弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:French Violin
投稿者:Mimiru 投稿日時:2013/10/25 12:32 ---127.68.252
1927
P. Beuscher Luthier
--------------------
Boulevard Beaumarchais Paris
というラベルと
H. Glotelle
という2枚のラベルが貼られているフレンチ ヴァイオリンを
家で見つけました。
インターネットで見る限り、P. Beuscherという件、
Clotelleという件(Glotelleではなく、Clotelle)では
幾つか見つけることが出来ましたが、
なぜ、2枚のラベルが貼られているのか、
そして、おおよその価格は、どうなのか、が
分かりません。
弓購入の為に資金の足しにしたいのですが、
(バイオリニストです。)楽器屋さんにもっていくまえに、
この楽器の知識・おおよその価格などを知りたく思います。
楽器の健康状態は、素晴らしく、目立った大きな傷も、割れもないです。極めて良い状態だと思われます。
どなたか、何か少しでも分かる事がある方は、教えていただけませんでしょうか?
宜しくお願いいたします。
投稿者:SP2 投稿日時:2013/10/25 13:24 ---196.136.218
Paul Beusherという人は1928年頃のパリのディーラーで、自分では製作は行わなかった人の様です。H・Clotelleという人はミルクールのヴァイオリン製作家の様ですが、あまり名前の有る人では無いみたいです。ラベルは唐草模様の縁取りの中にH CLOTELLEと大文字で入り文字の左右にヴァイオリンの絵が斜めに有るかと思います。この大文字のCの下が少し上に跳ね上がった様になっているのでGと読まれたのかも知れません。ですので、パリのPaul BeusherがH・Clotelleに作らせた楽器という事ではないかと推測されます。値段は判りませんでした。
この時代のフレンチは相当に良い物でも同時代のイタリアンの数分の一以下の値付けという事が多いので、ランパルあたりの鑑定書を取られたら少しは高く売れるのではないでしょうか。
何か参考になれば幸いです。
投稿者:TK 投稿日時:2013/10/25 13:47 ---110.43.51
H.Clotelleは実在した人物ではなく、Laberte-Humbertの工房で作られていた楽器のブランドとして作られた架空の名前です。
ものによりますが、オークションではだいたい$1,000前後で取引されています。
投稿者:SP2 投稿日時:2013/10/25 15:43 ---196.136.218
TK様、勉強になりました。有難うございました。
投稿者:Mimiru 投稿日時:2013/10/25 16:30 ---127.68.253
SP2 様、
TK 様、
とても勉強になりました!
どうもありがとうございます。
やはり$1000前後となってしまうのですね。
これは、量産のものなのですか?
投稿者:TK 投稿日時:2013/10/25 17:42 ---110.43.51
はい、いわゆる量産ものです。
投稿者:鏡餅 投稿日時:2013/10/27 13:25 ---249.182.224
なお、見てもないのに判断はつきませ
ん。
ネットだけの知識は大してあてになり
ませんのでご注意を。
Q:チェコのヴィオラ
投稿者:たかとり 投稿日時:2013/09/30 23:32 ---29.65.5
先日、ひょんなことからチェコの楽器を入手いたしました。
ラベルドですが、KAREL GOLL 1934とあり、ジョセフ・ハークリックという方が1968年に修理されているタグが楽器の中に張られておりました。
おそらくはこの方の直接の作品ではなくラベルのサインもないので工房作品と思われますが、これはどのような素性のものでしょうか?
投稿者:SP2 投稿日時:2013/10/02 17:06 ---196.136.218
Karl Goll(息子)1906年2月20日Bruno生、没年不詳。父も同名の製作家で父のラベルはKarl Goll、息子のラベルはKarel Goll(またはCarolus Goll Brunensis Anno 19**)、ストラドモデル、ゴールデンイエローのニス。これ位しかわかりませんでした。
投稿者:たかとり 投稿日時:2013/10/24 12:52 ---188.188.41
SP2さま
お返事遅くなり申し訳ありません、情報をいただきありがとうございました。
何となく気に入っているので、手入れして長く持ちたいお思います。
Q:コーサンのバイオリン
投稿者:フランソワ 投稿日時:2013/10/18 16:44 ---6.46.156
フランソワ・コーサンの1880年のバイオリン(ヌフシャトー)の購入を検討しております。
店頭価格15000ユーロ(200万円)ほどで紹介されたのですが、適切な価格かどうか、お教えいただければ幸いです。
投稿者:QB 投稿日時:2013/10/19 12:48 ---15.113.213
この2〜3年のヨーロッパのオークション価格からすると、小売はe10K前後からe10K台の前半の間くらいで小売されていると思います。
もちろん、実際の価格はそれぞれの楽器によりますので、実物次第です。
高めだと思いますが、法外に高いとも言えないところです。
ネゴシエーションは当たり前ですから、実売価格はもう少し安いのでは?
投稿者:フランソワ 投稿日時:2013/10/19 21:27 ---6.46.156
ご親切にありがとうございました!
楽器屋の方の話では、完全な保存状態なら2万5000ほどだが、傷の修復跡などがあるので1万5000ほどになっているとのことでした。
Q:gligaバイオリン
投稿者:amapola 投稿日時:2013/10/09 19:20 ---82.73.11
ルーマニア製のグリガのバイオリンについてですが、
値段の割りによい評価なようなのですが、どなたか引いたことのある方はいらっしゃいますでしょうか?
もちろんマエストロクラス以上のものですが。
楽器による当たり外れは承知の上ですが、総合的にグリガはどのような楽器でしょうか。
つくりの質など。
駒がやわらかいというのは聞いています。
やっぱり値段相応なのでしょうか。
投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio 投稿日時:2013/10/10 12:00 ---13.51.97
グリガはある大手楽器店が扱っていますので、その点で信用できる銘柄であると思います。なおその楽器店では他の銘柄も扱っていますし、他の大手楽器店へ行けば別の銘柄の楽器もあります。各楽器店が独自に探して取引しているのでしょう。
ルーマニアの平均収入は日本の数分の1と聞きますから、製造コストを安くすることが可能と思います。グリガ親方が作る楽器も値段の点で魅力ですけれど、メインはそれよりも安価で値段の異なる幾つかのグレードの量産品です。
マエストロクラスと言うのは「マエストロジェノヴァ」のことでしょうか。イタリア語のマエストロはドイツ語のマイスター(親方)に相当しそうです。しかし、親方であるGliga Vasileの作品には証明書が添付されるということからすると、「マエストロジェノヴァ」はGliga親方が製作したものではなさそうです。
ところで、この種の量産銘柄どうしを比較した情報があると購入の際に助かりますが、なかなかありませんね。
Q:Kunの肩当
投稿者:もとこ 投稿日時:2013/10/04 16:59 ---65.250.11
Kunの肩当で、バイオリンの練習をしていると、しきりにバイオリンからはずれて床に落下します。
Kunの肩当の方に問題があるのでしょうか?マッファ・Oneの方が良いという人もいます。
投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio 投稿日時:2013/10/08 14:01 ---13.51.97
Kun、マッハワンにも種々のものがあるようなので、どのタイプをお使いなのかが分かりません。たまたま私が持っているのはKunの脚の片方がスライドするもの、マッハワンに関しては木製のものです。
肩当がしきりにはずれるのは、楽器に対する肩当の付け方が悪いか、脚の部分が劣化してきたか、あるいは構え方が悪いからと言われています。先生か周囲の方に見て頂いたらいかがでしょう。
私の経験では、マッハワンは外れやすいという印象を持っていますし、そういう記述をよく見かけます。
マッハワンが良いというのは、楽器を身体に固定する機能からと言うよりも、楽器と同じメイプル材で作られているので音色が良いとみなされているからだと私は思っています。
投稿者:もとこ 投稿日時:2013/10/09 00:53 ---65.250.11
使っているのは、標準的なKUN original 4/4の脚がゴム製のです。木製のKUNの肩当ではありません。KUNの肩当といってもいろいろな種類のものがあるのですね。
今度よくしっかりとバイオリンにはめてみますね。
マッファワンが人気があるのは、そのような理由からなのですね。
投稿者:RA 投稿日時:2013/10/09 06:14 ---29.242.228
KUN オリジナルは
脚の部分を裏板にひっかけて固定します。
一般には
ヴァイオリンとフルートのRio
さんの書かれたような原因がありますが
先生や工房の職人が装着しても
外れてしまいやすい場合は
この裏板の引っかかる部分が、
個体差や経年摩耗等の理由で短くなり
引っかかりにくい場合と
楽器そのものの幅が狭いため
引っかかりにくい場合
の理由も考えられます
プロの演奏家の方には
摩耗した楽器を使用しているために
通常のままでは装着できず
ゴムを楽器のいろいろな部分にひっかけながら
肩あてを固定させている人もおられます
おかしいな?
と思われたら、一度
楽器店または弦楽器工房で
見てもらうことをお勧めいたします。
投稿者:素子 投稿日時:2013/10/09 16:21 ---65.250.11
Rioさん、RAさん、ありがとうございます。
今度ストラッドさんで見てもらいます。
Q:テールピースについて、お教えください
投稿者:RA 投稿日時:2013/09/30 11:39 ---103.251.125
一昨年から、少しづつ輸入されている
Vn用の変形テールピースについてお教えください
Cordiera Cantabile
や
Frirsz
のような
ハープシェープのテールピースが
販売されています
実際にご使用になった方の感想を
聞かせていただきたくご相談します
TVやWEBサイトでの情報では
200~300年前の古い楽器のユーザーが
使用しているのは確認しており
古い楽器には効果がある場合がある
と言うのは判りますが
比較的新しい楽器への
適否については
わかりません
1970年代製作のイタリア製Vnの調整を予定しており
製作して30年前という
新しい楽器にも
有効なのかどうか
皆さまの経験談をお聞かせ願えれば幸甚です
投稿者:のん 投稿日時:2013/10/02 01:43 ---216.255.78
Cordiera Cantabile(黒檀)を使っています。私の楽器は150年ほど前のものですが、G線の反応性はかなり良い感じに変わります。ビオラ弦になったせいでは無いとは思います。もっと若い楽器でも同様で歯内でしょうか。楽器店では気に入らなければフィッティング料金は取られますが、試奏してきにいらなければやめても良いと言われましたので、試し笑みましたが、試奏で明らかに改善していたのでそのまま購入しました。
投稿者:のん 投稿日時:2013/10/02 01:48 ---216.255.78
歯内→はない
試し笑→試して
です。すみません。
投稿者:RA 投稿日時:2013/10/03 08:29 ---103.251.125
のん様
ご回答ありがとうございます。
CCをお使いになられているのですね。
私がCC購入を検討した、都内の楽器店は
試奏(試装着)の制度はありませんでした
でも、探せばあるとのことなので
いくつか楽器店・工房を
探してみようと思います
試すことができれば、
多少の工賃がかかろうとも
悩むことはありませんので…
ありがとうございました
投稿者:クローソン 投稿日時:2013/10/03 19:52 ---78.191.238
私もCCのテールピースに興味があります。
だいたいツゲ製で値段はいくらくらいなのでしょうか?
ずっとクローソンでフィッティングをしているので、違いがどうなのかとても興味があります。
ヴァイオリンG線、ヴィオラC線の響きが張力によりかなりよくなりそうですね。
投稿者:たか 投稿日時:2013/10/04 18:12 ---254.78.91
私は150年くらい前のチェロでFrirszのテールピース(金属製)を使っています。
もともとC線(一番下)の音の伸びに不満があったので、その改善を期待しての使用ですが、明らかに下2本の音量や伸びが出るようになりました。 その代りA線がややつまりぎみになってしまったので、弦を選び直し、テンションがやや低めのものに変えたところ音の伸びが戻りました。
あと、気が付いたのはテールコードの長さや材質の影響でした。 楽器にもよるのでしょうが、私の場合はテールコードはかなり短くし、テールピースがエンドピンに近い設定になりました。 またコードの素材はケブラーなどよりもテールピースにデファクトでついてきたナイロン製の方が音が落ち着いて良かったです。
全体としては使用して良かったと思っています。
Frirszではバイオリン、ヴィオラ用は金属製と木製のものがありますが、チェロは金属製しか販売されていませんので チェロ用の木製が出たら試してみたいと思っています。
投稿者:たか 投稿日時:2013/10/04 18:18 ---254.78.91
追加です。
古い楽器で効果的かどうかという点ですが、弦のテンションが変わるのでどの時代の楽器でも一定の効果(変化)が出ると思います。 それがプラスかマイナスかは楽器の特性次第であり、時代とは関係ないのではないでしょうか。
投稿者:RA 投稿日時:2013/10/08 10:25 ---103.251.125
沢山の情報ありがとうございます
たかさんのコメントにあるとおり
向いているかいないかは「楽器の特性」次第なのかもしれません
先週末に、CCを取り扱っている東京都内の楽器店に行き、実物を見て、楽器店の方のお話を聞いて、「楽器の特性」次第ということが良くわかりました。
CCの小売価格は、柘植・黒檀で47,000円を少し下回る金額でした。
また実物は、とても小さく、軽量なことにとても驚きました。
私の楽器で、すぐ判明した問題点は
所有する、2台の楽器とも
G線をひっかける部分が、顎あてと干渉してしまうので、
顎あての一部を削るなどの加工が必要だということです
(テールロープを伸ばすのは、音に悪影響が出るとの楽器店の方の説明がありました)
また、あまりの軽さに
音が良い結果になるのか不安になりました
なぜなら、所有する2台の楽器(Vn)は、軽いテールピースとは相性が悪く、何回かのトライを経て、ある程度質量のあるテールピースを採用しているからです。
Frirsz社の「樹脂をしみこませ強度を上げた、合板素材のテールピース」の採用を検討をしてみようと思います
皆様 たくさんの情報ありがとうございました
Q:ポプラ材
投稿者:こーじ 投稿日時:2013/10/03 23:11 ---80.190.27
こんばんは。
私の持っているバイオリンはネックだけポプラ材だと店員さんに言われました。
オリジナルだそうです。
どうして、ネックだけポプラ材を使ったのか気になります。
何か利点があるのでしょうか?
また価値的に落ちますか?
宜しくお願いします。
投稿者:猫丸 投稿日時:2013/10/04 13:12 ---106.119.140
>何か利点があるのでしょうか?
材料が安いと言う利点があります。
>また価値的に落ちますか?
同一作者で杢の綺麗な楓より安いのが一般的です。
その楽器の価値が安い材料を使っているから、安い、訳ではありません、性能、音も無関係です。
楓の代わりに用いられれる物に、トチ(マロニエ)、ポプラがあります、見栄えは楓が1番ですが、楽器が良ければ、材料に関係なく、性能は代わりませんので、クレモナのオールドでも使われているので、作者、出来映えで価格はそれなりに成るでしょう。
価値をどのように判断するかです、安い材料を使っているから値段も安くできる、しかし性能は変わらない。
表板が音に一番影響します、それ以外は、安い材料を選択した場合は、名人の作でしょう。
投稿者:こーじ 投稿日時:2013/10/04 16:19 ---80.190.27
猫丸様
詳しい説明ありがとうございました。
素材が安いのが利点で、クレモナの名器にも使われているのこともあるのですね。
安心いたしました。
ありがとうございます。
投稿者:カエデ 投稿日時:2013/10/04 21:05 ---214.153.83
バイオリンは知らんが、チェロ、コン
トラバス等でいえば横板、裏板にポプ
ラを使用しているオールドは珍しくな
い。ポプラの方が柔らかく、音響的に
良いという作者もいる。
ただネックにポプラを使っているのは
そう多くない。出来の悪い安物楽器
か?
投稿者:こーじ 投稿日時:2013/10/05 06:16 ---80.190.27
ネックスクロールにポプラを使うケースは少なく あまり意味がないのですね。
安物の楽器かもしれませんね(≧∇≦)
ありがとうございました。
Q:Peter Infeld(ペーターインフェルド)より輝かしく大きな音の弦
投稿者:bubu 投稿日時:2013/09/27 18:01 ---218.128.35
現在使っているヴァイオリンはグリガのマエストロのものです。
反応はよく音色も気に入っているのですが、
この楽器はもともとの音量が小さめです。
現在はPeter InfeldでE線はプラチナメッキのものを張っています。
もうひとこえ、輝かしく大きな音のしそうな弦をご存知でしょうか?
よろしくお願いいたします。
投稿者:弦喜 投稿日時:2013/09/29 02:20 ---51.234.38
音量と明るい音色を期待されているようですので、ご質問からは少し離れた提案をさせていただきます。
Gligaの楽器の場合、Maestroであっても、標準的には、柔らかい駒と細めの魂柱が使われています。
弦でも音量、音色の差はでますが、まずは弦楽器工房にて、駒をAubertのLuxe, Deluxeのようなよく乾燥した密度の高いものに替え、魂柱を日本の弦楽器工房で標準的に使われている太さのものに交換し、調整してもらうと、その楽器が持つ100%に近い音量と音色が得られるようになります。そこを出発点として、魂柱の調整で、ある程度音色や各弦の音量バランスなども、好みのものに近づけることができます。
また、指板も、仕入れたものをそのまま装着した状態で出荷されていると思われ、最適な状態には削っていませんので、上記の作業のために弦楽器工房に持ち込んだ時には、指板削りが必要か確認したほうがよいでしょう。指板に適正なR(アール)がついて弾きやすくなると、不思議と音色や音量にまで影響してきます。
なお、もし上記をすでに完了した上でのご質問であれば、この書き込みはお忘れください。
投稿者:bubu 投稿日時:2013/09/29 14:29 ---41.10.18
弦喜さん、
≪柔らかい駒と細めの魂柱≫が使われているとは知りませんでした。
多数楽器を持っているのですが、この工房のものだけ他よりも音量が低いので何故だろうと思っていました。
さっそく工房にて、いっそのこと一番グレードのよい駒と根柱にしてみようと思います。
とても感謝しています。
Q:弓の重心
投稿者:カツオ 投稿日時:2013/09/19 17:00 ---205.149.252
お尋ねしたいことがあります。
使っている弓の重心を調整することは
できるのでしょうか?
もう少し先の方に重さがかかった感じ
が欲しいなと思っています。
アドバイスをよろしくお願いします。
投稿者:ヴァイオリンとフルートのRio 投稿日時:2013/09/20 16:53 ---13.51.97
物理の問題としてとらえるなら、(A)棹の先の方やヘッド、チップなどにおもりとなるものを付加すれば、先が重くなり重心は先の方に移動します。(B)手もとの方のいろいろなパーツのどれかを軽いものに変更してもよいでしょう。(C)これら、(A)および(B)を併用することも考えられます。(D)棹の太さを変える、と言っても、手もとに近い方を部分的に削って細くする方法も、弓を損なう可能性はありますが、考えの上ではあり得るでしょう。
(A)についてなら、1円硬貨(重さ1g)などを両面テープなどで固定すれば、全体の重量が増す問題はありますが、疑似的な重心調整の感覚を確かめることはできそうですし、弓を破壊する恐れも少なそうです。
弓の重心については、確かに議論はあるようですが、いざ買う段になると、誰が製作した、あるいはどのメーカーの弓がよいかと言う話はあっても、どのような重量分布の弓が良いかと言う話は私の乏しい経験では聞いたことがありません。ある程度以上の弓であれば、経験則によって理想的に、あるいは理想に近づけて作られているのではないかと思いますが。
投稿者:あがるま 投稿日時:2013/09/27 22:38 ---223.172.167
名称は知りませんが弓の先端に取り付ける器具があります
Q:一生モノのチェロ探し
投稿者:mika 投稿日時:2013/11/02 01:55 ---25.88.153
親の介護をするようになってからストレス解消のために始めた当初に教室の薦めで日本製のチェロを購入。
現在は友人数名と老人ホーム等でボランティアのサロンコンサートをしています。
そろそろ楽器の買い替えをと楽器店に行き相談したところ、Leonhardtを薦められ、個人的には明るい音色のKlaus Hefflerの音色が気にいりました。
後日、先生に相談したところ所蔵のprimonの音色を聴かせていただき奮発して一生物のイタリアンを薦められました。
Primonは私のような実力では楽器に申し訳ないので、若手製作で明るいキラキラした音色(抽象的ですみません)の楽器があればお教えください。
今まで試奏した中では、Cremonaの方ではないそうですがMatteo Crottiがよかったかなと。。。
投稿者:アキラ 投稿日時:2013/11/02 09:26 ---230.16.199
先生所蔵の楽器を勧められている、&あなたは初心者。
つまりはお察し。
数多く弾いてその中から選びなさい。
投稿者:mika 投稿日時:2013/11/02 19:55 ---25.88.153
↑まずはご回答ありがとうございます。
つまり?お察し?鈍いのですがつまり、ここで相談するようなレベルではないということでしょうか・・・
そうでしたら申し訳ありません。
日本では試奏できる機会も楽器数も少ないのですが、とにかく5年の付き合いの今の楽器を大事にしつつ、いつかこれといったチェロに出会えることを根気よく待つことにします。
投稿者:Tetsu 投稿日時:2013/11/03 01:48 ---108.159.227
Vnを習っていますので、チェロは不案内なのですが、すいません。
また、チェロはなかなか情報がない印象です。
イタリアンをお探しとの事。
チェロだと同じ製作者の作品だとバイオリンの倍位の価格の場合が多いのだと思います。
ですから、イタリアンでもうすでに名の売れた方の場合400万~になってしまうように思いますので、
若手の製作者の方が価格は抑えられるはずかと。
ただ、あくまで予想ですが、若手の人の場合チェロの製作台数が必然的に少ない可能性が考えれ、
そうすると精度の問題もあるかなあ~っと。
お決まりの文句になってしまいますが、予算の範囲でメーカーやブランドにこだわらずお探しになるのがベターかと思います。
知人はドイツだったかイギリスだったか、
ロジャーハーグレーブさんのお弟子さんでベルトランさん(?)とかいうドイツ人の製作者さんにオールド仕上げのチェロを製作依頼で購入されました。
円高でもあり、当地への旅費を含めても日本国内で高額な楽器を買うよりも費用は抑えられご本人も満足されているようです。
それとprimonさんのチェロと言えば昨年だったか弦楽器フェアで出ていたスパニッシュチェロが印象的でした~
楽器購入はいろいろ大変だと思います。
あせらず根気良くお探しになってくださいませ~
投稿者:たか 投稿日時:2013/11/05 17:45 ---254.78.91
一生もののチェロを探すとなるとなかなか大変ですね。
私も同じような気持ちから一時期都内の楽器店で有名どころの新作イタリアンチェロをいろいろと弾いてみましたことがあります。
地方在住なので、それほど多くを弾いたわけでもありませんが、必ずしも高名な製作家のものが良いといったことではなく、やはり好みと個体差などの影響が大きい様に感じました。
さらに言えば、バイオリン製作で高名でもチェロはそうでもないような印象の方もいました。
やはりバイオリンとチェロ製作は微妙に違っていて、そんな中からチェロ製作が得意な(好きな)方を選ばないといけないのだと思います。
私が弾いた中で印象的だったのはR.ベルゴンツィやM.ノッリあたりでしたし、弾いたことはありませんが、S.レヴァッジなどもチェロ製作で有名な方ですね。
ただこのクラスですと国内価格が400万前後ですので、あとはお財布との相談ということだと思います。
価格が抑えられる若手ということになるとあまり情報がありませんが、出回っている楽器数も少ないでしょうから、こまめに楽器店に通わなくてはいけません。
いっそのことクレモナ(イタリア)在住の若手日本人作家に作製を頼むという手もあるかと思います。
ネットで調べれば幾人もの方がおられますし、中には情熱をもってチェロ製作に取り組んでいる方もいます。
クレモナで作製をしている方の強みは環境的なことももちろんですが、材料の入手ルートが確かだということが大きいと思います。
いくら物流が発達した現代といえども、ヨーロッパ材の良いものはまずヨーロッパで消費されると思いますので、クレモナは材料の選択などで有利だと思います。
日本人奏者はイタリアン志向が強いため、日本人作製の楽器を有難がりませんが、日本人の物造りの丁寧さに現地イタリアの感性が加われば、なかなか捨てたものでは無いと思います。
もちろん事前にその方の作った楽器を弾いてみることは必要ですが、本人に確認すれば国内で弾くことは可能だと思います。
あと、日本人がクレモナで作った楽器をイタリアンと云えるのかは微妙ですが、S.コニアやE.ラス、Gグリザリスなどをイタリアンと呼ぶのであれば日本人のものもそう云えるのではないでしょうか。
投稿者:mika 投稿日時:2013/11/08 02:30 ---25.88.153
Tetsuさん、たかさん、ご丁寧にありがとうございます。
先日あるチェリストの方が来日された際ワークショップに参加しその時の参加者の方々は皆さん200~400万くらいの楽器でした。
イタリアンは日本では手に入りにくいので、ドイツ・東欧が安心と聞き、私もその方向で考えていたのですが、イタリアンの音を聴くと欲がでてきました。
ただ、試奏したなかでいい値段はするのに弾いたときに隣の弦にあたって弾きにくい楽器もあり、日本では楽器の出来不出来ではなくブランドで値段が決まってしまうようです。
ワークショップで一番うまくていい音をだす方がイギリスのNo nameで100年くらい前のモダンチェロを弾いていて100万ちょっととのことでした。
またコンテンポラリーは弾き込むうちに尻つぼみになる楽器もあるそうでそこは十分に気をつけなくてはなりませんね。
日本人に製作依頼とも考えたのですが、実際に現物を弾いてみないと不安です。値段も確かに現地に行った方が安上がりになりそうです。
以前ドイツに住んでいたので久々に知人にも会いたいし、車の買い替えをあきらめて今は完全に行く気満々です。
日本では無名でもきっといい音色の楽器はたくさんあるような気がします。
もしそんなチェロに出会えたら、帰りはその一生の友のために飛行機の席を1席分追加ですね。
それと、そのチェロにぴったりの弓も忘れないようにしなくては!