Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:Handmade? 
投稿者:re-starter     投稿日時:2009/06/27 11:40  ---140.242.3

はじめまして。
↓次のようなラベルのバイオリンは、
どういうものでしょうか。

Handmade Copy of Otto Jos.Klier
Geigenbaumeister
Bundereuth/Germany
No68 1996

ストラドとかガルネリとかのようにオットー・ヨゼフ・クリエというモデルがあるということのようですが、
初めて聞く名でした。
また、この「hand made」は、どう読むべきなのでしょうか。
外国のオークションサイトでは見つかるのですが、
日本語での情報がありません。
10数年ぶりにバイオリンを再開しようとしている者には、この楽器はどうでしょうか。
入門用ではなく、中古・本体のみでもいいので2〜3年は使えるものがほしいと思っています。
が、予算の関係でなかなか適当なものが見つからず、再開の意思がくじけそうになっています。
何かのきっかけがつかめればと思い、よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/27 12:36  ---115.121.90

Otto Jos.Klier で検索すると、まずそのメーカーのページにヒットしますので、どのような会社か、現在どのようなラインナップの楽器を扱っているかは、そのページを見ればわかります。(ドイツ語と英語で記載されていますので、英語が読めればそれがよいのですが、読めない場合はGoogle等の自動翻訳で見て雰囲気をつかめばよいでしょう。)型番68も現在のカタログに載っていますので、ラインナップのどのあたりに位置するかはわかります。国内のページでヒットしないのであれば、値段は海外で扱っているところを参考にするか、ラインナップを日本で扱われている別メーカーと比較し、想像するしかないのでは。

Otto Jos.Klierは、Otto Josef と Rosa Klierによる、手作り(Handmade)をウリとする量産楽器メーカのようです。これは想像となりますが、量産メーカーですので、機械で荒削りを行い、仕上げ部分をそれぞれのパーツ専門の職人が仕上げて、組み合わせて作るのが普通だと思います。
なお、量産楽器であっても、稀に偽のラベルがつけられることもありますので、ラベルを完全に信じるわけにもいきません。

今、Webでの中古楽器店に同じ製作年のそのメーカーの楽器がありましたが、ケース付きでその値段(S社の入門用楽器新品くらいの値段)であれば、再開の意思がくじけないうちに、早急に入手して再開されてはどうですか。出会いものですので、迷っているにすぐに売り切れますよ。(私はヴァイオリンを弾く事で、人生が豊かになっています。)

投稿者:re-starter     投稿日時:2009/06/27 23:04  ---140.242.3

弦喜さん、早速の書き込みありがとうございます。

ひっかかっていたことを1つ書き忘れていました。
“copy of”の意味というか解釈というか。
Otto Jos.Klierをメーカーだと思わなかったのです。
確かに今日、再度検索してみたら、かなり上位にviolinmakerとして出てくる。
これを完全に見落としていました。お恥ずかしいしだいです。
つまり、このcopyはいわゆる“ストラドのコピー”などとよく言われているのとはちょっと違うのですね。
Otto Jos.Klierさんを真似ているのではなく、パターンを受け継いでそのものを作っているわけで。
この楽器で当分は十分かもしれません。思ってた以上のグレードでしたから。
今日、ちょっと楽器探しに遠出をして、
sofia artistの破格の中古に出会い、ちょっと心揺れていますが、
それでも値段は比較になりませんし・・・。

そうですか、人生豊かになってらっしゃいますか。うらやましいです。
でも、かくいう私も、毎日3時間弾いていたころは練習を休みたいと思ったことはありませんでした。
日々何と楽しかったことか。
そんな日々の再来がこの程度の楽器1つでかなうなら、安い買い物です。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/28 00:22  ---115.121.90

以下、私見です。

ofは、made ofのofと同じで、Otto Jos.Klierによって作られた、と解釈すべきだと思います。量産メーカーであることやカタログの内容から、もっと厳密に言えば
Handmade Stradivarius Copy model, made of violinmaker:Otto Jos.Klier in Bundereuth/Germany
ということではないでしょうか。
Otto Jos.Klierは単に二人の経営者の名前を合体したものですから、オリジナルのパターンを生むような存在ではなく、したがって、”いわゆる“ストラドのコピー”などとよく言われているの”そのものだと思います。戦後に作られている、世の中の大半の量産楽器は、ストラドのコピー”モデルです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/28 19:58  ---115.121.90

誤ったことを書き込んでいました。申し訳ございません。
メーカのページを詳しく読むと、”Otto Josef と Rosa Klierによる”は、正しくは ”Otto Josef KlierとRosa Klierの夫妻による”ということですので、Otto Josef Klierは一人の人物です。いわゆる早とちりであり、慎んで訂正いたします。
他にも辻褄があわないことがありますので、一旦他の内容含め、前言撤回いたします。
re-starterさんにはご迷惑をおかけしました。

補足ですが、上記のようなこともあり、書き込みの際には、記憶からの話や感想については「私見ですが」という言葉をできる限り添えるようにしています。(その世界で誰もが知っている常識、専門家が述べている文献等での説明、信頼に値するデータに基づく事実、などを除いては、あくまでも素人の私見として書いていますので、こういう場では私見:個人的な意見であることを明確にして書き込まねばならないと考えています。)

Q:指を広げたい・・・
投稿者:じゃんけん     投稿日時:2009/06/23 05:23  ---12.18.5

1と3の指で弾くフィンガードオクターブの練習方法について知りたいです。
1を伸ばす、というのはわかるのですが、3もつられて倒れ気味になってしまいます。
また2と3の指の間を広げる練習法などありましたら教えてください。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2009/06/23 09:24  ---16.186.119

>1を伸ばす、というのはわかるのですが、3もつられて倒れ気味になってしまいます。

それでいいと思います。

>また2と3の指の間を広げる練習法などありましたら教えてください。

右こぶしを突っ込みます。お風呂に入ってるときがもっとも効きますが、電車の中とか時間つぶしの喫茶店とか暇なときにこまめにやってみてください。
毎日やってるとまじめに効きます。

投稿者:じゃんけん     投稿日時:2009/06/23 16:35  ---12.18.5

ありがとうございました。もうひとつついでに質問です。
弦を押さえるときに指が弦を右側に引っ張ってしまいます。
まっすぐ下に押さえられるような練習はどうしたらよいでしょうか?
指というより肘や腕、ネックをはさむ手の問題でしょうか?

投稿者:ヒロ     投稿日時:2009/06/23 20:49  ---16.186.119

>まっすぐ下に押さえられるような練習はどうしたらよいでしょうか?

カイザー4番、22番、31番、クロイッツェル9番、セビシックop7あたりで指の上下運動練習します。
タテヨコすべらさず、指の高さに注意してください。
この手の練習曲で引っ張らないように注意すれば改善できます。
押さえて、持ち上げる練習です。退屈でツライです。

重音練習もききます。セビシックop9。
クロイッツェル終了されてるならドント、ガビニエの練習曲はいい指の鍛錬になります。このへんまでやると現在の悩みは忘れてしまうでしょう。
3度の重音階もききます。

右にひっぱらずに押さえる指をつくるって結構大変ですが、基礎練習やってるとできるはずです。
結構きつくて退屈な鍛錬なのでノンビリとどうぞ。
カイザーをしつこくやるといいのでしょうが、カイザーばかりでは誰でも飽きます。
曲ならヘンデルのソナタとかバロックをしつこく完璧にさらうといいようです。


>指というより肘や腕、ネックをはさむ手の問題でしょうか?

もちろん構えが自然でないとうまくいきません。



指の鍛錬はヴァイオリンやってる限り多分一生かかりますので、飽きずに懲りずに毎日少しずつお願いします。
基礎練習ばかりだと誰でもいやになってしまいます。
では!

投稿者:コクシネル     投稿日時:2009/06/23 21:28  ---25.173.59

13 24 13 24のフィンガーオクターブで、特に1stポジションで12と34の指がくっつくケースがきついですね。 指の短い私は、実はこれがきちんと弾けず、13の指のままずらしたりして、いつも適当に誤魔化しています。 3rdポジション以上であれば問題ないのですが・・・・私も2と3の指の間にこぶしを入れて拡げる訓練をやってみます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/23 23:29  ---115.122.82

>ネックをはさむ手の問題でしょうか?

という表現からみて、根本的にフォームが誤っている可能性が非常に高いと思います。
推測ですが、手首の曲げ方も肘の入れ方も足りない持ち方をされている気がします。

私の記憶違いでなければ、以前多くの方から忠告があったように、よい先生をなんとか見つけて基本から習われることをおすすめします。

投稿者:じゃんけん     投稿日時:2009/06/24 15:35  ---12.18.5

ありがとうございました。
教えていただいた方法、全て試してみます!!

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/25 23:55  ---115.121.90

くれぐれも、「基礎がまだ身に付かないうちに、不自然なフォームで無理をして、指、手を痛めて、ヴァイオリンをもう弾けない状態になる」といった事態とならないよう、正しい構え方、正しい指の置き方をきちんとマスターしてから、指の拡大については徐々に実践されますように。
特に年齢がいってから始められた方は、骨、筋、関節などが固くなっていますので、要注意です。

投稿者:塩こんぶ     投稿日時:2009/06/26 00:59  ---83.159.200

(じゃんけんさんの質問に返事します。)
フィンガードオクターブといえば、シベリウスのバイオリンコンチェルトの1楽章の最後に出て来ますよね。私は、小野アンナ先生の音階の本で練習しました。
準備練習なら、セカンドポジションで、1指をG線のシ、2指をD線のソ 6度の音を取り そのままずらして、1指をラ まで下げ、2指をラ まで上げます。6度−8度 の音程になります。またラとラから、シとソにずらしてもどします。8度−6度。
G線D線がやりにくければ、DAやAEで練習して見てください。2指3指、3指4指も、音を変えてチャレンジください。
私は、フィンガードオクターブは苦労せずにできましたが、10度はかなり難しいですが上記練習で、開くようになりましたです。

投稿者:塩こんぶ     投稿日時:2009/06/26 17:53  ---83.159.203

(補足)エチュードは、小野アンナだけでは、無いです。セブシックop.1−4、op.9 、カイザー、クロイツェル、ローデ、 ドントを弾き終え、パガニーニに至ります。

Q:弓
投稿者:塩こんぶ     投稿日時:2009/06/26 01:11  ---83.190.16

フランスの有名な弓について、お聞きしたいのですが、アルフレッド・ラミーは、どういった性格の弓ですか?
例えば、〈シモン〉なら、明るいきれいな音で、曲で言えば、タイスの瞑想曲が似合いそうな音色がすると思います。
〈サルトリー〉は、広がりすぎるくらい広がりのある音がしていました。
また、ラミーだけでなく、〈ペカット〉も聞かせて欲しいです。フランスの有名な弓ならなんでも良いです。たくさん教えてください。よろしくお願いします。

投稿者:てつ     投稿日時:2009/06/26 14:30  ---218.159.173

弓の違いですか。。。

そういう違いだと、客観的には弾き手の個性の方が強いのではないですかね???

個別にもちろん違いますが。。。

Q:バイオリンのチューニングについて
投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/10 20:02  ---181.213.91

カーボン弓の質問にたいして沢山のアドバイスありがとうございました、大変勉強になりました、調子にのって新たな質問です!解らないことだらけの私にとって、このコーナーは大変心強いです。

私は「A線をチューナーで合わせて、後は和音で順番にチューニングする、左手はスクロールを包むように握ってペグを回す、E線はアジャスターを利用する」と教わりましたが、なかなか音が合いません、高くなったり、低くなったり、行き過ぎたり、練習前にチューニングで一苦労、どうして全部の弦にアジャスターを付けてチューナーで合わさないのですか?今私は全部の弦にアジャスターを付けてチューナーで合わしています、おかげでチューニングにかかる時間は約30秒、超簡単で完璧、これは間違いですか?間違っているなら何が間違っているのか?アジャスターを付けると音が悪くなる?先生は私のチューニングを見ても何も言いませんが、(本心は?)伝統を重んじるのもクラッシックだから?辛口のご意見ください。

投稿者:ライムライト     投稿日時:2009/06/10 20:18  ---04.102.45

ちゃんとチューニングできるならどちらでも良いと思います。
たしかにアジャスターがないほうが音が良いです。
でもちょっとずつ音をチューンできる利点もあるのでなんともいえないところですね。オケなんかではやっぱりアジャスターあった方が重宝しますし。

私はチェロですが、ペグでチューニングしちゃう人です。
それに慣れればペグの方が早いし正確に純正5度であわせれるから、ペグの方が私にとっては使いやすいですね。

投稿者:kuro     投稿日時:2009/06/10 22:13  ---184.43.211

間違いではないと思いますよ。私の師匠も、生徒によっては最初のうち全弦にアジャスターを付けてチューニングをするよう指導しています。
「先ずは耳の訓練を優先」ということのようです。
アジャスターのせいで多少音色に影響が出るらしいですが、大問題と言うほどではないと。

麒麟様の先生も何も仰らないのでしたら、当分は現状でいいと思います。
季節的にも、しばらくペグが回りにくい日々が続きますし。

投稿者:ぶらっちぇ     投稿日時:2009/06/10 22:30  ---110.26.39

子供だと全弦アジャスター。分数楽器は合わせにくいからでもありますが。でもそのままだといつまでたってもペグでのチューニングができないので、3/4くらいになったときにE線以外は外しました。

ヴィオラのプロなどでは結構全弦アジャスターにしている人がいるようです。でもそれもペグでチューニングができる人が、本番で瞬時にチューニングを直せるメリットで使っているのだと思います。

先の話とかぶりますが、伝統うんぬんではなく、あまり近道ばかり考えない方がよろしいのではないですか。というのが「辛口のご意見」。

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/10 23:02  ---181.213.91

ライムライトさん・kuroさん・ぶらっちぇさんありがとうございます、自分が悩んでいる疑問が次々解決されて、なんだか気分が晴れてきました。
>あまり近道ばかり考えない方がよろしいのではないですか=確かに!一番大切な音感を養う意味でも又ペグを回してチューニングするのは、ミーハー的ですがでもカッコも良いですものネ!

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/10 23:49  ---102.165.31

以下、私見です。
全弦アジャスターは、欧州のプロオケなどでもヴァイオリンであっても結構使っていますので、ほんの少しの音質低下などよりも、機能性優先という方針であれば、使って特に問題はないと思います。なお、上記プロが使う理由は、ぶらっちぇさんがすでに書かれている通り、ステージでの温度、湿度変化等でチューニングが狂った時に、演奏の合間に手軽に音があわせられるという利点を重視したと想像しています。

一方、ある程度慣れてきたら、基準音(普通はA)以外はチューナーを使わずに合わせるべきだと思います。理由としては、例えば下記があります。
−市販の普通のチューナーの分解能では、2弦を同時に弾ききちんと5度間隔でハモらせるだけの精度でのチューニングができない(純正にハモらせることを考えると、平均律より微妙に音程間隔が広いのが正解)。慣れると耳の方がずっと高性能です。
−その微妙な5度間隔を習得するのには、避けて通れないチューニングを繰り返す中で、”きもちよい”響きを体感しながら、次第に耳や身体に刷り込むことが、結構貢献している。
−一人で弾く段階から、合奏に参加する段階になった時、他の人が出す基準音の高さに自分の音を合わせて、その場でチューニングせねばならない場面が多くなる。
-耳を使って音に集中して狙いの音を出す、という演奏の基本の出発点となる。

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/11 01:04  ---181.213.91

弦喜さんありがとうございます。

この問題もこれが結論ですネ!感謝!

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/11 07:17  ---201.172.164

弦喜さんのご意見が最適だとおもいます。
ムターもA線にアジャスター、金属弦、駒陥没防止ゴムもつけていますし、これしきで、音質に影響はありません。

アジャスターの参考HP
http://www.sarasate.net/f-hole/adjust.html

また、チューナーを使わずチューニングできるように、要するに耳と頭を訓練しないと、特に、オケではチューニングできません、なぜなのか、宿題にしておきますので、考えて見てください、回答は、先生に聞けば教えていただけるでしょう。

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/11 13:05  ---115.140.94

猫丸さんありがとうございます。

参考HP見ました、大変勉強になりました。

結論を有難うございました。

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2009/06/11 15:38  ---218.160.9

ペグでチューニングすると楽器への負荷が解放されて良いと聞いたことがあります。

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/12 11:21  ---181.212.140

あまてぃさん ありがとうございます。

楽器の負担と言ゆう問題も関係するのですね、
やはり近道なしですか?

猫丸さん、宿題の件ですが、私が昔昔ブルーグラスのバンドをやっていた時、(その時はバンジョーでした)フィドルがAを鳴らして各自チューニングしていました、当時チューナーなどは無い時代で、音叉か笛しかない時代です、結果各楽器はA一発でチューニングしていました、先生に聞くまでもなくこれが答えだと思います。

投稿者:チェロ4年目     投稿日時:2009/06/12 12:37  ---15.200.174

チェロで恐縮なんですが、私も一時期チューナを多様していたことがありましたが、一旦、完全五度を耳が理解してしまうと、不要というか逆に邪魔になってしまいました。チューナーでは完全五度のハーモニーが、うまくとれないです。今は、教室のピアノでA線だけを合わせてあとは、耳であわせています。

投稿者:スティールラヴァー     投稿日時:2009/06/12 14:11  ---228.53.53

>ペグでチューニングすると楽器への負荷が解放されて良いと聞いたことがあります。

初めて聞きました。具体的にどういうことなのでしょうか?どなたかご教示ねがいます。

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2009/06/12 14:25  ---32.104.8

ペグでチューニングすると音も大きく上下します。
駒にかかる圧力も変化するので表板にしなりが生まれるというようなはなしでした。
弦は張っているだけで表板に駒を押し付ける状態になるのでその状態から解放されるという話でした。

投稿者:通りすがり     投稿日時:2009/06/12 20:02  ---148.119.133

チェロ4年目さんへ、
A線から下向きに完全5度でチューニングしていくと、下の弦はほんの少しずつ低すぎて、合わなくなりますよ。(特にヴィオラ・チェロのC線で目立ちます。)完全5度よりもわずかに狭くとって行かないと、合奏に耐えうる音程にならないと思いますが?

投稿者:RING     投稿日時:2009/06/15 00:01  ---220.255.171

通りすがりさんの言われることはよく聞きます。
チェロのC線で6セント=約0.2Hzくらい低くなりますよね。

これは下手な安物チューナーだと検知できないレベルです。この狂い方で、本当に「合奏に耐えがたい」音程になりますか? Cの開放弦で全音符とかあればバレバレでしょうが、音楽の流れの中でそれほど目立つ誤差ではないでしょう。

ピアノの調律だと低音側の聴覚補正(人間の耳は低い音はより低いほうが「合っている」と感じる)が最大20セントくらいあります。

なので私は「完全5度よりもわずかに狭くとって」はやりません。

投稿者:通りがかり     投稿日時:2009/06/15 09:40  ---103.100.216

チェロが4人以上とかのストリングオーケストラだったら気にならないでしょうけど、
各パート一人などの弦楽四重奏だとその数セントがものすごく目立ちます。
各自が純正五度調弦にこだわるよりも、それぞれの楽器の開放弦同士が許せる音程かどうか、、というのが一番重要です。

私のやり方は、(弦楽四重奏の場合)
ファーストヴァイオリンがA/D/Gを少し純正5度より狭めに合わせる。
その他の3人が1本ずつファーストのADGに合わせる。
ヴァイオリンのAに対してのヴィオラのCをほどよい長6度に合わせる。(純正よりほんの少し低め)
そのヴィオラのC線とチェロのCを同じにする。
最後にチェロのCにヴァイオリンのEを程よく合わせる(純正よりほんの少し高め)

投稿者:RING     投稿日時:2009/06/15 17:48  ---238.16.8

かみついて申し訳ない、もう別スレッドがいいかもしれませんね。

チェロC線で6セントのズレ=5秒に1回のうなり
ビオラC線で6セント=2.5秒に1回のうなり
ヴァイオリンA線で6セント=1秒に1.5回のうなり

人間の周波数に対する感覚が低域で鈍くなるのは、上記のように1セントあたりの「張感上のズレの指標」が低域で希薄になるためと思います。そのようにイイカゲンな音域で6セントのズレというのは本当に「許されない」レベルなのでしょうか。私は5秒に1回のうなりを気にしながら音楽を聴くことはありません。

なお、通りがかりさんの方法は開放弦をそれぞれ揃えるためには良いのでしょうが、「少し狭い5度」とか「程よい6度」といった曖昧さが入ってしまう点、チェロCとヴァイオリンEという離れた音域で合わせる時に聴覚補正が多分に影響しそう、といった点がひっかかります。その方法で、チェロのCからヴァイオリンのEまで一貫した音律に乗せることができるのでしょうか。特にヴァイオリンのAーE線が5度とは全く異なる音程になりそうで。

投稿者:通りがかり     投稿日時:2009/06/15 19:28  ---103.100.216

言葉が足りませんでした、ヴァイオリンのADGはチューナーを使って合わせています。
チューナーは平均律しか表示できないものの場合は、DGは数セント高めに合わせます。でもこれは慣れれば耳でわかります。唸りの回数を数えているわけではありませんが、自分の耳元での重音の響き具合でわかります。
少なくとも私には、チェロのC線程度の低域では”聴覚補正”は起きてないみたいです。
ブラインドで調弦してあとからチューナーで見てもほとんどズレていませんので。

ところで、A-Eの5度とはまったく異なる音程とはなんですか??
5度が”純正”で無いだけかと思いますが、、。
A-Eが”純正”に響かないのは事実ですが、
A-Eの和音の瞬間は曲の中で数えるほどでしょうし、実際A-Eの間にCやC#などが入ると(たとえば2ndヴァイオリンなど)私には3度のほうに耳が行くので、”ズレ”てはあまり聞こえません。

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2009/06/15 19:36  ---32.104.8

すごいレベルですね…

調弦にそこまでこだわれるほど正確に体が動くのですね…

私はA=442Hzで5度調弦では合わせてはいますが、正確に音をとるのは至難の業です。(笑)

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2009/06/15 20:15  ---158.5.89

正直言って違いが聞き取れるかどうか全く自信ありませんが、面白そうなので:

> チェロC線で6セントのズレ=5秒に1回のうなり

というのは確かにそのとおりなんですが、ヴァイオリンのA線第一ポジションのC辺りで6セントなら一秒に1.6回のうなりですから気になる人は気になるのでしょう。 但し、何に対してうなるのか、よく判りません。 ヴァイオリンがピタゴラスで旋律を弾く限りはCの音は(純正五度で調弦した)C線のオクターブになる筈で、何の問題もないように思えます。 そのCがE線の開放弦とハモらないのは当たり前ですよね。

小生は一応純正五度調弦をしているつもりですが、Vn.1 が旋律でEの開放弦を使っても、和声進行がC-durなら平気でCの開放弦を使うと思います。 そこで旋律のEと(純正律的に)ハモる必要はあまり感じません。 但し、ゆっくりした和声重視の旋律ならVn.1に「低めにしてくれ、開放弦使うな」と注文付けると思います。 ではa-mollならどうか? 判りません。 理屈を言えばこのCはAに対して純正(5:6)に取るべきなので、ピタゴラスのC(27:32)は使えない筈なんですが、困った覚えがないのは、そういう曲を弾いたことがないからか、その程度の耳なのか。

通りがかりさんのやり方は(プロでも似たようなことを書いている人がいますが)、結局ピタゴラスの放棄ですよね(旋律をピタゴラスで弾こうとしたら開放弦が使えない訳ですから)。 かといって純正律ということはないでしょうから、何らかの妥協的な(平均律が実用的であるのと同じ理由で)実用的な調弦法なんだろうと想像します。 Cを高めに取る、ということはHやFis、Cisは(そんな弦はありませんが演奏上)その分ピタゴラスに対して低めに取る、結局はすべての音をやや平均律寄りに取る、ということですよね? (でなければ、開放弦だけ敢えて中途半端な音程にする意味がない)
ピタゴラスや純正律って、数学的には美しいのですが、実用上どこまで拘るかは大いに議論の分かれるところでしょうし、理屈ではなく現場での経験(プロの発言)は説得力ありますね。 (そこまで「拘らない」のであれば平均律にしてしまっても良いんじゃないか、という気もしますが)

投稿者:RING     投稿日時:2009/06/15 20:56  ---238.16.8

セロ轢きのGoshさんほど言いたいことを的確に表現する知識と能力もありませんが、1つだけ。

通りがかりさん、お使いのチューナーの精度をお調べになってみてください。


P.S. 「A-Eの5度とはまったく異なる音程」=単に2-30セントくらいずれそう、という意味です。

投稿者:通りがかり     投稿日時:2009/06/15 21:41  ---103.100.216



>通りがかりさんのやり方は(プロでも似たようなことを書いている人がいますが)、結局ピタゴラスの放棄ですよね(旋律をピタゴラスで弾こうとしたら開放弦が使えない訳ですから)。 

これはちょっと違います。
ピタゴラスというのは純正律と同じで、各調性ごとに音程が違ってきますから、
5度純正調弦でも開放弦の音が”使えない”調性も出てきます。

例えば、B♭+D+F の音をチェロ+ヴィオラ+セカンド純正に取っているときに(しかもDが開放弦の場合)、ファーストがB♭majorのスケールの走句を弾く場合は、開放弦のAは低くすぎます。

弦楽器の場合、開放弦EADGの4音は、どうしてもそれを変えたいときには開放弦を回避することもできます。

私の示した調弦方法は、古典調律に近くなるのです。
さらにチェロのCをかなり高め、ヴァイオリンのEをそれに”純正”に合わせると、ミーントーンやキルンベルガーIII調律と同じ音程になります。
なので一概に”開放弦は中途半端な音程”というわけではないです。

ピタゴラスで弾いたほうが綺麗な場面というのは、ある程度早さのある走句ですから、開放弦を使わない、もしくは使っても一瞬ですので気にならない程度です。
むしろ指で押さえる音程を気にするほうが効果的です。

>その分ピタゴラスに対して低めに取る、結局はすべての音をやや平均律寄りに取る、ということですよね? 

実は平均律が一番いろんな調律法の中でピタゴラスに近いんですよ。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2009/06/15 22:27  ---158.5.89

> B♭+D+F の音をチェロ+ヴィオラ+セカンド純正に取っているときに

小生ならAの開放弦を導音と感じてB♭を取り、ヴィオラには「開放弦使うな」と言いそうです(なんちゅう我侭な・・・)。
ソロならDは開放弦ですが、B♭を取るのは物凄く苦手です。

> 実は平均律が一番いろんな調律法の中でピタゴラスに近いんですよ。

そうでしたね。 広めの三度とか。

> 完全5度よりもわずかに狭くとって行かないと、合奏に耐えうる音程にならない

と書かれたのを、「Cがピアノなんかより随分低くなってしまう」、と理解してピタゴラスvs平均律かと思ったのですが、読み違いだったようです。  むしろ、三度、六度を何とかしよう、という方向ですね。 以前から古典調律を弦楽器に適用する意味が理解できずにいたのですが、「C線とE線がハモらないのは当り前」なんて開き直っている所為なんでしょうね。 ちょっと視界が開けたような気がします。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2009/06/17 14:15  ---156.115.43

暇ついでに(失礼!)前スレを見ていたらちょっと気になったので・・・

そもそも質問者さんは、全部の弦にアジャスターを付け、かつ各弦も1本づつチューナーで音を合わせているのかな?
あなたにすれば、それできちんと5度が合えばまあ問題は無いし、先生も何も言わないとのこと。(思うのだけれど、わざわざそんな面倒なことをやるもんで半ば呆れてるのでは?汗)

>超簡単で完璧、これは間違いですか?間違っているなら何が間違っているのか?

間違いではない。しかし、クラシックのヴァイオリンの流儀からは少々逸脱している。ていうか、ダサくて見ていられないよ全く!
あなたは昔、ブルーグラスのバンドをやっていたとか?あそこで使うヴァイオリンはフィドルといい、駒や指板周りを松脂で真っ白にし、おかしな弓の持ち方でやたら単純なアップダウンを繰り返すアレね?(あ、決して見下してるわけではないからね・笑)

クラシックが伝統的・ハイクラス・高尚で、件の音楽がカントリー・低俗とは言わないけれど、クラシック・ヴァイオリンを始めたからにはそもそも伝統的なスタイルやセンス、音楽表現を素直に身に付けたほうがいいと思われる。

A線で音を取ったらあとは完全5度で各弦を順番に合わせる。慣れるとこれも大体30秒(よほど弦が緩んでいる場合は別)で終わる。その際、仰せの様にスクロールを包み込むようにペグを回す。そして最後にE線のみアジャスターで微調節。これで完了。
あのね、調弦も慣れだよ。実はこの調弦から音楽はすでに始まっているといっても過言ではない。現にオーケストラの演奏会で最初のチューニング風景は一種独特の緊張感・集中力、合わせて演奏前の高揚感や気持ちを一つにするメンタルな意味とがある。

演奏前・間の静まりかえったステージ上でそれこそ一音づつチューナーで音合わせなんてしようものなら興ざめでお客は呆れて帰っちゃうよ!笑

あと、この先クラシックのセンスやご自身の音感をもっと磨いた方がいい。
それには生の演奏会を出来る限り沢山聴き、演奏自体もだがステージ上での演奏家のそれこそ楽器の扱い・仕草等も大いに参考になると思うよ。では!

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2009/06/17 14:18  ---156.115.43

PS:チューニングの話で必ず出てくる純正律や平均律。今回も例に漏れずその分野の権威?たちが熱い弁を語っておられた様子。

ただ、この問題はとてもデリケートな部分があり、多分に身近に理論と実践が結びついた人がいたりして、その人の言葉でないと頭では分かったつもりでも納得出来ないような部分もあるので、ここは以下の本などを読まれることを奨めるよ。

「音律と音階の科学」(講談社:ブルーバックス、小方 厚:著)
物理学者の著者がやさしい数式や表を使い分かりやすく説明。すでに9刷まで重ねているのは売れている証)

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/17 23:29  ---115.143.112

皆さんのご意見ありがとうございます。ただ後半は大変レベルの高い話でチンプンカンプンでした。

>クラシック・ヴァイオリンを始めたからにはそもそも伝統的なスタイルやセンス、音楽表現を素直に身に付けたほうがいいと思われる。

ゴマゾウさんのこのアドバイスは私なりに大変重要だと思います、時間がかかってもこのアドバイスは守って行こうと痛感しました。

ブルーグラスのフィドルについては多分少々誤解があるみたいなので私見を書きます。ブルーグラスの内外を問わず有名なフィドラーは、ほとんどクラッシックバイオリンの基本をしっかり身に付けている人達がほとんどです、(アイリッシュフィドルも同じ)(下手なプレーヤーは別)なぜなら我流では限界点が低く、上達速度が非常に遅く、基本的に我流で身に付けるにはこのバイオリンは難しいと思われるからです、私は欲張りでクラッシクもアイリッシュもブルーグラスも大好きで、高齢者ですが私なりのレベルでバイオリンを楽しんでいきたいと思っています。又分からない点はこのQ&Aに投稿いたしますので、皆さんアドバイスをよろしくお願いします。

投稿者:K2のバヨリンおじさん     投稿日時:2009/06/20 06:44  ---114.103.250

質問者様が質問を締めたようですが、一連のコメントを見て感じた事を述べます。(黙って聞いてりゃあ〜と言う思いも含め…)

何方も一言も仰っていませんでしたが基本中の基本(それ以外無い、と断言しますが)は「まず『音叉』でA音を合わせ〜」です。
何でって?耳の訓練の為です(楽器習ってんでしょ!)。
何度も出てきた「チューナー」って「電子チューナー」の事ですよね?あんな物(メーカー、販売店様ごめんなさい!)不要です。
『音叉』です『音叉』。

【余談】
ブルーグラスフィドルって大好きです。
代表「オレンジ ブロッサム スペシャル」とか独特のシャッフル奏法にシビレます。
ありゃ〜ハカセ某程度の腕では真似できませんぜぇ。
(私30年近く追っかけていますが、まったく駄目!)

以上、とにかく『音叉』です『音叉』。

投稿者:αγ     投稿日時:2009/06/20 12:27  ---33.222.2

『音叉で合はせる』と云ふのはその弦を弾いてみて、音叉が共鳴するかどうかを見ると云ふことなのでせうね。
普通ピアノや笛ピッチパイプで確認し、勿論『電子チュナー』などは論外。

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/20 13:05  ---106.119.140

低レベルの音律に話題がそれてしまったので書き込みを控えておりましたが、
>『音叉で合はせる』と云ふのは−−
違います、
音叉で頭を校正するということです。

投稿者:さある     投稿日時:2009/06/20 13:51  ---136.161.3

残念ながら舞台上で音叉でチューニングしているプロはいませんが、チューナーはいます。
私は某音楽ホールのスタッフをやっていますが、バイオリニストの多くの方たちは舞台袖で電子チューナーで調弦を確認してから、舞台に上がっていきますよ。

投稿者:K2のバヨリンおじさん     投稿日時:2009/06/20 15:41  ---114.103.250

「舞台上で音叉でチューニングしているプロはいませんが、」
↑私も見たことありません。

通常はピアノ、オーボエ、コンサートマスターの「A音」にあわせます。

言いたかった事は(電子)チューナーのような(デジタル表示で何ヘルツとかの表示出てくるんでしょ?目で見えるように、うっわ!格好悪い)
目ではなく、耳で合わせる訓練をしましょう!なのです。

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/20 17:17  ---106.119.140

「舞台上で音叉でチューニングしているプロはいませんが、」
↑私も見たことありませんし、やったこともありません、聞いたこともありません、やっても聞こえないでしょ。

舞台の上でチューナで合わせるのも、見たことも、やったこともありません、ゲネプロでオーボエがトイレから帰ってこないので、誰かが気を利かしてチューナーを鳴らした、というのはあります。
だいたい、本番で楽器と弓以外は舞台へ持って行きませんから。

スレ主殿のご質問にお答えするのが本筋ですので、まだなれていない人は、耳と、頭、つまり、聴感感性を訓練スベシという経験者の意見です。

>バイオリニストの多くの方たちは舞台袖で電子チューナーで調弦を確認してから、舞台に上がっていきますよ。
とは、オケの団員のことでしょうか?
それなら、あります。

舞台上では、再度、「K2のバヨリンおじさん」ご指摘の通りです。

もし、オーケストラでどのようにチューニングしているのか、理由は何かも質問したいのであれば、別スレを立てられたらよろしいでしょう。

投稿者:αγ     投稿日時:2009/06/20 23:27  ---33.222.2

低レヴェルで申し訳ありませんが、
<音叉で頭を校正する>
こんな日本語があるのですか?
またどんな意味でせうか?

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/21 04:19  ---106.119.140

これは失礼、理解不能はごもっともです、もう少し付け加えます。
>「普通ピアノや笛ピッチパイプで確認し、勿論『電子チュナー』などは論外。」
などと言うことはありません、正確であればよいわけで、電子チューナーの欠点は、出した音の高低をを視覚で判断できる便利なメーター機能にあります、音感が訓練されていない、初心者、初心者でも正確な音感を備えている人もいますが、聴覚であわせず、視覚で追ってしまうところにあります。
これでは、基準音がないといつまでたっても音感が訓練されません、フレットの無い楽器の宿命は、開放弦以外は、頭に記憶された音階にたよって聞きながらコントロールする以外方法がありません、特にバイオリン族の宿命でしょう。
頭の中の記憶にあるAを、耳に聞こえたAで校正します。
これは、聴いた瞬間、瞬時で終わります。
弾きながら、基準音とのうなりを聞いて、合わせようなどとすると一人のときは良いのですが、オケなどは絶対無理です。
なぜなら、回りも全員ずれた音だらけですから、チューニングだから当然ですね、何がなんだか分からない、と言うことになります。
一度、経験ですから生ガットを張って弾いてみてください。
チューニングなど、無いも同然、すぐにずれてきますから、それでも弾けるのは、記憶にある音階。
音叉は安くて、小型で、正確、まるで、吉野家の牛丼みたいですね。
チューナーも使いようです、ウインフィル木管主席シュミードル氏は愛用されています、お前、これはもっているだろと言われましたが、バヨリン弾きは原始人ですので。

投稿者:コクシネル     投稿日時:2009/06/21 08:35  ---31.15.246

チューナーが広く普及している現在、今さら音叉ということで、音叉の正しい使い方を知らない人が結構おられるように思います。

音叉は柄の部分を持って、2つに分かれた枝の部分の一方を、自分の膝に強く叩きます。 そしてすぐに耳たぶの付け根の裏側の骨に、柄の先の丸い部分を強く当てます。 これが音叉の音を一番大きく確実に聴く方法です。

音叉の音はじきに消えますが、その音程を覚えておき、覚えた音にA線を合わせます。 

叩いた音叉を楽器に当てて音を響かせることもできますが、駒の上に当てるとたいてい音がびびります。 また表板の魂柱付近に当てると比較的安定した音が出ますが、音叉で表板を傷つけるリスクがあります。 

どのみち音叉を傍らに置かないと、チューニング作業は出来ませんので、記憶した音程に合わせることになります。
 
以上ご参考になれば。

投稿者:びよらひき     投稿日時:2009/06/21 11:12  ---2.16.47

音叉ってチューニング時の温度で音高が狂わないのでしょうか。

そんなことを考えたものですから、弦の音に良く溶け込む音(これが大切)の電子チューナーを選んで使っています。

カルテットの時には、チューナーに音を合わせたチェロ(音が明瞭に聞こえる)にみんなが合わせるようにしています。
ただ、A線が端っこにあるものですから(ヴィオラも同様)、他の弦を調弦すると合っていたはずのA線がまた狂ってくるという問題が残っています。

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/21 13:23  ---201.172.77

>音叉ってチューニング時の温度で音高が狂わないのでしょうか。

人が居るような温度範囲では金属の熱膨張が無視できるように作られているのが普通です、安いものでも正確ですね。

電子チューナーも水晶発信とシンセサイザーですので、周波数自体は正確です。

電子チューナの音が「弦の音に良く溶け込む音」、そうです。
そのように改良されて来たのです。
音叉はきれいなサイン波、倍音はありません、きわめて純粋、聴感上は低く感じる傾向にあります。
電子チューナーは偶数と奇数倍音を混ぜてあります、このほうが聞きやすいからです、オケでオーボエを基準に使う理由の1つにこれがあります。

>他の弦を調弦すると合っていたはずのA線がまた狂ってくるという問題

弦のテンションバランスが変わるので普通ですので、またAから
あわせなおす以外ありません。

猫丸は電子チューナー反対論者ではありません。
開発者が友人に居ますし、どうすりゃいいのとも聞かれましたから、最近は専用ICチップ、超小型化、低価格化、音叉危うしというところでしょうか。

便利機能も目的に合わせてうまく利用しないと、肝心の人間が退化します。

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2009/06/21 14:35  ---122.223.209

チューナーでも442HzのAの音を出せますよね。

それに合わせればオーボエとチューニングしてるのと同じような感じでチューニングできますし、耳も鍛えられますよね。

>電子チューナーは偶数と奇数倍音を混ぜてあります、このほうが聞きやすいからです、オケでオーボエを基準に使う理由の1つにこれがあります。

弦の音にとけるならそれでいいのでは?

チューナーのメーターの触れを見ながらというのはどうかな?とは思いますし、音叉は音叉で良いと思いますが
音叉でないと駄目なことはないですよね…

チューナーも誤差はあるでしょうが、温度差、劣化等の誤差と変わらないでしょう。

投稿者:コクシネル     投稿日時:2009/06/21 19:34  ---31.15.246

プロの多くは、実は楽屋裏でチューナーを使っています。 その場合、メーターを使って視覚で合わせます。 私も音叉は使いません。

これは言ってみれば、その日の脳内音感のキャリブレーションです。 音程の感じ方というのは、その日の体調や気候、部屋の音響等で変わりますから、視覚で客観的に合わせておきます。 もちろんAの音以外は、チューナーは使いません。 

でも実はチューナーの精度はそれほどいいものではないという話を聞いたことがあります。 確かに音響測定器のちゃんとしたものは、少なくとも数10万円から数百万円するはずです。 それにステージ上でも皆の音程はだんだん狂ってきますから、あくまで目安です。

学習者に音叉を使えという話は、耳で聴いて音程を覚えることで音感を鍛えるためです。 別にピアノの音に合わせてチューニングしても構いません。 ただチューナーのメーターを使って視覚で合わせていては、いつまでもたってもバイオリン演奏の基礎となる音感が身につかない恐れはあります。

投稿者:αγ     投稿日時:2009/06/22 17:05  ---33.222.2

漱石の『猫』にはオーケストラでヴァイオリンを沢山の(下手な)連中が弾くと音程が合つて居ないのが却つて美しく聞こえる、と書いてありました。

Q:バイオリン 肩当について
投稿者:string     投稿日時:2009/06/15 23:15  ---10.161.192

いつもお世話になっております。

現在はマッハワンの木製のものを使っています。たまには肩当を変えてみようと思っているところです。

で、今さがしているのが、ちょっと特殊なタイプでその肩当は楽器本体のエンドピンに大元を固定し、そこから肩にあたる部分が飛び出している?といいましょうか。。うまく表現できないのですが、肩に当たる部分が浮いているようなデザインの肩当なのです。つまり楽器の横に一切触れないタイプです。某オーケストラのコンマスの方が使っているのを一度見た以外は見たことないのですが。。


そのメーカーをご存知の方はいらっしゃいませんか?ご存知でしたら教えてください。

投稿者:のんちゃん     投稿日時:2009/06/15 23:52  ---60.131.117

http://www.stowemaster.com/
でしょうか?。

投稿者:Pajeot     投稿日時:2009/06/16 04:53  ---9.127.95

こういうのもあります。

ttp://www.paganino.de/shop/k1304/a784/libero_de_luxe_schulterstuetze_fuer_violine.html?lg=en

投稿者:string     投稿日時:2009/06/16 19:15  ---10.161.192

さすが、ここに来ている方の情報力はさすがですね。

参考にさせていただきます。ありがとうございます。

投稿者:ティーダ     投稿日時:2009/06/21 01:00  ---180.251.85

読響の小森谷さんが使っていましたね、たぶん。

Q:駒が倒れてしまいました
投稿者:ブルガリ     投稿日時:2009/06/18 16:38  ---17.81.179

先日、弦の張替えをしていたら、駒が倒れてしまいました。
自分でまた立て直しましたが、工房で魂柱の位置などを確認してもらったほうがいいでしょうか?
弾き心地、音などで気になるところは今のところありません。

投稿者:てつ     投稿日時:2009/06/18 17:49  ---218.159.173

音響の効率などを考えたら、専門家に見てもらったほうが良いでしょうね。
外に聴こえる音というのは自分が聴いてる音より違いが激しい場合もありますから。

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/18 19:30  ---106.119.140

1本ずつ張り替えないで、全部はずしてしまったのでしょうか?
単に駒を倒しただけなら、魂柱がずれることは考えられないので駒を元通りにすれば問題ないでしょう。
駒の位置は、念のため、f字の内側の横棒の位置です、
ずれていたらあわせましょう。
弾き心地、音に変わりがないようですので、ほかにダメージがないと判断出来ますが、心配なら診てもらった方が安心ですが。

投稿者:ブルガリ     投稿日時:2009/06/19 15:43  ---17.81.179

てつ様、猫丸様、
お返事ありがとうございました!

弦は一本ずつ張り替えていたのですが、なぜか駒がパタンと倒れてしまいびっくりしました。今まで何度も弦の張替えをしたことがありますが、駒を倒してしまったのは初めてです。

開放弦でG線から一本ずつ弾き、スケール、曲も弾いて家族に聞いてもらいましたが、異常はなさそうです。
しばらくこのまま様子を見て、なにか不都合があれば工房に行こうと思います。(工房が遠いので不便です)

アドバイスありがとうございました!

投稿者:kuro     投稿日時:2009/06/21 00:58  ---184.43.211

>弦は一本ずつ張り替えていたのですが、なぜか駒がパタンと倒れてしまい

多分、その時点までにかなり駒が傾いていたのではないかと。チューニングの際、弦に引っ張られて駒も動きますので。
時々楽器を横から見て駒の足元に隙間ができていないか確認し、必要なら真直ぐに立つ様直します。
レッスンについていらっしゃるなら、先生に時々確認して貰いましょう。やり方を観察し、こつを教われば自分でもできるようになります。
倒れることもですが、時々直してやることで駒のゆがみも回避できます。

Q:値段の事なのですが…
投稿者:lianhua     投稿日時:2009/06/16 23:32  ---185.104.150

早速の回答、皆様本当にありがとうございました。
はずかしいほどの素人ですので、困ることのないよう、
日本のメーカーのものを購入しようと決めました。
娘はまだ大きくなる予定ですので、買い替えはあります。
ですので、いつまで使えるものかはわかりません。
人任せに何度もお聞きして申し訳ありませんが、
値段的にはどの位のものがお薦めでしょうか。
よろしくお願いします。

投稿者:かめ     投稿日時:2009/06/17 07:12  ---53.247.123

日本のメーカーのもので分数となると、基本的には私のあげた
2社しか製造していません。
さらに、その2社とも、現在は商品群が整理され、分数サイズの
存在するモデルが限られています。

鈴木でしたらNo.72
文京楽器でしたら、DERIUS

という選択になると思います。

ただし、もちろん中古という選択もありますから、先生にも
相談してくださいね。

投稿者:チェロ4年目     投稿日時:2009/06/19 10:22  ---15.200.174

私の場合は、始めた当時は弓だけそこそこのを買って、
教室のチェロを半年くらいレンタルして、まいにち練習しました。
D線、G線の開放とかをひたすら弾かされた記憶です。
(とても懐かしい)
教室のチェロは確かスズキの76番だったと思います。
他のグッズで役立ったのは、大き目の姿見です。
こまめにフォームのチェックをすると良いです。

Q:ありがとうございました。
投稿者:lianhua     投稿日時:2009/06/17 16:07  ---185.104.150

本当に本当にありがとうございました。
よくわかりました。
中古も視野にいれ、購入したいと思います。
素人質問に親切にお答え下さいまして、感謝いたします。
ありがとうございました。

Q:この度、チェロを始めます。
投稿者:lianhua     投稿日時:2009/06/16 11:35  ---185.104.150

こんにちは。
来月より、娘がチェロを始める事になりました。
そこで、チェロの購入について教えていただきたいのですが、
初心者が使うのに良いとされる、メーカー、ずばりこれが良い、
値段はどの位のもの…など、よろしくお願いします。
教えてくださる先生は、安いので良いとおしゃったのですが、
来週購入予定です。それまでに、少し知識をつけたいです。
サイズは、3/4か7/8になると思います。
そのような事もわからない素人です。
どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者:たまたま見かけたので     投稿日時:2009/06/16 12:30  ---15.200.174

ご質問をもう少し詳細(年齢、体格、練習環境、レッスン頻度など)に書かないと、皆さんお答えにくいのではないかと思います。

お子様が成長期でいずれ買い換えるという想定で、週1回程度のレッスン頻度ならレンタルという手がいいような気がしますが、それでも、あえておっしゃるなら、スズキの中古で十分じゃないでしょうか。探せば10万以下でたくさんあると思いますが。
メーカというより、弦高などよく調整された楽器をおすすめします。

投稿者:かめ     投稿日時:2009/06/16 12:37  ---53.247.123

まず第1に、3/4や7/8というサイズは、大多数の人にとっては
通過点の楽器にすぎません。やがて体が成長していけば、いずれは
フルサイズの楽器を使うことになると思います。

その上で、まず最初に使うサイズがそのサイズということなので
確かにあまり高価な物は必要ないと思います。
(中には1/10サイズの物からはじめて、3/4サイズを使う
頃には既にコンチェルトを弾きこなすような子どももいるので
そういった場合には、ソロを弾いても他の楽器に負けないような
分数サイズの楽器を探す必要があります)

最初にさわる楽器と言うことなので、ストラッドの店主もおっしゃって
いるように、サイズのきちんとした楽器でないとその後の演奏に
影響する場合があります。また、作りもきちんとした物の方が
良いでしょう。

となると、比較的手に入れやすく、アフターケアも受けやすいものは
国産の楽器メーカーの分数サイズだと思います。

楽器店の掲示板で固有のメーカーを出すのもどうかと思いますが、
鈴木バイオリンや文京楽器の物を買っておけば間違いはないと思います。

投稿者:ガット初心者     投稿日時:2009/06/16 21:48  ---151.7.196

既にご意見が出ているようですが、
同じメーカーの同じ分数サイズの楽器でも、材料が木材である以上1台1台違いが有るようです(たとえ国産大手のメーカーの普及品であっても)。

月並みな意見で恐縮ですが、
(1)大まかな予算をお伝えして、楽器屋さんに楽器をいくつか用意してもらい。
(2)先生と一緒に楽器屋さんに行き、選定をしていただく。

というのが一般的ですがやはり間違いがないと思います。

私はレイトスターターなので参考になるかどうか分かりませんが、私の楽器は調整(駒による弦高調整、ペグの調整等)で随分弾き易くなりました。特に始めは弦が押さえ易い、チューニングがしやすいというポイントも無視できないと思います。
子供さんと先生で確認されて十分に楽器を調整されるように楽器屋さんに注文されることも重要かと思います。

あと老婆心ですが、弓は重要です。
こちらもおわすれなきよう!

良い楽器に出会え、良いスタートを切れる事をお祈り申し上げます。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2009/06/16 22:41  ---16.186.119

あまり安すぎると裏板がベニヤとか指板がプラスチックとかあるようですが、そういうのは避けたほうがよろしいと思います

15万弱の中国製チェロセットがあまりに素晴らしくて驚いたことありました
○○○ジョルダーノというブランド
固体差は多分激しいと思います
材料と価格の基準がわからない
素人の私なら100万といわれても信じるような楽器

弦、駒などは日本で交換、付属の松やにも見るからに怪しげ
でも本体はよかったですね

ヴァイオリン弾きの私が衝動買いしそうになりました

分数楽器あるようです

楽器屋がしっかりと選別して仕入れてくれて、交換すべきところは交換し、しっかりと調整してくれれば文句なしの楽器でした

バランス、発音、見た目・・・一生使えそうな感じでした

あたりはずれはあると思いますが、忘れられない楽器です

Q:どの強さの弦を選ぶか?
投稿者:ザイテン     投稿日時:2009/06/16 07:03  ---12.18.5

エバ・ピラツィ愛用者です。
弦に「強、中、弱」とありますが、「強」の表示の弦を使うと単純に言って固い音になるということでしょうか?

弦の強さの選び方の基準がありましたら教えてください。

投稿者:てつ     投稿日時:2009/06/16 08:09  ---218.159.173

お持ちの楽器がわからないと答えにくいのではないでしょうかねえ?
先日、お知り合いを楽器屋さんに連れて行ったら、あまり比重の高くない材料で作られていた楽器だったので、エバ・ピラッツィのバイヒがぴったりだったりしましたから。テンションがちがうのではないでしょうかねえ??だから楽器の持つテンションにあった弦を張るのがいいのでは?

投稿者:ザイテン     投稿日時:2009/06/16 17:22  ---12.18.5

ありがとうございました。
実際に楽器に張って試してみないとわかりませんね。
楽器は1700年代の某イタリアンです。
ありがとうございました。