弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:バイオリンの接合部について
投稿者:BRAHMS 投稿日時:2002/12/09 21:44 ---41.232.198
バイオリンを接合するにかわについてお聞きしたいのですが,
先日、演奏会にて,ある楽器を使用して,会場や,ステ−ジが少し
熱かったせいもあって,首の周りに汗をかきました。
そのあとで,バイオリンを構えて、首にバイオリンがつく
部分の裏板と側板に隙間ができ少し浮いたようになってしまいました.
バイオリンを指で叩いた感じでは,剥がれている音はしていませんが,
あきらかに剥がれているような隙間ができ、はがそうとすると側板
が動くのです。これはやはり修理に出したほうがいいのか教えてください.
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/12/10 16:39 ---227.61.243
こんにちは、BRAHMSさん。
詳しいことは見てみないと解りませんですが、修理が必要かどうかを見てもらう事をお勧めいたします。軽症のうちなら費用も少なくてすむと思います。
とりあえず行きつけの弦楽器店や工房に持ち込んで見てもらってください。それでは!
投稿者:BRAHMS 投稿日時:2002/12/10 17:21 ---221.7.160
少し接合部が動く気がしますが,バイオリンの裏板を
叩いてみるとはがれのような音はしないので良いかなあ
と思っていたのですが,買った店へ持っていきます.
早速のお返事ありがとうございました.
Q:フランチェスコ=ビソロッティさんについて
投稿者:TSUBO 投稿日時:2002/11/21 23:47 ---1.18.208
いつも楽しく拝見させて頂いております。初めて質問させていただきます。
イタリーの新作ヴァイオリンを求めて都内の楽器店をはしごしたのですが、F=ビソロッティさんの楽器はちょっとやそっと楽器屋さんを回っただけではお目にかかれないと聞きました。とある渋谷の楽器店で最近入荷したと聞いたので問い合わせたところ、「瞬間蒸発」したとのご返事でした。
この方の楽器は、他のコンテンポラリー製作家のそれと、そんなに違うものなのでしょうか?個人的には、イタリー新作を20台ほど(モラッシーファミリー、コラドベリ、エドガーラスなど)弾き比べ、「クレモナ新作はどれも水準以上だが大差はない」との感触を得たのですが、やはりこの方の作品だけは別格なのでしょうか?(少なくとも価格は別格のようですが)勿論同じ製作家の作品でも各々違うものであり、一概には言えるものではないと思いますが、店頭に1-2日置いただけで売れてしまう、というのは、楽器そのものというよりやはり「ネームバリュー」なのかと思ってしまいます。
とにかく見たことも弾いたこともないので、ご経験ある方いらっしゃいましたら教えていただきたいのですが。よろしくお願いします。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2002/11/22 14:53 ---209.68.3
1999年製作のフランチェスコ・ビソロッティを弾いています。買ったときに他のイタリア新作のバイオリンをいくつか弾きました。そのときにはリッカルド・ベルゴンチの楽器を候補に弾きにいったのですが、残念ながらベルゴンチはアトリエのしかなく、いろいろ弾かせてもらって一番いい音がした楽器がフランチェスコ・ビソロッティだったので(予算200万くらいで)買ってしまいました。そのときにはフランチェスコ・ビソロッティが有名な人とは知らず、後からそんな人なんだと思ったくらいです。
一般にクレモナ新作は高いと思いますが、さらにモラッシとビソロッティは高い。でも楽器屋さんでいろんな弾き比べたアマチュアバイオリン弾きの自分の印象としては、50〜100万の楽器は少し不満が、100から150万の楽器はそれなりに、150万以上の楽器はいいんじゃない〜、といった感じでした。フランチェスコ・ビソロッティやジオバッタ・モラッシの楽器は「150万以上の楽器はいいんじゃない〜、といった感じ」の中のひとつで、TSUBOさんの弾かれた楽器とほとんど差はないのではと思います。ちなみに、多分、きっと楽器屋さんはビソロッティやモラッシのバイオリンを100万弱でイタリアで買ってくるんでしょうが。
楽器屋さんも無名な作家の楽器でもいい音色がするのはそれなりの値段をつけているし、有名な作家の楽器でもいい音がしなければ売れ残るのでどんどんダンピングして処分し結果として安く売っています。でも同じ音がする楽器なら名前の有名な人の方が高く売れるので、結果的にはこのくらいの値段の差になるのではないでしょうか。
ちなみに、ビソロッティの息子たちの楽器も同じくらい高いのですが(値引きはもしかしたらいっぱいするのかもしれません)、弾いた印象は父親のものと同じようでした(作りやニスの印象、でてくる音の明るさなど)。結局新作ですぐ鳴らして出てくる音の限界?がこのあたりの楽器なのではないでしょうか。後は数10年、100年、2〜300年経過してどんな音になるかでしょうが(自分にはその音は聴けない、弾けないのですが)あと、30〜40年位まえにフランチェスコ・ビソロッティが製作した楽器がすでに存在し、少し落ち着いた音色が現在評価されて、それがゆえに、今製作された楽器も同じくらいには熟成されるのではという見込みの付加がついて若い作家のものより高くなるのではないでしょうか。
投稿者:TSUBO 投稿日時:2002/11/22 23:02 ---1.18.147
ぽこさん、ありがとうございます。
F=ビソロッティのオーナーさんなのですね。200万くらいで入手されたとすれば、かなりラッキーですね。楽器屋さんによれば「かなり競争率が高く入手困難」らしいですし。
私は結局ビソロッティに巡り合う事ができず、別のクレモナ新作(2000年もの)を購入し日々弾き込みの毎日です。10年、20年後に夢を持って楽器と付き合ってゆきたいものです。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/11/25 21:35 ---02.79.155
私は、クレモナ新作はどれも「例外を除いて」水準以上だが大差はないと思います。楽器そのものというよりやはり「ネームバリュー」というご意見に同意します。
楽器を買うときには、楽器屋さんで試奏するだけではなく、家に持ち帰って普段練習する場所やホールで試奏する事をお勧めします。
楽器屋さんは値段の高い楽器を売ったほうが利益も大きいので、高い楽器の方が売れる様に商売しています。
複数の楽器屋さんから複数の楽器を借りてきて、いつも弾いているホールで弾くのが最も公平な楽器の評価法だと思います。100万の楽器も200万の楽器も大差はないとお気付きになるでしょう。
私の試奏した限り、フランチェスコ・ビソロッティやジオ・バッタ・モラッシも大したことのない楽器も、素晴しい楽器も作っています。
楽器の価格と性能の相関関係は、大きく見積もって、1万円単位で10を低とする対数程度だと思います。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/11/25 21:38 ---02.79.155
1万円単位で10を「底」とする対数程度でした。
「幹事返還」の誤りは恥ずかしい。ごめんなさい。
投稿者:バイオリンマニア 投稿日時:2002/12/07 12:39 ---219.164.35
ひさびさの書き込みです。
弦一郎さんの言う通り、クレモナの新作について、日本の市場価格で言う
120万程度以上は、大差無いと思います。もちろん固体差はありますが。
確かにF.ビソロッティ、G.モラッシの作品でマイスターの手が多く
入っていると思われるものには良いものが多く、音の特徴は感じ取れる
物ではありますが、私の弾いた範囲内では、新作ゆえの限界というか
傑出したものがなかったように感じます。
これは私の推測ですが、いわゆるクレモナ製作学校出身者は、その初期
段階での技術習得を徒弟とか家族相伝いう形よりも、学校を主体として
身に付けていることが多いということや、その基本を伝授してきたかつての
教授陣の多くがミラノのマイスターであったことが関係しているのかも
しれません。
私個人としては、マリオ・ガダやレガツィなどモダン直系の製作家は
使用している材料もクレモナの製作者のものよりずっと良い場合が多いですし、
同じ新作でも個性的で音も魅力的なのではないかと思っています。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/12/08 16:03 ---17.110.225
クレモナのヴァイオリン製作学校は、それ自体がクレモナ市という大きな工房のシステムの一部です。製作者に拠って大きな差が出ないのは、寧ろ当り前の事の様に思います。
材料は、殆どがモラッシファミリーによる供給です。しかし、材料が他のイタリア製の楽器に較べて劣っているとは思いません。モラッシファミリーは、世界中のヴァイオリン製作者に材料を提供しています。
私は個人的に、奏者としてはクレモナ新作をお薦めしません。きちんと作ってはありますが、値段が高すぎるからです。同じ様な性能で、同じ様な作りの物を欲しいのなら、日本国内にもクレモナの製作学校を卒業した人が数多くいます。その人達の楽器は、悲しむべきことにイタリアでは売れても日本国内では売れていません。
東欧とくにルーマニアの楽器もお薦めです。なぜか、イタリアっぽい音がします。作りも素材もニスもなぜか似ています。
ビソロッティ・ファミリーに関しては、フランチェスコ本人に直接製作依頼して買ったという素晴しい作品を弾いた事があります。何か凄味のある楽器でした。しかし、彼のラベルが張ってある楽器で、「これが同じ人によるさくひんなのだろうか?」と疑いたくなる作品も弾いた事もあります。
息子M.も「ナンジャコリャ?」使い物にならない楽器もありますし、「弾き込めばよいかも」という楽器もありました。
イタリア美人はお高いのかもしれません。VSA(アメリカヴァイオリン製作者協会)に入っている作者の作品はさらに高額です。
結論として、”例外を除いて”楽器そのものというよりやはり「ネームバリュー」であると言い切っておきます。
イタリアモダン直系といえば、「グッチャルディ」がお薦めですが、日本国内では見た事がありません。「漂うような音」がありました。
投稿者:弦楽器 投稿日時:2002/12/08 23:03 ---17.248.41
こんにちは。
私も色々な弦楽器を弾きましたが、
同じ作者の楽器でも、調整によっても、個体差によっても
違いがあるんだなと思いました。
少し前まで、日本の方が作った楽器を弾いていましたが
魂柱と駒を変えたところ本当にすばらしい音がしました。
投稿者:バイオリンマニア 投稿日時:2002/12/10 00:06 ---219.164.112
グチャルディはいいと聞きますが、私は弾いたことがありません。
弦一郎さんが感じた「漂うような音」とはどのような音なのでしょうか?
空間を満たす包み込むようなやさしい音という意味でしょうか?
彼はポッジの弟子で一緒に製作していたこともあるということで、
ポッジのようにクリアで深く強い響きを持った楽器かとも思っていたのですが。
なお、マリオ・ガッダは父親時代からの古く良質な材料を使っていますし、
レガッツィも同様で、クレモナ新作とはやはり一線を画しているような
気がします。
ところで、アメリカのマイスターものはなぜあんなに高いのだと思います?
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/12/10 04:14 ---02.79.39
私は、ヴァイオリンマニアではありません。一介の奏者です。ヴァイオリンその物に付いて、実践的な事は知っていても、詳しいことは知りません。
Guicciardiは、1970年頃の作品で、友人がソロを弾いた時、ホールで借りて遊んだときの印象です。ホールの向こうの方で音が漂う様な感じでした。力強く華やかですが、指向性の強い華やかさではありませんでした。当時は、新作に対して懐疑的だったので、びっくりしたのです。とはいっても、天文学的値段のオールドの名器とは全く違います。ホールでは輝かしく美しくても、録音すると、新作はギスギスした音になってしまう傾向がある様な気がします。
VSAの楽器が高いのは、近年のITバブルの所為だと思います。ところで、当初鳴りにくい傾向のあるクレモナ新作と違って、JOSEPH CURTINの楽器は、出来立てほやほやでも、かなり鳴った様な印象があります。理由は解りません。表板が薄い様な印象もありませんでした。
アメリカでも僕の友人のように$4000程度で素晴しい楽器を作っている人もいます。注文して2年待ち、彼の楽器は、高音成分が少なめなので、私の趣味ではありません。
私は楽器の材料に対して余り詳しくありません。表板の髄線が1mm程度ではっきりしているものや、蝶が飛んでいるものなどは、上等とされているらしいですね。裏板は、虎目がそこそこに細かくはっきりしていることが大切なんだそうですね。しかも、何年寝かせてあったかが重要なんだそうですね。火入れをして、乾燥させてある物も沢山ありますね。この辺は、ストラッドの店主及び店員さんの方が詳しいでしょう。F.ビソロッティの楽器は良い材料を使っているのでしょうか?素人がみる見た目ですが、同じ値段のミラノやボローニャのヴァイオリンがクレモナの物に較べて材料が良いとは決して言えない様に思うのです。ストラディヴァリは、現代で言う最高の材料を必ずしも使っていませんね。
クレモナの新作は、昔のクレモナとの関連性はありません。マルクノイキヒェンの職人をムッソリーニが連れてきて、全く跡絶えていたクレモナの産業を復興する形で立ち上げたものです。クレモナの新作が最も売れているのは日本で、まるでルイヴィトンの様な物だと思います。ブランド好きな方に最初にお薦めなのが、G.B.モラッシとF.ビソロッティでしょう。ルイヴィトンと同じく、品質は良いと思います。
Q:バイオリンを始めてみようかと思うのですが・・・
投稿者:エチュード 投稿日時:2002/11/27 15:11 ---129.201.253
初めて書き込みします。
実は「50の手習い」ならぬ「30の手習い」(笑)として
バイオリンを始めてみようかと考え中です。
先日某大手楽器メーカーが行っている体験スクールに行ったのですが、
その時に「バイオリンを購入する際、生徒の皆さんはどれぐらいの予算の
物を購入されているのですか?」と質問をしたところ、
「ケース等込みのセットで約20万ぐらいのものを買われている方が多いですね」
と先生が話をされていました。
しかし、どのメーカがお勧めなのか、初心者用のモデルと購入となると
いずれ買い直しを考えないといけないのかな?などと考えていくうちに
いろいろ疑問が出てくるばかり・・・
そこで、教えていただきたいのですが初心者が購入する為に
まず気を付けたい事や相場、メーカーのモデルなどをお教え
いただけませんでしょうか?
ちなみに、友人の亡くなったご主人の形見分けで、Bestlerの
バイオリン所有しているのですが、練習用として活用してもいいのかどうか・・・
でも仮に、練習用として不向きだとしても思い入れのある楽器ですので
大切に置いておこうと思っております。
何卒、いいアドバイスをお願い致します。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/11/27 17:31 ---135.201.79
いらっしゃいませ、エチュードさん。ストラッド店員です。
初心者の方が使う楽器はどのレベルかという質問は良くありますが、明確な答えはございません。
ただ、当店では初心者の方には国内大手の工場生産品、比較的低価格の物をお勧めしています。
ヴァイオリンは難しく、続かなくなった時のためです。それとヴァイオリンの基本動作の練習にはこのレベルの楽器でも十分出来ると思いますので、ある程度腕が上がってきたら、その時また考えればいいという考え方です。
また、20万以上の予算がある場合は工場生産品ではなく、アップグレード保証のついた手工品の楽器をお勧めしています。
これなら、将来楽器のグレードアップする時に無駄にならないと考えております。
それでは!
投稿者:エチュード 投稿日時:2002/12/08 01:25 ---129.201.189
お返事が遅くなりました。ご回答有り難うございます。
>ただ、当店では初心者の方には国内大手の工場生産品、比較的低価格の物をお勧めしています。
カタログをいくつか入手したのですが、微妙に材質などが違うものがありますよね。
樹脂製の部品を使っているものと、そうでないものとでは音の出方などは
違ってくるのでしょうか?
>ヴァイオリンは難しく、続かなくなった時のためです。それとヴァイオリンの基本動作の
>練習にはこのレベルの楽器でも十分出来ると思いますので、ある程度腕が上がってきたら、
>その時また考えればいいという考え方です。
なるほど・・・確かに仰る通りだと思います。
>また、20万以上の予算がある場合は工場生産品ではなく、
>アップグレード保証のついた手工品の楽器をお勧めしています。
手工品と工場生産品とはどう違うのでしょうか?
それとアップグレード保証について詳しくお聞かせ願えませんでしょうか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/12/08 15:23 ---227.61.243
>樹脂製の部品を使っているものと、そうでないものとでは音の出方などは
>違ってくるのでしょうか?
黒檀やつげローズウッドなどの部品がありますが、重さがそれぞれ違うため楽器の音にも微妙に影響します。つげが一番軽く、黒檀が一番重いです。軽い方が振動をとめないので、当店ではつげをお勧めしていますが、すべての楽器がつげがあうというわけでもございません。比較的古い楽器にはつげ、新しい楽器には黒檀を取り付けるのがいい感じであることが多いです。
>手工品と工場生産品とはどう違うのでしょうか?
工場生産品は大量に作るのが目的ですから、板の削りなどがどの楽器も均等に(機械で)削ります。かたや手工品は板の状態を見ながら考えて削ります。また作りながら実際に弾いたりして、作っていきます。このような作業を店主は、楽器に魂を込めるとよく言って下ります。
>それとアップグレード保証について詳しくお聞かせ願えませんでしょうか?
当店のアップグレードのページは↓です。
http://www.strad.co.jp/mente/men_hos.html
ご参考にしてください。それでは!
Q:気に入った弓があったのですが。。
投稿者:りんりん 投稿日時:2002/12/05 23:43 ---165.8.229
はじめまして。
初めてなのですが、質問させていただきます。
先日、ある楽器店から弓を借りてきました。
15万円で、100年ほど前のドイツ製だそうです。
気に入って借りてきたのですが、わずかに先が左に曲がっていました。
また、長さが(毛の部分?名前がわからないのですが)
先生のものより、およそ1cm弱短いようでした。
やはりこれは、一般的にあまり質の良くない弓、という
ことになりますでしょうか。
楽器店を数件はしごして、一番気に入った弓です。
見た感じ(濃い目の色で、少し細めの丸弓です)も
扱いやすさも。
何より手に持った感じがとても良く、しっくりと
なじむ感じがします。また扱いやすく、音も
しっとりとまとまった音が出ます。先生についているので
見ていただいたのですが、曲がりと長さ以外の点では、
コストパフォーマンスも、バランスも良いのでないか、
とのご意見でした。
できれば購入をしたいのですが、その2点が気になり、
その楽器店のオーナーのかたが、現在留守にされているので
勝手ながらこちらに質問させていただくことにしました。
ご意見を頂戴できれば幸いです。
投稿者:りんりん 投稿日時:2002/12/06 10:30 ---181.244.253
書き忘れていました。
バイオリンの弓です。
よろしくお願いいたします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/12/06 11:46 ---13.97.107
いらっしゃいませ、りんりんさん。ストラッド店員です。
質がいいかどうかは見てみないとわかりません。
弓は道具として自分が一番気に入った物を使うのがいいと思います。
多少の曲がりや、少し短い点など、使用するのに問題がなければ気にする必要はないと思います。
それより、アフターケアーの方がきちんとしてくれるかどうか確認した方がいいと思います。
またアップグレードの時の下取りの対象(何パーセントで取ってくれるか)になるかどうかなど
が、重要だと思います。
工場生産品を除き、自信を持って出した商品は下取り価格もそれなりにとってくれるはずです。
それでは!
投稿者:りんりん 投稿日時:2002/12/06 19:27 ---165.8.230
店員さま
アドバイス、ありがとうございました。
アフターケア、下取り時の点を確認し、
納得がいったら購入することにします。
専門家のかたのご意見をうかがえてとてもよかったです。
本当にありがとうございました。
Q:バイオリン弓:ヘッドの破損について
投稿者:EI 投稿日時:2002/12/04 15:18 ---94.211.58
初めてご質問させていただきます。
知人に貸している4分の3バイオリンの弓なのですが
ヘッドが割れてしまったそうです。
弓のヘッドが割れた場合、修理は不可能なのでしょうか?
近くの楽器屋さんでは、修理してもバランスが悪くなるし
また修理箇所の近くが壊れる可能性が高いといわれたようです。
耐久性がなくても、ある程度弾ける状態で保存したいのですが、
修理後に、毎日練習するようなことは避けたほうがいいでしょうか?
つまり、壊れたまま返してもらったほうがいいか迷っています。
知人は発表会が15日に迫っているので、
とりあえず修理して、そのまま使いたいようです。
ヘッドを修理することは無駄なのかどうか、教えていただけたらと思います。
よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/12/04 17:55 ---227.147.127
いらっしゃいませ、EIさん。ストラッド店員です。
修理は可能です。修理してもバランスが悪くなるかは見てみないと解りません。
手間隙かけてきっちりこの部分の正規の修理をすると、費用は5万円程かかります。期間も一ヶ月位見たほうがいいでしょう。上手に出来れば使用感はほとんど折れる前と変わらないと思いますが、価値は落ちます。
この修理代に見合う弓であれば、修理をする価値はあると思います。
ちなみに正規じゃない修理(ボンドでつけたり、ネジでごまかしたりする修理)ではあまり持たないと考えた方がいいと思います。それでは!
投稿者:EI 投稿日時:2002/12/04 21:28 ---94.211.58
やはり、とりあえず壊れたままの状態で返してもらうことにします。
知人は遠方なので、いつ戻ってくるかわかりませんが
その時はお店のほうにご相談に行くかもしれません。
とても気に入っていた弓なので(子供のですが)
できればきれいに修理をしていただきたいと考えています。
ありがとうございました。
Q:バイオリンの輸送法
投稿者:けんじ 投稿日時:2002/12/03 13:12 ---120.67.91
こんにちは。いつも楽しく拝見しています。
バイオリンの輸送法についてお尋ねします。
バイオリンを輸送する場合、どの様な輸送手段(例えば宅配便、郵便小包等)が良いのでしょうか?
そしてその時の注意点(例えば弦は緩めた方がいいのか?等)を教えてください。
以上、よろしくお願いします。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/12/03 15:33 ---227.61.201
いらっしゃいませ、けんじさん。ストラッド店員です。
輸送は宅配便、郵便小包等どちらでもいいと思いますが、一部宅配業者は楽器の輸送を断るケースがございますので、あらかじめ連絡を取った方が間違いないです。
輸送の注意点は、まず必ずハードケースに入れる事です。
次に弦ですが、緩めておくのが大事ですね。バイオリンの弦の張力は強いので張ったままだとアクシデントの原因になります。ただ緩めすぎると駒や魂柱などが倒れる危険性がありますので、緩めすぎないことも大事です。
あとケースの中で楽器が動かないように何か詰め物をしてください。
以上の点を注意すれば、大丈夫だと思います。それでは!
Q:楽器購入を考えていて
投稿者:renu 投稿日時:2002/12/01 01:42 ---7.98.98
はじめまして。
最近チェロの購入を考えていまして、いろいろなお店を回っております。
そのなかで、クレモナの楽器でルカ・マリオガードさんとロベルト・ガーゼルさん
という方の工房で作られた(スペルがわからなくてすみません)楽器を薦められたのですが、
この方たちはどのような方なのでしょうか?
ぶしつけな質問で申し訳ありません。
宜しくお願いします。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/12/01 13:43 ---94.14.65
スペルは
Robert Gasser & Luca Maria Gallo Violin
です。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/12/02 14:06 ---227.61.201
いらっしゃいませ、renuさん、弦一郎さん。ストラッド店員です。
このお二人はともにクレモナヴァイオリン製作学校出身で
Luca Maria Gallo 1962年Salerno生まれ、卒業は1984年卒業
Robert Gasser 1958年生まれ 卒業は1979年卒業
です。現在は両者ともクレモナで製作活動をしていると思われます。
弦一郎さんスペルを教えていただいてありがとうございます。
スペルが判明していると調べるのに助かります。それでは!
Q:コンテストエントリー料
投稿者:けんじ 投稿日時:2002/11/15 19:36 ---14.194.182
地方のあるコンテストの二次予選にエントリーして落選しましたが、その時のエントリー料金は\5,000でした。それで ふと思ったんですけど 国内外の有名なコンテストのそれっていくらなんでしょうか? 例えば 本選の時のオケの演奏料も払うんですか?
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/11/18 11:25 ---227.61.201
ストラッド店員です。現在調べておりますのでもう少しお待ち下さい。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/11/29 14:04 ---227.61.201
ヴァイオリンのコンテスト料ですが、やはり各コンテストごとに違うようです。
ただ一般的な値段は¥10000ぐらいだそうです。またどんどん通かして最終エントリーくらいまで行くと最終的に¥50000くらいかかると思われます。
オケ代などは、基本的にコンクール主催側が負担するのが普通だそうです。それでは!
投稿者:けんじ 投稿日時:2002/11/30 09:08 ---14.194.88
ストラッド店員さん
国内の情報をありがとうございました。
海外の情報を知っておられる方は機会があれば教えて下さい。
Q:楽器の値段をおしえてください。
投稿者:まめ 投稿日時:2002/11/29 08:15 ---20.98.96
はじめまして。
僕は今楽器を探して、イタリアに来ています。
昨日、楽器屋に行って、楽器を弾いてきました。
Iginius Sderci(1944) 状態はよく、誰も使ってない物で、音も一番良かったです。
Pietro Sgarabotto(1962) 2番目に気に入ったもので、これも新品でした。
Giuseppe Pedrazzini(1924) 楽器に修理が必要だとお店の人が言ってました。
全部鑑定書付きでした。
僕は、Iginius Sderciが音が気に入ったし買おうかと思っているのですが、日本での値段の相場を教えて頂きたく書きこみさせてもらっています。
お手数でなければ、他の2つの楽器の値段もお教え頂けるとありがたいです。
投稿者:bird 投稿日時:2002/11/29 11:08 ---154.31.246
過去ログ検索を使って「Sderci」「Sgarabotto」は、すぐわかりますよ。
差し支えなければ、イタリアのどの都市ですか?
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/11/29 12:49 ---94.14.65
上の二つは300万円以上、製作者は死んでいるから、モダンに分類される代表的な名前です。イタリアでは半値でしょう。
イタリアでヴァイオリンを購入して日本に持って帰ると、気候のせいか、なぜか鳴らなくなるので注意して下さい。楽器屋さんに持ち込んで、調整をし直してもらうと、これまたなぜかよくなります。
修理の必要なものは避けたほうが良いでしょう。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/11/29 14:15 ---227.61.201
Giuseppe Pedrazzini(1924)は他の2本より各上で、日本では1000万近くの相場だと思います。
鑑定書が付いているとのことですが、前にも書きましたが、鑑定書とは誰でも発行できるものです。一番重要なのは、誰が発行しているかが問題です。一流のディーラの発行したものであれば安心です。
また海外での楽器の取引はすべて自己責任になりますので、注意してください。それでは!
投稿者:まめ 投稿日時:2002/11/30 03:37 ---20.99.88
birdさん、弦一郎さん、ストラドさん、ありがとうございます。
今いる場所は、ローマです。
もともと、ヨーロッパに住んでいて、旅行も兼ねて来ています。
良い街です。食事も美味しいです。
楽器の事よくわかりました。
現段階では、このうちの一つを買おうと思っています。
また、楽器を見てもらいに、ストラドさんに行くと思いますが、その時はよろしくお願いします。
Q:質問です
投稿者:晴 投稿日時:2002/12/11 00:00 ---24.67.123
先日不慮の事故により楽器を壊してしまいました。
黒い板(指板?)が下がり本体にくっついて、裏板の上の方が剥がれています。
修理できるものなのでしょうか。できたとしても、音は大きく変わってしまうのでしょうか。
あとこれも自分にとって大きな問題なのですが、いくらくらいかかるのでしょう。
その楽器(ビオラなんですが)は自分の物では無いので、更に沈んでます。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/12/11 10:28 ---227.61.243
いらっしゃいませ、晴さん。ストラッド店員です。
詳しいことは見てみないと解りませんが、文章から察するとかなり重症のように感じます。修理はもちろん可能ですが、ネックが駄目になっているようなら継ぎネックが必要です。(費用は10万〜)継ぎネックの必要がなくネックの入れ替えだと(5万〜)
それ以外で裏板のボタンの修理(6万〜)板をはがしたりつないだり、それと駒と魂柱の立て直しが必要だと感じられます。最悪の場合25万以上かかる修理になると思います。
ただ見てみたら意外と軽症ということもございますので、早く持ち込んで診断した方がいいと思います。
音に関しては、きっちり直せばほとんど気にしなくてもいいと思います。逆にちゃんと直すと音は良くなる可能性もあります。それでは!