弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:チェロハードケース内温度
投稿者:通りすがりの学生 投稿日時:2010/04/16 10:35 ---124.216.118
チェロのハードケースを探しています。そこで気になるのは、重さもさることながら、炎天下で持ち歩いたときの内部温度です、何度ぐらいになるのでしょうか?また、このとき白と黒ではどの程度温度差があるものなのでしょうか?通学時に30分以上持ち歩くので気になります。また換気口付きのケースは販売されているのでしょうか?
投稿者:エルネスト・アントルメ 投稿日時:2010/04/16 12:10 ---13.51.97
チェロを持った経験は無いので、ヴァイオリンを持った
経験からの類推です。
ケースの材質や厚みにもよりますが、温度計を入れておき、
30分持ち歩き後の内部の温度を見たらいかがでしょう。
ケースは、楽器の保護用ですが、実際には、断熱性も
多少はありますから、密封された状態なら、それほどの
昇温は起きないはずです。もちろん、途中で開けたらまずいし、
換気口があると、かえって昇温するでしょう。
ご心配なら、運ぶ前に室内の冷房にさらして冷やしておき、
できるだけ、短時間で運ぶ、さらには、反射性の金属色の
シートや白い布で被覆するのはいかがでしょう。
ケースの色についても、黒色系統ではない反射性のものが
有利かと思います。
Q:古い鈴木バイオリンなのですが教えて下さい
投稿者:白井黒子 投稿日時:2010/04/15 06:56 ---153.86.50
SUZUKI VIOLIN CO.,LTDNo.19 1960 とラベルにあるバイオリンなのですが、当時いくら位で、どの様なランクのものでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2010/04/15 08:52 ---102.163.178
鈴木バイオリン製造株式会社のホームページの、製品紹介のところに、過去モデルの品番&価格の表が掲載されています。
Q:制作者について。
投稿者:T-L 投稿日時:2010/04/09 01:23 ---103.171.234
とある国の亡くなったコンサートマスターが使用していた楽器です。ヴァイオリン本体のラベルには Jacobus Stainer in Absam prope Oenipontumうんぬんの表記があるのですが、そのラベルと本体の裏面のボタンという部分に、Wのアルファベットを○で囲んでその上に王冠の紋が入っております。 このWは制作者の名前なのでしょうか。。。? 勿論、本物のStainerじゃ無いと思うのですが、どなたが制作したのか非常に気になってしまいまして…きっと名前の頭文字か工房のスタンプか何かなのかなと日々悶々としております。
あまり、王冠のスタンプというか焼き印のような物の入った楽器を見たことが無いので。
何かご存じの方がいらしたら教えて下さい。
投稿者:maria 投稿日時:2010/04/14 08:52 ---225.161.151
うちの娘のバイオリンのボタンにも王冠の焼印が入っています。いつも持ち込む弦楽器工房ではドイツのバイオリン制作家(工房)がこの焼印を打っていたようだと教えてもらいました。ちなみにうちの楽器はamatyの1900年初めのコピーです。
Q:どんなバイオリンでしょうか。
投稿者:tiptoe 投稿日時:2010/04/13 02:36 ---98.86.218
初めまして、突然で恐縮なのですが、質問させてください。
そして全く知識に関して初心者ですのでよろしくお願いします。
今は残念ながら全く使っていないのですが、20年ほど前に
バイオリンを習っていまして、その頃両親から買い与えられた
ものを長らく保管しているのです。そのバイオリンに関しまして
何か情報などありましたら教えて頂きたいと思いました。
ラベルには
Carlo Giuseppe Oddone
Torino anno 1962
素人ながら自分なりに調べてみて、オークションサイトなどではこの年代のものは見当たらないのであまり価値のないものなのでしょうか?
また弓ですが、合わせて購入したものですがArchet製です。ロゴの隣に星がついているのですがいつ頃作られた物?型番と思われますか。
教えて頂けますと幸いです。よろしくお願い致します。
投稿者:Tets Kimura 投稿日時:2010/04/13 09:17 ---30.170.226
Carlo Giuseppe Oddoneは、1866年に生まれ、1935年に亡くなりました。ラベルの1962年は読み間違いでしょうか?
投稿者:tiptoe 投稿日時:2010/04/13 10:12 ---98.86.218
Tetsさん
ご返信ありがとうございます、そうですよね、読み間違いだと良かったのですが…(苦笑)19までは印字なのですが「62」は手書きに見えるような状態です…。購入元は某交響楽団の団長さんからだったのですが、ハテナです…。
投稿者:Tets Kimura 投稿日時:2010/04/13 11:39 ---30.170.226
本物かどうか、また違うにしてもどれくらいの価値があるものかなどは、実物を見てみないとどうしても分からないものなので、信頼できるディーラーさんにみてもらうことをお勧めします。
投稿者:tiptoe 投稿日時:2010/04/13 16:37 ---98.86.218
Tetsさん
そうですかー、やはり見てもらうべきという事ですよね!
うーむ、偽物だと恥ずかしいですが…、行ってみます。
教えて頂きありがとうございました!
Q:ドイツのバイオリン製作家について
投稿者:村田 投稿日時:2010/04/11 14:52 ---03.131.29
ドイツのバイオリン製作家でオスカーディルナーという方のバイオリンを探しております。どなたかご存知の方がおられたら教えてください。また、楽器店にはなかなか置いてないようですが相場はだいたい幾らぐらいになるのでしょうか?インターネット上では情報が得られなかったのでご質問させていただきました。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2010/04/13 13:20 ---220.255.171
Oskar Dillnerで検索すると東京の某楽器屋さんのサイトに値段「Call」と出てきますが。
Q:Calro Despini 1800年代
投稿者:あい 投稿日時:2010/04/10 20:44 ---211.209.208
このバイオリンについて、調べております。
なかなかヒットしません。ヘンリーの辞典にも載っていないのですが、他の辞典には載っていると聞いたことがあります。
アレッサンド デスピーニ?ならヘンリーの辞典に載っていました
何かご存じな方 ご教授お願いいたします。
この楽器が存在するなら いくらくらいの楽器なのでしょうか?
宜しくお願いします。
投稿者:SP2 投稿日時:2010/04/11 08:22 ---38.107.87
アレッサンドロ・デスピンの息子でトリノの製作家です。
投稿者:あい 投稿日時:2010/04/11 14:20 ---83.190.16
ありがとうございます。
息子さんなのですね!
このバイオリンはいくらくらいのものなのでしょう?
投稿者:SP2 投稿日時:2010/04/12 07:25 ---38.107.87
或るディーラーで4万ドルというのがありました。ご承知の通りアレッサンドロ・デスピンはプレセンダの弟子で共同製作家だったので、父親の楽器はそれなりに高価なようです。それと、CalroではなくてCarloだと思います。
投稿者:あい 投稿日時:2010/04/12 10:16 ---211.209.208
SP2さま
ありがとうございました!
間違っていましたcarloでした。ご指摘ありがとうございまいた。
その楽器商 曰く だいたい20丁くらいしか作っていない制作者だと聞きました。
本物かどうかは音とラベルでしか信用できないです。
写真なんかは ないんでしょうか???
4万ドルなんですか!倍くらいの価格だと聞いていました^^;
投稿者:TK 投稿日時:2010/04/12 11:53 ---30.170.226
音とラベルでは本物かどうか判断できない、というのはご存知でしょうね。
また写真をみて比べるにしても、人間は見たいものを見ようとしてしまう癖があるので気をつけましょう。
以上、念のために、です。
投稿者:SP2 投稿日時:2010/04/12 20:05 ---38.107.87
エリック・ブロットでも呼んで来ないと判らないと思います。実際はこんなところで聞いても仕方が無いので、信頼できるディーラーの判断を仰ぐべきだと思います。
投稿者:あい 投稿日時:2010/04/12 20:14 ---211.209.208
あまり知られていない制作者なのですね。
信頼できるディーラーさんに聞いてみたいです。
でも 何処で聞けばいいのか分かりません。
ありがとうございます。
Q:AUBERT DE LUXE ヴァイオリン駒について
投稿者:ピカッと! 投稿日時:2010/04/08 18:28 ---215.11.49
こんにちは_(._.)_
AUBERT DE LUXEの駒について質問させてください。
先日ネットでAUBERT DE LUXEの駒を購入しましたが、
スタンプが焼印ではないような気がしてなりません。
通常AUBERTは焼印と聞いたのですが、焼印だと
茶色っぽくなっているのでしょうか?
それとも黒いインクのようなスタンプなのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけますか?
投稿者:通りすがり 投稿日時:2010/04/08 22:48 ---49.120.10
それ、中国製の偽物ではないでしょうか。
当方所有の中国製格安楽器にも青インクでオベールとスタンプしたものが付いています。
投稿者:いのうえ 投稿日時:2010/04/08 23:48 ---172.182.75
偽物を作るのだったら焼き印のこても本物のように作ればよかろうと思いますが。よい駒は木目が密で冬目が締まっており、まっすぐな平行で水平に走っています。ピカッとさんの買われた駒はどうですか?
Q:修復弓
投稿者:夕里 投稿日時:2010/03/15 01:33 ---1.46.110
こんばんわ。弓選びで悩んでいます。気に入ったフレンチオールド弓があるのですが、巻線の先側1cmくらいのところから元側に向かって肉眼でわかる程度に目立つ修復痕があります。折れていたものなのか、ひびが入った程度なのか、どの程度の大きさの傷であったのか傷の元側は巻線が巻かれているため、わかりません。
(1)巻線をはずして傷の全貌を見せてもらうべき?
またはX線撮影などしてもらうべき?
(2)通常弓が折れた場合弓先と真ん中、弓元、どこが一番影響が出やすいでしょうか?
(3)フレンチオールド弓の場合、折れて修復したもの、ひびが入って修復したものであれば価格の相場でどれくらい下がるものでしょうか?
弾いた感じでは若干味のある鈍い感じはあるのですが、大らかな使い心地のバランスの良い弓で、若干の鈍さが修復のせいなのか、個性なのかはわかりません。私自身は気に入っているのですが、価格はで315万(ヤコブ ユーリ)と言われました。将来的に買い換えるならこういった弓は下取ってもらうのが難しいと聞きますし、購入するのなら一生をともにする覚悟なのだろうか、と悩んでいます。もしご存じの方がおられましたら教えて頂きたいと思います。
お店の方に直接聞いてみようともおもっているのですが、弓にケチをつけて値切っている、と思われても困るので、まだ尋ねていません。
投稿者:セイジ 投稿日時:2010/03/16 00:06 ---151.3.246
行きつけの楽器商からは、弓が折れると価値は10分の1と聞きました。本当に折れたものを修理しているなら、それなりに安くなるはずです。巻線など安いものですから外して中身を確かめるのも悪くないですが、多少とも気になる個所があって迷うならきっぱり諦めるのが正解です。購入後もずっと気になるものです。
投稿者:QB 投稿日時:2010/03/16 11:28 ---05.227.127
程度にもよるでしょうが、セイジ様の仰る通り、1/10前後から、ひどいものはそれ以下になってしまいますね。(壊れた場所にもよりますので)
個人的には先端がやられたモノは私は手を出しません。
今回のように手元が折れたものはあまり見たことがありません。
今回の価格が本当なら、巻線とラッピング全部はがして、何のためにどういう修理がなされたのか明らかにするでしょうね。
基本、弓は棹に修理痕があるものは避けた方がよろしいかと思います。
投稿者:夕里 投稿日時:2010/03/16 21:52 ---1.46.110
セイジ様、QB様、アドバイスありがとうございます。
悩んで、ここに質問してしまうくらいにはそのEuryの弓が気に入ったのですが、考えなおします。価値はなんと1/10にまで下がってしまうのですね。315万は修理痕を考えると価格もかなり高めですね。やっぱりお店の人に聞いてみようと思います。
弓選びは相性の点では恋人や結婚相手を探すにも似て奥が深く、さらに価格まで考慮しなければいけないので、本当に難しいです。
投稿者:夕里 投稿日時:2010/04/07 23:21 ---1.46.110
その後についてです。
お店の人に相談すると、巻線を外してくださって、’あ、これは接いでありますね〜’と言ってびっくりしておられました。ちょうど巻線の下の所からフロッグの付け根にかけてでした。折れた形跡はないのですが、’接ぎ弓’ってどういう状況で行われるのでしょうか?よくあることなのでしょうか?
ご存知の方、おられましたらご教示ください。
投稿者:いのうえ 投稿日時:2010/04/08 23:42 ---172.182.75
折れた弓を非常にうまく修理してある状態と思います。価値は折れる前の約1/10です。此が315万円とすれば、元は3000万円の弓だったことになります。価値は下がっても弓として元のように使えるとは言われています。
Q:教えてください。
投稿者:TOKAI konmas 投稿日時:2010/04/08 17:53 ---247.87.210
こんにちは。
今、本番用の楽器とは別に練習用の楽器を持っているのですが、
ラベルに Walter Meinhold と書かれています。
この人についてネットで調べても全然ヒットしません。
どなたかこの人についてお知りの人がいたら教えて下さい。
よろしくお願いします。
投稿者:Tets Kimura 投稿日時:2010/04/08 22:00 ---30.170.226
Walter Meinhold
1906年 Erlbach,ドイツに生まれ、Markneukirchenで活動していた製作家だそうです。しかし、その他のMarkneukirchenやフランスのミラクールのメーカー同様、どこまでが製作家としての名前で、どこまでがブランドとしての名前なのか曖昧ですよね。
以上、参考までに。
Q:チェロの弦長
投稿者:りんご 投稿日時:2010/04/13 15:13 ---98.180.243
フルサイズのチェロを弾いていますが、オクターブがほんの少しだけ届かず親指を使ったりしていますが、とても苦労しています。そこでこちらの過去ログを検索させていただいたところ、フルサイズの弦長を短くして使うというのは珍しいことではないことを知りました。そういう場合、どういった方法で弦長を短くするのでしょうか。それはとても大がかりな作業になりますか? また短くすることによる楽器の鳴りへの影響はどんなものなのでしょうか。やってみないとわからないのでしょうか・・・。
個人レッスンを受けているので先生に以前相談そ持ちかけてみたことはあるのですが、楽器の状態がとても良いのでもったいないと言われ、以来、なんとなくこの話題は持ち出せずにいます。
投稿者:CABIN 投稿日時:2010/04/14 12:50 ---31.116.240
過去のコメントを書いたことがあるCABINです。
再掲に近くってスミマセンが...
私が見た2つのチェロの事例では
・上ナット(糸巻き側)を作り直して、1〜2センチ程度下方にズラすものです。
・このままでは第4ポジションあたりに違和感が生じるはずなので、駒を上方
に移動する必要があります。(魂柱調整も必要)
・結果として弦長が短くなりますので、オクターブが取りやすくなるはずです。
・影響として弦の張力が下がりますので音色には変化がでると思われます。
弦が短いのに開放弦の音程は替えられない、つまり改造前より弦を緩めなけ
ればならないという意味です。
私も、弦長の短い楽器を弾いてみて、弾きやすいとは思いましたが、この程度の
楽器ならもう少し鳴る気がするがなぁとも思いました。
また、できることならこの改造をしないで済むにこしたことはありません。
また、私はやったことがないのでお勧めはしませんが、模擬的に上ナットを
ズラすのは、上ナット近傍に指板と弦の間に、何か差し障りのない枕のような
ものをかませてやると実験ができると思います。
もし行う場合は自己責任で、くれぐれも、駒は動かさないで....
一番の問題は...
ご要望を理解して、このナットを作ってくださる工房があるかどうかです。
2つのチェロもどこでどうやって改造したのかは知りません。
まずは、先生のようにもったいない、とか。
努力して弾けるように、といわれるような気がします。
投稿者:りんご 投稿日時:2010/04/14 14:16 ---98.180.243
CABINさま、過去のコメントを見つけることができず、こうして再度お答いただきありがとうございました。
長さが変わればテンションも変わるしすべてのバランスが崩れるわけですものね・・・。先生が「もったいない」とおっしゃる意味がわかりました。よくよく考えてみます。とりあえず8分の7とか、フルサイズでも弦長の短めのものとかを試奏させてもらって本当に自分にそれが必要なのかももう一度考えてみることにします。
ありがとうございました。
投稿者:通りすがりのチェロ弾き 投稿日時:2010/04/14 23:42 ---6.83.22
個人的な意見ですが私なら改造するのは避けます。
ゆっくりな曲や重音の曲なら積極的に親指も使っても良いと思いますよ。(その辺は先生と相談しながら弾くと良いと思います)
単旋律で曲が速くて1−3(4)じゃないと間に合わない場合は少し跳躍して弾くしかないですが…。
あと、チェロをどれくらいの年月弾いているのか分かりませんが、
慣れないうちは大変ですが使っているうちに拡がるようになってくる場合もあります。
どうしてもサイズのせいで不利になるのなら8分の7の楽器も良いかもしれませんね。
手の小さい方や女性の方は使っている人も多いですよ。
投稿者:りんご 投稿日時:2010/04/15 06:42 ---98.180.243
通りすがりのチェロ弾き様
コメントありがとうございます。周りにいるチェロ弾きさんたちの間でもやはり避けた方がいいというご意見の方が多いようです。8分の7を機会があったら試してみようかと思っています。でもたしかに「ここで届いたら・・・」と痛切に感じる箇所が出てくる頻度を考えると、そのためだけに楽器を改造したり新しい楽器にかえるというのはどんなものなのかと思い始めています。もっと弾き手としての工夫(努力)が必要なのかもしれません。
投稿者:マコ 投稿日時:2010/04/18 05:22 ---143.245.129
ヴィヴァルディの「四季」より「夏」の三楽章でオクターブに苦労しました。
仕方ないので、親指を「動員」しましたが、
かっこわるいなあと悔しかったことを覚えています。
1-4で押さえられる人、うらやましいです。
1-3で押さえられる人もいるんだ。すごい!
ペレーニがドヴォルザークのチェロ協奏曲第一楽章の終わり近くで
主旋律を例によって事も無げにさりげなくオクターブで弾いていて
すごかった・・・
裏技かも知れませんが、
1-4で押さえる場合1の指だけを指板に接して弦は少し浮かせた感じにすると
下の音の音程が低めになるので、
結果としてオクターブを押さえる距離が少しだけ短くなります。