弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:長期保管
投稿者:mana's 投稿日時:2006/06/13 10:24 ---9.4.11
ビオラ初心者です。
1年半ほど習っておりましたが、
このたび、仕事の関係で渡米することとなり、
ビオラもアメリカに持っていくことにしました。
(初心者レベルのビオラですので、購入の金額も二桁です)
引越し業者さんは、他の私の海外荷物とともに、
コンテナに入れて船便発送(1ヶ月半ほど)もしてくださるとのことですが、
弦楽器の湿度等について不安を抱えております。
一般的に長期保管をする場合、
どのような点に注意すればいいのでしょうか。
初心者的な質問で申し訳ないのですが、
過去スレッドには見つけられませんでしたので、
お教えいただけますと幸いです。
投稿者:かめ 投稿日時:2006/06/13 10:34 ---196.104.66
ビオラくらいの大きさであれば、手荷物にして
渡米できませんか?その方が安全だと思いますし、届くまでの
不安も解消できると思います。
もし、コンテナで送るのなら、できればケースに入れた後、
ケースごと木箱に入れて下さい。ある程度の湿気を木箱が
吸収してくれます。
もちろん、ケース内の楽器は魂柱が倒れない程度に弦をゆるめて
おきましょう。
投稿者:mana's 投稿日時:2006/06/16 22:45 ---18.224.60
ありがとうございました。
自分で持っていくことも検討したいと思います。
投稿者:Hiro 投稿日時:2006/06/16 23:07 ---234.4.76
>>自分で持っていくことも検討したいと思います。
大型の飛行機ならたいていの場合ビオラは手荷物で持ち込めると思います。ただアメリカ到着後、小型飛行機に乗り換えて地方に行くのであれば手荷物に出来ない場合があります。(その場合は手荷物で持って入ってもゲートで「お預かり」になってしまい飛行機のおなかの部分のスペースに収納されます。)
参考まで
Q:ジル・アパップについて
投稿者:ノル 投稿日時:2006/06/09 18:45 ---109.80.137
友人からジル・アパップというヴァイオリニストのCDを聞かせてもらったのですが、いろんな意味で、とにかくビックリしてます。バッハの無伴奏(シャコンヌなど)、イザイの無伴奏ソナタを味わい深く聴かせるかと思えば、いきなりアイリッシュ(アイルランド音楽)を無伴奏で弾いたりと、あるいは、クライスラーの無伴奏の小品を洒落た雰囲気で弾いたりと、1枚のCDの中でかなり自由自在に音楽を奏でています。自分はアパップの弾くシャコンヌ(バッハ)にかなり強い印象を受けました。
TVでラカトシュを見たときにも、かなり衝撃を受けましたが、このアパップの演奏はそれ以上のインパクトがあります。風貌も一風変わっていて、ヒッピーみたいな感じです。
この風変わりだけど超凄いアパップ氏について知りたいので、何かご存知のことがあれば教えていただけたらと思います。ではでは。
投稿者:よが 投稿日時:2006/06/10 11:38 ---57.230.19
こんにちは. この方でしょうか?
http://www.gillesapap.com/
なかなか濃いぃですね...
投稿者:ノル 投稿日時:2006/06/10 14:05 ---109.81.90
よが様、お返事ありがとうございます。早速HPを見てみました。風貌的には(良い意味で)変わり者という感じですね。バッハの無伴奏を格調高く演奏したかと思えば、フォークとかアイリッシュを演奏したりと、変幻自在で凄いです。メジャーレーベルからCDが出てないのが不思議です。何歳ぐらいの方なのでしょうかね〜。HPによると自主制作盤と思しきCDが5枚とDVDが1枚出ているので、HPのフォームから直接CDを注文してみようと思います。(英語が苦手なので、ちょっと不安ですが、とにかく全部聴いてみたいのでチャレンジしてみます)ちなみに、アパップのCDを聞かせてくれた友人は、人からプレゼントされたそうです。ではでは。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/06/10 15:03 ---211.244.180
おかげさまで、私もHPみてみました。
さわりを視聴できますが、おもしろいですね。
東京の夏音楽祭で来日したことがあるようですから、実演を聴かれた方もおられるのでは。
モーツァルトの協奏曲ではカデンツァで口笛吹いたりするらしいじゃないですか。
「四季」も口笛で始まっています。
最近、Zig Zag Territoireにバッハの無伴奏チェロ組曲のヴィオラ版前半3曲をコラールのヴィオラ+弦楽四重奏編曲と組み合わせたCDを出していたジャン−マルク・アパップと何か関係あるんでしょうか。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/06/11 15:54 ---109.81.107
ぶらっちぇ様、お返事ありがとうございます。アパップのHPを見てますます興味がわいてきたので、直接オーダーフォームからCDとDVDを全部注文してしまいました。7月22日(土)に武蔵野市市民文化会館の東京夏の音楽祭2006に、アパップが来るようですね。(曲目はヴィヴァルディの四季ほか)自分は地方在住のため行くのは難しそうですが、きっと面白いコンサートになるでしょうね。
ジャン・マルク・アパップという方は、ジル・アパップの兄弟とか親戚なのでしょうかね〜。
アパップの無伴奏曲だけを集めたCDの中に入っていたバッハの「シャコンヌ」は、これまでに聴いたすべてのシャコンヌの演奏の中で最高でした。シェリング、シゲティー、クレーメルなどの名盤を聴きなれた耳にも、新鮮な驚きでした。協奏曲とかピアノ伴奏付きのソナタのCDも買ったので、届くのが待ち遠しいです。ではでは。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/06/11 20:33 ---132.154.49
今度来日するんですね。
すでに来日したのかと勘違いしました。失礼しました。
HPで試聴した「シャコンヌ」の冒頭、ゆっくりめのテンポで丁寧に鳴らしているという以上の印象は受けなかったのですが、そうですか、聴いてみたくなりました。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/06/11 22:57 ---109.80.235
ぶらっちぇ様。HPで「試聴」してみましたが、音質の関係でCDで聴いたときに比べると印象が薄くなりますね。冒頭の1分ぐらい聞いただけでは、この人の凄さは実感できないですね。たしかに冒頭の部分は、HPで試聴した限りでは、丁寧な美しい演奏、という程度にしか聞こえませんね。でも、CDで最後まで通して聴くと、かつて体験したことが無いほど感動しました。ぜひCDで聴いていただきたいものです。ではでは。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/06/16 23:07 ---109.80.40
友人に頼んでアパップのCDを借りて、あびるように聴いてますが、聴けば聴くほど好きになってきました。自分はバッハの無伴奏のCDはたくさん持ってますが、これほど柔らかく温かい音でバッハの無伴奏が奏でられたのを聴いたことがありません。温かみのある真摯な演奏ですが、伸び伸びとした演奏でいわゆる堅苦しさが全く感じられません。
ハイフェッツの演奏を聴くと、あまりに凄すぎてヴァイオリンを弾く気が失せることがありますが、逆に、アパップを聴くと楽しい気持ちになってきて、ヴァイオリンを弾きたい(練習したい)という気持ちにさせられます。あともう少しで、アパップのCDとDVDが届くので非常に楽しみです。ではでは。
Q:「タンティ・アンニ・プリマ」について
投稿者:falbo 投稿日時:2006/06/15 21:05 ---15.27.224
ピアソラの曲は、「リベルタンゴ」や「タンゴの歴史」など独特な雰囲気をもった名曲揃いで、バイオリン演奏家にとっても貴重なレパートリーとなっています。
さて、少し前に大萩康司さんのギターと趙静のチェロで録音されたCD「Les Dix Cordes」の中に入っている「タンティ・アンニ・プリマ」は、静かなメロディがとても美しく、ノスタルジックな佳曲です。
楽譜を楽器屋さんやネット検索で探したのですが、なかなか見つかりません。どなたかこの曲の楽譜についての情報をお持ちの方がありましたらお教えください。よろしくお願いします。
投稿者:osamu 投稿日時:2006/06/16 01:36 ---212.52.42
Tanti anni prima いい曲ですね。僕もチェロ版があったら欲しいです。元々はオーボエとピアノのために書かれたものらしく、オーボエ版なら楽譜屋さんで入手可能です。
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/06/16 07:29 ---8.60.92
オーボエ版。
http://www.sheetmusicplus.com/store/smp_detail.html?cart=335938394410476449&item=3932526
オーボエの音域ならヴァイオリンでは演奏可能でしょうね。
投稿者:falbo 投稿日時:2006/06/16 21:11 ---15.27.224
osamu様、ぶらっちぇ様、楽譜の情報をありがとうございます。
オリジナルはオーボエの曲だったのですか。確かにオーボエの透明な音色が良く合いそうな気がしますね。
とりあえずオーボエ版を手に入れて、ヴァイオリンで弾いてみようかと思います。ありがとうございました。
Q:楽器の選定について
投稿者:マー 投稿日時:2006/06/06 16:33 ---1.193.56
はじめまして。
娘のヴァイオリンをそろそろフルヴァイオリンにと考えております。以前、息子が使っていた楽器のラベルには Zhotovil 1943 J.B.HERCLIKI MISTR HOUSLAR MLADA BOLESLAV と書かれていて、それなりに使えてまだまだ健康な楽器で、娘にはこれをしばらく使わせて、本人の好みや技量で次の楽器を考えればいいと思っておりました。(この楽器はチェコの楽器ということだけは分かっていますが、それ以上のことはネットで検索してもわかりませんでした。)
そんな中、過去ログで2005/4/18にきなこさんの投稿されていたSimonazzi Amadeo Scolaro di Stefano Scarampella Fatto a S.Vittoria (Emilia) で1970年代(一桁目がはっきりしません)の楽器を300万円台で紹介されました。この製作者は1891年生まれとのことなので、80歳台で製作されたことになるわけで、はたしてご本人の作品かどうか。証明書(鑑定書?)も付いていないそうですが、だからこそ、この金額で提供できると言われました。
現在、借用して試奏していますが音量は他に引けはとらないほどのもので、若くきびきびした反応のよい明るい音色はコンクールなどで使えばきっと目立つ楽器のひとつだと思います。反面、テクニックの問題もあるとは思いますが陰影があまり無いように思います。(この楽器の音を聞いているとオールドの音が恋しくなります。)もちろん同じ製作者でも材質など条件で変わってくるとは思いますが、この楽器の音色の傾向はこのようなものなのでしょうか。また、この提示されている価格はいかがなものなのでしょうか。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2006/06/12 16:09 ---102.21.143
こんにちは、
Simonazzi Amadeoさんの楽器は試した事がないので、音の傾向などはわかりませんが、資料を調べてみた所1966年にANLAIという会のメンバーになっているという記述がございましたので、1970年代も元気でいた可能性は高いですね。想像ですが・・
価格ですがモダンイタリアンの製作者で評価の高い方なので、楽器は1970年代だとしても決してお高い金額ではないと思います。ただ実際に作りなどを見てみないとなんとも判断できませんが・・
それでは!
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2006/06/12 20:16 ---1.142.67
Stefano Scarampellaの弟子Simonazzi Amadeoのヴァイオリンは最高オークション価格が18400ドルとありました。1965年の作品は5,962ドルで落札されています。
1920から1966年が製作年代だと思われます。生まれは1891です。
1970年のものとなると79歳の作品1979年の作品だと88歳の作品(没年はわかりません)となります。証拠はありませんが他の人の作品である可能性は高いのではないでしょうか。
気に入られたVnならSimonazziの作品でないという理由でもっと価格交渉されたらいかがでしょうか。
投稿者:yajiuma 投稿日時:2006/06/13 06:45 ---0.166.41
没年は74年です。鈴木珍事 さんの情報は5年前のものですから、現在は変わっています。ちなみに1920年の作品は95年のskinnerで18400ドルで落札されていますからオークション価格は参考程度にされた方が良いかと思われます。
根拠はココでは示しませんが、色々な情報を加味すると別に300万は全然安くありません。
>証明書(鑑定書?)も付いていないそうですが、だからこそ、この金額で提供できると言われました。
プロが言うべき言葉では無いですね。
投稿者:マー 投稿日時:2006/06/13 18:55 ---2.146.208
ストラッド店員さん、鈴木珍事さん、yajiumaさん ありがとうございました。
その後、娘の先生にこの2本のVnを試奏していただきましたところ、息子の使っていた楽器もSimonazzi Amadeoさんの楽器に引けを取らず、音量は申し分ないと言われました。あとは広いホールで演奏したときに客席の隅々まで音が届いてくれるかどうか試してみたいとのことでした。
きなこさんやyajiumaさんの投稿などから、私もこの価格に多少疑問を感じていました。
今まで楽器を何度も買い換えたわけでもなく、価格交渉をしたこともないのですが、鈴木珍事さんのアドバイスのように皆さん価格交渉されているんですか?どのような交渉をされているのか、ぜひ、聞かせてください。また、Zhotovil 1943 J.B.HERCLIKI MISTR HOUSLAR MLADA BOLESLAV について、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、些細なことでもお知らせください。娘にはこの楽器をしばらく使わせようかと気持ちが揺れ動いています。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/06/13 22:23 ---6.35.151
MLADA BOLESLAV は地名です。HOUSLARはヴァイオリン製作者。J.B.HERCLIKIは、Josef Bohumil Herclik(1903年生まれ)のことではないでしょうか。
Herclikはチェコのヴァイオリン製作者の一家で、親子でそれぞれヴァイオリンを製作していました。
W.ヘンリーのヴァイオリン製作者事典によると、その製作者は古い教会やお城の古い木材を材料にして楽器を作っていたとあります。
もしラベル通りの楽器であれば、ちゃんとした製作者の良い材料の50年は経過した楽器ということになりますので、結構よいのではないでしょうか。きちんと調整してやれば、しっかりした音が鳴ると思います。
*チェコは大量生産の安い楽器のイメージもありますが、優秀な製作者も多く輩出していて上記製作者もその一人でしょう。前回のクレモナのトリエンナーレの楽器製作コンクールでヴァイオリン部門の賞を総なめにしたのも、チェコの著名な製作者一家の御曹司でした。
投稿者:マー 投稿日時:2006/06/14 21:07 ---1.193.56
弦喜さん どうもありがとうございました。
弦喜さんの回答はいつも拝見しています。まさか私に回答をいただけるとは思いもよりませんでした。
>ちゃんとした製作者の良い材料の50年は経過した楽器ということになりますので、結構よいのではないでしょうか。きちんと調整してやれば、しっかりした音が鳴ると思います。
この言葉をかみ締めて、きちんと調整して、しばらくはこの楽器を大切に育てて見たい気持ちになりました。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2006/06/16 00:34 ---1.142.67
Herclikばかり7-8台弾いた物の中から選んで買った物を一台もっています。(20万円)
古いお城(教会)の廃材で作ったVnはお城のマーク(教会のマーク)のラベルが貼ってあるようです。これは100万円の楽器でした。とてもつややかな パワーのある楽器でした。十分おすすめできます。
私のは普通のネームと製作地名だけのラベルで、通常の材料で作ったものと思われますが、音色が柔らかくてパワーの十分な ガルネリタイプのものです。
ほかに10万円くらいのあまりよくないものもありましたので、
この作者に関しては ぴんからきりまであるといったところでしょうか。じっくり、えらんでください。なまいき言うようですが、高域の伸びる倍音豊富なのがよいと思います。
Good Luck!
投稿者:マー 投稿日時:2006/06/16 13:08 ---1.193.56
鈴木珍事さん 興味深い情報をありがとうございます。
ラベルを見てみましたが、お城のマークはありません。ラベルの左側に右から見たスクロールが印刷されているだけでした。
この楽器は約10年前に息子が3/4から買い換えたもので、当時の先生に「とにかく大きな音の出る楽器を」とお願いし、何本かの楽器つ弾き比べて一番気に入ったもので、弓とケースなどといっしょに約70万くらいで紹介していただいたものでした。
何もわからず使っていたこの楽器でしたが、皆さんの興味深い話しなどでいっそう親しみを感じるようになりました。
Q:この駒について教えてください
投稿者:maru 投稿日時:2006/06/14 18:27 ---54.79.31
はじめまして。知り合いの方から、古いヴァイオリンを譲っていただいたのですが、使われている駒にJelahiaと書いてあり、他の駒より低く削ってあるのですが、駒の高さによって、音はどのように違うのですか?
そして、この銘柄について、何かご存知でしたら、教えてください。
投稿者:maru 投稿日時:2006/06/14 22:23 ---54.79.31
Jelahia又は、Jelabisかも知れません。
Q:ラベルと直筆サイン
投稿者:H・M 投稿日時:2006/06/13 01:41 ---46.44.80
お教えください。いま、Enrico Politiを紹介されています。健康な楽器で意図的に古く見せた感じもないのですが、ヘンリーの事典で調べるとラベルの左に直筆サインがあるとの記載があるのですが、その楽器のはラベル(年代だけが直筆)だけがはられています。巨匠の作品でもサインがあったりなかったりするものなのでしょうか。また時代によって変わるものなのでしょうか。どなたかお教え願えれば幸いです。今はTadioliとクレモナの日本人作家の作品を使っています。
投稿者:yajiuma 投稿日時:2006/06/13 06:32 ---0.166.41
politiの詳しい情報は余りよく知りませんが、universal dictionaryを完全に鵜呑みにするべきではありません。
本当に良く出来ている本ですが、間違いも一杯あります。
生涯全く一緒のラベルで通した作者は殆ど居ないと思います。
投稿者:H・M 投稿日時:2006/06/14 01:41 ---46.44.80
コメントありがとうございます。製作者の中には50年以上の作歴を持つ人もいるようで、Politi,Gadda...。ラベルもすこしづつ変化しているのでしょうね。
Q:リュック型ケースで・・・
投稿者:まるぼ 投稿日時:2006/06/13 04:06 ---207.136.40
メーカー名等不明で申し訳ないのですが、リュック型のバイオリンケースで探し物をしております。
大まかな概要しかわからないのですが・・・。(以下)
・形は二等辺三角形型(長い辺は緩やかなカーブ・長いおむすび型?)
・メイン素材は確かバイクのヘルメット等に使用されている様な樹脂系との説明があったと思います。
表面は生地で覆われてはいましたが・・・。
以前ヤフオクで出品されているのをチラッと見たのですが、最近 出品されてはおらず・・・。
・外観は、まるでスポーツ(テニス等)で使用するリュックかの様な若干派手目の色使い。
・自転車・バイクでの移動に適していそう。
・アコードではありません。
ストラッド様でこれに該当するようなケースのお取り扱いはございませんでしょうか?
もしくは、どなたかこんなケースを見かけた事はございませんか?
投稿者:ぶらっちぇ 投稿日時:2006/06/13 08:36 ---238.16.8
これですか?
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m26804196
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2006/06/13 17:27 ---39.20.207
こんにちは、
写真のものですと、当店での取り扱いは行っておりません。
すいません。それでは!
投稿者:まるぼ 投稿日時:2006/06/13 23:10 ---207.136.40
ぶらっちぇさん>まさに、それです・・・。
店頭での取り扱いがないのは残念ですが、ご返答ありがとうございます!
Q:バイオリンのオリジナル度って??
投稿者:MK 投稿日時:2006/06/09 20:28 ---122.2.62
ストラッドさんのHPはよく見ています。
いつも気になっていることがあるのですが
例えばva-0270のバイオリンのように
1721年製とあるのですが表板も裏板も,
どうみても280年経過しているとは思えないものもあれば
va-0015のように,ほとんど朽ち果てているかのような物も
あるのですが,きっとずいぶん修理してあったり,何度も
ニスを塗りなおされて生き延びてきた物もあると思います。
バイオリンは,
何がオリジナルなら何年代製と言えるのでしょうか?
それと売るときにそういう情報は表記されないのでしょうか?
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/06/09 21:46 ---6.34.165
以下、私見です。
「ラベルの表記内容」はあくまでもその楽器に貼ってあるラベルにそう書かれているという事実だけを意味し、「その楽器がその表記通りのものである」ということではありません。ストラッドさんの在庫一覧では、ラベルの欄に、ラベルに書かれている内容が記載されていますが、その表記はその楽器の氏素性を表すものではありません。これは他のお店でも同じであり、単に「***というラベルが貼られたヴァイオリン」と読むべきです。
新作ではラベル内容と製作者が一致する確率は高いですが、数十年以上前の楽器であれば、著名製作者の名前のラベルの貼られたもののほとんど(感覚的には、明らかに量産品に見えるものをいれると99%以上、それらしく見えるものでも90数%以上)はその製作者のものではありません。当然ラベルに書かれた年もその楽器が製作された年とは異なります。
後の方の質問ですが、表板と裏板の両方あるいは片方がその作者のものであれば、その作者の楽器として扱うことは可能でしょうから、その楽器の年代はそこから割り出すことになります。経験的にその作風から作者を特定でき、またその作者の作品の変遷を知っている世界有数の鑑定家であれば年代をかなり正確に特定できるでしょうし、あるいは化学/科学の力によって、炭素分析したり年輪から割り出したりする方法もあるようです。いずれにせよ、その特定には知識・経験・能力・機材が必要で、結果調べようとすると費用と時間がかかりますので、よほどの楽器でない限り実際の年代を調べたりはしません。
楽器店としては、本当に氏素性がわかっていて製作者と製作年がはっきりしているもの以外は、氏素性について断定的な表現はしない(できない)と思います。
なお、現在の楽器のコンディションについては、販売する際には常識的には説明があるのではないでしょうか。(これはWebの一覧にのせる類いの説明ではありません。)
投稿者:MK 投稿日時:2006/06/09 23:50 ---122.2.62
ストラッドさんのHPの品を購入目的でいつも眺めているのですが
どの店でも90%ニセモノと言われてしまうと,ちょっと衝撃的です。
ラベルや年代ではなくて,音で選ぶのが玄人なんだと言われれば
そうなのかも知れませんが,売り手も買い手もそういう感覚で
やっている世界なのでしょうか???
ちなみにストラッドさんの「販売品について」は
>ロンドンの老舗オークション(、ザザビー、ボナム、クリスティ
>ー等々)からオークション専属の専門家の鑑定した物だけを、
>代表がオーク ションの買い番を持って参加し、これはと思える
>物のみを落札し直接日本へ輸入しております。
なのですが,みんなしてラベルは無視しているのでしょうか?
できればストラッドさんのご意見がお聞きしたいです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/06/10 09:17 ---6.34.165
誤解を与える表現であったかもしれませんので、補足をします。
>数十年以上前の楽器であれば、著名製作者の名前のラベルの貼られたものの
>ほとんど(感覚的には、明らかに量産品に見えるものをいれると99%以上、
>それらしく見えるものでも90数%以上)はその製作者のものではありません。
上記は「世の中にあるヴァイオリンを無作為にたくさん集めて来た時」という前提にたって私見を発言させていただきました。楽器店においては当然仕入れ時に情報・経験等に基づく選別を行っているでしょうから、上記%は下がるでしょうし、一本一本に対して納得し意図を持って置いてあるでしょうから、個別にターゲットの楽器について確認すれば回答は得られるでしょう。
>ラベルや年代ではなくて,音で選ぶのが玄人なんだ
というのも誤解であり、ラベルの事は一旦わすれて、その楽器そのものの材料・作り・状態に加えて、想定生産国、製作された時代(ある程度の幅をもったもの)、想定される製作者/工房/工場から、相場を考えての価格想定を行い、そのお店で主に扱っている価格帯の楽器の条件を満たすかも鑑みて、お店としては入手を決定するのだと思います。もちろんオークションハウスの”By”の判定や、由緒正しい鑑定家の鑑定書は、真作である可能性が極めて高いことを示しますが、その判断材料としてもラベルは主たる情報としては用いられません。
以上、素人の戯言ですので、その程度のものとして受け止めてください。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2006/06/10 14:39 ---.68.110
こんにちは、
>何がオリジナルなら何年代製と言えるのでしょうか?
これは難しいですね。ネックや指板、駒、魂柱、バスバー、の交換ニスのリタッチやコーティングなどは古い楽器であれば致し方ないものだと思われます。
スクロール、表板、裏板、横板などは、色々な見解を出す方がいらっしゃると思いますが、これは個別に言うべきものだと思います。
もちろん全てオリジナルなら問題はございませんが。わかる範囲でご説明するのはお店の義務だと思います。
オークションやラベル、真贋に関する当店の考え方は以下のページに載せてありますので御一読下さい。
http://www.strad.co.jp/navi/point6e.html
また、真作の楽器には(特にオールドやモダン)、相場というのがございまして相場に見合った価格で販売されている楽器は、非常に真作の可能性が高いと思います。
投稿者:MK 投稿日時:2006/06/10 21:10 ---122.2.62
ストラッド店員様,弦喜様
ご回答ありがとうございます。
特に,上記リンク,たいへん勉強になりました。
>今までの経験上、鑑定の話はその楽器の年代別で最高級品の
>レベルの販売価格でない限り意味がないことだと感じています。
>バイオリン・ビオラでは、コンテンポラリー150万以上、
>モダン1000万、オールド2000万
「90%ニセモノ」も強ちうそではない感じですね。
それでもたいていの人は,
ご自分の楽器についてはをラベルと音を関連ずけて
会話しますね。(鰯の頭も・・・って事か。)
投稿者:rio 投稿日時:2006/06/11 15:59 ---29.242.228
>それでもたいていの人は,
>ご自分の楽器についてはをラベルと音を関連ずけて
>会話しますね。
そうかなぁ…
弦楽器好きの人ほどエチケットの信憑性を知っていてそういう話はしないものですが
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2006/06/12 20:47 ---1.142.67
楽器の作りの特徴が その有名な作者の作風を具現していて、かつ、ラベルもその作者が張った物であるらしい場合に初めて 買う側としては ある程度安心して購入できますね。
オークションハウスにおいてラベルなしのVnでも著名製作家の作品と鑑定されたときもほぼ安心です。
ストラッドのVnのなかにはラベルがby名工のVnがいくつかありますが、かなり安価ですね。
知人のVnをたびたび見せてもらいますが、ときに値段も聞きます。かならずラベルも見ます。えらく高い値段で買ったもんだと思うことはしばしばありますが、もちろん本心は吐露しません。
エチケットですから。
Q:このバイオリンについて…
投稿者:篠田 投稿日時:2006/06/11 19:02 ---221.178.201
いつも楽しく拝見しています。
この度は私の持っているバイオリンについて、どなたかご存知であれば教えていただきたいのです。
弦の音に惚れた一心で、それまでほとんど音楽を奏でたことのない私が3年前に購入しました。
Karl Weiss
Fecit Stuttgart 1920
とありました。
まだまだ初心者ですが非常に愛着のあるバイオリンですので、出来ればどういったものは知りたく思いました。
何卒よろしくお願いいたします。
Q:ハイポジションの練習
投稿者:きぬか 投稿日時:2006/06/16 21:28 ---204.56.106
そろそろ本腰を入れてハイポジションに取り組もうと考えているのですが、ハイポジションの練習に適切な(お勧めな)教則本や練習曲はないでしょうか。
チェロ曲を1オクターブあげて弾いたり、ヴァイオリンの練習曲をやればよいとも聞くのですが、効率が悪そうでいまいちやる気になれません。それならば、せめて高い音が出てくるチェロ曲で練習しようとしたのですが、音は大きく外すしフィンガリングがわからないしで、練習以前に全く歯が立ちません。
取り立てて挙げるものがない場合は、練習のアドバイス等をしていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
投稿者:きぬか 投稿日時:2006/06/16 21:33 ---204.56.106
肝心の楽器を書き忘れてしまいました。。
チェロです。
投稿者:anton 投稿日時:2006/06/16 21:52 ---6.222.36
ドッツァーの3-4巻、ポッパーの「40の練習曲"High School"」、あるいはデュポールのエチュードなどがいいのではないかと思います。後二者はかなり難しいのですが、曲を選べばいい練習になります。
親指の位置など、自己流にならないように先生に良く見てもらってください。
投稿者:絹弦ユーザー 投稿日時:2006/06/16 23:45 ---1.112.176
クレンゲルのテクニカル・スタディの2巻がお勧めです。自分もそんなに出来る方ではないのですが。。
投稿者:きぬか 投稿日時:2006/06/17 17:42 ---221.12.229
お返事ありがとうございます。
>antonさん
ドッツァーの3-4巻よりも難しいということは、ご紹介のポッパーとデュポールは相当難しそうですね。でも、いい練習になるのでしたらチャレンジしてみようと思います。
スケールは少し練習するのですが、親指の位置しかり、いまいちしっくりこないんです。自己流はこわいですね。きちんと見てもらうようにします。
>絹弦ユーザーさん
クレンゲルの教則本は初めて耳にしました。
なんだかとても難しそうなんですが、難易度はどのくらい?なのでしょうか。
投稿者:絹弦ユーザー 投稿日時:2006/06/18 00:55 ---85.190.192
クレンゲルは単純な音階に少し手を加えたもので、始めは主音から1オクターブ程度で、後に進むに従って音域が上がって行きます。あらゆるポジションを使わされるので、良い練習になるかと思います。
始めはウェルナーレベルからで、最後の方に行くと指板を遥かにはみ出ます。私はアマチュアなので中間まで行けばいいや、と考えて使っています。
余談ですが、レッスンでデュポールをやってもクレンゲルのお陰か、特に音域が高いとは感じません。
投稿者:きぬか 投稿日時:2006/06/18 17:21 ---4.204.169
なるほど、それでお勧めが2巻なのですね。
いつか指板をはみだしてみたいものです 笑
絹弦ユーザーさんもデュポールを使用しているのですね。
ドッツァーは好きだし、ポッパーも気になりますが、ここはデュポールとクレンゲルに挑戦してみようと思います。