Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:肩当
投稿者:のーと     投稿日時:2006/07/02 13:43  ---9.65.150

こんにちは。プロのオケで弾いてます。25年間violinはじめてからずっとkun派でしたが、ここ2年ほどKunの肩あてとスポンジの行ったりきたりしてます。私自身スポンジのほうが自由に動けて好きなのですが、まだ慣れないのかヴィブラートがかかりにくくなったり肩がこったりして、最終的にはkunへ戻ってしまいます。やはり慣れるまで時間がかかるのでしょうか?

投稿者:元     投稿日時:2006/07/02 20:49  ---229.205.12

以下私見です。
私は肩当てというのは無ければ、楽器の響きが良いと思っています。顎で楽器を固定するとシフティングなどが楽に感じるのは、慣れであって、首には挟み込むことによる負担がかかって、肩こりの原因になっていると思います。挟み込みは歯並びにも悪影響があり噛み合わせがずれて、これもまた肩こりの原因になります。肩こりの原因の考えられる要因として、椅子の角度、骨盤のゆがみ、そして右手のプレッシャーも意外と原因になっていたりします。
質問の答えですが、慣れている物と慣れていない物を交互に使用して、新しい物に慣れていくのが一番良いと思いますよ。
慣れないことをすると、違う筋肉を使用し、無駄な力が入るからです。期限を決めないで、じっくりとりかかるのが良いかも。
仕事で体力が無いときは、慣れている方で・・・。
が今までの私の方法でしょうか・・・・・・・。
私は、現在肩当てをしたり、しなかったり気分や曲によって決めています。

投稿者:のーと     投稿日時:2006/07/03 06:20  ---9.65.150

message ありがとうございます!この夏中ちょっとじっくりと取り組んでみます。また意見があったら言ってください。

投稿者:杏     投稿日時:2006/07/03 22:13  ---147.53.51

スポンジの代わりに、服の下にお絞りタオルをお絞り状に丸めて入れてみるのはどうですか?
 スポンジの難点の、滑る、ずれる、沈み込む、が多少改善されると思います。

私は滑るのが一番嫌で、セム革を紹介していただいてから、ずいぶん持ちやすくなりました。お絞りタオル入れて、楽器と服の間にセム革をかけるのが一番楽。

あとは、KUNを低めにセットして、出来るだけ自由度をあげるのはどうでしょう。KUNに寄りかからずに弾けるようになれば、スポンジでもいけるのでは?
 肩当をなくしてみたい、と先生に相談したときに、真っ先に左手で楽器を支えて、あごと肩(鎖骨)と左手でバランスをとること、棹を握らないこと、が大事だと言われました。
 結局、、肩当なしにはなれなかったんですけど、肩当つけていてもずいぶん自由にはなりました。

投稿者:のーと     投稿日時:2006/07/04 00:16  ---9.65.150

いろんなwebを調べてますが、肩当なしのほうが楽器の鳴りが良いと聞きます。私もそれは実感できます。私の友達いわく”うちの学校で肩当してる人はほとんどいない”そうです。
ところで、肩当なしの場合 腕ヴィブラートがかけにくいとおもったことありません?顎でどうしても楽器を持つ癖が出でしまいます。

投稿者:T.O     投稿日時:2006/07/04 12:31  ---218.159.173

↓私はこれを使っています
http://mizunogengakki.com/violin/komono/images/Dscf0011_l.jpg

自由自在に形が曲げられるため、非常に都合がいいのと、肩に引っ掛ける感じにすることで鎖骨近辺の筋肉のこわばりが取れ、左手がスムーズになりました。
また、一般的に肩当ては響きを止めてしまうので無い方が音色がいいという意見も多いですが、これの場合はむしろ音の立ち上がりがくっきりとする気がします。理由はわかりません。
基本的に私は首が長いので、肩当てなしで弾くことは考えていませんが。これを使った後、肩当てなしで弾くと構えのバランスが理解できるようになり、ある程度は何もなしで弾けるようになり、自由度が増しました。
異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、お仕事でやられているということであれば、長い目で見ての投資という意味では大した金額ではありません。
お買いになって好き放題グニャグニャに曲げてみては??

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/07/04 13:46  ---151.3.240

ボン・ムジカは楽器を押さえつける力が強く働くので安定性は一番です。
しかし、強く楽器を挟むために横板のニスにゴム(というかその中の
金属の脚)が食い込んで、ダメージを与える場合があるので要注意です。使用に際しては緩めに噛ませるのが無難です。

私はゴムチューブを交換して、脚の金具にチューブを二重に被せて使っています。

投稿者:杏     投稿日時:2006/07/04 23:05  ---147.53.51

世界にこのヴァイオリン一台しかない!っていうなら、肩当なしの方がよく鳴りますよね。でも、、実際には選択の余地があるし、、何よりも、肩当をなくすことで左手の動き、とくにビブラートがかからなくなったり、肩ではさみこむことで体全体がゆがんだり、右手にまで影響がでたりしたら、音が悪くなっちゃって、本末転倒ではないでしょうか?

 プロでも肩当つかっていらっしゃる方は多いですよね。私の先生はプロオケのヴィオラ弾きですが、、譜めくりするときには肩当必須!だそうです。
 お絞りタオルはプロオケのヴァイオリン奏者さんが実践されているそうです。

 楽器が滑らなければ、左手はかなり自由になると思いますよ。先生を見ていると、重音とって腕でビブラートかけていても、楽器はかすかに揺れるだけです。(その状態でしゃべってたりするので、あごで押さえ込んでもいないと思います)指が本当に柔らかく動いて、弦を軽く押さえているのが判ります。そのときに、楽器は肩の上で、服とか皮膚との摩擦だけで止まっているように見えます。(だから滑り止めが大事だそうです。人の皮膚が一番よいそうですが、男性の場合は肩むき出しで弾かないですよね。女性だって普通はデコルテ出さないですよね)

 私の先生はヴィオラを持つときには、鎖骨の下の筋肉が楽器を支える土台になっているとおっしゃいます。触らせてもらったんですが、かなり盛り上がってます。肩当なくすのにかかった時間は半年だそうで、半年がんばったら、筋肉がついてきた、のだそうです。お絞りタオルもその位置におくのだそうで、ヴァイオリンでもそこに土台があることは大事なのだと思います。
 私は巻き肩(猫背で肩幅が狭くなるように前に出る)で、鎖骨下がくぼんでしまいます。あきらめてくぼみを埋めるために肩当つけてます。。


 プレイオンエアを使って、だんだん空気を減らして慣らす、っていう方法で肩当外しにチャレンジしている人もいました。成功したのかどうか不明なのですが。

投稿者:T.O     投稿日時:2006/07/05 08:19  ---218.159.173

http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/halten2.htm
↑こういうのも結構参考になりますね。この発想ってバイオリンを習い始めに学ぶべきことなんでしょうけど、忘れがちですよね。
個人的には肩当てなしで弾くことには、あまりこだわらないです。音色に支障がなく、自由度が獲得できればいいわけですからね。
とにかく首や肩、顎、胸あたりの筋肉に力が入らないことが大切ですよね。

投稿者:のーと     投稿日時:2006/07/07 06:04  ---9.65.150

いい参考になりました!

投稿者:のんちゃん     投稿日時:2006/07/10 08:37  ---223.144.130

肩当てではないですが、ショルダーペットという製品を膨らみの部分を丁度鎖骨の下の部分にあわせて使うとおしぼりタオルと同じ効果が得られます。また、スエードでできていますので、滑りにくいです。
私はレギュラー3分けというのを使っています。娘は他の肩当てがあわずプレイオンエアを使っていましたが、今はショルダーペットのジュニアを使っています。
http://www.shoulderpet.com/
http://www.ky-pro.jp/violin/sp-top.html

投稿者:根岸     投稿日時:2006/07/15 23:05  ---25.216.143


http://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/halten2.htm
を鵜呑みにするのは禁物です。「正しい楽器の構え方」は間違っています。
あの姿勢のまま左手をハイポジションに移動しますと
素人がよくやります小指が突っ張り状態になってビブラートどころではなくなります。
かの持ち方はハイポジションを絶対使わない奏者が正しいと誤認し易い持ち方であり、
そのような癖をつけてしまいますと一生ハイポジションを弾けない体になってしまいます。
昔のHiroさん?の説明が経験を積んだプロならではの見解として一番正解に近いと思います。

投稿者:T.O     投稿日時:2006/07/16 11:21  ---168.167.125

>あの姿勢のまま左手をハイポジションに移動しますと
>素人がよくやります小指が突っ張り状態になってビブラートどころで>はなくなりますあのまま左手をハイポジションに移動しますと
>素人がよくやります小指が突っ張り状態になってビブラートどころで>はなくなります。

そうかも。しかし、あのまま体勢を固めたままハイポジションにいる人はそうそういないでしょうね。イメージとしてはキツツキみたいな気分になりそう。。。
長年やってきた人でも、楽器のはさみ方で問題があって肩や首の凝りに悩む人が多いみたいですから、その点の効率的な考え方としてはいいのかもしれませんね。柔軟性がキーポイントだと思うので、何にしろ体の感覚無しに言葉を鵜呑みにするのはよくないでしょう。

過去ログでよくわからなかったので補足もしていただけると、ありがたいですけど。<根岸さま

Q:コンポジット・ヴァイオリン(最初に音ありき?or名前ありき?)
投稿者:モンド     投稿日時:2006/07/11 15:05  ---172.175.101

初投稿です。

10年位前に念願のイタリアの新作Vnを購入しました。
数年後、購入した専門店で店主から「モダンでいいのが入ったよ」と2台の楽器を見せられました。
ひとつはG・ORNATI、もうひとつはRiccardo・ANTONIAZZIです。

早速、試奏させてもらいました。弓を弦に接触させた瞬間(ちょっとオーバー?)でほぼ決定したといっていいでしょう。勿論、双方をじっくりと時間をかけても弾きました。が、やはり最初の直感どおりANTONIAZZIの方に軍配が上がり、購入しました。
それから数年、満足しながら何の問題も無く弾いていました。
この楽器には、鑑定書とかの類は一切付いておらず、(もともと音がよければ特にメーカー名にはこだわらない)という考えでしたので楽器の真贋等はそれほど・・といった感じでした。
丁度、その頃知り合いの人が(ヴァイオリンに対して真摯で研究心旺盛な方)ヨーロッパに行くことになり、面識もある有名製作者・鑑定家(あえて名前は挙げませんが、モダン楽器の鑑定においては世界的な権威だそうです)の人に、いい機会なので私の楽器を見てもらってあげると言われ、預けて「鑑定」してもらいました。
帰国後、知人の言葉は次のようなものでした。

「裏板、横板は本人作に間違いないが、表板は工房製か他から持ってきたものを巧みに張り合せたコンポジットである」
とのこと。さすがに、私もショックでいろいろと文献を調べたら、あのストラディバリウスにも「コンポジット」は多数存在するとのことです。裏板やネックだけが本物で、あとは「寄せ集め」。でも、一応部分的には(=何十パーセント)かは間違いなく「ストラディバリ」なのですから・・・
私の場合、値段も相場価格よりいくらか安かったので、その時「お買い得!」と思ったのも事実です。結果的に世界的権威から「コンポジット」とハッキリ「お墨付き?」を頂いたのは微妙な心境です。しかし、音そのものはイタリアン・トーンで欲を言えば音量・バランスに若干の不満はありますが、以前に他店で1000万円の同作者のVnを弾かせてもらったときに感じた音の傾向は何とか認められましたので、現在も愛奏している次第です。

長くなりましたが、同様の経験談とかを含めて、この「コンポジット」の価値等について是非お話し願えればと思います。よろしくお願い致します。

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/07/11 18:47  ---2.152.251

鑑定家が誰かは分かりませんが、本当にコンポジットなのですか?
超老舗楽器店の看板職人でさえ、楽器をオープンしなければ分からないと言っておりました。
プロフェッショナルの失敗例がコンポジットを本物と信じて購入してしまうと言うものです。
また、古い楽器にはコンポジットは、修理による善意、悪意に関わらず多数有ります、購入したところがはっきりしているのなら、買い取らせるのも出来ると思いますが、気に入っているのなら、それも良しとしなければならないでしょう。

コンポジットなら、一般に言われている順番で市場価値が下がっていく事になります。
非常に多いですから、購入価格と相談で良しとするか、もう一度鑑定し直すのも良いのでは無いでしょうか。
業界では、ここはやめとけという有名な楽器店も聞きますが、店主に悪意がない場合は、仕方がないとは思います。

投稿者:モンド     投稿日時:2006/07/12 23:16  ---172.175.101

猫丸さま・・・貴重なご意見有難うございました。

私、あれから、このストラッドのHPの「店主さんの考え方」の項を全てじっくりと読みました。

とても、よいことが書かれています。まさにそのとおりだと思いました。全て真実ですね。

もし、あの時たっぷりと予算があれば間違いなく1000万クラスのモダン楽器を買っていたことでしょう。
でも、Vnを業としている訳ではなく、またコレクターでもありません。一介の愛好家が出せる金額には限界があります。その最大値で、あの時何とか件のメーカーの楽器を手に入れた喜びは私としては余りあるものでした!
楽器がランクアップすれば、腕がそれに追いつこうとして幸せな相乗効果が生まれますね。しかし、やがて欲も出てきます・・・

もっと上の楽器を買える望みがあれば、今の楽器にさしてこだわりは無いのですが、これがひょっとしてこの先、伴侶になるのかと思うと、知らなくていいものならそっとしておく方法もあったのですが、(止せばいいのに)本家本元のオーソリティーに、それも著名な3人の方に順番に鑑定依頼をしたのですね。

別々に行なったのに3人の意見はほぼ一致しました。これでもう、間違いなしです。「値段」とは実によく付けているものですね。
結果として、「お買い得」の値段で買ったのは「真正」にあと少し届かない「コンポジット」であった訳です。

でも、私、「素性」を知ったからといっても、「彼女」を見捨てませんよ!笑。これからも末永く付き合っていく覚悟でいます。

Q:ヴァイオリン製作学校
投稿者:kei     投稿日時:2006/07/06 21:26  ---59.153.220

ヨーロッパには四つの有名校があると聞きました。
この四つの学校を知ってる方がいらっしゃったら、是非教えていただけないでしょうか?よろしくお願いいたします

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/07/08 15:21  ---6.34.13

>ヨーロッパには四つの有名校があると聞きました。
これは、どこからの/誰からの 情報でしょうか。特に常識的な話ではないと思いますので、まずは、出所に答えと理由を聞くのが先決かと思います。

あくまでもご参考ということで、
私が知っている、ある程度知名度があるのではないかと思う製作学校は、下記です。
*俗称かもしれませんが、いずれも地名で呼ばれています。
<イタリア>
・パルマ
・クレモナ
<ドイツ>
・ミッテンヴァルト
・マルクノイキルヘン
<フランス>
・ミルクール

投稿者:kei     投稿日時:2006/07/08 17:36  ---59.153.220

返答ありがとうございます。これは杉山さんというヴァイオリン製作者のホームページ書いてありました。彼はロンドンのnewarkという製作学校を卒業した方なのですが、そこが「ヨーロッパで四つの有名校に数えられるnewark製作学校」と書かれていました。

投稿者:yajiuma     投稿日時:2006/07/09 02:01  ---8.52.57

それとミラノも忘れてはいけません。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/07/09 08:48  ---6.35.164

有名かどうかは別として、下記にほかの製作学校も載っていました。
http://www.e-birdnet.com/a_study/other/o_violon/o_vn_1.html#
ご参考まで。

投稿者:kei     投稿日時:2006/07/09 17:05  ---59.153.220

貴重なご意見ありがとうございました。
また質問があるときはよろしくお願いいたします。

Q:A RICHAUME の弓
投稿者:michan     投稿日時:2006/06/11 21:06  ---228.252.224

 A.RICHAUME A PARIS
と刻印されたVn bow を使用しています。
20年近く前にVnを購入したとき手に入れたものです。
弓はこれ1本しかもちません。自分でも怖いので
もう1本は欲しいと思っているのですが・・・

RICHAUME の弓は多く流通しているのでしょうか?
現在お店で購入するとすれば、どのくらいの
価格帯の弓なのでしょうか?

どうぞ お教え下さい。

投稿者:michan     投稿日時:2006/06/16 22:20  ---228.252.224

自己レスです。
弓を複数持ちたいという気持ちはかなり以前からあるのですが、田舎住まいなので楽器屋さんで試奏させていただくことすら簡単ではありません。ヴァイオリンのほうは車で2,3時間のお店で最近買い換えました。でも弓はほとんど在庫されていません。
近々出張するので都会の楽器屋さんでぜひ試奏させていただいて、将来の買い替えについての構想をねる材料にさせたいただきたいと思っています。しかし試奏といってもある程度の予算範囲はお話ししないといけないのではと思いました。
それにはいま自分がつかっている弓がどんなものなのか?おおよそでも知ることができたら・・・と考えた次第なのです。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2006/06/17 02:20  ---31.36.27

michanさん

ちょっとネットで検索するだけで沢山ヒットします。
以下の説明文は某楽器屋さんのHPから拝借しました。
「1882年にJoseph ArtherVIGNERONの息子として生まれ、1924年死去。
 70歳までParisにて働く。
 作風は父親と似ておりLucien Capet Modelとして知られている多くの弓を作った。
 Capetは有名なフランスのカルテットの演奏家である。 」だそうです。

この店に問い合わせてみてはいかがですか?

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/06/17 02:43  ---151.3.240

RICHAUMEはJoseph ArtherVIGNERONの息子ではありません。
(念のため)

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/06/17 13:53  ---6.34.86

真作のオークション落札価格は、例えば下記をご覧ください。
http://www.maestronet.com/history/
弓の場合、同じ製作者でもいろんなグレードのものがあり、銀/金、黒檀/鼈甲などで判断する必要はあります。もちろん、ある意味消耗品ですので、状態も大きく価格に影響します。また上記はオークション価格ですので、市販価格は普通その倍以上にはなります。

Andre Georges RICHAUME は、ヴァイオリン製作者の父(RICHAUME家)と弓製作で有名な家系に生まれた母(FETIQUE家)をもつ1905〜1966の製作者です。
20世紀前半のフレンチボーの製作者としては著名な一人でしょうから、もしその弓が真作であるなら、対抗馬としては、名のある新作弓、その時代の著名製作者の弓、といことになります。

投稿者:michan     投稿日時:2006/06/17 18:59  ---228.252.224

みなさま お答えありがとうございます。

通りすがりさん いろいろネットで検索して日本の楽器屋さんのHPでみかけたことはあったのですが、価格等はわからずにおりました。その楽器屋さんに問い合わせるというのは考えたら当たり前のことですが思いつきませんでした。

弦喜さんが教えてくださったオークションの結果、大変参考になりました。ヴァイオリンのオークションは覗いても弓のオークションは考え付きませんでした。ありがとうございました。

私がこの弓を買ったときは、まだベルリンに壁があり、楽器屋さん(かなりくせのある店主でいまは全く付き合いなし)いわく、東欧のオケマンがもってきて日本で円に換えたもの ということでしたが、本当かどうか・・・
角弓、黒檀、くじらひげ の弓です。晩年の作品はすべて丸弓という記載をどこかでみたことがあります。
弦喜さんが示してくださったような対抗馬の弓と比べてみると私の弓が真作かどうかわかるかもしれませんね(私の腕では無理かもしれませんが)

投稿者:jude     投稿日時:2006/07/03 02:30  ---7.137.250

リショームの弓を所有しています。
銀黒檀、丸弓で、私が子供の頃に教わっていた先生から
10年程前に譲っていただきました。
いい弓だと思います。
おとなしく素直な弓というか、
個性の強い弓ではなりませんでした。
私がその次に買った弓は新作弓でした。
タイプの違う弓を使ってみると
技術、表現どちらの点でも発見があると思います。

投稿者:jude     投稿日時:2006/07/03 02:33  ---7.137.250

訂正

個性の強い弓ではありませんでした

の間違いです。失礼しました。

投稿者:michan     投稿日時:2006/07/09 10:52  ---228.252.224

先日、ある楽器店で試奏させていただきました。
私の弓とよく似たテイストの弓をみつけ、つけられている値札をみて、十数年前の購入価格がそう法外でもなかったと少し安心しました。
それと自分が欲しいと思うような弓を得るのに必要な予算がわかりました。当分買えそうにはありませんでしたが・・・大変勉強になりました。
横浜方面に行く機会ができたら、ぜひストラッドさんにも伺いたいです。

Q:バイオリン購入にあたって
投稿者:さとみママ     投稿日時:2006/07/05 00:27  ---5.239.119

はじめまして、小6の娘がフルサイズのバイオリンを購入することになり、地元には楽器店はないので隣県へ先生と見に行きました。予算200万の予定が、娘の欲しがったバイオリンは Gio Batta Morassiの300万の楽器でとても気に入ったようでした。1度では決められないので一応取り置きしていただき帰宅しましたが私としては300万出すのであればオールドやモダンも捨てがたく(先生と私は)、楽器選びのアドバイスいただけたらと思います。これまではずっと鈴木のバイオリンでした。お店では100万から300万までの楽器を値段はふせて出されていましたが、娘がいい音だと言ったのは280万のとMorassiのと2点でした。私は素人でぜんぜん分かりませんでした。よろしくお願いします。

投稿者:元     投稿日時:2006/07/05 22:25  ---97.30.6

はじめまして。なかなかレスがないようなので、私の意見を。
昔からオールドという響きに弱い日本人は、オールドの楽器を欲しがる傾向にあります。以前の私もそうでした。
予算200万円〜もお子さんの楽器にかけるのでしょうか?将来音大志望ですか?羨ましいです。プロになった私でも小6の頃は、某国産メーカーのおさがりでした。
最近、本当に良いオールドは値が上がりぱなしで、とても手が届く範囲では有りません。
外国の超一流ソリストなんかは最近、(とくにヴィオラ奏者ですけど)自分の気に入った作家に新しい楽器を制作させて、使用している人もいます。
中途半端なオールド、モダンに〜300万円出すより、世界的に認められているGio Batta Morassiに300万円出す方がいいのでは?
実際わたしは、彼の楽器(1967年製)ともう一つイタリアの新作(1979年製)を使い分けています。別にもっと高い楽器に見劣りしている気は、演奏していて録音を聴いて感じません。以前使用していたオールドよりパワーや音色の面でいい気もします。
娘さんがもっと上達してから買い換えるのにも損をしない作家だと思いますが・・・・・・。
P.S.あくまでも私の意見です。判断はまわりにいる信頼のおける人に相談してください。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/07/06 10:47  ---238.16.8

Morassiがどうという前に、判断の拠り所がぶれ続けているようにも思います。

予算200万→本人の欲しがるもの→300万ならオールドやモダンも。

将来、有利に下取りに出せるとか、他にもファクターを考え出すときりがないので、判断の優先順位を考えて絞り込んではいかがでしょう。

それにしても小学生にしてMorassiとは羨ましい。

投稿者:QB     投稿日時:2006/07/06 13:55  ---175.176.2

GBMの新しい楽器の日本での相場からすると、300は範囲上限レンジでしょうから、まあ、ボラれてるわけでもないし、相場どおりじゃないですか?

将来売るのでなければ、一番気に入ったものを選べばよいと思います。

楽器のよしあしの判断は、弾く人の能力にも左右されますので、仮に現時点の娘さんの能力から一番だと判断してもしても(しばらくその楽器を使うとして)、例えば5年後の娘さんの能力からその楽器が一番かどうかわからないところが難しいと思います。

また、確かに新作は成長する「のりしろ」を考えなければなりません。良い素材を手に入れて、それを自分で成長させる喜びは変えがたいものもあります。

無責任投稿ですが、全体に倍音が豊富かつ他弦に対して共鳴を良く拾い、G/Dがへたった感じが無く、A/Eの低次倍音も豊富に持っていれば、300のGBMは買いだと思います。ただし、ちゃんと調整された上で判断してくださいね。GBMは魂柱も立つべき基準ポイントがありますから、まずはそこに立てて判断です。
板厚の問題も無いので、RDBのようにすぐ楽器がへたることもありません。

投稿者:下手の横好き     投稿日時:2006/07/06 21:28  ---108.148.79

私もアマチュアの”下手の横好き”ですが70以前作のGBMのユーザーです。
お嬢様の気に入っているGBM300万とは何年製作のものですか?
1990年以降なら300万は高いと思います。値引きを前提としている価格付けのお店なら、そこから値引きしてもらったとして、購入価格=税抜きで240〜260万ならまあまあでしょう。
もし70年前後で300万ならは安いと思います。80年代なら物によって300万は妥当な価格帯ではないでしょうか。
ただし、QBさまのおっしゃる通り”ちゃんと調整された上で判断”がとても重要だと思います。店(の趣味)によって音の出方、音質、音色、鳴りが全く違います。教わっている先生の好みはいずれとしても、そのGBMが最大限鳴っているか、今一なのかを確認された方が良いと思います。
勝手な想像ですが、お嬢様は音のキレ・出易さ・強さ・綺麗さに魅せられたのではないかと思います。でも本当のGBMの”鳴る音”がお嬢様の好みなのか現時点では解からないと思います。(解っていたらすみません)
しかし、GBMなら購入価格の80%以上での下取りが可能と思いますから、将来プロを目指すなら、第一ステップとして気に入ったものをか購入されてはいかがでしょうか。無責任な意見ですみません。
また、最終選別は自宅で行ってください。一番長い時間弾く場所で良い音でなければ楽しくはありません。よく言われるように楽器屋さんの部屋は一般に響き過ぎです。勿論ホールでお試しになられるなら最高ですが・・

QB様 横レスになってしまいますが、
”GBMは魂柱も立つべき基準ポイントがありますから”とは、
どのあたりでしょうか。駒にかなり近い位置と考えて良いでしょうか。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/07/06 23:32  ---1.142.67

予算200万円で 他の新作Vnをいろいろ弾いてみては?
半年ぐらいかけてもよいかと思います。

最近のGBMよりよいものが この予算で、たくさんあると思います。そういうVnを GBM300万円を出してきた楽器屋さんは出してこない可能性もありますが。

娘さんは ぴかぴかだから新作が好みなのかもしれません。私もその傾向がありますが。

投稿者:さとみママ     投稿日時:2006/07/07 00:08  ---5.239.119

皆さん、たくさんのアドバイスありがとうございます。娘と2人で読ませていただきました。楽器は、2004か2005年のものでした。娘が言うには他の楽器がよく響いたけど、一番きれいな音がしたのはGBMだったと言っています。(ヴィヴァルディのGーモールを試奏で弾いていましたがE線の高音部が特によかったそうです)。娘は自分の意思で3歳からバイオリンを始めて、音大を目標にしています。はじめたときからの約束で『毎日の練習は何があっても休まない』と決めてこれまで8年間1日も休まずがんばっているので、親心でこれまでのご褒美含めて少しでもいい楽器を・・・と考えています。予算を上げたからには値段に見合ったいい楽器をと、親の欲の張りすぎを反省しつつ、週末もう1度楽器店へ足を運びたいと思います。娘が、自分の楽器選びのためにたくさんの方がアドバイスしてくださったことに大変感謝しております。無知な母にこれからもアドバイスや意見よろしくお願いします。

投稿者:のーと     投稿日時:2006/07/07 01:48  ---9.65.150

もし私の生徒(小中学生)が楽器をさがしてるなら私もモダン楽器を薦めるかも。。。。。私自身、子供の時に買ったitalianの楽器でいろんなことがあったし。簡単に売れると人は話すけどそう簡単にはいかない。将来高価な楽器は買おうと思えば買えるし、プロのなったら楽器2つ持ってると便利なことあるし(仕事で野外コンサートの時etc).

6年前にあるコンサートでドイツの若手violinistの Brahmus violin concerto を聴いた。楽器がとてもいい音だったので”ああ、どうせStradだろうな”なんて思ってプログラム読んでびっくり!$25000ー(USD)のドイツ製のモダン楽器でした。彼は自分のstradを売ってその楽器を買ったと言ってたらしいが(?!)、その楽器メーカーのwaiting listは3年待ちとか。。。。。

投稿者:QB     投稿日時:2006/07/07 02:12  ---175.176.2

>下手の横好き様

70年代のGBMは、結構いい成長されているでしょうね。
たしかに、一番あぶらの乗った時期ですからね。
アニマの基準位置は、比較的駒足近めです。
モラッシの工房で修行をした経験のある方のところに持っていけば、おそらく手製のゲージを作っていらっしゃるか、数値として覚えてらっしゃるでしょうから、試されてはいかがでしょうか?

>さとみママ様

下手の横好き様のおっしゃった価格感は極めて妥当です。
GBMとはいえもちろん個体によって出来不出来がありますから、厳しい目で選んでください。
おそらく300からは値引いてくると思います。

瑣末ですが値引きが渋ければ、GEWAのJaeger(角型)もしくはMittenwald、どれでも好きな肩当、エヴァピラッチ・オブリガート・オリーブ、これらをタダで付けてくれ! と言えば応じてくれるかもしれません。とはいえそのGBMが仕入れでなく他店か輸入元からの委託だとすると、ちょっと渋いかもしれませんね。

ところで、その楽器、購入後は誰に面倒見てもらいますか?
それも考えておいたほうがいいですよ。

投稿者:セイジ     投稿日時:2006/07/07 22:32  ---160.168.216

300で狙えるオールドやモダンは予算不足でイマイチです。新作なら、現役最高峰のGBMが買えるのですから、音大を目指す子供にはジャストチョイスです。

なにしろ世界の最高峰ですから、お嬢様が音大に入学する頃には、かなりよい値段で下取りしてもらえ、上級楽器へのステップアップができます。あなたのお孫さんが弾くころまで持ち続ければ、家宝と呼べる存在になっていることでしょう。中途半端なイタリアンを買っても、そうはいきません。

投稿者:rio     投稿日時:2006/07/08 06:48  ---42.150.163

300万円の予算で、日本で探すとなるとなかなか、オールドやモダンでは満足行くものは見つかりにくいでしょう。

現在は、クレモナ製が人気があり下取りにも出しやすいという傾向があるので、選択肢が少なければGBMは悪くはないと思います。

イタリーでは、ボローニャ、フィレンツェ、ミラノなどなど他にもイタリーでは(日本人とは別の評価)巨匠といわれる人がおりますので、先生にご相談なさってはいかがでしょうか?クレモナよりは廉価であると思います。

投稿者:ヤパ     投稿日時:2006/07/08 17:35  ---2.42.204

当方も、300万で、100年くらい前の楽器を探しましたが、あまりいいものにお目にかかれませんでした。

コンクールに出ると考えるのなら、これから成長していく子供に、扱いにくい新作は、お薦めではないと思います。
即、実践に使える楽器、最低でも30年以上前。できれば50年以上前の楽器を探すべきです。

と言いつつ、当方も、300万(内心600万までOKと思って)そのような楽器を探して、挫折しかかっていました。

1回他県の楽器店を訪れる程度の、たいした苦労をせずに楽器を探すのであれば、モダンでは800万以上、オールドはよく知りませんが1500万以上は必要のようです。但し、証明書がついていても、偽物の可能性がありますので、要注意です。

楽しみとしてヴァイオリンをするのなら、新作でもいいと思います。

Q:ヤーガーのヴァイオリン弦について
投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/03 01:50  ---109.81.194

デンマークのヤーガー(Jargar)社のヴァイオリン弦(ヤーガー)を使用されたことのある方はいらっしゃいますか?フレキシメタルという柔軟な素材を芯材に使っているということで、スチール弦してはかなり高価な弦(4本セットで定価7,000円以上もする!)ですし、名前的にもマイナーなので、周りで使っている人を見かけたことがありません。自分はガット弦のオリーヴを愛用してますが、A線のみスチール弦を張っています。スピロコアとヘリコアを試してみて、ヘリコアの方が断然音が良くて使い易かったので、ヘリコアを採用しています。
ドイツのピラストロ社から取り寄せたワンダートーン・ソロの無料サンプル弦の中に、アルミ巻きのスチールA線が入っていたので、凄く期待して使ってみたのですが、スピロコアのように細い弦で、まるで針金みたいで柔軟性に乏しく、音もカーカーと安っぽい音がするので、20分ほど弾いて外してしまいました。
ワンダートーン・ソロのシンセティックのA線は、音はまぁまぁ良かったですが、巻き線が弱くて頼りない感じがしたので、これも張ってわずか20分で外して、元のヘリコアA線(ミディアム)に戻してしまいました。
なお、銀メッキのE線(太さ0.26)は、期待以上に素晴らしいE線で、これは売れるだろうな、と思いました。オリーヴの金メッキE線を越えるE線が登場!という感じです。いい加減な弾き方をしても全然ひっくり返らないですし、銀の鈴をふったような心地良い音が出ます。
ヤーガーのA線はヘリコアよりもずっと高価なので試してみたい気がするのですが、どなたかお試しになった方はいらっしゃいませんか?ではでは。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/06/07 18:21  ---25.150.62

弦は楽器との相性、個人の好みが強いですね。ひとつの弦を変えると他の弦の音が変わることもありますし。そのうえで・・・
ヤーガーのA、愛用してます。ヘリコアより暖かい音です。ダークです。ボリュームはヘリコアのほうがありますが。
フレクシメタルといってもヘリコアよりずっと硬いです。手元にあるスチールAをみてみるとやわらかい順に
ヘリコア→順不同でスピロコア、フレクソコア(ピラストロ)、スーパーフレクシブル(トマスティック)→ヤーガー→プレシジョン(トマスティック)ですね。
ただ太さのせいか、張った感じはヘリコアより指に優しいような気がします。
ヤーガーよりもっと高価で珍しいものにラーセンのスチールAがあります。これは使ったことありません。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/07 21:27  ---109.80.239

スチールラヴァー様、詳細なご回答ありがとうございます。ヤーガーのA線はフレキシメタルという芯材からかなり柔らかいイメージを持っておりましたが、それほど柔らかくないとのことですね。まぁヘリコアは柔らか過ぎてフニャフニャですからね。ヘリコアよりも温かい音という点には興味があります。ラーセンにスチールのA線があるとは全く知りませんでした。ネットショップの在庫リストを見ても、あまり置いてないように思います。ヤーガーとラーセンを買って試してみようと思います。A線以外の弦のセレクトは完了したと思うので、あとは「好みで、合う」A線さえ見つかればと思っている今日この頃です。ではでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/08 00:46  ---109.81.152

スチールラヴァー様へ。ちなみに、ヤーガーのA線の耐久性はいかがでしょうか?自分が使っているヘリコアの場合、3〜4ヶ月使ってもあまり劣化を感じないので、このペースだと半年ぐらいは使えるような気がしています。
あと、ラーセンのスチールA線をネットショップで探してみましたが、残念ながら日本国内で扱っているお店は見つかりませんでした。海外のサイトでも扱っているところがほとんど無くて、ようやく1店見つけたところです。たしかに、スチールA線にしては定価が高いですね。ではでは。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/06/08 14:40  ---226.2.78

耐久性にについても、何を基準にするか、個人差が大きいところです。ワタクシなら1年は使えるでしょう。少なくともヘリコアより長持ちします。ヘリコアのAは巻きがほつれてくることがありますが、ヤーガーはしっかりしてます。
ラーセンの使用リポート楽しみにしてます。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/08 21:15  ---109.80.90

スチールラヴァー様、再度のお返事ありがとうございます。ヤーガーが、ヘリコアよりも長持ちするとは驚きました。ヘリコアも巻き線がしっかりしている方だと思いますがそれ以上とのことですね。
あと、もう1点質問があります。自分はヘリコアA線は、アジャスターは付けずにペグだけで調弦してますが、ヤーガーのA線もアジャスター不要(ペグのみの調弦でOK)でしょうか?
このたび、いろいろとスチールA線を調べたら、スーパーセンシティヴ社からは、レッド・レーベルとかレッド・レーベル・プレミアムという弦が出てますね。レッド・レーベルは、発売当初、あのフリッツ・クライスラーが愛用していたというエピソードもあるようですね。スチール弦というのは意外と歴史が古いんですね。ではでは。

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/06/08 23:40  ---25.150.62

アジャスターは要るでしょうねぇ。まあ、ワタクシはヘリコアでもアジャスター欲しいですけど。ワンダートーン・ソロの
スチールAではいかがでしたか?
ガット弦の次に歴史が古いのがスチール弦です。あのドミナントで有名なトマスティック社の歴史もプレシジョンからはじまります。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/09 00:42  ---109.81.172

スチールラヴァー様。自分はアジャスターが嫌いなので(E線はアジャスター無しというわけにはいかないのでヒルタイプのものを付けてますが)、A線はアジャスター無しで弾けるものなら弾こうと思っています。自分の場合は、ヘリコアでは全くアジャスターの必要性を感じません。
ワンダートーン・ソロのスチールA線は、太さはスピロコアと同じかちょっと太いぐらいなのですが、硬くて針金っぽいので弦を張替えにくかったです。音も薄っぺらくて、音量も物足りない感じでした。ピラストロ社の最新のスチールA線ということでかなり期待していたのですが・・・。まぁ楽器や奏者との相性というのもありますから一概には言えませんけど。なお、ワンダートーン・ソロのスチールA線は、調弦のし易さはスピロコアと同等で、ヘリコアよりもほんのちょっとだけ調弦しにくい、という感じです。自分の場合は、アジャスター無しでも大丈夫だと思いました。
スチールラヴァー様は、スチール弦について造詣が深いとお見受けしますが、レッド・レーベルとかレッド・レーベル・プレミアムといったスーパーセンシティヴ社のスチール弦はお試しになったことはありますか?
ラーセンのスチールA線については、地元の弦楽器店で注文してみて、国内での取り寄せが不可だったら、下記の海外サイトで注文してみようかと思っています。まずは、その前にヤーガーのA線を買って試してみますね。
http://www.quinnviolins.com/qv_larsenviolin.shtml

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/06/11 09:17  ---25.150.62

レッド・レーベル、自分の楽器に張ったことはありません。わざわざ試す価値、ないとおもいますよ。プレミアムってのは知りません。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/11 15:45  ---109.81.107

スチールラヴァー様。スーパーセンシティヴ社のレッド・レーベルは、あの偉大なクライスラーも張っていた(4弦全部ではないと思いますが・・・)と書かれていたので興味を持ったところですが、値段がすごく安いのと使っている人を見たことがないので、あえて試すまでも無いかも知れませんね。
ラーセンのスチールAは高いですが、1回買って試してみる価値はありそうなので、1本だけ注文してみます。ヤーガーA線→ラーセンA線の順に試して、レポートしたいと思います。ではでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/13 18:15  ---109.81.14

スチールラヴァー様。時々利用している弦楽器店に行ったときに、ヤーガーのA線とラーセンのスチールA線を注文しました。ヤーガーは問屋に在庫があるようなので、すぐに届くそうですが、ラーセンの方は海外からの取り寄せになるので時間がかかる、と言われました。ラーセンのスチールA線は、ヘリコアの2倍以上の価格なので、高級感のある音色が期待できるのではないかと思います。
あと、ピラストロ社のフレクソコアですが、海外の通販サイトによると
Pirastro has recently reformulated the production of the Flexocor strings to appeal to modern tastes. They are a steel rope core string.
とのことで、最近、改良が行われているようです。この改良版のフレクソコア(あるいは旧版のフレクソコア)はお試しになられたことがありますか?ヘリコアと比べてどうでしょうか?
ではでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/15 00:08  ---109.80.166

仕事で隣町に行ったついでに弦楽器屋に立ち寄ったところ、ヤーガーのA線を発見したので速攻で買いました。帰宅してすぐに張替えたのですが、これが大当たり!ヤッホー!スチールラヴァー様がおっしゃっているとおり、柔らかめの音で、他の弦との調和が非常に優れています。若干パンチが弱いような気がしますが、グイグイと駒の近くを弾けば、かなりの音量が出ますし、和音を弾いたときのバランスも良好です。自分にとって最大の懸案であるE線とA線のバランスについては、今までで最良の結果が出ました。これまでは、ヘリコア・ミディアムのA線が自分にとっては、ベストA線だったのですが、ここにきて、ヤーガーのA線(クロム巻きスチール)が1番手に躍り出ました。ヘリコアやスピロコアに比べると、弦そのものはヤーガーの方が硬いですが、音はヤーガーの方がマイルドでソフトです。なお、弦の太さは、ヘリコア>ヤーガー>スピロコアで、ヤーガーはちょうど両者の中間という感じです。指当たりも両者よりもソフトに感じられます。いやぁ、ほんと気に入りました。スチールラヴァー様に薦めていただいたお陰です。ありがとうございました。
あと、注文したラーセンのA線が届いたら、レポートします。果たしてヤーガーを超えられるか!

投稿者:スチールラヴァー     投稿日時:2006/06/15 16:10  ---226.2.78

ヤーガー、アジャスターなしでいけてますか?
フレクソコアはヘリコアよりもスピロコアに近いです。ノル氏の書き込みから思うに、ワンダートーン・ソロのスチールA線と同じなんじゃないかと。ちなみにオイドクサのスチールA線はクロムコアとおなじです。
ついでに尋ねられる前に答えておきます。PRIMは音はヤーガーより明るめ、巻きが弱い。
これでワタクシの知ってるスチール弦出尽くしました。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/15 21:01  ---109.80.189

スチールラヴァー様。幸いなことに、ヤーガーのA線はアジャスター無しで調弦してますが、自分の楽器では全然問題ありません。ペグを動かしたときの弦の動きが、ヘリコアよりも(タイムラグが無くて)リニアな感じで、最初は一瞬ヘリコアよりも微調整が難しく感じましたが、慣れたらむしろヤーガーの方が調弦し易く感じます。A線そのものの響きの点でも、ヘリコアよりも倍音の響きが美しい感じがします。巻き線については、スチールラヴァー様がおっしゃるとおり、ヘリコアよりもヤーガーの方が丈夫な感じがします。まぁ、ちょっとの差だとは思いますが。
ラーセンのスチールA線は取り寄せに時間がかかるようなので、いつ試せるかわかりませんが、ラーセンが自分的にボツになった場合は、ヤーガーに戻ることになると思います。そのときに、テンションをフォルテ(強)に変えるかも知れません。ミディアムでも十分という感じもしますが、一度、フォルテも試してみる価値があるかな、と思ってます。
フレクソコア、オイドクサのスチールA線、プリムについてもお答えいただきまして、ありがとうございました。お陰様でだいぶスチール弦に関して造詣が深くなりました。自分は巻き線が弱い弦は嫌いなので、プリムは試さないつもりです。ではでは。

投稿者:ラルゴ     投稿日時:2006/06/18 17:57  ---2.56.217

初めまして、ラルゴと申します。ノル様とスチールラヴァー様のやり取りを興味深く拝見させていただいております。私もスチール弦を試してみようかな、と思っているところです。スチール弦って結構種類が出回っているのですね。ラーセンのスチールのA線をお試しになられたら、ぜひレポートして下さい。それでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/19 12:58  ---109.81.83

ラルゴ様へ。自分がスチール弦、それもスチールのA線に興味を持ったのは今年になってからのことなのですが、なんだかんだと、いろいろなスチールA線を試してきました。その中でわかったことは、スチールA線は、ピッチの安定や耐久性の点で非常に優れているだけでなく、音量や音色、あるいは、他の弦との調和においても優れているということです。D線とA線の調和以上にE線とA線の調和を重視する場合には、A線をスチールにするという方法が有効です。
また、ピッチの安定性については、A線をスチールに変えるだけで、(それにつられて)D線やG線のピッチの安定性も向上するように感じています。自分は、D・G線にオリーヴを張ってますが、A線をスチールに変えてからD・G線の調弦の頻度が明らかに減りました。
ただ、スチールA線といっても、いろいろな銘柄があり、楽器や弾き手との相性の問題があるので、いろいろ張って試してみないとわからない、というのが現時点での実感です。今のところ、ヘリコアとヤーガーが気に入っています。特にヤーガーは予想以上に良くてかなり気に入っています。あとは、ラーセンのスチールA線の結果に乞うご期待!といったところです。ではでは。

投稿者:ラルゴ     投稿日時:2006/06/22 23:17  ---209.183.139

ノル様、ラーセンのスチールのA線を売っているところを見つけましたよ。
http://www.violino.jp/larsenvn.htm
ラーセンのスチールのA線って定価が2,415円もするんですね!スチール弦って安いもんだと思ってたんで驚きました。それでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/24 01:28  ---109.81.110

ラルゴ様へ。日本国内のネット通販のお店は、自分なりにいろいろ検索しましたが、ラーセンのスチールA線は全然見つかりませんでした。
それで、時々行く楽器店で注文したのですが、いつ届くのやら・・・。もう少し早くわかっていればラルゴ様が教えてくれたサイトで注文したのに・・・、と思いながら、ラーセンのスチールA線の入荷を待つ今日この頃です。
海外の通販サイトでも、ラーセンのスチールA線を取り扱っているところは少ないです。
ストラッドさんの通販では、ラーセンは40%引きとのことですが、残念ながらスチールA線は取り扱っておられないようです。高い弦なので、安く提供していただけると助かるのですが・・・。
ヘリコアの2倍近い値段なので、性能の面でかなり期待しているところです。ではでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/27 15:51  ---109.81.95

米国のQuinn Violinsに注文していた各種スチールA線が届いたので、早速試してみました。まず、期待のラーセンのA線ですが、第一印象はパワフル!。張りのある引き締まった音です。ヤーガーをパワフルにした感じです。弦そのものの太さや硬さは、ヤーガーと同程度ですが、テンションがラーセンの方が強いです。A線とE線の音の響きの調和はいい感じですが、A線の音量がちょっと強すぎる感じでE線がちょっと負けかける感じがあります。Mediumの下にSoftというテンションがあるのですが、こちらの方が自分には合うかも知れないと思います。さすがに値段が高い(14.79ドル)だけあって巻き線はなめらかで丈夫です。
2日ほどラーセンを試した後、ピラストロのFlexocor-Permanent(フレクソコア・パーマネント)を張ってみました。ヘリコアのようにフニャフニャに柔らかくて弦が張り易いです。音の第一印象は、かつて愛用していたオリーヴA線と弾き心地・音色・音量が似ているということです。ほんのちょっとザラツキがあって、指当たりが柔らかくて、レスポンスが非常にクイックです。これまでに張ったスチールA線の中で一番テンションが柔らかい感じがします。そして、ものすごく調弦がし易いです。巻き線もヤーガーほどではないにしても、ヘリコアと同等以上の丈夫さがあると思います。弦の太さはヘリコアと同程度で、ヤーガーよりもちょっと太めです。6.25ドルのヘリコアに対して、フレクソコア・パーマネントは10.19ドルと高めですが、物凄く満足度が高いです。あまり期待してなかったのですが、すっかり気に入りました。課題だったE線とA線の調和も自分が望んでいたレベルに達したので、これで行こうと思います。ではでは。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/06/27 16:06  ---109.81.95

書き忘れがあったので追伸です。フレクソコア・パーマネントはテンションは1種類のみです。A線の巻き線はアルミで、比較的明るい音が出ます。テンションが低めでレスポンスが良いので、小さい音が楽に出せます。また、駒のすぐ近くまでグイグイ追い込むと、ヘリコア以上の音量が出ます。最大音量ではさすがにラーセンのミディアムにはかないませんが、最小音量ではフレクソコア・パーマネントの方が優れています。オリーヴのD線やG線との音色の統一感・音量バランスについても、同じピラストロ社の弦ということもあるのでしょうか、とても統一感があって良く調和します。自分はヘリコアやヤーガーでも、アジャスターをつけずにペグのみで調弦していましたが、フレクソコア・パーマネントの調弦のし易さは、かつて経験したことがないほどのもので、極めてなめらかに調弦できます。巻き線がなめらかでツルツルしていることも関係しているかも知れません。スチール弦なので、音程の安定感は抜群ですが、張った最初の日だけ、他のスチールA線に比べると、ほんのちょっとだけ音程が下がりました。張って10分で音程が安定してその後全くピッチが狂わないヘリコアなどと比べると、長年ガット弦に慣れ親しんだ身には、かえってこの方が親しみが持てます。オリーヴのA線にはかなわないまでも、表現力も幅広く、パワーも適度でピッチが安定するので、フレクソコア・パーマネントA線+オリーヴの組み合わせは、凄く良いと思います。ヘリコアはアメリカンな弦だな〜、と感じますが、フレクソコア・パーマネントは、より上品でヨーロピアンなテイストを感じます。ラーセンのスチールA線と同じく、ピラストロのフレクソコア・パーマネントも、日本国内で取り扱っているお店が少ないのは残念です。こんなに良い弦なのに・・・。ではでは。

投稿者:ラルゴ     投稿日時:2006/06/30 00:20  ---25.182.124

ノル様、ラーセンをお試しになられたようですね。でもフレクソコア・パーマネントの方が気に入ったとのことですね。ガット弦を愛用されているノル様が賞賛されているのを見て、私もフレコソコア・パーマネントを張ってみたくなりました。A線だけでなくセットで張ってみようかな・・・。でもやっぱその前にガット弦を試してみたいと思います。思い切って一番高いオリーヴを試してみるか・・・。

投稿者:ラルゴ     投稿日時:2006/07/08 00:42  ---25.182.124

ノル様、ヤーガーのA線を試してみました。触った感触は硬めですが、音は柔らかい感じでいいですね。クセのないマイルドな音ですね。張ってすぐにピッチが安定するのはさすがスチール弦、これはいい感じです。ソフトな音が好きなので次はフレクソコア・パーマネントを試してみたいです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/07/08 02:24  ---6.35.99

この「弦楽器Q&A」の”ご利用規約”には、下記の項目が含まれます。
・名前を使い分けての自作自演はしないで下さい。
・個人的なご連絡を掲示板を利用して行わないで下さい。
まだ”ご利用規約”を読まれていないのでしたら、一度きちんと目を通した上で、今後ルールの範囲内での書き込みがなされることを期待します。

Q:修理に出すと...
投稿者:鈴木     投稿日時:2006/07/06 13:13  ---2.56.22

修理に出すと品名がA.guarneri Vn となっていたのですが、これってアンドレア・グァルネリのことなんでしょうか? ぜんぜん意識した事がなかったのですが。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/07/06 23:23  ---1.142.67

意味がわかりません。

製作何年ぐらいのVnですか?

ラベルを見たことがなかったのが、初めて見て A.Guarneriとなっていたということですか?

非常に有名な製作家の名前をラベルに書く習慣があります。Vuillaumeしかり、 Stradivariusしかり、Andrea Guarneri しかり。
デラックスヴァイオリンと書いてあるのと同義です。このことですか?

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2006/07/07 14:43  ---81.65.230

 ラベルにそう書いてあった、ということでは?

 「タイガー魔法瓶」と言ってもトラと何か関係あると思う人は普通いないでしょう。 「バルトーク四重奏団」のストバイがバルトーク本人だと思う人も稀だと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/07/07 23:09  ---6.35.99

修理に出すと、複数の楽器を扱っている楽器店/工房では、その楽器であることを特定するためにその楽器に何か名前をつけます。
ラベルが貼ってある時はラベルに記載された名前で呼ぶことが多いです(その楽器のそのラベル通りのものであるかは関係なく、単に間違えて処理しないための記号としてです。)。ラベルが貼ってないものは、持ち主が呼んでいた名前か、その楽器として特徴的なところ(**モデル、xx製ノーラベル)をもとに、一応某かの名前をつけてその楽器であることを特定します。

もし、お持ちの楽器のラベルにそのように記載していうのであればそれをもとに呼んでいるのでしょうし、ラベルがないのであればグァルネリの特徴が顕著に出ている楽器なのでしょう。(アンドレアをA.で略すことはあまり目にはしません。)

Q:longtone
投稿者:のーと     投稿日時:2006/07/06 03:12  ---9.65.150

この前の肩当の件でいろんな意見をいただきました。ありがとうございます。たしかに慣れるまで時間はかかると思います。ここ最近少し慣れてきたようです。私は156cmで首も長くない(タートルネックのセーターなんて着れない!!)ので、肩当なしのほうがいいのでは?。。。。。と思ってます。8歳からviolinはじめて肩当を使ってて、10歳の時に”肩当なし宣言”を先生にしたが認められなかった。。。。。その後5年に1度は肩当なしをtryしてみたが、失敗。2年前からkunとスポンジをいったりきたりしてる最中、chicagoの友達から肩当なしで持つコツを教えてもっらった。
夏は仕事が忙しくないので、毎日scaleを練習しながら肩当なしでやってます。どうなるでしょうね。:)

新しい質問ですが、ロングトーンの練習やってる方いらっしゃいますか?私はwarm up のときにopenstring でゆっくりむらなく弾くようにしてます。

投稿者:QB     投稿日時:2006/07/06 05:59  ---175.176.2

弦の振幅を一定に保つ事に留意しながら弾く位置を変えてやっています。

Q:弦は張ったままか
投稿者:kennji     投稿日時:2006/07/05 10:35  ---91.145.102

こんにちわ。セロの弦は張ったままでよいのか。
それとも若干緩めたほうがよいのか、をお聞き
したいのですが。一日おきくらいに引きます。
弓は必ず緩める、ことは承知していますが。
私の知り合いのプロのチェリストはいつも張った
ままにしておくようです。よろしくご指導下さい。

投稿者:CABIN     投稿日時:2006/07/05 12:46  ---114.112.42

チェロの弦は張ったままでもかまいません。
でも,たまには弦を緩めてペグ・アジャスタの調子を見たり,指板や弦のクリーニングをすると良いと思います。

Q:ヴァイオリンを買うにあたって…
投稿者:悩めるパパママ     投稿日時:2006/07/03 12:27  ---185.110.201

小学生の息子がフルサイズのヴァイオリンを購入することになりました。

先日、習っている先生のところで3本弾き比べをした結果、「Jean Baptiste Vuillaume a Paris」
というラベルが貼ってある楽器の音色がいいね、ということになりました。
ラベルに年代は書かれてありませんんが、楽器店の資料によると、1930-1950年で、製作は「Laberte School」と書かれてあります。
価格は50万ということでした。

質問は以下のとおりです。
 1. ラベルにある名前はどういうものですか?
 2. ラベルに年代が無くても大丈夫ですか?
 3. 楽器に対して妥当な価格ですか?
 4. フランスの楽器ってどうですか?
 5. 他の2本はノーラベルでしたが、ラベルが無くても大丈夫なのですか?

弦楽器については無知な両親の初歩的な質問ですみません。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/07/03 22:23  ---7.229.192

 小学生でフルサイズとは体格がいいんですね。
 過去ログ検索で「ラベル」を。といいたいところですが、あまり引っかかってきませんね。

 Jean Baptiste Vuillaume (1798-1875)。パリに工房を持っていた有名な製作者。弓の工房としても有名。
 楽器の値段は、50万払うに値すると思えば「妥当」というほかないです。同じ工房製が巷で幾らで売られているか、お知りになりたいのかも知れませんが、同じメーカーでも、楽器の健康度で値段は違ってくるでしょう。フランス製だからどうというのも、個々の楽器の判断には役に立ちませんね。
 ラベルはその気になればいくらでも張り替えられるものなので、あまり当てにしてはいけない。ラベルがないからダメというものではない。
 まあ、こんなところですか。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/07/03 22:49  ---6.35.241

>1. ラベルにある名前はどういうものですか?
左上の過去ログ検索にて、ヴィヨーム、または Vuillaume,あるいはVUILLAUMEをキーワードに、過去の書き込みを眺めてください。

>2. ラベルに年代が無くても大丈夫ですか?
Vuillaumeのものではないので、ラベルは飾りであり、うその年代が記載されても意味はありません。

>3. 楽器に対して妥当な価格ですか?
左上の過去ログ検索にて、Laberte をキーワードに、過去の書き込みを眺めてください。

>4. フランスの楽器ってどうですか?
お手頃な価格で、音量もあって結構使える楽器がたくさんあり、個人的にはおすすめです。
私の場合、メインの楽器はフランスのものですし、コレクションとしてお手頃価格で使える楽器を集めたら、結果フランス物が主に残りました。

>5. 他の2本はノーラベルでしたが、ラベルが無くても大丈夫なのですか?
その価格帯であれば、ラベルにこだわることはないと思います。音色とダイナミックレンジと仕上げと健康状態と弾き心地が重要だと思います。
そのお店が信じられ、また次回買い替えの際の下取り保証(消費税抜き価格の7〜8割程度での買い取りが買う側としては望ましい)を行ってくれるのであれば、まったく心配することはないと思います。

投稿者:鈴木珍事     投稿日時:2006/07/04 00:10  ---1.142.67

Vuillaumeは非常に有名な製作家で ラベルにVuillaumeと書いてあるのは Stradivariusと書いてあるのと 同じことです。
私は デラックスヴァイオリンと書いてあるのと同義と思ってます。

Laberte schoolは一昔前のファクトリーメードのなかでは最も優れたヴァイオリンという評判で 約10万円の赤みがかったニスで、木目もきれいなものを買ったことがありますが、これは×でした。でも9万円ですぐ売れました。Laberteの名前で売れたのでしょう。

個人的には50万円は少し高めと思います。

参考までに。

投稿者:悩めるパパママ     投稿日時:2006/07/04 09:52  ---185.110.201

皆さん、丁寧なお返事をありがとうございました。

フランスの楽器はおすすめですと言ってくださる方がいて、正直ホッとしました。

結局のところ、先生と楽器店を信用して選ぶしかないので、50万が高いとのことでも、
楽器そのものを気に入って購入するのであれば、それはそれで仕方ないというか、それで良いと思っています。

仕上げや健康状態が良ければとのことですが、それはとても気になることです。
貯金をはたいて買ったはいいが、頻繁に修理に出さないといけなくなるような楽器だと、とても困るので。
これも私たち素人には分からないので、楽器店を信じるしかないですね。

今回相談している楽器の見た目は、結構使い込んであるなあという感じで、角のニスがとれているところも多くあり、
ハイポジションでさわるためか(?)、ネックに近い本体部分に5ミリ四方位のニスのはげた部分もあります。
裏板は、中央の膨らんだ部分がなぜか色が薄く、下のほうにも色むらがあります。さわると少しぼこぼこした感じです。
はじめて見た時、ニスが一度溶けて塗りなおしたののかしら?と思いました。そんなことってありますか?

楽器の健康状態を見る着目点があれば、ぜひ教えてください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/07/05 01:42  ---6.34.242

以下、私見です。
ニスについては、楽器店できいて問題ないと回答があれば気にしなくてよいでしょう。
古い楽器は、手や身体がよく触れる場所・擦れる場所と、ケースに収納する際に翌触れる場所・移動等で擦れる場所のニスは、どうしても薄くなってきます。
従って、裏板で言えば、正面から見て、左上(左手の手のひらがあたる)、中央(ケースの中で主にケースに触れる)、下部中央から右下部分にかけて(肩や襟があたる)などのニスは薄くなり、色も薄くなります。最初に書かれた、ネック側の側板のハイポジションで左手で触れる場所も同様です。
古い楽器を模倣した、古色仕上げ(アンティークフィニッシュ)の楽器も多く、そのような楽器は出来た時からそのような箇所のニスの色は薄くしてあります。
本当にニスが薄くなって地肌が見えそうな場合は、オーバーコートのニスを塗れば、特に問題はありません。

楽器の健康状態としては、絶対さけるべきは裏板の魂柱傷です。あとはその古さであれば、15センチを超えるようなクラック(割れ)やたくさんのクラックがあるものは避けた方がよいかもしれません。特にクラック修理が素人目でみてもヘタな場合も注意した方がよいでしょう。
板厚が薄すぎるものも避けた方がよいと思いますが、これは楽器店にきかないと普通の人はわかりません。
あと、ネックの下がりがないかも楽器店に確認してください。

あと楽器のサイズですが、この一番上の”販売品について”をクリックすると、次の”楽器選びのアドバイス”のサイズについての項目にストラッドさんのアドバイスが書かれていますので、参考にしてはいかがでしょう。
フランスの楽器は、結構大きいものが多いので、標準よりもかなり大きいものや、各重要箇所の寸法が標準から大きくずれているものを買ってしまうと、変な癖がついて、後々標準的なサイズの楽器に買い替えたりした時に苦労します。

投稿者:悩めるパパママ     投稿日時:2006/07/05 09:06  ---6.41.159

弦喜さん、大変参考になるアドバイスをありがとうございました。

楽器のサイズは、どれも範囲内でした。

裏板の色むらについては、やっぱり気になったので楽器店に直接聞いてみたところ、
弦喜さんのおっしゃるとおり、古い楽器の模倣とのことでした。

クラックや、魂柱傷も無いようです。

安心してこの楽器に決めることができそうです。
皆さん、本当にありがとうございました。