弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:専門用語?
投稿者:ヴァイ 投稿日時:2006/05/17 13:12 ---46.127.38
今ヴァイオリンを探しています。お店に行っては詳細を聞いて、
家でインターネットで調べたりしています。ここでしつもんなのですが、インターネットで検索したバイオリンの作者のページに
よく、器械、家、研修会 などとかいてますが、これは、どのようなことをさすのでしょうか?どなたか無知な私に教えてください。
投稿者:CABIN 投稿日時:2006/05/17 14:43 ---114.112.42
海外のWebサイトというかホームページをご覧になる際に自動翻訳をお使いになったのでしょうか?
これらのキーワードは,各種画面に移動するための一種の目次であり,そのマーク・文字をクリックすると該当のページにジャンプすると思いますよ。 つまり....
家とは[Home]のことで,そのホームページのトップページを示している場合が多いです。
器械とは[Instrument]のことで,楽器や販売カタログ等の紹介の事だと思います。
研修会とは[Workshop]のことで,いわゆる研修会ではなく,工房・場所の紹介の事だと思います。
冒頭の海外・翻訳うんぬんについては私が勘違いしている可能性もありますが,どうでしょうか。
Q:弓について
投稿者:バムセ 投稿日時:2006/05/14 23:49 ---06.235.135
今弓を探しています.
JTラミーの弓をある楽器店で見ました.
JTLのバイオリンは大量生産品でそれほどでもないという話を
聞いたことがありますが、弓のほうはどうなのでしょうか?
ちなみにJTLの刻印はなく、フロッグは象牙です.
そしてもう一点、新作のPジェロームの弓はいかがでしょうか?
シルバーとありましたが、いくつかランクがあるのでしょうか?
お値段は60万円台ですが、鳴らせる点では200万円ちかい
弓に劣らないようですが。
コメントをよろしくお願いします.
投稿者:rio 投稿日時:2006/05/15 01:15 ---29.242.228
JTLは大量生産メーカーです
たいしたことはない
と言う評価をする人もいますが
楽器・弓ともに
後に有名となる有能な製作家を擁しており
名工と呼ばれる人が手がけたものは
いいものがるとおもいます
楽器はそれぞれに個性があり
特に大量生産メーカーのように
製作者が特定できない場合は
いいものもあれば
悪いものもある
となりますから
使ってみての判断でしょう
ジェロームさんは知らないのでコメントできませんでした
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/15 01:25 ---151.3.240
JTLは過去に5〜6本試しています。
どれも若干曇ったような地味な音を出す弓でした。
値段は10万円台から100万円台まで
幅がありましたが音色には共通性がある印象を
持っております。
(たまたまそういう弓ばかりが当たったのかもしれません)
投稿者:たこちゅう 投稿日時:2006/05/15 10:30 ---184.141.174
私も、今、弓を探している最中です。(この掲示板でも相談させて頂きましたが)
バムセさんのおっしゃる、Pジェロームというのは、ピエール・ギヨームのことではないですか?スペルが、Guillaume なら、ギヨームです。
私も、先日、楽器店でギヨームの銀、金を試させてもらいました。金は、かなりよく、今持っている弓とは雲泥の差でした。
そこの楽器店では、銀は48万、金は65万(税抜き)でした。
2000万円(!)のオールドの弓も試してみましたが、弓に関して言えば、新作でも同じくらいの性能のものがあるなあ・・・という感想を持ちました。弓は消耗品ですし、折れてしまえば修理はきかないし、オールドはとにかく高いので、新作弓の品質のいいものを買うのがいちばん堅いかな、と思います。
Q:バスバー交換
投稿者:Fagnola 投稿日時:2006/05/06 23:01 ---2.151.193
皆さん、こんにちは。
今、購入検討している楽器を二台借りています。
どちらも美点があり判断が難しいのですが・・・
そのうちの一つはあまり弾かれてなかった楽器なのですが
楽器に詳しい方曰く、「バスバーを交換すればもっと良くなる。」
という事なのですが・・・そんな事怖くて考えられないのです。
インターネットで調べているとイタリア特産の木材を使った
(他店の事で恐縮ですが^^;)バスバー交換なんて事も書かれてあるのですが・・・実際どうなのでしょうか?
必ずしも良い音が出ると言う保証はありませんし・・・
こればかりは、、もう一つの楽器は既にバスバーを交換してあって
調整済みの楽器です。
とても弾きやすいのですがお値段が50000ユーロ位高いのです。
できれば、安いほうを買ってバスバー交換と言う事も考えているのですが・・・皆さんだったらどのような基準で購入されますでしょうか?
つまらない質問かもしれませんが宜しくお願いします。・
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/07 04:20 ---73.231.8
50000Euro(700万以上)も高いとなるとレベルが全然違うのでは?どんな楽器を購入しようとしているのでしょうか? 500000Euro(7000万)以上ですか? ならそれくらいの値段の違いもありうると思いますが、、、びっくり致しました。
投稿者:Fagnola 投稿日時:2006/05/07 06:41 ---2.151.193
Pajeotさま、御返事有り難うございます。
値段は片方は10ユーロでもう一つは15万ユーロです。
制作年月日は1928と1904です。
楽器はヴィオラです。交渉すれば多少は安くなると思うのですが。
ちなみに作者はファニオラとロッカJrです。
どちらも双方に無い、強味を持っています。
ただ、ファニオラは全てオリジナルなので買ってからでないと
調整はできない・・と言うかさせてくれないと思うのです。。。
いかがなものでしょうか・・・
投稿者:Fagnola 投稿日時:2006/05/07 06:43 ---2.151.193
ごめんなさい!
10万ユーロの間違いです。
訂正します!
投稿者:ぼこ 投稿日時:2006/05/09 09:16 ---104.103.129
N響の横山さんが、自分のホームページで、ファニオラのご自分の楽器をバスバーを交換したことが書かれていますね。
http://www.clarte.tv/intoro4.html
でも僕にはそれ以上のことはわかりませんが。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/10 07:43 ---73.239.7
高い買い物になりますね。私はFagnolaとRocca両方とも(ヴァイオリン、ヴィオラともに)良く弾き知っておりますが、Roccaがいつもダントツに良かったです。1928年はFagnolaにとっても黄金期は終わっていて弟子にいろいろ手伝わせていたはずですので、又、両方とも値段は高すぎると思います。ちなみにKantuscherのヴィオラを所有している友達が居るのですが、残念ながらKantuscherのヴィオラはずば抜けてよくFagnolaやRacca他有名なModern Bratcheはかないません。もし音だけで購入したいのなら、新作も試してからもう一度お考えになったらどうでしょうか?
投稿者:yajiuma 投稿日時:2006/05/10 21:29 ---4.93.202
バスバーを交換してそんなに良くなるならとっくにお店が交換しているでしょう。木材の良し悪しも確かに影響はありますが、それよりもバスバーの位置とか張力のほうがもっと重要です。下手につけると悪くなることさえありますのでお気をつけ下さい。
投稿者:YE 投稿日時:2006/05/11 02:18 ---180.88.63
Fagnola氏:
バスバーの交換による効果は、してみないと判らない、ということでしょう。私のヴィオラは、バスバーを交換することにより、結果的に音質も鳴りも格段に良くなりましたが、交換直前の店主の言葉も「たぶん良くなると思うが、こればかりはしてみないと判らない」でした。ちなみに、バスバーの交換自体は珍しいことではありませんが、腕の良い職人に依頼しないと、yajiuma氏のお書きになっているように、悪くなることもあります。音だけならともかく、楽器の健康を損ねることにもなりかねませんので、店の選択には慎重になさるべきでしょう。
話は変わりますが、FagnolaもE.Roccaに代表されるモダンイタリーは本当に高くなりましたね。ぼちぼち頭打ちでは、という話も聞こえてきます。純粋に音の点から見ると、N.LupotやJ.B.Vuillaumeに代表されるオールド〜モダンフランスの方に軍配が上がるケースが多く、現在では、オールドイタリーに匹敵する音を持っているそれらの価格がモダンイタリー以上に急騰しています。ある人が「やっとイタリア以外の国の楽器も正当に評価され始めたかな」と言っていましたが、そうなのかもしれません。それらの楽器をお探しになるのもよいのではないでしょうか?
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/11 06:50 ---73.201.217
楽器店やコレクターがそういうものを変えたくない気持ちはとても分かります。Fagnola のオリジナルですからね。しかし、プレイヤーにとってはやはり音ですから、、、しかし、私がもしそういう楽器を手に入れられるのなら欲しいです、、、しかし値段が、、、
YE様
Vuillaumeは個人的に嫌いです。なぜなら今まで沢山見てきましたが、いい音が耳元ではするのですが、大ホールで通りません。 録音には最高でしょう。
投稿者:Fagnola 投稿日時:2006/05/11 07:34 ---2.151.193
いつの間にかこんなに書き込みが・・・
ご教授いただいて有り難うございます。
J.B.Vuillaumeはヴィオラはあまり良い音のするものは聞いた事がありません。Lupotはヴィオラはほぼ入手不可能だし・・・
FagnolaとE.Roccaは作品によって値段にかなり幅がありますよね?
Fagnolaは安いものと高いもので2倍近い差がありますよ!
Violinですが、
同僚の持っている作品は700万円の価値だそうです。
もちろん本物ですがブスです^^;
もう一人が持っている作品は本当に美しくてうっとりしますが
それは1600万円!!
Roccaは親の七光もありますが音はかなぁ〜り色がありますよ。
Violaに限ってですけれど・・・
後は大きさですね・・・40cmは最低限欲しいところです。
これ以下はマジで売れませんね、、、高い楽器ほどそうです。
今年サザビースに出てた1831のJ.F.PressendaはNotSoldでした。
39.5cmでたったの75000ポンドがリザーヴだったのに
買い手無し・・・(ちなみにこれはオークション後、プライヴェートで買った方が居たそうです。)
話がずれましたが、音に値段を払うのではなくて名前にお金を払うのは
仕方ありませんよね・・・
香炉しかし、お皿しかり、絵もしかり、書もしかり、
茶碗しかり・・100円均一〜何千万の作品まであります。
評価も変わります。どんなものも安くても良いモノはあります。
道具ですからね^^
投稿者:YE 投稿日時:2006/05/12 00:41 ---32.82.240
ちょっとスレタイとずれた話題になりますが…
Fagnola氏:
>J.B.Vuillaumeはヴィオラはあまり良い音のするものは聞いた事がありません。
まず、私の話題はヴィオラではなくヴァイオリンの話でした。失礼致しました。以降、ヴァイオリンの場合についてです。
Pajeot氏:
>なぜなら今まで沢山見てきましたが、いい音が耳元ではするのですが、大ホールで通りません。 録音には最高でしょう。
確かにPajeot氏のおっしゃるように、音の通らないJBVは沢山ありますが、その殆どはJBVのオリジナルモデルで、デルジェスやストラドのレプリカの場合は、音質も音量も素晴らしい物を多く見受けます。先日、JBVのストラドのレプリカと状態の良いFagnolaを弾き比べましたが、音質・音量共にJBVはFagnolaとは比較にならない程素晴らしく、店主の「1億出してもこの音は買えない」との言葉を実感しました。また、サラ・チャンやヒラリー・ハーンもデルジェスのレプリカを使っていますが、腕もさることながら、それらの楽器は素晴らしい浸透力の音を奏でますし、コーガンは自分のJBVをデルジェスと思い込んでいました。ストラドと思われていたものの多くがJBVのレプリカであったことも考えると、JBVの良い物は大ホールでも十分の音量と音質を持っているといえるのではないでしょうか。
投稿者:sd 投稿日時:2006/05/14 08:27 ---160.190.129
モダンイタリーのなかでもfagnolaの急騰ぶりは異常ですね。
一体どういう理由なのでしょうか?
投稿者:kuso 投稿日時:2006/05/14 18:35 ---2.10.57
>モダンイタリーのなかでもfagnolaの急騰ぶりは異常ですね。
>一体どういう理由なのでしょうか?
欲しがる人が多いから。
需要が高ければそれだけ値上がりするのは弦楽器では当たり前のこと。
投稿者:sd 投稿日時:2006/05/14 19:48 ---160.190.129
そんなこと弦楽器に限らずあたりまえなこと。
なぜこんなにも急に他のmakerを差し置いて需要が高まったのかを知りたいのです。
投稿者:かめ 投稿日時:2006/05/14 22:08 ---196.104.66
日本においては、その昔、某放送所属の交響楽団のメンバーが
こぞって買いに走ったという歴史がありますね。
その当時はプロの使用に耐えうる楽器の中ではお値打ちだった
んでしょう。
で、多くのプロに使われるんだったら・・・って事で人気が出て
特に高騰しているんじゃないですか?
投稿者:sd 投稿日時:2006/05/14 22:52 ---160.190.129
なるほど。ありがとうございます。
でもオークションの落札レコードみると国際的にも急騰してますよね。
Q:楽器の関税について
投稿者:ミィ猫 投稿日時:2006/05/14 09:37 ---41.130.73
先日、初めて海外のオークションでバイオリンを購入したのですが、その際に楽器にかかる関税とはどの様に徴収されるものなんでしょうか?
輸送手段はUPSで、楽器は1876年のイタリア製なのでモダンとオールドの境目ぐらいのものだと思います。
付随する弓と木製ケースの方は、明確ではありませんが1900年代初頭に作られたものだそうです。
骨董品なら無税だと思っていたのですが、何かそれを証明するものが必要なのでしょうか?
当局者の話では、その楽器を取り扱ったHill商会という会社が発行した証明書兼用のレシートが添付されるとの事ですが、古い日付なので当然私に宛てられたものではありません。
その他にも、オークションが発行した印刷カタログなどを取り寄せておいた方が良いのでしょうか?
この辺の事情に詳しい方、ぜひアドバイスお願いします。
投稿者:kuso 投稿日時:2006/05/14 09:51 ---2.10.57
税関に聞いたほうが早い。
投稿者:kuso 投稿日時:2006/05/14 09:52 ---2.10.57
http://www.customs.go.jp/
ここ。
投稿者:IHS 投稿日時:2006/05/14 10:19 ---11.62.129
こんにちは,関税にはくわしくありませんが,私の経験では...,
UPSの日本代理店はクロネコヤマトなので,通常は通関手続きはすべて彼らがやって配送先まで届けてくれます.通関費用は配送時にクロネコヤマトに払うことになります.
楽器の場合,ブラジリアンローズウッドや象牙,鼈甲,蛇皮などの禁輸品が使われているものがああるので,「どのような材料で作られているか?」という問い合わせが通関事務所からある場合がありますが,バイオリンであれば問題はないはずです.
関税は品目の書き方によって変わってくるようです.たとえばsampleと書いてあれば無税のこともあります.
輸送時に保険が掛けてあれば,その保険金額をベースに課税されているように思います.
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/14 10:33 ---6.34.225
私見です。(海外の著名オークションでは購入したことがないので、あくまでも一意見です。)
弦楽器では関税はないと思いますが、消費税はきっちりとかかります。
日本での購入と同様に、購入金額の5%です。
経験的には、中古の場合は、購入金額から若干減じた金額をベースに5%を掛けて、消費税を決めているように思います。
実際の購入金額を証明する某かの書類をつけて発送することが必要で、その金額をベースに空港等での税関で徴収されます。UPSなどの民間運送会社では、たぶん立て替え払いが行われ、後日請求がくると思います。(郵便局からの発送の場合は、受け取り時に立て替え払い分を支払います。)
*上記書類がない場合は、送り状に記載の金額、あるいは発送時の保険のカバー金額がベースになることもあります。
ケースだけ独立に入手した場合、かばんの類いとして関税を付加されたことがありましたが、楽器とともに送られたきたときに関税がついたことは私の場合はありません。
自分が現地に行って、持って帰る、あるいは別送品で発送するケースについてはよくわかりません。
投稿者:SP2 投稿日時:2006/05/14 11:02 ---170.235.76
UPSの場合立て替え払いではありません。成田到着時に電話が来て、カ−ドで決済可能なのでカ−ド番号を聞かれます。決済後に配送になります。関税は無税ではありません、高額な楽器はインボイスの金額で課税対象になります。それから、消費税は5パ−セントではありません、4パ−セントです。それとは別に地方消費税が25パ−セント掛かります。以上、何か参考になれば幸いです。
投稿者:SP2 投稿日時:2006/05/14 12:42 ---170.235.76
失礼しました、立て替え払いの場合もあるようです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/14 13:12 ---6.34.225
>SP2さん
>消費税は5パ−セントではありません、4パ−セントです。それとは別に地方消費>税が25パ−セント掛かります。
厳密には5%ではありませんが、
消費税4% + 左記の消費税10円以下端数切り捨てx25%(地方消費税)=
4% + 約1% = 約5%
ということで、近似的に消費税5%と書かせていただきました。
現在一般に言われる消費税5%も、国税である消費税4%、地方税である地方消費税1%を加算して、総称として消費税5%と呼んでいますので、それと同意です。
正しくは、消費税等5%と言うようですが...
(5%きっちりとは、最大25円ほど差がでる場合がありますが、為替換算等の要素の方が大きいので誤差の範囲でしょう。)
関税については、金額によってはかかるというのは初耳でしたので興味があります(常識として知っておきたい)。どのような細目として課税され、課税が始まる下限金額と、金額に対する税率はどのようなものなのでしょうか。(どこかのWeb等に掲載されているのでしたら、それを教えていただければ閲覧いたします。)
例えば「10万ポンドの楽器の場合、関税がいくらで消費税がいくらであった。」などという、実例をあげていただいてもかまいません。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/14 17:20 ---6.34.225
↑ 式の記載に誤りがありましたので訂正します。
誤:消費税4% + 左記の消費税10円以下端数切り捨てx25%(地方消費税)=
正:消費税4% + 左記の消費税100円未満端数切り捨てx25%(地方消費税)=
投稿者:こんちゃん 投稿日時:2006/05/14 17:37 ---186.18.14
2004年から変わっていなければ弦楽器の場合関税はかからないはずです。
http://www.jetro.go.jp/basic_trade/private/info/info-2.html
投稿者:mino 投稿日時:2006/05/14 18:32 ---33.76.10
最近海外のショップで楽器を購入したところ、税関の人から購入金額の半額に対して5%の消費税を掛けるという電話がありました。
投稿者:ミィ猫 投稿日時:2006/05/14 19:00 ---41.130.73
皆様、さっそくのレスありがとうございました。
たいへん参考になりました。基本的に弦楽器などは無税のようですね。
楽器自体のお値段は、アイ・ラブ通販生活の主婦のへそくりで買えるぐらいの代物なので決して高額ではありません。
ただ税金に関しては、オークション終了時に開催国分を精算したので、私の頭の中には全くありませんでした。
そうでした。この国にも消費税なるものが存在していた事をすっかり忘れていました。大泣。
円高をうまく利用したつもりだったのですが、最後に大どんでん返しが起きてしまいました。
このうえは、BAMのケースを買うために残しておいたお金で払うしかありません。
バイオリンを入れた年代物の木製ケースが、持ち運びに耐え得る見た目と重さである事を祈るばかりです。
私の人生最大のカタログ・ショッピングで手にしたバイオリンは、ただ今フィリピンのパンパンガを飛び立った模様。
無事、到着しましたら改めて結果報告などさせて頂きます。
皆様、本当にお世話になりました。
Q:今気になってるヴァイオリン
投稿者:まりも 投稿日時:2006/05/11 22:55 ---139.178.2
こんにちは。今、私が気になっているヴァイオリンについて、どなたかご存知の方、教えてくださいませ。
Mathijs A Heyligers Cremona
Heyligers S 1993
と、中にかいてあり、MAHというマークと四角いスタンプ(中に花のマーク)がついています。
今使っている量産楽器にくらべ全体的にやや小さいのはなぜでしょうか?音もお上品で密度の濃いきれいな音で、でも、小さいのが関係あるのか音量も控えめな感じです。
よろしくお願いいたします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/11 23:12 ---6.35.66
http://www.heyligerscremona.com/
その中のGalleryを見ると、工房製と本人作があることがわかりますが、上記楽器がどちらであるかは分かりません。(数十万円なら、工房製ではないでしょうか。)
量産楽器の方が大きい可能性もありますので、サイズについてはもっと多くの楽器を触って比較されることをおすすめします。
投稿者:まりも 投稿日時:2006/05/12 00:13 ---139.178.2
弦喜さん、早速ありがとうございました。約150万ですので、本人作でしょうか?だとしたら、この方は、どのような方なのかご存知でしょうか?実は、いろいろ調べてもなかなか日本語の説明がみつかりませんで・・・
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/13 11:11 ---6.34.116
興味があることであれば、ご自分、あるいは英語がわかる知人に相談して、訳されることをおすすめします。(本人のホームページなので、そこの情報をまず知るべきです。) そこに本物があるのに、なぜそこを見ずに別のものを探しにいくのでしょう。
簡易的に訳す方法は、検索エンジンの
www.google.co.jp
に、キーワードとして
Mathijs A Heyligers
を入れ、ヒットした上記ホームページを、
googleの検索リストの右の”このページを訳す”をクリックして見る事です。
きれいな日本語ではありませんが、なんとなく内容はわかると思います。
Q:ブラームスの「コンテンプレーション」の楽譜
投稿者:ノル 投稿日時:2006/05/09 22:33 ---109.81.122
ブラームス作曲(ハイフェッツ編曲)の「コンテンプレーション」というヴァイオリン曲(ピアノ伴奏付き)の楽譜を探しているのですが、なかなか見つかりません。
どなたかご存知の方がいらしたら、出版社と楽譜の名称を教えて下さい。よろしくお願いします。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/05/11 10:20 ---238.16.8
>ノルさま
私はヴァイオリン小曲集の類、よく知らないのですが、
最近、ニコラ・ベネデッティのCDにこれの管弦楽伴奏板がはいっていましたね。
みつけましたよ……
アトリエ・デ・くっきぃず(http://www.musicking.co.jp/)
という輸入楽譜店のサイトで
曲名「Contemplation」で検索してみてください。
下記でよろしいですよね。
作曲者 BRAHMS (HEIFETZ)
作品名 CONTEMPLATION-VIOLIN SOLO
タイプ:編成 弦楽器:VIOLIN
出版社 CarlFischer : B2432
備考
価格 1320
投稿者:ノル 投稿日時:2006/05/11 12:28 ---109.81.149
ぶらっちぇ様。お返事をいただきまして、まことにありがとうございます。ずっと探していたのですが、全然見つからなくて諦めかけていたところ、このような朗報をいただき、大変感謝&感激しております。ご紹介いただいたサイトで早速注文いたしました。
自分は、吉田恭子さんの「シー・シェル」というアルバムでこの曲を知りました。あと、ぶらっちぇ様が紹介されているニコラ・ベネデッティのCDも最近入手して聴いております。とても素敵な曲なのですが、今ひとつ知名度が高くないようです。ハイフェッツの編曲なのですが、ハイフェッツ自身の録音は無いようです。
自分は、吉田恭子さんのピアノ伴奏による演奏が特に気に入ってます。友人にCDを聞かせると、たいてい「いい曲だけど、なんて曲?」と云われます。
楽譜が届くのが楽しみです。ほんとうにどうもありがとうございました。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/05/11 21:46 ---8.60.92
ちょっと印象派っぽい雰囲気もある管弦楽伴奏で聴いたせいかも知れませんが、フランス近代の作曲家の作品といわれても欺されそうです。ブラームスにしてはあか抜けすぎている、なんて言ったらお叱りを受けるでしょうか。原曲は歌曲なのでしょうか。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/05/12 01:12 ---109.80.92
ぶらっちぇ様。たしかに、このコンテンプレーションは、ブラームスっぽくない曲だと思います。ハイフェッツが編曲しているので、原曲はヴァイオリン曲ではないのだと思います。ただ、何度も聴いていると、ブラームスのヴァイオリンソナタのゆったりした第2楽章に共通する雰囲気が感じられ、やっぱりブラームスの曲だ、と思わされます。ピアノ伴奏だと特にそう感じます。
さて、ぶらっちぇ様にご紹介いただいたサイトで注文したところ、現在「絶版・在庫無し」との回答がありました。引き続き、曲集等他の楽譜に収録されていないかどうかを調べてもらってますが、見つかる可能性はかなり低そうです・・・。
いずれにしましても、ぶらっちぇ様のおかげで、楽譜名が特定できましたので、掘り出しものが見つかるかも知れないと期待しながら、今後も気長に探し続けようと思います。ではでは。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/05/12 14:56 ---238.16.8
なんだ……、そうですか。
カマクラムジカという輸入楽譜店が、絶版ものもみつけてくれそうなノリです。
http://www.kamakura-musica.com/
あと、Heifetz Collectionという楽譜集があるようなので、
そのどれかにはいっている可能性はありますよね。
どなたかご存じだといいのですが。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/05/12 21:16 ---109.80.138
ぶらっちぇ様。再度のお返事ありがとうございます。ご紹介いただいたカマクラムジカさんに、早速、注文というか相談のメールを送ってみました。いい返事が来ると良いのですが・・・。
入手できないとますます欲しくなってきますね。ではでは。
Q:ブリッジパーチメント(E線が食い込むことを避ける為の皮はり)
投稿者:いち 投稿日時:2006/04/27 11:36 ---228.229.76
よろしくおねがいします。
バイオリンですが、E線が食い込むことを避けるための
透明な筒は使わずに、自分で駒に皮を貼りたいと思っています。
過去ログを見ると”動物の皮(牛・羊等)”を貼るようですが、
何か注意点などあるのでしょうか?
たとえば、、、
・ 厚さはどれくらい?
・ 貼るのにはボンドを使用?
・ ただ貼るだけじゃなく、何か後処理は必要?
・ みなさんはどうされているのでしょうか?お店で調整?
これだけのためにお店に調整に出すのもたいへんなので、なんとか自分でできないかと考えています。
情報おねがいします。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/04/27 19:33 ---151.3.240
駒に弦が食い込んで溝が深くなると発音が鈍るので
定期的に調整しています。E線だけの問題では
ありませんので、駒の調整はプロに任せています。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/04/28 19:34 ---25.150.62
ちょっとした調整なら自分でやりたい、ワタクシはそういう性格です。ブリッジ・パーチメントくらい自分で貼りたい。
皮は三味線の皮、バンジョーの皮、太鼓の皮などを使います。
> ・ 厚さはどれくらい?
かなり薄いです。1mmないです。厚い場合は削ります。その際、往々にして指の皮も削ってしまいます。要注意です。
> ・ 貼るのにはボンドを使用?
瞬間接着剤。瞬間接着剤はE線の皮貼りだけじゃなく、他の弦の溝が深くなったときにも有効。
> ・ ただ貼るだけじゃなく、何か後処理は必要?
とくになにもしてません。
ブリッジの専門家のなかにはガットを膠で貼る、という人も居ますが、少数派でしょうね。
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/04/29 03:37 ---4.38.32
もし、E線の駒高を若干低く感じて皮貼りの必要性が、
という話でしたら趣旨がそれてしまい恐縮ですが
駒の溝仕上げで木の繊維を切らずに刃のないエッジで
圧して木の繊維を曲げて溝を作りますと以後さほど
弦は食い込まないと感じますが如何でしょう?
投稿者:いち 投稿日時:2006/05/02 17:36 ---107.42.230
みなさん回答ありがとうございます。
いろいろなご意見、とても参考になります。
ところで、スチールラヴァーさんの回答で、
> 三味線の皮、バンジョーの皮、太鼓の皮などを使います。
とありますが、どちらでこのような皮を購入できるのでしょうか?Webではうまく検索できませんでした。
購入されたことのある方がおられましたら教えていただけませんでしょうか?
よろしくおねがいいたします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/02 19:02 ---6.35.62
私は弦楽器工房から少しわけてもらって使っていますが、どこで買えるか聞いたときには「東急ハンズなどで売っているよ」と言っていました。
特別な皮ではなく、確か牛皮紙だったと思います(何の皮だったか記憶は曖昧)。厚みは”紙”というだけあって、官製はがきよりも少し薄い感じです。色は白で、透明ではありませんが光はある程度通る、といった感じのものです。
それを適当な大きさに切って、瞬間接着剤でつけます。
まず片側に接着し、しっかりと角度をつけて折った後上面に接着し、再度しっかり折って最後の面に接着します。折り方が甘いと浮いた感じになります。
できるなら、駒をいったんはずして何かの堅い平面に押しつけながら角をきめていく方が、変に浮くことなくきっちりと接着できます。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/05/02 19:42 ---25.150.62
> 三味線の皮、バンジョーの皮、太鼓の皮などを使います。
うちにはそういったもんがあるんで。皮細工の材料をうってるとこだと使えそうなもんがあると思います。
それと張る前にちょっと湿らすと、乾いたときにピタッと決まります。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/03 07:07 ---73.208.77
>ブリッジの専門家のなかにはガットを膠で貼る、という人も居ますが、少数派でしょうね。
素晴らしいです。どなたがなさっているのでしょうか?
皮を駒の上部の厚さに切って(1.3mmぐらいですか)張れば、もっと良い効果があります(2回も折らずにすみますし、弦長も他の弦と全く一緒になります)。とても難しいですが、、、(何しろ小さいものを張るので) 指と一緒に接着しない様気をつけてください。私は何回もやってしまいました。そうすると仕上がりが汚くなってしまいますので、、、 また、弦が食い込みやすい場所(A線、E線の駒のミゾですね)に瞬間接着剤をごく少量塗り(塗りすぎ禁物)十二分に乾かしてから(そうして固い膜を作るのです)弦を張ると、食い込みにくくなります。これは我流ですが、、、責任は取れません。すみません。では
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/05/03 11:59 ---25.150.62
え〜と、Tim…苗字は忘れた。思い出したら書きます。
>これは我流ですが、、、
えぁ、一般的なことだとばかり思ってた。ワタクシもそうしております(GもDも)。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/03 12:37 ---151.3.240
>一般的なことだとばかり思ってた。ワタクシもそうしております。
弦楽器工房で溝を埋め直してもらう場合、小さな木を接着して溝を切りなおすと聞いておりますが、瞬間接着剤でも問題ないのでしょうか?
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/04 04:43 ---73.227.32
>えぁ、一般的なことだとばかり思ってた。ワタクシもそうしております(GもDも)。
瞬間接着剤を溝に使うと、音が鈍るように思います。 理由は分かりません。
>弦楽器工房で溝を埋め直してもらう場合、小さな木を接着して溝を切りなおすと聞いておりますが、瞬間接着剤でも問題ないのでしょうか?
それだけはしたくありません。音が劇的に鈍ってしまいます。そういう必要がある場合は駒を変えてもらうか、指板を削って低くしてから駒を削ってもらいます。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/04 18:10 ---151.3.240
信頼できる行きつけの工房で溝を埋めなおしてもらった場合、音質がブリリアントになることはあっても、劇的に音が鈍ることはありません。調整する前は、溝が深くなりすぎて鈍い音になっていますが。
駒の溝は2ヶ月ぐらいで深くなるので、その都度駒を交換する
ことは普通はしないでしょう。指板削りもその調子でやっていたら
あっという間に指板交換になるでしょうね。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/05 04:42 ---73.204.163
セイジ様
2ヶ月で深くなるという駒はどういうものでしょうか? 私の駒はそういうことはありませんが。もちろん1年も経つと深くなりますが、指板も削らなくてはいけない状態になりますので駒ももちろん削り直しです。 駒はAubert DeLuxe(とても目が詰まった木材です)の40ー50年ぐらい経ったものです。20枚ほどあるので一生大丈夫でしょう。
小さな木を接着してミゾを切りなおすというのは、あくまでも応急処置であり、何回か経験がありますが、音質がブリリアントになるということは決してなかったですが、、、
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/05/05 09:04 ---25.150.62
素人のワタクシには2ヶ月で溝直しはおろか、一年で駒交換、指板削りってのもおどろき!駒一枚一生使う気でいます。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/05 18:15 ---151.3.240
Pajeot様
>2ヶ月で深くなるという駒はどういうものでしょうか?
私のモラッシに装着している駒はAubert DeLuxeです。
2ヶ月もすればA線は弦の直径の半分程が駒に食い込んできます。
そうなるとそろそろ溝の深さが限界なので駒を調整に出します。
調整後は明らかに発音が改善され、元のブリリアントな音が戻ります。
1年も駒を放置することは、私の場合、考えられません。
ちなみに駒の製作や調整は素人の手におえるものではないので
ストックを自分で持つという発想も私にはありません。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/06 00:19 ---6.238.97
スチールラヴァー様
1年で交換することはありません。こまの調整だけです。指板削りだけでこまは交換しなくてもよいので、、、駒を交換するときは、新しい指板にしたときだけです。
セイジ様
A線の溝に接着剤を垂らすのはそのためです。すると2ヶ月では食い込まないでしょう。2ヵ月ごと
>弦楽器工房で溝を埋め直してもらう場合、小さな木を接着して溝を切りなおすと聞いておりますが
をしてもらっているのでしょうか?
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/06 01:43 ---151.3.240
2ヶ月に一度の調整は弦4本分の溝全部ではなく、食い込みが早いA線の溝のみとなります。明らかに発音が鈍くなってくるので気になりますので。
G線やD線は溝に弦がめりこむのが緩慢なので、調整を必要とするタイミングはもっと長めになります。接着剤のようなものを駒に垂らすことはしたことがありません。駒は重要部品なので専門家に見てもらっております。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/06 07:43 ---73.222.32
>小さな木を接着して溝を切りなおすと聞いておりますが
私見ですがこれが良くないと思います。これでは音がストレートに楽器に伝わらないのでは? と思いますが。
投稿者:hill 投稿日時:2006/05/06 17:56 ---228.29.65
私もスチールラヴァーさんのように楽器いじりに手を出してしまう性格なのですが
駒のE線部分については自分で黒檀を埋め込んだことがあります。
いらなくなったテールピースから削りだして(一緒にギターのブリッジも作りました)
三角の杭を打ち込んだような感じに仕上げました。
ギター製作などに使うタイトボンドを使いましたが強度は問題ないようです。
音に関しては何もいえませんが、作る過程が楽しかったです。
音を第一に考えるなら専門家に任せるべきですが、楽器の楽しみは弾く事だけではないというのも事実です。
投稿者:ジジ 投稿日時:2006/05/06 23:29 ---13.3.249
すいません、あまりに私の今困っている状況に似ているので、スレッドの趣旨とは少しずれますが、質問させてください。
セイジ様
>2ヶ月に一度の調整は弦4本分の溝全部ではなく、食い込みが早いA線の溝のみとなります。明らかに発音が鈍くなってくるので気になりますので。
とありますが、そのような状態で弾き続けていると、音がより悪くなるものでしょうか?
私の楽器は、A線とD線がよく鳴り響いていたのですが、2ヶ月ほど前からA線の音が硬くやや詰まったようになり、響きや余韻がなくなり始め、それが段々ひどくなってきています。
複数の職人さんにいろいろと調整していただいたり、弦の種類やテンションを替えたりしているのですが、原因がわからず、先生や職人さんも「変だねえ」というような状況です。
駒は新しく、見た感じでは弦が食いこんでいるようには見えませんし、職人さんたちはまだこの程度なら大丈夫だと思いますとのことですが、この2ヶ月ほど、弾けば弾くほどA線だけが音が悪くなってきます(他の弦は逆によく鳴るようになってきています)。
もしかすると、弦の食い込みに普通より敏感(?)なヴァイオリンというのがあるのでしょうか?
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/07 02:45 ---151.3.240
>ジジさま
A線はDやGに比べると細いので、駒に食い込みやすい傾向があります。
駒の溝が弦の直径の半分以上の深さになっている場合は、明らかに発音が鈍くなります。その状態で弾いても音は出ますが、こもったような
すっきりとしない音質になっていきます。
で、専門店の職人に溝の調整を依頼すると、一端深くなりすぎた
溝を木で埋めて、適切な深さ(弦が半分以上駒の上に出る状態)に
戻してくれます。その結果、驚くほど音質が改善されて晴れやかで
元気な音が鳴り出します。
以上は、私が毎度経験している事実を述べたまでです。机上の空論ではありません。駒調整で実際に音がよくなるのですから何の問題もないでしょう。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/07 04:26 ---73.231.8
>私が毎度経験している事実を述べたまでです。机上の空論ではありません。
私も机上の空論をしているわけではありません。実際に一応1流オケバックで弾いたり、リサイタルで経験したことを基にして書いております。楽器の調整も世界一流に頼んでいるつもりです。
>駒調整で実際に音がよくなるのですから何の問題もないでしょう。
そのとおりです。個人が満足すればそれでよいことなのですから。ただ、私の経験したことを皆様に共用していただけたらと思い、書いておりました。
投稿者:Pajeot 投稿日時:2006/05/07 04:39 ---73.231.8
ジジ様
貴方の楽器は新作でしょうか?特に作られて間もない(10年ぐらい?)ものは、表裏板その他、常に形状が変わってくるので調整(特に魂柱)が頻繁に必要になります。私の経験では本当に良い楽器の場合作られてから10年ほど経ったら楽器の調子がどん底に落ちて(言い過ぎかもしれません)それから新作にはない音が出てき始めながら、素晴らしい音になっていくように思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/07 11:24 ---6.34.136
セイジさんは、駒調整に関して特殊技能をお持ちの工房とお付き合いがある、と解釈すべきと思います。調整技術も日進月歩ですから、削るだけではなく付け加える技法があっても不思議ではありませんが、まだ一般的ではなく、ほとんどのお店ではそのような調整は行わない(できない)というのが、客観的な現状かと思います。
イメージできないのが、
駒に木片を付加するとき、駒から多いめに掻き取りを行いそこにはめ込むのか、それとも上の方にかかれている皮やガットの代わりに薄い木の板が使われるのか、です。
また,木片の材質は何なのかのです。
黒檀を、V字に埋め込んだり、薄い面の中央にサンドイッチのように埋め込んだりするのは、見た事がありますが、それ以外に後から木を付加する方法とその仕上がり状態が想像できないのです。
純粋に興味から、もう少し詳細を知りたいですね。
投稿者:ジジ 投稿日時:2006/05/08 21:38 ---13.4.230
セイジ様、Pajeot様
コメントをありがとうございます。
一応新作の楽器です。また、弦の溝のためもあったのですが、
どうもそれよりも弾き込みに問題があったのではないかというご指摘をいただきまして、いくつかの条件を考え合わせますと、
そちらの方が正解のように思われました。
改善するためにはもう少し時間がかかりそうですが、
とりあえず原因では? と思われることが判明しましたので、
ほっとしています。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/10 17:56 ---151.3.240
>弦喜さま
>駒に木片を付加するとき、駒から多いめに掻き取りを行いそこにはめ込むのか・・
調整済みの駒の状態をルーぺで観察したところ、弦の直径相当の幅の
溝に半月形の小さな木片が象嵌されています。木片の材質は色から判断すると黒檀ではなく、駒と同じ素材のようです。弦が食い込んで深くなった分だけ、新たな木片を埋めなおしてあります。肉眼での観察では、手当てをした痕跡が判別できないくらいの巧妙な仕事ぶりです。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/05/10 19:55 ---25.150.62
>弦の直径相当の幅
0.26ミリ?!
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/10 22:08 ---6.35.241
>>セイジさん
説明ありがとうございます。
イメージできました。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/05/10 22:58 ---151.3.240
>スチールラヴァーさま
E線は通常の革貼りです。
話題にしているのはA,D,Gの溝調整のことですので、
お間違えなきよう。
Q:肩当てについて教えてください!!
投稿者:rierin 投稿日時:2006/05/08 23:46 ---188.111.100
最近バイオリンを始めました。
現在WOLFの肩当てを使用しておりますが、
高さを一番低くしても高いみたいであいません・・・。
何かおすすめありますか?
PLAYONAIRはどうでしょうか?
教えてください。
投稿者:とおりすがり 投稿日時:2006/05/09 01:05 ---228.212.244
Wolfなら足の所を逆にすればかなり低くなりませんか?
それより低いとなると使った事有るのではKunかBonMusica
あたりになります。
投稿者:rierin 投稿日時:2006/05/09 06:44 ---188.111.100
ありがとうございます!!
やはりKUNを買ってみようと思います。
投稿者:QB 投稿日時:2006/05/09 09:33 ---9.46.177
顎当ても検討の対象に加えたほうがいいかもしれませんね。。
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2006/05/09 14:08 ---223.144.130
PlayOnAirは非常に使いやすい肩当てのひとつです。高さも自分の好みに合わせて調整できます。ただ、肩当てをしたときの音が気に入るかどうかの問題はあります。楽器によってはKUNタイプのものがあう場合と、PlayOnAitのようなタイプがあうものとがあります。実際につけてみる事をお薦めします。
私はShoulderPetを使っています。使い方にもよりますが、肩当てによる音質の変化は少ないと思います。大きさも3種類あります。低いのが好みの型は子供用のもので良いかとも思います。
ただ、初心者の方ですと肩当ての問題よりも、構え方の問題が大きい可能性があります。
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/05/10 03:38 ---4.41.119
ブリッジタイプ肩当のお話:
私は肩当ての肩側だけを低くするのが好みです。
工夫としては肩側の脚螺子を抜いて
金属製の平ヤスリで螺子の先端を処理して少し短くしてから
ギリギリ奥まで差し込んで使っています。
肩当てのタイプによって出来る場合、出来ない場合が
あるかも知れませんが可能な場合、お勧めの方法です。
Q:音色の違いって?
投稿者:AYA 投稿日時:2006/05/06 23:15 ---14.55.146
バイオリンの事、あまりわからないので教えてください。
ガルネリ(?)とストラリバリの基本的な音色の違いは、何でしょうか?
投稿者:goett 投稿日時:2006/05/07 12:01 ---13.118.37
ストラディヴァリ=松田聖子
ガルネリ=山口百恵
…とされた方がいらっしゃいました。なんとなくわかる気がいたします。
しかし、上記ふたりをご存じなければ、意味がないですね。
投稿者:ヘンデル 投稿日時:2006/05/07 12:19 ---110.187.62
goett様、ちょっと難しくて私には意味が分かりません。二人の比較は・・・声?歌?外見?性格?それとも全てを網羅した比較でしょうか。
投稿者:いろいろだと思います 投稿日時:2006/05/07 13:21 ---13.3.163
わかりやすいところで、某メーカーは、
ストラディヴァリの絢爛、グァルネリの重厚と
うたっているようです。
とはいえ、同じ人が作ったバイオリンでも、ボディの形や大きさ、作り、習熟度などで、当然ながら一本一本音は違います。また、弾き手が変わればこれまた当然ながら音が変わります。
大枠でなんとなく、こういう傾向があるかな、ということだと思います。ただ、ストラディヴァリの方はいろいろとタイプの
違うものも作っているので、いちがいには言えないようです。
バイオリンの銘器についてはいろいろと写真付きの
本も出ていますので、そちらをご覧になるとわかりやすいかと
思います。
また、ストラディヴァリを使っている弾き手さん数人とグァルネリを使っている弾き手さん数人ののコンサートやCDで比べて傾向を自分なりにつかむというのもあると思います。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/05/07 20:46 ---110.89.88
ストラッドの名器弾き比べみたいなCDはときどきリリースされますが、
ストラッドとグァルネリの弾き比べってあったっけ、
と思って検索してみたら、徳永二男氏がアマティ、ストラッド、グァルネリを
弾きわけた、というCDがフォンテックから出ていましたよ。
http://www.fontec.co.jp/cgi-bin/cdd3.cgi
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/05/07 21:52 ---110.89.88
思い出しました。
ルッジェーロ・リッチ「クレモナの遺産」
ベートーヴェンの協奏曲のカデンツァを
18楽器で弾きわけたというマニアックなCDがあります。
レーベルはDymanic。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/05/07 21:53 ---110.89.88
もとい。
Dynamicです。
投稿者:パロパロ 投稿日時:2006/05/07 22:22 ---106.46.92
ストラディバリウスとガルネリウスを弾き分けている名手もいますから、当然違いはあるのでしょうが、音色の違いは、制作者の違いというよりはバイオリンの個体の違いによるのではないかと思います。蛇足ながら、音色に最も影響を与えるのは、演奏者自身ですが。
音色でバイオリンを鑑定する人はいない(できない)ということを考えれば、制作者の名前を挙げて音色の違いを論じることは不可能(無意味)だということでしょう。
さらに付け加えれば、楽器は材料や形、大きさが似通っていれば、音は似たものになります。ストラディバリとガルネリで音色が違うというよりは、同じという方が正解に近いかもしれませんね。
投稿者:AYA 投稿日時:2006/05/07 22:37 ---8.205.115
goettさん、ヘンデルさん、ぶらっちぇさん、バロバロさん、ありがとうございました。なんとなく雰囲気がつかめました。紹介していただいたCD,本などで勉強してみます。
投稿者:根岸 投稿日時:2006/05/09 15:15 ---13.83.69
同じ材で試すと良く判りますがバイオリンは型で音もキャラもかなり変わると思います。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/09 23:04 ---6.35.8
実際に、本物の双方、できればそれらの黄金期のものを、弾いた事のある方の、発言を待ちたいですね。(私は、音の事は実体験として語れない...)
ストラディヴァリと、デルジェス、がそれぞれ求めた音の方向は、それぞれの楽器の黄金期の作品の特徴、その製作者のモデルの変遷から想像はつきますし、それは明らかに違う方向性を持っています。
ヴァイオリンについての書物には、その二人については多くのことが記載されていますので、いろいろ読んでみてはいかがでしょう。
ストラディヴァリの黄金期の楽器を今現在の見方として王道・優等生・理想型、とすれば、デルジェスの楽器はそれに比べ隆起が比較的フラットで、かつf字孔が縦長で大きいのが特徴である独創的なものであり、結果的には音色はシンプルな方向に振れるものの音量が増し、かつ低域が出やすくなります。またデルジェスの多くの楽器は、同じ丸太からとった表板でできており、その表板の響きがずば抜けているのかもしれません。
経年変化による音の輝き・深みが、双方に加わっており、その成熟度と目指した音の方向性において、後世の名人たちの作品、当時の他の製作者の作品とは一線を画すものとなっているのでしょう。
死ぬまでに、本物を弾いてみたい!
投稿者:ほげげ 投稿日時:2006/05/10 03:34 ---4.41.119
バイオリンの胴体を人の顔に例えると
ストラディバリウス、ガルネリ、ガダニーニ、マジーニ
となるに従って細面になりますよね。
昔の事、一番最初の印象は見た目と実際は逆なんじゃない?と感じた点です。
細面になればなるほど低音が強くなり、より力強いイメージを感じたからです。
一般的にガルネリ型はストラディバリウス型よりも小柄なのに低音が強く、
力量もあって男性的。 あれれ? と思いました。
面白かったのはモンタニャーナのチェロ型のふっくら胴体の
バイオリンを弾いた時のこと。
(実際のモンタニャーナのバイオリンは細面。)
チェロの時とは大違いで決して低音は強くなく、
甘くて密のある綺麗な高音の音色に感心しました。
Q:Montagnana
投稿者:Cello 投稿日時:2006/05/14 01:59 ---47.6.57
普通に見かけるチェロ(ヴァイオリン、ヴィオラもそうですが)のほとんどがStrad 型ですが、これには何かの理由があるのでしょうか?ご意見お願いいたします。
投稿者:kuso 投稿日時:2006/05/14 09:55 ---2.10.57
良くも悪くもオーソドックスなパターンという認識がついてしまっているから。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/14 10:10 ---6.34.225
以下私見です。
ヴァイオリンの場合、
1)ストラディヴァリウス 2)グァルネリ・デル・ジェス
3)ニコロ・アマティ 4)ヤコブ・シュタイナー
が4つの基本形のように言われます。
加えて
5)マジーニ 6)ダ・サロ
のブレシア派も基本モデルとなっていると思います。
自分自身のオリジナリティを追求しない製作の場合、ほとんどは上記をモデルとしています。地域性、その時代の流行廃りで、モデルは選択されているように思います。
しかし、それだけベースモデルがあっても結果的にはストラディヴァリモデルのものが圧倒的に多く、特に戦後に作られた量産楽器は、ほとんどがそうだといってよいのではないでしょうか。
主な理由は1)最も有名であること(売りやすい) 2)均整がとれ美しいこと 3)作りの特徴から低音・高音のバランスとパワーが両立した楽器を作りやすいこと
ではないかと思います。
上記製作者/製作者の工房でチェロが多く作られたのは、1)と3)でしょう。まったくチェロをつくらなかった、あるいは現存するものがない製作者も含まれます。
チェロは詳しくありませんが、チェロではA)ストラディヴァリウス が標準的なモデルで、続いて B)モンターニャ C)アマティ といった感じなのでしょうか。
その楽器が有名になる場合、当時から指名買いのある有名工房でだったケースと、後世の名演奏が使い一躍有名になるケースがありますが、ヴァイオリンでの2)と同じくチェロではB)がそうではなかろうか、などと考えていますが、いかがでしょう。
当然後者の方が有名になってからの歴史が浅くなるので、結果的に目にするコピー品は少なくなります。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/05/14 10:13 ---6.34.225
↑(失礼しました)
誤:後世の名演奏
正:後世の名演奏家
投稿者:Hiro 投稿日時:2006/05/14 20:57 ---234.4.1
ストラドモデルは一番扱いやすく演奏者を選ばない楽器かと思います。
たとえばビオラの場合、ターティスモデルなどは幅も広く結果として重量もストラドモデルより重いです。これは長時間練習する方や、小柄な女性演奏者などには深刻な問題です。(ケースにも入らないものがあったりします。)
量産楽器などは主に初心者(楽器のことをまだよく知らないひとたち)をターゲットにしているのでストラドモデルならどんな方にも合いやすい(=売れやすい)、といったこともあげられると思います。
参考まで
投稿者:Cello 投稿日時:2006/05/15 17:19 ---177.83.221
皆様ご意見ありがとうございました。
私は、Storad型、Montagnana型をそれぞれ一台持っていますが、後者については「厚みと丸みのある音を求めてMontagnana型を選んだ」と製作者から聞いておりました。只それだけではStrad型が圧倒的に標準モデルとなっている事実の理由としては弱く質問させていただきました。
後もう一つ、Storad型にはBAM、Montagnana型には素性不明但し形状はぴったりのケースを使っていますが。兼用型のケースというのは存在するのでしょうか?
投稿者:CABIN 投稿日時:2006/05/15 17:55 ---114.112.42
Montagnana型のチェロのサイズはよく知らないのですが,AccordのケースのラインナップにはMontagnana型というのがあるようです,大は小を兼ねますかね? 厚みも気になりますね。
投稿者:Cello 投稿日時:2006/05/17 18:36 ---177.83.221
Cabin様、情報ありがとうございました。さっそくしらべて見ましたが、兼用云々の前に、価格が余りにも。。。当分は専用ケースを使うことになりそうです。