケースは高価でも毎日使うものだから、無駄ではないということ。
そして、ブランドのバッグを買ったと思えば安いものじゃないか、と思うことにしました。
私の楽器はかなり昔に買ったので、当時はそれほどではないけど、今同程度の楽器を買うなら、ちょっといい乗用車を買うぐらいのお金が必要だろうと言われています。
自分としては一生ものの楽器のつもりなので、ケースも一生もののつもりでムサフィアを買いました。
楽器との金額の割合はそれほど考えなくても、欲しいと思ったものを買えばいいと思います。
例えは失礼かもしれませんが、ブランドのバッグにスナック菓子を入れていたとしても、他人にとやかくいわれることではないと思うので。
ただ、安物すぎるケースに高い楽器を入れていると、ケースだけ見て、中身はどうせ安物だろうからと、ぞんざいに扱われる危険がないとも限らないし、高そうなケースが置いてあれば、中身も高い楽器なのではないかと、大切に扱われる、ということもあると思います。
投稿者:セイジ 投稿日時:2009/04/22 17:47 ---151.3.246
私も上等なケースに入れてやると楽器も高級に見えるので愛着が増すと高円寺のS工房の主人から聞かされ、イェーガーの12万近い値段のケースを買いました。確かに同じ楽器なのに、ケースが変わると見栄えが全然違ってきました。
その後、ムザフィア4011を買い、定価30万ぐらいのエニグマも手に入れました。いずれのケースも重いのでBAMの軽量ケースを買ってみたものの、重厚なケースの見栄えとは比較にならないので、結局手放しました。
100万のバイオリンにそれなりの弓を合わせれば結構な値段になるので、10万ぐらいのケースでもよろしいのではないでしょうか。オーナーの気持ちをリッチにさせる見栄えのよさも、ケースの性能のひとつだと思います。
投稿者:うさぎ 投稿日時:2009/04/22 21:26 ---80.166.176
はなさん、セイジさんアドバイスをありがとうございました!
お二人のアドバイスを伺ってバイオリンケースに対する考え方が変わりました♪
毎日大切な愛器を守ってくれることを思えば10万でも充分に価値がありそうだと分かったのでムサフィアやイェーガーを含めて実際に楽器店を見て回りたいと思います。
具体的で解りやすいコメントを本当にどうもありがとうございました!
投稿者:きりん 投稿日時:2009/04/23 13:04 ---29.91.128
レスが収束したようですが、私の意見も書かせていただきます。
私の場合は、まずデザインです。デザインに惚れたメーカーを
絞り、評判等に問題がなければ、ニーズ(軽さ重視か、頑丈
重視か)にあったものをピックアップします。後は、自分の
予算に応じてどのクラスのケースにするかを決めました。
私は結局ネグリのミラノにして、高級感に満足しています。
投稿者:rio 投稿日時:2009/04/23 23:11 ---95.2.121
個人的には、(もう中古を探すしか、在庫を持っている楽器店を探さないといけないと思いますが)
ゼロハリのケースが、重たいけれど、丈夫さとか 見栄えを
考えると私は お勧めします
他方で、楽器を大切にしている人は
ケースを派手にぶつけたりすることはないでしょうから
あまり神経質にならず、国産も含め市販のケースから
インスピレーションで購入しても問題ないと思うのです
国産であれば アルフ*の上級ケースは悪くなうと思います。
投稿者:ケース検討中 投稿日時:2009/04/24 05:22 ---201.35.5
私の意見は上にある皆様とはまったく反対です。
以前のスレでいろいろアドバイスいただいた皆様に反論するのはなんとなく心苦しいのですが、ケースに楽器の1割もの値段を払うのはちょっとどうかと思うのです。また、質問者の方の楽器の使用状況(持ち運びの頻度など)が分からない状態では、ちょっと的確なコメントしづらいように思います。私は毎日持ち歩いていますが、ケースの性能が問題になるほどの衝撃を与えてしまうことはそうそうは無いわけですし・・・ とりえあず、5万円程度で作りのしっかりしたものを選べばそれで十分なのではないかと言うのが、今の漠然とした印象です。
投稿者:うさぎ 投稿日時:2009/04/24 11:05 ---80.166.176
あれから数件楽器店めぐりをしてケースを数種類ほど見てきましたが高級ケースを置いているお店は田舎ではなかなか見つからないです(涙)。
ネットだと色んなバイオリンケースを検索出来て便利なのですが
その質感や素材などを手にしていないので
実物を一度も確認出来ないまま10万以上の金額を振り込むのは
さすがに勇気が要りますね。
車での移動がメインなのでケースはあくまでも楽器の収納と保護が一番の目的としています。
性格は物を大切に扱うほうなので今まで楽器を壊したり
修理が必要になった事(年に一度の調整は別として)はありません。
そうするとrioさんやケース検討中さんの仰るように私にとっては5万円ほどのものでも十分なのかもしれないです。
素敵なケースも私の憧れではありますが
楽器本体のグレードが今までよりもアップするので
まずはその楽器に合う弓(今は15万ほどの中古弓を愛用しています)の為に貯金しつつじっくり時間をかけてケースを探していこうかな・・・とも思います。
あらためてバイオリンってお金がかかるな〜・・と思いつつ、
それでもやっぱり大好きだから楽しいですね(*^^*)
投稿者:はな 投稿日時:2009/04/24 15:10 ---126.151.28
ケースはゆっくり時間をかけて納得のいくのを探せばいいと思います。
もう一つ、くだらないことかもしれませんが、意外とあとあと気になってくるかもしれないことを一つ。
うさぎさんにかかわりのある、他のヴァイオリン弾きさんたちがどんなものを持っているかということも知っておいたほうがいいかもしれません。
例えば、同じ教室の生徒仲間、アマオケや室内楽の仲間など、そういう人たちが集まるところで、自分だけがこんな粗末なケースだと寂しい、とか、他人のケースがうらやましくなってきた、などということもありえるでしょう。
私の場合、Aの集まりは楽器もみんな100万超えと思われて、ムサフィアも何人かいるけど、Bの集まりはセット20万?程度の持ち物の人が多いような集まりです。
もともとAのほうが長いのでそこへ行っても自分の装備では違和感ありませんが、Bではちょっと浮いているかな、という感じです。
演奏には関係ないことだろうけど、Bしか知らなかったら、ケースも安いもので気にならなかったかもしれません。
だから、ケースに限らず、Aの人たちのすすめる物とBの人たちが話題にする物は全く違っています。
お友達同士で集まる時に、服やバッグでその仲間から浮いて、みじめになるとか、逆に妬まれるとか、そういう気持ちになりたくなければ、まわりの人と同程度のものを揃えたほうが無難でしょう。
同じオモチャを持っている者同士が仲よく遊ぶ、という傾向はどこの世界にでもあるでしょうから。
私個人は、集まりに関係なく、一つ一ついいものを揃えていきたいという気持ちで買った結果ですが。
投稿者:セイジ 投稿日時:2009/04/26 22:00 ---151.3.246
楽器の10分の1ほどのケースはもったいないと考えるか、時価数億円のストラディバリを入れても大丈夫な品質のケースをその程度で買えるのは安いと見るか・・・造りが良い高級品を持つ喜びにどの程度の価値を認めるかということですので、好き好きでしょうね。
ちなみに車中に楽器を収めたケースを置いて移動する場合、日差しが強くなるこれからの季節は、窓から差し込む陽光の熱にご用心ください。
投稿者:綾 投稿日時:2009/05/02 08:08 ---26.242.82
ケース検討中さんも言われていますが、ご自身のスタイル(自分がバイオリンとどのように生活するのか)にまず目を向けると、選びやすくなるのではないでしょうか。
また、予算を決めてその中から合ったものを選ぶ、というのも、いいかな?と個人的には思うところです。
上を見ると、キリがないし、「5万円内で丈夫なケース」のようにある程度線引きをされれば、また違ったアドバイスがあるかもしれません。
さて、ご質問の件ですが…私の場合は100万円の楽器で、かつ思い入れのあるものであれば…
「せっかく手に入れたんだから、できるだけ一緒にすごしたい!」
と思ってしまう性格なので、持ち運びの点で無理のこないものを探すと思います。つまりそこそこ丈夫でそこそこ軽い、そしてそこそこコンパクトなものを…。
たぶん3−5万程度のケースになるかな?
愛情があるんだか無いんだか…。。
以上参考になれば♪