Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:3/4楽器について
投稿者:jz     投稿日時:2005/03/14 14:40  ---154.131.37

初めての投稿です。子供が使っていた3/4バイオリンのラベルの名前を入力してみたら、ここにたどりつきました。1721と記載されて、その後サインがあります。Yから始まり、後はよく読み取れません。本物とは思っていませんが、非常にいい音がしています。これは通常どのぐらいの値段になるでしょうか。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/03/14 19:55  ---123.159.74

楽器屋さんに見てもらうといいと思いますよ。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/03/15 12:06  ---36.100.207

いらっしゃいませ、

そうですね、上記情報だけでは、お答えするのは不可能ですね。
コピーやモデルの楽器の場合、価格はピンからキリまでございますので
みてみないとコメントは出来ませんね。それでは!

投稿者:ぼこ     投稿日時:2005/03/15 12:06  ---189.151.245

Jzさん
みなさんがご返事できないのは、楽器の値段は楽器そのものの音が聞けないとわからないからだと思います。

少なくとも、今の3/4バイオリンのラベルに書いてあるスペルがわかれば、そこに書いてある製作者の評価がどうか(お持ちの楽器の評価ではありません。コピーかもしれませんし、もし真作としても健康状態で値段は変わります)ということはわかる範囲内で答えられる方がいらっしゃるかもしれませんが。
1721といのも1721年に作成されたものなのか、1721年のストラディバリウスをコピーしたものかと書かれてあるかもしれませんし、何ともいえません。

有名な佐々木さんのホームページに、
「デジタルカメラを使った、赤外線によるラベル撮影」
http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/report/irlabel.htm

というのがあります。これによると普通に読めないラベルの文字が読める可能性があります。
もし、今の楽器に愛着があって、調べたいならば是非試してみてください。

ただ3/4バイオリンというのは、一時的に使われるもので一生使うものではないでしょうから、よっぽどの名器でなければ、買った値段よりももっと高く売ろうとしても無理だと思います。
もし買ったお店で下取りをしてそのお店でフルサイズの楽器を買うならば、買った値段の1〜7割くらいで下取りをしてくれるかもしれませんが、約束をしていなければあまり期待しない方がいいと思います。ましてや10万程度のものでしたらほとんど値段はつかないと思います。
下のお子さんがいるのならばそのまま持っているか、先生の紹介で買ったならば、別の生徒さんに半額で売れればよしとしなければならないのでしょうかね。

うちにも子供たちが使った分数バイオリンがそろっています(ほとんどがスズキですが)。孫が使えればいいやと思っています。

投稿者:jz     投稿日時:2005/03/15 23:55  ---166.3.12

皆様、ありがとうございました。
正確にはModele dapres Antonius Stradivarius Cremonensis faciebat 1721 マークとの記載です。子供がすごく愛着があって、持ち続けたいというです。先生からも大変コンディィションがよく、明るいな音と評価されています。分数楽器にしては、ホールでもよく響きます。それで、持ち続けるだけの価値があるかどうかを知りたくて。やはり、信頼できる楽器屋さんにもっていてみます。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/03/16 15:51  ---169.200.17

> 持ち続けるだけの価値があるかどうか
ということであれば、
> 子供がすごく愛着があって、持ち続けたい
で、答は出ている筈です。 他に何がありますか?

> 大変コンディィションがよく、明るい音と評価
するのは使用者の価値観です。 いくらで売れるか(プロの楽器屋さんが、買い替えではなく純粋に買取でいくら出してくれるか)、とは(ほぼ)無関係(らしい)です。 今「買えば」いくらするか、を知っておけば友達に自慢するネタには使えるかも・・・・という程度の軽いノリで受け止めておくのが健全だと思います。

Q:バイオリン弓について
投稿者:asami     投稿日時:2005/03/16 05:27  ---146.102.170

はじめまして、バイオリンの弓について質問させて頂きたく投稿いたしました。

最近バイオリン本体は勿論のこと、弓も買い替えを考えていて、本体についてはある程度のめぼしをつけているのですが、弓について解らないことがあります。
知識の上で、鯨の髭が一番いいものだというのは知っているのですが、実際に使用した感じはどうなのでしょうか?
また鯨の髭は貴重なものなので、張替え時のお値段が気になっています。

わかる方がいらっしゃったら、何卒ご教授下さい^^;

投稿者:かめ     投稿日時:2005/03/16 07:19  ---196.107.130

鯨髭を使用されているものが一番良いものではありません。あくまでも
鯨髭を使用するものに良いものが多いというだけですので、一部の材質だけで
判断しないよう、気をつけてください。

その上で使用感ですが、鯨髭を巻くとその部分と巻皮だけどうしても太くなります。
その太さをどう感じるかですね。あと、鯨髭の感触が痛いという人もいます。

修理に関しては、毛替えに関しては鯨髭は関係ないのですが、もし鯨髭が
切れたりして巻き直すときなどは材料の入手が一番の困難になると思います。
メーカーや職人の中には材料を保管している人もいますが、材料自体が貴重なので
本当に鯨髭を巻く価値のある弓以外は、銀糸や銀線など別の素材で修理することを
勧める人も多いと思います。

ちなみに、ネット上で調べた限りでは、銀線への巻き直しで1万円前後、鯨髭への
巻き直しで(材料があれば)2万5千円から3万円前後みたいです。

Q:Lorenzo Frignani氏について
投稿者:ししどり     投稿日時:2005/03/13 21:13  ---138.134.9

Lorenzo Frignani氏製作のヴァイオリンについて、評価や相場などを教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2005/03/15 12:14  ---36.100.207

いらっしゃいませ、

Lorenzo Frignani氏ですが、あまり詳しく知らないのですが
ホームページがございましたので、お知らせいたします。
http://www.frignanilorenzo.com

ヴァイオリン族だけではなく、ギターやマンドリンなど、手広く製作されているようです。それでは!

投稿者:ししどり     投稿日時:2005/03/15 22:39  ---138.134.9

さっそくのご返事ありがとうございました。
ギターやマンドリンなども製作されているとは珍しいですね。
辞書を片手にいろいろ調べてみます。
ありがとうございました。

Q:「Sergio Corelli」さんについて
投稿者:ハミ     投稿日時:2005/03/06 00:46  ---165.159.162

「Sergio Corelli」さんについて教えて下さいませんでしょうか。

投稿者:ハミ     投稿日時:2005/03/06 01:15  ---165.159.162

すみません。
間違って、送信してしまいました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(続きです)

今年の1月乃至は2月に
『「Sergio Corelli」さんについて教えて下さいませんでしょうか。』
というタイトルで質問をさせて頂きました。

その後、この作家さんについて分かった事がありますので、
ご報告させて頂きたく、再度、投稿させて頂きました。

(以下、某楽器店さんからの回答です)

この作家さんは、1979年8月17日にイタリアのベルガモ生まれで、
現在、25歳ということになりますでしょうか。

幼少の頃より音楽や楽器に魅せられ、
10歳でギター、そして、16歳でバイオリンの勉強を始めたそうです。

主に「Lorenzo Marchi」さん, 「Massimo Negroni」さん、「Vanna Zambelli」さん
の指導の下、2001年にバイオリン製作学校を卒業。

その後、「Stefano Trabucchi」さん、「Simeone Morassi」の下で
2年間働いていたそうです。

楽器の製作は、オリジナルのモデルから始めたそうですが、
ストラディバリの伝統にも影響を受けており、
それが楽器にも反映されているとの事でした。


以上の事が分かりましたので、ご報告させて頂くとともに、
前投稿での、皆様のいろいろなご助言につき、感謝申し上げます。

また質問させて頂くこともあろうかと存じますが、
その際には、何卒、宜しくお願い申し上げます。

投稿者:中国の・・・     投稿日時:2005/03/12 22:15  ---4.93.116

 ハミさん、報告有難う御座いました。ハミさんの情報を元に方々手を尽くして探してみましたところsergio covelli という製作者を発見しました。クレモナではなくベルガモかマントバで製作しているようです。製作者の協会等々に登録していなかったので探すのに時間がかかりました。corelli ではなくcovelli ですね。確かにクレモナの学校を卒業したイタリア人です。新作は2種類作って一つは通常に綺麗にもう一つはアンティーク調のバイオリンを製作しているということでした。
 実物を見ていないので、どの程度昔の製作手法に従って製作しているのは分かりませんが完全にクレモナの伝統的手法を使っているのかはちょっと???ですね。師事したマエストロから考えると・・・・・

投稿者:ハミ     投稿日時:2005/03/15 01:15  ---165.159.222

中国の・・・さん、新たな情報、有り難う御座居ます。

また、「Corelli」と「covelli」の違いのご指摘、某楽器店さんにてラベルを再確認致しましたところ、中国の・・・さんの仰る通り、「covelli」でした。

私、皆さんに大変なご迷惑をお掛け致しました。この場を借りてお詫び申し上げます。本当に申し訳御座居ませんでした。

因みに、私が購入を検討しておりました楽器は、私の見た目で恐縮ですが、薄いキャラメル色に、やや朱色がかった感じのニスであり、通常の綺麗なタイプの方だと思われます。

Q:お勧めのエチュード
投稿者:弦八     投稿日時:2005/03/12 15:24  ---15.201.135

近じか東京へ行く用事があるのですが、
特にシフティングに関する良いエチュードがあれば
お勧めしてもらえませんでしょうか?
(あまり一般的でない物でもかまいませんので)
宜しくお願い致します

投稿者:めい     投稿日時:2005/03/14 11:02  ---.88.11

私が使ってるのはセブシックのop8です。
・・・楽器はヴァイオリンですよね。

Q:楽器の調整について
投稿者:門田     投稿日時:2005/03/12 21:21  ---161.220.153

こんばんは、私はチェロをやり始めて7年くらいになりますが初代の楽器は
中国製でした。価格は60万円で購入しました、調整もいつもとても良くしていただき弾きやすくとても満足していました。しかし最近もっと違った音がほしくなり違う店で買い替えました。いろいろ試奏しましたが価格と音の折り合いがついた楽器はまた中国製の楽器でした。価格は40万円で購入しました。しかしちょっと調整に難があるように感じます。具体的には、移弦がしにくいと感じる、発音が良くピアノからフォルテまで幅があるのにもかかわらずいまいちレスポンスが悪く感じる、各弦の発音にばらつきを感じる、弾きにくい。以上ですが購入した店でお願いして調整してもらいましたが良くなりません。そういった場合は調整のしっかりできる店を見つけてやってもらうという事は可能でしょうか?調整次第でとても良くなるような気がするので質問させてもっらいましたがいかかでしょうか?上記調整を依頼すると料金もけっこうかかりますでしょうか?以上お願い致します。

投稿者:かめ     投稿日時:2005/03/13 09:02  ---196.107.130

最近は中国製の(特にチェロの)性能がどんどん上がっているようですね。

さて、
>移弦がしにくいと感じる
これは駒と指板の調整で何とかなりそうですね

>レスポンスが悪く感じる
これは主に魂柱の調整でしょうか。あとは、テールピースの材質の変更、
テールガットの材質や長さの変更などで良くなる可能性があります。

>各弦の発音にばらつきを感じる
これはもともとの楽器の性能もあるでしょう。
ただし、魂柱の調整でうまくいくかもしれません。

前の楽器を調整に出していた店に持って行ってみてはどうですか。
楽器の調整は、職人によってずいぶん考え方が違うので、一概にこの人が
名人などと言いにくいことが多いです。以前自分の気に入った調整をして
くれる店があったのなら底へ持ち込むのが早い解決法だと思いますが。

Q:レイトスターターのレッスン
投稿者:セロリアン     投稿日時:2005/03/04 22:20  ---149.227.149

楽器についての質問ではなくて恐縮なのですが、アドバイスなど
いただけましたら幸いです。

20代後半で初めてチェロを手にし、現在チェロ歴3年です。
開放弦で音を出すことさえ大変だった段階から
たどたどしいながら簡単なメロディーが弾けるようになり
だんだん簡単な曲もなんとかこなせるようになり
と、ここまでは大変なときもありましたが、それなりに
進歩も感じられ、楽しみながらやってきました。
ところが2年をすぎたころから、壁にぶちあたったような感じで、
急に弾くことがしんどくなってきました。

自分なりに原因を考えてみたのですが、もちろん圧倒的な
練習不足というのはあるのですが、それ以外にこれまでの
レッスンのやり方に問題があったのではないか、と思いました。

レッスンは大手楽器店のいわゆる大人のための音楽教室(個人レッスン)
で受けています。先生はお若い方で、レッスンでは楽しむということに主眼が
おかれています。簡単にアレンジした有名な曲を選びそこそこ弾けるようになったら
はい次というスタイルで、ウェルナーのような基礎的な訓練はほとんどありません。
この基礎練の欠如が、現在の壁にぶちあたったような状態、「ちょっと高度な曲
になるとぜんぜん弾けない」という症状の原因では?と思ったのです。

先生にうかがってみたところ、プロを目指しているわけではないのだから、楽しくない
基礎練をするよりは、無理なく弾けるレベルの曲で楽しく演奏していれば十分ではないか、というような回答でした。

それも一理はあるのですが、レイトスターターの上、スローラーナーなため、今の私のレベルはお世辞にも高いとはいえず、もう少し上手になりたいのです。

練習時間がそれほどとれるわけでもなく、仕事の都合でお休みすることもある優良生徒ではない私が先生にけちをつけるのはどうかな、とも思い、疑問を抱きつつもここまで続けてきたのですが、最近時間を無駄にしているような気がして、先生を変えようかと思案中です。

レイトスターターの多くが通る道なのでしょうか?
ご意見、アドバイスなどお待ちしております。

投稿者:masa     投稿日時:2005/03/05 00:28  ---166.4.132

私は現在50歳の後半で、恥ずかしながらチェロ暦は30年くらいです。自分の経験から少し
参考になればと・・・。確かにプロを目指すのではないから楽しめればいいとゆうのはわかります。でもアレンジした曲のみですとあるレベルで壁に当たるのはよくある話です。かといってエチュードばかりでも飽きが来るとおもいます。だから曲とエチュードを並行してやるのが
いいと思います。とくに左手のポジション練習や右手のボーイング練習は曲のみでは無理があると思います。教則本を除けば、作曲者は弾く人のレベルを考えて作っている訳でないから曲の途中に急に難しい部分が出てくるのは当然ですが、この時ある程度テクニックがあれば練習でクリア出来ますが、そうでないとこれが壁になって前に進むことが出来ず楽しみどころかストレスになり、弾くことが嫌になる場合もあります。ですからウエルナーのエチュードあたりから始められた方がよいと思います。これも先に進むのではなく、何回も繰り返してこれを基礎練習とすれば貴方のような若い人なら直ぐに上達されるとおもいます。また一人で弾くばかりでなく将来的には、アンサンブルなどで音のハーモニーの楽しさを感ずるとまた新しい世界が見えてきます。ぜひともチェロを続けられますように。    年配のアマチェロ弾き。

投稿者:杏     投稿日時:2005/03/05 08:43  ---147.48.13

基礎(音階と教則本)をやると、つまらないから、と辞めてしまう人が多いんですよね。だから、先生がおっしゃることも仕方ないかな、とは思います。私の先生も、音階は大事だけどレッスンでやっても家で練習してくれないと無駄だから、とおっしゃいますから(教えたくないという意味ではないです。お金もらってその時間はその生徒のために使うだけだから、先生としてはどうなっていても構わない。が、生徒さんのお金がもったいないのでは、ということらしい)、、あと、教本もあんまり単調なのだと、同様に練習してこなくて、無駄だとおっしゃいます。

 私はお願いして音階は見てもらってますが、たしかに自分で練習していかないと無意味です。その場で教えてもらっても、身に付かなくて同じ事を繰り返すだけ、になっちゃうから。でも、自分だけで練習しても、やっぱり駄目で、基礎ほど独学ではなくて、先生のご指導は必要ですね。

 レッスン見学や体験レッスンをさせてくれる先生は多いです。ネットで案内もありますし、イエローページとか楽器店でも紹介してくれます。何カ所か回ってみてはどうでしょうか。何もしなくて出来るようにはなりませんが、先生の教え方や表現の仕方、ご経験などで、自分にとって判りやすい、上達しやすい先生というのはいらっしゃいます。いろいろなレッスンを見ているうちに、自分に合った先生、自分に合った練習方法(基礎をやるかどうか、レッスン時間の設定等)が見つかるかもしれませんよ。

投稿者:セロリアン     投稿日時:2005/03/07 09:46  ---149.227.149

セロリアンです。
masaさん、杏さん、レスどうもありがとうございました。
やはり長く続けていくには基礎が大切ですよね。
でも独学は難しそうなので、今の先生にウェルナーなどのエチュードを
みていただけないかどうかお願いしてみて、難しいお顔をされたら、
他の先生のレッスン見学・体験などにトライしてみようと思います。
先生との相性も大切ですよね。
もともと60歳でバッハの無伴奏、というノンビリ計画で始めたのですが、
ここのところ進歩が見えにくく、少しあせっていたようです。
ちょっぴり練習意欲もなくしていましたが、またやる気がでてきました。
いずれはアマオケにも参加したいなあ、と思っています(いつのことになる
かわかりませんが)。

アドバイス本当にどうもありがとうございました。

投稿者:曇り空     投稿日時:2005/03/08 23:31  ---140.112.47

締めのコメントのあとで恐縮です。
私も、現在三十代後半・チェロ歴1年ちょっとの思いきりレイトスターターです。
セロリアンさんと同じようなことを思っていましたので、書かせてください。

私の場合、始めた頃にウェルナーの最初の最初をちょこっとやったのですが、先生が「曲を弾きながらやったほうがいい」と判断されたようで、それから「チェロ名曲31」などの曲を弾きながら習っています。
先生は、「私は生徒によってまったく教え方ややる曲が違うんです」とおっしゃっていたので、私の個性を見て、そうされたのだと思います。

レッスンは2週に1回・60分。2回くらいレッスンをしてなんとなーく弾けるようになると次、という感じで、私もセロリアンさんと同じような疑問を感じてきました。
先生に「練習曲もやりたい」と言うと、1回だけウェルナーあたりから引っ張ってきた曲をやりましたが、また次から同じような感じに・・。

私としては、短くてさほど難しくない、きれいなメロディーの曲から順々にやりたいのです。音楽的に弾きたいのです。でも、先生が選ぶ曲はだんだん難しい長いものになり、でもそれをちゃんと弾きこなせるわけでもなく、指づかいがなんとなくできるようになると、進んでいき・・・。

それである日、申し出ました。
以前発表会用にやった曲(グノーのアヴェ・マリア)をもう一度ちゃんとやりたい、と。前はビブラートなしでポジションも第1メインだったが、最適なポジションで、ビブラートもかけてもう一度やってみたい、と。
先生もわかってくれたようで、今回は指づかいを覚えたところで終わることなく、かなり時間かかってます(継続中)。

たぶん私は今後もウェルナーなどをやることはない気がしますが、先生に自分がやりたいことをはっきり言うことはとても大事だと思います。
先生も、言われなくてはわからないし。
・・・実際は、ちょっと言いにくいですけどネ。

おたがい頑張りましょう!

投稿者:cabael     投稿日時:2005/03/11 01:44  ---215.115.132

セロリアンさんとは、ちょうど反対の悩みを抱えているので投稿してみました。

個人レッスンで同じ先生について約4年、レイトだし、社会人なので、
満足な練習時間を得られないながらも、ほぼ週1回1時間のレッスンを受けてきました。
レッスンは、ボーイング → 音階(ここまでで30分経過) → エチュード
という感じです。
エチュードはドッツァー1です。
エチュードは同じ曲を3ヶ月やっていたこともありますよ。
それでも、先生の満足のいくようには、弾けません。
なんせ、髪の毛1本分、音程ずれてると×ですから(笑)

少しは上達しているのかもしれないけれど、
自分では、いつまでたってもダメだなーと思います。
チェロは聞くのも、弾くのも、見るのも大好きなので、
辞めようとは思わないけれど、
レッスン、つらいなー  ということもしばしば...
ほんの少しだけ、楽しんで弾いてみたい気持ちもあります。
アマオケなどに参加すれば、気晴らしになるかもしれないけれど、
今は、仕事の都合でアマオケには参加できません。

>プロを目指しているわけではないのだから、楽しくない
基礎練をするよりは、無理なく弾けるレベルの曲で楽しく演奏していれば十分ではないか

この意見をどう思うか、ですね。
やはり、基礎をやらないと技術は向上しないと思います。
特に、音程は、いかに自分に厳しくできるか、ですので、
厳しくなれる、訓練を習わないことには耳は作れない。
先生のご意見を疑問に思われたなら、自分を信じて、先生を変えてみられるのが、
良いような気がします。
アマチュアでも、ある程度はきちんと弾けるようになって欲しい、
とのご意見の先生に。

ただし、私のように、つらい思いもなさるかもしれませんよー

投稿者:セロリアン     投稿日時:2005/03/12 14:56  ---149.227.149

締めた後にスレが伸びてる!!セロリアンです。
曇り空さん、cabael さん、アドバイスありがとうございます。

cabael さんのようなレッスンも大変そうですね。
そこまできっちりされると、今度はもっと楽しみたい!!とか
勝手なことを言ってしまいそうです。うーーん。

レッスン中は先生とあわせて弾いたりしてそれなりに楽しいんですけどね。
たいして弾けていなくても、「よくできました。」って褒められて。
でもその気になってうちに帰って一人で弾くと・・・
確かにひとつの曲を何ヶ月も持ち続けるのもしんどいとは思いますが、
いろんな曲を弾いて、どれひとつまともに仕上がっていないっていうのも・・・
どの程度を「まとも」っていうのか、という問題もあるのですが。

結局、今の先生にお願いしてウェルナーをレッスンに組み込んで
いただくことになりました。
といっても頭からではなく、今やっている曲でハイポジがでてくるので、
ハイポジを使ったエチュードを適当に選んでやることになりました。
前の方はもう弾ける筈だから、時間があったら自分でやっておいてね
という感じです。

今の先生でもう少しがんばってみます。

Q:張力について
投稿者:ヴィヴァ     投稿日時:2005/03/11 08:33  ---11.194.74

以前にも質問にあったと思いますが、
釈然としなかったので質問いたします。

結局の所張力はどこで決まるのでしょうか?(ヴァイオリン自体のアーチの状態などにもよるとは思いますが。)

駒から上ナットですか?

下ナットから上ナットですか?

皆さんのご意見お願い致します。

投稿者:のんちゃん     投稿日時:2005/03/11 18:00  ---223.144.130

基本的に静止した弦の張力そのものは駒と上ナットの長さで決まりますので、その外側がどうなっていても関係ありません。しかし、弦の柔軟性は弦の伸長する距離が長ければ長い程高くなります。すなわち、テールピース(アジャスターがある場合はアジャスター)からペグまでの距離が重要となります。弦は弾力性があり伸び縮み可能であるため、振動する際には自由に伸縮可能なすべての距離がそれに関わってくる事になります。
逆に言えば、同じテンション(張力)で糸を持った場合、持つ手の距離が短ければ短い程、糸を硬く(柔軟性が低く)感じられるのです。極端な話しをすれば、ゴムひもを引っ張ってみると間を長く持てば持つ程、多く引っ張る事ができるはずです。
その意味では、E線はペグが上ナットに一番近いため、たとえ同じ材質の弦であっても、柔軟性に乏しく張力の調整が難しくなります。(少しの変化が聴力を大きくかえる。)ですから、大きなアジャスタをつけるとさらに短くなってしまう事となります。そういう意味でも、Hill型のアジャスタやアジャスタ埋め込み型のテールピースがが良い事になります。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2005/03/11 22:41  ---169.200.17

理科系の方には片腹痛いでしょうが、正解は
 (1) 弦の張力は周波数(即ち音高)と弦長(ナット〜駒)で殆ど決まる;
 (2) E線だけアジャスタを使うのはスチール線の剛性がナイロン(或いはガット)よりもかなり高いため
です。
(ただし、微妙な音色の変化や精神的な「テンション」の違いは別の議論ですよ。)

先ず基本式
 T = 4(f×L)^2 ×ρ
  T : 弦の張力、      f : 周波数、
  L : 弦長(ナット〜駒)、 ρ : 弦の線密度

Vn.のA線(ドミナント)の場合、
  L=326mm;
  ρ=6.56E-04kg/m;
442Hzに調弦すると 張力T=5.56kgf。
E線は裸スチールの例としてゴールドブラカット0.26mmの場合:
  ρ=3.98E-04kg/m;
663Hz(442Hzの5度上)に調弦すると 張力T=7.57kgf となります。
(Ref. http://www.sasakivn.jp/~sasakivn/report/saitenschpan.htm)

ここで、ペグを回して弦を巻き取ると、張力の変化△Tは、弾性率×断面積×歪で計算できます。 (ちなみに、歪=伸び÷全長です。) △Tが判れば上の基本式を逆算して周波数の変化が判ります。 弾性率は、スチールが21E10[Pa]、ドミナントの芯線の弾性率は不明ですが、一般的なナイロンだと0.12〜0.29E10[Pa](Ref.理科年表)。
0.1mm巻き取った時の張力と音程の変化は、
A線: △T≒0.032kgf、 △f≒0.05半音;
E線: △T≒0.34kgf、 △f≒0.38半音  と、殆ど一桁違います。 これが剛性の違いです。

次に、ナット〜ペグ、駒〜テールピース(アジャスタ) の長さの影響です。
上の例では弦の全長をナット〜駒として計算しましたが、歪を求める時に厳密にはテールピース(アジャスタ)〜ペグ が全長ですね。 A線とE線(アジャスタ付)のこの全長は、物が手許にないので感覚ですが、440mmと380mm程度といった所でしょう。 同じだけ弦を巻き上げた場合、発生する歪はE線の方が15%くらいは大きくなるかも知れません。

剛性の影響は数百パーセント、ナット〜ペグや駒〜テールピース(アジャスタ)の影響は高々15%程度。 というつまり、E線はその剛性ゆえにアジャスタを要する、ということです。

投稿者:CABIN     投稿日時:2005/03/12 00:20  ---40.237.243

私も以前から試してみようと思っていた「駒〜テールピースの距離」が本当に張力に関係ないのかを実験致しました。
模擬的な仕組みではありますが、ペグ〜ナット〜駒〜テールピースの模擬装置を作り、駒とテールピース間の長さを変え、どんな張力になっているか試すことにしました。
弦はE線、ペグ部は固定、ナット部は滑車、駒部も滑車、テールピース部(ボールエンド)に重り(張力を与える)構成です。また、ナット〜駒は距離を変えずにE音固定にチューニング致しました。さらに弦は手元にあった中古の弦です。
結果は
駒とテールピースの長さ(変な寸法は装置の都合です、ご勘弁ください)
1.77mmの場合→重り質量=張力:8.4kg(重りを別途、秤で実測)
2.40mmの場合→重り質量=張力:8.4kg
つまり、ナット〜駒間の距離を変えず、同音高であるならば、駒とテールピース間の弦長は張力には影響ない。
で間違いないと自分自身納得致しました。
セロ轢きのGoshさんの基本式はメルセンヌの式を変形なさったものですよね。私ナット〜駒についてはこの式を理解はしているのですが、弦の全長に張力がかかることを考えると、「駒〜テールピースの距離」がどうも引っかかっていたのです。
これでようやく寝れます。
また、音色の変化については素人実験なのですが本物のヴァイオリンでE線にWITTNER型(長いので)のアジャスタを付けた場合と、付けない場合での、FFTによる音響測定も行いある傾向を観察できましたが、文字数制限にひっかかりそうなので、またの機会に..

Q:バーズアイのヴァイオリンが欲しいのですが・・・
投稿者:ペコ乃     投稿日時:2005/03/10 22:39  ---3.94.98

はじめまして。
たくさんのQ&Aを拝読させていただき、とても勉強になりました。
バーズアイについても、検索して読ませていただきました。

私はヴァイオリンを始めて半年の、初老の女性です。
綺麗なヴァイオリンの音を聴いて、自分でも音楽を奏でることができたら・・と始めましたが、どうも形から入る性格で、一度見たバーズアイの美しさが忘れられません。

いろいろな楽器店にお聞きして探しているのですが、なかなかご縁がありません。
「人気がない」「リスキーな楽器だ」「あまりお薦めできない」というご意見がほとんどでしたが、あきらめきれません。

自分だけで楽しむ(発表会も苦手ですので)範囲で、そのような楽器を探す場合、どのような手だてがあるでしょうか。
また、外国のオークションで$2,600の2004年のもの(GLIGA)を見つけたのですが、試奏できない場合、手を出さない方が賢明でしょうか。
なかなかあきらめきれずに、ずっと迷っております。

アドバイスいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/03/10 22:55  ---151.3.240

昨年ですが、以下のお店にバーズアイのヴァイオリンがあるのを
見ました。まだ在庫があるかもしれませんよ。
中国製ですが綺麗な木目でした。

http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/aboutme?userID=mymy_2000

グリガのバイオリンも悪くないですが、高音域の伸びが今ひとつなので
初心者にとっては弾き易い楽器とはいえないかもしれません。

投稿者:ストラッド     投稿日時:2005/03/11 10:14  ---36.100.21

おはようございます。バードアイの楽器は、見た目の好き嫌いがはっきりするため
業者としては、売りづらく扱いづらいため、また木材が板目の取りの為経年で不具合が
発生する確率が高いためそのようにいわれるかも知れません。反面、良いものも比較的
安く出ていますので、気にならない方には良いと思います。
但し、海外のオークションで買うため保証やメンテナンスについては自己責任に
なります。楽器は最後は道具なので試奏しないで購入するのは、業者や又はそれと同等の知識と経験がない場合は、お勧めしません。

投稿者:rio     投稿日時:2005/03/11 22:14  ---225.25.226

国内の製作家の方にオーダーという手もあります。


例えば、以下のHPではバーズアイのオリジナルVNを紹介しています
http://www.liuteria-gxg.com/

希望の楽器が手に入ると良いですね

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/03/12 00:16  ---6.35.245

Gligaで海外オークション$2600とすると、一応マエストログレードのものですので、作りは悪くないでしょう。Gligaの楽器はとてもきれいです。
最近のGligaの楽器は、比較的柔らかめ、おとなしめの傾向に振れてきているように思います。カラッとかパリッとかいった明るいイメージの音を求めると、期待を裏切られることがあります。
とくに、Gligaのバースアイのモデルは、普通の材質のものに比べ、低音が強調される傾向がありますので、上の傾向がさらに強調されるかもしれません。

なお、Gligaの工房では、駒・魂柱・指板はあまり時間をかけずに加工・調整しているように思いますので、その楽器が出品側の楽器店で調整されていない場合、自分で入手してから楽器工房に持ち込んで、駒、魂柱の交換・調整を行うと、音が格段にはっきりしてくることが多い気がします。(私自身はヴァイオリン、ビオラを持っていますが、マエストロ、GAMAともにそこは良いものに交換・調整をして使っています。) 試奏の時にはその調整なしで行うでしょうから、その点若干割り引いて(調整で若干良い方向に振れると思って)評価すべきでしょう。
加えて、上記調整時に工房の人に見てもらって、指板の削り直しをした方がよいという意見をもらったときは、そうした方が弾きやすくなります。

なお、海外から購入時には、税関で、保険をかけて送ってもらう場合はその金額、それがない場合は別途外箱に貼付けてもらった領収書の金額、から若干減じた金額に対し、消費税(5%)+200円手数料が課税され、受け取りの時にその金額が請求されますので、それは覚悟しておいた方がよいでしょう。

Q:バスバー交換について
投稿者:バロン     投稿日時:2005/03/08 14:15  ---181.0.196

はじめまして。アマオケでヴァイオリンを弾く者です。どうぞよろしくお願いします。

今のヴァイオリンは何年か前に100万円ほどで購入したモダンで、若干ハイアーチ気味、渋い音色が気に入っています。

しかし最近、オケのメンバーのもっと廉価なヴァイオリンを弾かせてもらってみて以来、音量の不足が気になるようになりました。

自分の楽器は、オケのフォルテッシモのところで音が聞こえなくなる場合が多いのです。それが普通かと思っていたのですが、そうでもないことを知りました。

そこで、面識のあった三つの工房に相談してみたところ、意見が分かれました。

職人Aさん:「この楽器は表板が薄すぎるから、厚みのある音が出ない。これが楽器の限界だから、仕方ない」

職人Bさん: 「別に音量が少ないわけでもない。表板は薄めだが薄すぎることはない。このままでいい」

職人Cさん:「確かにもう少し鳴ってもいいかなという気がする。表板は薄めだが普通。バスバーが細いから、交換すると音量が増す可能性が高い」


バスバー交換とは思いつきませんでした。いろいろ調べてみましたが、バスバー交換でどう音が変わるかについては、ここの過去ログや文献を読んでみても、多くの情報がありません。

バスバー交換がリスクの高いものであることは理解しているつもりですが、このように表板が薄めで、渋くてパワーには欠けた音が特色の楽器が、バスバーの交換で音量が改善される可能性について、どのようにご覧になるでしょうか。

ご意見を伺えたら幸いに思います。どうぞよろしくお願いします。

なお、魂柱や駒の調整は、今までにもAさんとBさんにしてもらっています。そのたびに音が出しやすくなりましたが、特に音量は変わりませんでした。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/03/08 17:27  ---123.159.74

そこそこお金が掛かるので慎重になりたいところではないでしょうか?単純にA、B、Cのご意見を聞くと2対1ってとこですが。

板の厚さという点で、すでにポテンシャルが決まっているのかな?と、聞いた限りでは感じてしまいますが、当然わからないので、やはりその工房にサンプルになる商品がほしいところですね。

投稿者:バス田バス雄     投稿日時:2005/03/09 00:11  ---28.165.171

 こんにちは。バスバー交換には私も多いに興味があります。

>しかし最近、オケのメンバーのもっと廉価なヴァイオリンを弾かせてもらってみて
>以来、音量の不足が気になるようになりました。

 ここがちょっと気になるのです。
そのご友人の楽器ですが、バロンさんの楽器と比べて単に近鳴りしている、もしくは
音質が若く硬質で、耳に付くだけということはないですか?もちろん、現在お持ちの
楽器の健康状態が悪く、ご友人のバイオリンは安くても十分な音の張りと遠達性がある
健康な楽器であるということでしょうか。音色と音量って、意外と混同しやすいです。
後者の場合、バスバー交換は検討の余地ありですね。
なお、表板の厚さに関しては、オケ伴でコンチェルトを弾くというのでもない限り
極端に薄いのでなければそれほど気にする必要は無いと思います。

 以下、楽器による個体差はありますので一般論ですが

 バスバーが50から100年以上も交換されておらず、かなりヘタっているならば
交換の効果は確実にあります。その場合、バスバーを交換したことで変化するのは
主にG、D線の音質です。絶対的な音量やA、E線の音は、それほど劇的には
変化しないように感じます。低弦の音色に張りが出て、音程の芯がしっかりすると
いうのが一般的な傾向です。

投稿者:バス田     投稿日時:2005/03/09 00:15  ---28.165.171

すみません。2パラ3行目「もちろん」ではなくて「あるいは」に訂正

投稿者:バロン     投稿日時:2005/03/09 00:47  ---181.0.196

>てつさん、
コメントありがとうございます。

確かに、慎重にならざるを得ませんし、安い額ではありません。しかし、もしそれで良くなる可能性が高いなら奮発しようか、という感じです。
なお、三人とも弦楽器フェアへの出品を重ね定評のある、優秀な職人さんです。

>バス田バス雄さん、
ありがとうございます。おっしゃること、ごもっともです。

遠達性について、先日大ホールでの本番があったので確認してみましたが、その友人のものに負けていました。
また一方、音質の問題もあると思います。確かに友人のものの方が、硬質で「音が立つ」感じ、私のは、柔らかく渋い感じ(そこが魅力でもあります)で、オケの中では際立ちません。

ただ、私の楽器は80年ほど前のものですが、健康状態が悪いというわけではありません。

あと、バスバー交換ではG線、D線の音質にしか影響がないのですか。不満なのは、主にA線とE線なのですが…。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/03/09 07:49  ---6.35.150

A.E線に不満があるのなら、

・今、お使いの弦は何ですか?
・ネックは下がっていませんか?
・弦高は適正ですか?
・E線アジャスターは、L字ではなく、Hillタイプにしていますか?
・顎当ては、足がテールピースを跨ぐタイプのボックスウッド(柘植)にされていますか?

私なら、まず上記から見ていき、いろいろと試します。

バスバーは、1)低域の長手方向へ振動伝達 2)低弦側で支えられそこを軸に高音側が上下する駒の振動の土台 3)表板全体の補強&楽器にかかる力の適正化 を司るものですので、弱ってきたものが交換により適正化されると考えるべきでしょう。高音、音量にも影響は出ます。ただし、結果的に元気な音になる可能性が高く、その音色の好き・嫌いという話になると、おすすめしてよいかどうか、なんともいえません。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/03/09 08:39  ---123.159.74

聞いた話だけでは、よくわからないですが、必要なのは元来の楽器の個性を活かす、と言うことだと思います。板が薄いもののバスバー交換が本当にそうなるのか?というのは職人のバランス感覚というかセンスが出るところのような気がします。
一番いいのは、似たタイプの楽器を同じ方向性で調整した結果、こうなりましたよ、というサンプルがあることですね。きちんと調整されたものを並べているお店であれば、個性を活かしたサンプルが並んでいると思うので、納得も早いでしょうね。
とりあえず、板が薄いということであれば、立ち上がりの早い弦を使って上手く響かせる、ということで随分変わるような気もします。板の厚い楽器と同じ発想で圧力をかけて鳴らそうとすると余計に鳴らなくなるのではないでしょうか?

ある程度重い病にかかったときの手術ぐらいに悩む内容ですね。しかし、命にかかわらないので、やはりサンプルがあって納得しない限りは、私だったら手を出しません。。。って状況をきちんと理解してませんが。

投稿者:パロパロ     投稿日時:2005/03/09 10:00  ---223.116.9

バスバーは、バイオリンの補強材ですから、バスバーを換えれば音量が増加するという単純なものではないような気がしますが、如何でょうか。バスバーを換えて、その結果、太め/重い弦を張力を高めて張れるようになり、現実にそのような弦を選択すればと音量が増すかもしれないということではないかと思います。

なお、(近くで)鳴っていない楽器の音が、鳴っている楽器の音よりも遠くまで弱まらずに届くということはあり得ませんから、このような迷信には惑わされない方がいいと思います。

音色が気に入っているのであれば、音量などあまり気にしない方がいいのではないかと思います。100万円もする楽器であれば、音量が極端に劣るということはないはずですし、バイオリンの音量差などあると言っても、(名器と言われる楽器と量産楽器を比べても)客観的には多寡が知れているのですから。

投稿者:バス田     投稿日時:2005/03/09 10:48  ---28.165.171

>バロンさん
>あと、バスバー交換ではG線、D線の音質にしか影響がないのですか。
>不満なのは、主にA線とE線なのですが…。

私の説明で、誤解を招く表現があったかもしれません。どうもすみません。
なお、私はプロでも楽器職人でもありませんので、その点も割り引いて
読んでいただければ幸いです。私も尼オケでコンマスをしておりますが、
とある工房で、バスバー交換直前、直後の楽器を弾かせてもらった経験から
上記のようなことを書き込みました。

 これまた私の乏しい経験からの話です。G線のハイポジションが声枯れしたり、
音の輪郭がぼやけたりしていても、A、E線はよく鳴るという楽器は珍しくないと
思います。(私の楽器もそうです)この場合は、バスバー交換によって
音に張りと芯が戻る可能性が高いということを、職人さんから聞きました。

バロンさんの楽器は、ハイアーチぎみの古い楽器とのことで、想像するに
E線の高い音はとても甘く柔らかい、もしくは透き通った音がしているのでは
ないでしょうか。フラットな楽器で、E線が金属的に響く楽器は珍しくも
なんとも無いですが、バロンさんの楽器がそのような甘い高音をお持ちでしたら、
それは新作楽器などでは決して得られない美点だと思いますよ。
なお、弦の鳴り方のバランスや、音の立ち具合、弓の引っかかり具合などは、
アゴ当てのネジの締め方だけでも激変します。試してみてはいかがでしょうか。

投稿者:バス田     投稿日時:2005/03/09 14:51  ---28.165.171

>(近くで)鳴っていない楽器の音が、鳴っている楽器の音よりも遠くまで弱まらずに
>届くということはあり得ませんから、このような迷信には惑わされない方がいいと思います。

 この点は私も完全に同意します。ただ、逆のケースは弦楽器に限らず、よくあることですよね。
これを「近鳴り」とか「遠達性」といった言葉であらわしたのです。念のため。

投稿者:よが     投稿日時:2005/03/10 00:36  ---109.222.93

こんばんは. 素人の意見です.
なお,私はバスバー交換したことはないので想像のみの話です.

お使いの弦は何でしょうか?
弦をゆるめたときと張ったときで表板はどのくらい沈むか確認してみてはいかがでしょうか. それほど沈まないなら表板は弦に対し十分拮抗できていると思いますのでバスバー交換してもあまり効果ないのではないかと思います. 逆にG線をゆるめた状態と張った状態(適宜G線の駒のところを持ち上げて駒がG線の張力で指板方向に傾かないように注意しながら)でE線A線の音程が1音以上変わるようなら表板が弦の張力に負けている(弦が強すぎる)ように思いますのでバスバー交換で良い変化があるかもしれません. 板が結構沈むかもという場合はオイドクサなどの比較的張力の弱い弦のほうが表板の振動を妨げず音量もでる気がします.

顎あてをはずして弾いてみたことはありますか?
なければ一度試してみてはいかがでしょうか. 音が少し明るくなり若干改善される可能性があります. で,その状態の音に近づけるように顎あての脚の部分を調整してもらうのもいいと思います. パーフリングより内側の部分に顎あての脚が触れていると結構高音の響きは抑えられてしまうように思います.

以上わりと簡単に実験できるので,バスバー交換の前に
お試しになってみたら踏ん切りがつくかもしれません.
個人的にはバスバー交換でどの様に変化するのか興味深いのですが...

投稿者:バロン     投稿日時:2005/03/10 00:41  ---181.0.196

みなさん、興味深いコメント、ありがとうございます。

>弦喜さん、
弦はエヴァ・ピラッツィに落ち着いています。
ネックは下がっていません。弦高は上記のAさんに完璧にしてもらいました。
アジャスターはHillタイプです。
顎当てはテールピースをまたぐタイプの黒檀です。ほかのものも試しましたが、今使っているものの方が、全域の音が腰のある力強い感じでした。

>結果的に元気な音になる可能性が高く、
まさに、音質を変えずに「元気な音」にしたい感じです。迷うところです…。

>てつさん、
ありがとうございます。ただ、「お店」ではなく職人さんのやっている工房ですと、サンプルのようなものは望めないですね…。上記三人のいずれの工房でも、いろいろな症例のサンプルを揃えることは、到底無理だと思います。

ただ、サンプルがあっても、それが私の楽器にも当てはまるとは限らないので、あくまでも参考程度ということになるかな、とは思いますが…。

>パロパロさん、
そうですね。確かに、音質が大きく劣るというわけではなく、楽器の個性といえる部分も大きいんですよね。

あと、必ずしも私が求めているのは音量ではないということに気付きました。それについては後述します。

>バス田さん、
私のはバス田さんの楽器とは反対に、AとEの音がよく出ていないと感じます。

>E線の高い音はとても甘く柔らかい、もしくは透き通った音がしているのではないでしょうか。
本当にそういう感じで、甘みがたまらぬ魅力です。

今日また、練習のときに友人の楽器を一時間ほど弾いてみました。皆さんの影響もあり、以前とは感じ方が違いました。

1.私の楽器は、音量が少ないわけではない。求めているのは音量ではなく、オケの中で浮かび上がるような「元気な音」である。
2.オケの中で聞こえにくいのはA線およびE線のみであり、G線およびD線はむしろ友人の楽器よりよく出ている。(ちなみに、楽器は少し大きめです)
3.元気で音量が出る楽器でも、一時間弾いていると飽きる。私は自分の楽器の音質が好きである。

バスバー交換で、音質が変わらず「元気な音」になるといいのですが。まだまだ悩むところです…。

投稿者:弦喜     投稿日時:2005/03/10 08:07  ---6.34.133

E線のみ、楽器店で大きな音が出る、元気がある、と言われるのものに変えてみてはどうでしょうか。いくつかためせば、よいものがあるかもしれません。

バロンさんの演奏レベルがわからないので、正しいかどうかわかりませんが、奏法も音量に大きな影響を与えると思います。
・高音弦にいくほど、駒寄りを弾いているでしょうか。低弦と高弦ではサウンディングポイントはかなり違います。E線では、フォルティシモなどになると、駒のすぐ前を弾いている感じとなると思います。
・弓の毛の傾け方は、状況に応じて変化させていますか?(傾けてスピードで勝負、弓を立ててじっくりと、など)

基本的には今の音色は気に入られているようですので、バスバー交換は他に出来る限りのことをやった後の最後の手段とした方が良さそうですね。

投稿者:てつ     投稿日時:2005/03/10 10:27  ---123.159.74

いわゆる工房なのですね。私は過去に比較的新しい楽器のバスバー交換をした時は、そういうことで納得ずくでお願いをしたのです。

弦に関しては、よくわかりませんが、エヴァ・ピラッチという弦はどちらかと言えば、厚い板の楽器を圧力を掛けて鳴らすのに向いているのではないかと、思っています。オブリガートに比べれば音の立ちあがりは鮮明だとは思いますが。ガット弦に近い感触ですね。。。

インフェルトの青などはどうでしょうかね?これを圧力を掛けずに音を立てて響かせるというのをためすのはいかがでしょうか?意外と効果が高いと思いますが。。。

投稿者:セイジ     投稿日時:2005/03/10 14:20  ---151.3.240

>顎当てはテールピースをまたぐタイプの黒檀です。ほかのものも試しましたが、
>今使っているものの方が、全域の音が腰のある力強い感じでした。

一般論ですが黒檀の顎当ては高音域の伸びやかさを押さえ、多少高音が詰ったような
感じになる傾向があるようです。現在、ご使用中の顎当ての重量は何gありますか?
黒檀のガルネリタイプだと70gもある製品がありますが、そういうものを使用すると
あきらかに音が沈むようです。

投稿者:バロン     投稿日時:2005/03/10 23:40  ---25.252.123

有益な情報、本当にありがとうございます。今日は急展開でした。

まず、顎当てについて相次いでコメントを受けたので、私の昔の楽器についている「軽量化された黒檀製」を取り出してきて変えてみました。すると、明るく強い音質になったのに驚きました。

次によがさんのおっしゃる、表板が沈むかどうか&G線を緩める実験をしてみましたが、前者では明らかに沈んだという感じはなく、後者でも音程は殆ど変わりませんでした。

しかし「張力の弱い弦がいいのでは」というお話に思い当たることがありました。ドミナントのstarkやヴィジョン・チタニウムをA線に張ったとき、音がこもったたためまもなく張り替えた記憶があるのです。そこで、オイドクサA線を購入しました。同時に、弦喜さんのおっしゃるようにE線も元気のいいものをと、ゴールドブロカットの0.27を購入しました。

すると、A線がいままでで最高の音量になったのに驚きでした。ヴィジョンチタニウム・インフェルト青(てつさんが勧めてくださっていますが、私の楽器には合いませんでした…しかし、立ち上がりのいい弦を使うといいというお話は参考になりました)・エヴァのいずれをも上回ります。E線もやや元気のある音になりました(E線の選択は、まだ検討の余地がありそうです)。

さらによがさんのおっしゃるように、顎当ての足をパーフリングの外に出してみると、E線がさらに強く明るい音になりました!

顎当ての重量(帰宅したらセイジさんも書いてくださっていました、ありがとうございました)や位置などは、思いのほか大切のようです。ねじの締め方についてバス田さんが書いてくださっていますが、これも試してみます。

「オケの中で自分の音が聞こえない事態を少なくしたい」ことが解決したかどうかは、週末の練習までわかりません。しかし、これだけ出ていれば十分であるような気がします。

なお、弦喜さんが書いてくださった卓見、弓の位置や角度については、随時工夫しながら弾いています(音量も音質も、9割がたは右腕の技術で決まることは承知しています)が、あらためて心してみました。今日は、工夫に敏感に反応してくれる感じでした。

しばらく、これで様子を見ることにします。いろいろと参考になりました。心から感謝です。ありがとうございました。