Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:楽器について教えてください。
投稿者:dubin     投稿日時:2005/02/05 21:33  ---3.166.196

二十年前に買った私の楽器です。ラベルに

 Antonius Stradivarius
 copied by J.V.S. Tokyo anno 1982
4/4size No.S-115

とあります。
「J.V.S. Tokyo 」とはメーカーの名前だと思いますが、あまり聴きません。
 「J.V.S. Tokyo」について、何かご存じでしたら教えてください。
 また、「No.S-115」について、当時の定価など分かりましたらお教えください。
 以上、よろしくお願いします。  

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/07 12:32  ---36.100.22

いらっしゃいませ、

J.V.S. Tokyoですが、調べてみましたが解りませんでした。すいません。
どなたか、ご存知の方いらっしゃいましたらお願いいたします。
それでは!

投稿者:dubin     投稿日時:2005/02/08 20:53  ---3.166.219

ストラッド店員  わざわざ調べてくださりありがとうございます。
ストラッド店員さんがご存じなければ、なかなか分からないでしょうね。
また、よろしくお願いします。

投稿者:dubin     投稿日時:2005/02/08 20:55  ---3.166.219

「ストラッド店員 」→「ストラッド店員さん」失礼いたしました。   

Q:駒の削り方
投稿者:ギルチョン     投稿日時:2005/02/05 00:03  ---47.2.220

以前は良く、最近はたまにですが勉強させていただいております。 有難うございます。

ある方に、バイオリンの駒の削り方として指板側の面を垂直に、テールピース側の面を斜めに削るケースがあると伺いました。 
Q.1: どのくらいの割合であるのでしょうか?
Q.2: 通常の削り方(指板側の面を斜めに、テールピース側の面を垂直に)でなく、逆にするメリットは何でしょうか?

よろしくご教授の程、お願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/05 15:14  ---6.34.121

一般論でもなく、経験からの素人の一意見(この質問を見ての思いつき)ですが、ご参考まで。

A1)英米独蘭の個人・ディーラ・小さなお店から送られてきた楽器(日本の工房や海外の著名工房で調整されたのでは無い楽器)において、見てきた限りでは2%程度にそのような駒がついていました。(*サンプル数は200程度です。)素人仕事で間違えたのか、意図があったのかはわかりません。
なお、余談ですが駒の刻印が指板側になる向きで削ってあるものはもっと数が多く5%以上ありました。

A2)個人的には、そのような削り方を推奨する書籍は見た事はありませんし、記載は見た事はありません。
単にこの質問を見ての思いつきですが、そのように削るのが利にかなっていると想定できるのは、アジャスターが4つついたテールピースを使用する場合ではないでしょうか。
普通行われるようにペグで調弦する場合、駒は次第に指板側に引っ張られて指板側に傾いていきます。E線は例外でテールピース側に動こうとして結果ねじれが発生するのですが、トータルでは指板側からの力が勝ちます。
そのような力に対し安定して支え、傾きにくく倒れにくく、また変形しにくいような形状を考えると、指板側を削るのが利にかなっています。
一方E線だけなく、すべての弦を主にテールピースのアジャスタで調弦する場合(弦はスチール系の場合が多いでしょう)、逆にテールピース側に引っ張られ、テールピース側に傾いてくるように思います。従って、その場合はテールピース側を削った方が安定するでしょう。

投稿者:中国     投稿日時:2005/02/05 18:34  ---2.37.90

 私も数回見たことがありますが、ただ単に間違っていると思ってました。意図的にやっていたんですかね?
 弦から駒に対して真直ぐ下側に力はかかっていません。弱冠指板側の斜め下側に力はかかっています。ベクトルの勉強をされた方は御存知だと思います。ですから指板側が膨らんでいないと力のかかり方は非効率的になります。

投稿者:ギルチョン     投稿日時:2005/02/07 23:03  ---47.2.220

弦喜 様、中国 様、

ご回答大変有難うございました。 フルアジャスター対応か、そうでなければ逆にする理由は無いとのご説明に共感を覚えます。

Q:ゴムミュートのつけ方
投稿者:あき     投稿日時:2005/02/05 22:48  ---227.177.168

こんばんは。ビオラ初心者のあきと申します。
アパートで練習しようと、ウルトラUSAというゴムミュートを購入しました。
いざ、つけてみようとしたのですが、駒全体を覆えないというか、
駒の横幅よりミュートが小さくて、最後まで入りません。ネットでミュートの
ついている画像を見たのですが、そのように深く入りません。
力づくでぎゅーっとミュートを広げながらつけるのでしょうか?
駒がたおれたらどうしようか、とか心配です。
わかりずらい説明で申し訳ないのですが、教えてください、お願いします。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/06 01:09  ---133.162.187

ミュートは、しっかりと駒に取り付けないと、十分な消音機能を発揮しませんから、悩ましいですね。

もし、ちゃんとした楽器屋さんで購入したなら(すなわちバイオリンやビオラの分かる人がいる店でという意味ですが)、多少手間でも、そこに持ち込んで専門家のアドバイスを受けるのが一番です。先生やサークル等の先輩がいるなら、こういう人たちに相談するのも悪くないかもしれません。

「力づくでぎゅーっとミュートを広げながらつける」というのは基本的にそのとおりだと思いますが、わずか数ミリの板で作られている楽器には無理は禁物です。真上からちゃんと差し込む限り、理屈の上では駒が倒れることはあり得ないはずですが。

このQ&Aには、主催者をはじめ、楽器の専門家の方がたくさんいらっしゃるようですが、押し込む程度については、実物を見ないと回答が難しいのではないかと思います。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/02/06 04:43  ---11.81.240

すっごく基本的な質問なので、
気分を害されたら申し訳ないのですが、

「そのミュートは本当にヴィオラ用ですか?」

駒が大きめ、ってこともあるかもしれませんけど。

投稿者:あき     投稿日時:2005/02/06 10:41  ---107.151.72

さっそくのお返事ありがとうございます。
わたしも本当に「ビオラのミュートか?」と思い確認したのですが、
ビオラ用とかいてありました。ミュートをちょっと削ろうかとも思いました。
「中身が入れ代えられたの?」とかも
考えてしまいました(^^:
入らない加減としては、駒がミュートより2,3ミリ大きいようです。
深さは、あと半分入らない!といったところです。
バイオリンの先輩にも聞いて見ますね。

投稿者:いし     投稿日時:2005/02/07 07:58  ---159.93.17

 初めて書き込みします。
 私も同じミュートを使用していますが(もちろんヴィオラ)、結構きつく、完全に奥まではめ込むことは困難です。ただし、完全にかぶせてしまうと弦がミュートに触れてしまう可能性があるので、無理にはめ込まない方が良いのかもしれません。
(無理に押し込もうとして駒を倒してしまったこともあります)
 ただし、半分も入らないのでしたら、駒がきちんと加工されていないのかもしれません。
「駒が高すぎる」あるいは「厚すぎる」ことも考えられますので、専門店で確認してもらうことをお薦めします。

投稿者:にこ     投稿日時:2005/02/07 12:29  ---186.74.203

自分のヴィオラのミュートも同じものですが、同様に広げながらでないとちゃんと駒に入ってくれません。
手が滑って駒にバチンと当たったときなんかは冷や汗ダラダラもんです。
ですので乗せるだけよいヘビープラクティスの方をよく使用しています。

Q:パーツについて
投稿者:COCO     投稿日時:2005/02/05 21:10  ---135.68.48

今度パーツ(顎あて、テールピース、糸巻き)をもう少し良いもの(全部で約7万前後)に交換しようと思っているのですが、パーツで有名なブランドorメーカーというのはありますか?ちなみにバイオリンは120万円で購入、現在ついている顎あては8千円くらいらしいです。それから音への影響ですが、やはりツゲが一番良いのでしょうか?

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/05 22:14  ---133.162.187

楽器にしろ、アクセサリーにしろ、始めに予算ありき(値段で考える)のはやめた方がいいと思います。交換する理由は何かが重要です。

たとえば、楽器の外見を変えるためにアクセサリーを変えるなら、単純に見てくれのよさで選べばいいことです。私は、たまたま先週、ビオラの顎当てを低くフラットなものに交換しましたが、理由は「以前のものは構えにくい」と感じていたからで、単純に機能的なものです。

音色の変化を目的とするなら、巷間言われているほど、アクセサリーによる違いはないというのが、私の個人的な意見です。テールピースは軽い方がいいということをときどき耳にしますが、音は所詮好みの問題ですし、本当に音色の違いを聞き比べるなら、何度も繰り返しテールピースを付け替えて音を出してみるという作業が必要でしょうが、普通ならとても面倒でできるものではありません。音を変えてみたいなら、弦を変えてみるのが、一番効果が大きいと思います。

繰り返しになりますが、アクセサリーを交換したいという目的をはっきりさせたら、選ぶべきものも決まり、必要な予算が定まるというのが順序ではないかと思います。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/02/05 22:37  ---151.3.240

イギリスのクローソンとか
ドイツのオットー・テンペルなら
高品質のパーツといえます。
いずれも高価ですが、見栄えも
音質も、操作感も格段に向上します。

柘植は一般的には柔らかい音色になり
黒檀は芯のある強い音が出るようです。
ローズウッドはその中間です。

新作楽器には黒檀をつけて音に重みをつけ、
古い楽器には柘植をつけて軽やかに鳴るように
セットする場合もありますが、組み合わせはお好みで
よろしいでしょう。

パーツ(特に顎当て、テールピース)の材質や形状、重さなどによって
劇的に音質が変わる場合があるので、専門店でいろいろ付け替えて
様子を見てから購入されるとよろしいでしょう。

投稿者:よが     投稿日時:2005/02/06 11:47  ---109.222.254

こんにちは.

私見ですが,顎あてについては材質(の質)よりも形状と調整が大事だと思っていますので,自分の楽器の構え方にフィットしていて楽器側も問題ないなら,好奇心・美的満足感以外に替える理由はないと最近思います.

ペグも調整が命ですが,良い(=高い)材料の方が狂いが少ない(湿度の変化などで緩みにくい)などの利点があるかもしれません. テールピースとテールガットは材料が命,形状やファインチューナーの有り無し等は好みだと思います.

音への影響は,弾く人の好みと楽器次第で良いとも悪いともいえますのでお店で相談・試奏をなさったほうがよいでしょう.

投稿者:てつ     投稿日時:2005/02/07 08:38  ---123.159.74

部品については、おそらく大きな変化はありませんが、黒檀と柘植、ローズウッドでは比重が違うので、楽器の材質に合わせた選択をするのが方向としていいと思います。

パーツの中で大きな変化を及ぼすものは、顎あてでしょう。当然顎を載せるものなので、自分が一番に合理的にもてる高さであったり、形状のものを選択する必要がありますね。
ただ、いわゆるガルネリタイプのものと、そうでないものとで随分楽器の響きは変わりますので、もともとの楽器の音の傾向と自分のほしい音を考えて選択する必要は出てきます。この場合は道具に自分を合わせる、と言う意識がないとしっぱいするかもしれませんが、私の場合は通常売っている顎あては、高ささえ合えば合わせられないということがないので、問題がないのですが。。。

と言うわけで、機能的な側面からの上記のような方向性を除けば、ある程度自己満足の世界かもしれません。クルマのパーツもそうでしょうが。

Q:ヴァイオリンの保管について
投稿者:コション     投稿日時:2005/02/04 17:04  ---253.41.162

皆さん、こんにちは。

私は独り住まいなので、他の人に触られる心配が無いし、いちいちケースから出し入れするのが面倒なので、家の中ではヴァイオリンをケースに入れていません。

それってヴァイオリンにとって悪いことなのでしょうか?
普通のケースでも、温度や湿度から楽器を守る役割が果たせるものなのでしょうか?
皆さんは、どのような保管のされ方をしていらっしゃるのか、教えてください。

よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/05 15:20  ---6.34.121

過去何度も同じような内容の投稿がありますので、まずは上の過去ログ検索から
湿度
温度
保管
あたりをキーワードに、過去の関連記事をご覧になってはいかがでしょうか。
数多くの情報・意見が見られますよ。

Q:毛の質と弓の弾力の関係について
投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/05 01:54  ---44.155.94

何度も質問してすみません。

ちょっと自分なりに発見したことがありまして。

弓の弾力のことなんですが、以前の質問は、現在の弓が柔らかすぎるので、楽器店で見つけた5万円の強いドイツ製の弓を購入しようか、という相談でした。

で、今の弓をつまんで弓の動きを見ていたのですが、フロッグ側から観察しますと、毛と棒を1センチぐらい離した状態で、つまむと、棒のしなりの動きより、毛がしなる距離のほうが大きいのです。

つまり、弓の弾力は、木部だけではなく、毛の消耗度、毛の本数、毛の強さや太さが関係するのではないかと思うのです。この弓がいつごろ買われたものかわからないのですが、私が使用したとき、3、4本が毛が切れたので、かなり年数が経っているのかもしれません。毛の本数も少し減っています。

毛の弾力は、ウマの産地、種類、個体差などによって当然変るはずですし、太ければ弾力が強い可能性があります。毛の量も多いほど、弓が強くなるはずです。人間の髪の毛も太さや硬さがそれぞれ違うように、馬の毛も個体差があるはずです。メーカが違えば、仕入先も違うので、馬の種類が違う可能性もありますよね。

ですから、単純に指先でつまむだけでは、違うメーカの弓の弾力を判断するのはむづかしいことになりますね。その強い5万円のドイツ製の弓に、今使っている毛をそのまま付け替えたら、柔らかい弓になるってことも考えられますよね。

こうなると、毛の馬の産地、種類、毛の本数が全く同じでないと、硬さ、弾力、しなりの違いを比較して選ぶことができないということになります。もちろん、試奏して選ぶにしても、毛の質が音質や弾きやすさに大きく影響するはずですよね。

私は変なことを言ってるのでしょうか??

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/05 02:06  ---44.155.94

補足です。

毛と木部の間の距離を同じにして、指でつまんで、弾力を比較するというのは、あるサイトで説明された方法です。もちろん、木部そのものの弾力は、毛を完全にゆるめて、手で曲げてみればある程度わかるかもしれません(かなり微妙だと思いますが)。

問題は、30万以上の高価な弓を選ぶ際に、毛の質(弾力)のことまで考慮しているかどうか、ということなんです。

私自身の問題としては、とりあえず、新しい弓を購入する前に、今の弓の毛を交換することかもしれませんね。多分、弾力が強くなるはずです。

では、よろしくお願い致します。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/05 02:29  ---44.155.94

前記の私の理屈は、木部が弾力、毛が引っ張りの力で、物理とか数学みたいのもので、単純にはいかないかもしれません。たとえば、毛を一本にした場合、ものすごく柔らかくなる気がしますが、それだけものすごい力で引っ張らなければ、1センチの距離にできないわけですから。考えすぎは体に悪いですね(笑)。

皆さん、どうも、お騒がせしましたm(__)m

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/02/05 04:42  ---203.202.41

こんばんは、CABINと申します。
貴方の疑問の直接回答ではないのかもしれませんが、もしご覧になっていないなら
佐々木ヴァイオリン製作工房のWebサイトを覘いて見てください。

http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/bogen_qualitat.htm

ギター弾きさんのおっしゃることも一理あるかなとは思いますが
個人的には、弓の毛の性能<<<弓の性能と思ってます。
もちろん弓の毛にも馬の種類・使用する部分(長い毛から良い部分を取る、短い毛から所定の長さをとる)など違いはありますが、価格にして2、3千円の差です。
また、楽器店で弓の試奏をする場合、毛は比較にならないほどひどい状態のものはありませんので、一応毛の状態は一様だと思うことにしてます。

また、お書きになった「つまむ」というのは毛のことでしょうか?
毛に指の油分等が付くと弦との摩擦に悪影響を及ぼします。
毛をつまむという行為は自分の弓でもしませんし、ましてや売り物の弓の毛をつまむのはご法度かと存じます。 ましてや、スティックを手で曲げるのは、いかがなものかと。
↓これも見てください。
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/qa/bogenkauf.htm
少し気になったのですが、弓の毛は1度も替えていないように思われますが、毛が伸びていてネジを回しても十分に張れていないということはありませんか?
お考えのとおり、先ずは弓の毛を交換されてみることをお勧め致します。
また、弓のソリを(熱で)直してもらうこともできますので相談してみては?
※ソリの直しは弓によっては一時的、効果なし、逆効果もありますので職人さんと良く相談することです。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/05 05:13  ---44.155.94

CABIN様、コメントありがとうございます。

毛の質や本数で弓の強さが変るというのは私の考えすぎのようでした。引っ張る力は一定になりますよね。極端な話し、毛の本数が半分になっても、その分、倍の力で引っ張るわけですから、引っ張りの力は同じで、やはり、弓の強さは、木部の弾力で決まるはずですね。もちろん、フロッグが下がった分、実質的な弓の長さが変るので、微妙に違うかもしれませんが、無視できる程度ですね。

佐々木さんのサイトは勉強のために拝見しております。貴重な情報を公開されていて、とても勉強になります。このサイトで、強い弓がいいことを教わりました。でも、色々意見があるようです。

毛を直接触るのはよくないようですね。でも、つい触っちゃうんですよね。

それと、弓の制作者の方と電話でお話したのですが、毛の交換時に弓の調整もある程度やってくれると言ってました。

では、今後もご教授のほどをよろしくお願い致します。

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/02/05 05:36  ---203.202.41

ギター弾きさん、おはようございます。
すみません、こちらの記事を先に読んでコメントしてしまいました。
もう一方の記事に佐々木ヴァイオリン製作工房のサイトをご覧になっていることを書いておられましたね。また、弓と毛が平行になるくらいに張れるのですから、毛が伸びているということもなさそうですね。大変失礼致しました。

さて、平行になるくらいに張れるからといって腰が弱い弓ということでもありません。
普通に演奏するため、言い換えれば大きな音を出すために弓に圧力をかけたときに弓のスティックが毛に触れないようにするには平行くらいに張らなければならない弓、というのは腰が弱くなった、へたった弓ってことかなと思います。
無理に張る必要もありませんし、先ずは普通に弾いたときに弓の毛とスティックが触れない程度に張って見られてはいかがでしょうか?
練習を重ねていくと、良い頃合が見つかると思います。(ちょっと無責任かな?)

投稿者:杏     投稿日時:2005/02/05 08:50  ---209.145.222

毛の質、本数、張るときの腕前によって、弓全体の弾性も出せる音量も変わりますよ。友人がモダンボウをバロックボウ仕様にしています。毛の量が2/3だそうです。変える前後で弾かせてもらったのですが、とても柔らかい繊細な感じになります。
工房に行けば毛のランクで値段分けもされてます。ランクが変わると明らかに感触が変わります。高い方がいいか、というとそうでもないのですけど。棹との相性なんでしょう。職人さんの腕前は無茶苦茶影響します。ですが、これも値段とは比例しません。

 ですが、毛は消耗品ですし、棹本体の性能の方が圧倒的に大きいのも事実です。名人に毛替えしてもらった1万の弓はすばらしい出来だとは思いますが、根本的に使えないという点では1万の弓でした。でも、初心者のうちなら十二分に使えます。(バランスが悪いのでワンボウスタッカートができない)試し弾きした人の感想は、「毛だけで弾いてるよ、これ、、棹なくていいよ、、棹ないほうがいいかも。」
 弓を買うときに、無神経な店で買うと、毛の質がまちまちなまんまだからきちんと比較できません。ちゃんとしたい人は(そんな店では買わないでしょうけど)、気に入った弓数本をその場で毛替えしてもらって、条件をそろえて比較するそうです。

投稿者:杏     投稿日時:2005/02/05 08:52  ---209.145.222

ついで。

弓にかけている圧力はものすごく高いのですよ。奏法にもよりますけど、人差し指重心の人だと弓タコが出来ますし、私の習っている、4本均等に、というタイプでもフォルテで弾いたら小指の先が押しつけられて痕がつきます(タコにまではならないですが、体質もあるかな)。弓の返しのときには瞬間的ですが、弓を思いっきり引き抜こうとしても引き抜けないくらいの力で押さえています。毛のように横につながりがない繊維の集まりであっては、どんな材質作り上げても、それだけの力を支え、弦に伝えながら弦を押さえつけない、ということは不可能だと思います。棹がうまくしなって力を吸収してくれるから、弓の毛が圧を受け止められるんです。

 力で握りしめないで、腕の重さを使って、弓の動きを妨げないように弾けるようになったら、弓の本質が判ってくると思います。私は力で押さえつけていたので、長い間弓の善し悪しは判りませんでした。弓にまかせて弾けるようになって、始めて弓棹の「腰」がどれほど大事か、が判るようになりました。といっても、佐々木さんのHPにあるように弾かないでくいっと押しつけて判るまでには至りません。ですが、開放弦を弾いただけで、弓の質によって音色も違うし、それは毛がどーのこーの、という範囲でないほどの違いがあることが判ります。
 でも、正直、10万以下の弓だと、値段でのクラス分けというよりは、手入れ(毛替えを含めて)とか当たり外れ(この値段だと職人さんは材質に合わせて作るということができません)の要素が大きいので、「これ、絶対。使えない」と判定された弓でなければ買い換える必要はないし(毛は替えましょう)、5万円とっておいて、もう少しお金も貯めて、腰の判断が出来るようになってから、それこそ100本の中からの大当たりを狙ったほうがいいですよ。そのくらいになったら、なぜ信じられないような値段がつくものか、もなんとなく判る様になると思います。それで納得できるかっていうと、、私も理解は出来るけど、共感はできません。

Q:「Sergio Corelli」さんについて教えて下さいませんでしょうか。
投稿者:ハミ     投稿日時:2005/01/29 07:20  ---165.159.64

いつも楽しくHPを拝見させて頂いて居ります。
早速ですが、バイオリンを買い換えようと思い(予算は100万円前後)、某楽器屋さんに行ったところ、イタリア(クレモナ)製のバイオリンを勧めてくれました。そのラベルには「Sergio Corelli」と記されておりました(ロゴマークや手書きの部分は無いですが、クレモナ、2003の記述はありました)。この作家さんについて、ご存知の方がいらっしゃいましたならば、どんな事でも構いませんので、教えて頂けないでしょうか。宜しくお願い致します。

投稿者:中国の・・・     投稿日時:2005/01/29 20:16  ---0.165.173

クレモナの製作者ですか?クレモナの製作者協会の名簿を全て見てみましたが載っておりません。そうなると1、未登録の製作者 2、学生 3、私の持っているリストに載っていない新しい製作者 4、そもそも存在しない 等が考えられます。
 

投稿者:ハミ     投稿日時:2005/01/30 00:57  ---165.159.10

中国の・・・さん、お調べ頂きまして、有り難う御座居ました。

楽器の購入に際しては、純粋に自分の良いと思う音、そして見た目などで選ぼうと考えておりましたが(もっとも私にはそれが限界なのですが)、楽器屋さんに勧められたバイオリンが「Sergio Corelli」さんという作家によるものとの事でしたので、気になっておりました。

本当に有り難う御座居ました。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/01/30 09:26  ---6.35.211

ちゃんとしたお店なら100万円もする新作を販売するなら、どのような作者が作った楽器であるかは当然知っていてしかるべきで、購入者としてはまずは購入した楽器店に尋ねるのが基本でしょう。
「いろいろ探したけれど、どんな作者かがどうやってもわからないから、教えてほしい。***を心配している。」などと言えば、答えてくれるでしょう。

インターネットの検索エンジンで見ると、一店だけですが、日本で販売中のものにその名前のリストがありますね。
もし、購入元がそこでないなら、一度そのお店にどのようなものか聞くのも手でしょう。販売中の商品の説明は当然してくれます。お店にとっては将来そのお店とつながりができるかもしれないお客様ですので、遠慮せずに聞けばよいでしょう。

投稿者:中国の     投稿日時:2005/01/30 11:01  ---8.44.142

 一般的に最初はバイオリンと言う存在は単なる音楽を奏でるための道具だと言う感覚が強いようですが、いずれ愛着が沸いてくるにつれてもっと特別な存在になっていきます。確かに音と見た目で選ぶのは重要ですが、特別な存在になった時にその楽器のバックグラウンドを知っておくとさらに愛着が深まるのではないでしょうか?
 
 ですから弦喜さんの言うとおりちゃんと聞いておいた方がいいですよ!

投稿者:ハミ     投稿日時:2005/01/31 01:31  ---165.159.96

弦喜さん、中国の・・・さん、有り難う御座居ます。

弦喜さんがお調べ下さいましたお店(検索エンジンで検索されるお店)が、正に私が訪ねたお店になります。店員さんによれば(とても親切でした)、クレモナの作家さんとの事なのですが、それ以上の詳しい事は分からないとの事でしたので、これから自分が購入するであろう楽器の作家さんについて少しでも知りたいという一心から投稿させて頂いた次第なのですが、私の言葉や状況説明が足りませんでした。本当に申し訳御座居ませんでした。

楽器の愛着の観点からも、確かに中国の・・・さんの仰る通りであると考えます。

弦喜さん、中国の・・・さん、ご指摘、ご教授、重ねて有り難う御座居ました。

投稿者:杢男     投稿日時:2005/01/31 11:46  ---50.110.41

すみません、便乗質問ですが「中国の…」さんが書かれている
クレモナの製作者協会というのは
http://www.hd01.com/cremonaliuteria/liutai/
で宜しいのでしょうか?

私の買った楽器は、ここのリストには載っていませんでしたが
このリストに載っている方のワークショップの職人さんのものでした。
工房の製作証明書に、写真や材料などの記録と製作者のサインが
入っていました。

上記の協会の場合、工房を開いている当人の名前が載ってることも
ありますが、連絡先は別人の工房(師匠や仲間とか?)になっている場合も
ありますよね。載るための条件というのは、どのようなものなんでしょうか。

投稿者:中国の     投稿日時:2005/01/31 21:52  ---2.9.123

杢男さんのいう団体はConsorzioと言う団体で、他に L'Associazione Liutaria Italiana という団体もあります。両方登録している人もいれば、どちらにも登録していない人もいます。これ以外にも手元に資料はありますが、殆どは個人的に地道に調べていったものを参考にしました。
 団体に登録出来る資格ですが、イタリアにはドイツのような制度はありません。登録料を払うのは当然ですが、ひょっとしたら構成員の推薦とか議決が必要かもしれません。この辺は詳しくはわかりません。

投稿者:杢男     投稿日時:2005/01/31 23:32  ---50.110.41

お教えいただきまして、ありがとうございます。
L'Associazione Liutaria Italiana
http://www.digicolor.net/ali/
Nominativi dei liutai に名簿があり、
さらに全体像についてはネットにない情報も存在するということですね。

実は私もハミさんと同じ系列店でチェロを買ったのですが、
製作者の素性はすぐに教えてくれました。
ネットで検索してアマチュア楽団の奏者であることを突き止め、
同じ工房出身のリペアマンから製作者のキャラについても直接伺い、
製作者さんの実在性や立場について、自分としては納得しました。
また、彼もこれから頑張って、という気分になりました。

ハミさんのも好意的に解釈すると、誰かの工房の門下筋じゃないでしょうか。
ただ、同じ門下でも作品の出来のばらつきが大きいので、
選ぶ際は似たような価格帯の在庫を多数同時に集めて来てもらって試奏しました。
大型店で購入するメリットはここだと思います。
バイオリンなら、もっと選択肢が大きいでしょうから羨ましい。

投稿者:ハミ     投稿日時:2005/02/01 00:04  ---165.159.185

杢男さん、それから皆さん、いろいろと有り難う御座居ます。

また、お手数をお掛け致しまして本当に申し訳御座居ません。

私の訪ねた楽器店の店員さんも「クレモナの職人さんなのですが、それ以上の素性については、残念ながら我々も分からないというのが正直なところです」というような、とても丁寧な説明でした。説明の結果からみれば、素性は分からないという結論ではあるのですが、その応対にとても好感を持って居ります。ただ、知ることが出来るならば是非にも知りたいというのが率直なところではありました。

また、同店員さんによれば、製作証明書の記述からは門下筋ということでもなさそうとの事でした。

いずれに致しましても、皆さんのご助言を踏まえ、
杢男さんの仰るように大型楽器店のメリットを活かしながら楽器を選びたいと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/01 00:10  ---6.34.189

>>ハミさん
私が「楽器店に尋ねる」といったのは、その店員さんの一意見を聞くという事ではなく、それを仕入れたお店としての見解を聞くということです。(例えば、そのお店から、それを仕入れたお茶の水や渋谷のお店の店員さんに尋ねてもらうとか....)
以下、私見です。
東京近辺にいくつも店舗をかまえる店であり、仕入れは店ごとではなく集中的に行っていると思いますので、その店員さんが知らなくても、お店としては必ず仕入れた人がいて、どこのどういうものかはわかっているはずなのです。
イタリア新作を数多く仕入れているお店は、現地にいって直接買い付けをしているところが多いので、隠しているのでなければ、素性はわかるはずですし、素性のわからないものを100万円などという価格で売るとは思えません。価格からすれば工房作品と思われますが、それでもどの師匠、どの系列の楽器かは、知っておいて損はないと思います。私なら知りたいです。(中国や東欧の楽器にただイタリアのラベルを貼ったり、ニス塗りだけイタリアで行ったりするケースもある、という噂もありますので、要確認です。)

投稿者:ハミ     投稿日時:2005/02/01 20:18  ---165.159.67

弦喜さん、有り難う御座居ます。

実際に仕入れたお店の方のお話、なるほど、私は、そこまで考えが及びませんでした。件の噂については私も小耳に挟んだことがあるのですが、私も所有するであろう楽器のことを知りたいという気持ちに変わりはありませんし、また、何度も買える楽器ではないので、いろいろと訊ねてみたいと思います。

投稿者:中国の・・・     投稿日時:2005/02/03 06:25  ---2.12.223

 ハミさん、結果が分かったら教えていただけませんでしょうか?宜しくお願いします。

投稿者:ハミ     投稿日時:2005/02/03 22:15  ---165.159.240

皆さんからのご助言を踏まえまして、「Sergio Corelli」さんという作家さんについて某楽器店へ問い合わせていたところ、本日「買付担当の方が今月イタリアへ赴くそうで、帰国後に何らかのご返事を差し上げられそうです」との連絡を頂きました。

分かり次第、ご報告させて頂きたく存じますので、宜しくお願い申し上げます。


>>中国の・・・さん
了解致しました。
上述の通りですが、某楽器店から回答があり次第、ご報告申し上げます。

有り難う御座居ました。

投稿者:中国の・・・     投稿日時:2005/02/05 02:46  ---0.34.3

 ハミさん宜しくお願いします。私も近々イタリアに行くので時間が取れれば、クレモナによってみようと思います。

Q:このラベルの作者について教えてください
投稿者:〓チェロ〓     投稿日時:2005/02/04 02:57  ---216.1.1

はじめまして、いつも楽しく拝見しています。
「Ferenc Bela Vaci 2003 Budapest」とラベルに書かれております。分かる範囲でいいのでよろしくおねがいします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/04 15:53  ---36.102.62

いらっしゃいませ、

Ferenc Bela Vaciですが、当店の資料では解りませんでした。申し訳ございません。
検索で調べたら、ヤ○ハさんの銀座店で取り扱っておりましたので、こちらで聞くと詳しい事が解るかもしれません。

それでは!

投稿者:かわせみ     投稿日時:2005/02/04 16:32  ---71.52.78

ハンガリーからのこういうモデルがかなり入ってきているようですね。
他のお店でも見かけます。
昨年まではノンラベルで来ていたような・・・

オールドフィニシュ仕上げで、なかなかいい感じですね。ラベルのデザインをもう少し古風にしたら良いのに、と思いました。

値付けは最初は強気で、最近はやや下がり気味かも。

違っているかも知れませんが。

投稿者:〓チェロ〓     投稿日時:2005/02/05 02:19  ---216.1.20

ストラッド店員さん、かわせみさん、お調べいただき誠にありがとうございました〜。
さっそく今度行くときに聞いてみたいと思います。本当にありがとうございました^^

Q:バイオリンはお金持ちの趣味?
投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/03 12:30  ---44.155.94

最近オークションでバイオリン(チェコ製)を購入したものです(定価で8万程度のものです)。付いていた弓が柔く、弓のみを購入しようと考えています。楽器店で色々見せてもらったところ、定価5万程度(値引きで4万円)でかなり腰の強いドイツ製弓があり、購入を検討しています。弓の購入後に教室を探そうと考えています。

しかし、ここの過去ログに「楽器は10万円、弓は30万」、「10万の弓は、弓の形をした棒」とかいうショッキングな発言を見つけました。

「ただの棒」と100万ぐらいする弓の違いを教えていただきたいのです。バイオリンをまだ弾けない素人の考えなのですが、弓の重量、重心、かざりの部分の要素を除外すれば、弓の物理的性能は、弓の弾力、強さしかないように思えます。強くて、しなやかというのは相反する要素に思えます。たとえば、吸いつきがいいというのは、適度な弾力を維持しながら、しなやかで、衝撃を吸収するということでしょうか?

そのかたは30万が最低ラインで、弓に最低30万円かけられない人には、お勧めできない趣味だと言っています。これは、30万以下では、パガニーニの難曲を弾けないとか、そういう意味でしょうか。

そうすると、賃金の安いチェコでは、相当なお金持ちでないと、バイオリンを趣味にできないのでしょうね(日本で30万の弓なら100万以上ださないと買えないのかもしれませんね)。

ただ、やはり、弓に楽器程度のお金をかける必要があるという意見が多いので、実際に弾けるようになって、中級レベル以上にならないと、わからない部分があるのでしょうね。毛の振動は当然弓の木部に伝わり、それが楽器に跳ね返ってくるわけですから、弓の材料が音色に大きく影響することは十分に考えられます。ただ、その音質まで考慮して価格を付けているのでしょうか。そうなると、カーボンはどうしようもなく音がわるいということになります。

で、何が言いたいかといいますと(笑)、5万程度の弓でバッハのバイオリンソナタとか、パルティータとか弾けるかということなんです(もちろん、10年ぐらい練習して)。5万程度の弓(腰はかなり強いです)では、とにかく弓がコントロールできないとか、シャコンヌのあの部分のテクニックは無理だとか、そういう具体的なことがあれば、教えていただきたいのです。では、諸先輩方、よろしくお願い致しますm(__)m

投稿者:コション     投稿日時:2005/02/03 14:05  ---253.41.162

ギター弾きさん、こんにちは。

私はヴァイオリンを始めて3年が終わったばかりの初心者+です。最初は長続きするかどうか自分でも確信が持てなかったので、セットで12万円くらいのものを購入しました。セットの弓は安価なものだったので、2,3人の先生から良くないと言われました。

それで、半年くらいしてからドイツ製の八角の堅い弓を購入しましたが、それも1年くらいたったら弓が重く感じられ音も硬かったので、その後フランス製の華奢な弓を購入しました。フランス製の弓は軽くて音は柔らかくなったのですが、弓の腰がないので発音が悪いし、スタッカートで飛ばしたり、キザんだりする時にコントロール出来ないという問題が出てきました。

それで昨年暮にボーナスを叩いて、高級カーボン弓(約48万円)をまた買ってしまいましたが、お陰でやっと満足出来ました。良い弓を使って弾くって、こんなに気持ちの良いものなのかと驚く程です。

ドイツ製とフランス製の弓の購入で15万円くらい無駄にしてしまいましたがそれは結果論だし、どういう弓が欲しいのか自分で判断出来ない時期に、高価な弓を購入するのもどうかと思います。高価な弓でなくても本人が満足出来れば良いのではないでしょうか。(ただ現実問題として、安価な弓は弾き難いという問題が出てくると思いますが)

ヴァイオリンにお金が掛かるのは、上手になればなる程良い楽器や良い弓の良さが分かって、それらが欲しくなるからだと思います。高価なものを欲しがらない限り「お金持ちの趣味」にはならないでしょう。貧しいジプシーもヴァイオリンを弾いていますものね。

投稿者:QB     投稿日時:2005/02/03 14:41  ---9.46.177

>5万程度の弓でバッハのバイオリンソナタとか、パルティータとか弾けるか

弾けますよ。大丈夫。(ただし、私なら5万程度ならCodaのConservatoryを選びます、木じゃなくて)

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/03 14:50  ---223.116.9

バイオリンにせよ、弓にせよ、値段が高ければ質がよいと考えるのは間違いだと思います(バイオリンの世界に限ったことではありませんが。)。一般的に言って、値段の高いものに質のよいものが多いのは事実でしょうが、音色にしても、弓の重さ、バランス、材料、「腰の強さ」にしても、突き詰めれば、所詮好みの問題にすぎません。

過去ログを参照していませんので、誰の発言か知りませんが、価格で質を判断するなど不可能で、「10万の弓は、弓の形をした棒」などというのは自分の無知をさらけ出しているに過ぎませんから、無視して気にしないことです。

自分で気に入ったら、値段に関係なく(いくら安くても)買えばいいし、高すぎると思ったらあきらめればいいのではないでしょうか。問題は、「自分の好み」を、自分自身が本当に理解しているかどうかです。私など、たくさんの楽器や弓を触った経験があるわけでもなく(とりあえず、その予定もなく)、いつまでたっても「自分の基準」を持てずにいます(このような人間は、値段やブランドに頼ってしまいがちになるわけです。)。

バイオリンが安くつく趣味かどうか分かりませんが、少なくとも金持ちでないと趣味にできないというものではないと思いますよ。

投稿者:YE     投稿日時:2005/02/03 15:02  ---244.150.58

私は小さい頃からヴァイオリンをしていますが、
中学3年の頃に12万円で購入したドイツの弓を、20年以上使って来ました。
少し前にフレンチオールドを購入しましたが、その間、他のいい弓を
羨ましいとは感じても、不自由は感じませんでした。
もちろん、音の美しさや切れ、コントロールのしやすさ等は、
今のフレンチオールドの方がずっと良いですが、道具より腕の方がはるかに重要です。
自分の弓に限定していうと、12万円でも20年間以上愛奏するに足りていたわけで、
私のドイツの弓がずば抜けていいものというわけでもないでしょうから、
「弓は30万以上でないと技術が上がらない」「100万以上でないといい音がしない」
ということはないと思いますよ。

投稿者:Ka     投稿日時:2005/02/03 16:20  ---153.0.40

これからはじめられるんですよね。
ドイツ製の4万円。ちゃんと硬いやつですよね。
当面全然問題ないと思いますよ。
むしろ楽器の方が心配。オークションには変なものが出品されてますから。
弓を買うときに、お持ちの楽器をお店に持参して、ついでにお店の楽器と比べてみては。
自分が弾けなくても、お店の人が弾いてくれますよ。
これから始めるにあたって、その楽器で大丈夫かどうか、相談してみてください。
最初の1年は、そんなに難しいことできませんからセットで5万円だって
十分練習にはなります。特に変な癖がつくということもありません。
心配なのは、オークションで購入した楽器ゆえ、5万円のセットよりも
低品質だった場合。(大ショックでしょうけど。あえります。チェコ製というのも
実はちがってたりして)だったら、弓に4万円よりも楽器を考え直した方がいいです。

まあ、そのうち腕があがってくると、質の高い楽器や弓が欲しくなりますけど。
将来何10万円もする楽器や弓を買おうとするとき、今の数万円は誤差ですよ。
それこそ、その時点で「始めたい」と思う人に譲ればいいと思います。

「ギター弾き」さんは、ギターを弾かれるのですよね。
きっと上達早いと思いますよ。きっとはまるだろうな。

投稿者:ユチ     投稿日時:2005/02/03 17:57  ---14.129.247

わたしはビオラで定価30万の楽器に定価5万円以下の弓という組み合わせですが、
問題なく弾けています。大切なのは値段ではなく、楽器に合った弓、
自分の気に入るものを選ぶということだと思います。
わたしは先生がいろいろな弓・楽器を組み合わせていちばんわたしに合うものを
選んでくれたのですが、購入の際に弓をとっかえひっかえして弾きながら選んで、
値段の高い弓だからといって楽器がよりよく鳴るわけではないのが、
実際に音としてわかりました。(ビオラは初心者なので、
バイオリンとピアノの経験から違いがなんとなくわかるかな、という程度ですが‥)
バイオリンのある生活(?)、楽しめるといいですね!

投稿者:3/4 チェロ太郎     投稿日時:2005/02/03 21:41  ---179.58.87

弓と楽器の価格の問題は、これから楽器を始めようとする人には、結構大きな問題ですね。
僕は、高校の頃、中古のバイオリンを見て、(その当時確か10万程度)かなり高いと思い、その後15年間、弦楽器と縁がありませんでした。
実際のところ、野球をやっている会社の同僚に、20万の弓を持っているというと、バットやグローブと比較して、ものすごく高い!と驚いています。
一般的な趣味としてバイオリンを考えると、やはり高い買い物の部類に入るでしょう。

ただ、大事なのは、楽器を用いて、どのような楽しみ方をするか、将来プロになるのか、というところが大事だと思います。

10万の弓が棒、というのは、上級者にとっては、ある意味奏かもしれません。
なぜなら、彼らは、弓による音色の違いが、時には、死活問題になるからです。
ハイレベルの演奏を義務付けられている演奏家が、少しでもよい音色を得るために、高価で質のよい弓を手に入れようとするのは、必然的なことです。

ただ、10万の弓でも、楽しみ方はあると思います。
ご質問の、ある曲を弾くのに、安価な弓でよいか、といわれると、その弓の能力の範囲で楽しもうとするのなら、可能だといえると思います。
ただ、一般的に、高価で質のよい弓だと、同じ弾き手でも、弾きやすさや音色の質が高いので、上達しやすいと思います。
(ある著名なカルテットのチェリストが、自分の7万の弓で、すばらしい音色を聞かせてくれたことはありますが、技術の確立したプロなら、安い弓でもそれなりに使いこなしてしまいます)

投稿者:かめ     投稿日時:2005/02/03 21:52  ---196.107.138

ただ弾くだけであれば、5万以下の弓だろうが1000万の弓だろうが
技術があれば弾くことはできます。
じゃあ、その違いはどこにあるかといえば、やはり皆さんがおっしゃるとおり
材料や音質や操作性の良さ、そしてネームバリューなどの部分でしょう。

少し弾けるようになって機会があれば、是非良い弓を弾いてみてください。
きっと、はっとさせられる経験をすることがあると思います。
できれば高音域の音で弾き比べてみると、なおさら質の悪い弓と質の良い弓の
違いがわかるでしょう。全く音の伸びが違います。これが材料の違いであり
値段の違いになるんです。

それと、固いと強いは全く違いますのでご注意を。
強い弓というのは決して固くありません。弾力性がきちんとあるという意味です。
弓の条件が固いだけで良いのなら、金属に毛を張ったもので十分です。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2005/02/04 03:02  ---11.81.240

議論の内容は
【バッハのパルティータ演奏】
≦【5万の弓による操作性】
+【本人の才能】×【教育環境】×【5万の弓による上達速度係数】
×【五万の弓でのモチベーションの持続量10年分】

*注意*
【モチベーションの持続量】=
(本人の意欲)
+(係数1)×(5万の音色)
+(係数2)×(5万の操作性)
+(係数3)×(5万の上達速度)
+(係数4)×(5万での虚栄心の充足)

が正しいかどうかということだと思われます。

5万の弓が棒だと思うのもその人にとっては真実だったのでしょう。
ただパラメータが他の多くの方よりずれていただけだと思いますが。

ただ、お金は出せるのであれば出したほうが目的を達成する確率は
高くなるのも事実だと思いますよ。
コストパフォーマンスをどう考えるかもそれこそ本人の自由ですが。

投稿者:アイタタ     投稿日時:2005/02/04 13:38  ---209.141.87

>5万程度の弓でバッハのバイオリンソナタとか、パルティータとか弾けるか

それよりはご自身にどれほどの才能があるか、音感があるのか、が余程重大な問題です。
才能がある人はどんな道具でもそれなりに弾きますから。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/04 14:40  ---44.155.94

みなさん、こんにちは。

たくさんの方からコメントを付けていただき、とても参考になりました。全部読ませていただきました。ギターを長くやってたとはいえ、バイオリンはまだ開放弦しか鳴らせない素人が想像でものを言ってしまったのですが、それでも丁寧にコメントを付けていただき、たいへんありがたく思います。音程をとるのが想像を絶するほどむづかしそうな楽器ですが、それだけ取組がいもあるのかなぁ、と思ったりします。とりあえず、近くにYAMAHAの教室があり、無料体験レッスンも受けられるそうなので、どういう先生かも確認したいので、1 度体験レッスンを受けようかと思います。

それと、楽器の話しですが、
私の父は戦時中、ロシアの捕虜となり、音楽の好きな人が集まって楽団を作り、収容所の慰問をしていたそうです。父はマンドリンで、バイオリンは黒柳さん(黒柳テツコのお父さん)だったそうです。他にチェロが井上さん(?)という方だったそうです。楽器は現地で調達したらしく、それはもう大変だったそうです。弦が切れても(弦自体まともなものがない)、捨てられず結んで使っていたそうです。バイオリンも大変だったのではないでしょうか。そういう楽器でも、人を感動させる演奏ができるのかもしれませんね。
私はギター歴30年で、ギターの3大銘記のうちの2台にまで手を出してしまったのですが、超貧乏性のため、高価な楽器を所有していると落ち着かなくなるため、結局手放しました。ですから、精神的にも満足感を得るために、楽器にお金をかける人の気持ちは十分わかります。弓にもきっとそういう世界があるのでしょう。

バイオリンをやってみたいと思ったのは、以前、シェリングのバッハに感動し、いずれやってみたいと思っていたからです。また、パルティータがギター(リュート)に編曲されていますが、原曲がどういうものか、バイオリンで実際に演奏してみたいというのもありました(これは、一種の研究テーマのようなものですね)。

挫折する可能性の高い楽器ですが、あまり無理をせず、じっくり取り組みたいと思います。いままで、フレットに頼っていた音程を自分で作らなければならず、特に半音の音程感がむずかそうです(手元にマンドリン(調弦が同じ)があるので、これで音程を確認しながら、感を養うのも方法かもしれませんね)。

では、今後もよろしくお願いします。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/04 19:05  ---44.155.94

みなさん、こんにちは。

文字数制限の関係から、肝心の弓についての書込みができませんでした。

セットに付いていた弓は、最初の持ち主がセットして購入したのではなく、本体と別に購入したもののようです(国産)。弓の製造元に確認したところ、3万ぐらいの弓のようです。初心者セットに付いているような、1万5千円程度のブラジル材ではなく、フェルナンブーコ材を使った弓のようです。

弓については、あるバイオリン制作者のサイトのQ&Aに説明がありまして、弓はできるだけ強いものを選んだほうがいいと書いてあったのです。柔かいと、毛と棒の間隔が空きすぎて、並行になってしまい、軸の重心がずれて、弾きにくくなる(奏法によっては弾けなくなる)という説明でした。確かに私の弓も毛を強めに締めると、並行になってしまいます。それで、最低限強い弓が必要かと思ったのです。

しかし、どの程度締めると弾きやすいのか、ということがまだよくわかりません。

バッハの時代のバイオリン(バロックバイオリン?)は、もしかすると、弦の張力が弱く、弓も柔らかいものを使っていたのでしょうか? それでも弾けるわけですから、現在の音量を出す奏法ではなく、柔らかい音を出す奏法であれば(どっちみち、私がホールで弾くことはないでしょうから)、柔らかい弦に柔らかい弓もありかと思うのです。当時はどのような弦を使用していたのでしょう?バロックバイオリンに詳しい方はいらっしゃいますでしょうか。

最近年のせいか、柔らかい音のほうが好きになってきました。むかし、受験勉強しながらメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲をよく聴いていたのですが、最近パールマンのCDを買って聞いてみますと、勢いがありすぎて、頭がガンガンしてくるのです。テクニックも完璧なんでしょうが、なんか味といいますが、そういうのがないように感じました。もちろん、むかしはFMから録音したラジカセで聴いていたので、柔らかく聞こえてたのかもしれませんね。

とりあえず、レッスンのときに今の弓を持っていて、やはり先生に相談したほうがいいかもしれませんね。中途半端な買い物もいけませんし。

では、また、よろしくお願いします。

投稿者:falbo     投稿日時:2005/02/04 21:29  ---15.27.224

ギター弾きさん。
私は中学時代にクラシックギターをはじめ、大学のマンドリンオケを経て、30年近くギターにかかわってきましたが、5年ほど前にバイオリンをはじめました。
当初はスズキの3万円くらいの楽器と1万円くらいの弓からはじめましたが、すぐに1970年代のドイツ物(30万円)にかえました。その時は、弓までは余裕がなく、しばらくは我慢しましたが、最近30万円のフランスの弓を購入しました。1万円の弓とは明らかに違い、弾き手の技術をみごとに支えてくれているような感じがします。
これからも自分の腕前と財布の中身を見比べながら、いろんな楽器を試していきたいと思っています。
ギター弾きさん、ギターもバイオリンも奥が深く、一生付き合っていける楽器です。どちらも楽しく末永く続けられんことをお祈りしています。

投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/04 22:16  ---44.155.94

falboさん、こんにちは。

マンドリンはなぜか、メジャーになりませんが、がんばってる人達もたくさんいますね。どこかのサイトで、マンドリンでチャルダッシュを見事に弾いている人がいました。falboさんは、すぐにドイツ製を購入されたのですね。私も最初20万前後の買おうかと、楽器店めぐりをしていたんですが、中古を扱っている店で、50年ぐらい前のドイツ製のがあり、20万で出てました。見た目は高級感がなく、古い割にラベルがきれいなので、ちょっと怪しい感じでしたが、厚みがあって明るい、いい音がしてましたよ。この世界では、ラベルよりも、20万でこの音なら、買い! っているとこがあるんでしょうね。ギターでは不明なラベルの楽器は取引きの対象になりませんが。

なんか、私もアブナイ世界に足を踏み入れたようですね。でも、今の楽器は割と気に入っているので、しばらく使うつもりです。バイオリンって楽器全体がおおきく振動する感じで、弾けば弾くほど、音がよくなっていくような気がします。格安で手に入れた楽器で、いい演奏をして、人を感動させられれば、それはそれでまた、おもしろいのではないでしょうか。

今後もよろしくお願い致します。

投稿者:バイオリン好き     投稿日時:2005/02/04 22:52  ---6.242.92

 初めてバイオリンを買おうとするとき、いろいろと悩むことでしょう。いくらのバイオリンだったいいのだろうか、弓はどのくらいだといいのだろうか。なかなか難しい問題だと思います。安くて良いものがあればよいのですが、それもなかなか難しいです。安くてというのは何を基準にするかで、値段が違います。100万円の楽器が1000万円の楽器と同じ性能だったとすれば、それは、安くて良いバイオリンです。でも、100万円です。買いますか。
 上を見ればきりがありません。バイオリン・弓を買うときに一番に考えることは、いくら出せるかです。10万円ならその範囲でいい楽器を探せばいいのです。
 私は、バイオリンが大好きですから、出来るだけ良い楽器がほしいと思いました。そのとき考えたのは、自分の今乗っている車のことです。1000万円、2000万円の車だったら、もちろん経済的にも買えませんが、やはり贅沢かなと思いました。でも100万円、200万円くらいの車だったら、普通ではないでしょうか。それだったら、バイオリンが大好きなのだから、そのくらいの値段のバイオリンや弓は贅沢ではないし、お金持ちの趣味でもないと思います。しかも、車と違ってバイオリンや弓は、維持費があまりかかりませんし、良い楽器・弓であれば値段も下がりません。ですから、私は、車のことを思えば、少なくとも自分が今乗っている車程度の値段であれば、ちっとも贅沢だとは思いません。いろいろな考え方があると思いますが、私はこのように思います。

Q:ケースについて
投稿者:ilovecello     投稿日時:2005/02/04 20:07  ---27.165.3

今まで使っていたチェロのソフトケースでは不安になってきたのでハードケースを購入しようと思っています。ネットで調べてみるとHISCOXのチェロケースがなかなか良いらしいのですが、どなたかお使いの方、良い点悪い点を教えて下さい。私のチェロは旧東ドイツ製のもので、もしこのタイプのチェロは収まらないなどありましたら、あわせて教えて頂きたいです。(バムやアコードは高すぎますよね・・・断念です・・)

投稿者:かめ     投稿日時:2005/02/04 20:53  ---168.209.168

何台か持っているハードケースの一つで使っています。

良い点
 ・安い
 ・とにかく丈夫
 ・ケース内部の小物入れが大きい
悪い点
 ・重い
 ・大きい
 ・ケース内部のクッションが固い

そんなところでしょうか