Introduction

弦楽器 Q&A

弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。

2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。

5203件のQ&Aがあります。

Q:二つの楽器を使うこと
投稿者:obbligato     投稿日時:2009/06/12 23:28  ---81.236.46

本命の楽器、浮気の楽器、面白く読ませていただきました。
そこで、気になっていることを伺いたいなと思いました。

地元ジュニアオケに入っている小6の子どもがいます。
ずっとお下がりの楽器だったこともあり、初めて自分で選んだフルサイズの楽器が嬉しくて大切にしています。そこで、その楽器は日ごろのレッスンと発表会用、オケの時だけ、万が一(休憩は楽器をケースに戻しているようですが、うっかりイスの上に置きっぱなしにしてしまったら・・・そして、落ちちゃったら、などと考えたようです)のことを考え、いわゆる量産品の私の楽器を使っています。

レイトの私には違いがさっぱりわからないのですが、なんか微妙に音程の幅が違うようだと申します。

このまま二つの楽器を使い続けていていいのでしょうか?
弊害のようなものはありますか?

よろしくお願いします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/12 23:46  ---102.165.31

まず、2本の楽器の寸法が標準かどうか確認しましょう。
ストラッドさんが書かれた寸法に関する情報が、上の「販売品について」から入った「楽器選びのアドバイス」に記載されていますので、それをもとに確認すればよいと思います。明らかに非標準であれば、悪い癖がつきますので、将来のことを考えると、別の楽器にした方がよいでしょう。

その他、「ネックの太さが大きく異なり感覚が違う」「弦の指板からの高さが大きく異なり感覚が違う」「弦が古く、音程のつぼが狂っている」「サイズは適正だが駒の位置がずれている」なども、音程の幅が違う理由となります。

なお、なぜかわかりませんが、不思議と音があたりやすい楽器、あたりにくい楽器も存在します。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2009/06/13 01:33  ---156.115.43

先ず最も大切なことを言いますがね、子供に二つの楽器を使うこと
は全く持って望ましくない。

趣味でやってる大人(学生・アマオケ含む)と、それこそプロ(レッスンプロ含む)で演奏会・曲のジャンルや自身の音楽表現(時に体調や気分)により微妙にメインとサブ(または共にメインである場合も)とを使い分けしている人たちは別として(前者はそもそも腕自体が未熟である上に加えてどんぐりの背比べ?のような楽器ではそもそも本命・浮気?云々もへったくれもない!笑。後者は特にプロオケのオケマンが通常の定期演奏会用=商売道具・仕事用とプライベート用=ソロ・リサイタル・室内楽用として使い分けておられるパターンが多い)、未だヴァイオリンの学習途中である子供(レイトスターターは別=ある意味、薀蓄と自己満足の世界だからね)は与えられた一つの楽器に集中して技術や音楽を表現すべき。

楽器に関しては、本体の寸法(これは355

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2009/06/13 02:30  ---156.115.43

(失礼!・・・続き)
mm前後だけれど単純に寸法だけの問題ではなく実際手に持った際の感覚は思いの外大きく僅か2〜3mm違っただけで随分と違和感があるものだ)や、あとネックの太さ、弦から指板までの距離、楽器自体の重さ、そういったものも多かれ少なかれ影響するが、何より違うのは出てくる音!!

それら(使い分け)は子供でも柔軟性をもって対応が出来ないこともないけれど、ここで大切なのは頭も体も成長途中・学習途中の身でもあり標準・基準となる唯一の楽器(ここが重要!)を自分の相棒?として十分弾き込み、日夜練習に励むのが最も自然な姿であり、子供が(仰せの文章からやっと自分で選んだ念願のフルサイズ楽器を大切に思う余り、変に余計な神経を使わないこと!使わせないこと!)いらぬ心配などせず(何度も言うけど)迷わず一つの楽器に集中して長く使うことに尽きる。

将来(プロかセミプロかそれとも生涯趣味かは知らないけれど)大人になり自分で稼ぐようになって懐具合にも余裕が出てきたとき晴れてメインとサブ(またはメインとメイン)とをWケースにでも入れてそれこそ肌身離さず大切に持ち歩くといい!
そして、時おり、今はホコリをかぶったままになっている例の子供の頃始めて買ってもらった件のフルサイズ楽器をケースから取り出してしばし感慨にふける!?というのが(自身の大切な思い出として)最もいいのでは?笑

投稿者:rio     投稿日時:2009/06/13 10:22  ---95.2.121

小6ともなれば、上手い子はかなり上手い。師事を受ける先生によってはメインとサブを持った方がいいと言われることもありますよ。
サブの出番はメインが工房に調整で入っているときとか、遠くの遠征でソロではなくオケとかアンサンブルの時や屋外での演奏など、あまり力を入れなくてもいい時に使用することでしょう。

我家ではいざという時にサブでも問題がないように、スケール等の練習の時最低でも1時間はサブの楽器を触るように先生から言われていました。

先生から特段の指示がなければ、1本でいいと思います。

投稿者:obbligato     投稿日時:2009/06/13 12:38  ---81.236.46

弦喜様

理路整然としたお答え、ありがとうございます。
拝読していて、そうか!と思いました。楽器屋さんが、いつもメジャー片手にすぐ測っているわけですね。みんな同じに見えるバイオリンですが、サイズって色々なんですね。人間の手で作るものですから、そこに、製作者の巧みさやポリシーなんかがでるのでしょうか。

測ってみました。

問題の楽器はほぼ同じサイズ。標準です。ただ、ネック(よくわからないので、指板の端で、本体から指板の上まで測りました)と駒の高さが違いました。ネックで1ミリ、駒はもっと差がありました。
ツボと関係あるかわかりませんが、子どもの楽器は、私のものよりも重音など音が広がる感じがします。

ついでに、上の子のも測ってみました。

ボディサイズはほぼ同じでしたが、他のサイズが2,3ミリ違いました。
同じに見えたので、測ってみないとわからないものだと思いました。

投稿者:obbligato     投稿日時:2009/06/13 12:40  ---81.236.46

ゴマゾウ様

胸の内を見透かされたようでドッキリです。

小学生が、なんだか生意気そうに二つも使い分けていいのかなぁ・・・、楽器大事にしてねと言い過ぎたかなぁ・・・、そんなにコロコロ変えていいのかなぁ・・・。
それもあって、う〜んと思っていました。

ただ、今までに、知人の子どもが兄弟でふざけあっているうちに、楽器を踏んづけて壊れて再起不能、とか、フルサイズで奮発した弓を、練習の合間にソファに置き、うっかり忘れてその上に座って真っ二つ、一緒に選びに行かれた先生がため息をついていた、なんていうのが身近にあったもので・・・。
話を聞いたときは、怖かったです。子どもも自分がそうしちゃったらどうしよう、と今ひとつ自分に自信が持てないようです。

音は、だいぶ前から自分の音を持っているように思います。何を弾いても彼女の音になってしまうというか・・・。先生にも音のイメージを持っていると言われますが、もっと色々な音色を出せるよう、まだまだ勉強中です。

オケでは、そこまで気を使って弾いていないからかもしれません。弾きにくくないの、いいの? と確認しても、その時だけだからいい、こっちの方が気がラクと答えるので悩みます。

投稿者:obbligato     投稿日時:2009/06/13 12:43  ---81.236.46

rio様

先生のご指示でそういうこともあるのですね。
私も、楽器が修理でしばらく工房預かり・・・となった時に使えばいいね、という程度に思っていました。

サブでも問題がないように、その楽器で1時間練習されるということは、やはり楽器によって、何かが違うのでしょうか。慣れておいておかないといけないということなのですね。奥が深いです・・・。
うちの子どもは、全然そのようなレベルではないです。

子どもの先生も、楽器を使い分けておられます。どちらも同じように美しい音で、私には違いがわかりませんが。
弓に関しては、万が一のために2本あったほうがいいですね、とおっしゃっています。

夏休みにオケの合宿があります。一日中楽器は出しっぱなしです。
一つに絞ったほうがよさそう、という気がしてきましたが、念のため先生に相談してみようと思いました。

色々な世界が垣間見えて、知らないこと、思い及ばないことがたくさんたくさんあり、伺ってみてよかったです。

皆様、ありがとうございました。

投稿者:ゴマゾウ       投稿日時:2009/06/13 13:14  ---156.115.43

私の言いたいところのサブ楽器とはあくまでメインと同格という意味であり(このことは同列の他の方のスレでコレクションとして他にもう1本欲しいとか、そういう意味では確かに本命・浮気というたとえも十分面白い!)、ちなみにメイン楽器を修理・調整に出した時の代替や或いはカジュアル・屋外での演奏会用に安い楽器(サブ)を使用するというのは事実、皆さん方もよくやっておられることだしね。(そんなこと先生に言われなくても経済的に余裕があれば誰もが考えそうなことだよ。それに常に?練習時メインとサブ両方を使うなんてご苦労なことはあまり必要ないよ。あくまで日々の練習は余計な時間を使わず集中して標準的メイン楽器1本に入れ込むに限る。まあ、仮にどちらも高価で甲乙つけ難い楽器ともなれば平行して音出ししたほうがよいのは明白。ちなみに、これはプロや高度アマ等が所有している同格レベルの楽器のことを考えてまんべんなく音出し・管理する意味で)

そんなことよりもここで質問者さんが一番危惧されているのは、

>なんか微妙に音程の幅が違うようだと申します
>このまま二つの楽器を使い続けていていいのでしょうか?

ということで、子供さんの使い分け(確かに本人にしてみれば楽器のことをよくよく思った選択かと)がはたしてこの先問題ないのか?ということ。
ジュニアオケで弾いているとのこと、それぞれの楽器の微妙な音程の幅?が違うようだと申している、等から、それなりには弾けるレベルかと思われる。が、仮にほぼ同サイズの楽器で合わせて弦長や弦の張力が同じでも実際弾いた時、それぞれ音程感というか、所謂、音のツボも微妙に違うしね。

しかし、人間の能力というものはきわめて柔軟性・適応性があり、楽器自体に根本的・基本的な欠陥(明らかな寸法違いや性能劣悪等)が無い限りはそんなにナーバスになる必要はないと思われる。
勿論、弊害というようなことも無いと思うよ。
つまり、少々楽器が違っても全然問題なく適応・対応出来る。
それならば本人が納得のいくよう好きなようにメインとサブとを使い分けてもいいと思えるしね。
そして、最も大切なことはこれから先、練習していく上・曲を弾く上で素直に自分の腕の上達・表現にそれこそ弊害になるような楽器はまずもって避けるということ。それが万が一サブ楽器ならば本末転倒なのは言うまでも無い。

投稿者:サヴォレ     投稿日時:2009/06/13 14:26  ---3.15.21

Obbligatoさま、状況がとても似ているので書かせていただきます。うちの6年生の娘も2つのヴァイオリンと2本の弓を使い分けています。地域のジュニアオーケストラ、室内楽、公立学校の音楽の授業など私がいない所での練習には子供に選択権を与えず私のカールへフナーと弓(昔だまされて粗悪品を高く買わされた)を持たせています。(室内楽やソロを除く)本番はメインのヴァイオリンを使わせますが弓は使わせません。もちろん本人はブーブー文句を言いますが紛失、損傷、盗難、、、などのリスクを考えると、、、自分以外の人達(先生や他の生徒の親御さんなど)に責任を負わせたり不快な思いをさせてしまう可能性が出てくると判断してそのようにしています。
保険みたいなものですね。2,3年して子供が成長し責任能力が出てきたらそのときは子供を信頼してあげようと思っています。

投稿者:obbligato     投稿日時:2009/06/14 00:04  ---81.236.46

ゴマゾウ様
弊害はなさそうですか? それは嬉しいです。
前回、言葉足らずでわかりにくかったですね。
うちの子どもが、日常的にふたつのバイオリンどちらも練習するのは不可能(いい楽器でもないですし)、やはり基本的には一つにするべきかなと思いました。

ただ、微妙に違うような気のするバイオリンを数日続けて合宿で使っても大丈夫かしら、もし大丈夫なら合宿だけでも使いたいと思い、先生にお伺いしようかと思った次第です。

ピンポイントで音を探っていく楽器、ホント難しいですね。
楽器屋さんに持って行って、ネックの高さをそろえてもらえばいいのかなとも考えたのですが、元々音程感というものは楽器で違うもの、人間、適応力がある! ということならそんなに微妙な取り方の違いは気にしなくてもいいのかなぁ。というか気にしなくていいのですね。
問題は音や表現が出来る楽器かどうかなのですね。超ヘタな私に
は判断ができませんが、私は弾いていて楽しいです。本人は、家の楽器と弓に自分なりの順位をつけているようで、私のは最下位ですが嫌いじゃないそうです。

サヴォレ様(似た状況なのですね!)は明快ですね。その潔さが私には無くて、あ〜だこ〜だとアタマで考えてしまっていました。基準を自分ではなく、何かあった時の周りの方に不快な思いをさせない、とすると自ずと決まるのですね。
小学校へ楽器を持って行くのはコワイです。学校でしたら私も迷わず「安いほう!」です。
オケの子らは、楽器を大切にしなければならないことをわかっているし、よい楽器を持ってこられている方もおられるので、ウ〜ン・・・。
2,3年待つ、というのが一番の方法なのかもしれません。娘は今はまだ、日常でも不注意な所があるので、心配(本人も)です。コメント嬉しかったです。ありがとうございました。

投稿者:rio     投稿日時:2009/06/14 00:33  ---95.2.121

obbligato様

>サブでも問題がないように、
>その楽器で1時間練習されるということは、
>やはり楽器によって、何かが違うのでしょうか。
>慣れておいておかないといけないということなのですね。

当時、メインの楽器は先生から貸リていた楽器でした
サブは我が家で購入した東欧製の楽器です

先生からは
・どちらにも慣れておくこと(メインを返さなくてはならなくなったときに、困らないため)
・楽器はできるだけ弾きこむこと。


と言われていました
メインの楽器は、やっぱり高い楽器なので
親としてはひやひやしていました

でも、余りにも廉価な楽器を与えると
本人のストレスが増えるので…
先生から紹介された、イタリー製に比べるとお安い東欧製の楽器を即買いました。

投稿者:αγ     投稿日時:2009/06/14 09:44  ---33.222.185

パートナーが何時も同じでは飽きるし別な楽器を触つた方が良い。
弦喜さんとゴマゾウさんのコメントは変にリゴりスティックだっつたり、何時も面白い − 『私見ですが』などと必要もないことが書いてあり、何だかこの楽器屋に阿諛してる様でもありトンデモの見本ですが、何故が見てしまふ。

投稿者:obbligato     投稿日時:2009/06/14 14:01  ---81.236.46


とんでもない楽器でなければ、弾いてOKということですね。実際に使い分けておられる小学生もおられることがわかり、色々気が軽くなりました。

私の楽器は、譲リ受けたもので、Rothというメーカーの古い量産品です。番号が書いてありました。
子どもは、今までもそんなにいいものは使ったことがないので、フルサイズというだけでも音が前より響くので嬉しいのだと思います。ということで、今のところ楽器へのストレスはなさそうです。私の弓は一度試したきり、これはイヤと言ってその後は絶対使いません。使うとストレスがたまるのかな。

楽器のサイズが二つとも標準とわかったことも(厳格にサイズが決まっていること自体、よく知りませんでした(汗))収穫でした。

皆様ありがとうございました。

Q:古いバイオリンと新しいバイオリン
投稿者:ガスパロダサロー     投稿日時:2009/06/09 23:33  ---4.178.231

新たにバイオリンを増やそうかと考えているのですが、こちらで色々ご意見をいただけると幸いです。

現在ブルガリアのメーカー(35万円ほど)のバイオリンを使用しています。柔らかい音色と低音も深い響きがあり気に入って購入したものでしたが、1年ほど使用するうちに音程によって響きのバランスが少し悪いのと、レスポンスが悪いことが気になりコレクションでもう一台バイオリンを購入しようかと考えています。
今回楽器選びで最も優先したいのはレスポンスの良さなのですが予算が少ないので
ヤフオクやebayに6万〜20万円程度まででよく出ている100年ほど昔に製作されたものも検討しています。

よく古いバイオリンは木が乾いて反応が良いと聞くのですが、それは100年前に製作され6〜20万円で売られているような名もない楽器にも全般的に言えることなのでしょうか。

少なくとも新作に比べるとどんなものであれ100年経過した楽器はレスポンスに優れるというものであればぜひオークションの安い楽器に手を出してみたいのです(楽器屋さんで買った方が安心なのは承知してますが、100年前のものがほしければクラックだらけのものでも30万円は超えそうですし・・・)。

あと特にebayに出ている楽器にいえることですが、裏面に全く虎杢の出てない、これって本当にメープル?って思えるものが多いように思います。100年以上昔の世間では虎杢が高級というイメージはなく、杢にこだわらない裏板の選択がなされていたということなのか、それともやはり虎杢は重んじられる傾向にあり、まだ十分な技量のないバイオリン製作者の弟子たちが練習用に製作する時などに価値の低い杢の入っていない裏板が使われることが多かったのか、などと想像したりするのですが、実際にはどうなんでしょうか。
裏板に杢のない楽器というのはあまり上手い製作者ではなく練習生が練習用に作ったような楽器ということがあるのでしょうか。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/10 00:12  ---102.165.31

以下私見です。
1,素杢の裏板の楽器
ドイツ、チェコなどの手工量産品でよく見かけます。
虎杢と音質はとくには関係なく、加工精度は別とすると、材料の密度や、ネックからエンドピン方向の本当の木目の方が、音質には関連すると思います。従って、安価に性能を追求すると、素杢という解は当然あります。
それとは別次元で、お金がそこそこある個人製作者、経営者は、普通は「我が子はきれいな方がよい」ときれいな裏板を使うでしょうし、勝負をかける楽器の場合は美観もとっておきのものにするでしょう。加えてきれいに見える方が普通は高値で売りやすいです。またきれいな楽器は大事にされやすいので、長生きし、結果後世に生き残る確率は高くなります。
なお、ストラドでも素杢裏板のものは存在します。
eBayで10万円程度のそこそこ古い楽器はラベルの有無に関係なく、ほとんどは手工量産品グレードですので、製作者、練習生というものとは次元の違う、工場、家内制手工業、各家での分業(内職のようなもの)などによるものを想定しておくべきです。でもそういうものの中にも、経年変化と偶然の賜物か、音と反応という点ではとてもよいものが稀に混じっています。

2.レスポンス
経験上、古い楽器の方が一般的にレスポンスがよいです。これはよっぽどひどい楽器は別として、値段には関係ない話です。弦や表板までは新しい楽器でもレスポンスよく鳴るものはあるのですが、裏板が鳴る音というのか楽器全体が鳴る音というのか、直接音を包み込む楽器全体が鳴る低音成分の響きの立ち上がりが、古いほど早く、スムーズとなる気がします。新しい楽器は、その響きが少なかったり、直接音に対し遅れて立ち上がってきます。また150年くらいたつと、その低音成分が成長してきて古い楽器特有の響きが現われてくるように感じています。

投稿者:てつ     投稿日時:2009/06/10 08:11  ---218.159.173

ワインなども、古ければうまみがあっておいしいというわけではありませんからね。

新しい時にそれなりの作られ方をしていないとだめではないでしょうか?

投稿者:QB     投稿日時:2009/06/10 10:17  ---05.227.127

老婆心ながら、現在お持ちの35万に加えて、eBayの古そうに見える6万〜20万を買っても、不満な楽器(ともするとガラクタ)を1台抱えるだけのような気がします。

ヤフオクは知りませんが、eBayでその手の(相当年数がたっていて、かつ安いもの)楽器は、日本に来てからそれなりのお金をかけないと、「弾ける状態」にならないという事も知っておいて損はないと思います。(駒交換、魂柱交換、はほぼ100%。指板交換、上ナット交換、あたりも高確率)

投稿者:phthalocyanine     投稿日時:2009/06/10 11:42  ---244.210.206

もし、現在お持ちの楽器でご不満なのであれば、次の段階は、手工量産品ではなく、個人製作者の作った楽器であると思います。

私自身の感覚では、〜50万円程度の年月の経った楽器は、「古い楽器」であり、いわゆる「オールド・モダン」とは別物であるような気がします。

有名無名、国籍は関係はなく、個人製作者(もしくはグループ)が、きちんとした材料で(合板や化学合成ニス等をつかわないで)、きちんと工程を経て(ほぼ手作業)バイオリン製作を行った楽器が、古くなったときに、オールドとかモダンとかいわれる楽器になるのではないかと思っています。

合板で作られた50〜100年前の楽器(100年前に合板があったか確認しておりませんが)をモダン・・とは、呼べないのではないか・・と思います。

今回、 ガスパロダサローさんが考えられている楽器は、弦喜さんがご指摘の通り、古い手工量産品であろうと思います。
古い・・という以外基本的に製作工程に違いが無いのであれば、結局現在の楽器と同レベルである可能性が大きいです。
それよりも、少し価格が高くなりますが、個人製作者の楽器等を考えられたほうが、演奏技術のレベルアップにはなるのではと思います。
過度の経年変化を期待するのは、あまり、現実的ではないと思います。

投稿者:ガスパロダサロー     投稿日時:2009/06/10 22:37  ---4.178.231

皆様ありがとうございます。

レスポンスが良いものにあたる確率が高いが追加費用がかかる追覚悟が必要なのと、すばらしい楽器に巡り合える可能性は低いという感じですね。

以前ヤフオクで個人製作家の作品で10年ほど経過したものを購入した時に魂柱やナットを交換しましたが、そんなに費用もかかりませんでしたので
非の打ちどころのない素晴らしい楽器でなくともレスポンスに優れて裏板が鳴る楽器を購入するつもりでオークションで買うのもいいかもと思えてきました。

ただ少し気になるのが、phthalocyanine様が書いてられる、

>少し価格が高くなりますが、個人製作者の楽器等を考えられたほうが、演奏技術のレベルアップにはなるのではと思います。

ということなのですが、楽器によって演奏技術が上達するということがあるのでしょうか。新作で5万円くらいで売られている楽器の場合、弦長が全弦でそろっていなかったりすることもあるのでこれは問題でしょうが、35万円程度のメーカー品であればそのようなこともないですし楽器屋さんで時々調整さえしてもらっておれば、あとはニュアンスの付け方などふくめて自分の練習次第だし頑張ればどんどん上手くなるものと思っていたのですが、そうでもないのでしょうか。

演奏技術の向上という観点で楽器を選ぶのも、なんだか楽しそうですがどのような楽器が演奏技術を上げるのに向いているのでしょうか。追加の質問で恐縮ですが、また色々ご意見いただけますと幸いです。よろしくお願いします。

投稿者:あいうえお     投稿日時:2009/06/11 13:25  ---214.61.34

・・・続きです。

ワタシでしたら、現在のブルガリアの楽器をヤフオクなりで売却し、そのお金と100年前の楽器購入資金と、さらにもうちょっとプラスした予算で、日本か中国のあまり有名でない個人製作家の楽器を購入します。以前、ストラッドさんで扱っておられたモモセケサヨシさんとか気になります。それか、ストラッドさんまででかけて、新予算の古い楽器はどの程度の実力か試すのもよいかもしれません。仮に、ガスパロダサローさんが20万円で100年前の楽器で悪くないものを購入されたとしたら、ブルガリアの楽器は放置することになると思うのです。それでしたら、最初からブルガリアの楽器を売却する方針で、もっと高い予算をかけて一本勝負にした方が良い楽器に出会える可能性は高いと思います。

いずれにせよ、ネットの世界だけの売買では、楽器の健康状態はおろか、その楽器の長所短所を確認することが難しいということです。

投稿者:あいうえお     投稿日時:2009/06/11 13:25  ---101.214.154

10年くらいたった作品なら、健康状態がよい確率が高いと思います。
しかし、ガスパロダサローさんが購入をお考えの楽器は100年もたった楽器ということですので、より健康状態が悪化していると考えた方が道理にかなっているでしょう。10歳の若者と70歳の年配者では、70歳の方が体に問題を抱えているものです。高額な楽器であれば、それなりに所有者の方がメンテナンスを行ってこられたことを期待できますが、100年もたった楽器で安価となりますと、どのような状態で保存されていたかも検討がつきません。長年放置されていた楽器が病院に行くとなると、不具合箇所も多いことでしょう。ネック上げが必要だったり、表板のオープンが必要ということもあるかもしれません。購入金額に近いお金を払ったところで、絶対にいい音という保障もありません。例えば、もともとバランスの悪い楽器が100年たったら、バランスが良くなるかといったら、そうなることはほとんど期待できないいでしょう。ガスパロダサローさんがお考えの予算で、100年たった楽器をお買い求めになるのでしたら、日本の有名量産メーカーの100年たった楽器(ないと思いますが・・・)を購入されるイメージでよろしいのではないでしょうか?健康状態も音色も裏切られない程度の妥当なイメージを抱くことができるでしょう。欧州産の100年たった楽器にロマンを感じてしまうのが日本人の悲しいサガです。日本の100年前と違い、ヨーロッパには、100年前にすでにたくさんの工房や製作家がいた訳で、「もしかしたら、隠れた名器かも・・・」という淡い期待を抱くなという方が難しいことです。

> ということなのですが、楽器によって演奏技術が上達するということがあるのでしょうか。

あります!楽器によってというと語弊があるかもしれませんが・・・、欠点のない楽器や自分の好みの音を出す楽器で弾くと練習が楽しくなり、結果として実力アップにつながります。現に、ガスパロダサローさんも、もっと快適に演奏することを目指して、今回の楽器購入を検討し始めたのですよね?しかし、ガスパロダサローさんがおっしゃるように、今の楽器で練習を積めばもちろん相応に上手くなりますが、良い楽器は、もっと上手になる可能性があるということです。

投稿者:ks     投稿日時:2009/06/11 19:53  ---254.87.66

この設問をみて私は弦喜さんのアドバイスは適格と思います。良い楽器は古い新しいは関係なく良い楽器は新しくでもいいものです。ただ古い楽器はセルロース化した楽器の音を好む人はそれでいいとおもいます。私は古い楽器「新しいいろいろもっていますが、それぞれの個性を楽しんでいます。イタリアモダンのどんな高価な楽器でもぜったいにイタリアオールドの音は出ません。私は自分の好む楽器を愛することでいいと思います。

投稿者:ガスパロダサロー     投稿日時:2009/06/11 22:43  ---4.178.231

クラックのないものを探すつもりではいたのですが、たしかにネック下がりについてはebayやヤフオクでは、その健康状態の記載がないことが多いので若干不安になってきました。

欠点がなく自分の好みの音の楽器なら練習が楽しくなり実力アップというのは、とても分かる気がします。今持っているブルガリアのものは響きが悪い音程があるのでそこを弾くとどうしても興ざめすることがあるので・・・。

あと以前ヤフオクで入手した10年前の製作楽器は鮮やかな黄色ニスが気に入って買ったものの低音の深みや音色ではブルガリアのものには敵わず、2週間に1回程度しか弾かないので
あいうえお様のご指摘は身にしみます。
複数の楽器を持つよりもそれらを処分してより良い1本という選択も考えてみます(ブルガリアのはやはり音色が良いので愛着もあるのです)。
ありがとうございました。

ks様もありがとうございます。私は深い複雑な音が好きなのでたぶん裏板まで鳴るという古い楽器の音が性に合うのだと思います。
なのでやはり新作よりは古いものを探していこうと思います。

ヤフオクでたくさん楽器を出品されており、試弾もさせてくれる方もいるようなので実際に弾けるところから探すことにしてみます。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/12 00:32  ---102.165.31

私の最初の書き込みは、最初のご質問の内容から、本質問が、結婚相手や本命に関するものでなく、浮気、火遊びという程度のものであることを、主にイメージして書いています。
浮気、火遊びと、結婚相手では、まったく違うアプローチ、見方が必要ですので、そのあたりは混同しないことをおすすめします。

投稿者:phthalocyanine     投稿日時:2009/06/12 09:46  ---244.210.206

ガスパロダサロー さま

私は、弦喜氏とは違い、離婚して再婚・・・(笑)をされると仮定して、書かせていただきました。

もし、あなたが10代であれば、迷わず、個人製作者の新作(80万円程度から)を進めます。個人と楽器を同時に成長させることができ、非常に有意義だと思います。

しかし、レイトスターターの方となると、確かに、1時間弾いてやっと鳴り始めるような楽器を買っても、仕事の合間に弾くことを考えると現実的ではありませんね。

ただ、今お持ちの楽器のポテンシャル(特に操作性)に不満を持っておられるのであれば、個人製作者の新作が良いような気がします。

また、体格の良い方(160cm以上ぐらい)であれば、チェコ製の50〜80年前ぐらいの楽器もお勧めです。レイトスターターの生徒には、そのあたりの楽器を勧めることが多いです。

20代の方であれば、イタリアの無名の方の新作を進めることが多いです。時間をかけて鳴らしてもらおう・・・という感じです。

基本的には、楽器と弓で100万円弱の場合を想定しています。

ご予算等ですれ違いがあったようにも感じますが、二度目の楽器購入の相談をされた場合の一般的な場合です。

ご参考になれば幸いです。

投稿者:あいうえお     投稿日時:2009/06/12 17:50  ---178.230.170

ちょっと失礼して話が脱線しかねないことを書きます。。。

弦喜さんの的を的確に絞ったアドバイスには、いつも敬服させられます。右脳も左脳も明敏でいらっしゃるようで、右脳が機能していない苦悩のアマチュア奏者からしたらうらやましい限りです。

ところで、ヴァイオリンにおける本命探しと浮気相手探しという点、常に本命を求める私にはあまり考えたことがない分野だったので、どこで線を引くのだろうとふと考えさせられました。

私の考えた線引きですが、

離婚&再婚での本命探しタイプ
・現在の楽器に不満がある
・生涯中バイオリンにかけられる金額が少なめ(100万未満くらい?)

浮気相手探しタイプ
・現在の楽器とは違ったキャラクターの楽器が欲しい
・現在の楽器をこれからも生かす分野が明確(曲やシチュエーション次第?)

と思ったのですが、いかがでしょうか?
弦喜さんは、過去の書き込みから察するに複数の楽器をお持ちのようですが、やはり私の考える浮気相手探しの条件にマッチされますか?

私は、低予算で楽器をあれこれ変えてきました。毎回、これが最後の本命と思ったのですが、しばらく弾いてみると、前の楽器の欠点は補えたけれども別の欠点が目に付くようになったりで、離婚&再婚を繰り返した次第です。それで、ちょっと予算をアップさせてようやく本命の相手に出会って落ち着けたという経緯があります。お金がないので、今後も、浮気するくらいなら、もっといい本命を探したいという気持ちです。持ち主の性格も影響するかもしれませんね。

投稿者:ガスパロダサロー     投稿日時:2009/06/12 23:06  ---4.178.231

たくさんご意見いただき迷いはしますが
考える材料をたくさん頂けたので良かったです。

よく考えてみてブルガリアのは別れるのが惜しい良い音が出るので、レスポンスの悪い部分をカバーできるよう技量を磨いたり、弓を探したりしてもう少し付き合っていこうと思います。
魂柱の調整時にレスポンスとバランスをどうにかできないか相談もしてみようかと思います。

その上でちょっと個性的な浮気相手を探そうと思います。
裏板が鳴るなんてどんな綺麗な音色なのかとても興味があります。

投稿者:ks     投稿日時:2009/06/13 02:49  ---254.87.236

バイオリンは裏板がなってよい音がするのではないとおもいます。バイオリンの音は表板の材質、古さ、木の持っている個性によるものと思います。裏板は音を支えるしっかりしたものでよいとおもいます。それと裏板。表板の空間容積でしょう。表板の松材によって音がつまり音色が決定されるとおもいます。良い音、好きな音は表板の材質、古さによって決定すると思います。音色は表板により決まるとおもいます。ただしなるとか、ならないは作りによると私見ではおもっています。だからイタリアオールドの再現などできるわけがないとおもいます。300年の年輪はどうにもなりません。ただよい楽器は現代でもモダンでもそんざいします。イタリアオールドの音はしないでしょう。完全などくだんと私見です。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2009/06/13 09:50  ---16.186.119

すみませんが脱線です

レスポンスについて職人さんに相談されました?
駒と魂柱を少しいじるだけで随分違います(所要時間5分)

楽器をあれこれ買い換えると大変ですが、駒をあれこれかえるならたいした出費でもないです
激変します

あるいは肩当やらテールピースでも随分違います

肩当の場合は骨格と構え方との相性がありますが、私はマッハワンのエッジのきいた発音が好きです

松やにでも相当違います
アルシェのソロとかカツンときます

今の楽器を気に入ってらっしゃるようなので、少し改善できれば満足されるのではなかろうか?と思ったわけです



失礼しました

投稿者:ガスパロダサロー     投稿日時:2009/06/13 18:57  ---4.178.231

イタリアンオールドの音色までは期待していないです(*^_^*)
そもそも聴いたことがないのでよく分かりません。
ただ、今よりもレスポンスが良くてかつもっと複雑で艶っぽい音色のあるものに出会えたら良いなぁくらいの気持ちです。

駒や肩当て、テールピース、松ヤニでも変わるのは知りませんでした。
脱線どころかとても嬉しい情報です。
まずは調整とそれらを試してみようと思います。
ありがとうございます。

Q:自分の楽器のことを知りたいのですが
投稿者:ゆきんこ     投稿日時:2009/06/12 00:58  ---158.167.78

3歳からバイオリンを習い始め、現在は、室内楽やアマオケで音楽を楽しんでいる者です。
約40年前に購入したバイオリンについての質問です。

師匠の紹介で購入したバイオリンで、ラベルには、
Jul.Heinr.Zimmermann
Leipzig. St.Petersburg. Moskau. London.
No.4017
と、あります。

親に買ってもらったものなので、購入価格はよくわかりませんが、
「我が家では車の次に高い買い物だ。車の半額だなぁ。」
というようなことを親が言っていたのを覚えています。カローラクラスの車の半額だと、現在の値段で60万円ぐらいといったところでしょうか。

Zimmermannという名前からドイツ人と思われますが、ドイツ以外の地名が書かれているのが謎です。
Jul.Heinr.Zimmermannとはどういう製作者なのでしょうか。
それとも、バイオリン製造メーカー名なのでしょうか。No.4017とあり、一人で4000台のバイオリンを作れるとは思えないので。

地名にSt.Petersburgとあるということは、ロシア革命前に作られた楽器なのでしょうか。

分数バイオリンを使っていた時は教室で一緒に習っていたお兄さん、お姉さんの小さくなったものを回してもらって使っていましたが、フルサイズになったので、初めて買ってもらった思いで深い楽器です。音色も気に入っていますが、楽器そのもののことについて何も知りません。
購入した楽器屋さんは既に廃業しており、問合せることができません。
ネットで検索しても、引っかかりません。
自分の楽器について知りたいので、何か情報がありましたら、教えてください。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/12 01:59  ---102.165.31

Jul.Heinr.Zimmermann
でGoogle検索するとかなりひっかかりますよ。
(大勢の職人をかかえる楽器工房/工場のオーナーの名前ですから、たくさんの楽器があると思います。出版社の経営者が出発点で、それら地名に支店があるようですね。)

そんなに遠くない昔に、このQ&A(または別のBBS)で同様の質問を見たような気がするのですが、検索しても出てきません。まだ過去ログとして登録されていないのかもしれません。

投稿者:ゆきんこ     投稿日時:2009/06/12 22:17  ---158.218.229

弦喜様

早速のレスポンス、ありがとうございます。

>でGoogle検索するとかなりひっかかりますよ。
私の書き方が悪かったですね。
引っかかることは引っかかりますが、どうも、オークション等に出されている楽器についてのようで、私の知りたいこととは違うので、質問してみました。

しかし、Jul.Heinr.Zimmermannが楽器工房/工場のオーナーの名前で、たくさんの楽器があるということを教えていただき、ありがとうございます。
あとはいつごろ作られたものなのか、どのぐらいのクラスのものなのかが解ればいうことはないのですが・・・。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/12 22:29  ---102.165.31

1851年生まれ。楽器の工場/工房を始めたのは、St.Petersburgにて1895年です。その後1908年にMarkneukirchenに場所を移しています。
普通、そのような工場/工房では、例えば今で言えば日本のSuzukiやドイツのKarlHofnerがそうであるように、さまざまなグレードのものが作られていますので、ご質問の楽器がどれくらいのクラスのものなのかは、上記情報だけではまったくわかりません。
専門家が材料や作りを見れば、どの程度の楽器なのかはある程度わかりますので、調整を兼ねて弦楽器専門店に持ち込み、さりげなく聞いてみてはいかがでしょうか。

投稿者:ゆきんこ     投稿日時:2009/06/12 23:10  ---158.218.229

弦喜様

ありがとうございます。
大分、イメージが掴めてきました。

〉調整を兼ねて弦楽器専門店に持ち込み、さりげなく聞いてみてはいかがでしょうか。
そうしてみます。

Q:バイオリンの弦について
投稿者:ウィンナーシュニッチェル     投稿日時:2009/06/09 23:23  ---83.159.217

またまた、出没いたしました。ゴメンナサイ。
バイオリンの弦ですが、ピラストロとトーマスティック以外の弦で、コレルリクリスタル(仏)と、ヘリコア(米)とザイエックス(米)の弦を使った事無いのですが、使われた方、良い弦ですか?
いつもは、ピラストロ社のトニカ、オブリガード、エバピラッチ、トーマスティック社のインフェルド(赤)、ドミナント
などを使った事があり好んでおります。

この弦と似ているなど、もしわかる方おられましたら、教えてくださいませ。

また、ウェストミンスターE線、ヒルE線の情報もよろしくお願いします。

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2009/06/10 13:17  ---218.160.9

使ってみたら良いと思います。

投稿者:rio     投稿日時:2009/06/10 13:34  ---7.17.85

(質問とは関係ありませんが)
ウインナーホルン様/STRADさんが弦楽器の愛好者のために「弦楽器Q&A]を提供して頂けることは、ありがたいことであり、私も多くのことを学び、また悩みの解決にもなったことがあります。知識経験の豊富な人にとっては些細な問題でも、悩んでいる当人にとってはその時点では(アドバイスをもらうまでは)大きな悩みの場合もありますので、少し厳しすぎるご意見ではないかと思います。
ウィンナーシュニッチェル様/WEB上では、それぞれの場にローカルルールがあります。私はHNを統一し、更に「いろいろHNを使いましたが、今後は××に統一します」と一言つけていただけると一個人として嬉しく思います。

(質問に対する私の意見です)
トニカ、オブリ、エヴァ、インフィ赤、ドミナントをいつも使い好んでおられるとのことですが、私の印象ではこの5種類はかなり特徴がバラバラで、貴方様の好みが良くつかめません。特にオブリとエヴァは使用してみて対照的な音色の印象があります。
私は現在2本のVnを所有し、なるべく派手で厚みがあり輝かしい音が出したいと思い、いろいろ試した結果、1本はエヴァ(Eはゴールド)、1本はインフィ赤を張っています。
私の1本の楽器(1980年製の楽器、普段はインフィ赤)ではコレルリクリスタルは、ややパワーがない印象がありました。おなじくコレルリアリアンスビバーチェもいまひとつ音に厚みが出ませんでした。(工房で弦を交換し、魂柱の調整もしながらの交換でした)ヘリコアは音より前に、左手指先の感触に違和感を感じすぐ使用を止めました。弾き手と楽器との相性で弦の種類は決まります。最近ではドミナントが標準的な弦といわれていますが、私はオイドクサを標準的な弦として、オイドクサの音色を基準に音色をどうしたいか決めております。貴方様がどの弦を標準とされ、どのような音色を求めているのかが具体的に書いていただければ、よりコメントしやすく思います。ご参考になれば幸いです。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/11 00:14  ---102.165.31

>コレルリクリスタル(仏)と、ヘリコア(米)とザイエックス(米)の弦を使った事無いのですが、使われた方、良い弦ですか?

もともとのご質問の件ですが、上記はどれも人により好みがわかれやすい弦で、また、ピラストロ、トーマスティックの合成コア弦などとはかなり違うキャラクターを持っています。一度は自分で弾いてみないと、その音も手触りも反応性も、想像は難しいと思います。今までの書き込みを素直に受け止めると、経験も豊富で経済力もあるということですので、ぜひご自分の楽器&弓との組み合わせで、それらを試してみてください。
コレルリを試すのでしたら、アリアンス ヴィヴァーチェの方が上位モデルですので、そちらも試すべきでしょう。

Q:バイオリン カーボン弓
投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/08 13:20  ---180.77.240

私はバイオリンのレッスンを始めてまだ15か月のビギナーです。
今使っている弓の腰が弱く、和音で毛とスティクが接触したり、私なりにスッキリしません、バイオリン購入時に楽器屋さんに言われるまま購入した弓で約40万円しました、自己責任だとあきらめていますが、内心だまされたと思います。(余談で失礼しました。)
先生に相談したところ、カーボンボウが値段の割にパフォーマンスが良いと聞きましたが、先生もあまり詳しくないみたいだし、色々ホームページ等を閲覧しましたが、数が多く又値段を幅も広く、迷うばかりで分りません。一番良いのは各楽器屋さんめぐりをして試奏し、自分のを耳で選ぶのがベストだと思いますが、試奏して自分の耳で聞き分ける能力も自信がありません。どなたかカーボンボウ選びのコツ、メーカー名等が有りましたらアドバイスをお願いします。 予算=15万円前後 クラッシックのレッスンを受けながらアイリッシュフィドルやアメリカのオールドタイムフィドルを練習しています。よろしくお願いします。

追申:カーボンボウを購入した後で、古い弓を購入した楽器屋さんに買い戻しを依頼で来るのでしょうか?楽器屋さんの商習慣が解りません、買戻し価格は問いません。

投稿者:かめ     投稿日時:2009/06/08 13:32  ---53.247.123

カーボンボウに関する知識が乏しいので、本題とははずれますが、

>カーボンボウを購入した後で、古い弓を購入した楽器屋さんに買い戻しを依頼で来るのでしょうか?楽器屋さんの商習慣が解りません、買戻し価格は問いません。

という部分に関しては、その弓を購入した楽器店でカーボンボウを
購入すれば、下取りしてくれるのではないでしょうか。
(特に「買い戻し金額は問わない」との事ですので)

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/08 13:42  ---180.77.240

かめさんありがとうございました。
購入予定のカーボンボウのメーカー名、品番、適正価格が決まればいい考えですね、何も決まらないままだと又カモネギの恐れが有りますが・・・・

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/08 17:41  ---106.119.140

>15か月のビギナーです。
>弓の腰が弱く、和音で毛とスティクが接触したり

先生についておられるようですので、よく相談した方がよいですよ、状況予測判断ですので、弓のせいでない可能性があります。
約40万円も値段を付けた楽器屋さんが、へたり切った粗悪を売りつけたとも考えにくいので、先生に意見を聞いた方が無難です。

投稿者:てつ     投稿日時:2009/06/08 17:58  ---218.159.173

弓は消耗品、と思っていた方が良いかもしれませんね。
買い取ってくれるかどうかは状態による、と言う可能性もなくはないような??

またカーボンだからへたらなくて安心と言うことでもないかもしれませんね。

線引きされずに純粋に好きなものを探されてもよろしいような??

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/08 18:24  ---180.77.240

猫丸さん・てつさんありがとうございます。

先生は少し腰が弱いと言っておられました。

私がヘタなのも原因の一つでしょう、ただ最初に買った中国製の超安もの(約4000円)は和音で毛とスティクが接触したりしないし、一度駄目だと思えばどうしても先入観が先に立ち、愛着が持てないし、買い換えようと思います。

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/08 19:55  ---106.119.140

チェックポイント。
弓のどのあたりで弾いていますか?
常用真ん中から先?、根本から先(全弓使用)?、弓の真ん中で、圧力をかけていませんか、この場合、どんな弓を使っても、毛とスティックは接触します、先入観で道具のせいにせず、弓のそりがなくなるくらいに毛を張って(壊れません)、弾いてみてください。

中国製の超安物?はスティクが堅いだけということが予想されます、この場合、圧力をかけてもつぶれません。

また、弓は消耗品ではありません。
腱鞘炎になるくらい弾き倒したら、壊すかもしれませんが、並の弾き方で、早々消耗するものではありません、人間の方が壊れるでしょう。

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/08 20:37  ---180.77.240

猫丸さんありがとうございます。

弓の中心部分で、毛とスティックの間隔が7mm〜8mmの張りで、中心部分が時々接触します、1cmまで張ると接触しません、またクラッシックの教則本では接触しませんが、アメリカの古い民謡(オールドタイム)で連続して和音が続くような曲で接触します。このような状態で猫丸さんはどのように判断されますか?診断をよろしくお願いします。

追申:連続して和音が続く曲は意識的に弓に圧力をかけています、
   これが正しいかどうかは分かりませんが、和音が美しく鳴ると思うからです。

投稿者:スティールラヴァー     投稿日時:2009/06/08 21:21  ---228.30.103

オールドタイムだからといって弓を強く押し付ける必要はありません。ただ圧力をかけて音をつぶし気味にすることで、オールドタイムらしい音色を作ることはあるかもしれません。「美しく鳴る」和音とは逆ですね。オールドタイムでは弓が弦にあたるくらい緩めに張っている人も多いようですが、弓のためにはよくありませんね。

さて本題。予算=15万円前後のカーボン弓。日本での入手しやすさを考えるとCodaでしょう。Diamond GXなんてなかなか良い。ただカーボンといえども一本一本弾いた感じはちがうので、色々なランクの物を複数置いているお店で験し弾きしましょう。廃盤になったモデルあたりだと安売りしてるかもしれない。

別の考え(1)。まだはじめたばかりのようですね。どんな弓が自分に合っているか、判断できるでしょうか?今は2〜3万の中国製カーボン弓にして、のこり13万はこの先アップグレードするときのためにとっておく。

別の考え(2)。楽器自体はボラレタとは感じてない?それなら買ったお店に「もっと腰の強い弓が欲しい。下取りしてくれ。」と相談。ただそのときは先生か上手な人に同行してもらいましょう。

以上私見です。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2009/06/08 23:42  ---156.107.182

質問者さんはVnを始めて1年3ヶ月の超初心者!ということで文章からも多分に自分では分かったつもりで原因分析?されてるけれど客観的に見ると実のところ分かっていないなと思われる節が相当見受けられるのであえて苦言を呈するね。

>弓の腰が弱く、和音で毛とスティクが接触したり・・・

実際、その40万の弓を弾くことが出来ないので何とも・・・だけれど、いくら初心者相手とはいえその値段で楽器屋がそれほど出来の悪い品(弓としての基本性能を逸脱した)を売るとは考えられない。
確かに腰の弱いものもあるけどそれを如実に指摘出来るのは失礼ながらもっと年数を積んでからのレベルの話かと。まして、その値段の弓なら性能的に一通りどれも高水準なところでクリアしていると思われるしね。
そして、あなたのボウイングが正確で美しく立派ならば即座に腰の弱さも分かるでしょう。また、和音(重音)を弾く時は単音よりも弓にかける圧力は少なくて済む。(試しに調弦の際、2本ずつ弾くよね。1本の時よりはるかに少ない力で弾けるでしょ?)

弓の毛がスティックに接触するとかしないとか(ばかりを気にするのではなくて)は結果的な現象。つまりスクリューを回し普通に張っていればfやffのような大きく強い音では当然、圧力を加える為に木はしなるから弾力で毛に接触もする。

最後にカーボン弓。初心者筆を選ばず!笑

経験者・上級者ほど楽器や弓を慎重に選ぶもの。
これはまあ、腕が上がればそれに比例してより表現力のある良い道具を求めるという意味。初心者がその出発点で道具に凝る(というかすぐに道具のせいにする)のは本末転倒。
初心者は与えられた(いきさつはどうあれ最初に買った)楽器や弓で四の五の言わず(理屈を並べず)、とにかく練習に専念するのみ。それこそ休みの日なんては朝から晩までがむしゃらに弾くこと!そうするうちに少しずつ右手や左手をマスターしていき、何となくヴァイオリンというものが分かってきて、まともな音?がやっとのこと出始めて来るというもの。
一般的に見ても40万の木の弓の方が、15万のカーボン弓より諸性能で上回るのはこれまた如実だ。
今、ここでカーボン弓を買えば将来きっと壁にぶち当たった時、自身が出来ないのをその弓のせいにするのはおそらく目に見えている・・・それこそ楽器屋のおもうツボ!

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/08 23:54  ---180.77.240

スティールラヴァー さんありがとうございます。

経験不足と練習不足で和音で不必要に力をかけているみたいですネ、勉強になりました。

Diamond GXはぜひ参考にします。

バイオリン本体は大変気に入っており、素晴らしい楽器です。

問題弓で、弓に問題があるのか?私の力不足と先入観が問題なのか?又スティールラヴァー の言われた「別の考え(1)まだはじめたばかりのようですね。どんな弓が自分に合っているか、判断できるでしょうか」多分これが最大重要だと思います。自分で判断出来るようになった時のアップグレードまで考えたほうが良いかもしれません。

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/09 00:09  ---180.77.240

ゴマゾウ さんありがとうございます。

「初心者筆を選ばず!」この言葉に思わず苦笑い!

的を獲ているのでグの音も出ません、まいりました。

的確アドバイスありがとうございました。

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/09 11:20  ---106.119.140

>追申:連続して和音が続く曲は意識的に弓に圧力をかけています、これが正しいかどうかは分かりませんが、和音が美しく鳴ると思うからです。

主原因はこのあたりですね。
基本的に、駒はカーブしていて、2音を同時に鳴らせません、圧力をかけて同時に鳴らそうとすると、音をつぶしてしまいますので、アルペジオの時間間隔を縮めたという気持ちで2音を出してみてください、3音だとこれしかありません、無理矢理鳴らそうとすると、グチャとしかなりませんので、腰の柔らかいバロックボウならもう少し楽でしょうが、腰の堅い弓だと逆効果になりますよ。

投稿者:ゴマゾウ     投稿日時:2009/06/09 14:50  ---156.107.182

前回は少々辛口コメントになり失礼!現在お持ちの楽器・弓で初心者さんには十分過ぎると思われるので、あとは出来る限り練習時間を作り、今はしっかりと基礎固めをすることだよ。
(ちなみに先生がカーボン弓の話をしたのは最近はそういう類のものもあるよ、という話のついでに出た程度のもので決して奨めたわけではないと思うよ)
特にこの楽器に関して早道は絶対にないから、地道にコツコツと精進した者だけが最も早くまともな音を出せるというもの。頑張って!

さて、他の人のレスで少々気になったので一言。

>駒はカーブしていて、2音を同時に鳴らせません・・・

え!どういうこと?古今の名曲(ソナタ、協奏曲)に頻繁に出てくる3度や6度の重音はどうするの?また、調弦はどうしてるわけ?
そもそも最低二つの弦を同時に鳴らせるように駒の湾曲は考えられているのでは?
もっともモダンボウではバロックボウと弓の反りが逆なので3本や4本のアコードでは明らかに音の出方を2-2に分けたり、時に同時に(3本一緒に)ぶつけ気味に鳴らすテクニックもあるけど。

で、>追申:連続して和音が続く曲は意識的に弓に圧力をかけています、これが正しいかどうかは分かりませんが、和音が美しく鳴ると思うからです。

うーん、これは実際に弾いてる姿と音を聴かないと何ともだけれど、単に圧力のみならず弓のスピードや駒との距離も影響する。
せっかく先生についているのだからここは客観的に見てもらい素直にアドバイス受けた方がいいよ。では!

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/09 23:39  ---201.172.164

失礼、
2音→3音、
明らかな間違いですね!

投稿者:あまてぃ     投稿日時:2009/06/10 12:56  ---218.160.9

40万の弓が使いこなせる頃にはかなり上達するんじゃないですか?
そのくらいの感じで取り組まれるのがいいと思います。

投稿者:麒麟     投稿日時:2009/06/10 16:25  ---181.213.91

ゴマゾウさん・猫丸さん・あまてぃさんありがとうございます。

皆さんのアドバイスをお聞きして自分なりに答えが出てきました、
まず、私の悩み/質問レベルの次元が低く、超初心者を棚に上げて弓のせいにしていた、今は練習あるのみで、道具で悩むのはもっと先の話、知識も経験のないのに先入観で物を考えていた、かりに本当に素晴らしい弓に出会っても、今は判断できるレベルにない。
 
みなさん本当にありがとうございました、今日からもっと練習にはげみます。

投稿者:ヒロ     投稿日時:2009/06/10 17:12  ---16.186.119

えっと、なんか締めたようですけど一言
カーボン弓はコーダボウの一番安い3万円くらいのお勧め
私もこのサイトで紹介されました
ダメ元でネットで購入
バランスと発音は異常といっていいほどいいです
音が悲惨で他人様に聴かせられるものではないです
ホールで弾いても音が飛びません

操作性が抜群なので練習用にいいとは思いますよ
私は練習及びアマチュアオーケストラで重宝してます
なによりバランスがいいので疲れません
酔っ払って楽器弾くならまよわずこの弓使います

音は所詮はカーボンなので、表現とか味わいとかは木の弓に求められるのが普通だと思います


重音は非常に難しく、多分ヴァイオリンという楽器をやってる限り悩み続けることだと思います
左手も右手も難しいです
作曲家にとって3度とか10度は弾けて当たり前なんでしょうが、弾き手には、特に素人にとっては悶絶ものですね
簡単な弓で弾ける感覚をつかむのは有益だと思ってます

あまり大きな声ではいえませんが、ケースに2本〜4本の弓が入ってるとかっこいいとも思ってます
一本どうぞ

投稿者:スティールラヴァー     投稿日時:2009/06/10 17:45  ---228.22.249

本題とは外れますが・・・・
質問者の方は「クラッシックの教則本では接触しませんが、アメリカの古い民謡(オールドタイム)で連続して和音が続くような曲で接触します。」「連続して和音が続く曲は意識的に弓に圧力をかけています」と書いてます。
察するに和音というより、ドローン的に連続音をダブルストップで弾く奏法ではないでしょうか?オールドタイムはコードよりもモードの音楽なので、1度あるいは5度が旋律に関係なく鳴っていることが多いように思います。
オールドタイムを専にやっている人は、駒を低く、かつ平らに近く削っていることが多いようです。そのために弦の移行がしやすく、心理的にも圧をかけずにダブルストップがし易い模様。
多様な変則チューニングも相まって、オールドタイム独特の雰囲気がでますね。
質問者はクラシック、アイリッシュもされるので、駒を削るのは良しとしないでしょう。40万の弓でスティックが弦に当たりながら弾くのはもったいない(木が削られるよ)ですから、オールドタイム用には4千円の弓、あるいは安いカーボンファイバーの弓の購入というのはどうでしょう。
以上私見です。

Q:チェロ購入について
投稿者:ちゅうこ     投稿日時:2009/06/07 12:15  ---64.254.100

引き続き「不健康」と言われた楽器を、いつかは(この数年のうちに)買い換えたいと思うのですが、50〜150万の範囲くらいでと思ってます。中国製のものでよい物があれば、とも思うし、日本で弾くのだから日本の物がよいかな!?と思ったり。こちらのお店の物を見ると300万前後の物が多いですね。決して若くないので、後何年弾けるかわからないから、お金は出せないこともないけど、もったいかなと思ったり。前回のように健康でない中古を買う失敗だけはしたくないのです・・・一人であちこちお店を見て回る時間もあまりないし、営業上手な店員さんに勧められるとつい、という性格なので、心配です。よいアドバイスがありましたら、お願いいたします。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/09 01:48  ---102.244.89

数年先を目標に置くのであれば、ぜったいに今は買わないという強い決意をもって、いろいろな楽器店を回っていろいろな楽器を試奏をしてみてはいかがでしょう。思っているだけでは始まりませんので、数を弾き、いろいろな楽器を見ているうちに、自ずと目が肥えてきます。また、よさそうなお店もわかるでしょう。

購入の際は、予算上限は明確に決めておき、あとは気に入ったお店に気に入った楽器が予算内であれば、それに決めればよいです。楽器を貸し出してもらえ、先生にも意見がもらえればベストです。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2009/06/09 18:59  ---158.5.89

先ず、ここの過去ログを全部読破する、というのはどうですか?
面白いですよ。

投稿者:セロ轢きのGosh     投稿日時:2009/06/10 15:00  ---158.5.89

他のスレッドみていると、文字だけの情報交換の怖さを感じますね。


ちゅうこ さん、

 先のコメント、つっけんどんに感じられたなら小生の不徳の致すところ。 平にご容赦下さい。
 2通の投稿を拝見して痛々しく感じたもので何か前向きなことを言って差し上げられないかとずっと考えていたのですが、(実際、500字くらいの草稿も2、3作ってみましたが)所詮素人の憶測の域を出ないので諦めました。
 で、直接の「よいアドバイス」ではないのですが、この掲示板での百家争鳴振り(玄人らしい鋭いコメントもたくさんあります)を客観的に眺めることで、御自分の状況を相対化することができれば何かの助けになるかな、と愚想した次第です。
 批判や冷やかしでは決してないこと、ご理解頂けると幸いです。

Q:Pietoro Trimboli というメーカーについて
投稿者:りんご22     投稿日時:2009/06/08 01:11  ---77.9.27

最近、トリンボリというヴァイオリンメーカーの楽器を試奏し、気に入っています。ただ、情報が少ないのでもし、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、どのようなことでもいいので、教えて頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。

投稿者:Bass爺     投稿日時:2009/06/09 14:00  ---57.203.163

ヴァイオリンは、あまり詳しくないのですが…… (^^ゞ
「どのようなことでもいいので」とあったので。

Pietro Trimboli は、ヴァイオリンからコントラバスまで
製作していた工房のようですね。コントラバス専門のアト
リエ・ハシモトさんのWebサイトに作品(もちろんコント
ラバスです)の画像とコメントが載っています。

ホームページ(表紙)から楽器写真館の IVページに入ると
上から三列目、左から2番目にあります。クリックすれば
さらに大きな画像となります。1988年製で「最後の作品
になるらしい」とありますが、その後引退されたのか、コ
ントラバスが最後なだけで(制作するのに時間とエネルギー
がいりますから)、しばらくヴァイオリンは作っていたか
もしれません。

ラベル脇のサインの画像もあります。りんご22さんの試
奏されたヴァイオリンにも同じサインや裏板一番上にPT
の刻印があるのでしょうか?

※他店名を記載してしまいましたが、コントラバスはスト
ラッドさんの守備範囲外の楽器と思われますので、ご寛容
のほど願い上げます m(__)m

Q:バイオリン曲
投稿者:ハカセタロウ     投稿日時:2009/06/05 21:18  ---83.159.209

バイオリン曲で、有名な物といえば、何ですか?
ホテルであるパーティーで弾く事になりました。お客さまは、クラシックファンとは限らないという催しです。20分〜30分 弾くとしたら、どんなプログラムお聴きになりたいですか?
小品5〜6曲、少し長めの物と小品1曲か2曲。なんでも良いです。アイディアをくださいませ。
(聴きたい曲1曲だけでも。)よろしくお願いします!

投稿者:K2のバヨリンおじさん     投稿日時:2009/06/06 01:51  ---114.103.250

はかせ某よりは巧いと己惚れているオヤジの独り言と思ってください。
「アイネクライネ」で注目を集め、「エンターティナー」「フライ ミー トゥ ザ ムーン」「ポニョ」「思い出のグリーングラス」「ユー アー マイ サンシャイン」「ロング ロング ア ゴー」「ハイドンのセレナーデ」「愛の挨拶」「主よ〜」「ユモレスク」締め「チャールダーシュ」本日の一番町藤崎角のストリートライブにおける演奏曲でした。
結果としてケースに2100円入ってました。
如何でしょうか?参考になりませんよね?
 

投稿者:2nd fiddler     投稿日時:2009/06/06 13:36  ---81.80.88

個人的には「バイオリンと管弦楽のためのファンタジア」を聞きたい!
真央ちゃんももう使ってないので古いっちゃあ古いですが。
ジャズ系もかっこいいですね。

投稿者:ハカセタロウ     投稿日時:2009/06/07 01:23  ---83.159.138

K2のバヨリンおじさん、投稿ありがとうございます!バイオリンで人生楽しんでられる感が伝わって来ました。ステキですね。どの曲も聴衆に受けそうな曲ですね!ポニョも楽譜出ているのですかね。〈ユーモレスク〉に〈チャルダッシュ〉〈愛の挨拶〉は、私の引き出しにもアリマス。後、お客受けを考えて〈情熱大陸〉とか〈エトピリカ〉も検討中です。
ケース置いといたら入りますか?(関西弁で失礼しました。(^-^;)
以前、最寄の駅で、フルートおじさんがいて、鳥(雀)が集まっていました。音色と関係あるのですかね。なかなか良い風景でしたデス!
ありがとうございました!

投稿者:2nd fiddler     投稿日時:2009/06/09 00:40  ---81.141.112

>こちらがメイン思っている内容と全然違うところや、また、少しズレた内容の答えもある事がわかりました。

反応がないのは寂しいなあ、と思っていたのですが、そう考えられていたとは…。
無駄レス失礼いたしました。

投稿者:ハカセタロウ     投稿日時:2009/06/09 01:44  ---83.159.211

2nd fiddler さん
ただ単に忘れていただけです!〈バイオリンと管弦楽のファンタジア〉ですね!まさに旬ですね。ありがとうございました!ヤマハに早速見に行きたいと思います!

悪気無かったんですよ。(^-^; 遅くなりゴメンナサイ。

Q:チェロの裏板のへこみ(反り)について
投稿者:ちゅうこ     投稿日時:2009/06/07 12:06  ---64.254.100

チェロ歴7年で、レッスンの他オーケストラで弾かせていただいてます。7年前に先生経由で購入した中古楽器(40万)と弓(20万)を私用してます。弓の方は他の人のより軽くて腱鞘炎歴のある私にはとても使いやすい物です。問題の楽器の方は、私の腕のせいもあるのだと思いますが、響きがないというか、音は鳴るのだけど遠くに飛ばないというか、低音はチェロ特有の楽器全体がウワーンと響くような感触がないというか、高音はキンキンした感じになりやすいというか、残響が感じられないというか、そんな印象がずっとありました。楽器の調整に楽器屋さんに持って行ったところ、「もっと健康な楽器を持った方がいい」と言われました。素人の私にはよくわからないのですが、作りが粗雑で、裏板の下から10センチくらいの中央に手で触るとよくわかる(見てもわかる)へこみというか反りがあるのです。「人為的な力で圧迫したように見える」とのことです。そのことは音色と関係あるのでしょうか? オイルニスでピカピカですが、割れは複数箇所にあって、どれも修理はされているようです。楽器に比べて弓はずいぶんいいねえ、とも言われました。その楽器屋さんの言うとおり、新しい物を購入した方がよいでしょうか? 

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/09 01:37  ---102.244.89

チェロで40万というのは、普通は入門用の価格帯だと思います。先生も入門用で数年使えたらという観点で、初心者でも音が比較的鳴らしやすい楽器をすすめられたのではないですか。

ある程度上達し、イメージの音が自分の楽器では出せず、一方他の楽器では出せるというのが明確で、現在の楽器の音を不満に思っているのであれば、それは買い替え時ですので、経済力があれば、別の楽器に買い替えればよいのではないでしょうか。
一番よいのは健康で古い楽器ですが、予算的にはかなり厳しくなりますので、予算の範囲で、新しい、古いに関係なく自分として気に入る音のものを購入されればよいと思います。健康状態を説明するのはお店のある意味義務ですので、素直に聞けばよいと思います。

Q:バイオリンの値段
投稿者:ザッハトルテ     投稿日時:2009/06/03 18:38  ---83.159.196

平成14年(7年前)に、イタリアのオールドバイオリンを購入しました。名前は、伏せておきます。(ゴメンナサイ。)個人の弦楽器店でですが、1400万円で購入する事ができました。7年たった今、お値段どれくらいになっているか、だいたい解る方教えてください。

投稿者:ななし     投稿日時:2009/06/04 18:00  ---188.211.241

それじゃ、誰も答えられないと思いますよ。

投稿者:ザッハトルテ     投稿日時:2009/06/04 19:25  ---83.190.18

そうなんですか。楽器によって値上がり方が違うのですかね。教えてくださりありがとうございました。m(__)m

投稿者:猫丸     投稿日時:2009/06/05 10:59  ---106.119.140

バイオリンを購入していくらで購入したかは関係なく7年すぎると、まともな楽器の一般的評価額は10万円になると考えておけばよいと思います。
オールドとして、高価で購入ということですが、売りに出したら誰も買い手がつかないということも多くあります。
購入価格数倍で買い手が現れることもあります。
購入した楽器店があるようですが、今ならいくらで買い戻すかお聞きになるのがよろしいでしょう。

投稿者:ゴマゾウ         投稿日時:2009/06/05 12:09  ---156.107.182

まず、質問者さんは別にその楽器を売りに出したいとかは全然書いていないしねぇ・・・

そう、オールド(一部モダン)ヴァイオリンに関してはそれがある程度名の知れた著名楽器であれば世界中どこでも通用する評価価格(相場)というものが一応はある。
欧米の一流ディーラー(あえて名は伏せる)、一流オークション、そして弦楽器の事典・年鑑等にまめに目を通していればおのずと価格の変動も分かる。

お訊ねの楽器名が不明なので7年後の相場価格は答えられないけれど、信用の於けるまともな店で1400万円で購入したとすればそれなりの著名な楽器と思われる。
ちなみに所有の楽器事典は約10年前の版のもので掲載されている価格は現在での相場はあちこちの店で見る限り概ね倍になっている。
けれどこれはよく云われる「イタリア50人衆」(相場価格3000万円以上)か、それらに準ずる人のもので、いくら年代が経っても殆ど価値・価格が変らないものも結構ある。
つまり、モノに対し価値や評価が上がり需要が増えれば元々そのもの自体の数量は限られているので自然とに供給価格も上がっていく。ストラドやデル・ジェス、GBガダニーニ等はその冴えたるもの。

オールドとモダンの年代の線引きをどこにするかは各論あるけれど仮に1800年代後半(多分にこのあたり)のモダン(一応オールドでも通用する)で名の知れた製作者の1400万円なら現在は、そう、1500万は軽く超え限りなく2000万(または2000万以上)に近づいているのでは?と思われるよ。

投稿者:ザッハトルテ     投稿日時:2009/06/05 15:49  ---83.159.136

少しスッキリする事ができました!ありがとうございました!
バイオリンは、車などと違い、価値がどんどん下がっていかないと聞いたので。弓は、下がってしまうらしいですね。

投稿者:phthalocyanine     投稿日時:2009/06/05 17:53  ---244.210.206

楽器を売却される場合のことを想定します。

楽器商が売った楽器を買い取る場合、本ホームページのストラッド同様、約1/3であると思います。
購入店での買い替えの場合は、購入額+αで購入できることもありますが、それは、既に利益を得ているからです。

・・・と考えますと、相場が楽器の価格がザッハトルテさんが購入した場合の約3倍になった時に、やっと、購入価格で売れるということです。それも、オールドの楽器は、非常に本物であるという証明が難しいため、1/3でも難しい場合もあると思います。

個人売買の場合は、もう少し有利に取引できる場合もあると思いますが、業者を通す場合には、上記のような場合が多いと思います。

現在の状況で、10年前に購入した楽器が購入額よりも高く売れる場合は、個人売買か、人気作家のイタリア新作ぐらいだと思います。(新作の場合は、比較的に鑑定が楽です。作者本人に確認できますから・・・。)

今買うよりも、10年前に買ったほうが得だったかどうか?・・・ということであれば、ゴマゾウさんの書き込みのような感じだと思います。

投稿者:tomoko     投稿日時:2009/06/05 21:07  ---83.190.11

現実的な答えありがとうございました。手離すつもりを聞かれれば、無いのです。だいたい、2倍、3倍だよ、という返事かと考えておりました。過去にこんな例もありましたよ。くらい聞けたら嬉しかったくらいでして。
あまりお金の話できない性格なので、この様な顔が見えないところでお尋ねしてし見ました。
少しいやらしい(お恥ずかしい)お話すいませんでした。m(__)m

投稿者:phthalocyanine     投稿日時:2009/06/05 21:52  ---244.210.206

tomoko=ザッハトルテ=ハカセタロウさんへ

投稿名は、統一したほうが良いと思います。

また、お金の話は恥ずかしく無いと思います。
客観的に、楽器が資産としての価値を考えた場合、どの程度なのかを理解しておくことは重要だと思います。

楽器は、非常に売りにくい・・・ということを理解されたうえで、「楽器の価値」を考えられると良いかと思います。

投稿者:弦喜     投稿日時:2009/06/06 00:20  ---115.122.155

円ベースでの為替変動を見ると、例えば6月頭でみて
下記のように推移しています。
       米ドル ユーロ 英ポンド
2002年6月 125.21 115.43 182.56 *平成14年
2007年6月 121.43 163.50 240.27 *欧州通貨が高い頃
2009年6月  95.41 133.24 152.06 *今年

欧州で同じ値段のものが、2002年基準に日本円で見ると
2007年には一旦1.3倍〜1.4倍になり、2009年の今では
ユーロで1.15倍、ポンドで0.83倍になっていることが
わかります。
楽器を主に英国のオークションで購入し、ポンドでの値段が一定と
仮に想定すると、日本円では一旦2年前には1.4倍となり、今は
逆に0,83倍になっているということです。

高度成長時代はインフレでしたので、物価上昇率にリンクして
価格が上がるということもありましたが、バブルがはじけて以来、
デフレ傾向とも言え、物価スライドでの価格上昇も期待できません。
また、世界不況で高価なものは売れにくい状況にもなっています

ということで、素直に考えると、普通の品の価格は下がってしかるべき
であり、一部のプレミア品(ストラド、デルジェス、ヴィヨームなど)
を除いては、実質、値が下がっているのではないか、と私は推定しています。
当然、お店は欧州通貨が強い頃に仕入れた楽器を多数もっています
ので、値段を下げるに下げられず、今は苦しんでいる状況ではないかと
思いますが、資金繰りがますます苦しくなる中、ディスカウントは
行われるような気がします。
ですので、値段が上がり続けるというのは、昔の神話と思った方がよい
と思います。

以下、素人の私見です。

投稿者:ライムライト     投稿日時:2009/06/06 04:19  ---.55.238

値段があがり続けるというのは、
長い目で見たときに出来たばかりの楽器が成長して将来的に価値が上がってたというものであって、買った状態でオールドだったなら変化はそんなに起きないと思います(一口にオールドといってもだいぶ時代に幅がありますけど)
あとは人気みたいなものが関係してきますが。

余談ですが、近年のモダンイタリーの高騰はなにか異常な気がします。「この作者がこんなにするの?!」なんてこともたまにあります。
(ちなみにその楽器の名前はふせますがまだ生きていて、制作活動をしている人の作品でした)

投稿者:pocchi     投稿日時:2009/06/08 08:53  ---103.100.216

1400万程度の楽器じゃあ、同じ楽器店で再度販売するときで同額でしょう。
自分が売る場合は良くて80%、だいたい60〜70%でしか売れないでしょうね。
つまり楽器の価値はその程度です。