Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:デル・ジェス
投稿者:あまてぃ     投稿日時:2008/12/26 00:04  ---122.241.210

元大フィルコンマスの阿部靖さんがデル・ジェスを使われてたそうなのですが、楽器のニックネームというかストラドだとヨアヒム・ハンマーみたいなのをご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
また、その楽器は誰が今は使われているのかもわかる方は教えていただけるとうれしいです。

Q:使用する楽器と姿勢の関係について
投稿者:ぴよ     投稿日時:2008/12/23 21:46  ---97.13.190

普段使っている楽器と違う楽器を使ったら、何も変えているつもりはないのに、姿勢が良くなって楽器が安定し、ボウイングも心なしか以前よりスムーズになった経験っておありの方いらっしゃいますでしょうか。
自然と姿勢が良くなるのであれば、その楽器は自分に合っているということですよね。
楽器の音色だけではなく、そういった自分の体型と「合う」「合わない」ということを基準で楽器を選ぶことってあるのでしょうかね。

何かしら類似のご経験をお持ちの方いらっしゃいましたらご教授願えれば幸いです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/12/23 23:37  ---124.76.72

私の場合は、そのようなケースはもう少し分析的に見ます。
− 一番支配的なのは、顎当てなので、その形状や高さを覚える
− 指板、駒のR(湾曲具合)も調べる
− ネックの形状や太さ、指板の幅等を調べる。
それらが自分にとって非常にあっていると感じたら、自分の楽器にそれを適用できないかを検討し、可能であれば実行します。
私は肩当をつける派ですので、肩当の足の幅を調整して角度がおなじようになることを確認して肩当を付けた後は、楽器裏板の形状と肩とのフィット感は基本的には関係ありませんので、楽器のボディーはサイズ・厚みくらいしか姿勢に影響を与えませんが、その影響度はわずかだと思います。
いつも使っている楽器が音を出しにくい楽器の場合、楽に音が出せる楽器に持ち替えることで無理に力を入れる必要がないため、力が抜けて姿勢がよくなるケースはあると思いますが、それは姿勢がよくなるからよいというより、単純に鳴らしやすいということかと思います。
まとまりませんが、上記、一意見です。

投稿者:ぴよ     投稿日時:2008/12/25 22:16  ---97.13.190

>弦喜様

丁寧なアドバイスありがとうございます。
いつも使っている楽器と比べたところ、確かに顎当ての高さが全然違いました。
今までは肩当てばかり気にしていたのですが、顎当てによってまったく持ち味が変わってくるのだと、いい勉強になりました。
今後ともよろしくお願いします!

Q:バイオリンの匂い
投稿者:サンタ     投稿日時:2008/12/22 13:12  ---222.2.63

気になったので質問させてください。

私の楽器(100年前の楽器)は、f字孔から匂いをかぐと、チョコレートのような匂いがかすかにします。
これってカビでしょうか?
古い楽器特有のものなのでしょうか。
板そのものが古い材料で作られていると、このような匂いがすると、どこかで聞いたこともありますが・・・
どなたか、教えてください。
宜しくお願いします!

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/12/23 11:43  ---124.76.72

以下、私見です。
木には周囲の匂いもつきますので、もともとの本体の匂いか、何か別の匂いがついたのか、カビなどの木以外のにおいなのか、聞かれただけでの判断は難しいですね。
カビ臭い楽器は明らかに存在しますが、これもケースがカビ臭くその匂いがついた場合と、本体にカビが存在する場合があります。じとっとした不快なカビ臭い匂いがしますので、ご質問の場合は違う可能性が高いと思います。
何かしら匂いはするものですので、かすかに、という程度なら特に気にしなくてよいのではないでしょうか。
なお、ヴァイオリンの100才は人で言えばまだ青年ですので、ヴァイオリンの中では古いとは言えません。

投稿者:のんちゃん     投稿日時:2008/12/23 17:42  ---60.131.117

以前、同じオケのメンバーのバイオリンがチョッ小レートぽいと話題になったことがありました。その楽器は比較的新しい日本人の制作かのものでしたから、やはり貴の臭いまたはニスの臭いではないでしょうか。

Q:音符の読み方
投稿者:初ガイガリン     投稿日時:2008/12/23 04:02  ---12.18.5

はじめまして。
音符の上に〇や◇が付いているものは、
どの用に演奏すればよいのでしょうか?

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/12/23 11:33  ---124.76.72

Googleなどの検索エンジンで、
 フラジオ ヴァイオリン
または
 ハーモニクス ヴァイオリン
をキーワードに検索してみてください。
演奏方法の説明含め、たくさんヒットします。
また、該当のものが、丸ではなく、菱形かどうかも、確認しておいた方がよいでしょう。

Q:弓の毛のバランスの影響
投稿者:まごいち     投稿日時:2008/12/20 01:17  ---85.211.183

バイオリン用に10万円ほどで新しく弓を購入したのですが、弾いていると今まで使用したものと比べ、弓が指板方向に倒れるように寄っていく癖を感じます。

弓を見ながら意識すれば真っ直ぐにアップダウンできるのですが、気を抜くとすぐに指板方向に斜めに倒れようとし、弦に対して直角を保てなくなるのでとても疲れます。

試弾の際は、素早く移弦する際に吸いつく感じが強く気に入っていたのですが少し失敗したかなと思っています。

弓をよく観察するとスティックに曲がりは無いようですが、弾いている状態での指板側に位置する方の毛(全体毛量の3分の1程度)が、反対側に比べて緩く張られており弓の調整ネジを緩めると、そちら側だけがずいぶんとダブついています。

またチップ部では、弾いている状態での指板側に毛が全体的に偏ってつけられており、非対称となっています。

寸法で言えば、チップ面と相対した状態(ステッィクではなく毛が見える状態)でチップ右側外周部から1mmのところから毛が張られていますが、チップ左側では外周部から1.5mmのところから毛が張られているようです。

これらの事が弓が指板寄りに倒れようとする要因であり毛を張り開替えれば良くなる可能性があるものか、それとも新しい弓に慣れないために一時的に起きうるものなのか、あるいは毛の張り以外の要因も考えられるのか悩んでいます。

どうかお知恵をお貸しください。

ちなみに今まで使用していた弓はスティックの曲がりもなく毛も左右対称に張られており全体的に毛の緩みもありません。
調整ネジを緩めても毛がだらしなく垂れない程度に少しのテンションが掛かり毛が真っ直ぐになるような張られ方をしています。
最近腰が無くなってきたのと素早い移弦では跳ねようとするので新しい弓を購入した次第です。

投稿者:まごいち     投稿日時:2008/12/20 01:24  ---85.211.183

>これらの事が弓が指板寄りに倒れようとする要因であり毛を張り開替えれば良くなる可能性があるものか、それとも新しい弓に慣れないために一時的に起きうるものなのか、あるいは毛の張り以外の要因も考えられるのか悩んでいます―

すいません、文章を間違って入力してしまいましたので訂正します。

正しくは・・・

これらの事が弓が指板寄りに倒れようとする要因であり毛を張り替えれば良くなる可能性があるものか、それとも新しい弓に慣れないために一時的に起きうるものなのか、あるいは毛の張りや不慣れの問題以外の作りの要因も考えられるのか悩んでいます―

です。

よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/12/20 09:18  ---124.76.101

以下、私見です。
ご想像の通り、いろいろな可能性があるでしょうから、現物で判断することが重要となります。これがご自分の身体であれば、悩むよりも医者に行って、診断・検査してもらうのではないですか。表面的な状況を文章で簡単に伝え、それに対しもし一般的に起こりうる100の不具合の可能性が提示されたとしてもさらに悩むだけでしょうし、またそれらとは異なる別の固有の問題の場合もあります。
− 購入したお店の見解はどうなのでしょうか。不具合を感じたら、まずできるだけ早く購入元にクレームし、はっきりさせるのが基本だと思います。
− 現在の弓の毛を張り替えた人が明確なら、まずは意図を聞きましょう。意図があってそうなっているのか、また意図があるなら、その意図が自分の求めるものとあっているのかを確かめるべきです。
− 多くの新品の弓(製作者が明確で、その人が毛替えまで行ったものは除く)の毛は雑に張られています。日本の工房での平均的に行われている張り替えのレベル以上でないと満足できない場合、経験上ほとんどの場合は張り替えが必要です。また、経験上、中国製の弓、あるいは中国で作らせた別の国製の弓はその傾向が強い気がしており、家電製品の付属電池のように、”とりあえず使えるように、毛は最低限のものを手間をかけずに張ってます。"という考え方がそこにはあるのではないでしょうか。
− 悩むなら、解決のために行動あるのみ、かと思います。弦楽器工房に持ちこんで、聞いてみる、張り替えてみる、ということを行えば、解決するか、あるいは不具合の原因が絞り込めます。

期待された回答ではないとは思いますが、内容からみて、現物を見ないと発散するタイプの受け答えになりそうだったので、上記書かせていただきました。

投稿者:まごいち     投稿日時:2008/12/20 23:24  ---85.211.183

ありがとうございます。

購入店に行く前に、お聞きしたかった理由は
いざお店に行って不具合を訴えたときに弓の問題でなく、自分の体が新しい弓に不慣れな為に起こりうる性格のものであったりすれば恥ずかしい思いをすることになるので、それが嫌だったからなのですが

>悩むなら、解決のために行動あるのみ

というお言葉で何だか勇気が湧いてきました。
「聞くは一時の恥」と思い、近日中に購入店に相談してみます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/12/21 16:29  ---124.79.36

人に主治医が必要なように、楽器にも主治医にあたる工房・職人さんが必要です。
いつもの状態を知ってもらっていて、かつ気軽に相談にいける関係、を築くことも重要ですので、まずは購入店を主治医第一候補として相談されればよいと思います。

Q:教えてください
投稿者:ジョー     投稿日時:2008/12/20 15:54  ---10.165.63

イタリアriminiのMario Capicchioniのヴァイオリン市場価格をご存知の方、教えていただけないでしょうか。また、父Marino Capicchioniの市場価格もお分かりでしたらお教え願います。楽器の特徴とかも教えていただければ助かります

Q:信頼できるお店の探し方
投稿者:ゆきん子     投稿日時:2008/12/17 22:55  ---253.187.146

修理、調整、毛換えを安心してお任せできるお店についての書き込みがありましたが、そのようなお店の探し方について、皆様のご経験をお聞かせいただければと思い書き込みしました。

購入したお店の職人さんは一生懸命対応してくれますが、今一つ満足いく仕上げではありません。

また現在はオケ等の団体に所属していませんし、先生にもついていませんので、購入店以外に調整や毛換えをお願いする先を見つける場合は、HPで検索している状況です。

一度、大ファンのプロのソリストの方に相談して職人さんを教えていただいたのですが、予想通りプロからの依頼しか受けないと断られてしまいました。

皆さんは、音楽団体に所属している人からの口コミで信頼できるお店を探されているのでしょうか?
ご経験をお教え下さい。

投稿者:rio     投稿日時:2008/12/18 06:03  ---95.2.121

私はVnの先生(主たる収入源が演奏でレッスンは暇な時だけというひと)と自分の足でしらみつぶしにが主たる情報源です。

インターネットの情報は一切使いません。

現在 先生とともにお世話になっているメインの工房は、HPを廃止してインターネット世界から出てゆきました。なぜか、相性のいいお店&工房は 皆HPを持たないところばかりです。


満足していないのなら、その旨をお店に伝えるのが良いと思います。何が気に入らないのか、どうしてほしいのかはっきり伝えるべきです。

ゆきん子さんと職人さんのコミュニケーション不足も「今一つ」の原因の可能性があります。


職人とお客さんとは信頼関係で結ばれていないと、楽器もいい状態に仕上げることができませんので、職人さんがまだ20〜40歳代の若い人なら育てるつもりで付き合うことも必要です。
年に3〜6回通い、都度調整にあたり自分の好みを具体的に伝えるといいと思います。

また職人さんがまじめな人なら、その職人さんの先生にあたる職人や、ほかの職人を紹介してくれるはずです。

私や先生がお世話になっている工房は、自分でできる範囲、出来ない範囲をはっきりと言ってくれます。そのうえできちんと他の工房・職人をきちんと紹介してくれますよ

また、今お世話になっている工房は、現在は原則一見さんはお断りに最近したそうです。(私の紹介で、私から連絡あった場合は見てくれますが)理由は、多くの一見さんといろいろなトラブルがあったようです。インターネット検索で来るお客さんの中には、インターネットで得た情報で知識満タンになり、クレーマーのようになってしまわれる方がたまにおられるようです。

インターネット以外の、ナマの口コミが一番廻り道のない情報だと思います。

投稿者:たくちゃん     投稿日時:2008/12/18 08:12  ---130.81.128

私もrio様の意見とほぼ同じです。私は、以下のような条件で選定します。

 お店・職人さんと顔なじみになること。
 お店・職人さんが楽器をそれなりに演奏できること。
 楽器の音色を聞いて、さすがイタリア製だからイタリアトーンの音がするという店は信用しない。(そんなもの無いと思いますよ。どこの製品だろうが、何人が製作しようが良いものは良いです)
 高価だろうが廉価であろうが、調整に持ち込む楽器をしっかり覚えていてくれる処
 軽々しい発言をするところは信用しない。(人の性格にもよりますが)
 一度楽器を調整したら、変化をしっかり覚えている処

ただ、いつも思うことなのですが、調整に出す方もしっかりしないとうまくいかないように思います。特に、相手がプロの楽器店・職人だから、100%自分が思うような調整が出来ると考えることは問題があると思います。職人さんのなかでも得意な部門をそれぞれお持ちで、全ての調整方法を完璧にこなす方はいらっしゃらにのではと思っています。例えば、自分の職業のことですが、そのことに関しては私もプロ意識は持っていますが、完璧な仕事はなかなか出来ません。完璧に出来たと思ったらそれは傲り以外のなにものでもないと考えています。

80%満足すれば、すばらしいお店・職人さんではないでしょうか。

私見ですが、ご参考になれば。

投稿者:rio     投稿日時:2008/12/18 12:14  ---7.10.39

すみません

文章の間違いがありました。

ゆきん子さんと職人さんのコミュニケーション不足も「今一つ」の原因の可能性があります。



ゆきん子さんと職人さんのコミュニケーション不足があるとすればそれも「今一つ」の原因の可能性があります。

投稿者:セイジ     投稿日時:2008/12/18 13:01  ---151.3.246

>職人さんがまだ20〜40歳代の若い人なら育てるつもりで付き合うことも必要です。


このケースは、大切な楽器をモルモット代わりに提供してよければと割り切る必要があります。

ミラノ、シェフィールド、ケンブリッジ、フィラデルフィアを渡り歩いて修行したという華やかな経歴をお持ちで、現在は都内で工房を構えている若手修復者に修理・調整を頼んだことがあります。彼女のことはネット上のブログを見て知りました。

知識は豊富で、すぐに「海外では・・・」と言いたがる癖もご愛嬌と見ておりましたが、経験不足でミスを犯した時にパニックになったのには困りました。

駒を倒して私の楽器の表板に傷をつけたとき、傷の状態を所有者に見せずに、いきなりニスをベタベタ塗って盛り上げ、見苦しい状態にしたのです。その後、時間をかけてリタッチをやり直させましたが、問題が発生した時の対応が全然出来ていませんでした。

また、別の楽器の駒を新調した時に、音質の微調整を依頼したのですが、これも焦って削り過ぎ、使い物にならない状態になってしまいました。知識は豊富でも、頭と腕が上手く連動出来てないのでしょう。

若い人を育てるつもりなら、何をされても笑って済ませられる楽器を持ち込み、代金も惜しみなく支払える度量が必要だと思い知らされました。ご参考までに。

投稿者:rio     投稿日時:2008/12/18 14:00  ---95.2.121

セイジ様

>このケースは、大切な楽器をモルモット代わりに
>提供してよければと割り切る必要があります。

つきつめればその通りだと思います。

あまりに信頼できない人である場合には
「実験材料としてどうぞ」という気持ちは必要だとおもいます。

私は、書き込みをする際に、ある程度の技量をもっていて、あとは良い意味での経験を積むだけの人を自分勝手にイメージしてしまいました。
セイジ様が遭遇した方ならば、私は気絶してしまうかもしれません。

「職人さんがまだ20〜40歳代の若い人なら育てるつもりで付き合うことも必要です。」の記載は不適切でした。訂正しお詫びいたします。

投稿者:maria     投稿日時:2008/12/18 15:27  ---24.162.129

皆さんのお気持ちもよく分かりますが、この方には口コミ情報がもたらされずらい状況だから困っているのでしょう。また、職人さんも一生懸命対応してくれていると言う記述があると言う事はそれなりのやりとりがあった上で納得しかねる仕上がりと言うことではありませんか?私はそれなら制作者協会(HPあります。)で制作者を調べてそこで調整作業はして貰えるのか否かの連絡をとってみたらいかがでしょうか。各人のブログなどで弦楽器フェア等での個々の制作者の楽器の感想をいろんな方がコメントをしているのでそれで制作者の名前に当りを付けてみると言うのも手だと思います。また奏者の方でも自分はどこに楽器を持ちこんでいると、お店の名前をブログで公表している方もいます。まずはそう言う所から情報を得て実際に出向いて職人さんと話をしてみるのも良いかもしれませんよ。確かに私が持ち込む工房はHPを持っていませんが御二人とも本当に忙しく一人で全てを(受付から作業、会計等)しておられるのでもうこれ以上は受けられないと言う現状なので、HPは立ち上げないと仰られたことがあります。でもきちんとした腕の職人さんの店でもHPはあったりします。私の友人の旦那さんのは弦楽器店に勤める職人さんですがそのお店はHPありますよ。彼自身はストラディバリウスを何台か定期的な調整を任されています。HPがあるかどうかでお店の信用も一概に決められないかも知れません。良い職人さんと出会えるといいですね。

投稿者:rio     投稿日時:2008/12/19 20:42  ---95.2.121

(maria様の書き込みを拝見して)

良いお店を見つけることは、よい友達を見つけることと同じで、簡単に見つかるものではありません、また必勝テクがあるわけでもなく、偶然や運命ということもあるでしょう。

ただそれでは、「自分で努力するしかありません」という回答にならない回答になってしまいます。

・口コミ情報が得にくい環境下にある。
・職人さんとそれなりのやり取りがあったうえでも納得しかねる。

という場合、私ならどうするかを考えてみました。(そういう状況になったことがないので、あくまで想像です)

 現在の「納得しかねる」職人さんの経歴を何とかして聞きだし、その職人の方の所属する閥を特定する。(**さんの弟子、**製作学校出身、弦楽器店**で修業、**という職人に師事する等…)

私の理解では、製作を志向している方、修理・修復を志向している方とにまずは大きく分けられ、さらにその中でも派閥のようなグループ分けができると思います。mariaさんのおっしゃっている、VSJやJSIMAは前者の製作を志向している方が主に集まっている団体です。東のE藤、西のO野 と呼ばれるベテラン職人は後者の人たちのなかでも有名な方だと思います。


インターネットの掲示板でで得た情報を基に、「納得しかねる」職人さんとは違う閥の職人さんを教えてもらう。

閥が違うと、調整に対するアプローチが異なる場合があります。アプローチの違いが、何かの解決の糸口になることを期待します。

またインターネットで得た情報は疑いながら取り扱うことも肝要です。


あとは、経験を通じて、一日も早く相性の良い職人さんと出会えるのを祈るしかないと思います。

投稿者:ゆき     投稿日時:2008/12/20 00:50  ---253.187.146

皆様

色々なコメントや経験談をありがとうございました。
私の最初の状況説明も不十分で、混乱させてしまったことをお詫びします。

Mariaさんの書き込みどおり、その職人さんとは数年来のお付き合いで、こちらの要望をお話し、仕上がり具合についても満足度を話しています。
ある時は、他の職人さんにお願いしたことを正直に話して、ここが良かったけど、ここは気に入らなかったとか、OJT的なお付き合いをしてきました。

しかし、セイジさんのコメントのように、いつまで自分の楽器でOJTを続けなければいけないのかという気持ちが強くなり、他の候補先の探し方をお聞きした次第です。

たくちゃんさんの80%満足できれば・・・というところまで、あと少しOJTをするか、良い出会いが早いかでしょうか。

ありがとうございました。

Q:ちょと…
投稿者:くま子     投稿日時:2008/12/13 12:11  ---24.65.160

ヴァイオリンのニスを剥がしてしまいました。
直径5mmぐらいとれました。
自分で直したりできるのでしょうか…?

投稿者:猫丸     投稿日時:2008/12/13 15:58  ---71.201.156

ヒルのヴァーニッシュクリーナーがニスの成分で出来ているので、これで磨いておけば、とりあえずごまかせます。

自分でやると、かえって汚くなるのでやめた方が賢明ですよ、職人さんに頼むと、さすがにプロだけに、色合わせをして、どこを直したのか分からないくらいに上手に補修してくれます。

投稿者:じゅん     投稿日時:2008/12/13 21:34  ---35.39.131

便乗レスすみません。
都内のある有名店に、同様の傷の補修をお願いした所、本体のニスの色とは似ても似つかない焦げ茶色のニスを「チョン」と塗られただけで「ん。」と突っ返された事が有りました。
イタリアンの決して安くない楽器であり、毛替えをお願いした弓と一緒にしばらく預かってもらい、じっくり色合わせした上で補修してもらうつもりだったのですが、呆れてそれ以上何も言う事が出来なくなってしまいました。
この様な修理法って、普通に行われているのでしょうか?

投稿者:猫丸     投稿日時:2008/12/13 22:56  ---71.201.156

有名店であっても、職人が3流以下の場合はそうなります。
チョン、グチョ、というのも見たことはあります、なんだこりゃといったら、あの職人は、センス0だという言われました。

気をつけましょう、有名店=優良ではありません。
ひょっとして、同じ店の、同じ職人かもしれませんね。

その昔、今テレビコマーシャルをしている、都内の老舗有名店で毛替えを頼んだとき、ヘッドの先に、針金付きの荷札が付いて、傷つきで返されたことがありました、2度と行きませんが、その店の価格だと100万円位のグレードの弓でした。

不良職人がいることを忘れていました、知らない職人に補修を頼むときは、うるさい注文を付けないとダメかも。

投稿者:じゅん     投稿日時:2008/12/14 22:24  ---225.91.251

なるほど…
猫丸様、ありがとうございました。

そういえば、この時頼んだ毛換えの方も出来は散々で、スクリューをいっぱいまで緩めても尚、毛と竿の間に5mmもの隙間が残ってしまう程パンパンに毛を張られてしまっていた為、受け取りにいったその場でやり直させる羽目になってしまいましたっけ…

その件も含め、うちのヴァイオリンは、どうも安心して調整をお任せできるお店に恵まれません。

特定のお店を通して入手した楽器ではないので、主治医を見つけてやろうとこれまで5件の店に作業依頼の為に預けましたが、不具合を抱えずに戻って来たケースはゼロでした。

先日などは、フィッティング一式の交換作業を頼んだ先で、駒の位置が大きくずらされたまま(駒足下のニスが剥がれた部分が露出していたので分かった)返そうとされたり…

職人技というものに疑念を抱きかけている、今日この頃(苦笑)。

くま子様、お邪魔いたしました。

投稿者:くま子     投稿日時:2008/12/17 15:29  ---24.65.160

遅くなりましたが猫丸さん、ありがとうございました。
色々考えてみます。

Q:スズキバイオリン
投稿者:やまびこ     投稿日時:2008/12/11 16:15  ---144.139.207

はじめて質問させていただきます。

小3の息子がバイオリンを習っており、今4分の3の大きさのバイオリンを探しています。

習っている先生のつてで、中古のバイオリンを譲っていただけそうなのですが、この楽器がどの程度?のものかわからなくて知りたいと思っていろいろ調べています。

スズキバイオリンのNO.350と書いてありますが、スズキバイオリンの過去のリストにも載っていないので、どの程度のものかまったくわかりません。

楽器自体はとても音の響く良い楽器だと思います。
あくまでも素人の感想です。

投稿者:やまびこ     投稿日時:2008/12/11 19:07  ---144.139.207

上記の質問をしたものです。

このバイオリンは、

kiso Suzuki Violin Co.ltd

と記されております。
木曽鈴木バイオリンのもののようです。
1979年製で、No.350 です。


この木曽鈴木バイオリンの品質はいかがなのでしょうか。
いろいろ調べてみると、ギターなどを製造している(していた?)メーカーのようですが。

この楽器を、たとえば2万円で譲ってもらうのは適当なのか、果たして、新しいものを探したほうが良いのか迷うところです。
ついている先生のおっしゃるには、弓の張り替えと弦の張り替えは必要だとのことなので、プラス1万くらい?とのことです。

音色はあくまでも素人の耳ですが、大変良いように思います。
息子本人も気に入っているので譲ってもらおうか?と思いますがメーカーのことが少々気になっております。

投稿者:maria     投稿日時:2008/12/12 22:43  ---24.105.232

スレがつかないようなので。木曾鈴木ですか、御存じとは思いますが、鈴木と木曾鈴木は別会社です。私なら買いませんが、貸してくれると言うならちゃんとした楽器が見つかるまで貸して貰います。しかし、2万円払っても他のバイオリンを買うよりは安いのはメリットかもしれませんね。先生もおかしな楽器は勧めないでしょうし。

投稿者:いし     投稿日時:2008/12/13 18:17  ---227.175.25

現物を見ていないので、参考として

 木曽鈴木でNo.350ということなら、当時定価3万5千円のモデルという意味だと思います。ランクとしては、メーカーで一番安いクラスだとは思います。
 2万円という値段が適切かどうかですが、その楽器自体に問題がなく、弓とケースも込みなら高いとは思いません。ただし、むしろ弓の方に問題がないか、良く先生とも相談して、弓だけ別に買うことも検討してみてください。
 さらにフルサイズに買い換えるとき、先生がその楽器を引き取ってくれる人を探してくれるなら良いのではないでしょうか。

投稿者:やまびこ     投稿日時:2008/12/15 20:11  ---144.139.207

mariaさま、いしさま、ありがとうございます。
コメントがついてうれしかったです。
バイオリンの世界はまったくわからず、いきなり右往左往してしまった感はありますが、やはりその道を極めている方々の率直なご意見が伺えて、大変参考になりました。
とりあえず分数バイオリンということで、練習用のものとしては十分だとおもいますのでこの楽器を譲ってもらおうと考えています。弓のはりかえや弦の張り替えなどありますが、新しく買うよりは値段的に安くすむというメリットもありますし、本人も音を気に入っているのでそれが一番かな、とも思います。
まだまだ初心者の私たち親子にとってこのような掲示板はありがたい限りです。
またよろしくお願いします。

Q:ペグの調整
投稿者:ふと     投稿日時:2008/12/14 05:39  ---3.213.216


ペグの調整で悩んでいます。

購入した当時は相当硬くてそもそも左手だけでは動かせなかったので、職人の方に頼んで調整してもらいました。ところが、今は動かすこと自体は可能なのですが、動きを止めるべくペグを押し込むのに相当な力が必要です。

チューニングに結構時間がかかってしまうのでなんとかしたいと思っています。

そこで質問なのですが、そもそも完全に調整されたペグとはいったいどういった感じなのでしょうか?非常に答えにくい質問だとは思いますが皆様の経験にもとづきご教示ください。

よろしくお願いいたします。

投稿者:rio     投稿日時:2008/12/14 08:38  ---29.242.228

完全に調整されたペグ はまだ経験がありませんが


適切な調整をしたペグ
は 少ない力で回り、確実に止まります
動きを止めるためには
ほんのすこし押し込むように回しながら
調弦します

適切に調整(ストラッドさんのお店で ペグ1つ3,000円〜の費用がかかります。1つの楽器で12,000円〜 私の経験では1回に4つのペグで15,000円前後の調整費用がかかります。)されれば、特に不便は感じません

しかしながら
ペグの素材の質が低い
スクロールの素材の質が低い
とどんなに腕の立つ人が調整をしても
回る、止まるがいい状態のが
短い期間しか維持できません

ペグは
クローソン社は高額で
なかなか手が出ませんが
ある程度名前の知られたメーカーの
ハロルドローレンツ
ボアダルモニ
ゲバ
ボガーロ&クレメンテ
Otto Tempel
あたりなら
費用もそれほどかからず
安定する可能性は高いとおもいます

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/12/14 09:14  ---124.76.168

まず質問ですが、調整して楽器が返ってきた直後から、ペグが緩んで困ったのでしょうか。
そうであれば、調整の不具合ですので、工房へクレームすべきでしょう。
そうでなく、返却時は良かったけれど、その後、例えば半年経った、あるいは弦を交換した/弦が完全に緩んで巻き直しをした、など明確な変化があるのであれば、その変化が何かを考えるべきでしょう。

もう読まれたかもしれませんが、下記に書かれている点はどうでしょうか。
ttp://www.sasakivn.com/werkstatt/qa/wirbel.htm
以下私見となります。補足するなら、
− 木は、湿度&温度変化で伸び縮みします。ペグと楽器本体は別の材料ですので、湿度の高い夏と、乾燥した冬では固さは変わります。また新しい楽器は、ペグ孔自体が開けられてすぐのため、一番柔らかい状態になっているとともに、特に乾燥の影響を受けやすい状態になっていると思います。(乾燥不足の材料のものは特にそうです。)
− 弦の張り方で、ペグの固さは全く変わったものとなります。
− ペグの角度(弦の差し込み量で調整)は、調弦の容易さに大きく関係します。
− もし調弦をペグの頭だけつまんでされているなら、引っぱりながらの調弦をしていることになりますので、ペグをつまむ指とは別の指でペグとは逆側の壁面を押さえて少し挟み込みながら、引っぱらないように、あるいは少し押し込み気味に調弦するのが普通だと思います。

ペグのベストのフィット感は、ペグの削り方、ペグ孔の開け方、双方のその時点の大きさ(湿度、木の古さや材質と関係)、ペグ&弦の位置、奏者の技量といった条件がすべて揃った時に、得られるのではないかと思います。もっとも良いのは、固い・緩いという次元ではなく、アナログ的に非常にスムーズに周り、微調含めて狙ったところでぴったりとすぐに止まるという状況だと思います。
個人的には、そこまでを期待したことはなく、そこそこという状態が続けばよし、として使っています。

投稿者:弦喜     投稿日時:2008/12/14 09:18  ---124.76.168

言葉足らずの箇所を補足します。
>湿度の高い夏と、乾燥した冬では固さは変わります。
は、
湿度の高い夏と、乾燥した冬では、双方の大きさが変わるので、ペグの勘合の固さは変わります。
ということです。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2008/12/14 10:53  ---1.51.89

友人の楽器は素晴らしく完璧な調整がされてます。
カクカクカクと音がしますが、軽くまわって、ピタリととまります。


私の楽器はA線のペグがかたく、石鹸とペグコンパウンドで調整します。

弦の張替えのたびに、穴に固形石鹸のおろしたてのを塗り、ペグにコンパウンドを塗り、グイッと突っ込んでギューッとまわします。

ニュルーッと回って、ピタリと止まります。

石鹸ですべりがよくなり、コンパウンドでとまるので、ミックスするとちょうどいいアンバイです。快適ですよ。

ゆるければコンパウンドが必要でしょう。
これから乾燥がすすむとますますゆるくなるハズです。
結構高価に感じますが何年も持ちますので、無くさなければ安いものです。

ペグの具合は季節によっても違うらしいですが、私の楽器はA線のペグはいつでも硬いので、面倒ですが以上の作業はかかせません。
サボると後が大変!

投稿者:ふと     投稿日時:2008/12/15 07:17  ---3.213.216

rio様、弦喜様、ヒロ様

ご回答ありがとうございます。
職人には、顎当てを変更したときに、ペグが硬いのでもう少し緩くしてくれるよう頼みました。特段料金を請求されることもなかったのでクレームという感じではありませんが、もう一度相談してみます。そういえば2週間くらいしてから操作が難しくなったような気がします。


>ヒロ様
職人に頼む方向なのですが、参考までにコンポジットと固形石鹸につき、どこの製品が良いとかございますでしょうか?お勧めのものがありましたら是非ともご教示ください。穴に石鹸、ペグにコンポジで、ぐいっとギューをいつか試したいと思います。

よろしくお願いします。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2008/12/15 09:53  ---1.51.89

コンパウンドと書きましたがコンポジションが正しいようですね。
HILLの製品しかしりません。
粘土のようなものなので、ペグに直接塗れます。

固形石鹸は花王の白いありきたりのやつです。
仕様前の水分のない状態でないといけません。
石鹸を穴に塗るにはワリバシを使用しております。

私はチューニングの際にペグを押し込んだことがございません。
軽くまわってピタリと止まります。

固形石鹸は弦交換のときに上ナット、及び駒のミゾにも塗ります。
なかなか重宝です。
巻き線のほつれを回避し、弦のノビがすばやく安定し、駒が動きにくいのです。

固形石鹸はヴィオリン弾きの必需品だと思っておりますが、使ってる人はお目にかかったことないです。

関係ないですが、チェロの駒でもミゾに石鹸塗っておくと手で動かして調整できます。

投稿者:ふと     投稿日時:2008/12/15 10:57  ---3.213.216

ヒロ様

さっそくのご回答ありがとうございます。
HILL製のコンポジション今度購入してみます。

失礼します。