弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:カリフォルニアのヴィオラ弓
投稿者:とれびあんこ 投稿日時:2010/08/06 01:53 ---47.61.3
今度、米国のカリフォルニアに転勤することとなりました。
これもなにかの縁だと思い、当地の弓製作者が作ったヴィオラ弓を購入しようかと考えています。
そこで、カリフォルニア出身の弓製作者で評判の方(昔の人、現役の職人を問わず)を知っていましたらご教示願えないでしょうか。
よろしくお願いします。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/08/08 10:24 ---30.170.226
いますぐに思いつくのは、John Greenwood, Ralph Ashmead, Joseph Liu, Steven Beckley でしょうか。
カリフォルニアではないですが、同じ西海岸沿いのPort Townsend まで足をのばせばCharles EspeyとRobert Morrowがいます。手に入りやすいのかどうかは分かりませんが、Espeyの弓は素晴らしいです。
せっかくなので、LAにあるHANS WEISSHAARでいろいろ試してみるのも良いと思います。
Q:チェロ弓が欲しいのですが
投稿者:ゆみこ 投稿日時:2010/07/31 23:10 ---194.157.69
チェロ歴8年です。
楽器を買い換えたら(150 ドイツ)今度は弓が欲しくなりました。(現 20)楽器以上に、見た目では素人には何とも分からないので、お店の方に楽器との相性を見ていただこうと思います。腕が腱鞘炎+テニス肘のため、あまり重くないモノで、と思ってますが、選ぶに当たって、ポイントがありましたら教えてください。
投稿者:おおの 投稿日時:2010/08/05 11:44 ---237.142.1
木が弱い弓としっかりした弓は持つだけでもわかりますし、弦にクイクイッと当ててみてもわかります。
相性も同じ弦の同じ音で弾き比べればわかります。音の出しやすさや音量はとくにわかりやすいと思います。
全く見当がつかなければつくようになってから買うのも手かもしれません。
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2010/08/05 14:02 ---60.131.117
軽いものが本当に腱鞘炎に良いのかは解りませんが、ARCUSのカーボン弓ならおそらく最も軽くて強い弓だと思いますよ。
Q:特定の音だけ響く
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/31 08:29 ---144.241.230
皆様。お世話になります。私の楽器でA線のDとE♭が他の弦や音に比べやたら綺麗に響くのですが、こういうことって皆さんありますか。これは所謂弦のバランスが悪いということになるのでしょうか。できれば全ての弦、全ての音について同じように響けばいいなと思うのですが、徐々にそうなっていくものなのでしょうか。調整が必要ということなのでしょうか。
よろしくお願いします。
投稿者:QB 投稿日時:2010/07/31 11:44 ---37.164.44
試しに、A線のDを弾くときに、どれかの指(例えば人差し指)でD線を押さえてみてください。響きはどうなりましたか?
弾いている線以外の線の解放音の倍音と、弾いている音の倍音中に同じ音(多少誤解を覚悟で言うと、同じ音名)があれば、共鳴がします。
先ほどの例で言うと、A線のDを弾きながら、人差し指でD線を押さえたり離したりするとよくわかります。
全ての弦の全ての音についてこれを求めるのは難しいでしょうが、よく鳴る楽器はより高次の倍音含めて共鳴が起こりやすいとも言えます。
各弦のバランスとはちょっと意味合いが違います。
もし、上記の共鳴で起こっているのではないのであれば、もしくは、あまりに極端に響いたり響かなかったりであれば、調整というか、、楽器屋さんに見てもらうのもいいと思います。
投稿者:yoshinori 投稿日時:2010/08/01 21:04 ---2.24.193
小学生の時にバイオリンを習い、その後自己流でして、今また習っている万年ビギナーです。
難しいことは分からないんですが、自己流でしていた時に気がついた事に、A線の3の指を押さえて後開放弦にしていると、D線が共鳴していい音が出るのに気がつきました。(1stポジション)8度の和音で、ドからドで共鳴しているんですね。そういう事ってあります。それ以来3の指を基準にしてきたのですが、今の先生はやはり各ポジションは1の指が基準になりますとおっしゃいますね。
知ったかぶり失礼いたしました。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/08/04 08:28 ---144.241.230
ご回答いただきありがとうございます。他の弦の共鳴につきましては試させていただきましたが特に変化はございませんでした。Yoshinori様のおっしゃる内容はG開放弦のビブラートをしたいときにD線のGをビブラートする奏法と関係しているのかな・・・憶測ですいません。私の楽器につきましては音楽仲間に聞いてもらって、弾いてもらって相談してみようと思います。
投稿者:yoshinori 投稿日時:2010/08/04 20:30 ---2.24.193
ロウさま。
私はまだ、ビブラートというものを正式に習ったことがございません。先生は音程がしっかり決まらないうちはビブラートは教える事ができないとおっしゃって今の課題曲のヴィヴァルディ協奏曲イ短調第三楽章が終われば教えてあげますとおっしゃっています。
G線の開放弦のビブラートというのは、わたしは開放弦のビブラートというのがわからないのですが、D線の1stポジションの3の指一オクターブたかいGを正確に押さえて弾くとG線の開放弦が共鳴するという意味では僕の言っていることとあっていると思います。
端的に言いますと、ロウさまのおっしゃっていることはズバリ僕の言いたいことであると思います。
僕の回答にご注目くださってありがとうございました。
ロウ様これからもよろしくお願いいたします。
Q:作家について教えてください
投稿者:ARCO 投稿日時:2010/08/04 01:18 ---68.75.246
今、知り合い所有の楽器(バイオリン)の引取りを検討しているのですが、製作者の情報が全くありません。
ネットの検索などにもヒットしないため、まるでお手上げです。
価格も知り合いは「そちらの言い値でいいよ」と言われ困ってます。
お詳しい方がおられましたら、是非ともご教授ください。
「Andreas Resch in Mittenwald」
というラベルがあり、製作年等の記載はありません。
見た感じ古そうです。が、オールド仕上げなのか本当に古いのか分かりません。
ニスは友人が入手後調整に出したお店で「塗りなおした方が良い」と言われたのことで塗りなおしたそうです。
わざわざラベルをドイツに偽るということもないだろうから、本当にドイツ製?工房かな?・・・さっぱりです。
音や扱いやすさの点で気に入ってるので、出来ればこのまま手に入れたいと思っていますが値段の見当が付かないため、ここで情報が取れましたら、同じような製作年の制作国楽器をネットで調べてみて、それを参考に交渉しようと思います。
また、このくらいの値段で見たよという情報があれば、そちらも是非お願いいたします。
Q:上海観光
投稿者:y- 投稿日時:2010/07/31 15:15 ---228.217.131
上海へ観光に行きます。
楽器屋街もあるそうで 是非のぞいてこようと思います。
バイオリンは専門的に弾いていて楽器もちゃんと持っているし、
弦なども 日本で買えているので 上海の楽器屋街で何かを買おう とかはまったく思わないのですが
品質などはともかく
なにか楽しい買い物がしたいな と思います。
たとえば 今、日本ではちょっと少なくなった 32分の1の楽器や・・・なにか楽しいデザインのミュートとか・・・
そんな 何か楽しい物を売っていたり 買ってみて楽しかった方、
なにかあれば 教えてください。
まちがっても 演奏用の楽器をまじめに選んで買おう とかは思っていませんし 中国の楽器がどんなものかについても この掲示板などを通して なんとなくよくわかっていますし自分でも持っていますので
「観光気分で」 「楽しい」 話題をお持ちの方、よろしかったらいろいろ教えてください。
あと数日で出発いたします。 宜しくお願いいたします。
投稿者:auroro 投稿日時:2010/07/31 17:36 ---215.160.143
2001年の正月に、上海音楽院のそばの楽器工房街でチェロを買いました。
以前から携行用に分数チェロがほしかったため、楽器街を見て回ることは、旅行目的の一つに入っていました。
(上海音楽院の近くに行けば、きっとそれらしき店があるだろうと思ったので……)
もう暗くなった時刻でしたが、若い職人さんが、お母さんと一緒にやっている工房で、
「有没有 大提琴?」(チェロはありますか?)
と尋ねると、いろいろ出してきてくれました。
購入時には、楽器とともに、彼らと一緒の記念写真を撮らせてもらいました。
比較的良く鳴る4分の1チェロを、ソフト・ケースと弓(これはフルサイズ)まで付けて、日本の相場からすれば破格の値段で購入することができました。
いまでも、手もとに置いています。
「楽しい物」という意味では、新華書店の音楽書コーナーで、『大提琴教則本』といった漢字の物も何冊か、買いましたよ。
投稿者:aurora 投稿日時:2010/07/31 17:38 ---215.160.143
訂正です。
「漢字の物も」→「感じのものも」
(実際、「漢字」であることは間違いないのですが……)
投稿者:y- 投稿日時:2010/08/01 23:53 ---228.217.131
ありがとうございます。
やはり 上海音楽院の近くだと いい楽器店がいろいろあるのでしょうね。
そういえば「教則本」もおもしろそうですね!
どれみ を 中国語でなんて言って どんな漢字を書くのか を知るだけでも 一冊買えれば楽しいですね。
私もじつは分数楽器を買いたいのです。
子供のためや生徒のためでなく、自分の楽しみのためです。
では 行って参ります!
投稿者:後塵 投稿日時:2010/08/02 10:41 ---231.206.48
ミッテンワルトやミルクールに行つた時、ミニチュアをお土産にと思つたのですが、結構高くて買はなかつた。
Q:バイオリンの重さについて
投稿者:初心者バイオリニスト 投稿日時:2010/07/29 06:20 ---27.231.4
こんにちは、バイオリンの重さと音色について質問させてください。
現在、僕がメインにしている日本人製作家のバイオリンが511gあります。
お世話になっているバイオリン教室の先生に見せたら、「こんな重い楽器は初めてですね。音色は○○さんが、気に入ってらしたらいいんじゃないですか。」と言われました。
また、工房でも板が厚いと言われました。
このバイオリンを作った製作家の方に、その旨メールでお伝えしたところ、この板厚で適正との答えが返ってきました。
511gというのは、バイオリンとして重すぎるのでしょうか?
厚すぎるのならば、工房で削ってもらうことも考えています。
ご回答お願いします。
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/29 12:12 ---30.170.226
確かに重めですが、自分にとって問題でないのなら特に気にする必要はないと思いますが...
「工房」と仰ってみえるのはそのバイオリンの製作者の工房とは別ですか?良識のある工房では、他の製作家が製作した楽器の板を薄くするということは通常しません。量産品なら話がべつですけど。
また、実際に重く感じるのは重量そのものだけではなく、バランスや、ネックの形状なども関係してくるので、単純に表・裏板を薄くすれば良いというものでもありません。
フィッティングを交換するだけで随分軽く感じるようになることがありますよ。試してみてはいかがでしょうか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2010/07/30 01:53 ---102.163.178
以前、ヴァイオリンの各パーツの重量分布を調べたことがあります。
表板、裏板を足しても、楽器全体の重量の2/5強でしかありません。それを削るより、簡単に数十グラム軽量化を計る手段はあります。
フィッティング込みのヴァイオリンの重量が500gくらいとすると
− 一番重いパーツは裏板で上記重量の1/4程度、次は表板で1/6程度です。
− あまり削られていない指板は、裏板の半分くらいの重量があります。
指板の削り方だけで、20g以上差が出ます。
− スクロール+ネックで、表板より若干軽い程度の重さがあります。これも削り方でかなりばらつきます。
− 削っていないペグ、テールピース、エンドピン、顎当て(グァルネリ型)を材質により比較すると、下記となり材質だけで40gほど差がでます。
エボニー 8g x4本/18g / 2g/ 77g
ローズウッド 6g x4本 /12g / 2g/ 68g
ボックスウッド 4g x4本/ 8g / 2g / 63g
顎当てがエボニーのウィーン型だと46g、これだけでグァルネリ型と30gほど差がでます。
以下、私見です。
個人的には、過去いいと思った、エボニー(黒檀)フィッティング(内、顎当てはグァルネリ型)の新しい楽器には、500gくらいのものが多かったです。511gは私の中では、そこからのばらつきの範囲内におさまるもので、特に問題はないように思います。新作では、適正に削られているのであれば、少し厚めの板の楽器の方が、音量、音質ともに良い結果が得られるのではないでしょうか。
一方、もし、お持ちの楽器のフィッティングがボックスウッド(柘植)、あるいは小さな顎当てがついていて、その重量であれば、とても分厚い楽器と言えると思います。
投稿者:初心者バイオリニスト 投稿日時:2010/08/01 05:50 ---27.231.4
ご回答ありがとうございます。
フィッティングはローズウッドのガルネリ型です。弦喜さんの情報によると、やはり少し重めのようですね。
音色自体は、僕自身は気に入っているので、このまま使用していくことにしました。
Tetsuya Kimuraさん、弦喜さん、回答してくださって本当にありがとうございました。
もしまた質問するようなことがあれば、その時はよろしくお願いします。
Q:重音の弾き方
投稿者:もう2年もやってるのに・・・ 投稿日時:2010/07/30 21:18 ---6.102.19
「新しいバイオリン教本」の2を持っている方がいらっしゃったら教えてほしいのですがP.11の『「アイリスのイフェイゲニア」より』のところで1小節目の最初の音がファーストポジションでG線のソ、D線のミ、A線のドの重音がでてきます。注意書きには「D線をひく角度に弓をおき、3弦が同時にひびくようにひく」とあり、「G線ソとD線ミの重音からスラーでD線ミとA線ドの重音を弾くのは悪い奏法」といった意味のことが書いてあります。
3音の重音を弾くのは弓の角度を変えながら2弦ずつ素早く弾くのだと思っていましたが、この教本によるとそれは悪い奏法のようです。
とにかく注意書きのとおりに弾こうとしたのですが3弦を同時に弾くには圧力をかけてD線を沈ませ弓毛にG線とA線も当たるようにしてそれから弓を引いてみましたがすごく汚い音がします。指板寄りや駒寄りで引いたり、当てる弓毛の量を全面にしたり少なくしたりもしてみましたが、やはりギギーっと汚い音がします。注意書きにある弾き方は実現可能なのでしょうか。恐らく実現可能なのだと思いますがその方法を教えていただけませんか。
ちなみに最近経済的な事情から先生について習うことができなくなりましたので、先生には聞けない状況です。どうかお助けください。
投稿者:エルネスト・アントルメ 投稿日時:2010/07/30 21:35 ---13.51.97
教習歴は大したことのない者ですが、バロック弓を使う場合なら、そのような奏法も可能でしょうが、現代の弓を使う際には、3弦同時には弾けないのが普通で、おっしゃるように、2弦ずつでよいと思います。
有識者のご意見があると思います。
投稿者:QB 投稿日時:2010/07/31 08:09 ---37.164.44
これは、いわゆる「ズー ジャー」と弾くなということです。
分かりにくいですね、「ズー」がG/D、「ジャー」がD/Aです。
このように弓の角度を変えて2つに分けて弾くのではなく、一気に「ジャー」と弾きます。
厳密には、3弦を擦り続けるというより、音の立ち上がりでGが鳴りその後D/Aが持続する感じですか。。。でも弓の角度をカチ、カチ、と変えるのではありません。
文章だと表現しづらいですね。。
あと、若干指板寄りを弾きます。駒近くでは出来ません。
投稿者:QB 投稿日時:2010/07/31 08:14 ---37.164.44
読み返したら、誤解を招く恐れがあるので、一部訂正。
誤「音の立ち上がりでGが鳴りその後D/Aが持続」
正「音の立ち上がりでG/D/Aを弾いた直後に主に弓はD/Aを弾き続けることで、立ち上がり時Gの音が残りその上にD/Aが持続する」
文章で表現するの、難しいです。
投稿者:もう2年もやってるのに・・・ 投稿日時:2010/07/31 15:53 ---6.102.19
ありがとうござます。
QB様の
>「音の立ち上がりでG/D/Aを弾いた直後に主に弓はD/Aを弾き続けることで、立ち上がり時Gの音が残りその上にD/Aが持続する」
というのは、D線に圧力をかけて汚い音ながらも、ともかくは音を出して直後にD/Aに移行して弾くということでよろしいのでしょうか。
投稿者:QB 投稿日時:2010/07/31 18:28 ---37.164.44
おしいです
D線「を中心(という意識で)」に圧力をかけて「きれいな音で3弦を鳴らし」、直後にD/Aに移行して弾くということです。
おそらく、D線に弓の毛を両隣の弦に触れるまで押し付けて弾いているものと想像しますが、、、もしそうであれば、それは違います。
うーん。。。もしお近くによく弾ける方がいらっしゃったら、弾いてもらって、実際に見てみるのがわかりやすいですね。
私は生徒さんには「ズー」「ジャー」でなければ、厳密にはG/D(ほぼ同じ瞬間に)D/Aでも出てくる音によっては良しとしますが、、、
投稿者:もう2年もやってるのに・・・ 投稿日時:2010/07/31 22:15 ---6.102.19
色々工夫して弓を指板ぎりぎりに寄せてD線に加える圧力を瞬間的なものにして3弦を弾きそれからD/Aに移行すると少しましな音になりました。この方向性で良いのかな〜と思いながらも、まだそんなに綺麗な音とも思えないのでもう少し試行錯誤してみます。身近に弾ける人はいないので今度弦楽器店にでも行った時に見せてもらえないかお願いしてみようと思います。
ありがとうございました。
Q:指板テープ跡について
投稿者:N 投稿日時:2010/07/28 23:53 ---16.224.155
連続投稿ですみません。
指板に指の位置を記すテープを貼っているのですが、ずっと貼りっぱなしだと指板を傷めたり、跡がついて取れなくなったりしますか?文具店で買った幅5ミリのポリプロピレン製のメタリックなテープを、横一直線に3本貼っていますが、剥がすと指板に粘着が残ってネトネトしています。指板に貼るのに適したテープってあるのでしょうか?
投稿者:Tetsuya Kimura 投稿日時:2010/07/29 12:25 ---30.170.226
お客さまから頼まれて過去に何度もこのようなテープを剥がしたり、跡を消したりといったようなことをしましたが、どうやっても取れなかったり跡が残ってしまったりしたものはありませんでした。
でも、貼るのなら粘着力があまり強くないものにして欲しいです。
投稿者:N 投稿日時:2010/07/29 21:36 ---188.93.143
Tetsuya Kimura 様
ご回答有難うございます。
跡は取れるとの事でとても安心しました。
今日、文具店で「貼ってはがせるテープ」と言うのを見つけました。ぴたっと貼れるのにすっと剥がせるようで、今度からこれにしてみようと思います。
Q:楽器の育て方
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/26 21:15 ---106.107.108
新作なんかは弾けば弾くほど音が育っていくというじゃないですか。それて弱音器(演奏で使うものではないもの)をつけて弾いてる状態でも同じなんでしょうか。あと、うまい人が弾くのと下手な人がひくのとで楽器の育ちかたって違うのでしょうか。また、オーディオのスピーカーから出る音を楽器に共鳴させたりしたらよく出るようになったりするのでしょうか。みなさんはどう思われますか。
投稿者:エルネスト・アントルメ 投稿日時:2010/07/26 22:12 ---13.51.97
一般的に弾きこむと良く鳴るようになると言われますね。
多少ずれた話で恐縮ですが、Y社のバイオリンは「弾きこみ加速技術」とやらで、早く良く鳴るようにしているとのことです。多分、想像するに、いろいろな曲のデータから、どういう振動を与えたら実際の演奏に近いかなんていう検討をして、モデル的な振動を機械で弾かせて与えるのではないでしょうか。
Y社では、数値制御で板を削るくらいですから、「弾きこみ加速技術」も本当にやっていそうです。楽器の大衆化に貢献している会社ならではの試みですね。
アンチY社の方々のご意見もありそうですが。
弾きこみの振動で木材のひずみが除かれるとのことらしいですが、振動のエネルギーは、他の形のエネルギーよりも小さいと言われていますので、冷静な話としては、大きな影響があるとは考えにくい気もします。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2010/07/27 17:24 ---97.203.206
佐々木朗氏のサイトに見解があります。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/vorspiel.htm
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2010/07/27 20:13 ---158.5.88
上手い人:「楽器が鳴る」のがどういうことか判っている → 鳴るように手入れ・調整をする
下手な人:判っていない → 鳴らなくても気付かないで放置
ということで年月が経てば差が出てくる部分はあろうかと思います。
その伝で行くと、常時消音器を付けていては
鳴っているかどうかの判断がつかない → 下手な人が弾くのと等価
でしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2010/07/28 00:35 ---102.163.178
以下、私見です。
ぶらっちぇさんが引用されていたサイトの記載で、私は下記が弾き込みと関係すると思っています。
http://www.sasakivn.com/werkstatt/report/stegbebe.htm
弦の振幅が楽器全体の震動させるこの機構を、様々なパターン、およびパワーで駆動させることに、楽器に演奏に必要な様々な震動を経験させ、覚えさせて行く作業が、私にとっての弾き込みです。
人間で言うと、柔軟体操、ストレッチ、筋トレなどにより、次第に身体が強くしなやかに動くようになるのと近いイメージを持っています。
意識的に芯のある強い低音を出して基音をできるだけ出したり、幅広く早い弓で倍音を出したり、pppでかすかに弾いたり、いろいろなことやっていると、それなりにスムーズに反応するようになってきます。
木に作用するのか、ニカワに作用するのか、ニスに作用するのか、魂柱と板の接点が密着するのか、駒足と表板が密着するのか、その他含め、何がきいているのかわかりませんが、確かに音色、音量、反応スピードは変わります。
2〜3年でかなりその楽器に刷り込まれ、自由に震動してくれるようになる気がします。
また新しい楽器ほど固い感じがあるので、木やニスが乾いて音が変わっていくのと相乗効果で、弾き込みでの変化は大きい気がします。
消音器は、楽器の震動機構を殺すものですので、弾き込みの効果を殺します。
上手な人は、ダイナミックレンジも大きい様々な震動を与えられるので、弾き込み効果は大きいと思います。下手な人は、一部の限定された震動しか得られません。
外からの震動(音)を与えて共振させるのは、やらないよりはよいでしょうが、演奏に対する適正な反応という点でどれだけ貢献するかは不明です。
投稿者:弦喜 投稿日時:2010/07/28 00:39 ---102.163.178
↑変な日本語になっていましたので、下記訂正します。
>弦の振幅が楽器全体の震動させるこの機構を、様々なパターン、およびパワーで
>駆動させることに、楽器に演奏に必要な様々な震動を経験させ、覚えさせて行く
>作業が、私にとっての弾き込みです。
弦の振幅が楽器全体を震動させるこの機構を、様々なパターンおよびパワーによって駆動させることにより、楽器に、演奏に必要な様々な震動を経験させ、覚えさせて行く作業が、私にとっての弾き込みです。
投稿者:ロウ 投稿日時:2010/07/28 08:27 ---144.241.230
皆さんご回答ありがとうございます。大変参考になりました。自身の技術もそうですが、、新しい楽器をうまく育てていけるように精進していきたいと存じます。
投稿者:QB 投稿日時:2010/07/29 10:22 ---05.227.127
弦喜氏のコメントに加えて、、
短時間でもある種の弾きこみ効果を実感できるものを一つ。
・例えば、G線でスケールを弾いてみてください。その時の鳴り方を気をつけて覚えてください。
・その線のフラジォレットのポイント、簡単な位置だと少なくとも同じ音になるのを含めて7つは有りますよね?そこをそれぞれ大きめの音で鳴らしてみてください。全体でほんの2〜3分程度でいいです。
・先ほどと同じようにスケールを弾いてみてください。違いますか?同じですか?
全ての状態の楽器で実感できるか保証は有りません。が、生徒さんとかの楽器でいまいちツボにハマっていなかったり、ふんづまっているときに、よく施してあげます。
Q:チェロ弦の限界張力
投稿者:不器用なチェロ親父 投稿日時:2010/08/08 09:07 ---217.167.172
チェロ弦を新しく張るとき、よくA弦を切ります。緩めながら張るのですが切れてしまいます。弦のピッチを変えた曲の場合Vnですが半音ほど変えて調弦すると聞きますが。チェロ弦は音程ですとどの程度の張力に耐えるまで作られているのでしょうか?よろしくお願いします。
投稿者:おおの 投稿日時:2010/08/09 13:28 ---224.82.172
弦の種類によるかと思います。
ヤーガーのA線などは半音上げたら切れると思いますが、他なら大丈夫かもしれません。
ちなみに、音を変えて調弦する場合、通常より下げて調弦するのが一般的かと思います。
また、書き間違いなら良いのですが、緩めながら張るというのは、一旦正しい音程より高く合わせてから緩めて調整するということでしょうか。逆をお勧めします。