Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:ガリアーノについて。
投稿者:こう     投稿日時:2009/08/24 02:38  ---20.164.188

はじめまして。
いつもここで勉強させて頂いております。

ガリアーノのラベルについてですが、辞書やネット検索では

Joannes gaglianoと載っています。

オケの友人のラベルは nnのところが n1文字で

Joanes gaglianoとなっていました。

これは贋作ということでしょうか?数年前にそれなりのお値段で購入したらしいのですが。

宜しくお願いします。

投稿者:SP2     投稿日時:2009/08/24 12:13  ---241.143.230

ジョバンニは父ですか、息子の方ですか?

それなりの値段で買ったのでしたら、購入先に聞くべきではないでしょうか。

投稿者:こう     投稿日時:2009/08/24 12:56  ---20.164.188

SP2さま

父か息子かは本人から聞いていないんですが、関係があるのでしょうか?

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/25 06:27  ---95.2.121

私の認識では ガリアーの一族はジェンナーロとニコラ(1世)が評価されうる楽器で、次点でアレッサンドロ。そのほかの兄弟は評価は低く、代を重ねるごとに流れ作業による大量生産・分業体制を強化した近代の工業化バイオリンと化していったという記憶があります。(3人以外は名器として評価をしない人も多いのも事実です)

またガリアーノは有名な3人の贋作が多いだけではなく、質のやや低い他の兄弟の楽器も同等に質の低い楽器による贋作が横行していると言われています。
昔の良心的な贋作は ラベルを見ただけでデザイン・文字の特徴、記載された年代で 一見して鴈作と分かるようなものにしており、専門家が見ればすぐわかるものが多いと言われています。特にガリアーノ一族は多くの製作者が年代によってラベルの書き方を変えたと言われていますので、専門家が見ることでわかるのではないでしょうか? ガリアーノは一般のアマチュア愛好家やアマチュアコレクターには非常に扱いにくく勉強しにくい製作者一族の一つだと思います。
 
>辞書やネット検索では
>Joannes gaglianoと載っています。
調べた結果が間違いならば、この時点で既にこうさんの答えは出ていると思います。

投稿者:こう     投稿日時:2009/08/26 02:08  ---20.164.188

rioさん

詳しい説明をしていただきありがとうございました!
ガリアーノ一族は沢山あり 何か奥が深そうですね。

ラベルからしておかしいですね。
友人は数年 弾いておりますが、アドバイスしてみます。

ありがとうございました。

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/26 04:28  ---95.2.121

こうさまへ

>友人は数年 弾いておりますが、
>アドバイスしてみます。

質問ですが
なにをアドバイスするのでしょうか?

お友達から、所有する楽器について
本物か鴈作かを相談を受けていたとすれば
掲示板に聞く前に、その楽器をもって
購入元にあるいは、こうさまの懇意にしている
楽器店に持ち込んでみてもれば済むことです

古く高額な楽器を買う方は
自身の判断のもとに、(自分が)信頼のおける店から
購入あるいは信頼のおける個人からの売買
により入手する場合がほとんどです。

古い楽器の鑑定は通常、ラベルはほんの参考程度で
ほとんど判断材料にならないことは
辞書やネットで調べて すでにお分かりかと思います

こうさまの個人的な考えとしての情報提供は
お友達本人が望んでいなければ
「大きなお世話」ということがよくあります

本人から相談がない場合

一見して造りに疑いがある場合を除き、たかだかラベルの記載内容で本物か偽物かどうかを疑う
のは
友達への情報提供は慎むべきことだと思います

投稿者:こう     投稿日時:2009/08/26 23:21  ---20.164.188

rioさま

そうですね 友人からすれば余計なお世話!になるかもしれませんね。
以前 真贋の方を気にしていましたが・・・
今は 相談を受けておりません。

また相談されれば購入元に聞いてみるように伝えて見ます。
ありがとうございました。

Q:ラベルについて
投稿者:若きウェルテルの悩み     投稿日時:2009/08/26 22:01  ---6.199.119

Eugène Perrard のラベルのバイオリンについて。外国の楽器商のHPによると、私の使用しているものと別のバイオリンのラベルにはSANNOISの前に1934と製作年が記入してあります。その説明には Perrard worked both with Caressa in Paris and Dykes in London and established his Paris workshop in 1928.とあります。しかし、私の使用している楽器のラベルにはSANNOISの後に1925と記入してあります。2点の疑問が生じます。ひとつは1925年には彼のワークショップは無かったのにラベルは同じ型のものである不思議。もうひとつは製作年記入場所が違う点。
==========================
     Eugène Perrard(大文字)、LUTHIER
       42 RUE DE PARIS
          SANNOIS 1925 サイン 割印 
==========================
==========================
     Eugène Perrard(大文字)、LUTHIER
       42 RUE DE PARIS
      1934SANNOIS 20   サイン  
==========================
写真で見る限り表板の厚みがやや厚めであること、f字孔の型からも間違いなく同じ製作者であろうと思われます。推測としては製作番号かグレード番号が上のものはナンバー19で下のものはナンバー20なのかも知れないと思います。なぜならば1925の25だけインクが濃いのです。つまり実は製作年が分からないものかもしれないと思っています。
もうひとつ付け加えると割印の有無は何を意味するのでしょうか?
どのように考えればよいのでしょうか?よろしくお願いします。

Q:ドイツ製バイオリンの製作者について
投稿者:ねこ     投稿日時:2009/08/23 12:06  ---54.168.104

皆様のご質問やご回答を楽しく拝見しています。
今、気になっているドイツ製のバイオリンがあるのですが、ラベルに「EUGEN MEINEL MARKNEUKIRCHEN 1928 Reproduction of Antonius Stradivarius Cremona 1725」と書かれています。この製作者について情報がありましたら、教えてください。よろしくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/08/23 21:43  ---102.165.82

今、
EUGEN MEINEL
でGoogle検索すると、日本語でのそのものずばりの説明が比較的すぐに見つかります。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/08/23 21:46  ---102.165.82

失礼。上は、
EUGEN MEINEL VIOLIN
をキーワードにしての検索でした。

投稿者:ねこ     投稿日時:2009/08/25 10:52  ---54.168.104

ありがとうございます。googleで、VIOLINまで入れると日本語のサイトも出てきますね。でも、思ったほど多くの情報は無いですね。この銘柄の楽器は1920年代頃にしか作られていないのでしょうか・・・。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/08/26 01:11  ---102.165.82

検索により、
>この製作者について情報がありましたら
については、製作者名でなくモデル名/ブランド名であるという、明確な答えが見つかったかと思います。

また、同じく検索すると、英語も含めると、このラベルの楽器についての書き込みが、製作年情報含めて、結構なサンプル数見つかりますので、判断のためにそれぞれのラベルに記載された年代のデータを収集し、分析されてはいががでしょうか。

Q:バイオリンの駒の厚さについて
投稿者:ks     投稿日時:2009/08/18 18:20  ---254.87.234

駒の厚さによって音が違うのですが駒の厚さは根元でどのくらいの厚さが標準でしょうか。楽器の個性とかによって駒の厚さは変えるのでしょうか。駒を変えたら音がこもる気がしましたのでご教授ください。変えた駒は前の駒より厚めでした。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2009/08/23 13:27  ---110.89.162

どこで駒を変えられたのか存じませぬが、それこそ調整というものでは。
下記などはどうでしょう。

ttp://www.h5.dion.ne.jp/〜vn-iwa/komamake.htm

投稿者:ks     投稿日時:2009/08/23 14:04  ---140.23.222

ありがとうございました。変えたところに相談してみます。

Q:ちゃこ
投稿者:弓の刻印について     投稿日時:2009/08/19 01:52  ---225.26.140

教えていただきたいのですが、Morizoの弓で刻印の入っていない物があるんですしょうか?

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/19 10:33  ---7.5.246

Morizotさんのことでしょうか?

Morizot(父)は、師であるHURYスタンプの弓があったり、他のメーカーにOEMで弓を製作していたと言われてますので、無刻印の弓はあるかもしれません。

Morizot(子供達)は、L Morizotスタンプのものしか見たことがありません。(どなたか、弓製作者に詳しい方のコメントがあればいいですね)

投稿者:ちゃこ     投稿日時:2009/08/20 00:47  ---225.26.224

rio 様ありがとうございます。

弓の鑑定証(ラファン)のものが付いていました。
L.Morizot Fils とか書いてありました。

本物と思っても大丈夫なのでしょうか?

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/20 01:05  ---95.2.121

鑑定書には、どのように書いてあるかを まず確認してください。
「**という名前の製作者の作と思う」
「**という製作者の特徴を模した弓であると思う」
「**という製作者の工房で作られた弓であると思う」
「**という製作者に近い関係の人が作った弓であると思う」
などいろいろな表現があります。

フランス語が読めなければ、有償で翻訳してくれる会社はたくさんありますよ。数千円で翻訳してくれるはずです。

楽器店に見てもらうより、オークションの鑑定人に見てもらう方が真実が分かることが多いです。(もちろん人間ですから鑑定ミスもあります)

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/20 06:50  ---95.2.121

あと、少し気になったこと(些細なことですが)
Filsはたぶん子供という意味だったと思います。確かにMorizotの子供達(複数の子供がいた)は、工房で弓作りをし、一般に Morizot freres(モリゾー兄弟達)と書きますね。2〜3のオークションのカタログに、freresの表記はっても、filsの表記は見当たりません。 私の友人に 「工房製を L Morizot filsと言う」という人がいますが、彼は専門家ではないので真偽のほどはわかりません。 まずは鑑定書に何と書いてあるかをきちんと読んでからの話になります。

Q:ぽにょ
投稿者:鑑定書について     投稿日時:2009/08/18 19:56  ---225.26.100

こんばんは
弓の鑑定書について教えてください。
鑑定書付きの弓と鑑定書無しの弓では値段は違うのですか?

Q:クレモナ製?なのでしょうか・・
投稿者:caramelldansen     投稿日時:2009/08/17 17:08  ---104.7.76

古いヴァイオリンを入手したのですがラベルに
romano ruggeri R?R「RとRの間がよくわからない記号?」
fece in cremona anno 1988 と書いてあるのですが
これはクレモナ製なのでしょうか?それとも贋物なのでしょうか?
素人なのでよくわかりませんが作りは悪くないと思います。
裏にはトラののような杢が出ています。
弓はJ.S.FINKELと書いてあります。
詳しい方よろしくお願いします。

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/17 20:32  ---7.10.171

ラベルを信じるなら、クレモナ製だと思います。

「贋物なのでしょうか?」と書かれてありますが
頂いた情報では何も手がかりがなく
何とも申し上げようがありません。
楽器の裏板の杢の様子や、
弓は
楽器の製作とはまったく関係ありません

cremonaの製作者に詳しい方で
romano ruggeri という方が実在することを知っていて
なおかつ
その方の楽器の特徴を理解している人に実物を見てもらわなくては
必要としている答えは得られないでしょう。

楽器店で買ったのであれば、楽器店は何といっているのでしょうか?

オークションであれば、歴史があり信頼のおけるオークションでない限りは、すべて疑ってかかるべきだと思います。

投稿者:caramelldansen     投稿日時:2009/08/17 21:07  ---104.7.76

大変親切な回答ありがとうございます!
自分ではやはりわからないので詳しい方に見てもらうようがんばってみます。今回はありがとうございました!

Q:弓の買い替えで・・・
投稿者:さや     投稿日時:2009/08/16 04:26  ---225.27.156

楽しく拝見させて頂いてます。
弓を買い替えを考えているのですが、予算的には50万前後と考えています。この位の金額ですと新作弓を買うべきなのか、もしくはオールドも視野に入れて考えてもいいのでしょうか?
素人なので弓の製作者などに詳しくないのでご指南下さい。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2009/08/16 18:12  ---110.89.28

ちょっとまえによく似た投稿がありましたが、楽器屋さんで聞いたらいい内容と思いました。

Q:ヴァイオリン弓の買い替えで・・・
投稿者: アルキ 投稿日:2009年08月02日(日) 02時54分 ---.225.27.134

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/17 20:46  ---7.10.171

「オールド」というのは、どのくらい昔の弓を指していますか?

(1)1750〜1880年ぐらい?
(2)1880〜1940年ぐらい?
(3)1940〜1999年ぐらい?

(1)(2)で状態の良い弓を予算内で見つけるのは、努力が必要だと思います。

(3)で状態の良い弓を予算内で見つけるのは、製作者不祥であれば比較的見つけやすいと思います。おそらくstradさんの得意な範疇だと思います

新作だと
量産メーカーの上位クラスの弓(カーボン弓含む)
個人製作者の普及品クラスの弓
の価格帯です

さやさんが
新作弓でもいいのか?
古い弓のタッチにこだわるのか?
そこを決めるのが大切だと思います

自分でどちらかわからないときには、現在ご指導を受けている先生に相談して、今の自分の奏法に合う弓をさがしてもらうのが一番かと思います。

人によって、弓の相性は様々です。
真剣に選び出すと、楽器以上に難しいのが弓です
漠然とした購入意欲なりイメージで購入すると
後悔する場合もあります

明確なイメージが持てないならば
「次に新たに弓を買うことを決めて、つなぎの弓を50万円以下の予算で買う」あるいは「今回は見送る」のどちらかの判断をした方がいいと思います。

「出会い」と良く表現されますが、待てばいつの日か どうしても欲しくなる弓に出くわすことがあると思います。 いつの日か確約ができないその日を待つか、暫定で購入するかどちらかだと思います。

個人的には 掲示板を提供してくださっているstradさんの弓の品ぞろえはなかなか良いと思いますので一度覗いてみてはいかがでしょうか?

Q:バイオリンの弓の毛を抑えている木片が外れたのですが
投稿者:みじんこ     投稿日時:2009/08/15 18:32  ---81.201.242

バイオリンの弓の先端部分、毛を弓の先端の溝に差し込み押さえるための木の木片(この部分を何というのかネットで調べましたが分かりません)が、突然ポロリと取れました。毛はきれいに束ねてあるので、木片を穴に再度差し込めばなんとか収まりますが、元のように弓のチップにフィットするほど収まりません。これは、修理に出した方がよろしいのでしょうか?
それとも、工具を使って自分でなんとかなる程度のものなのでしょうか?そうだとしたら、どのようにするのか教えて頂けると助かります。
子どものバイオリンで、先生にお尋ねするにも只今お盆の最中なので気軽に連絡できませんし楽器屋もお休みかと思います。こちらで御指南頂けると助かります。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2009/08/15 21:20  ---41.41.121

チップが外れただけではなく、楔が抜けて毛が外れてしまったということでしょうか。
楔を差し込んでも、素人工法では弓圧に耐えられないでしょう。
職人さんにみてもらうべきです。

投稿者:みじんこ     投稿日時:2009/08/15 21:52  ---81.201.242

早速のお返事、感謝します。
チップというのは、弓の先端部分の白い薄い面のことだと思いますが、その下方部分で弓の束を差し込む溝があると思います。差し込んで弓を固定させるための、木片です。弓の束を差し込むとほとんど隙間はないところへ、ピタッと収まらせるわけなので、これは素人で無理矢理扱うと 壊れてしまうかも・・・
購入して約8ヶ月、落としたり無理な扱いはした覚えはないのですが、こういうことってあるのでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/08/15 21:58  ---102.164.12

「虫歯治療で以前つめたはずの奥歯の詰め物が、ポロッととれてしまいました。とりあえず、もとのところに自分で詰めてみて、あとは放っておけばよいでしょうか。」というのに近い質問かと思います。
結論としては、あなたが歯医者(あるいは歯医者同等の知識と経験を持っている人)でないのであれば、応急処置で数日しのいだとしても、その後できるだけ早く歯医者さんに行った方がよいでしょう、というのと同様の答えとなります。

投稿者:みじんこ     投稿日時:2009/08/16 00:34  ---81.201.242

バイオリンを持つからには、それ相応の知識を習得する必要を感じました。
早速、楽器店に持ち込んで修理をお願いしようと思います。
ご丁寧なアドバイスありがとうございました。

Q:
投稿者:naosayao     投稿日時:2009/08/12 13:41  ---9.24.112

先日弓の個人輸入について質問をしたものです。 みなさま本当にいろいろ親身にアドバイスいただきありがとうございました。 心からお礼を申し上げます。 

皆様のアドバイスに従い、やはり不安があることはやめておこうと思い、いつもの工房にて購入することにしました。 フランスへ弓旅行へはなかなか難しいのであきらめることにいたします。 

試奏に数本の弓を借りてきているのですが、なかに、C.H.K.Schmidt の弓があります。 
娘はとても弾きやすいと気に入っているのですが、この弓の作者についてご存知の方がいらっしゃったらいろいろ教えてください。 

今回選んでいる弓はすべて金黒壇で、Tomachot, Schaeffer、そしてC.H.K.Schmidt のものです。 


この3種類の弓について使い心地や、その他いろいろなお考えを聞かせていただけるととても参考になります。 どうぞよろしくお願いします。 

投稿者:naosayao     投稿日時:2009/08/12 13:57  ---9.24.112

すみません。 スペルが間違っておりました。Thomachot です。 

過去ログも検索してすべて読ませていただきました。 

どうぞよろしくお願いします。 

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/14 08:48  ---95.2.121

(C.?) Hans. Kart. Schmidtですか…
本物で状態が良いならとても魅力ある弓でしょうね
すでに過去ログを見ておられるので「弓」の本の評価が高いことも確認されていることでしょう。(とっても有名な)弓製作者の一人で生きているなら、かなりご高齢かもです。
私が1970年代にE. Sartoryか彼の弓かを悩む製作者でした。私の中では、品質はE. Sartoryの上物と同格です。ドイツ製弓では、最高位グループにランクされる方です。
現在の日本では、フランス系の弓が人気で、店頭からドイツ系の弓が消えつつありますので(楽器商は売れるモノしか扱わない)状態の良い弓はなかなか見つからないと思っていました。
一昔前の人気メーカーS. Thomachot や 現在も確実に品質を保ちながら製作をつづけている C.Schaeffer もとても素晴らしい弓製作者です。時には素晴らしい弓を作りますが、自分の経験では、 Schmidt は彼ら以上に良い素材を用い、素晴らしい弓を作っている製作者だと思っています。私は、S. ThomachotやC.Schaefferは彼と比較すると格下だと思っています。
弓は、投機やリセールバリューの期待をしなければ、性能が一番重要です。候補の3メーカーの弓を使用するお嬢様が判断して、一番使いやすいのを選べばよろしいのではないでしょうか。評価の高い製作者は品質が高いレベルで安定しています。3メーカーとも評価の高い製作者だと思います。

お金があって、良い弓に出会えるチャンスがあるなら、私はコレクションに加えたい弓メーカーの一つです。

投稿者:naosayao     投稿日時:2009/08/14 11:54  ---2.197.164

rioさま

ありがとうございます。 検索をかけてもあまりヒットしないので どういう作家かと気になっておりました。 


4本(Thomachotを2本借りています)の中で巻いてある皮も変わっていて、茶色い型押しのような、格子のような柄の皮です(わかりにくい説明ですみません)。 


工房はとても信頼の置けるところです。Schmidtも製作証明がついていると聞いていますが別に証明がなくても信頼しております。

 
書き込んだ後、娘の先生に試奏していただいたのですがThomachotの中の1本がいいのでは、というお話だったのですが、「少しぺたぺたするのが気になる」とおっしゃっておりました。 こちらの過去ログにも同じようなことが書き込まれていたので、そういう弓なのでしょうか。 

 ドイツの弓がフランスの弓と比較対照になるということが(価格も試奏対象としても)素人の私は、不勉強のため、驚くことでしたので どういう作家なのか、教えていただきたくこちらの掲示板で皆様のご意見を伺いたいと思いました。

投資対象とかリセールバリューなどは考えておりません。 
書き込みだけ読まれていると、どれほど贅沢かと驚かれるかもしれませんが そういう中に入れてしまった、としか言い訳のしようがありません。
今まで娘に20万円くらいのドイツ弓を使わせていたのですが 今回
試奏してみて、評価の高い弓との差、あまりの音の変わりように驚きました。 
  
そのようにすばらしい作家の方なのでしたら もう一度今度はSchmidtの弓を何本か借りてきて選びなおしてみたいと思います。価格はThomachotとほとんど変わりません。 

投稿者:rio     投稿日時:2009/08/14 14:28  ---95.2.121

S. Thomachotは私が都内で見かけるものは中古の場合が多く、価格が手ごろなモノは「腰がしなやかになっちゃった」と感じるものがあります。未使用に近い弓は名古屋と北海道で試したことがありますが、しなやかさと強さを感じる弓でした。

弓は、音色以外の操作性では「吸いつき」だけでなく「とばしやすさ」「とめやすさ」とのバランスも重要です。
音色も弾き手との相性でで大きく変わる場合があります。
親は、予算の上限だけ提示して、工房と先生と娘さんに任せるのが一番かと思います。

上質のSchmidtの弓を何本か借りることができるのであれば、本当に羨ましいです。

>ドイツの弓がフランスの弓と比較対照になるということが
>(価格も試奏対象としても)素人の私は、
>不勉強のため、驚くことでした

例えばハンドバッグ
フランスのシャネル、エルメスとドイツのコンテス
というイメージでお話すればわかりやすいでしょうか?
ただ単に「ご存じなかった」というだけのことです

良き弓に出会い、演奏が楽しくなることをお祈りいたします。

投稿者:naosayao     投稿日時:2009/08/14 21:44  ---9.24.112

エルメスとコンテスですか…すごくよくわかりました(笑)

冗談はともかく そうですね。 予算を提示してあとは工房と先生とを信頼して本人が納得のいく弓を選べばよいですね。 

今回 ThomachotもSchmidtもSchaefferもすべて未使用の弓だと聞いております。 

そういう弓に出会えること自体が稀なことなのですね。 とても恵まれているとわかりました。

Schmidtの弓をとても評価されているrioさまのような方にお話をうかがえてとても参考になり、また私にとっても勉強になりました。 
こちらの掲示板で、再三弓は出会いだと、書かれているのを読み「そういうものなのか」と思っておりましたが、今回お話をうかがえて、それを実感しました。 
 
本当にありがとうございます。