弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:
投稿者:N 投稿日時:2010/07/24 22:20 ---228.207.182
楽器や松脂を拭く布やクロスはどうやって洗濯されていますか?
私は液体せっけんを入れて洗濯機で洗っているのですが、これで
良いのでしょうか?もしかして石鹸成分や合成洗剤の成分が布に残っていたとしても大丈夫なのでしょうか?それと、楽器用・松脂拭き用は分けて洗った方がいいのでしょうか?私は全部一緒に洗濯機に入れて洗っているのですが・・
投稿者:ライムライト 投稿日時:2010/07/26 13:03 ---37.177.7
楽器用と松脂用はさすがに分けたほうがいいのでは?
ちなみに私は松脂用の布は100円ショップで2枚組になってるやつを4ヶ月ぐらいで使い捨てにしてます。
楽器用のやつが心配でしたらお湯でもみ洗いとかでいいのでは?
もともと弾き終わったあとの汗や松脂の汚れを軽く落とすためのものですし。
投稿者:会社員 投稿日時:2010/07/26 19:29 ---15.200.186
考えたこともありませんでした。
古いワイシャツとか、使い捨てにしていました。
投稿者:N 投稿日時:2010/07/26 21:34 ---131.202.228
ライムライト様
会社員 様
ご回答ありがとうございます。
やはり、楽器用と松脂用は分けて洗った方がいいですよね・・
確かに楽器用のものはそれほど汚れてはいない気がするので、
これからはお湯で揉み洗いしてみようと思います。
100円ショップのものや、古いYシャツ等を使い捨てにするというお話はとても勉強になりました。
私も今後はそういう風にしようと思います。
色々教えていただきましてどうもありがとうございました。
投稿者:後塵 投稿日時:2010/07/28 02:05 ---231.206.48
百円ショップの木綿のタオルやハンケチとか古いシャツ(Yシャツなどとんでもない)は駄目です。ニスを痛めるし松脂が拡散してしまひます。眼鏡拭き用の大判のクロスが一番です。指盤の部分はタオルでも良いでせうけれども。
投稿者:通りすがり 投稿日時:2010/07/28 03:12 ---163.80.86
このQ&Aの過去ログを検索なさってみるといいと思います。
過去に似たような質問が上がっており、そこでは綿100%のシャツ、ガーゼハンカチなどが上がっていた様に思います。
普段使用したあとの汗や松脂は、軽く落とす程度でいいので、それらで十分かと思います。
使い捨てにできるし、コストもそれほどかからないし、洗剤が残ることも心配しなくていいので、安心なのでは?
投稿者:会社員 投稿日時:2010/07/28 07:02 ---15.200.186
一応フォローさせていただきますと、
古いYシャツは、弦のまつやに除去用ですので(念のため)。
本体は、通りすがりさんご指摘のように、極力汚れを軽く落とす程度でよいと考えます。ちなみに本体は、私はシリコンを含んでいないカメラ用のクロスを使用しています。
投稿者:rio 投稿日時:2010/07/28 10:21 ---103.251.125
Yシャツについての誤解を…
弦楽器の本体を拭くのに
80〜100番手の太い糸や、混紡モノはお勧めできませんが
200番手〜300番手の綿糸100%の布で作ったYシャツの古布は
楽器に優しい布だと私は思っています。
ただ、高級素材なので…
投稿者:通りすがりのチェロ弾き 投稿日時:2010/07/28 13:18 ---220.227.32
私は使い古したフェイスタオルを使っています。(適度に柔らかくなっているので)
弦用と本体用をタオルの表と裏で使い分けています。
本体は軽く松脂を拭き取る程度にしています。
投稿者:通りすがりのVn弾き 投稿日時:2010/07/28 14:14 ---219.93.44
知り合いのN響の人達の大半は・・・
不要になったシルクのスカーフを使っているみたいです。
因みに私も師に倣ってその様にしています。
頑固な汚れには水やクリーナーよりも唾液が最も無難だそうです。
繊維の細かい素材なら何でも構わないと思います。
但し起毛素材とかパイル地のものはなるべくなら
避けた方がよろしいかも知れません。
特に古い楽器だと僅かな疵に繊維が引っ掛かって
大事故に繋がる危険性がありますので。
投稿者:rio 投稿日時:2010/07/28 17:18 ---103.251.125
そういえば、キョンという動物の皮をなめしたものも良いと聞いております
投稿者:N 投稿日時:2010/07/28 22:56 ---16.224.155
沢山の方がご回答下さいまして、本当にありがとうございます。
とても勉強になりましたし、楽しく読ませていただきました。
今後は皆様からのアドバイスを取り入れ、より良いお手入れが出来そうで嬉しいです。
Q:楽器の大きさと音程のとりやすさ
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/25 14:03 ---106.107.108
連続投稿ですみませんが質問させてください。よくミュートをつけた楽器は下手でもうまくなったように錯覚するというじゃないですか。電子バイオリンとかでも無難に音がでたりするものですが、それ故に練習にならないとかよく聞きます。そこで音程がとりやすいバイオリンってどうなんでしょうか。やっぱりシビアに音程が出るものの方が良いのでしょうか。検討中の楽器は若干大きいみたいなんです。ネック周りとかぜんぜん持った感じが違うので、弦を抑える間隔も多少違っているのかもって思いました。大きいから指を押さえるポイントが広いのですかね。皆さんのご意見を聞かせてください。よろしくお願いします。
投稿者:rio 投稿日時:2010/07/25 19:27 ---103.251.125
ご相談に対する私の意見は
私は音程がとりやすいバイオリンが良いと思います。
なお、私はシビアに音程が出る楽器というのは聞いたことがありませんでした。
時々本などで「銘器は正確な音を出さないと鳴らない」と書いてあるのを読みますが、それが事実なら、その楽器はピッチや音律が変わると鳴らなくなる楽器ということになります。きっと、「上手な人が弾かないと鳴りませんよ」ということを言いたくてそのようなことを書いたのだと思います。
「若干大きい」とのことですが、何が大きいのでしょうか?日本に販売を目的で輸入されるクレモナ製の新作楽器はストップ長や弦長はほとんど標準的サイズで作られていると思いますのであまり心配は要らないと思います。(平行輸入品もあり断言はできませんが…)
ネックの太さや、ナットと駒の弦溝間のピッチでも弾きやすさは変わります。ただ、この部分は調整できる範囲ですので自分の弾きやすいように購入後じっくり調整をするといいと思います。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/25 19:52 ---30.170.226
「指を押さえるポイントの広さ」に直接関係するのは楽器本体の大きさではなく、ナットから駒にかけての弦長です。もちろん、それ以外の要素によっても多少変わりますが。
あと、ネックと本体のストップ長の比率や、ネックの付け根(ヒール)の形状などによって弾きやすさは変わります。
このような類の弾きやすさ(音程のとりやすさ)については私もrioさんと同意見で、良いほうが良い(変な言い方ですが)と思います。
なかにはWolfが微妙な位置にあり音程がバッチリではないと、という楽器もありますが、それは少し別の話でしょう。
一概に「弾きやすさ」といってもいろいろありますからね。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/25 23:28 ---106.107.108
ご回答ありがとうございます。大きいというのはネックの太さと構えたときの本体の厚みです。15年間使っていた今までの楽器と比べて全然違いました。ネックが太く感じるため、G線を含む重音がうまく鳴らせなかったりハイポジションでのスケールが難しくかんじます。私の楽器が小さかったのではないかということも考えられるのですが、これまで何丁か試奏もしていて今回初めて感じたことだったので気になりました。4の指も古い楽器と引き比べをしてみたら今回の楽器ではいつもより指を広げないととれない感じが明白に実感できる程度なのです。私は男ですが比較的手も小さい方なので私にはあってないのかと心配しております。調整で解決できるのであれば相談してみようと思います。しかしまだ購入は決断していませんので、他の楽器にしたほうがいいのかもしれません。ピッチは取りやすいように感じるんですがね。。。
投稿者:弦喜 投稿日時:2010/07/26 01:59 ---102.163.178
以下、私見です。
楽器の厚みを感じるというのは、顎当ての形状や高さの方が支配的ではないでしょうか。とても分厚いという楽器はヴァイオリンではあまりみかけません。(もちろんアーチの高さや板の厚みなどは、楽器により異なりますが...)
ネックの太さは本当に千差万別、形状もしかり、また指板の厚みや幅もものによりかなり違います。
道具としての使い勝手という点では、持った時に手に馴染み「これだ」と思えることは大きな条件だと思います。高性能、高パワーだが、使い勝手が悪いというものはヴァイオリンに限らずよく見かけますが、そのようなものは気持ち良く扱えないというのか、自分の身体の延長にはなりきれないような気がします。
音程の当たりやすい楽器とそうでない楽器があることは明確にあることは認識していますが、それが何によるものかは、まだ個人的には分析できていません。でも音程がきれいに当たるので、なんて気持ちがよいのだろうと思える楽器は、確かにありますので、相性含め頭にいれておくべき要素だと思います。
フィティングを交換する。指板を適正に削る、あるいは薄くする。などはすぐにできることですが、ネックを削る場合は、どれくらいの厚みのどのような形状が自分に合っているのかがわからないのであれば、何が正解かわからないので、リスクは高い(下手をするともう一度ネック交換してやり直し?)でしょう。それ以外は完璧という楽器を除き、ネックが嫌いという場合はその楽器を避けた方がよいと思います。
投稿者:yoshinori 投稿日時:2010/07/26 17:12 ---2.24.193
レイトスターターの初心者ですが投稿させてもらおうとおもいます。
私は指盤の広い新作バイオリンと指盤もネックも細いモダンイタリアンのバイオリンを所持していますが。音程の取りやすさも弾きやすさも新作バイオリンの方が上です。
ただ音がいいのでモダンバイオリンをメインに使っています。もっと熟慮して購入したらよかったかな?と思っています。
新作バイオリンは5年前の購入です。モダンイタリアンは昨年10月の購入です。工房にもっていくと、思ったより弾きこまれてますよと両方ともいわれます。
Q:Riccarda Daquati
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/24 21:30 ---106.107.161
クレモナバイオリンでネット通販されてます。製作者は金賞とったりしてて優秀みたいに書いてますが、こういうのってどうなんでしょうね。皆さんの意見を聞かせてください。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2010/07/24 22:22 ---156.112.8
あの大手楽器メーカーが資金力にものを言わせてクレモナの商工会議所と提携して独自の規定を定めてやっているアレかい?
HPで製作者の面々を見たけどあまりぱっとしないなぁ。ていうか駆け出しの新米(しんまい)が多いし。中には賞をとった人もいるけれど規定には賞のあるなしは含まれていない。
で、Riccarda Daquati・・・?販売価格が幾らか知らないけどクレモナ製というだけでこういった凡庸な楽器を買うのは全く無謀だ。もっと悪い言い方をすればお金を捨てるようなもの。
仮に100万の予算があれば迷わずフレンチかジャーマンの50〜100年位経った楽器を奨めるよ。
この値段でまともなイタリア製(コンテンポラリー)を求める方が無理というもの。
あ、そうそう一人だけ例外がいる。S.トラブッキ。クレモナバイオリンに入ってたんだ・・・知らなかったよ。彼の楽器はいいよ。奏者の高度なニーズにもきちんと応えてくれるし、第一音色がいい。弾き込めばぐんぐんよくなる可能性を秘めている。但し価格もそれなりにすると思うよ。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/24 22:39 ---106.107.161
ありがとうござます。ちなみに新作イタリーでまともな楽器の相場ってどれぐらいなんですか?フレンチのオールドなんかを周りの人からもすすめられますが、イタリーの音が欲しいんですよね。音がわかるってわけでもないんですが、イタリアの楽器って他と違う気がします。しかしモダンとかだとだいぶ値段かかわりますしね。ストラドさんにはイタリーで100万ちょっとでいろいろあるようですが、そういうのもだめなんでしょうか。ちなみに上に書いたバイオリンは2004年で135らしいです。私は同じ人の2001年で150といわれました。サイズがやや大きくなじまないのですが、音は結構いいかなと思ってます。楽天とかで出てるんで不安になって質問しました。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/24 22:43 ---30.170.226
とりあえず名前の綴りが違いますよ、と指摘しようと思ったら(笑)本当にそういう名前で宣伝されているんですね。
しかもなぜか「彼」になっていますし、プロフィールも全然別のものだし。さすがにアフィリエイトとはいってもひどすぎますね。
本当に彼女のものならまだ良いのですが...これだけではなんとも言えませんね。半年ほど前にもイタリアの某メーカーから、「私の作品ではないものが日本で私のものとして売られているからどうすればいいだろう」という相談がありましたから、気になります。クレモナの若手には良いメーカーもいますから、彼女の名声が必要なしに傷つけられるのが心配です。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/24 22:51 ---106.107.161
!!!っそうなんですよ。私もディーラーには女性製作者と紹介されたんですが、おかしいと思いました。でも私が紹介された楽器は証明証がありましたよ。ってことは本人のものって思って大丈夫ですよね。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/24 23:00 ---106.107.161
kimura様。製作者の名前で検索したら楽天とかなにゃら楽器のページばかりで、製作者ご本人のサイトがまったく引っかからなかったんです。だから不安になりました。ラベルは手書きでかかれてて目が悪いので正確なスペルが読み取れませんでした。よければ教えていただけませんでしょうか。よく工房さんとかにおいてる製作者紹介みたいな本にもちゃんと載ってる人だったから、ネットで調べたらいろいろわかるとおもったんです。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/24 23:01 ---30.170.226
前出のイタリアの某メーカーの偽バイオリンには、Eric Blotの鑑定書がついていたようです。鑑定書も偽造されたものだったのではないかと思っていますが。
不安を煽りたいわけではないのですが、このような場合、私だったらとりあえず本人に確認をとりますね。自分の作品ならある程度質の良い写真があれば見分けられるでしょう。記録も多分とってあるでしょうし。
自分にとって本当に良い楽器を見つけるコツは、「一人の製作家に惚れるのではなく、一つの楽器に惚れる」ことです。同じ製作家による作品でも個別差(品質もありますが、あなたに合うかどうかですね)があることを忘れないでくださいね。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/24 23:03 ---30.170.226
Riccarda Dacquatiです。本人のHPもありますよ。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/24 23:56 ---106.107.108
ありがとうございます。参考にさせていただきます。
投稿者:相場は・・・ 投稿日時:2010/07/25 00:37 ---106.107.108
ありがとうございました。彼女のHPを拝見しましたが、証明書のページがありました、私が見せてもらったものと同じ形式のもののようです。ロゴも楽器にラベルされてますので、間違いないものだと思います。ただ、この人の楽器は違う年代のものでしたが外国で8500ドルでうられているようなのです。今回わたしは150万と言われているのですが、これってどうなんでしょうか。もちろん同じ製作者の作品でもいろいろ価値が変わるのはわかっているのですが、倍近く違うのでちょっと不安になってきました。みなさんのご意見を聞かせてください。よろしくお願いします。
投稿者:ゴマゾウ 投稿日時:2010/07/25 00:40 ---156.112.8
>新作イタリーでまともな楽器の相場ってどれぐらいなんですか?
音と値段との相関関係はよく出来ていて、やはり実績のあるディーラーや楽器店は実に見事に値段を付けていてプロだなと思うよ。
一概には言えないけれど、そう200万前後からぼちぼちいい楽器に出会い始めるかな。中には堂々300万クラスの有名な製作者もいるけど(もはや相場)新作に300万はどう考えても高い。この額ならモダンに分類される無名製作者(日本では無名でも本国の専門書や年鑑にはきちんと名が載っている)のイタリアンの方がいい。中には驚くほど素晴らしい音のするものもあるしね。
要は出来るだけ多くの専門店・楽器店を回り予算をはっきりと提示して実際に弾かしてもらうこと。この時、しぶったり嫌な顔をするような店はダメ。高い買い物だから妥協しないで徹底的に探す。予算とそれに見合う自分の求める音がする(外観も含め)楽器に出会わなければ今回は思い切って見送る決断も必要。焦ってカスをつかむ事にもなりかねない。楽器選びはそれほど大事だ。
あと、サイズ。構えた瞬間、大きい・弾きづらいと感じたら止めた方がいい。よく、名器は小ぶり(実際、サイズも小さめだが)だから小さめの楽器がいいとは一概には言えないしね。自分にとって丁度いい大きさが丁度いいんだよ・笑。
>イタリーの音・・・音を言葉で表現するのは実に難しいけれどいい楽器は・・・パリッとした明るい音、かといって決して薄っぺらな浅い音ではなく表情豊かで色彩感や深みもある。E線は輝きや透明感があり、G線はよく言われるシルバートーン。
また、ヴァイオリンは元々ソプラノ楽器だけれどイタリアの楽器は鼻声?のソプラノといった感じかな。以上、分かるかなぁ?
投稿者:ゴマゾウ様 投稿日時:2010/07/25 00:53 ---106.107.108
お返事ありがとうございあす。確かにおっしゃるとおり。しかし私の予算ではまともな新作は無理っぽいです。背伸びせずに自分にあった自分の好きになれる楽器を予算内で探そうと思います。イタリアの音の説明ですが、やっぱろ他と比べるとイタリーは華やかというか明るいイメージがします。鼻歌のソプラノっていうのはなんとなく通じた気がしました。(笑)
投稿者:エルネスト・アントルメ 投稿日時:2010/07/25 05:09 ---13.51.97
クレモナのホールマーク、産地と製法が保証されるだけです。良し悪しは個々の楽器によると思います。名のない製作者には有力なバックアップになるのでしょう。
ヤマハ以外にも扱っているお店がありますので、ヤマハが悪い訳ではないと思いますが。
イタリアンの新作は無名の人のものなら100万円以下からありますが、有名店なら100万円台半ばから上が普通でしょう。このあたりで、よく探されたらよろしいのでは。
評価の高いAsinariさんあたりなら200万円台、高名な人なら430万という値段を聞いたことがあります。さすがに、430万円は行き過ぎで、ご指摘がありましたように、マリオ・ガッダあたりのぎりぎりモダンなら、350万くらいで買えますし、新作とは一味違うよい音だと思います。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/25 13:53 ---106.107.108
新作でも上があるんですね。検討中のバイオリンがどのランクなのか気になるところです。大金ですから気に入った楽器でもやっぱり適正価格で買いたいですからね。安い分にはもんだいないですが。ありがとうございました。
Q:オリーブ ゴールドの E線について
投稿者:三木登志江 投稿日時:2010/07/23 14:13 ---25.116.95
ずっと以前から使っていた「オリーブのゴールドE線」のことでお伺いします。
2年くらい前のことです。
新しく張ったE線で本番演奏していたところが、本番中に切れま した。
その翌日も本番で、新しいのを張りなおしたのですが、
やはりまたE線が切れました。
それまで長年弾いてきて、本番で弓の金具があたって切れたこと がありましたが、他には一回も切れたことがありませんでした。
本番中に切れるのは困るので、私はそれ以後
「オリーブゴールド」を使わなかったのですが、
私の生徒はそれからも使っていまして、
切れることはなかったです。
それでこのたび、2年ぶりに「オリーブE線」を張って、
本番に臨んだところ、またまた切れてしまいました。
そして、翌日、いつも「オリーブ」を使っている生徒が
新しく張ったと言ってレッスンを始めたところ
さっそく切れてしまいました。
弦は2年前のと、今回のは別の楽器店で買ったもので、
このようなことで困っているのは私だけでしょうか?
投稿者:猫丸 投稿日時:2010/07/23 22:10 ---106.119.140
切れたのはどの部分ですか、
ペグ側?
テールピース側?
それ以外の部分(あまりないでしょうが)。
投稿者:三木登志江 投稿日時:2010/07/24 13:00 ---25.116.95
猫丸さん
切れたのは、私の3本は駒に近いところです。
特別弓の金具があたったということもありません。
生徒のは、糸巻きの方でした。
投稿者:猫 投稿日時:2010/07/24 18:00 ---106.119.140
駒に近いところですか、材料不良、欠陥と考えてよいでしょう。
古くなってきて切れるのは、曲げテンションの大きいペグ側です。
テールピース側もありますが、
しばらく、使用は見合わせた方が良さそうですね、
定番の、値段安いゴールドブラカットで代用するのが良さそうです。
同様のトラブルが、他の人から上がってくれば、ワイアーに何らかの材料不良がの可能性大です。
投稿者:通りすがりのチェロ弾き 投稿日時:2010/07/24 22:25 ---148.127.50
あとは張り方に問題があったとか…。
弦の捻じれにも気をつけていますか?
捻じれた状態で張ると均一な力で引っ張られないから弦に負荷のかかるペグ側(ナットだっけ?)や駒の部分で切れやすくなるという情報をどこかで見かけましたよ。
チェロは弦の単価が高いので特に気をつけるようにしています。切れたらショックが大きいので。(^_^;)
Q:バイオリン本体についた鉛筆跡について
投稿者:なな 投稿日時:2010/07/22 13:13 ---188.92.199
いつも楽しく読ませていただいております。
私のバイオリンの事で教えていただきたいのですが、
先日バイオリンを信頼できるお店に調整に出しました。
職人の方も熟練した信頼できる方です。
戻って来た楽器を見ると、駒の向かって右横の楽器本体に鉛筆でL字にしるしが付けられていました。たぶん駒の位置の目印に書かれたものだと思います。一辺が4ミリのL字ですが、消しゴムで消してみましたが全く消えません。楽器は120年前に制作されたもので古い為、一見鉛筆跡はあまり目立ちませんが、自分としては目に付いてしまい、とても大切にしているので見る度に悲しくなります。こういうことはよくある事なのでしょうか?もう取れないんでしょうか?皆さんも調整の時のしるし跡って残っていますか?楽器自体はとても良い状態に調整して下さっています。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/22 14:41 ---30.170.226
真水で軽く湿らせた柔らかい布を試してみてください。
しかし、鉛筆で印をつけるとは。本来なら跡がつかないように、柔らかいチャイナグラフやとても剥れやすいマスキングテープを小さく切ったものを使ったりするべきなのですが。
投稿者:なな 投稿日時:2010/07/23 13:16 ---16.228.171
Tetuya Kimura 様
早速、アドバイスいただきましてありがとうございます。
やはり、普通は跡がつかないようにして下さるものなんですね・・
教えていただいた通り水で湿らせた布でふいてみようと思いつつ
楽器に水がつくのが怖くて(駒・魂柱付近と言うこともあり)
なかなか勇気が出ません。
楽器って少し位の水なら大丈夫なのでしょうか?
この楽器のニスはとても柔らかくて、よく手のあたる部分は長い年月の間に色が薄くなっていたり、指紋跡が付いていたりととても繊細な感じがします。
もし、職人さんに頼んだ場合、もと通り綺麗になりますでしょうか?
投稿者:なな 投稿日時:2010/07/23 13:44 ---16.228.171
先程 Tetsuya Kimura 様 の文字が1字抜けておりました。
失礼を致しまして申し訳ございませんでした。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/23 16:43 ---30.170.226
名前のことは気になさらないでください。自分でもよく間違えます。(笑)
そうですね、不安ならば職人さんに頼んでやってもらったほうが良いでしょう。以前とまったく同じ状態になるかどうかは実物を見ないとなんとも言えませんが、使ってあるのが普通の鉛筆ならばとれるでしょう。
話は少しずれますが、楽器の汚れを落とすのに最適なのは真水(精製水)、それとあまり知られていないかもしれませんが、人の唾液です。
投稿者:なな 投稿日時:2010/07/24 03:14 ---16.229.142
Tetsuya Kimura 様
お返事ありがとうございます。
楽器の汚れは真水と唾液で落ちるものなんですね。
鉛筆なのに消しゴムで消せないのを不思議に思っていました。
でも、普通の鉛筆ならとれるとのアドバイスをいただきまして
本当にほっとしました。
私が見ていただいているお店は遠方なので、次に行くのは
次回の調整の時で大分先になるのですが、それまで放っておいても大丈夫でしょうか?早く取らないと取れなくなったりしますか?
何度も質問ばかりして本当にすみません。
よろしくお願い致します。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/24 09:03 ---30.170.226
よほどのことがない限り放っておいても大丈夫だと思います。
投稿者:なな 投稿日時:2010/07/24 11:03 ---188.92.218
Tetsuya Kimura 様
ありがとうございます。
沢山のことを教えていただきまして大変勉強になりまた。
ずっと悲しかった気持ちが消えて、これで練習にも集中出来そうです。次回調整の際に見ていただこうと思います。
ご相談して本当に良かったです。心より感謝申し上げます。
Q:教えてください
投稿者:きゅう 投稿日時:2010/07/19 22:15 ---242.128.38
コントラバスの松ヤニと、ヴァイオリンの松ヤニは違うのですか?
それから、ヴァイオリンの松ヤニをコントラバスの弓につけても
よいのでしょうか?
質問が多くてすみません。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2010/07/20 13:09 ---220.255.171
違います。
つけても致命的なことはなにも起こらず、ただ効果的ではないのだろうと思います。
投稿者:通りすがりのチェロ弾き 投稿日時:2010/07/20 13:28 ---6.70.247
ヴァイオリンは少ない摩擦(引っかかり)で音が出るので結構さらさらな松脂でも大丈夫らしいですが、コンバスは太い弦を振動させるために相当ベタベタする松脂らしいです。(実際に触らせてもらった事はないですが)
なのでヴァイオリン用の松脂を付けても滑ってちゃんとした音が出しにくいだけだと思います。
投稿者:eight 投稿日時:2010/07/20 15:08 ---134.56.229
コントラバス用の松脂はVn用松脂と比べて、かなりベトベトしています。夏場は冷蔵庫で保管しないと、解けてしまうほどベットリしています。
仮にコンバス用の松脂をVnの弓につけたら、すごくべとべとになると思いますよ。弦もかなり汚れると思います。
Vn用松脂をCb弓につけるのはそんなに問題ないかもしれませんが、ベストな状況で毛が弦にひっかかってくれないんじゃないですかね。
投稿者:K.J 投稿日時:2010/07/22 17:02 ---187.85.157
私はバスにバイオリン用の松脂を使ってます。
バス用のをなくしてしまって、たまたま手元にあったバイオリン用のものを使ったら逆に調子がよかったので、それ以来そのようにしています。
投稿者:K.J 投稿日時:2010/07/23 08:32 ---187.85.157
↑あくまで、私の場合であって万人に向いているという事ではないし。積極的にお勧めするものではありません。
念のため。
Q:どういうバイオリンでしょうか?
投稿者:Y 投稿日時:2010/07/19 22:28 ---118.4.219
はじめまして。現在ベトナム駐在中のYと申します。
息子がこの度1/2から3/4にサイズアップすることになりました。
1/2は先生に紹介していただいた東京の弦楽器店にて購入しましたが、その後、渡越、今回こちらでお世話になっている先生に、『Carlo Antonio Teflorc figlio maggiore del fu Carlo Giufcppe in Contrada larga al fegno dell'Aquila. 1740』(eとcの間違いがあるかもしれません。)というラベルの楽器をお見立てしていただくことになりました。ラベルから見ると、イタリアのものでしょうか?
ラベルはあてにならない、とよく耳にしますがこれはどういったバイオリンでしょうか?
1/2は1900年頃のフレンチでした。今回のものは、以前のものと比べ、側板からの表板と裏板の出具合も不均等です。雑な造りの様に感じられ、気になります。こういうことはありますか?
物価が安い(日本の1/10くらい)ベトナムとなると、値段は(1300USD)そこそこだと思いますが、雑な造りが気になります。欠けや割れは見られません。テールピース、顎あて等、交換が必要と思われる個所はあります。音量もあり、音は悪くないように思われますが、1/2と比べると3/4にアップするだけでどれもよく聞こえるものでしょうか?
是非ともご意見を頂戴したく、よろしくお願いいたします。
投稿者:エルネスト・アントルメ 投稿日時:2010/07/20 09:56 ---13.51.97
真贋はとかく、ラベルの内容であるCarlo Antonio Teflorcの最後のTeflorcはTeflordではないでしょうか?また、Carlo GiufcppeはCarlo Giuseppeではないでしょうか。
ヴェトナム製のヴァイオリンだったらの話ですが、物価のせいか、とても安いと聞きますけれど、品質についてはあまり聞いたことがありません。日本から取り寄せた方がと言う気もしますが。
投稿者:toku 投稿日時:2010/07/22 09:13 ---106.124.13
ラベルのコピー元はCarlo Antonio Testore(Carlo Giuseppe Testore の息子)の物。
C.A.Testoreは1700年代前半頃のミラノの製作家で、値段から察するとその楽器がTestore作である可能性はゼロです。
だからと言って真贋がどうのこうのとかいう類の話ではなく、あえてたとえれば、中古車のカローラにベンツのマークを描いてあるようなもので、当然ながらマーク以外の部分で状態を判断するだけです。
投稿者:Y 投稿日時:2010/07/22 19:59 ---118.4.29
エルネスト・アントルメ様
ありがとうございます。
もうすぐ一時帰国するので、その際に日本で馴染みの楽器店を訪ねてみます。
投稿者:Y 投稿日時:2010/07/22 20:07 ---118.4.29
toku様
わかりやすく説明いただき、ありがとうございました。
ラベルは参考にはならない様ですね。
先生も値段からしてイタリアンはあり得ないとのことでした。
おそらく1900年前後のフレンチだとのこと。かつてベトナムはフランスの植民地だったのでそれはありそうだなぁ、と思います。
ラベル以外で再度検討したいと思います。
Q:ブランク
投稿者:naop 投稿日時:2010/07/13 17:22 ---5.182.36
アジアへ1ヶ月弱出張します。こうした際、Vnを弾く能力をできるだけ落とさないお勧めの方法はありますか?私の案としては、1.練習している曲を譜面を見ながらできるだけ聴く、2.安い電子Vnを預け荷物(スーツケースに入れる)で持参して練習、3.現地でVnを買って練習(ホテルではうるさいかも.現実味少)、4.運指トレーナーか代理品を作って持参.これくらいです。現有のVnを飛行機代払って持っていくのは様々な都合で不可能です。ちなみに、私はレイトスタータで、普段は週に2・3日、1回1時間程度しか練習しておらず、新しい...の2巻が終わりかけです.また、上記方法1.だけだとどの程度技能が落ちるかも、経験者の方のお話を伺えれば助かります。帰国したら嫌になるくらいとなると、対策を考えねばなりません。
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2010/07/13 22:49 ---158.5.88
1.新しい...の2巻の終わりかけ、ですよね。 譜読みに一ヶ月もかかるとは思えませんが?
ヴァリエーションとして、一流の演奏(例えば有名なコンチェルトなど)を何曲かウォークマンみたいのに入れていって出張中聴き倒す(できれば総譜も見ながら)というなら効くかも知れません。
2.小生の友人の何人かは本番直前に出張が入ったと言ってやっていました。 「安い」といってもそれなり、小生なら他の使い道を考えたくなる金額だと思いますが、今後も短・中期の出張が頻繁にあるのなら検討の価値ありそうですね。
3.小生はこれです。 時間帯に応じて消音器を付けて(ここだけの話、自宅よりも練習できます)。 小生のいる某発展途上国では首都のデパートで数千円からあります(チェロはもうちょっと高いのですが、それでも電子楽器よりは余程安い)。 但し値段相応の酷い代物ですので全くの初心者には如何なものか。「酷い」と分かってそれなりの弾き方が工夫できるand/orある程度自分で調整できるレベルでないと辛いかも、です。 また、出来るなら弓は持参した方が良いです。 本体よりも弓の方が誤魔化しが利きません。 本物を持っていくのが怖いなら適当なカーボン弓でも(数千円のセットに付いている弓よりは余程良いでしょう)。
4.は見たことがありません。 耳からのフィードバック無しで運指の練習をするのはナンセンスではないかと個人的には思っています。 指の柔軟性や瞬発力を維持・強化する方法なら他にいろいろあると思います。
投稿者:yoshinori 投稿日時:2010/07/15 14:48 ---2.24.193
ぼくは小学校の時に6年間バイオリンを習い。今また昨年の9月からバイオリンを習い始めた者です。
何年も弾いてなかった事もありますし、今の教室での月3回のレッスンも一週間全く練習せずに行く事もあります。練習不足を感じる事は多々ありますが、教室でのレッスン時の出来不出来は当日のコンディションの方が影響が大のように感じられます。
結論から言うと1カ月程度のブランクは問題にならないと思います。電子楽器での練習は僕はヤマハのサイレントバイオリンを持っていますが、プラスチックと金属でできたバイオリンは僕には拷問以外の何物でもありません。もっともユーチューブ等では上級者か、というよりプロの人か見事に電子バイオリンを弾きこなす人がいますが。
申し訳ございません。ただ僕の想うところを述べてみました。
投稿者:2nd fiddler 投稿日時:2010/07/16 10:59 ---0.73.219
おそらくお仕事もお忙しい中、そうまでして弾きたいという情熱はすばらしいと思いますが、半年以上ならともかく一ヶ月に満たないようでしたら、練習はあきらめるのが現実的な気がします。
怪我でもしたと思って、有名演奏家のDVDをお持ちになってこの機会にじっくり鑑賞し、帰国されてからじっくり弾き込む時間を作られたらどうでしょう。
投稿者:幸甚 投稿日時:2010/07/16 17:28 ---33.168.53
一箇月ほどヴァイオリンに触れずに居たらいつの間にか上手くなつて居るのに気づきました。年齢が進むと今迄に無意識の中に溜め込んで未消化なものが熟成し、異性と同じことで楽器でも久しぶりに触れると新鮮な感覚で初心に帰れる様です。
投稿者:naop 投稿日時:2010/07/20 09:54 ---5.182.36
回答ありがとうございます。悩むところですが、どうも1ヶ月くらいなら無視、というのが現実的なようですね。2nd fiddler様のご意見にあるDVDを見まくる作戦に決定しつつあります。セロ轢きのGosh様のおっしゃる通り3.も可能性が少ないながらも未だ選択肢なのですが、これは向こうへ行って、売っているところを見るチャンスがあれば検討したいと思います。VnどころかPCが壊れてブランクになりました。早々に返答くださいました方々には失礼しました。
Q:毛替えでキンキン音
投稿者:アダージョ 投稿日時:2010/07/15 22:50 ---6.102.19
バイオリンですが弓の毛替えをしてもらったところ、以前は柔らかい音がしていたのに、妙にキンキンする音に変わってしまいました。
毛の量も変えないように指示していたのですが、以前より少なく数本ですがねじれたような毛も混じっています。
下手な店だと思うのですが、具体的に毛替えのどこの行程が悪いと音がキンキンしたものになると考えられるでしょうか。
投稿者:会社員 投稿日時:2010/07/16 18:39 ---15.200.186
アダージョ様
ご説明を拝見しましたが、音に変化を与える要素はたくさんあるので、現在のご不満の原因を単純に毛替の工程のみに落とし込むのはちょっと無理があると思います。
少し考えただけでも;
1.毛替直前の弓での発音と毛替直後の発音の違い
2.毛のグレードや産地の差による発音の違い
3.毛の量による発音の違い
4.デフォルトでの毛の貼られ具合<替えたてだとややきつめに張ってあると思いますし、一方、毛替直前だとややたるんでいるのではないでしょうか)
6.蒸し暑い季節ですから、その日その日の湿度の差
5.職人の腕による仕上がり具合の差
6.演奏者のテクニックのばらつきによって起こる発音の差
。。など、思いつくので、いろいろ演奏したり、毛替の状態を再度観察してみたりして、明らかに不満な点をショップに訴えるというのはどうでしょうか?毛替直前の状態とぴったり同じに毛替えするのは極めて難しいような気がします。
投稿者:アダージョ 投稿日時:2010/07/18 21:37 ---6.102.19
会社員様
ご回答ありがとうございます。
持っていた弓は購入当時の毛が新しい(よく張っている状態)ときから柔らかい音がしていたので今回の毛替えで張りが再度強くなっていると考えてもキンキン音の原因ではないと思います。これまでは蒸し暑い日も寒い冬も同じ柔らかい音でしたからこれも関係なさそうです。
奏者は私一人での比較です。
そう考えると毛のグレード・産地か職人の腕かということになりそうです。
私の弓は中国製のものですので特にお高い毛がついていたわけではありません。
ただ毛の張り方はすごく良く、均等に張られておりスクリューを緩めても数本だけが特に弛んでしまうということは無く、均等に緩んでいきます。他にも中国製の弓を数本持っていますがどれも毛の張り方が良いものばかりです。
これまで日本の弦楽器店で何度か毛替えをお願いしましたが、どこも張り方が下手でほとんどの店がスクリューをゆるめると弛み方にばらつきができます。
必要以上に駒側の毛を厚めにして通ぶっているのも鼻について嫌いです(多少は厚くするのも良いと思いますが厚すぎると弓の引きが重いので)。
今回の職人もやはり同じような状態だったため、日本の職人は下手糞が多いのかと思い、今度毛替えする時はもっと詳細に指示するためにも具体的にどこの手順が悪いのか原因を追究したく質問させていただきました。
弓のもつ特性を変えない毛替えってそんなに難しいことなのでしょうか。
投稿者:rio 投稿日時:2010/07/19 09:36 ---103.251.125
お話をお伺いしていると、一日も早くアダージョ様がご自身と相性のいい職人さんを見つけられることをお祈りします。
>毛の量も変えないように指示していたのですが、
毛の量は、一般に重さで管理する毛替え職人さんが多いです。
何グラムで指示を出したのでしょうか?
私は、気難しい弓の毛を交換するときは、お世話になっている工房で私の好きな細さの毛を弓1本分常に確保してくれているので、本数を言って張ってもらいます。
普通の弓は、職人さんにお任せです。
>以前より少なく数本ですがねじれたような毛も混じっています。
縮れた毛であれば、不良品です。
丁寧な工房では、仕入れた弓の毛を、1本1本チェックして「折れている」「縮れている」「太さが不均一」「ささくれている」等の悪い毛を取り除いてくれます。
一般的な工房は、「選別済み」の弓の毛を仕入れて張ります。100%選別されているわけではないので、時々不良品が入ります。
これは毛替えの値段にも反映される内容です。
毛を張る作業より、けを選別する作業のほうが時間がかかります。
>具体的に毛替えのどこの行程が悪いと音がキンキンしたものになると考えられるでしょうか。
下手な張り方だと、ノイズが出ることが多いです。
毛を替えて、毛の品質・性能が向上してもキンキンした音に幹事うことも考えられます。
キンキンした音=弦をしっかりとらえ、発音が良い。大きい音、堅い音になる傾向がある。
やわらかい音=弦をなかなかとらえらえれず、発音が鈍い。総じてやわらかい音色
いずれにしろ、はやくお気に入りの職人さんが見つかるといいですね。
投稿者:会社員 投稿日時:2010/07/19 10:58 ---42.35.207
>でほとんどの店がスクリューをゆるめると弛み方にばらつきができます
アダージョ様
コメントを拝見していて、何となく、アダージョ様のおっしゃりたいことがわかる気がしてきました。私も同じようなことを考えたことが過去にありました。東京の、しかも私の少ない・平凡な経験からで恐縮ですが、渋谷のK社だとそんな感じに仕上がる気がします。やや少なめの毛をピシッとフラット張ってくれる感じなのは、吉祥寺S社でした(低レベルなアドバイスですいません、ハイ。。)。
理想的な毛替について、こんなのありました。頭に"h"を補って検索してください。参考にされてはいかがでしょうか。
ttp://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/behaqual.htm
あと、弓、毛替、神業(笑)とかでググると結構全国の皆さんの、毛替談義が読めて面白かったですよ。
投稿者:rio 投稿日時:2010/07/20 06:48 ---95.21.104
アダージョ様
私、大阪の豊中に3年前まで住んでいました。
大阪だからだめ、東京だからOKというわけではなく
自身のフィーリングとお店(工房)の考え方や指向とが
どうやって一致するかだと思います。
ストラッドさんの掲示板なので
具体的な名前は挙げられませんが
大阪〜京都で、
評判がよく腕のよい職人さんのいる
ところは、ネット検索では見つからず
電話帳にも載っていないことも多いです
プロオケの方に知り合いがいれば、
その方に相談してはいかがでしょうか?
投稿者:アダージョ 投稿日時:2010/07/20 09:47 ---6.102.19
ありがとうございます。
聞いたことはあるのですが、普通のマンションの一室で営業されているようでなんだか怖くて行ったことがありませんでした。
でもそういう所こそ腕が良いのかもしれませんね。
今度はそこにお願いしてみます。
ありがとうございました。
Q:新作イタリーの楽器表面の状態
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/25 23:44 ---106.107.108
続いてご質問お願いします。検討中の楽器は2001年のもので、前に1人使用されていたようなのですが、楽器の表板の状態について気になることがあります。楽器をじっくり見ても新作のようにきれいに見える程度なのですが。さらに楽器を蛍光灯などの光に照らして斜めにしたりしてよーーーく見てみると表板の端の部分に放射状に引っかき傷のような線が多数確認できました。部分的ではなくほぼ全域にかけて確認できます。飴が割れたようにも見えます。表面は綺麗なので明らかに引っかき傷ではありません。板の収縮などによって生じたニス内側の割れのようにおもうのですが、こういう楽器は問題でしょうか。通常の経年変化としてよくあるものだと考えてよいのでしょうか。ちなみにディーラーからはこの楽器はニスの乾燥はできているといっていました。作られて9年ですがこういうことって普通でかんがえられるものでしょうか。皆さんのご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。
。
投稿者:rio 投稿日時:2010/07/28 09:44 ---103.251.125
ヒビはよく見ます。乾燥過程におけるヒビの発生と温度変化によるヒビの発生は一般的だと思います。
ニスがひび割れたところからポロポロはがれるようにはがれてしまう楽器は、何らかの補修対応が必要です。
検討中の楽器は製作されて9年程経過しているとのこと。ニスも安定してくる頃なので、扱いやすいことでしょう。
私は細かいニスのヒビは私はぜんぜん気にしません。また全体に派手に網目状にヒビの入った楽器でも、ニスの状態も問題がないのであればぜんぜん気にしません。
しかし、ニスの色やニスの状態に対する感覚は個人差があります。性能上問題がなくても、ロウさんが感じたまま(ヒビが気になるかならないか)を大切に、購入の判断材料にされるのがよろしいかと思います。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/28 23:17 ---106.107.108
ご回答ありがとうございます。私の場合、ほとんどの人が気づかない程度なので特に問題なさそうで。状態もよく、よく響きます。大変参考になりました。