弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:駒について教えてください
投稿者:初心者グレース 投稿日時:2006/07/23 14:19 ---110.187.62
持っているバイオリンの駒はAubert DeLuxe です。しかし、いろいろ調べているうちに、Aubert DeLuxe 8Lと書いてあるものを発見しました。みなさんにはバカらしいぐらいの質問だと思いますが、ぜひ知りたいのでどうかお教えください。よろしくお願いします!
投稿者:初心者グレース 投稿日時:2006/07/23 15:38 ---110.187.62
大事なことを書き忘れました。教えて頂きたいのは、2つの違いです。
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/07/23 16:42 ---25.150.60
8Lってのは単にカタログナンバーでしょ。駒自体に8Lって刻印があるわけじゃないよね?
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2006/07/23 20:08 ---1.142.67
全然 バカらしくないです。Model No8のなかに Luxe とDeluxeがあるようです。
投稿者:ちょっと 投稿日時:2006/07/23 21:12 ---147.188.137
http://item.rakuten.co.jp/sokone-gakkiya/c/0000000225/
http://www.violinsupply.co.jp/Link/items/Parts/Bridge.html
を見ると、8と8Lと違うものようですね。
投稿者:初心者グレース 投稿日時:2006/07/23 22:28 ---110.187.62
分かったような、分からないような・・・ちょっとさんの教えてくださったところにメールしてみようと思います。いろいろありがとうございました!
投稿者:スチールラヴァー 投稿日時:2006/07/24 14:51 ---226.2.78
上の方々の回答を見るに、8LがDeLuxe、8がLuxeってことみたいですね。あと8SLがSuperLuxeね。
Luxeって長いことお目にかかってなかったんで、すっかり製造中止だと思ってました。
以前から#7とか#5とかいう呼び名は使ってましたが、DeluxeはDeluxeって言ってましたよねぇ。むかしから8Lっていう番号ついてたのでしょうか?
初心者グレースさま、回答を得られたらここでも結果を知らせてくださいね。
投稿者:初心者グレース 投稿日時:2006/07/24 21:23 ---110.187.62
「駒は通常、表面に薬品処理が施されています。メイプル材は本来は白っぽい色のため、表面を染める(焼く)ことで違和感のない色に仕上げてあります。これが8Lで、DeLuxeはnon-treatmentでその薬品処理のされていない駒のことです。DeLuxeの駒としてはモデルや材質に違いはありませんが、使用する際には、室内などで日数を掛けて陰干しをしておき、自然に色が焼けるまで放置したのちに使用するのが通常です。」という回答を頂きました。何を伺っても勉強になります。これからもみなさん、よろしくお願いします!
Q:Rudolfo Marchini
投稿者:ヤパ 投稿日時:2006/07/08 17:24 ---2.42.204
Rudolfo Marchini(Roma) 1976年のヴァイオリンの購入を考えています。
Giuseppe Lucci氏の娘婿ということと、1967年にクレモナで楽器を展示したということくらいしか分かりません。
あと、Tarisioに1985年のオークションで1756$ということと、1990年のヴァイオリンの写真がありました。
なにか、情報をご存じでしたら、よろしくお願いします。
投稿者:ヤパ 投稿日時:2006/07/23 21:37 ---147.188.137
レス頂けないので、一度だけアゲさせて頂きます。
できれば、生年だけでも分かるといいのですが……。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/07/23 22:59 ---6.34.189
「楽器の事典 ヴァイオリン」に記載されたイタリアの現在のヴァイオリンメーカーのリストでは、
Rodolfo Marchini Roma 1943
となっています。
なお、RudolfoよりもRodolfoの方がたくさん情報が得られると思います。
投稿者:ヤパ 投稿日時:2006/07/24 21:21 ---2.14.168
弦喜さん、ありがとうございます。
このスレッドを立てた後、名前を読み間違えているのに気づいていたのですが、訂正するのを忘れていました。
購入を決めて、今日、お金を払ってきました。
素性が分かっていて、これ程、日本で名前の通っていない作家もいるのですね。
クレモナの作家なら駆け出しから素晴らしいうたい文句で売り出しているのに。
まあ、Romaだからでしょうか。
Q:教えて下さい
投稿者:り〜 投稿日時:2006/07/22 20:51 ---6.42.20
はじめまして!!
最近、ヴァイオリンを始めました。レンタルで練習してたのですが、そろそろ楽器を購入しようと思い、工房に行ってきました。
「Reinhold Schnabl」というドイツ製の楽器が気に入ったのですが、どういうところの楽器なのか詳しく教えて頂けないでしょうか?!
よろしくお願いします。
投稿者:かめ 投稿日時:2006/07/22 23:05 ---168.209.168
最近、この掲示板は楽器の素性に関しての質問がとても多いように
思います。
本来、購入しようとする、もしくは購入してしまった楽器の素性に
関しては、その楽器を取り扱っている楽器店に訊ねるべきことであり、
手に入れた(入れようとする)本人が色々な手段を使って調べるべき
事ではないでしょうか。
少なくても簡単にこの程度の情報は手に入ります。
http://izuta-violin.co.jp/catalog/violin/schnabl.html
投稿者:りー 投稿日時:2006/07/23 21:14 ---6.35.17
ありがとうございました!!
Q:弦の張替えについて
投稿者:ゆさまま 投稿日時:2006/07/22 17:09 ---6.36.19
こんにちは、
実はE線の弦が取れてしまって、取り付けることが一人でできません。
一人で取り付けられるものでしょうか?
教えていただけますか?
どうぞ宜しくお願い致します。
投稿者:杏 投稿日時:2006/07/22 23:19 ---145.129.144
自分で張り替えるものですが、、説明しにくいので、、
弦が切れてしまっているなら、新しい弦が必要です。買いにいくついでにお店で張り方を教わってください(楽器を持っていくときに、他の弦をゆるめては駄目です。あまり揺らさないよう、大事に持って行ってください)
新しい弦が手元にあるなら、、先生にお願いして張ってもらうといいのですが、自分でやる場合は、、、
まず、手をきれいに洗ってください(脂や汗をつけたくないので)
最初にテールピース側のループか玉をアジャスタに引っ掛けて(*そのとき、アジャスタは一番弦が緩む位置にしておきます。)、そのまま指で弦を軽くなでるようにしてねじれをとってから、弦の先っぽ(まっすぐな方)をペグの孔に差し込みます。あとは弦が重ならないように指で位置を調整しながらペグを回して、ある程度張ってきたら、今度はペグを(軽く)押し込みながら回して固定します。
針金なので、ピンピン跳ねてやりにくいかもしれません。アジャスタにはめてから、軽くしごいて、指板の上で左手で押さえておいて、右手で差し込んで回すのが楽かも。アジャスタから外れても気にしないである程度弦を巻き込んでからもう一度アジャスタにはめることもできます。
駒の溝、上駒(指板の一番先の、枕になっている部分)の溝に弦がきちんと入るよう気をつけてください。
弦にチューブが通してある場合は、アジャスタと駒の間に追い出しておいてください(つけた方がいい場合もあるのですが、ちゃんとつけるのは大変なので)
ペグが緩んで弛んだだけなら、アジャスタに弦の先をはめて、あとは駒と上駒の溝にだけ注意して巻き上げてください。弦がねじれていると切れるので、指で軽くなでて、アジャスタと駒の間かペグボックスにねじれを追い出します。
あとは、ちゃんとなっているかどうか、先生に確認していただいてください。
アジャスタ自体が外れたり、駒が斜めになっていたら、工房かお店に持っていってください。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/07/23 00:27 ---6.34.29
言葉で説明するのはなかなか難しいですね。
下記に、初心者向けに弦の張り方の説明が写真付きであります。
http://www.domani-vn.jp/firsttimer.html
その例ではD線の巻き方が示されていますので、E線の場合、まずその例に対し左右対称となることと、ペグは時計方向に回して巻いて行くことにご注意ください。
上記Webおよび杏さんの回答への補足としては、
1)弦のペグ穴への差し込み方は、上記Web説明参照。ペグを外側に引っ張って緩め、穴を出来るだけ壁面側にもってきた状態で、正面から見てA線より右側で弦を穴に差し込み、弦の先を貫通させます。後で少し緩むので、初心者であれば1センチほど頭を出して大丈夫です。
2)上記の写真での巻かれ方を参考にして、E線の場合、貫通して飛び出したE線の先(または穴)の左側で一回転させ、その後クロスさせ右側に持って来て、ペグを内側に押さえ込みながら回して次第にネジこんでいきます。結果、弦は最初左側に巻かれた後、その後は右側に、右側に巻かれていきます。
3)一旦うまく回り始めたら、弦が緩まないようつねに引っ張りながらテンションをかけた状態で回して行く事が重要です。
4)E線の場合、アジャスターにひっかけたボールエンドあるいはループエンドが簡単にはずれますので、途中ではずれた場合は気にせず、ある程度巻いた後に再度アジャスタに引っ掛けて、弦を山形になるよう指で引っぱり上げながら巻き上げを続けると、アジャスタ側もペグ側もはずれず、最後まで巻けます。
5)慣れないうちは、傷つかないよう絨毯の上などのある程度柔らかい床において上記作業を行えばよいでしょう。慣れてくると、座った状態で楽器と正対して上記作業が行えるようになります。
Q:サイズアップしたいのですが。
投稿者:みらい 投稿日時:2006/07/21 16:29 ---220.174.52
フルサイズを検討中です。只今、Natale Carletti 1941年、 Ambrogio Sironi 1924年を試奏してますが、製作者、価格について、さっぱり分かりません。わからないまま購入するのも不安です。一応検索してみたのですが、日本語でないため理解できないのです。ちなみに価格は200万と300万とのことです。もし
、お分かりでしたら、どなたか教えてください。宜しくお願いします。
投稿者:yajiuma 投稿日時:2006/07/22 07:59 ---6.33.76
値段の妥当性以外はお店に聞くべきです。それが出来ないようなら買うべきではありません。まずお店との間に信頼関係が有ってこそ、そのような高い楽器を買うことが出来るのではないでしょうか?
何度もBBSで言われていることですが、
まず信頼できるお店を探すことが重要!
信頼できるお店はキチッと説明してくれるはずです。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2006/07/22 10:44 ---1.142.67
1901生まれ。33歳で死亡。Antoniazziの弟子。Milanで働く。
Excellent designs, workmanship and varnish. Won diploma at Rome
(Henleyの辞書)
とありました。
ラベルはPremiato alla Reale Accademia di Roma と筆記体で自筆
Ambrodio Sironi
Allivo di Antoniazzi
Fece a Milano l'anno 19 の活字 のあと2けた数字を自筆
サインのAmbrogio Sironi と住所のViafx(?) Predis 2 が自著してあります。
+
これに ○ の○のなかにASのスタンプが加えてあります。
12000ドルの落札の最高記録がありました。300万円は日本で普通の価格でしょう。
Natale Carlettiは1904年生まれ。〜1966 チェリスト。Pieve di CentoでCarlo Calettiの跡を継いだ。Cremonese modelling, ベースでゴールドメダル(クレモナ)ニスはBrilliant lemon-yellow to bright red オークション記録は分かりません。
投稿者:みらい 投稿日時:2006/07/22 14:21 ---220.174.52
お返事を有難うございました。ラベルは確認できましたし、価格も妥当とのことで安心しました。
フルサイズでの楽器選びはエネルギーと神経を使いますね。
子供はヴァイオリンの演奏家を夢見て日々練習してます。音大を受験することも視野に入れて楽器を選んでいるのですが、いまいち「これだ」という駆り立てられる物がないのです。
何年も弾きこめば、かなり違うとは思います。
楽器屋さんには上記の2つを、しばらく弾かせてもらえるようにしていますけど、また後日持ってきてもらう予定です。
私自身は趣味でいろんな演奏会に出かけます。少しではありますが耳が鍛えられている?ところもあるかと思います。
「予算内で最高の楽器が欲しい」と思いつつも、妥協も必要なのでしょうか?
楽器選びを楽しみにしていた私は、思いの外大変なことを知りました。
Q:ワンダートーンソロ
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/07/14 20:52 ---225.78.19
失礼します。
ワンダートーンソロのADG線、発売されたようですが、どなたかお試しになった方おいでですか?
ノル様はAスチールはお試しになられたようですが、Aのナイロン&DG線の感想などどなたかお持ちでしたら教えて頂けると嬉しいです。
あと、オブリガートなどは他のゲージは有りますか?(標準ゲージしか使った事がないので)もし、あるようでしたら強いゲージをお試しになられた方いらっしゃいましたらその感想も教えて頂けると幸いです。
よろしくお願いします。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/07/15 15:24 ---109.81.1
ピラストロ社からモニター用にもらったワンダートーンソロのADG線を試しましたが、自分の好みではありませんでした。さっぱりした音でコクが無いという印象でした。同じナイロン弦ならドミナントやインフェルト・レッドの方が好みです。
ところで、同じピラストロ社の弦ですが、フレクソコア・パーマネントは凄いですよ。本場の名ジプシーヴァイオリン奏者ロビー・ラカトシュ氏が愛用している弦という触れ込みですが、たしかに、ピチカートでの音の大きさ・余韻の長さ、あるいは、ボウスピードやボウプレッシャーの変化に対する順応度・忠実度は他の弦とは一線を画しているように思います。
あと、ハーモニクスがとても楽に綺麗に出ます。例えば、G線の第1ポジションに左手を置いて、弦に軽く指が触れるようにしてハーモニクスを出すことにします。小指でD(レ)の音の位置で軽く弦に触れると2オクターヴ上のDが出ます。次に薬指でC(ド)の位置で軽く弦に触れると2オクターヴ上のG(ソ)が出ます。次に、中指でH(シ・ナチュラル)の位置で軽く弦に触れると2オクターヴ上のH(シ・ナチュラル)が出ます。普通はここまでしか出ませんが、さらに、中指でB(シ・フラット)の位置で軽く弦に触れると3オクターヴ上のD(レ)が出ます。小指→薬指→中指→中指と順に軽く触れることにより、レ→ソ→シ(ナチュラル)→レという具合にハーモニクスの音が出ます。
ナイロン弦やガット弦を張っていたときには、レ→ソ→シ 止まりだったのですが、フレクソコア・パーマネントだとさらに上のレまで綺麗に出ます。技巧的ハーモニクスについても同様で、かなり高い音(かなり高いポジション)まで綺麗に出せます。エッこんな高い音が出るの!と驚くほどです。ハーモニクスの音が柔らかく甘ーい音なので、大変心地良いです。他にもメリットはたくさんありますが、お試しいただくのが手っ取り早いと思います。強くお薦めします。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/07/17 17:07 ---225.78.19
有難う御座います。
なるほどワンダートンーンソロは下3本全て御気に召さなかったと言うことですね。強いて言えばどの弦に似ている、など有りますか?
フレクソコアも面白そうですね。ノル様はGDAとも張ってみたと言う事ですね。一度試してみようかと思っています。
もうひとつお聞きしたいのが、アリアンス・ヴィヴァーチェのGDなのですが、ミッテルとフォルテの使い心地の違い。さらにピラッツィ、オブリガートなどと比べたときの感触の違いなどどなたかお持ちでしたらお聞かせください。お願いします。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/07/17 21:37 ---109.81.79
ワンダートーン・ソロは、同じピラストロ社のヴィオリーノに似ているように思います。ドミナントやオブリガートに比べると、妙にアッサリし過ぎているという感じです。良い悪いではなく好みの問題だと思います。コレルリ・アリアンス・ヴィヴァーチェは、E・A・D・Gを全部試したことがあります。全体的にガット的な雰囲気があり、特にD・G線などガットの雰囲気を再現しようという努力が感じられますが、ガットとの最大の違いはヴィヴァーチェの方がずっとテンションが高いということです。このため、音量的には力強いのですが、レスポンスが明らかに劣ります。耐久性はドミナントよりも優れてますが、オブリガートとほぼ同じだと思います。オリーヴのD・G線の方が(音の点で)ずっと長持ちします。
自分は今でもガットのオリーヴが(自分にとっては)最高の弦だと信じていますが、梅雨時や夏場にエアコンの無いところで演奏したり、極端に乾燥する場所で弾く場合などを想定すると、必ずしもガット弦はベストな選択とは言えない場合があります。そういう気候条件も考慮した場合のベスト・ストリングとして、ガット弦でもナイロン弦でも無い、ロープコアのスチール弦「フレクソコア・パーマネント」をチョイスしました。ガット弦から一番遠い弦だと思って敬遠してきたスチール弦が、ナイロン弦よりもガットのフィーリングに近いということを知って驚いています。ガットのオリーヴを弾いていたときの弾き方を変える必要が無いので、弾いていて違和感が無いですね。スチールとガットでは素材も構造も大きく違うのに、意外と似ているというのは不思議なものです。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/07/20 17:14 ---225.78.19
有難う御座います。
そうですね、やっぱりテンションはまったく別ですね。私は(自分に楽器を響かせる能力が乏しいためもかなり有りますが)オリーブも好きなのですが(時にオイドクサの方が好きだったりします)、どうもテンションが低さ(だけではありませんが)に挫けてしまいました。オブリガートですらもうちょっとテンションがほしいといった感じです。エヴァを久しぶりに使ったときは恐ろしく振動するなとちょっと感動してしまいました(これはテンションが高くて慣れるまで少し時間がかかりましたが)。
ただ、どうもアリアンスのテンションが解らなくて、オブリガートとピラッツィの間ぐらいだったら嬉しいなぁと考えています。Aしか使った事が無いのもので…、もしその程度のテンションであれば、一度試したいです。
フレクソコアは一度Aに使ってみたいなあと思っています。
投稿者:ノル 投稿日時:2006/07/21 00:32 ---109.80.203
コレルリ・アリアンス・ヴィヴァーチェのテンションですが、もうだいぶ前の記憶なので定かではありませんが、そんなに高くはなかったと思います。オブリガートよりは高かったと思いますが、ピラッツィほどではなかったような・・・。ピラッツィはテンション高いですよね。
フレクソコア・パーマネントはそれほどテンションが高くないのですが、D・G線など低弦で駒の近くをググッと鳴らしこむと、楽器の裏板がブルッと震えて底鳴りします。G線1本で弾くG線上のアリアなど、温かいたっぷりとした音で弾けますね。
オリーヴはプロのように鳴らし方を心得た人であれば、かなりの音量が出せますが、普通の人が普通に弾くと、ドミナントの方が音量が出ます。そういう意味では、普通の人が普通に弾く場合には、フレクソコア・パーマネントはドミナント以上に大きな音量が出し易い弦と言えます。楽に大きな音が出せる弦だと思います。ググッと弓圧をかけていく弾き方でも、弓速重視で(弓圧を低めにして)サラッと弾く弾き方のどちらにも対応できる弦だと思います。こういうところは、ガット弦のオリーヴに似ていると思います。レスポンスに関しては、オリーヴよりも俊敏な感じがします。あと、フラジョレット(ハーモニクス)での甘い音はやみつきになるような魅力があります。モンティーのチャールダッシュの中間部のフラジョレットのメロディーなど甘くとろけるような感じで、弾いていて気持ちいいですよ。フレクソコア・パーマネントはAだけと言わず、DGも試してみて下さい。ではでは。
投稿者:D.O. 投稿日時:2006/07/21 19:18 ---225.78.19
有難う御座います。
お陰でおおよその目安が付きそうです。
フレクソコア、面白そうですねぇ。いきなり全弦スチールにするのは、なかなか勇気が要りますが良さそうですね。
どうも、有難う御座いました!
では、失礼します
投稿者:ノル 投稿日時:2006/07/21 21:43 ---109.80.191
D.O. 様が「いきなり全弦スチールにするのは、なかなか勇気が要りますが」とおっしゃる気持ちは、自分にはとても良くわかります。ガット弦のオリーヴを長年愛用してきた自分としては、ナイロン弦のオブリガートでさえ違和感があるぐらいなのに、ましてスチール弦なんて「圏外」という感じでした。そんなわけで、まずはA線だけをスチールに弦に替えていろいろと試してきたわけですが、フレクソコア・パーマネントのA線が期待以上に素晴らしかったことから、とうとう、D・G線にもフレクソコア・パーマネントを張ってしまった次第です。(E線だけは金メッキのオリーヴのE線ですが)
今日練習していたところ、廊下で聞いていた家族から、「最近、音が大きくなったような気がするんだけど」と言われたところです。自分でも音が大きくなったと感じていますが、右手は以前よりも楽にして弾いています。弓を持つ右手の力をなるべく抜くようにリラックスして弾くことを心がけていますが、それでも十分な音量が出せます。楽に大きな音が出せるというのは、凄く大きなメリットだと感じているところです。初めてオリーヴを張ったとき以来の感動を味わっています。ではでは。
Q:教えて下さい。
投稿者:チェロ好き! 投稿日時:2006/07/19 09:04 ---90.141.195
初めまして。いつも拝見させて頂いております。数年前からチェロを初めまして最近楽器の事も色々勉強しようかと思っています。
とある楽器のラベルが下記のような物が貼ってありまして製作年代は1900年頃との事でした。楽器の製作者など全然知らずこれから勉強したいと思いメールさせて頂きました。
ラベルの内容などどのような内容なのでしょうか?お忙しい所申し訳ありませんが教えて頂けましたら幸いです。
宜しくお願い致します。
Antonius et Hieronyums Fr. Amati
Cremonen Andrea fil F. 1626
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/07/19 23:02 ---81.65.230
これのことですか?
http://home.catv.ne.jp/kk/cellosjp/sell16.html
Webで検索かけたら一発で出てきました。
弦楽器業界の玄人衆がいう「オールド」とはどういうものか、例えばこの掲示板の過去ログ辺りからでも一寸読んでみることをお奨めします。
(過去ログ検索かければゴマンと出てくると思います)
投稿者:CABIN 投稿日時:2006/07/21 01:31 ---31.127.193
ラベルの表記についての意味であれば
「クレモナのアンドレア・アマティの息子である,アントニオとジロラモ世(ヒエロニムスはジロラモのラテン語表記)が,1626年に製作した」
です。
以下「チェロの本」という書籍からの引用です。
>アンドレア(アマティ)の息子アントニオとジロラモは,父親によって確率されたモデルに従って仕事をした。彼らの楽器には,アントニオの死後も共同のラベルがはられるのが普通だった。
この「チェロの本」ではアントニオ没年が?になっています,ある本ではジロラモ世の方が先に没しているようにもなっていますので,現在この解説の最後のくだりが妥当であるかは不明ですが,共同・連名のラベルがあったのは事実なのでしょう。
1626年はルネサンスからバロックへ移る頃,クレモナではモンテヴェルディが活躍してた頃ですね。 ヴィヴァルディやJSバッハはまだ生まれてません。
もしこれから色々お調べになるのでしたら,この「チェロの本(The Cello) エリザべス・カウリング著 三木敬之 訳 (株)シンフォニア
」が手に入れば!(まだ売ってるかな?)ご一読されると良いかと思います。
バイオリンの本は色々ありますが約250頁全てチェロのことだけ書いてある本です。
投稿者:チェロ好き! 投稿日時:2006/07/21 11:05 ---90.141.195
CABINさん大変参考になりました。「チェロの本」を探して勉強します。有難う御座いました。
投稿者:CABIN 投稿日時:2006/07/21 12:33 ---114.112.42
ちょっと訂正です。
>クレモナではモンテヴェルディが活躍
クレモナ生まれのモンテヴェルディが活躍
ですね。 この頃はヴェネツィアに居たようです。
「チェロの本」はお進めの本ですが,もちろんこれ以外にも多種多様な書籍がありますので.....
Q:調整/再生に値するものでしょうか?
投稿者:Anno 1957 投稿日時:2006/07/17 07:36 ---5.145.24
裏板の杢に感じるものが有り.旧いSUZUKIヴァイオリンをオークションで衝動買いしてしまいました。
ラベルには「MANUFACTURED BY MASAKICHI SUZUKI NAGOYA NIPPON NO5.」と有ります。大きなニスの剥がれも無いし魂柱も立っています、素人目には旧い割に綺麗な状態に見えるのですがこの楽器、当時の価値/グレード等から或る程度お金をかけての調整/再生に値するものでしょうか?
演奏して良い音かどうかは素人の私には分かりませんが、軽くボディーを叩くと良い響きがします。
ご意見をお聞かせ願えれば幸いです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/07/17 10:00 ---6.35.52
メーカーのHPに過去の品番と当時の価格が載っています。
http://www.suzukiviolin.co.jp/products.html
の左の”過去の商品”から表がダウンロードできます。
ただし、当時の値段がわかっても、今の貨幣価値との対応付けのイメージはわきません。
本人作ではないでしょうから、一般的な品番欄を見ればよいと思います。
状態と修理費用は見ないとわからないので、まず工房に持ち込み、修理・調整する価値があるか職人さんに相談するのがよいと思います。
また何のために使える状態にしようとしているかも、上記判断のポイントとなりますので、明確にしておいた方がよいでしょう。
投稿者:鈴木珍事 投稿日時:2006/07/17 12:56 ---1.142.67
http://members.jcom.home.ne.jp/vocalise8/index.htm
に MASAKICHI SUZUKIのことが少し書いてあります。
サイトは動いてないようですが。
MASAKICHIのヴァイオリンは、bodyの材料は非常によいものが使われていると思います。表は北海道の木目の細かい赤松でほんとに赤い。工作精度はまあまあ。木の硬化が進んでいるせいか?高音の音量が豊富でバランスよく、弾きやすいです。私2台(初期のやつとNo8)、友人1台(No3)持ってますが、私のは硬質な友人のは甘い音がします。
ネックが下がっている場合があります。魂柱はヒドイのが付いてます。駒の質も悪いです。エンドピン、ペグ、テールピースもよくないので、これらを交換調整したら、十分楽しめるヴァイオリンになります。ニスの魅力は全くないので、自分でニスを塗り替えるのも楽しいですよ。
老舗オークションでの評価は相当低いです。(100$くらいじゃなかったかしら)でも悪質なジャーマンヴァイオリンよりはるかにましです。
出費を抑えようとするなら、魂柱と駒だけ換え、ペグがスムーズに回るようにしてもらうのがいいでしょう。
投稿者:Anno 1957 投稿日時:2006/07/19 23:18 ---5.145.24
弦喜様、鈴木珍事 様、
アドバイス有り難うございます。
一度工房で見て頂いて最低限、弦、駒、魂柱交換&ペグ調整をしてもらおうと思います。先ずは音を出してみてから、どこまで手を入れるか、考えてみます。
有難うございました。
Q:インフェルドのレッドの場合E線は?
投稿者:パピ丸 投稿日時:2006/07/15 20:19 ---178.228.199
音の深みを求めて、次回は、インフェルドのレッドに挑戦してみたいと思っています。インフェルドのレッドを使用されている方、E線は何をお使いでしょうか?E線もインフェルドですか?現在、ドミナントとE線のみゴールドブラカットの0.26を使用しています。ゴールドブラカットの0.26は、0.27より華やかだと言われ、勧められるがままに使っています。ゴールドブラカットの華やかさと、インフェルドの深み・・・肩書きだけだと、方向性が違うのでは?相性はどうなんだろうと思案しているところです。経験事例をご紹介いただければと思います。
投稿者:セイジ 投稿日時:2006/07/15 20:35 ---151.3.240
ドミナントとインフェルド(赤)は大差ないので、ゴールドブラカットがお好きならそれでいいのでは。E線は安価ですから、実際に試した方が早いでしょう。
投稿者:パブロ 投稿日時:2006/07/16 12:29 ---2.149.97
インフェルトのレッドは結構音色に特徴のある弦なので、私は随分E線選びに苦労しました。今はコレルリ アリアンスヴィヴァーチェに落ち着きました。もちろん楽器や奏法、音の好みによると思います。
投稿者:パブロ 投稿日時:2006/07/16 13:24 ---2.149.97
補足です。もちろん音色的にはインフェルトのE線も良いと思います。最初はそれを使用していました。ただ金メッキ線なので、やはり音がひっくり返り易いのと、価格が高いので他の弦を色々と試したのです。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/07/16 14:10 ---6.35.14
以下、私見です。
ゴールドブラカットの0.26は、華やかというよりも、非常に素直な音の弦だと思います。音色と自己主張の強い音という点では0.27が勝ります。
一方、インフェルドのレッドも非常に素直な音・特性の弦です。ドミナントに比べると、耳障りな擦過音が少なく、また圧力・スピードに対する音量・音色の変化が非常にフラットで滑らかです。(一方ヴィション系、ドミナントは中域で持ち上がり、強い入力でサチる傾向があります。)
ということで、ゴールドブラカット0.26は基本的にはインフェルドのレッドに合うと思います。
お持ちの楽器で、E線が弱い感じになったときのみ0.27を張ればよいのでは。
私は、最近は標準的にインフェルドのレッド+ヴィジョン・チタニウムEを使っています。これは、たまたま何セットか購入してしまったヴィジョン・チタニウムのA,D,Gと相性が悪かったので積極的には使っておらず、その高価なE線を遊ばせておくのがもったいないからです。レッドとの相性としては私の楽器では悪くはありません。
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/07/16 14:11 ---6.35.14
↑ (訂正します。)
誤:音色と自己主張の強い音
正:音量と自己主張の強い音
投稿者:パピ丸 投稿日時:2006/07/16 14:57 ---178.228.199
皆さん、アドバイスをありがとうございました。
インフェルドのEがひっくり返りやすい・・・これは、ワタシにとっては、大問題!
コレルリ アリアンスヴィヴァーチェ・・・初耳で、ストラッドさんの弦の販売ページで見てみましたが、魅力的なコメントですね。試してみたいです。
ゴールドブラカットの0.26・・・0.27の方が個性が強いのですかぁ。0.26を勧めたお店の人の言うことを鵜呑みにしてて、自分では、違いが良く分かっていませんでした(;^_^A おまけに、その人が、ビジョンチタニウムを強力に勧めるものですから、前回、GDAをビジョンチタニウム、Eは0.26で試してみましたが、深みを求めるワタシの好みには合いませんでした。そもそも、そのお店の人の好みとワタシの好みがそもそも違うのかもしれませんね。
コレルリ アリアンスヴィヴァーチェを試してみて、しっくりこなければ、ゴールドブラカットの0.26に戻してみようと思います。
Q:karl hofner no.184を買いました。
投稿者:クロちゃんママ 投稿日時:2006/07/20 21:40 ---71.165.149
オークションでヴァイオリンのkarl hofner no.184を買いました。
いい音していると思うのですが、でも、no.184って見たことの聞いた事も無くて、今になって不安になってきちゃったのです。新品のはずが、中のラベルとかカビてましたし。保存が良くなかっただけで、本物だったらいいと思いたいんですが、どうでしょうか?
投稿者:セロ轢きのGosh 投稿日時:2006/07/24 22:45 ---81.65.230
冗談か本気か良く判りませんが、
冗談なら
「ニセモノが出回るとは、カールヘフナーも偉くなったものですね!」
本気なら
「・・・・・」(どなたかフォローして上げて・・・)
投稿者:弦喜 投稿日時:2006/07/24 23:19 ---6.34.29
「楽器の事典 ヴァイオリン」1998年第2版、のリストには、
Karl Hofner Orchestra Violin #184 128,000円
が載っています。ですから10年以上前にはあった型番ということです。
1999年のカタログではもう載っていません。
今は物価上昇とユーロ高のため、#167で19万ですが、グレードとしてはその上で、#200番台よりは下になると思います。
使っていないなら新品からもしれませんが、年代的にはそうは言い難いですね。
投稿者:クロちゃんママ 投稿日時:2006/07/25 11:02 ---71.165.149
弦喜さん、セロ轢きのGoshさん、お答え有難う御座います。
送料込み8500円だったので、かび臭く、よく見ると黒い点が3つほど有るのですが、妥当な値段だったのかな?と思いました。
音は、今まで使っていたSIZIKIの分数バイオリンよりは響きがいいので、綺麗にして使います。
娘が、やっとフルサイズを使えるようになったので、母親の私も少しいじってみている所です。子供には、後々グレードを上げてあげようかなぁ、とも思っています。その時には、失敗しないように、前もってご相談させてください。
とりあえず、20万円クラスの本物だった様なので、とても嬉しいです。有難う御座いました。
投稿者:クロちゃんママ 投稿日時:2006/07/25 15:21 ---71.165.149
先程の書き込みの値段を間違えてしまいました。8500円では有りません。85000円です。
すみません訂正します。