弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:Breton
投稿者:Tsubaki 投稿日時:2003/09/03 10:20 ---14.129.157
Breton Brevete(ネット検索したらBreton Brevette とも)ハというヴァイオリンについて ご教示ください。
T. Lamy社の製品なのですか。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/09/05 10:38 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
Breton Brevete英文の資料にありました。
もともとフランスのBreton Francois(1780〜1830)という製作者がおりまして
その後ブランド化したようです。その際にラベルがBreton Breveteとなったようです。
Lamyに関する記述はありませんでした。それでは!
投稿者:tsubaki 投稿日時:2003/09/08 10:59 ---14.129.157
ご回答 ありがとうございました。
Q:教えて下さい。
投稿者:けんじ 投稿日時:2003/09/04 15:24 ---175.155.141
こんにちは。初めて書き込みさせて頂きます。
僕が所有しているビオラの作者について、もしわかったらなんでも結構ですので教えて下さい。
ラベルには Zhangs Work Shop / Zhang Shu Mei 1999 と書いてあります。おそらく中国
の方だと思いますが・・・宜しくお願いします!
投稿者:けんじ 投稿日時:2003/09/04 16:51 ---175.155.141
すいません。先ほどの質問で綴りに誤りがありました。
ZhangではなくZhiangのようです(手書きなのでちょっと見にくいのですが・・・)
宜しくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/09/05 10:29 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
Zhiangs Work Shop / Zhiang Shu Mei 1999ですが調べてみましたが解りませんでした。
すいません。どなたかわかる方おりましたらよろしくお願いいたします。それでは!
Q:チェロの運指テクニックについて
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/09/02 10:26 ---249.200.11
みなさま、こんにちは。お世話になっております。
僕はチェロは初心者なのですが、とても楽しく練習しています。そこで、ふと疑問に
思ってしまったことがありまして、またご教示いただきますようお願いいたします。
疑問は、左手のテクニックです。僕は初心者なのですが、豊富な練習量と個人レッスンの
おかげで、バッハ無伴奏1番プレリュードと2番メヌエットは、暗譜も含めて、左指の位置
も確認せずに弾くことができるようになりました。ときには1日8時間以上弾くことも
あります(プレリュードは1000回くらいは弾いているでしょうか・・・)。
しかし、今、一番楽しみたい6番ガボットともなると、けっこうポジが飛ぶこともあり、
重音も複雑で、また、とても歯切れのよい曲でもあることから、より一層、完璧に、
一瞬で音をひろわないといけません。
そこで思ったのは、チェロの運指は、例えば視覚的に位置確認をする道をさぐるべきで
しょうか、それとも、ポジ移動の距離等も、とにかく感覚により対応すべきでしょうか?
ちなみに、僕はバイオリンでは、演奏中、左指や指板を見ることはほとんど全くありません。
完全に「感覚」です。それが当たり前としてやってきましたので、今さら視覚的などと
いうことは考えたこともなく、また、その必要性はありません。
先生に聞きますと、やはり「感覚」だとおっしゃるのですが、長い時間練習しておりますと、
視覚も使って(何かのキズ等を目印にするなど)音をひろう訓練をした方が得策ではないか
とも思います。それに、本当に「感覚」だけでチェロのように移動距離が長いポジ移動等
ができるのか、はなはだ疑問に感じはじめてしまいました。ただ、プレリュードなどは
まったく「感覚」でできるようになったので、「やはりそうなのか・・・」とも思いますし。
他の初心者の方も同様の疑問をお持ちになっておられると思いますので、どうかご教示
くださいますようお願いいたします。
PS 最近、「音」にこだわって、いろいろな演奏法を試みております。左手、右手の
両方とも、チェロを体に少し引き寄せる感覚(チェロを両腕で包み込むとでもいいま
しょうか)で演奏すると、格段に音の響きがよくなりました。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/09/02 17:02 ---11.81.86
ヴァイオリンでもハイフェッツなどは
左手の辺りを見ながら弾いてますよね。
どっちでもいいんじゃないでしょうか?
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/09/02 17:23 ---249.200.11
ヒロ様、レスありがとうございます。
僕もバイオリンで指板を眺めることはよくあります。
しかし、それは「眺めている」のであって、指の位置を確認するために「見て」いる
のではありません。自分の運指を「楽しむ」ために眺めたり、あるいは、目のやり場
がないので眺めていることは、僕にもよくあります。
そのうような視線ではなく、チェロの場合は指位置を「確認」する作業が不可欠、
というか、習得の早道であるかのように思えたのです。
そうした意味で質問させていただきました。
チェロの初心者ができるだけ効率的に習得するための策として、「感覚」によるべきか、
「視覚」によるべきか、あるいは両方必要であるなど、皆様のご経験などからお話いた
だければ大変ありがたいです。
よろしくお願いいたします。
投稿者:Sprungli 投稿日時:2003/09/03 16:06 ---82.251.2
確かに高いポジションでは左手を見てしまうことがありますね。私も以前、同じような疑問を感じて、師匠に伺ったことがありますが、「両方使う」ということでした。ただし、視覚を使うといっても、傷を確認するというようなものではなく、もっと漠然とした位置感覚なのではないかと思います。ご参考までに。
投稿者:Geertz 投稿日時:2003/09/03 17:07 ---171.66.158
いろいろな奏法があるので、ご参考までに。
僕の先生いわく、「見るのはムダ、っていうか見てもしょうがない」ということです。
ハイポジションなら普通に目に入るので「眺める」というのはあると思いますが、第1ポジションなどを目で確認しようとするとどうしても楽器から体が離れて、楽器を固定するのが難しくなるのではないでしょうか。楽器をしっかり足ではさめていないと多くの弊害があります。僕が以前そうだったので。
投稿者:脱初心者 投稿日時:2003/09/04 00:35 ---107.44.155
私の場合 自分なりの楽器の構え方が固まってから
「感覚」だけですごく楽に弾けるようになりました。
各ポジションで左腕がどのような形になっているのかを
体に覚えさせるのがポジション練習だと思います。
そのためには常に全く同じ構えをして練習する必要があります。
しかもその構えは自分にぴったりのものでなくてはならず
そうでないと腕は緊張し、鈍く、疲れやすくなってしまいます。
チェロは全身で構えるものですから わずかな違いが
弾き心地に大きく影響します。
自分にぴったりの構え方を見つけて固めるのには結構苦労しました。
投稿者:anton 投稿日時:2003/09/04 01:07 ---108.205.170
高いポジションでは(6ポジション以上)では視覚を使う事が必要だと思います。あと、 Geertzさん、現代の奏法では、両足でチェロをはさむ事は好ましくない、とされていると思います。シュタルケルは、左膝は楽器に触れているけれども、右膝は離れていて、必要な時だけ楽器を押すのに使う、と言っています。ロストロなんか楽器と胸が離れてますね。要は、なるべく楽器の振動をを体で邪魔しない方がいい、ということのようです。
投稿者:Geertz 投稿日時:2003/09/04 03:48 ---171.66.204
>Antonさん
なるほど、確かにそうですね。なるべく楽器の振動を体で邪魔をせずに楽器を固定する(がちがちに固定する、というわけではなく、融通の利くものとして。また意味なくぐらぐらしないこと)、というのが大切だと思います。ただ、足を使うこと(はさむということではないかもしれませんが)の方を勧めている方もいます(http://home.germany.net/101-110146/index.html/bodenbremse.html)。ご参考までに。
投稿者:あーくん 投稿日時:2003/09/05 08:52 ---249.200.11
みなさま、こんにちは。残暑厳しいですがいかがですか?
先輩諸兄のみなさまの貴重なご意見、ありがとうございます。勉強になります。
確かにチェロの場合は、より楽器の位置、構え方などは重要であると思います。
僕も両膝ではさむようにしたり、あるいは左膝をチェロの後方に置く程度にしたり
(マイスキーなんかこんな感じですよね)、あれやこれやとやっていますが、特に重音
のビブラートなんかは両膝ではさむようにして固定させないといけないのでは??と
思っていたのですが、昨日、マイスキーのDVDでプレリュードの最後の重音部分を
確認すると、他のパッセージと同様に左膝は置いたままでした。手首と指の関節を
もっとやわらかくしないといけないな・・・と改めて思いました(そうすれば楽器も弓も
揺れないでしょうから)。
ただ、膝ではさむべきか否かというのは、とってもムツカシイですね。はさむ方が
機能的のように思ったりもしますし。いろいろやってみて、自分なりの納得を得たいと
思います。
運指の確認は、確かに低ポジで見るというのはナンセンスですね。ただ、高ポジの場合、
感覚に視覚も合わせて、両方ともひっくるめて「感覚」なんだという感じがしました。
教えていただかなければ、恐らく「感覚」か「視覚」かという、二者択一的に迷って
しまっていたと思います。バイオリンもそうですが、何かに悩んだとき、総論を前提に
考えるべきという基本を改めて思い起こしました。
話は逸れますが、マイスキーの無伴奏はいいです!ヨーヨーマや昔の?巨匠もいいですが、
マイスキーの力強い無伴奏はしびれます。たぶん、ものすごい音量なのでしょう。
でも、弓の毛をパンパンに張ってますし、あの力強さで弾いているのですから、
なんか弓がボキって折れるんじゃないかと妙な心配をしてしまいます。
ということで、何か一筋の光がさしたように感じております。
本当にありがとうございました!
Q:バイオリン
投稿者:松井秀喜 投稿日時:2003/08/24 17:49 ---218.139.113
こんばんわ、バイオリンを譲ってもらって始めての弓の毛替えをしようと思って楽器屋さんに持って行ったら2週間かかりますよ(長すぎる)と言われました、埼玉、群馬、栃木、茨城あたりで毛替えをしてもらえる所はないのですか??
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/08/24 17:55 ---11.81.86
早いところでは30分
長くても一日くらいでやってくれると思います。
そこまで土地の候補が広いのであれば
都内には行けないのですか?
投稿者:rio 投稿日時:2003/08/24 18:07 ---160.129.156
弓ケースを購入して、宅配便等を利用すれば、たいていの楽器工房で受けてもらえると思います。多分STRADさんでも毛の交換はしてもらえるとおもいます(無責任発言すみません)。
弓ケースは結構値段が高いと思われる方には、ホームセンターで塩ビの水道パイプ(パイプ&パイプの蓋)を利用すると、1000円程度で丈夫なケースができあがります。運ぶときには、弓を布でくるんで、さらにエアーキャップ(空気のプチプチシート)でくるみ、パイプの中で弓が動かないようにすれば大丈夫です。
私も、子供の弓の毛替えは、弓だけ釣り竿が入っていたプラスチックのケースに入れて工房に持っていきます。
遠方にいる方にとっては、交通費と時間を勘案すると、宅配便などの利用も一つの手だと思います。
投稿者:松井秀喜 投稿日時:2003/08/24 19:47 ---121.93.250
4県に跨った所に住んでいるので近いところがないかと?都内はちょっと!!
弓専用ケースってあるのかな??
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/08/24 20:12 ---11.81.86
弓専用のケースはありますよ。
グーグルで探しただけで
www.e-pizz.com/accessories/toyo_bowcase.html
www2u.biglobe.ne.jp/~koga-gen/acce/yassin.htm
こんな感じのが見つかります。
ストラッドさんも扱っているのでは?
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/08/25 00:01 ---115.112.149
下記に、日本弦楽器製作者協会の会員のリストがあり、連絡先がのっています。
http://www.din.or.jp/~jsima/member/smember.htm
多くの方は楽器製作だけではなく修理・調整も行っていて、毛替えも対応してくれるでしょう。連絡し、確認してみてはいかがでしょう。
ざっと見ただけですが、埼玉在住の人が結構含まれています。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/08/25 00:05 ---115.112.149
失礼しました。下記に変更になっていました。
http://www.jsima.jp/indexjp.htm
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/25 16:32 ---205.147.181
弓ケースは当店でも扱って下ります。
また、弓を送るだけなら、ヴァイオリンのハードケースに入れて弓だけ送る事も可能です。少し大きくなりますがちゃんと固定すれば安心です。それでは!
投稿者:ハイジママ 投稿日時:2003/09/03 01:02 ---4.100.177
栃木県内で毛換えをやってくれるお店は一軒知っていますが、職人さんが東京から決まった日に来る時にするしかないので私は利用しません。東京都内の楽器屋によっては宅配で1週間以内に戻ってくる楽器屋さんは多いです。下倉楽器は早い時間に行けばその日のうちに張り替えてくれます。いずれにしても都内近郊の楽器屋さんが技術的にも安心だと思います。
Q:演奏方法の歴史
投稿者:野島啓一 投稿日時:2003/08/29 11:11 ---09.247.150
前略
夏休みの高校生向けの公開授業で、「バイオリンは何故肩を使って演奏するか」とういう
質問がでました。その高校生と色々、単語で検索しましたが、該当記事にヒットしません。
わかりましたら、お教え願います。
早々
野島啓一
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/08/29 15:00 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
>バイオリンは何故肩を使って演奏するか
これは難しい質問ですね、
ただ肩と顎で固定するという言いかたののほうが正確だと思います。
ヴァイオリンという楽器がこの世に現れたのは16世紀中頃とされています。
その時からヴァイオリンは肩とあご固定する楽器だったと思います。
ヴァイオリン族の誕生というのも謎だらけで一説には「突然、究極の形でこの世に現れた」という説があります。レオナルド・ダビンティが発明したという説もあるくらいです。しかし、それ以前のヴィオールの影響もあったと考えられますが、ヴィオールは基本的には顎と肩で固定はしません。もしかしたら誰かが固定して弾いて見たら弾きやすかったので、少し小さくしてみたのがヴァイオリンだったのではないか、などと推測出来ます。
これは私の推測で、根拠も何もないので、その旨ご注意ください。
本当の所はどうなんでしょうか?私も解りません。それでは!
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/29 20:58 ---120.94.30
バイオリンの演奏ポジションについて
バイオリンの演奏ポジションが現在のように肩と顎で挟まれるようになったのは、近代になってからのようです。その発生当初から今のように弾いていたわけではありません。
それ以前はいろいろな演奏ポジションがあったようです。
その例として
1.胸の上に楽器をあっててかなり低い位置で演奏する。
(かなり古い奏法ですが、民族音楽の中にその奏法が散見されます。)
2.楽器を肩の上に置くが、顎の支え無し。
(ピリオド楽器の奏法にほぼ符号します。)
3.肩と顎で挟む。
(19世紀以降の奏法。パガニーニあたりの曲はこれでないと弾けない。)
こう見ると、バイオリンの演奏ポジションの変遷は、左手の開放の歴史といえましょう。
このことに関わっての記事は、水戸芸術館の「クラシカル・ヴァイオリンのご紹介」にその図が掲載されています。
左手の自由を得て、現在のような音域と超絶技巧を獲得したようです。
(バロック初期においても今では考えられないほどの技巧が発達していたようですが。)
投稿者:アンジェパパ 投稿日時:2003/08/29 21:11 ---120.94.30
すみません。
「符号」ではなく、「符合」です。
「開放」ではなく、「解放」です。
投稿者:mm 投稿日時:2003/08/29 22:20 ---125.30.39
以前、バロックバイオリンを専門にされている演奏家の方から聞いた話なのですが・・・
バロックバイオリンにも大きく分けて奏法が2つあるそうで、ひとつはオランダ式奏法、
もう一つは失念しましたが、どこかの国の名前がついた奏法でした。
この2つのうち、どちらがそうだったのか忘れてしまいましたが、一方はアゴで押さえず、
もっぱら肩に乗せて演奏する弾き方で、もう一方は肩に乗せた楽器にアゴを軽く乗せて弾く、
現代の演奏法とほぼ同じ弾き方ということでした。
その演奏家本人は、アゴを乗せて弾いていらっしゃいましたが、外国の奏者にはアゴを
使わないで肩に乗せるだけで弾いている人も多いと、おっしゃってました。
個人的に、アゴを使う奏法はアゴ当てが開発されて以降に産み出されたのだと思い込んで
いたので、驚いた記憶があります。
アゴ当ては1820年頃にシュポアというバイオリニストによって開発されたそうですが、
作曲家のシュポアと同一人物なんでしょうかね?
尚、アゴ当てのついていない、いわゆるピリオド楽器のアゴを使って演奏する奏法は、
かのモーツァルトのお父さんでバイオリニストでもあったレオポルド・モーツァルトの
演奏教本に詳細が書かれていて、現在のアゴの位置とは逆に、テールピースの右側に乗せて
弾くようにと解説されてるみたいです。(ですが、前述のバロックバイオリニストの方は
テールピースの左側に乗せて弾いておられる感じでしたが・・・)
また、アンジェパパさんのおっしゃるパガニーニは、アゴ当て無しで弾いていたらしく、
なんでも「アゴ当てを使わなかった最期のバイオリニスト」なる異名があるみたいですね。
試しに自分の楽器のアゴ当てを外して、真似事をやってみましたが・・・とてもとても
私には演奏出来ませんでした。
投稿者:fiddlin' economist 投稿日時:2003/08/29 22:40 ---254.178.50
昔の絵をみると、肩に載せるというより胸の上方部に押し当てている感じですね。
この奏法はCeltic FolkやCountry Musicではつい80年くらいまで普通だったと思います。今でも昔風の演奏を好むMusicianはそういうGenreにはかなりいます。これだと何しろバイオリンを弾きながら歌も歌えてしまうのです。
投稿者:fiddlin' economist 投稿日時:2003/08/29 22:41 ---254.178.50
訂正です。
80年くらいまで → 80年くらい前まで
投稿者:CABIN 投稿日時:2003/09/02 12:32 ---114.112.42
答えではないのですが,以下のホームページに
古い絵があります。
1310年頃の絵だそうですが,ここでは既に肩に当てて弾いているようですね。
もっともヴァイオリンでなくフィドルと解説されております。
まあ,肩に擦弦楽器を載せて弾くのは少なくともこれ以前という事になりますか...
http://2style.net/misa/gallery/violin/violin.html
【絵の解説】
イギリスの彩色写本画家Miniaturist, English(1310年頃に活動)
『クイーン・メアリーの詩篇書』(部分)1310年頃制作
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/09/03 00:13 ---115.112.149
ヴァイオリンの演奏姿勢を論ずるには、ヴァイオリンの前身の楽器のことを調べてはどうでしょうか。16世紀に、ビオラ・ダ・ブラッチョ Viola da braccio / ヴィオリーノ Violino /フランス風ピッコロ・ヴァイオリン violino piccolo alla Francese あたりを変遷して、ヴァイオリンが出現してきたという説があります。
上記はいずれもヴィオラ・ダ・ガンバのように足に挟むのではなく、ヴァイオリンの演奏姿勢に近い手と上半身で支えるというスタイルで演奏しています。16世紀に弦の製作技術が飛躍的に進歩して細くて強い弦ができ、高い音の、サイズの小さな楽器が可能になり、弦も4本になり一番上の調弦がEの楽器が主流になっていきます。
ヴァイオリンも18世紀あたりまでは、肩にのせ顎ではさむスタイルは一般的ではなく、楽器を、1)みぞおちあたりに当てる 2)右脇の下にあてる 3)左胸にあてる など人や地域により演奏方法はまちまちでした。当時の弓が今より短いのは、その方法で楽器を支えると短い弓で充分(長い弓は逆にじゃま)だったからです。
そのあたりの楽器の写真が下記のホームページにたくさんのっています。それを見ればどのような姿勢で演奏していたかがわかるでしょう。
http://violadabraccio.com/violin.pictures/
そのホームページの主催者は、そのあたりのことを研究している楽器製作者ですので、コンタクトをとってみればおもしろいかもしれません。
(私見ですが)19世紀に今のように肩にのせ、あるいはさらに顎ではさむ演奏形態となったのは、しっかりささえて大きな音を出す必要がでてきたからではないでしょうか。楽器本体もそのころに現在のモダン楽器のようにネックに角度がつき、バスバーや魂柱も太くなり、演奏家のアイデアで顎当てが付加されたりしてきます。宮廷やサロンなどでバックグランドミュージックを弾いていたころと、大勢の一般聴衆をあつめて公開演奏をしチケット代を稼がねばならない時代では、要求されることが変わってきます。
Q:教えてくださいm(__)m
投稿者:じゃずべー 投稿日時:2003/08/31 23:19 ---104.76.13
はじめまして。そろそろ自分のコントラバスの購入を考えている者です。
数ヶ月前から、色々情報収集をしているのですが、ルーマニア製「Reghin」の楽器
について教えてください。某専門楽器店でオールソリッドとソリッドトップを試奏してみたのですが、1本目ですので個人的には定価25〜38万の間で予算で悩んでいる状態です。
コントラバスに限らず、チェロ、バイオリン等奏者の方で、レジンの楽器を使用または所有なさっっている方、できればそのクラスのレジンの感想(音や仕上げなど)などをお聞かせください。また、オールソリッドとソリッドトップの差はやはりみなさん大きく感じられるのでしょうか??愚問で申し訳ありません。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/09/01 10:51 ---03.79.196
いらっしゃいませ、
「Reghin」の楽器は見た事がないのですが
ルーマニアのReghinには言った事があります。
当店はルーマニア産の手工バイオリンを扱っておりますが
(ちょっと宣伝になってしまいますが)非常にコストパフォーマンスに優れていると感じます。
また同じルーマニアの某量産品メーカーの工場も見学いたしましたが、質の高い製作を行っていたと記憶いたします。
グレードに関しては見た事がないので解りません。それでは!
投稿者:teku 投稿日時:2003/09/01 15:10 ---32.215.87
いつも楽しくこのQ&Aを見ています。
あまり書き込みしたくないんですが!ついこのての話題で、しゃしゃり出てしまいます。
すいません。
ソリッドトップ、オールソリッドって合板と単板の使っている場所を指して
いるのでしょうか(トップは表板?)。その意味でしたら、音が違います。最近は無いですが
大昔オール合板のものも使ったことがありますが、弓引きではつらいものがあります。
それと合板を使っていると寿命が短いです(新大久保の弦楽器山本さんの話ですが、
魂柱のところがその圧力にまけて出っ張ってくるそうです)。
全部が単板、横板が合板のもの、横板、裏板が合板のもの、が現在存在するのでは
ないでしょうか(音は少しずつ違います)。日本製では、鈴木,茶木、東(オリエンテ)が有名、最近中国製の
EASTMANあたりが安いと評判のようです。REGINはさわったことがありませんので
なんともいえません。見たことはあります(みたけど触らなかった)。コントラバスは
ドイツ系,イタリア系と音の好みがあり(ほかもそうかも)、自分の好み、曲目で選ぶ基準も
ちがうので傍からはあまりこれがとはいえません。
じっくりインターネットで調べたり、いろいろなお店に行って話を聞いたり触ったりすると、だんだん自分の
狙っているものがみえてくるとおもいます。数年前までは時々見るURLは弦楽器工房高崎,
アトリエ橋本楽器屋、弦楽器山本、http://www.contrabass.org/です。
投稿者:じゃずべー 投稿日時:2003/09/02 22:41 ---26.133.52
なるほど。大変勉強になります。
おっしゃる通り、ソリッドトップ、オールソリッドは合板と単板の使っている場所を指しております>tekuさん
自分はオケ、クラシックではなく、JAZZをやってますので、ほぼ9、9割がたpizzですので、それもジャンルに合う音色などを店員の方と相談しながら、最低でもソリッドトップ以上を購入の予定で考えてみます。どうもありがとうございました。また何か質問が出てきましたら、カキコさせていただきます。その際はよろしくお願いします。
さらにオール単板と表板のみ単板の楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス等)の差についてご意見、ご感想のある方は、是非書き込みをお願いいたします。
Q:弓について
投稿者:びおりすと 投稿日時:2003/09/01 19:23 ---97.192.55
いつも拝見させていただいております。
私の弓について教えていただきたいのですがよろしくお願いします。
leon piqueという製作者なのですが1900年頃の製作者という事以外
何もわかりません。友人から安値という事で譲っていただきましたが
相場の方も教えていただきたいです。どうか皆様よろしくお願いします。
投稿者:かめ 投稿日時:2003/09/02 03:21 ---13.47.224
http://www.elderly.com/items/115U-30.htm
に出ていました。
Q:松脂
投稿者:あきこ 投稿日時:2003/09/01 17:19 ---225.69.130
新品のヴァイオリンの弓に松脂を塗ったのですが、弾くと弦に
粉が付着して白くなってしまいます。これは異常なことですか?
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/09/01 18:22 ---11.81.86
普通のことです。
弾いた後は布で(楽器店にある弦楽器用のもの)ふき取ってください。
あと松脂のつけすぎにも気をつけてみてください。
Q:下取りと売却について教えてください
投稿者:もも 投稿日時:2003/08/31 20:51 ---1.95.199
バイオリン購入を検討しています。
そちらで購入した場合、ステップアップのための下取りなら8割で引き取ってもらえるようですが、楽器が弾けなくなってしまって売却しないといけなくなった場合は何割で引き取ってもらえるのでしょうか?楽器100万、弓50万くらいの予算でと思っています。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/09/01 10:38 ---03.79.196
いらっしゃいませ、
アップグレード以外の返却についても当店のページのメンテナンス保証のページに載っておりますのでご参照ください。↓です。
http://www.strad.co.jp/mente/men_hos.html
それでは!
Q:ペルナンブッコ
投稿者:パジョ 投稿日時:2003/09/08 05:14 ---240.66.81
拝啓、いつも楽しく拝見させて頂いてます。実はこの間フランスに行く機会がございましてヴァトロの所でパジョの弓を見せていただいたのですがペルナンブッコ以外の素材なので安いという事で12000ユーロだったのですがそんな事ってあるのでしょうか?!気になる弓だったもので一応ストラッド様に御意見をお伺いしたかったのです。是非御指導をお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/09/08 14:56 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
フレンチオールドボウの優れた製作者はヘルナンブーコーを使用していますが、例外がパジョーです。資料によると初期のマスプロのパジョーの弓はブラジレッタ(ブラジルウッド)でよく作られていたとあります。それでは!