Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:激安の弦ってどうなんですか?
投稿者:taka     投稿日時:2006/08/23 10:12  ---38.26.148

某オークションでよく見かけるのですが、セットで1000円から2000円激安程度の激安の弦がありますが、商品説明に在るような(ド○ナ○トに匹敵etc)音が出るのでしょうか?弦の価格の高騰に伴い最近気になってきたので、実際ご使用になられてご存知の方教えてくださいませんか。よろしくお願い致します。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/08/23 14:26  ---238.16.8

よがさんのご意見↓

http://www005.upp.so-net.ne.jp/yoga/viola/2.html#mstr

私はVisionを張る前に使っていましたが、
Visionより色気があってよかったように思います。
音質が劣化してきたような気がしたので張り替えたのですが。

伝聞ですが巻きがほつれてほどなく使えなくなったという話を聞いたことがあります。

何しろ安いのでお金を捨てたつもりで試されてはどうでしょう。

投稿者:taka     投稿日時:2006/08/25 11:48  ---38.26.148


残念ながら捨てるお金はないので、堅実にいつもの弦を買って行きます。ありがとうございました。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/08/26 11:24  ---6.34.142

以下、新しい楽器にその弦が張られてきたのを数ヶ月使ってみての個人的な感想です(入手後3ヶ月でそのままコンサートでも使いました)。
メインで使っている楽器では張った事がなく、また同じ楽器で弦交換を行い比較した感想ではなく、素直に、使える弦かどうかの絶対評価です。またサンプル数が1なので、品質のばらつきについてはわかりません。

中国製の多くの楽器でメーカーから出荷されるときに最初に張られている弦は、見た事のないスチール弦などが多く、往々にして楽器を受け取ってすぐに弦を交換せねばならない事態となります。
そのようなものに対し、質問の弦(私が弾いた事があるのは上の方のクラスなのでそちらをイメージしています)は問題なく使い続けられるレベルにある弦だと思います。
欧米系の弦でもそれぞれキャラクターの違いがありますが、それらの中に混ぜて、そのキャラクターの違いを個人の好みや楽器との相性を交えて論じることのできるレベルにはある弦のように感じました

予算の制限で国内産のスチール弦などを使っている方にもすすめられるものです。
欧米系の合成弦で最初は音がよいが数ヶ月で急激に音が劣化するものを使っており、しかしお金がなくて半年以上交換できない人も、同じ予算で頻繁に交換できるという点で検討する価値はあるでしょう。
また、あまりいませんが、楽器をたくさん持っていて、お金はあまりないけれど、弦はいつもフレッシュな状態にしておきたい人にも使い勝ってはよいと思います。

興味があるなら、まずは、cheapではなくinexpensiveな弦であるととらえて、弾き慣れた楽器で試されることをおすすめします。後は好みの世界です。
(私は、欧米系の弦のストックがかなりあり、メイン、セカンドの楽器に対しては”この弦”というこだわりがあり、それ以外の楽器の弦の劣化には演奏会などで弾く時以外は無頓着なので、多分積極的に試すチャンスがなく、これ以上突っ込んだ実験は今の所行う予定はありません。)

投稿者:ほげげ     投稿日時:2006/08/28 02:56  ---150.183.211

暫く見ていなかったのですが話題の弦の提供者なので若干コメントさせて頂きます。

アルミ巻線の弱さはD線は完全に解消、A線は以前よりはだいぶ良くなりましたが
A線上のナット上のバリ取りと鉛筆塗りをしていない場合、銀巻きがほつれる事があります。
(ピラスト○社の弦の幾つかと同じ程度です。)
ボールペンの先でナットのA線の溝の角取りをして鉛筆をしっかり塗っておけば
ほぼ巻きのほつれの問題はありませんし、万が一、そうなった場合、交換弦をお送りしています。

この弦は4/4サイズ、分数3/4サイズに使えます。
でも先端を切って分数1/2サイズ以下に応用すると良い効果を発揮しません。
別メーカでそれが出来る素晴らしい弦があるのですが今は販売していません。

つい最近もリピータの方から
「何度か使い続けて分かったのですが、楽器の性能を余り脚色しない非常に素直な弦ですね。
ド○ナ○トだと例えば性能の良くない楽器でもそれを上手く脚色して誤摩化すようなところがあ
るのだけれども、この弦はそういう要素が希薄な気がします。」
また、
「"ド○ナ○トに匹敵する弦"という先入観で使った私は、この弦に対して余り良い印象を持ちませんでしたが、
何度も使い続ける内に良さが理解出来ました。」

とのコメントを頂いております。 御参考まで。

投稿者:taka     投稿日時:2006/08/28 15:10  ---38.26.148

弦喜さん、ほげげさんご回答ありがとうございました。参考にさせていただきます。ところでその弦はどちらの国で作られ、今回の高騰の余波にはさらされないのでしょうか?

投稿者:ほげげ     投稿日時:2006/08/28 15:17  ---150.183.211

あの弦メーカの社長さんは中国国籍では無いようです。
ストラッドさんの掲示板なのでこの辺にしておこうと思います。
失礼致しました。

投稿者:taka     投稿日時:2006/08/28 16:51  ---38.26.148

実は、私は弦はいつもストラッドさんから購入しています。もちろんストラッドさんでは激安弦は扱ってらっしゃらないです。ストラッドさんで取り扱うようになるなら考えますが、しばらくは、やや高くとも今まで通り安心できる物を使っていこうと思います。みなさん、いろいろありがとうございました。

投稿者:ほげげ     投稿日時:2006/08/28 20:07  ---150.183.211

安心出来ない品でしたらリピータはつかないと思います。その点、誤解無きようお願い致します。
他社の弦で品質が安定しなくて仕入れストップした種類は数知れず。その中での生き残り的存在かな(^^

投稿者:taka     投稿日時:2006/08/29 15:05  ---38.26.148

ストラッドさんの掲示板ですのこのへんで。

Q:製作者について
投稿者:くま     投稿日時:2006/08/16 10:18  ---8.223.186

Giuseppe Guerrini と言うイタリアの製作者さんなのですが、2003年に亡くなられたのはわかったのですが、どのくらいのレベルの製作者で日本市場だと相場どのくらいのお値段の方なのかまったく分からないので教えていただけませんでしょうか。当方はチェロをしているので相場価格はできればチェロでおねがいします。 

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2006/08/22 15:57  ---195.161.162

こんにちは、夏休みをもらっておりました。

Giuseppe Guerriniさんの事が詳しく乗っていたページがございますので、ご紹介いたします。
http://www.liuteriaguerrini.com/Presentazione.html

日本の相場ですが、客観的な資料がなかったため解りません。
年代や状態によりかなり幅があると思われます。
あまりお役に立てず申し訳ございません。それでは!

投稿者:くま     投稿日時:2006/08/28 00:37  ---162.82.38

参考にしてみます。
ありがとうございました。

Q:ボーイングについて
投稿者:tommy     投稿日時:2006/08/20 11:43  ---9.232.180

はじめまして。
私は、ヴァイオリンを始めてまだ1年半の高校生です。
皆さんのご意見はとても勉強になるので、いつも参考にさせていただいてます。
私は、ボーイングがなかなか上達しなくてとても悩んでいます。
弾いていても安定しなくて、他の弦に触れることが多いです。
とにかく練習するしかないとは思うのですが…。
以前に雑誌かなにかで「ボーイングガイド」というヴァイオリン本体に取り付けて弾くと、ボーイングが安定してくるというものを見ました。
詳しく知りたいのですが、雑誌はもう手元になく、ネットで検索しても見つかりませんでした。
もし、ご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。
また、皆さんはボーイングの上達のためにどんな練習をなさっているのか、教えていただけたらとても嬉しいです。
宜しくお願いします。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/08/20 13:35  ---211.244.14

「Bow Guide」で検索すると、いくつか引っかかります。
弓が弦に直角にあたるようにするためのものでしょうが、
鏡に姿を映したり、誰かにみてもらって直してもらいつつ練習することで
事足りるような気もしますが。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/08/20 18:52  ---6.35.203

ロングトーンだけの練習では、ランダムに移弦が発生する曲においては、弓の角度をうまく保つ事ができませんので、過去いろいろな有名なヴァイオリン教師たち(カール・フレッシュ、Sevcik/セビシックなど)が、左手は1stポジションだけで弾ける程度で適度の移弦を伴う右手の練習にふさわしい練習曲を作り、その同じメロディーを様々な弓の位置・リズム型で弾くよう指導しています。ヴァイオリンの教本をある程度そろえているお店にはおいてあると思いますので、そのような教本をまず入手して、
1)まず曲(左手としてのメロディー)を覚えてしまう
2)右手でいろいろなパターンにて弾く練習時には、鏡を見ながら、弦と弓の角度ほかを確認しながら行う
3)上腕をどうしても後ろに弾いてしまう癖は、上腕を壁に当てて動かせないようにして弾いて矯正する
などで、右手を徹底的に訓練してはいかがでしょう。
(ヴァイオリンの先生につくと、ボーイングが悪い場合、多分このような練習方法を指導するとは思いますが...)

また、そのようなアプローチに加えて、もし部活等で弾いているだけで先生についていないなら、下記のような動画による演奏法・練習法指導サイトを活用して、基本的な考え方、方法論を勉強・研究してはどうでしょう。
http://violinmasterclass.com/mc_menu.php
弓と弦の角度を保つための基本や、移弦の際の肘の動かし方など、勉強になると思います。残念ながら日本語はなく英語ですが、難しい単語はそんなに使っていないのと、単に画面を見ながら説明、演奏を参照するだけである程度のことはわかりますので、もう高校生ならぜひ活用してみてください。

投稿者:杏     投稿日時:2006/08/20 20:20  ---145.127.88

他の弦に触れてしまう、のであれば、ボウガイドはあまり役に立たないかも。弓が流れる(指板の上にいっちゃうとか、駒乗り越えてしまうとか)には効果あると思うのですが。

 基本に帰って、、弓の毛はちゃんと張ってますか?腕の重さを乗せたときに、弓がつぶれたり、しなったりしてませんか?張りすぎも問題ですが、mfくらいで弾いたときに、棹と毛の間に隙間がないと、他の弦を引っ掛けやすくなります。弓を潰さないよう恐る恐る弾くのも、あまり良い練習とはいえませんし、、

 右肩をすくめるように上げていると、肘の位置が安定しないので、他の弦に触れたり、移弦に苦労したりします。どうしても肩を上げてしまう場合、練習前やお風呂に入ったときに肩を回す、腕を回す、という準備運動すると改善してきます。(肘は肩を中心として円?扇?運動をします。肘を肩で吊り上げては駄目)


 もし、体を動かすのが嫌い、苦手、肩こり持ちであれば

http://www.tbs.co.jp/hanamaru/tokumaru/t060817.html

 肩甲骨の動きをよくする体操は、楽器を弾いて疲れた後でやると、とっても気持ちいいし、肩回ししてから練習すると弓の速度が楽に上がるので、、ボウイングの改善にも役立つと思います。

投稿者:tommy     投稿日時:2006/08/27 10:25  ---145.23.240

ぶらっちぇさん、弦喜さん、杏さん、ありがとうございました!とても参考になりました。
ぶらっちぇさん、教えていただいた単語で検索してみます。本当にありがとうございました。
弦喜さん、ご丁寧に詳しくアドバイスいただいて、とても嬉しいです。教えていただいたこととサイトを参考に早速練習してみます。ありがとうございました。
杏さん、とてもご親切なアドバイスを本当にありがとうございました。肩の準備体操、今までやったことがなかったので、教えていただいたサイトと杏さんからいただいたアドバイスを参考に、早速実行してみます。ありがとうございました!

Q:ヴァイオリン肩当て
投稿者:D.O.     投稿日時:2006/08/25 18:52  ---225.78.19

続けて同じ肩当ての質問で恐縮ですが、質問させてください。
今、いろいろ肩当も見ているところで前回聞かせていただいた肩当ても大方の謎が解決した所で、今度は一本足の肩当てを見つけてしまい、どういったものか気になっています。
なかなか散漫な気もしますが、教えて頂けると幸いです(汗
「STOWE MASTER 」という肩当てなのですが、どなたかお使いですか?或いは他の種類の一本足の肩当てなどお使いでしたら教えて頂けると嬉しいです。
この肩当を見ている限り、楽器の一部分にかなりの負担が掛かるように見えるのですが如何なものなのでしょうか?まったく許容範囲なのでしょうか?
よろしければ、一本足というもの自体に対しても意見をお持ちでしたらお聞かせ下さい。

投稿者:のんちゃん     投稿日時:2006/08/25 23:16  ---7.125.115

似たようなものにこんなのがあります。
http://belsuono.com/en/index_en.php

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/08/26 19:07  ---225.78.19

ありがとう御座います。
これかどうか確信はもてませんが、似たような感じの肩当てを使っている知人が居ました。…まぁ、一歩足を使っている知人というのも、その一人しか居ないのですが…それでも最初見たときは驚きました(笑
そもそも一本足のものが何種類有るかもしらないので、こういう情報も嬉しいです。ありがとう御座います!

Q:最近、友人がヴァイオリンを購入いたしまして
投稿者:キャロット     投稿日時:2006/08/17 13:08  ---190.1.1

こんにちは、はじめまして。
キャロットと申します。
ヴァイオリン歴はそろそろ5年になります。

最近、ヴァイオリンの友人のひとり(ヴァイオリン歴2年弱)が
ヴァイオリンを購入いたしまして弾かせてもらったところ、
とてもいい楽器でうらやましくなりました。

その楽器のことですが、
ANTONIO LORENZIという方の作品だそうです。
1920〜30年代の製作でサンラファエロというところで作られたということしか
本人はわからないそうです。

もしよかったら
この方のヴァイオリンの相場を教えてください。
また、他にも何かご存知のことがあれば教えていただきたく思います。
よろしくお願いいたします。

投稿者:ストラッド店員     投稿日時:2006/08/22 16:16  ---195.161.162

こんにちは、

ANTONIO LORENZIさんですが、簡単ですが資料にのっておりました。

サンラファエロで働く。独創的な作り。サインは赤いインクで、ボタンにブランド名がある。

と書かれております。
相場ですが、客観的な資料がないので解りませんが、日本で取り扱っておりますお店が一軒だけございますのでお調べになって見てください。それでは!

投稿者:キャロット     投稿日時:2006/08/23 16:18  ---190.1.1

ストラッド店員さん、ありがとうございました。

独創的な作りなんですね、
今度会った時にじっくり見せてもらいます。
どの辺が独創的なのか楽しみです。

扱っているお店があるのであれば
見てみたいです!

本当にありがとうございました。

Q:肩当で
投稿者:D.O.     投稿日時:2006/08/20 23:57  ---225.78.19

失礼します。
ヴァイオリンの肩当でお聞きしたいのですが、
Comford Shoulder Cradle
という肩当をお使いになったことのある方いらっしゃいますか?宜しければ感想をお聞きしたいです。
面白そうとは思うのですが、どうもあと一歩と言う感じで掴みきれない、手を出せないと言うところで、実際お使いになった方がいらっしゃると嬉しいです。

投稿者:QB     投稿日時:2006/08/21 15:58  ---9.46.182

昔のメニューインのようなシェイプですが、かなり重いです。
安定感抜群ですが、重すぎます。
また、全体で結構な高さを持つので、角型のケースでも入らないものが有るかもしれません。

梱包されてくるケースは、カルティエみたいな赤いケースで、とっても立派です。

投稿者:杏     投稿日時:2006/08/21 20:05  ---145.127.88

金属板が重いので、ネジ(ゴムキャップかぶってますが)を外して、板をとってしまえば、ちょっと重め、くらいにはなります。

 融通が利かないので、合えば合うし、合わないと合わないタイプですよね、、

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/08/22 00:39  ---225.78.19

有難う御座います。
恥ずかしながらメニューインタイプも試した事が無いもので…
なるほど、重いですか。私はクンブラーボにすら第一印象として「重い!」と思ってしまったので、考えてしまいます。
ケースに入らないかも、となると…結構悲惨ですね(汗
金属板を外せば、とのことですが、これは「金メッキ」とか「シルバー」とかランク分けがされているその部分、と言う事でよいのでしょうか?もしそうであれば、もしかして「プラスチック」を買ってしまっても変わり無かったりするでしょうか?
確かに、如何にも固定された様なスタイルですね…迷います。
化粧箱が豪華というのは、なんだか他のところで嬉しいですね(笑
重ねてで恐縮ですが、教えて頂けると幸いです。

投稿者:杏     投稿日時:2006/08/22 06:59  ---145.127.88

http://www.swstrings.com/Store/Shopping.jsp?Category=Accessories&SubCategory=Violin&Section=Shoulder+Rests&Group=SC2

 大体の大きさがイメージできると思います。

 金属板自体は安定と音色に影響があるらしいですが、私はヴィオラ用のシルバーしか使っていないので、ゴールドとシルバーとプラスチックの違いは判りません。価格の面だけであれば、プラスチックでも重くなってると思いますよ。本体のプラスチック自体、高密度で重量があるタイプです。

 ま、外すと軽くなるんで、音は少し軽くなりますが、もともと楽器を締め付ける力が弱いのか、重量変化割の音変化はないみたいです。安定に関して言えば、外せばすこし滑りやすくなって、HPのおじ様のようなパフォーマンスは無理になりますが、一般的な肩当よりは滑り難いです。

 ヴィオラ用の個人的感想であれば、、滑り止めゴムは高性能ですけど、それが欲しいなら、ホームセンターで類似品が安く手に入るので、普通の肩当にそれつければ十分。金属板を外しても、KUNのスタンダードよりは重い感じです。ブラボーと同じくらいの重さあるかも。(どちらもヴィオラ用と比較して、です。重さ計ったことはないので、印象として、ということです)

投稿者:D.O.     投稿日時:2006/08/22 23:38  ---225.78.19

有難う御座います。
かなり立派はサイズですね。
なるほど、とりあえず何も外さない状態だと法外に重い、と思っておいて良いでしょうか。で、外してもやはり少し重い、と。
外しても強度的にどうこうという事はほぼ無いわけですね?
あと、これは足は少しは融通きくのでしょうか?(位置の調整など) 見ている限りではほとんど調整という言葉がはまりそうな肩当てには見えないのですが(良し悪しとは別に
HPのパフォーマンスは思わず「へぇ!」と思ってしまいました(笑
なんだか難しいところですね、少し考えてからもう一度みてみようと思います。(現在使っている肩当てをなんらか改良できないかも挑戦してみようと思います)  有難う御座いました。
失礼します。

Q:E線の鳴りを強くするには
投稿者:優子     投稿日時:2006/08/17 21:19  ---14.183.96

いつも楽しみに読ませていただいています。
最近レッスンが進んで5thポジションとか弾くようになったのですが、音が高くなるにつれて楽器が悲鳴を上げているというか、思うように音量が出ないのです。60万程度のヴァイオリンなので楽器の限界もあるかもしれませんが…合奏練習の時なんて、先生の楽器の音と余りにもかけ離れた音が出るので、落ち込んでしまいます。
高音が鳴るように去年駒を調整をしていただき、弦もエヴァピラッツィを使ったりいろいろ試しているのですが、その他に私の楽器にしてあげられることってありますか?皆さんのご意見を参考にさせていただいてから、職人さんに相談したいと考えているのです。どうか、ご回答をよろしくお願いします。

投稿者:初心者?     投稿日時:2006/08/17 21:56  ---147.230.12

他の回答者の方に比べて、アドバイスを出来るような上級者ではないのですが似たような状況だったことがありますので、感じたことを少しだけ。

楽器の問題かどうかは簡単に試すことができます。

その方法は先生に優子さんの楽器でハイポジションの音を弾いて頂くことです。先生が弾いて音がきちんと出るようであれば、楽器の問題ではなく(失礼ながら)奏者のウデの問題ということになるかと思います…。

それから楽器そのものに問題がある場合には奏者がすることよりも、工房の方に自分の理想の楽器像・音のイメージをしっかりとお伝えして、後はお任せするしかないように思います。

それから個人的な経験としては、楽器にハイポジションに馴れさせるということもある程度必要というか、ハイポジションは、ある程度弾きこまないと綺麗な音が出るようにならない気がします(気のせい?)

私も優子さんと同じくハイポジションを練習中です。5ポジが初めて出てきた時にはやはり音量・音質のことなど、随分と悩みましたが、現在は5ポジではあまり気にならなくなり、目下のところ7ポジ以上が悩みの種です。

工房の方にどんなにお願いしてよい状態にして頂いたとしても、それだけで綺麗な音がでるようになるわけではありませんので、最終的には、自分の右手・左手をハイポジション仕様に馴れさせること、楽器にハイポジションに馴れてもらうためにも、とにかく練習あるのみ!かなっと思っています。

お互いに頑張りましょうね!(長文失礼いたしました)

投稿者:優子     投稿日時:2006/08/17 22:23  ---14.184.225

丁寧なご回答、ありがとうございます。よくMDに録音するのですが、先生が弾くと私の演奏と音色は大体同じですが、音量は出ます。なので、私のウデの問題という事は大いに頷けます。このことに関してはご教示頂いた様に頑張って弾きこんでいきたいと思います。‘練習あるのみ’ですね!
>5ポジが初めて出てきた時にはやはり音量・音質のことなど、随分と悩みましたが、現在は5ポジではあまり気にならなくなり、目下のところ7ポジ以上が悩みの種です。
希望の持てるお言葉です。ありがとうございます。初心に戻って頑張ります。

欲を言えば、先生のガリアーノみたいに、美しい高音が出したいと思うのですが、これって高価なヴァイオリンじゃないと無理なのでしょうか…工房の方には、去年駒と魂柱を調整してもらったばかりなので、初心者のクセに高望みしていて、なかなか言い出しにくいのですが。なにか良い方法があれば教えて頂きたいのです。よろしくお願いします。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2006/08/17 22:33  ---49.120.10

 優子さんのイメージするハイポジションの音と実際の音に齟齬が生じているわけですね。音量が出ないと仰いますが、良い音が出ない(楽器を十分鳴らせられない)ために音量が小さく感じる可能性も有ります。
 初心者?さんのコメントのように、腕の問題と楽器の問題が溶け合っているため、問題が複雑になっていると思いますが、60万もする楽器をお持ちなのでしたら、それは恐らく腕の影響の方が大きいと思います。また弓のこともお忘れなきよう。
 勿論一般的に良い楽器は楽に大きな音量・良い音が出せます。この楽にと言うところがポイントなのですが、良い楽器は楽に音を出せるので、ハイポジションで多少弾き方が悪くても良い音が出せるのだと思います。またよく言われていることですが、楽器に弾き方を教わるということもあります。財力に余裕があるのであれば楽器のグレードアップも良いでしょうが、根本はやはり技術です。S社の分数楽器でもうまい人が弾けば良く鳴ります。
 初心者?さんのアドバイスどおりに先生に模範演奏をしてもらうべきだと思います。その際に技術的なことも指導してもらえるのではないでしょうか。先生の演奏でも優子さんがイメージする音が出ない場合に初めて調整や買い替え(本体・弓)を考慮されて良いのではないでしょうか。
 尤も、先生に聞きにくいことってありますよね。だからこのような場で質問されたのだとは思います。がんばってください。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2006/08/17 22:42  ---49.120.10

レスが前後してしまいました。

>先生のガリアーノみたいに、美しい高音が出したいと思うのですが、これって高価なヴァイオリンじゃないと無理なのでしょうか…

一般的に高価な楽器ほど美しい音が出ますが、こればっかりは好みの問題と経済的な問題が関係しますので、皆さん悩んでおられることと思います。

先ほども書きましたが、良い(必ずしも値段と相関しません)楽器の方がいろんな意味で良い音が出ます。優子さんが求めている音を追及するには、どこまで楽器にお金と時間を捧げられるかと言うことでしょう。

機会があればできるだけ多くの楽器商を訪ねていろいろな楽器を弾いてみるのが良いですよ。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2006/08/17 22:46  ---49.120.10

何度もすみません。
質問の意図を読み違えてたかなって思ったもので。
弦の交換や楽器の調整で鳴りを良くするには限界があります。もともとの楽器のパフォーマンスを調整であげることはできません。
解決策は弓か楽器を変えることだけです。
恐らく職人さんもそう仰るでしょう。

投稿者:もくもく     投稿日時:2006/08/18 07:30  ---159.149.49

某店で展示しているバイオリンはすべてといっていいほど
駒を限界まで大きく削っていました。
これだと確かに店頭で「簡単に鳴る」のかもしれませんが、
耐久性は?と思いました。

投稿者:杏     投稿日時:2006/08/18 09:08  ---145.127.54

音程がはまらないと、音量も下がります。音程がはまってきて、しばらくすると、楽器が鳴り方を覚えるのか、自然にふわっと広がって聞こえるようになります。(楽器本体の振動も変わりますよ) 丁寧に音程に気をつけて、常に楽器が共鳴するように、また、全弓でゆっくり一番響きがきれいなように(篭ったりくすんだりしない)、と心がけて音階などでさらうと、だんだん楽器が慣れてきます。(弾き手もですが)

 不慣れなポジションで意識が左手にいっちゃっていると、右手で弓を握ってしまい、いくら圧かけているつもりでも弓握り締めて宙に浮いている、という状況も良く見かけます。かなり上手い人でも普段使わないセカンドポジションなどで浮いてたりするので、、これも慣れですけど、3の指(開放弦の1オクターブ上)をしっかり押さえて、ボウイングやフォームや肩の位置、肘の位置などを確認しながら、弾き込んでいくと、自分の癖が判ると思います。

 音程が定まって、楽器も鳴って、ビブラートが上手くかかれば、結構な音量がでますよ。
 
 楽器に要求するのは、その後で十分間に合うと思います。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/08/18 10:07  ---109.80.37

優子さんへ。E線の鳴りを良くするには、次のような方法が有効かと思います。
テンションの高いE線とテンションの低いE線を試してみる。
 同じブランドでも、テンション(張り)が強いかどうかでE線の鳴りは大きく影響を受けます。テンションが高ければ高いほど鳴るというほど単純な問題ではなく、ADG線のテンションとのバランス、楽器本体のポテンシャル、弦と楽器との相性など総合的な結果としての「鳴り」の問題です。
松脂を替える。
 松脂を替えると、弾き易さ、音量、音色が結構変るものです。特にE線は、弦が細いこともあり、松脂を替えた場合の影響度が高いように思います。最近(株)アルシェから発売されたArchet 201Solo(定価4,200円)という松脂がお薦めです。レスポンスが良く引っ掛かり(食いつき)が非常に良いのですが、圧をかけて弾いても音がつぶれにくくクリアな音が出せるので、とても使い易いです。特にE線を弾いたときに、ひっかかりの良さのメリットを感じます。
弓を買い換える(弓をグレードアップする)
 良い弓にグレードアップすると、ヴァイオリンを買い換えたのと同じかそれ以上に「鳴り」が改善されます。良い弓を使って練習すると、適度な圧のかけ方などボウイングの基本的な技術が向上します。良い弓はボウイングの先生のようなもので、力を入れずに自然と弦を鳴らすような良いボウイングが身につきます。E線のハイポジションで伸びのある美音を出すには、圧のかけ方を工夫する必要がありますが、良い弓であれば、より少ない苦労(努力)で美しい音が出せるようになります。
 
 あと、全般的なことですが、E線を良く「鳴らす」には、大きい音、強い音を出そうとするよりも、むしろ、遠くに響かせるような感じで、音量よりは響きを重視して弾くことが大切です。響きの少ない、美しくないデカイ音よりも、音量は小さめでも良く透る(良く響きわたる)美しい音の方が、聴き手に訴えかける力は強いです。強引に鳴らすのではなく、楽器が自然に鳴るように、楽器が自然に歌ってくれるように弾くことを心がけると、E線のハイポジションからいい音が引き出せるようになります。ではでは。

投稿者:優子     投稿日時:2006/08/18 12:57  ---14.184.229

こんなにもたくさんの方からアドバイスを頂けて、感激で胸が一杯です。ありがとうございます。この掲示板を尋ねて本当に良かったです。

まず、自分の能力をそっちのけで楽器のせいにしていた事、深く反省しお詫び申し上げます。

初心者?さん、通りすがりさん、杏さん。初心に戻って楽器を鳴らす練習をしてみます。楽器は今のままで私が上達すればもっと鳴る可能性があると分かったのでとても幸せです。

もくもくさん。一つの可能性をご教示して頂きありがとうございました。ご指摘の通り、鳴っても耐久性が低いと困りますね。

ノルさん。
>テンションの高いE線とテンションの低いE線を試してみる。
いろいろな弦を試している最中です。やはりテンションが高ければよいというものでもないのですね。そういう視点からもう一度試してみます。松脂も違いがあるのですね。弓に関しては先生に弓が負けていると言われたことがあって、グレードアップする必要性もあったようです。E線の鳴りと直接関係ないと思っていたのですが、(顎あてとかテールピースの材質の方が関係あるのかなぁと)これで、弓を買い換えるきっかけが出来ました。とにかく、まずはもっと鳴らす練習ですね。皆様、ありがとうございました。

投稿者:猫丸     投稿日時:2006/08/18 13:24  ---2.153.26

楽器の調整や、弦の選定、弓、松脂は忘れましょう、おそらく関係ありません、エバピラッティは良く鳴る弦なのでそのままで良いでしょう。
駒よりぎりぎりに、悲鳴を上げる寸前まで近づけて弾く練習をしてみて下さい。
自分の耳には優しくありません。
また、左手は押さえてはいけません、フラジオにならなければ良いくらいの心持ちで練習しましょう。
先生に、ご自分の楽器を弾いてもらって、駒のどの当たりを弾いているかよく観察してみてください。

投稿者:VN     投稿日時:2006/08/18 16:22  ---172.173.102

私も同感です。ハイポジ弾くのに様々な外的条件や小細工?(失礼)はほぼ無用です。

極端な例ですが、昔、I・スターンを客席の最前列で聴いた時、およそ普段レコードやCDから馴染んでいる「音」とは似ても似つかわしくない音が聴こえました。それは特にE線で、ギーン、ピーンとか(表現が難しい?)、ハイポジションになるともう、針金?でも擦っているかの如くです!

しかし、少し距離(ホール中央あたり)をおいて聴くとちょうど良い音でそれこそホールの隅々まで響くあの「美音」に変わるのです。

つまり、スターンほどの大家の奏法や音は別として(しかし、見ていますと大体駒よりで弾いています。弱い音のみ指板よりにあえて弓を近づける様でした)、まず楽器自体をたっぷりと響かせる必要があるかと思います。E線のハイポジ(大体、練習は奇数で順に上がっていくので、5、7、9位までも)は傍で聴いてて音がつぶれる寸前位の思い切りを持って駒の近くぎりぎりで弾きます。決して最初から(ギーとかいう悲鳴に近い音をおそれて)綺麗な音を出そうと思い、弱々しい逃げ腰の音で弾いてはいけません。弓の毛もべったりと当てて、そしてスピードも重要です。

低音から高音(ハイポジ)まで、明確で均一な発音が出来るよう(楽器自体に重大な欠陥が無い限り)、まずは全て自分の腕(失礼!)によるところが大ですので、悪いクセ等は客観的に先生に見てもらって直しながら練習に励んでください。

投稿者:優子     投稿日時:2006/08/18 21:13  ---122.65.112

猫丸さん、VNさんご教示ありがとうございます。
>駒よりぎりぎりに、悲鳴を上げる寸前まで近づけて弾く練習をしてみて下さい
>E線のハイポジ(大体、練習は奇数で順に上がっていくので、5、7、9位までも)は傍で聴いてて音がつぶれる寸前位の思い切りを持って駒の近くぎりぎりで弾きます。決して最初から(ギーとかいう悲鳴に近い音をおそれて)綺麗な音を出そうと思い、弱々しい逃げ腰の音で弾いてはいけません。弓の毛もべったりと当てて、そしてスピードも重要です。


駒よりで弾くとすぐにバリバリいうので、楽器の音量に対する性能が低いのかと思っていました。綺麗な音が出せるように根気よくさらってみます。

今日皆さんに教えていただいたことを念頭に練習して録音を聴いてみたら、ガリアーノの音色には程遠いけど以前より随分マシになっていました(^^)綺麗な音を出そうという気持ち。音を遠くへ飛ばそうという気持ちを持って弾くと随分違いますね。とても嬉しかったです。いろいろなこと気が付かせて頂きありがとうございます。教室の夏休みが終わったら先生にも指導を受けますね。

投稿者:ノル     投稿日時:2006/08/19 16:00  ---109.80.118

ヴァイオリンから出る音の約80%は、演奏者の腕(技量)に責任があります。ヴァイオリン、弓、弦、毛、松脂などは残りの約20%程度に過ぎません。ただ、この中で、弓は、演奏者のボウイングの技量に大きな影響を与えます。自分が初中級レベルだった頃、レッスンのときに3オクターヴの音階やアルペジオを弾いていたときに、先生が300万円はすると思われるサルトリーの名弓を弾かせてくれたのですが、当時の自分の20万円ぐらいの弓とは比較にならないぐらい弾き易く、自分で自分の出す音を聞いていて「うわぁ、中上級者みたいな音が出せたぁ。」と驚いたのを覚えています。持ち易く、バランスの良い弓だと、右手から無駄な力が抜けて、響きの豊かな柔らかい音が「より容易に」出せます。
それがきっかけとなって、弓自体が演奏者のボウイングの技量に与える影響の大きさに気付き、夏・冬のボーナスを貯めて、アマチュアとしては高価過ぎるような弓を買って今に至っています。
当時の20万円の弓もスペアで取っていて、たま〜に弾きますが、良い弓に体が馴染んだ今となっては、その20万円の弓で弾くと、明らかに自分自身の演奏レベルが1〜2ランクダウンするのを感じます。20万円の弓では、どんなにがんばっても、どんなに工夫しても、普段愛用している(定価でなく実売価格が)100万円を優に超える弓であれば(何も考えなくても)楽に出せているような綺麗で豊かな音が出せなくて、あるいは、歯切れの良いスタカートやスピカートがうまく決まらなくて愕然とします。
ヴァイオリンでも弓でも、演奏者との相性の問題がありますので、たくさんの良い弓を試奏してみて、自分にとってビビッとくる1本を見つけて下さい。
どうせ練習するなら、良い弓を使って練習した方が(技術上の余計な苦労をしなくて済む分)上達も早いですし、良い弓なら(今までと同じように弾いても)より美しい音が出て、練習している自分にとっても(自分の耳にとっても)心地良く快適になりますから、自然と練習にも熱が入るというものです。
良い弓が見つかるといいですね。ではでは。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/08/20 11:06  ---6.35.89

>>優子さん
・”先生の楽器”と”自分の楽器”の違いによる音の差は、2つの楽器を同じ弾き手が弾けばまずどの程度の差があるかわかりますので、先生に弾き比べてもらってください。皆結果に興味がありますので、できましたらその結果をご報告ください。(優子さんが2台の楽器を弾き比べられればさらにベストですので、一度は先生にお願いしてみてくださいね。)
よいオールド楽器の高音の響きはやはり若い楽器には出せません(100年、200年といった経年変化が作り出すものです)。そのレベルの話をされているのでしたらあきらめるしかありませんが、今思われている疑問は多分違う次元の話だと思います。

・一般的に耳にする曲のハイポジのE線の音は、伸ばしの音ではビブラートなしで弾かれる事はほとんどなく、演奏者の左手の押さえ方&ビブラートの癖が、あたかもその楽器の音のように思えてしまいます。大きめで細かいビブラートによる倍音の変化が高音の音の輝きとして認識されますので、もし高音でビブラートがまだしっかりかけられない場合はなかなか思った音を出すのは難しいと思います。また力強いビブラートなしで圧力をかけすぎると地声で叫んでいるようなつぶれた音だけ出ますので、ビブラートがうまくかからない場合は、無理に押し付けようとはせず、駒寄りで少し弓の毛は寝かせて弓の毛を押し付けすぎない(音がつぶれないように)で弾く方が素直で綺麗な音がします(左手はしっかり押さえる事)。早い音型では立ち上がりのスピード重視とします。
ビブラートをかけてガンガン鳴らすのは、オペラのソプラノの歌い方に通じるものがあり、一方ビブラートがかからない場合はリートやバロックのカウンターテナーやソプラノをイメージした音の出し方がよいと思います。

・良い道具は確かに上達の近道ではありますが、60万の楽器とそれにふさわしい弓であれば、普通のアマチュアとしては中の上(/上の下)のものであり、オケ曲でのソロも、四重奏でのファーストヴァイオリンパートも、発表会でのソナタ、コンチェルトなども普通に弾かれています。まずは最初に書いた通り、先生が弾いて明らかにおかしいのでないのであれば、まず腕を磨く事、調整でその楽器の状態を最大限発揮させる事、を考えればよいのではないでしょうか。

投稿者:優子     投稿日時:2006/08/22 14:43  ---14.183.39

ノルさん。沢山教えて頂きありがとうございます。約1年前ヴァイオリンをグレードアップしたのですが、弓の分まで予算がなくてそのまま前の楽器の弓を使っています。弓の影響について読ませて頂き、今の楽器にあった良い弓を探す必要性がようやくみえてきました。それまでは、買ってももったいないかな?とか思っていて踏み込めなかったのです。頑張ってビビッとくる弓を探します。楽しみが増えて嬉しいです。

そもそも、なんでこのような質問をしたのかといいますと、ここ数ヶ月間夏のコンサートに向けて特訓中で、自分の教本もおあずけになっており、ひたすらジュピターをさらう毎日で。譜面どおりに音を出すのがやっとで、楽器を鳴らす余裕なんてなかったように思います。それで最近合奏練習が始まって先生の横で弾いたら余りにもかけ離れた音(ハイポジなんてピーピーって感じ)がして、幻滅して質問に至ると。

でも、先日の強化合宿で、皆さんが教えてくださったとおり、駒よりで弾いたり、綺麗な音、音程に気をつけて、遠くへ飛ばす気持ちで弾く等実践してみましたところ、録音を聴くと幾分マシになっていました(^^)

なので、この問題については、多くの方が御指摘下さった様に弾き手に問題があったのかと思います。お騒がせしました(ペコリ)でも、本当に今回の件でも勉強になりました。ありがとうございました。

弦喜さんご教示ありがとうございます。
>よいオールド楽器の高音の響きはやはり若い楽器には出せません(100年、200年といった経年変化が作り出すものです)。そのレベルの話をされているのでしたらあきらめるしかありませんが、今思われている疑問は多分違う次元の話だと思います。

これが「ガリアーノのような美音を出したい」の直接的な答えになってしまいました。私の楽器は100年モノですが年代だけ言っても、先生のとあと100年以上足りませんね。
所詮月とすっぽんなので同じ音を出したいなんて無理だったんだなぁと。でも、先生が私の楽器を弾くともっといい音がしたので、第一はウデであると痛感いたしました。

先生と円満でいたいので、ひきくらべることはお願いしないでおきます。ごめんなさい。先生の楽器はクリスタルのような透き通った音で、悲しみも喜びも表現豊かに歌います。多分私が弾いても、鳴らないと思いますが…

Q:教えてください
投稿者:ポンタ     投稿日時:2006/08/20 01:27  ---175.161.231

今年ロンドン、パリ、ロ−マに行く予定ですが、それぞれの都市でのバイオリンショップ(弦楽器工房、バイオリン工房)おすすめのお店を教えていただければ幸いです。それぞれの町の中心部付近にあるところ教えてください。またロンドンのbearsというお店を聞きましたが、情報お教えいただければ幸いです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/08/20 08:21  ---6.35.89

パリの楽器屋については、左の過去ログ検索から、適当なキーワードをいれて検索すれば、いくつか書き込みが見られます。

また下記、ベアーズ商会の情報です。(先頭にhの文字を加えて、お好きなブラウザでご覧ください。)
ttp://www.beares.com/map.html
ベアーズ商会は、以前サラサーテという弦楽器の雑誌に特集されていましたが、弓の担当は日本人の女性のはずですのでその人とは日本語でもやりとりできます。事前にメールでアポをとって行かれることをおすすめします。
*海外の場合、日曜は当然のように休みでしょうし、土曜も??ですので、どこに行く場合でも事前の確認と予約をおすすめします。

>>ストラッド店員様
上記、海外ながら楽器店のURLとなりますので、もし問題があるようでしたらお手数をおかけしますが、削除をお願いいたします。

Q:ラベルについておしえてください
投稿者:ks     投稿日時:2006/08/19 13:37  ---98.106.251

よくオークションなどでラベルと言う楽器がありますがこの場合ラベルは本物なのでしょうか、ラベルはコピーの出来る時代は多量に作られ貼られたものでしょうか、また昔は工房で多量に持っており弟子が作った楽器に貼ったものでしょうか、私自身ラベルという楽器を持っていますのでどんなものなのか知りたいと思いました。宜しくご教示ください。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2006/08/19 20:05  ---211.244.69

「ラベルと言う楽器」の意味がわかりません。
ラベルの信憑性についてお尋ねなのでしょうか。
これについては何度となく過去ログで言及されています。
過去ログ検索をされてみては。

投稿者:弦喜     投稿日時:2006/08/19 21:45  ---6.35.203

以下、私見です。(質問の意図と違っていたら、読み飛ばしてください。)
オークションなどでよく見るのは、
labeled
という表現ですが、これは単にそのようなラベルが貼られた楽器である、ということであり、そのラベルに記載された製作者が著名でありかつそれ以外の説明がない場合は、本物とは単にラベルの記載が同じまたは近いという関係しかない、ということを示しているととらえた方がよいと思います。
オークション側も本物との関係の近さをいろいろな言葉で表して、わかる範囲でできるだけ近い関係にて示そうとするのでしょうが、labeledは著名な楽器のラベルの場合、本物とは最も遠いところに位置するもの(=まったく関係ない楽器に似たラベルだけ貼ったもの)だと思います。
加えて(これは全くの私見ですが)、それとは別に、まったく無名な製作者のもののため真贋の判別不能で、その楽器の事を呼ぼうとする時に「***というラベルの」としか言いようがない場合にも使われるのではないか、と思います。

「ヴァイオリンの見方・選び方」”応用編”:レッスンの友社(*”基礎編”ではありませんので要注意)などを見れば、オークションでどのような言葉が使われ、それぞれどのような意味であるかが書かれていますし、例えばスキナーズのオークション(eBayなどを通じて出品されたりしています)などの説明などをみても、用語の説明などがされていることがあります。

投稿者:ks     投稿日時:2006/08/20 04:14  ---98.106.251

ご教授ありがとうございました。ラベルのみという楽器はイタリアモダンに多数あると思いますが私ももっていますので、どんな素性なのか知りたくて質問させていただきました。よく理解できましたありがとうございました。

Q:チェロ
投稿者:チェロー     投稿日時:2006/08/17 19:53  ---165.108.200

以前に弓のことで相談したことがあります。
そのときはお礼の返信もつい出し忘れてしまいました。
改めて有難うございます。いつもこのコーナーを読むたびに
実によく回答されている、と感心させられます。
きっと楽器販売においても誠実なんだろうと推察されます。

さて、今日はまた質問です。ある楽器店でClaude Thommassin
という人の弓を展示していました。手にとって見せてもらうと
弓の刻印はGAND&BEZRNARDELとあります。Thomassinが彼らの
工房で働いていたということはinternetで分かりました。
でも、刻印と作者の名が異なるのに、Thomassinの弓、というのは
分かりません。それは「多分彼の作品だろう」、ということなのでしょうか。御教示いただければ幸いです。
                 チェロー

投稿者:ストラッド店員その2       投稿日時:2006/08/19 09:30  ---158.85.201

こんにちは。チェロー様
Claude Thommassinについてですが、有名なBAZANさんと一緒に勉強してGAND&BEZRNARDELで中心人物として数年働いていたと言う記録があります。

<刻印と作者の名が異なるのに、Thomassinの弓、というのは
<分かりません。それは「多分彼の作品だろう」、ということなの<でしょうか。
たぶんこれはオークションなど判定で、ラベルは違うがThomassin作とみなされたものでしょう。こういったパターンはロンドンのオークションでは楽器でもあります。こういったものは、楽器商の間では普通の事で、真作として扱います。Thomassinの弓をオークションで何度も見ていますが、良い物は高く、問題があれば安めで購入できます。やはり弓も能力の問題が大きいようです。

投稿者:チェロ     投稿日時:2006/08/19 17:59  ---165.108.200

ストラド店員その2 様

早速教えていただき有難うございます。
参考になりました。しかし、楽器はあまりに
奥くが深くて難しいですね。ピアノや管は
消耗品に近いのに、弦楽器は数百年ももつので
財産としての価値も出てくるのでしょうね。
ちなみにThomassinの弓は250万円で売られていました。
もっともっと目を肥やし、知識を深めて楽器鑑定を趣味に
したいなと思っております。
また、このQ & Aで時々、業者の楽器の売り方があまりにも
えげつない、と感じさせる質問があります。例えば、Testoreの
バイオリンを1000万で売る、なんていうのは、明らかに
眉唾ものでしょう。もしくは、こちらが、Testoreの楽器は
そんな相場ではな、といった先入観があるのかも知れません。
さらには、本物でも状態が悪いのかもしれません。
または、楽器商自身が本物と信じている場合もあるかも知れません。いずれにしても消費者である私たちは、楽器を選ぶときには
慎重に慎重さを重ねるべきだと思います。実は私も昔、
ある楽器やさんで、イタリアのoldだと言われて、
数百万出して買ったことがあります。音はよく出ますが、
音がどうしてもoldではありません。また、浅薄な気がして
どうも変だと思い続けていました。今は、それがoldに見せかけた
楽器であることに気づきました。少しでも楽器に関する知識のある人ならば人目で見抜いたはずです。でも、楽器屋さんでもそのことはよく知っていたはずです。そのときはあまり知識もなく先生のいわれるままに購入を決意しました。でも結局好きにはなれませんでした。本物ではないけれど、音が好きで愛着も沸いてくるなら、まだしもそういった感情は湧いてきませんでした。恐らく全国には同じような経験をした人がたくさんいるだろうと思います。結局、私の場合は信頼できる楽器商との巡りあいがなかったということです。いまだにその楽器は持っていますが、いずれ買い換えるまでよく勉強して自分の好きになれる楽器選びをしたいと思います。それには試奏が十分にできる楽器商が良いと思っております。また、数日貸し出してくれる店が尚良いと思います。話はそれてしまいましたが、このコーナーはそういった意味で実に有益だと思います。お店にも一度訪れるつもりです。
どうぞよろしく。