弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:シャルル・バザンの弓
投稿者:ぽち 投稿日時:2003/12/06 10:41 ---2.116.83
過去にも何度か話題になっていますが、バザンの弓で教えてください。
ちょっと弾かせてもらい、なかなかいいなと思った弓にCHARLES BAZINがありました。 100万ぐらいのもの、と言われて流石にとひっくり返ったのですが、「CHARLES BAZIN」はオールドボウなのですか?同じバザンにはシャルルとシャルル・ニコラがいるようですが年代的にはどう違うのでしょうか?どなたかご存じの方がいらっしゃれば教えていただけますか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/12/10 10:35 ---205.147.181
いらっしゃいませ、
シャルル・ニコラが1847〜1915年までシャルルが1907年〜
です。BAZIN一族の弓は年代にかかわらす、大体市場相場は同じです。
シャルルがオールドボウというのは微妙ですね。
それでは!
投稿者:ぽち 投稿日時:2003/12/10 23:54 ---2.116.53
ストラッド店員さん、ありがとうございました!
Q:チェロを始めようと思います。
投稿者:ちき 投稿日時:2003/12/08 09:36 ---112.114.174
初めまして。
実家に妹が使っていたチェロがあります。
まったくの素人の私には、それがどういうものなのかはわかりませんが、
来年、実家へ行ったときに、借りてくることになりました。
今、手元にないので詳しいことは分からないのですが、
弦が痛んでいて、1本は切れています。
弦を全部変えるとしても、弦にもかなりいろいろな種類があるようで、
どう言うものに張り替えたら良いのか、アドバイスをお願いしても宜しいでしょうか?
また、弓ですが、あることはあるのですが、妹の使っていたものではなく、
両親が後日買ったものです。
こちらの方は、楽器店に持ち込んで、どういうものか、見てもらうことは出来るのでしょうか?
経済的、時間的に、教室へは通えないので、独習するつもりですが、
かなり難しいですか?もちろん、人それぞれだとは思いますが。。。
それでは、よろしくお願いします。
投稿者:なかじん 投稿日時:2003/12/09 19:33 ---6.145.235
こんにちは
普通の楽器屋さんなら、弓の張替えはしてくれると思います。
弦のほうも、値段や楽器や自分の好みなど相談すれば対応してくれると思います。
経験上、過去何か楽器をしていた人ならある程度まではいけるみたいです。
そうでないと結構大変というのが正直なところです。
音階(音程)を覚える必要がある楽器ですし、フレットがない分楽譜をみただけでは何のことか解からないとおもいます。
まずは音を出すことが楽しければ続くのではないでしょうか?
どれだけ好きかというのが問題でしょうね。
投稿者:ちき 投稿日時:2003/12/09 23:30 ---112.9.137
レスをありがとうございます。
来年になったら、とりあえず全部持って行ける弦楽器専門店へ行き、
チェロ自体も使える状態なのか、見てもらおうと思っています。
投稿者:チェロ太郎 投稿日時:2003/12/09 23:48 ---179.58.87
ちきさんは、チェロをはじめたいとのこと。
それはいいことです。
独学という事については、なかじんさんの言われるように、なにか楽器をやってみえたのなら、音階や調弦など、ある程度のことは分かるでしょう。
もし、楽器を調整して、触ってみて、音色が気に入って、しばらく続けられそうなら、
最初のうちだけでも、プロのアドバイスを受けられては、いかがでしょう?
たとえば、ヤマハなどの初歩的なレッスンでもよいと思います。
自分の経験からいえば、へんなクセがつかないよう、最初だけでも習っておくと、
あとで自分で練習するときの基準が出来て、安心できると思いますよ。
なお、弦が一本切れているとのことなので、やはり弦交換と同時に、駒、魂柱、指板などの調整をしてもらうとよいでしょう。
弦については、C,Gはスピロコアかヤーガー、D,Aはヤーガーかラーセンなどが、価格かの割りによい組み合わせだと思いますし、数多くのチェロ弾きが、この組み合わせを採用しています。そこから初めて、音が好みでない場合、楽器屋さんなどに聞いて、その弦を他のものに交換するのがよいと思われます。
投稿者:なかじん 投稿日時:2003/12/10 14:33 ---228.77.132
こんにちは
あと気になるお金のほうですが、最初からあまり投資するのもその気がなくなると思います。
張替えと弦程度なら1万いらない程度で済むので自分の希望に合わせて出費すればいいでしょうか?。(あれこれしだすとどんどん上がります。)
詳しいことはチェロ太郎さんのおっしゃる通りですね。
でも時間がないというのはよくわかります。まずは弾いてみないとですね!
投稿者:すう 投稿日時:2003/12/10 17:37 ---112.127.236
チェロ太郎さん、なかじんさん、アドバイス、ありがとうございます。
レッスンのこと、考えてみます。
投稿者:ちき 投稿日時:2003/12/10 17:40 ---112.127.236
あ、ごめんなさい。
上に注意されていた「名前を使い分けての自作自演はしないで下さい。」ではありません。
「ちき」に統一しようと思いながら、時々間違えます。m(__)m
Q:Evah-Pirazzi
投稿者:teku 投稿日時:2003/12/10 13:40 ---32.215.87
訂正文です。 以前チェロの弦EVAH−PIRAZZIが発売されとき、その情報として、
EVAH−PIRAZZIがOBLIGATOとVIOLIN弦のEVAHの類推で
シンセテックコアであろうとの、文章を書きました。
ついさっきまでそう信じていたのですが、実際購入するとき店の人に聞いてみたところ、
CHROMSTAHLコアであることが判明しました。実際手にとって見ると、非常に細く
シンセコアとは思われません(CELLO D2 No3322 Chromstahlと
表記されていましたし)。勘違いしていました。お詫びして訂正いたします。
まだ張っていませんので音のほうは、わかりません。でもこれだけ細いと(ただし
OBLIGATOとの比較です)そのような音がするのではないでしょうか。
ノギスで測って1.0mmです。
Q:ヴィオラのサイズ
投稿者:アンダンテ 投稿日時:2003/12/05 23:06 ---19.246.188
先ほどコラムでヴァイオリンのサイズについて書いてあったのを見て、ヴィオラのサイズも教えていただきたいと思いました。まだまだ初心者なので、サイズについてなどわからない事が多いのですが、楽器のサイズは重要なようなので質問させていただきます。よろしくお願い致します。
投稿者:ヒロ 投稿日時:2003/12/06 07:07 ---11.81.86
一般にはボディレングス(楽器のお尻からネックの付け根まで)
が40cm前後のものが多いみたいですね。
手が小さい人、腕が短い人は小さい楽器を弾きますし、
反対に手が大きい人、腕が長い人は大きな楽器を弾きます。
まぁ個人個人で色々な要素を考慮しながらなるべく大きな楽器を
利用している、ってところでしょうか。
大体流通しているもので最大は42cmくらいです。
ネットで探したり特注すればそれ以上のものも手に入ります。
あと意外に重要なのが弦長(駒から指板の先まで)です。
ボディレングスが小さくても、コレが大きいと弾きにくくなりますよ。
その分音色はよくなるみたいですけど。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/12/10 10:29 ---205.147.181
ビオラのボディーサイズは、一般的に380ミリ〜420ミリまでですが、それより小さいものや大きな物も流通しています。店主がよく言うのですが「ビオラは何でもあり」です。
ただやはり守られなくてはいけない重要なサイズがあります。
当店のコラムのページをご参照ください。
http://www.strad.co.jp/column/col_08.html
上のページのBとCの比率は重要です。
BとCの比率は3:2が正しいビオラです。この比率から大幅に外れているビオラは出来れば避けた方が懸命です。それでは!
Q:弓のレベル(?)について教えて下さい
投稿者:素人とちおとめ 投稿日時:2003/12/06 09:49 ---104.62.29
こちらでお話させていただいたり、過去ログをみていて疑問がわいてきたので、質問させてください。
銀黒檀、金黒檀、金鼈甲等々あり、後ろに行くほど高い値段になっているようですが、これは単に黒檀よりも鼈甲が高いから、値段が上がるのでしょうか。それとも、そもそも良い弓(どういうのが良い弓かは奏者によって違うと思いますが)には良い持ち手が付けられるのでしょうか。
また、黒檀よりも鼈甲の方が楽器のためにより良い素材なのでしょうか。
今持っている弓(Guillaume 金(?)鼈甲)を買った時に、同じくGuillaumeの銀黒檀(だったと思う)を試奏させてもらい、どうしてこんなに値段が違うのだろうかと思いつつ、楽器との相性の良さという点で前者を選んだのです。
今思ってみれば、見た目の綺麗さという点でも惹かれたのかな、という気もします。
そのあたりもあって値段が高いということもあるのでしょうか。
投稿者:かめ 投稿日時:2003/12/06 10:53 ---196.104.75
単にフロッグ材料としての機能性だけを考えれば、黒檀が一番良く、象牙やべっ甲は
劣ると思います。
また、美術品としての価値を考えれば、べっ甲や象牙の方が黒檀よりは良くなります。
象牙やべっ甲は使用しているうちに薄くなってきたり、割れてしまうこともあるのです。
べっ甲は、亀の甲羅を何枚も重ね合わせて作りますが、その質によって透明感・質感が
まったく変わってしまい、価格にも差が生まれます。
製作者の視点から見れば、弓の主材料となるフェルナンブコの違いによって、
フロッグの材質を変えることが多いようです。単純に考えれば銀黒檀のフロッグの弓
よりは金黒檀の方が、金黒檀よりは象牙の方が、象牙よりはべっ甲の方がより上質の
フェルナンブコを使っている確率が高くなります。
投稿者:よしたか 投稿日時:2003/12/08 01:43 ---13.64.147
ほとんど、かめさんのおっしゃる通りだと思います。
フロッシュは黒檀だと修理が効くので、鼈甲・象牙・水牛の角
などよりも、黒檀の方が実用的だと思います。それでは何故、
鼈甲や象牙を使うのか? 以下は、製作者から聞いた話です。
上質なフェルナンブコに加えて、鼈甲や象牙を用いて美術的な
価値を高めると、演奏者がなお一層大事に扱ってくれるように
なる。そうすると、その上質な弓が長く後世に伝わる確率が高
くなるそうです。フィティングや巻線に金を使うのも同じ理由。
この話を聞くまでは、高価な部材を使うのはただの権威づけか、
虚栄心を満たすためだけと思ってましたが、それなりに理由が
あるんだなと思い直しました。ただし、良心的な製作者だとい
う条件が前提でしょうが…。
投稿者:素人とちおとめ 投稿日時:2003/12/08 08:20 ---104.62.29
かめ様、よしたか様、納得しました。ありがとうございました。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2003/12/08 19:12 ---239.116.90
真作なら、300万円以上でオークションに出しても充分通用します。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2003/12/09 18:05 ---209.68.3
素人とちおとめさんの弓はP.GUILLAUMEのViola弓ですよね?
某楽器店のホームページで
1) \560.000(銀黒檀) 2) \920.000 (金黒檀) 3) \ 1.620.000(金鼈甲)
と書かれています。
弦一郎さんの「真作なら、300万円以上」というのは、別の方と勘違いしていらっしゃるんではないでしょうか?
自分もP.GUILLAUMEのバイオリン弓(銀黒檀)を使っていますが、とてもいい弓です。
高くて金鼈甲は変えませんが、自分も欲しいぐらいです(もっともビオラは遊び程度なので持っている楽器よりもはるかに高くなってしまいますが)。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2003/12/10 00:21 ---239.116.90
楽器と間違えていました。申し訳ありません。
Q:ニスを再塗装した楽器の価値
投稿者:seivoci 投稿日時:2003/12/06 00:39 ---249.187.10
某オークションにストラディバリ(本物)を持っている演奏家から
依頼されて制作されたという60年ほど前のコピーのヴァイオリン(ニューヨーク製)が出品されております。画像を見るとニスの状態が綺麗過ぎるので出品者に問い合わせた
ところ、前の所有者が自動車の中に楽器を置き忘れたために熱でニスが溶けてしまい
全面的に再塗装したとの解答がありました。こういう楽器はどうなんでしょう?
中古品にしては希望価格250万という強気な設定なのですが(開始価格は100万)。
投稿者:Ive 投稿日時:2003/12/06 01:11 ---205.62.107
まず、本当にストラディバリ本人作(贋作でない)なのですか?
わたくし的には、まずそこが第一に気になるところです。
投稿者:Ive 投稿日時:2003/12/06 01:22 ---205.62.107
ごめんなさい。文をよく読んでいませんでした。
お恥ずかしいです。>コピーなのですね。
ほんとにすみません。
そのコピーは、どの作者が作られたのですか?また、わたくしの周りにいる
バイオリン弾きで、ビジャッキを車の中のトランクに入れっぱなしにし、
ニスが溶け、最悪なことがありました。愛器を車のトランクに入れる神経が
どうかしていますが、もしそうなったときはオリジナルのニスが溶け、修繕の
ニスを塗らざるを得ませんので、価格は下がるでしょう(実際、そのビジャッキの
下取りは300万にいかなかった)
時代は違いますが、エリック・ブロットさんあたりが、ストラドのコピーを
作ったら高そうですねぇ〜。
投稿者:seivoci 投稿日時:2003/12/06 15:24 ---249.187.10
自動車のトランクに楽器を入れてニスを傷める
ケースは本当にあるのですね。
某オークションに出ているものはGiovanni Virzi
というイタリア人の1941年の作で、ニューヨークで店を開いて
いた人物だそうです。
ニスを全面的に塗り直してしまった楽器の場合、
価格が下がるのは当然でしょうが、性能面ではどのような不都合な事が
あるのでしょう。個々の楽器の状態にもよるでしょうが、一般論としては
どのようなことが考えられるでしょう?
投稿者:マリオアロイジオ 投稿日時:2003/12/08 15:54 ---226.66.116
いつも、大変お世話になっております。ニスを再塗装した楽器の価値についてですが、オリジナルのニスをリタッチした場合、楽器の価値はどうなるのでしょうか?私の楽器は、Dante Fulvio Lazzariの2001年ですが、愚かにもポリッシュを塗ってしまい、ニスが一部剥がれてしまいました。そこで、現在、Dante Fulvio Lazzari本人の所で修理していただいております。ちなみに修理代は1500~2000ユーロ程度と結構高額です。
投稿者:Ive 投稿日時:2003/12/08 22:53 ---205.60.146
手元にあるモダン楽器の辞書によれば、Giovanni Virziさんは
一家でバイオリン製作を営んでいたことと(親父と兄弟の3人)、
1915年ごろにナポリから、ニューヨークへ移住していること、
さらに典型的なモダン・イタリーのヴァイオリンへの研究をされていたこと
師事関係はかかれてません。
だいたい、訳すと上のように記されています。
※わたくしはモダン楽器のイロハについて、全くの素人な者なので手元の
資料から伊語翻訳させていただきました。また、師事関係はおそらく、
その時代の代表的な系譜があろうと思います
かなり推測ですが、やはり表板の破損が考えられます。実際、弦の振動を、駒と魂柱
、さらにバスバーを介し表板へ振動させるのが弦楽器ですから、その過程も
もちろん、最終的な振動場所である表板が重要なのではないでしょうか。
駒や魂柱、バスバーは数日で交換可能ですが、本体である表板はそうはいかない。
たとえ、割れがあっても、見事に修復している楽器はちゃんと響きますが、
そうでない不健康な楽器は、やはりどこか音が変なことが多いと思います。
修復技術を見抜ける知識・眼力・経験は、やはり大切なのだろうとおもい
ます(今後の私の課題!)
ここからは、完全に私の範疇を超えるので、もっと詳しい方にお願いしたいです。
(ちなみに、わたしも教わりたいで〜す☆)
投稿者:Ive 投稿日時:2003/12/10 00:05 ---205.63.203
Dante Fulvio Lazzariなら、楽器としてかなり好評価されると思われます。
これは私もあまり詳しくはないのですが、「下取り価格」としての値はどの
楽器商も7割から8割がいいところで、全額のところはあまり無いと思います。
が、楽器としての評価が高ければ、一般的な下取りはあまり良い方法ではないと思います。
何がいいたいかというと、ニスのリタッチぐらいでDante Fulvio Lazzariの楽器
の評価や値が下がるなど、考えられる要素が何一つ見当たりません。
実際、Dante Fulvio Lazzariの楽器を欲しがる弾き手は多いので、手放す時は
そういった人に声をかけることも一つの方法です。
イタリアンのオールドやモダンはそういったことが出来ないのは、真作・贋作問題、
さらに価格が非常に高いので買い手がかなり限られている等、楽器商に上げたほうが
無難だと仰るかたもいます。
わたし個人の意見としては、茶道ではありませんが、愛用している茶の道具が
何かしらの原因で器が欠けたとき金と漆で”接ぐ(つぐ)”美学にあこがれます。
Fulvio本人のリタッチなんて、羨ましいです。なにかロマン感じます!!!
Q:バイオリンケースの下取りなんてあるのでしょうか?
投稿者:ルーク 投稿日時:2003/12/09 00:05 ---110.233.134
楽器本体のことではなく、ケースのことで質問させてください。
バイオリンケースの下取りというのはあるのでしょうか。
大昔に買ったバイオリンと共にやってきたケース(シェル型)はとても頑丈なのですが、
頑丈なゆえに重く、そしてストラップもリュックタイプではありません。
肩凝りと腰痛(?)解消のために、軽くてストラップがリュックタイプのもので、
しかも楽譜が収まるような四角いケースを買ったのですが、今度はどうも大きすぎて
使い勝手がよくないのです。買ってからは数ヶ月経ちますが、ほとんど
使用していない新品同様のケースです。コンパクトなシェル型の、
ストラップがリュックタイプの物に買い換えたいのですが、四角いのが勿体無くて
困っています。(もっと考えてから買うべきだったのですね。スミマセン…)
下取りしてもらえるようなお店が都内にあれば教えて頂けますか。
投稿者:弦喜 投稿日時:2003/12/09 23:57 ---115.112.194
ケースの下取りという話はあまり聞きません。(中古のケースを売っているお店は聞いたことがありません。)
またあっても、かなり安い値段になるでしょう。
Yahooオークションのバイオリンカテゴリーなどに出品するのがよいのではないでしょうか。
きれいに写真をとって、新品同様であることをきちんと説明すれば、意外に高値がつくことがあります。
Q:フロッグの材質
投稿者:さるぞう 投稿日時:2003/12/08 20:42 ---229.240.13
弓の話題で、フロッグの材質のことが出てきたので私も疑問に思っていることを質問させてください。
フロッグの材質としては黒檀が一番よいとのことですが、スネークウッドをつかっているものはどうなのでしょうか?黒檀のものに比べて音は変わってくるのでしょうか?
また、巻き線が、ニッケル、銀、金で音に違いは出てくるのでしょうか?
私は美術的価値が出てくるような高価な弓を買う予算がないので、あくまで、実用本位で素材の違いの特徴をしりたいと思います。
博識な皆様、ぜひ教えてください。よろしくおねがいします。
投稿者:かめ 投稿日時:2003/12/08 22:34 ---196.104.75
スネークウッドは同じ大きさでフロッグを作った場合、黒檀に比べて重くなります。
よって、重心が変わってくる可能性があります。そのために音の変化が現れるかも
知れません。純粋に同じ重量・重心であるならば、フロッグの違いによる音の変化は
起きないと思います
同様に、巻き線による音の違いもまったく同条件の弓が作れるのならばありません。
ただ、ニッケルの場合は、長く使っていると赤黒く錆びてくるので、できれば銀線・銀糸以上の材料の巻き線を使用した弓を選択した方が良いと思います。
Q:このヴァイオリンについて教えて下さい
投稿者:aragorn 投稿日時:2003/12/08 00:30 ---159.82.163
私の持っているヴァイオリンのラベルには
FRANT,HERCLIK
houslar,
STARE BENATKY.
と書かれているのですが、どこ製の楽器なのか等よく判らないので教えて頂けないでしょうか?
よろしくお願いします。
投稿者:あるまざ 投稿日時:2003/12/08 16:42 ---94.88.10
数日前にチェコ語のラベルの話題がありましたが、
こちらもチェコ語です。チェコ語でヴァイオリンのことをhousle と言います。
houslar だとバイオリン製作者です。
投稿者:あるまざ 投稿日時:2003/12/08 16:51 ---94.88.10
連続投稿ごめんなさい。
stare Benatkyは Beatky という町の旧市街を意味しています。小さい町のようですが、町の市庁舎の持つサイトがありますので、googleで検索すると出てきます。
参考になると思います(ただし、チェコ語とドイツ語のみのようです)。
投稿者:aragorn 投稿日時:2003/12/08 18:56 ---159.11.249
ご返事ありがとうございます!
大変参考になりました!
Q:ヨーロッパでバイオリンを買う。
投稿者:chizun 投稿日時:2003/12/08 23:18 ---36.10.150
こんにちは。突然ですが質問がございます。もしご存知の方がいらっしゃったら是非教えていただきたいです。
現在バイオリンを物色中なのですが、イギリス在住です。
ヨーロッパでバイオリンを買われる方は何人もいらっしゃると思いますが、ロンドンはどうでしょうか? 相場として、他のヨーロッパの都市より値段設定が高い、というようなことはありませんか? チェコで買うのがお得だと聞きましたが、プラハでしたら格安切符で1万円ほどで往復できると思いますし、行ってみてもよいなぁ、と思っています。
ちなみに予算は30万〜40万円ほどで探しています。18歳の頃に始めて4年ほど習っていましたが、その後お休みし、現在ほぼ10年ぶりに再び始めようと思っているものです。
もし日本で買うほうが安全なのであれば、今度一時帰国した時に日本で買ってもいいなぁ、と思っていますが。でも、ヨーロッパ製のバイオリンを買うのであれば、ヨーロッパで買ったほうがやはりお得なのでしょうか。
どうぞ宜しくお願いいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2003/12/10 17:49 ---145.116.57
いらっしゃいませ、
イギリスはかつて大英帝国時代に、いい楽器を片っ端から集めたという歴史があります。
現代でもオークションはイギリスが本場ですね。
手工品ヴァイオリンは同じ物が二つとないので、値段が安いかどうかというのは解りませんが、楽器の数はイギリスは多いので選択肢は多いと思います。イギリスで購入するのもいいと思います。30万〜40万円クラスですととにかくサイズを注意してください。当店ページのコラムをご参照ください。
後は気に入った音色や見た目、状態などで選べば間違いないと思います。
それでは!
投稿者:chizun 投稿日時:2003/12/10 23:48 ---36.10.150
お返事ありがとうございます!!
大変参考になりました。
コラムも改めて拝読しました。
ロンドンはバイオリン・オークションん本場でもあるのですね、、、ぜんぜん知りませんでした。こうなるとオークションも選択肢の一つに入れてみようかな、、と欲張ったことを考えてしまいますが、アマチュアの人はやはり手を出さないほうが良いですよね、、、。サザビーやクリスティーなどは敷居も高そうですし、、、。
ebay ukなどのサイトをいま見てみましたが、結構バイオリンも売られているのですね。
結構いろんな人がビットしていますが、皆さん飾り用に買うのでしょうか。
ストラッドさんのサイトをもう少し読み込んで勉強してみようと思います。
ありがとうございました。これからもますますのご活躍をお祈りしています。
投稿者:あるまざ 投稿日時:2003/12/11 08:35 ---94.88.10
サザビーなどのオークションは、ほとんどの場合修理・調整のなされてない状態で、
買い取る人の見識のみで入札するのだと聞いたことがあります。
マエストロネットの落札価格表を見ても、ほとんどは市場価格よりずっと安いのは、
そういう事情なのだそうです。
ですから、楽器に相当の知識がある人でないと、難しいのではないでしょうか。