Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:教えてください
投稿者:さくら     投稿日時:2005/02/26 08:24  ---6.2.61

ダヌーツ・マーニャ氏、クラウディウ・マリウス氏が弾いている曲名などを掲載できたら掲載してください。

すごくいい曲ばかりで弾いてみたいんですけど曲名がわからなくて弾けません。
是非掲載をしてください。」

投稿者:奔     投稿日時:2005/02/26 14:21  ---11.81.240

どのファイルで演奏されている曲ですか?

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/03/03 17:13  ---36.100.68

2人とも、指定しないで好きに弾いてもらっておりますので(聞かすというよりも自分で楽器の能力を見極める為に弾いているのですが)曲じゃない場合も多々あります。
曲もさまざまなので、お気に入りがございましたら、「何番の楽器の最初の方」などと聞いて下されれた、非常に他の方もお答えやすいと思います。それでは!

投稿者:響子     投稿日時:2005/03/04 00:25  ---220.1.220

現在、ストリーミングコンサートのページでバイオリンの有名な小品が20曲程度、アップされています。これらの曲も試奏にたくさん使われていると思います。まずそれらをチェックしたり、色々CDや楽譜を買ってみてはいかがでしょうか。こちらでお尋ねになるときはファイル名と開始からの秒数を指定すればわかりやすいと思います。

Q:再度駒の位置について教えてください
投稿者:ks     投稿日時:2005/03/02 18:50  ---20.253.143

 同じような質問を何回もしてすみません。ネック長が130mmの場合はf孔の内側の切り込みが190mmであっても195mmにストップ長をあわしたほうがよいのでしょうか、何か駒の位置跡がついていて抵抗があるのですが。私の持っているバイオリンはネック長は130mmと正しいのですがf孔の内側の切り込みは190mmから195mmまでバラツイています。特にデルジェスのコピー楽器は190mmしかありません。それとも190mmから195mmの間では製作者がそのように作ったのだからあまり気にしないでf孔の内側の切り込みの位置に駒を置いたほうがよいのでしょうか。ご教授ください。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/03/03 17:03  ---36.100.68

いらっしゃいませ、

ボディーストップ195ミリ(インチで言うと14インチですが)というのが現代では標準となっておりますが、まだ情報が行渡っていない時代では微妙にずれている楽器も結構ございます。私も、何本も一度f孔を埋めてから正規のところにf孔を切り直している楽器を見ています。(ボディーストップの長さ調整された楽器です)

弦長が変わるので、他の楽器との互換性を考えると、あまり好ましくないというのが当店の考え方なので、答えとしては「195ミリに立てた方がいいと思います」となりますが「駒の位置跡がついていて抵抗がある」というお気持ちも非常に良くわかりますので、
他の楽器と弾き比べて、ksさんが多少の弦長の違いなどが気にならないということであれば、無理に正規の位置に戻さなくてもいいと思います。それでは!

Q:コンテンポラリーとモダンの違い
投稿者:弦楽器初心者     投稿日時:2005/02/28 07:58  ---2.151.193

皆様、こんばんは。
非常に初歩的な質問で恐縮ですが、是非ストラド先生他、諸先生方にお伺いしたく
ここに書かせて頂きます。検索サイトで見つけました。
コンテンポラリーとモダン楽器と言うのはどう違うのでしょうか?
1960年代のイタリア作品?!なのですがコンテンポラリーなのでしょうか?
作者はもう亡くなられているそうですが、バイオリンが800万円もするのでしょうか?
検索サイトで探すと、沢山お名前を拝見する方なのですが・・・・
本当に恐縮ですがお返事頂けると幸いでございます。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/28 10:12  ---223.116.9

リダース英和辞典によると

○ contemporary :〈…と〉同時代の〈with〉, その当時の.

○ modern : 現代式の, 当世風の, 最新の, モダンな (up-to-date); 《芸術における》現代の, モダン…. ・modern art 現代美術.

バイオリン業界用語では、作者が生きているとコンテンポラリー、なくなってしまうとモダンに分類されているようですね(正確なところは、他の親切な方にお願いします。)。

夫が生きていると、◎◎夫人、亡くなってしまうと◎◎未亡人と呼ばれるようなものでしょうか? 女性の価値には変化がないはずなのに、バイオリンの場合は、未亡人になると値段が跳ね上がるような印象があります(独身に戻るからか?)。

しかし、800万円とはべらぼうですね。自由社会ですから、禁制品でない限り、何をいくらで売ろうが自由なのでしょうが、バイオリンは所詮音楽のための道具であり、木工製品なのですから、原料費と製作の手間を考えても、100万円を超えるのは異常だと思います。何億円もする狂気のバイオリンが存在するので、全体の値段が引き上げられているのでしょうが。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/03/01 16:02  ---42.69.92

いらっしゃいませ、モダンとコンテンポラリーの定義ですが、さまざまな説がありますが、一般的なのが
プレッセンダから1945年までの楽器をモダンという説ですね。
この場合それ以降はコンテンポラリーになります。

この呼び方も時代と共に変わっていくかもしれません。
それでは!

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/03/01 23:40  ---6.34.17

答えではありませんが、一言。(私見です。)
私も最近、オールド、モダン、コンテンポラリーの区別がよくわからなくなってきています。
一時期は某書籍に書かれたものを盲目的に受け売りしたことがありましたが、今は考えれば考えるほどはっきりしません。
1850年あたりから第2時世界大戦終戦までに製作された楽器をモダンと呼ぶのは否定しませんが、
1)戦前から活躍していた製作者が作った戦後の作品は、モダン? コンテンポラリ?
   同じ人の作品が、ある年を境目に分かれるの?
2)プレセンダ(1777生-1854没)からというのは、プレセンダが生まれた年? 最初に製作した年? 自分のスタイルを確立したあたり?
3)プレセンダと同時代の人はどちら? 生まれで判断? 没年で判断? 製作年で判断?
4)なぜ始点はプレセンダという”人物”で、終点は人でなくて”年号”なの?

今は、人により違ったイメージを持って、自分の都合のよいように使い分けているだけのような気がしています。
1800年〜1850年頃製作の楽器、1946〜1970年頃じいさん/おじさん製作の楽器、このあたりがもっともファジーなところでしょう。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/03/02 17:36  ---223.116.9

バイオリンに限った話ではありませんが、時代を区分するには、区分するなりの理由(観点)がなければ意味がありません。コンテンポラリー、モダン、それ以前、で明確な違いがないのであれば、1945年に作られたバイオリンは、あくまで60年前に作られたバイオリンだということであり、それがモダンなのか、コンテンポラリーなのかを議論する意味はありませんよね。

バイオリンの場合、材料が変わった、製作道具が変わった、形が変わった…といったメルクマールが存在しているのでしょうか? 値段が跳ね上がるというのが、唯一の違いだったりして…。

コンテンポラリーには、「同時代の」すなわち「今の」という語義がありますから、制作者が死亡してしまって10年、20年と経ってしまったら、コンテンポラリーと呼ぶには無理があると思いますが。

Q:ペグの太さ(ペグ穴)の規格は?
投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/28 00:26  ---44.157.68

みなさん、こんにちは。

ペグのサイズについてです。

私の古いドイツ製は黒檀のフィッティングが付いていたのですが、糸巻きが1本違う形状のツマミのもので、テールペースは標準より短く、顎当てはプラスチック製でした。これは買う前からわかっていました。

バイオリン本体が暗い色なので、フィッティングを全部ツゲにすると、メリハリが出るかと思い、交換を考えているのです。

ペグボックスの一番太い穴(A線)の内寸が8.6ミリです。糸巻きの業者のかたにメールで問い合わせたところ、国産の標準のペグは太いところが8.5ミリだから、全部入り込んでしまうと言われました。ビオラ用のものにするか、穴埋めが必要かもしれないということでした。

しかし、大手楽器店に問い合わせたら、太いところが9.5ミリあるというのです。価格も安いので多分中国製だと思いますが、輸入品には太いペグもあるようですね。あるサイトには、ペグにスリムとミディアムがあるとも書かれていました。

中国製のツゲのペグでもいいのですが、安いやつは柔らかくてすぐに減るのではないかという懸念があります。

ツゲが柔らかすぎて、使い物にならなかったという経験をされたかたはいらっしゃいますでしょうか?

余談ですが、日本では櫛など、古くからツゲが高級品として使われてきました。日本のある島でとれるツゲが最高級とされていますが、琵琶を作製している業者が全部買い占めているというウワサがあります。琵琶の撥がツゲ製(三角形の大きいバチ)で、30万もするらしいです。国産のツゲと中国産のツゲは見た目が全然違うらしいです。多分国産のツゲは磨くと艶がで、色も濃く、固いのでしょう。

ですから、国産品のツゲ製ペグといっても、実際は東南アジア、インドとか、そういう国からツゲ材を輸入しているのだと思います(国産ツゲ材は業者間の取引きがないようですから)。

ペグもシェーパーを使うと自分で調整できるそうですが、テーパーの角度などが微妙な感じで、かなり慣れが必要なのかもしれませんね。

投稿者:ストラッド店員その2     投稿日時:2005/03/01 14:09  ---42.69.92

いらっしゃいませ。
ペグの太さは、元の方で8MMを基準に前後しています。
穴のほうで約7mm〜6.7mmなどでこれは道具やペグボックスの
幅の広さで色々変わります。
素材ですが、ツゲは色んな面で一番現代では重宝がられている材料です。
弱いということはないと思います。
黒檀は、精度からいうと良いのですが、楽器を重くしてしまう、デメリット
もあります。

Q:いまさら聞けない初歩的な悩み
投稿者:aoi     投稿日時:2005/02/25 23:13  ---225.249.64

いつも楽しく拝見させていただいております。
とても初歩的な悩みですが バイオリンを持って飛行機に乗るとき気をつけることはどんなことでしょうか?
たとえば 弦はゆるめておいたほうがいい とか そのままでいい とか
あと GEWAのしかくいケースですが 機内持ち込みができるか
機内では 自分の身体の近くに楽器を置けるのか 上にあげなくてはいけないのか。
ほんとうにおはずかしいのですが わからないのに訊くにきけなくて困っていました。どなたか教えてくださったら幸いです。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/02/26 01:07  ---151.3.240

機内持込は必至ですね。トランクなどと一緒に預けたら、ケースを
放り投げられる場合があることを覚悟する必要がありますよ。
また、機内も非常に乾燥した状態になる場合があるので
弓の毛が短かめの場合は注意してください。弦を緩めるべきか
どうかは他の方のご意見を待ちましょう。

投稿者:Ka     投稿日時:2005/02/26 05:07  ---97.54.9

バイオリンの角ケースは、厳密に言えば機内持ち込みの制限サイズを超えます。
が、実際にはうるさいこと言われたことありません。先日もバイオリンケース2個と
大判のブリーフケース、さらに免税売店での買い物をどっちゃり機内持ち込みしました
が、何も言われませんでした。(本当のルールでは、機内持ち込みは、1人1個まで。
ただし、女性用ハンドバックとか、ブリーフケースの他に1個です)

機内で置く場所は、上の棚が基本ですが、場合によっては、特別なストレージで預かっ
てくれることもあります。注意すべきは乗り継ぎ便です。長距離国際便は、大抵超大型機
が使われるので、バイオリンケースの2つや3つ、簡単に入りますが、アメリカ国内とか、ヨーロッパ内の便で、所要時間1時間程度のところだと、ジェット機でも100人乗り
程度の小さい飛行機になります。これだと棚も小さく、結構隣の人の空間まで使わないと
入りませんね。

投稿者:aoi     投稿日時:2005/02/27 09:17  ---225.249.64

ありがとうございます。
はじめてなので ひょうたん型ケースで持っていくことにきめました。
ところで 弦をゆるめるのかそのままでいいのか というのは いちばん悩んでいるところです。 昔の先生の書いたある本に 緩めるように と書いてあったのですがいろいろ考えるとそれでいいのだろうか ととても悩んでおります。 よろしくお願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/27 18:39  ---6.35.196

機内持ち込みはした事がないので、一般論からの一意見です。

・機内と同じく、冬場で乾燥した状態では、一つまたは複数の弦でペグがゆるくなり、ペグをゆるめきったような状態になることがよくあります。多くの弦がゆるむと、駒が倒れる可能性があり、楽器にダメージを与える可能性もゼロではありません。従って、ペグをかなり強めに締め込む(押し込む)ことで、ペグを緩みにくくしておいた方がよいでしょう。また、万一に備えるなら、テールピースの下や駒の周囲にタオル、緩衝剤などをおいて、駒が倒れても楽器には傷がつかないようにしておけばよいでしょう。

・冬場の暖房がガンガンにかかった部屋では、かなり湿度が低いことがあります。そのような部屋において、aoiさんが今までなさっていたことを、そのまま行えばよいのではないでしょうか。
 ダンビットを使っている人もいれば、湿り気のある何かをケースにいれている人もいますし、特に気にせずに何もしない人もいます。
 お年寄りの楽器と、新しくて健康な楽器では、また対応も違います。

・飛行機の中で、ケースを開ける事は急激に湿度が変化するので、すべきではありません。

・弦をゆるめるかどうかは、これも人により考え方が違います。上記、乾燥した部屋で普段どうされているかで判断すればよいのではないでしょうか。なお、ゆるめるとしても駒・魂柱がショックで動いては困りますので、多くても半音いくつ分かくらいまででしょう。

投稿者:よが     投稿日時:2005/02/28 00:24  ---250.9.158

こんばんは.

国内線の経験しかありませんが,いつも楽器は手荷物で持って入ります.
隣も連れの方でしたら足元も可能かもしれませんが,
一人なら置き場所がないので上に置くことになると思います.
私は上の棚に入れるか,可能なら客室乗務員の人に預かってもらいます.
ちなみに私の楽器はビオラですのでヴァイオリンよりは一回り大きい
ケースです. 足元に寝かせておくのは非常に邪魔で,新幹線でも
かなり窮屈です.

特に弦をゆるめたことはありませんが,駒の周りにはいつも布を
差し込んであり,駒が倒れたりしてもテールピースが表板を
直撃しないようにしています.

魂柱立ては機内持ち込みできないかもしれません.
あとスプレー類や揮発性の高いクリーナー等も
ダメと言われることがあります.

投稿者:QB     投稿日時:2005/02/28 15:09  ---9.46.177

年間5〜10回は国際線に楽器を乗せてます(Violin)
私の場合;

・当然機内持ち込みです。
・収納は上の棚でOKです。アッパーデッキの窓側の収納に入れるのが気兼ねしなくていいのですが、その場合はケースと窓側の壁(?)の間に毛布を挟みます。(緩衝の意味ではなく、温度変化対策です)
・ケース内の加湿器の水を確認します。
・絃は緩めません。
・ペグが多少固めに締まっていることを確認します。
・「絶対に」機内ではケースを開けません。
・最初に渡されるウェットタオルを返さずにケースのそばに置きます(効果は無いと思います。気休めです。)
・到着しても温度・湿度の安定している場所に着くまでケースをあけません。
・魂柱たてが検査で引っかかったことは幸い無いです。これは機内手荷物ではなく、トランクの中に入れているからです。 手荷物でもし実物を取り出されたら没収されると思います。(尖ってますからね)

参考になれば

投稿者:aoi     投稿日時:2005/02/28 20:05  ---225.249.64

皆様ありがとうございます。
読ませていただいたお話は 殆どがはじめての知識です。
とくに バイオリンケースをあけてはいけない というのは とてもびっくりしました。
知らないでおりましたら 気になって何度も開けていたことと思います。

乾燥 で なにかの影響を受けた という経験もないので いろいろ読ませていただいたことはとても参考になりました。
駒とテールピースには布をはさんで、ひょうたんケースで、弦はゆるめないけどペグはしっかり中に入れて 行って来ます!!!

Q:フルサイズのバイオリンの全長
投稿者:ケイ     投稿日時:2005/02/27 10:12  ---233.225.11

初心者なので恥ずかしながらバイオリンの全長はある程度同じかと思っていました。しかしこちらのHPのバイオリン紹介ページやバイオリン関連の本を読んでいると違うことがわかりました。この長さというのは、ボディー、指板、どの部分に違いがあるのでしょうか?自分は小柄で手も小さく2台目を購入するときの参考にしたいので、是非詳しく教えていただけたら嬉しいです。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/02/27 18:16  ---106.46.97

つい先日、この掲示板に同じことを書いたのですが、もしお読みでなかったら、

○ ヴァイオリンの見方・選び方ー間違った買い方をしないために (基礎編)
   神田 侑晃 (著)
   価格: ¥3,150 (税込)
○ ヴァイオリンの見方・選び方ー間違った買い方をしないために (応用編)
   神田 侑晃 (著)
   価格: ¥3,675 (税込)

に目を通されることをお勧めします。この掲示板は、親切な人が多く、いろいろと教えてくれることとは思いますが、書き込める情報量には限りがありますので。

高価に思われるかもしれませんが、高価な買い物をするときのガイドだと思えば安いものですし、バイオリンについてまとまった知識を得るには、大変便利な本だと思います。

図書館で借りることも可能かもしれません(私の近所の図書館にはあります。)。 

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/27 18:49  ---6.35.196

過去に何度も質問・議論のあった内容ですので、
まずは、上の過去ログ検索から、
 サイズ ヴァイオリン
などをキーワードに、一度過去ログに目を通されてはいかがでしょう。

Q:ハンガリーの楽器について
投稿者:TKD     投稿日時:2005/02/26 18:01  ---122.128.180

バイオリン歴15年くらいの学生です。今度、ハンガリーのほうに旅行にいくことになりました。過去ログを読ませていただいたところハンガリーの楽器は歴史の割りに安価な楽器があるということを知り、もし良い楽器があれば購入したいと思っています。ハンガリー製の楽器の特徴、良い楽器店なども含めてアドヴァイスを頂けないでしょうか。現在使ってる楽器は入門者用の5万円ほどの楽器で今回の予算は30万円ほどです。厚かましいかもしれませんがよろしくおねがいします。

Q:楽器に関しての質問です。
投稿者:あや     投稿日時:2005/02/23 13:20  ---146.135.193

初めまして。
今使用している楽器は10年ほど前に120万で購入したのですが、購入時は小学生だったもので、自分の楽器についての知識がまるでありません。
最近になって、ようやく「もっといい音を出してあげらるのではないか」と思い、弦の種類などもいろいろ試してみたのですが、なにぶん素人の域を出ないので難しいです。
まずは楽器の素性を知りたいと思って調べてみたのですが、語学や基礎知識の不足でよくわかりませんでした。

ラベルには
LUITERIA ITALIANA/BENIGNO SACCANI-MILANO/Bjaccaui(?)/anno 1929/no 22
とあります。


この楽器についてご存知でしたら、何か教えていただけないでしょうか。
それでは失礼いたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/25 16:39  ---36.103.93

いらっしゃいませ、

BENIGNO SACCANI

Milanで1908〜1912働く。1910年Brusselsの展示会に出品。イエローのニスが特徴。
とあります。

前半のLUITERIA ITALIANAの意味がイタリア語の辞書でひいたのですが、解りませんでした。すいません。それでは!

投稿者:のり     投稿日時:2005/02/25 17:01  ---56.199.35

LIUTERIAの間違いではないですか?

投稿者:中国の・・・     投稿日時:2005/02/26 08:23  ---4.102.134

 補足を

 サッカー二は1868年にミラノに生まれて1910年からbarlassinaという工場で働いていたようです。(資料には工房と書いてなく会社すなわち工場と記載されています。)1912年の資料にはイタリアの古い方法で製作していると宣伝しているようですが、多くの人の手が入っているようで様々なスタイルがあるようです。ですがニスは必ず本人が塗っていたようです。1936年12月30日没

投稿者:中国の・・・     投稿日時:2005/02/26 08:27  ---4.102.134

 資料にcirca 1910 と書いてあるのでおおよそ1910年という事です。これが1908年なのかは最新の資料でははっきりしていません。イギリスの資料によると1908年と書いてありますが、イタリアの資料には上記のように記されています。

Q:駒の圧力によるトップとボトムの変形
投稿者:ギター弾き     投稿日時:2005/02/24 03:32  ---44.155.119

皆さん、こんにちは。

最近バイオリンを始め、ここで色々勉強させてもらっています。

ストラッドさんが公開しているバイオリン演奏のムービーを見ながら、次に買うならどれにしようかなぁ、といつも悩んでいます(悩んでも、買えませんが(笑))。

私の一番好きな音は、va.172ですね。

http://www.strad.co.jp/cgi/stock.cgi?mode=detail&no=va-0172

音が緻密で深み、厚み(腰)があり、暗すぎず、明るすぎず、本当にいい感じがします。

さて、表題の件ですが、現在、知りあいの骨董屋から借りている古いドイツ製バイオリンなのですが、駒がやけに高い感じがしたので、よく観察すると、駒付近の隆起が少し沈んでいるようで、その沈んだ分だけ駒を高くしているようです。で、裏板は、魂柱の付近が少し隆起しているようですね。2ミリぐらいボトム側に変形しているようです。

考えてみたら、駒には数10キロの圧力がかかり、魂柱によって裏板にも圧力がかかるので、100年以上経過したら、表の駒付近と、裏板の魂柱のところが変形するのは当然ですね。

バイオリンの設計が確立されたのは、300年以上も前のことでしょうか。当時は、弦の張力も弱かったのでしょうね。しかし、当時はバイオリンが300年持つと考えていたのでしょうか?

現在も同じ設計だとすると、現在の張力の強い弦を張り続けたら、300年間は持たないのではないでしょうか? 表か裏の板が割れてくるのではないでしょうか?

で、ストラッド店主さんにお聞きしたいのですが、100年、200年経ったバイオリンはほとんど、こういう変形をしていますか? というか変形しなければおかしいと思うのですが、いかがでしょうか。

それと、裏は一枚板のほうが丈夫で長持ちするという考えはありますか?

では、よろしくお願い致します。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/02/25 16:21  ---36.103.93

いらっしゃいませ!

店主が忙しいので、代わりに書きます。

>当時はバイオリンが300年持つと考えていたのでしょうか?

恐らく、考えていなかったと思います。

>現在も同じ設計だとすると・・・300年間は持たないのではないでしょうか?

300年前は、バロック仕様ですが、現代はモダン形式で、一概に同じ設計とは言えないと思います。現代のヴァイオリンは恐らく300年は持つと思いますが(もちろん扱い方などに影響いたしますが)本当の所は300年後にならないと解りません。

>100年、200年経ったバイオリンはほとんど、こういう変形をしていますか?

変形する楽器もございますし、変形しない楽器もあります。材料の性質や、取扱の仕方
、きつめに魂柱が立った状態で長い間使われていたかどうかなどによって変わると思います。

>裏は一枚板のほうが丈夫で長持ちするという考えはありますか?

特にありません。それでは!

Q:バイオリンのネックの後ろの割れ
投稿者:まつ     投稿日時:2005/02/22 15:07  ---2.9.7

はじめまして。ここの掲示板で、いつも勉強させてもらってます。
子供の1/2のバイオリンの割れについて、お聞きしたいのですが。
バイオリンの後ろのネックと裏板のつなぎに、ひびと割れを今日、見つけました。昨日、見たときは何ともなかったのですが、今日見ると、そういうことになっていて、すごく、びっくりしています。そのバイオリンは、4ヶ月ほど前に購入しました。西ドイツ製で、年代は、わかりません。明日にでも購入したバイオリンショップにもって行くつもりなのですが。。。こういう割れは、自然に起こりうるものなのでしょうか。子供も乱暴に扱った覚えもなく、2人の兄弟も知らないといってます。私は、アメリカに住んでいます。気候とかも影響してるのでしょうか。
どうぞ、よろしくお願いします。

投稿者:といす     投稿日時:2005/02/22 16:53  ---148.218.244

私は詳しく答えられませんが、詳しく答えられる方のために誘導質問させてください・・・。

1.アメリカのどちらですか?
2.最近の天気
3.部屋の気温や湿度などどの程度だったか
4.ケースは空けていたかいないか

楽器は主に木でつくられています。温度湿度によって木は収縮しますので、それによって楽器も極わずかに変化しています。
ひび割れですと、乾燥が原因の一つにあるでしょう。
また、湿度温度の影響でニスにひびが入ることもあります。ニスを二重以上塗られたものによくみられる現象だと思います。もし、楽器が古い(およそ先の大戦前後以前)ようであれば、そのようなことが考えられます。
割れについては・・・・・・・・。

私はこれまで。

投稿者:まつ     投稿日時:2005/02/23 06:47  ---2.9.7

といす様、早速の返答ありがとうございます。
バイオリンショップに、今日、もって行きました。
結果は、何らかの強い力によるものだそうで、自然にはこういう状態にはならないそうです。私は、カリフォルニアに住んでいます。この1週間、雨続きで、それもあるのかな、なんて思っていましたが。。。。子供たちの従兄弟とかも週末に来てましたので、誰かが、触ってたのかもしれません。これからは、もっと気をつけるようにします。幸い、ネックの部分を、本体につける補修が可能でしたので、安心しております。修理費も、そこから購入したので、お安くしていただけるようです。どうも、お騒がせいたしました。また、何かありましたら、よろしくお願いいたします。

投稿者:QB     投稿日時:2005/02/23 10:42  ---9.46.177

南カリフォルニアのほうですか? ずーっと雨ですもんね。。。(ThunderStorm凄かったですよね??)
昔持っていた楽器で、湿度が急に高い状態(日々)が続いたら、ネックの後ろどころか、ネックと表板ごと、裏板からはがれてもって行かれてしまったことがあります。。。
もちろん新作ではないですが、きちんと調整していても、ニカワはは剥がれたりするまではそのままですから、、いつかそうなってしまうのかもしれません。

投稿者:まつ     投稿日時:2005/02/24 07:48  ---2.9.7

QB さん、 私は、北カリフォルニアに住んでいます。
ここ2日位は、良い日が続いてます。この間までの雨が、うそのようです。
湿気で、バイオリン、ひどいことになった経験がおありなんですね。やはり、古い楽器は、そういうこともあるんですね。知りませんでした。
私も、誰かが傷めた、なんて思いたくもないんで、原因は、不明のままにしておきます。見つけた時は、本当にびっくりしましたが。。。バイオリンのケースは、開けっ放しだったので、何ともいいようにありません。本当にバイオリンって、デリケートなんですね。これからは、もっと、気をつけることにします。
教えてくださってありがとうございました。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/02/25 01:40  ---6.35.111

ボタン(裏板からネックを留めるために飛び出した部分)の付け根がダメージを受ける事はよくあります。

楽器を床において横からみればわかるように、スクロールの先と楽器のお尻の部分が床につき、ネックの付け根を頂点とするL型となっています。またネックとスクロールは一体であり、ネックの付け根で単に差し込まれニカワという天然接着材で留められています。ボタンは、一方向だけで接着すると強度に問題が出るのを別方向からうけて補強する役目でつけられています。むち打ちで頸椎がやられるように、ショックに対しネックの付け根は非常に痛みやすいところです。

ネックの付け根は次のようなダメージでボタンもろとも簡単にはずれます。
1)クッションのない、空洞部分が大きな、固いケースに楽器を置きます。
2)楽器は固定しません。
3)ケースの蓋をしめます。
4)持ち上げて、少し高いところから真っすぐ落とします。
これで、出来上がり。弦を張った状態であれば当然はずれやすく、弦を張ってなくてもショックが強いとはずれます。

今までに2〜3度、空輸した楽器で、上記のような状態で送られたため輸送中のダメージでネックがボタンごとはずれていた事がありました。また古い楽器を見ると、結構ボタンの付け根はとれたのをつけ直してあることが多いです。

楽器店なら確認しているとは思いますが、ボタンの付け根にヒビがあるということは、ネックの接着も同時に緩んでいる可能性が高いので要確認でしょう。