弦楽器 Q&A
弦楽器に関するいろいろな疑問にお答えします。
2023年12月31日をもちまして、新規投稿・コメントの書き込みを終了させていただきました。
5203件のQ&Aがあります。
Q:汗による弦の錆び
投稿者:じぬさん 投稿日時:2002/07/28 22:05 ---234.11.15
店主様、かめさん、その他の方、いつも質問に
丁寧にご回答いただき本当にありがとうございます。
ところで、夏本番。
私はかなりの汗かきで練習後に弦をきちんとタオルで拭いているのですが、
弦を交換して一週間で、早くも弦に錆ができてしまいました。
ごしごし拭いても錆は落ちないようですが、
何かよい方法はありませんでしょうか。
またこのまま使用しても切れたり問題は無いのでしょうか?
投稿者:rio 投稿日時:2002/07/29 02:45 ---132.184.167
じぬさん こんにちは
演奏後の弦を、薬局で販売している
消毒用アルコールをつけた布で拭くといい
という話を聞いたことがあります
留意する点は
ガット弦に対してはアルコールの悪影響があるかもしれない
(ナイロン&スチールはOKだそうです)
楽器本体にアルコールがつくと楽器の塗装を傷めてしまう
ということだそうです
あと、日常の湿度管理は忘れないようにしましょう
では(^O^)/
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/29 09:24 ---227.147.92
いやー又先を越されてしまいましたね。
お答えは、完璧です。
夏場は、やはり汗などがつきやすいので
弾いた後は、拭いてあげましょう。
投稿者:かめ 投稿日時:2002/07/29 10:40 ---253.173.254
>演奏後の弦を薬局で販売している
>毒用アルコールをつけた布で拭くといい
>いう話を聞いたことがあります
???
アルコールで拭くのは、やめた方が良いと思いますよ。
錆は、アルコール程度で落ちる物ではないし・・・。
確かに、昔の奏者などは、アルコールで拭いていたこともあるようです。
また、新品の弦を楽器に張る前にアルコールで拭くという話もありますね。
弦に付いている金属の粉末などを取るために。
ただ、現在は弦の方の性能も上がり、弦の芯材も含め、レスポンスを
上げるような素材を使うようになっているので、アルコールの及ぼす
悪影響が心配されます。
とくに、チェロ弦など、芯材までスチールの場合、表面上の錆は、
どんどん中まで浸透して、弦そのものの寿命に影響します。
一番良いのは、こまめに拭くこと、そして錆びたらあきらめて
交換すること、また、錆に強い弦(金線など)を使って対処する
事だと思います。
ギターなどでは、弦の上で指を滑らす奏法などが頻繁にありますので
潤滑性を優先して、弦にさび止めを兼ねたオイルを塗ることもある
ようですが・・・。
投稿者:rio 投稿日時:2002/07/29 12:21 ---160.115.188
じぬさん、かめさん、店主様 こんにちは
>アルコールで拭くのは、やめた方が良いと思いますよ。
>錆は、アルコール程度で落ちる物ではないし・・・。
すみません、説明不足でした。
一旦錆びた弦は、錆を落とすのは難しいです
あくまでこの方法は、弦を張ったときから
日頃のメインテナンスで錆を防ぐ方法です
>ただ、現在は弦の方の性能も上がり、
>弦の芯材も含め、レスポンスを
>上げるような素材を使うようになっているので、
>アルコールの及ぼす
>悪影響が心配されます。
現在は、単純なナイロンではなく、
他の合成樹脂もありますから
悪影響の心配は確かにありますね
時間があるとき
メーカーに聞いてみますね。
投稿者:ぼこ 投稿日時:2002/07/29 19:57 ---209.68.3
>演奏後の弦を、薬局で販売している消毒用アルコールをつけた布で拭くといいという話を聞いたことがあります。
僕も、弦に松ヤニがこびりつき、こもった弦の響きがするとき(布で拭いてもなかなかとれなかったとき)、
あるプロの方にアルコール(ただその時言われたのは、消毒用ではなく、無水アルコール)で拭いていただき、
それで、こびりついた松ヤニが容易にとれ、響きが元にもどりました。
もちろん楽器本体のニスにつけば、ニスがはがれてしまうので、横向きというか、下向きにして拭いていましたが。
その後も、自分でどうしても松ヤニがとれないぐらいこびりついた場合には、無水アルコールを使っています。
でもバイオリンケースにはいれておきませんけど。もしもれてケース内中にとびちってしまうといけないので。
ちなみに弦はガット弦です。
弾いた後に丁寧に拭けば、松ヤニはとれるとおっしゃる方がいらっしゃるかと思いますが、
強く拭くと熱をもってしまいますし、またガット弦に巻いてある細い線がはなれた状態になってしまうこともしばしばで、
弦から松ヤニを完全に除去することは困難です(E線は完全に除去することは可能ですが、さびます)。
こまめに弦を交換するのが良いのでしょうが、自分としては年に3〜4回位の交換頻度です。(E線はもっと頻回ですが)
特に演奏会直前などでは、1〜2週前に弦を交換し、その後一生懸命練習するので、松ヤニの量も増え、弦にこびりつく量も多くなり、
又演奏会直前では弦を交換すると、馴染むまで数日かかるので、現在では無水アルコールを重宝しています。
でも使うのは良くないことだったのでしょうか?よくわからないので教えて下さい。
投稿者:じぬさん 投稿日時:2002/07/29 21:45 ---234.11.15
皆さん早速のご返事ありがとうございます!
やっぱり基本的に錆びたら交換なんでしょうね・・・。
汗かきの自分が恨めしいです。
でもアルコールの件は非常に興味を持ちました。
もし良かったらそれがメンテナンスに有効なのか知りたいです。
投稿者:AS 投稿日時:2002/07/29 22:14 ---222.242.169
こんにちは.
ピラストロにストリング・クリーナーというのがあったように思いますが,あれって弦をきれいにするためのものなんでしょうか?
Q:楽器のカットダウンについて
投稿者:チャーリー 投稿日時:2002/07/28 02:31 ---233.99.254
はじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いています。ところで現在、私は作者不明の相当古いチェロ(200年は軽く経っているとの事)を弾いています。最近どうしてもノイズが直らないと言う事で解体修理を行った所、なんと表板、裏板ともにパフリングより外の部分が全周貼り付けられている事が分かりました。工房の人によるとサイズダウンされているとの事で特に珍しいことではないと言われました。確かに専門書等でも古い時代のかなりの楽器がカットされていると知っていたのですが、自分の楽器は内部を解体して見るまではまったくカットされたことすら分からないほど上手く貼り付けられていて全然気が付きませんでした。はじめはそう言うものなのか、と思っていたのですが、先日ビオラやチェロに行われたサイズ変更を"最大の愚行”と糾弾している楽器研究者の方の文献をよみショックを受けました。その人によれば”大きなサイズであっても決して弾きこなせない事は無かったはず。くだらないブームで名器の大きさに合わせて楽器を切り刻んだだけ”とボロカスでした。
特にお聞きしたいのは、このようなカットダウンで楽器の価値(特に金銭的、オリジナリティ的)はやはり下がってしまうのでしょか? どこの弦楽器専門店でもこれは”カットダウン”された楽器ですと言ってビオラ、チェロ、コンバス等楽器を売っているところは見当たらないので、やはりこの業界では、この楽器研究者と同じ考えを持っているのでしょうか?いくつかのストラディバリウスのチェロもサイズ変更されていると思うのですが。
また、次にお聞きしたのは音質的にも当然悪くなってしまうのでしょうか? 私としては、現在の標準的なサイズに合わせているわけだし音質的に悪影響を及ぼすとは思えないのですが。
ながながと書いてしまいましたが御高見を賜りたいと思います。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/29 10:17 ---227.147.92
いらっしゃいませ。
カットダウンされた楽器で名器(ストラド、高価な物等)は確かに価値は落ちます。一般的なレベルのものは修理は関係ないと思います。
修理に関してですが、上手に修理してあれば楽器屋もわからない事がありますよ。
わざとその事を言わないわけではないと思います。
音質は、修理以前のものと現在のものと比べようがないのですから
なんとも言えませんね。またサイズについてですが、標準サイズは奏法上
の問題で音質にはあまり影響がなくそれぞれ個々の楽器に音質は付いている
ものだと考えています。
Q:バイオリンの買い替え
投稿者:みっちゃん 投稿日時:2002/07/28 19:58 ---216.197.28
バイオリンを買い換えようと思っています。今使っているのはドイツのロート製です。1974年製です。買い替えには2つの候補を挙げました。ヨーロッパの無名の製作者のコピーオールド仕上げ,それと,イタリアの新作です。予算は,(下取りと別に)60万円程度なんですが,これら二つの一般的な長所と短所があればおしえていただきたいのですが。試奏してみましたが,オールド仕上げのものは,音量もあり弦のバランスもよかったと思います。新作は,A線が少しへこんで聞こえたのでややためらっています。もし,助言がありましたら,いただけますか?
投稿者:かめ 投稿日時:2002/07/28 20:21 ---253.173.254
一般的に・・・
イタリア新作の方が(製作者がはっきりしているならば)、リセール
バリューは高いでしょう。
コピーの方は、その製作者のオリジナル、もしくは他の製作者のモデル
(たとえばストラドモデル)などの楽器よりも、価値は低くなる傾向が
あります。コピーはコピーであって、その製作者の個性がそこには見る
ことができないからです。
あとは、オールド仕上げの方が音量もあり・・・というのは、もしかすると
板を薄くして反応を良くしてある場合も多く、自分で感じたほど実際には
音は遠鳴りしていない可能性もあります。これは、最近のイタリア製作者
が作るオールド仕上げの楽器にも通じる部分があります。
いずれにせよ、イタリア製、その他の国製というお国柄を気にせずに、
良い楽器を選ばれることを勧めます。
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/07/29 04:50 ---17.117.6
新作を買うのなら、日本で製作している工房に直接行って試奏するのも一つの方法です。できれば、白木(ニスを塗る前)の時に弾かせて貰う方が良いでしょう。
イタリア新作なら、イタリアで買えば安いけど、気候が違うから現地と日本では鳴り方が変るので、後悔することになるかもしれませんね。
迷っている間は買わないこと。これだ!と思える楽器に出会えたら即座に購入。購入したら、盲目的に愛してあげてください。
ヴァイオリンを飯の種にするのではなければ、板が薄めの楽器でかる〜く弾くほうが廻りの人に嫌がられることも少ないと思います。
コンチェルトを弾く気なら、本当に鳴る楽器でないと、オーケストラに埋もれてしまいます。
楽器に肩当てを付けて、楽器を浮かせ、ネックの下にスポンジを置き、弦を水平にして、細い台の上に置いて、弓で弾いて見ることをお薦めします。この方法だと、発音の良さが要求され、スウィートスポットが良く解り、また、楽器の音を多少は客観的に聞くこともできます。
試奏するときには、駒拠りの弾き易さが大切です。後は、大音量を出したときに、嫌な音がしないかどうかを確かめてください。
7倍音程度のハーモニクスを弾いて見ることもお薦めです。
幸運を祈ります。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/29 09:22 ---227.147.92
皆さんありがとございます。そーですね皆さんの
おっしゃることもほとんどうなずけるばかりです。
私の意見としては、やはり一本一本個性が有りますので
買い替えや価値ではなく自分の好きな物を選ぶ事が
大切な点だと思います。
Q:教えてください
投稿者:RS 投稿日時:2002/07/26 22:37 ---227.71.68
Giustino Segamiglia,
face in Manto?oh?V.A.
l'anno 1930 (Oira)←サイン
つい最近購入したバイオリンのラベルなのですが、
お恥ずかしいですが、筆記体のところがよく読めません。(?マークのところ)
お店の人は、無名の作者だと言っていました。
もし、解りましたらどういう人なのか、お教えください。
もう一つ質問があるのですが。
ペグと顎当てがローズウッドなのですが、顎当ての黒色が落ちてきたような気がします。汗のシミもついたような気がします。もし、ツゲや黒檀に変えれば、そのようなことはないのでしょうか。 指板も弦のあたるところに筋がついてきたので、ローズウッドのような気がします。指板を黒檀に変えることはできるのでしょうか。できるのでしたら、費用はどのくらいかかるのでしょうか。
素人の質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/27 18:58 ---03.80.187
いらっしゃいませ、RSさん。ストラッド店主です。
Giustino Segamigliaさんですが、やはり検索でも資料でも見つける事が出来ませんでした。Manto?oh?のところはMantovaだと思います。イタリアの地名ですね。
顎当ての汚れは、材料を替えてもやはり汗をかきやすい方などはやはり汚れます。
演奏した後には奇麗にふき取りましょう。
指板でローズウッドを使うというのはあまり聞いた事がないですが、黒檀の上質でないものが色が落ちたりする事があります。
交換は可能です。費用は1万8千円〜出来ます。
それでは!
投稿者:RS 投稿日時:2002/07/27 21:42 ---227.71.68
ありがとうございました。
私のような、ど素人の質問にも解りやすく答えてくださって、感激しています。 わからないことだらけなので、また質問するかもしれませんが、宜しくお願いします。
投稿者:あき 投稿日時:2002/07/28 00:28 ---43.189.41
RSさん、店主さま、こんにちは。あきです。
差し出がましいようですが..
WEBで検索したら、こんなページを見つけました。
http://utenti.lycos.it/dpelisa/page032.html
上記のページ(イタリア語!)によると、イタリア・トスカーナ地方の
Montopoliという町に工房を構えている製作者ではないかと思われますが..
まちがってたらごめんなさい。
投稿者:RS 投稿日時:2002/07/28 22:46 ---227.71.68
あきさん、本当にありがとうございました。
綴りも字数も一致します。
この製作者だと思います。
大感激です!
イタリア語!を読めるようになりたいです。
私のバイオリンのラベルには、1930年製作とありますが、
今生きていたら、100才位でしょうか。
制作者の名前は、工房の名前という感じで、作った人は代々この名前をつかうものなのでしょうか・・・
Q:ウルフについて
投稿者:じぬさん 投稿日時:2002/07/26 21:40 ---234.11.15
また質問です。
私のチェロはウルフがG線のB音(1stポジションの3指)で出ます。
普通は4thポジションのF音やF♯で出るものですが、
これは楽器が変なのでしょうか?
一応ウルフキラーを付ければ消えるので、特に問題は無いですけど。
また音質、音色、楽器の状態とも異常はありません。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/27 18:30 ---03.80.187
こんにちは、じぬさん。ストラッド店主です。
ウルフ音はどの音域でも出る可能性があります。
チェロの場合は確かに4thポジションのF音やF♯にでる事が多いですね。
それでは!
投稿者:じぬさん 投稿日時:2002/07/28 00:48 ---234.11.15
安心しました。
ありがとうございます。
Q:バイオリンの制作者について
投稿者:けん 投稿日時:2002/07/27 14:48 ---11.5.45
最近手に入れたバイオリンなんですが、制作者が「マサル コウノ」とラベルに書いてありました。四十年ぐらい前の作品らしいのですが、どなたかこの制作者がどんな人なのか教えてください。
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/27 18:42 ---03.80.187
いらっしゃいませ、けんさん。ストラッド店主です。
「マサル コウノ」さんですか。おそらく河野賢さんの事だと思います。
若い頃ヴァイオリン製作をしていて、後にギター製作者として大変有名になった方ですね。
検索エンジンで「河野賢」で検索するとたくさん情報が出てきます。
一度お試しください。それでは!
投稿者:けん 投稿日時:2002/07/27 21:23 ---16.62.14
ありがとうございました。大変有名な方なんですね。
早速検索してみます!
Q:フレッシュ型のアゴ当てについて
投稿者:のび子 投稿日時:2002/07/27 06:56 ---125.28.236
アゴ当てについて教えてください。
今、オーバーテールピースの比較的深さのあるタイプ(ストラドタイプ?)を
使ってるんですが、フレッシュ型のアゴ当てに非常に興味があります。
お聞きしたいのですが、フレッシュ型を取り付ける場合、肩当てはしないのが
普通なんでしょうか?
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/27 18:34 ---03.80.187
いらっしゃいませ、のび子さん。ストラッド店主です。
肩当はフレッシュタイプに限らず、装着する人としない人がいます。
首が長い人などはつけたほうが演奏しやすいと思います。
それでは!
Q:教えて欲しいのですが…
投稿者:どしろうと 投稿日時:2002/07/25 22:34 ---164.106.155
家にあるヴァイオリンを手放そうかと思っています。が、
相場を知りたいのです・・・また、これを見ている方でご希望が
有りましたらお譲りしてもかまいません。もともとはバイオリンをやっていた叔母が家の姉に譲ってくれたものなのですが、その姉もバイオリンをおいて嫁に行ってしまい、嫁ぎ先で自分の好みのバイオリンが手に入ったらしく用無しとなってしまいました。しばらくそのままになっていたのですがせっかくだから使ってもらった方がバイオリンの為にもなるかなぁなんて思ってここのHPにたどりつきました。
20年位前に購入したものだと聞いてます。
本体の中には
WILHEM HAMMING
“SAMPO”
MARKNEUKIRCHEN
というラベルがあります。程度はかなりいいと思います。綺麗ですし・・・あ、でもやっぱり色は薄くなっている部分などもあります。あと、ネック(っていう呼び方でいいのかなぁ?)の部分などは他と比べるといろがかなり落ちています。
もちろんケースも弓もついてます。あと、よくわからないのですが、透明の円柱状のケース?(弓と同じ位の長さ)もあります。いかがなものなんでしょう??
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/07/26 15:45 ---03.95.48
こんにちは、どしろうとさん。ストラッド店員です。
WILHEM HAMMINGというのは、ドイツの製作者です。1925年になくなっております。その後この人の名前の付いた大量生産品が販売されていたと記憶しています。
SAMPOというのは意味が解りません。
いずれにしろ楽器の価値はラベルだけではわかりませんので、専門店の方や弦楽器職人さんに見てもらえば、どういうものであるか解ると思います。
透明の円柱状のケースはガット線を入れるケースだと思います。
それでは!
Q:こんなことお聞きしていいのかわかりませんが?
投稿者:弦楽器 投稿日時:2002/07/25 01:24 ---17.248.1
200万円の新作の弦楽器がありましたら、実際に作っている方は
材料費込めてどのくらい渡っているのでしょうか?
弦楽器は芸術品ですが、道具という側面もありますからきっと
相場が安定してあると思うのですが。直接、演奏する人が
イタリアに行って自分の楽器を見つけてくるのは可能なのでしょうか?
投稿者:かめ 投稿日時:2002/07/25 08:45 ---253.173.254
>直接、演奏する人がイタリアに行って自分の楽器を見つけてくるのは
>可能なのでしょうか?
直接イタリアやフランスなどに出向いて自分で楽器を買ってくる人たちは
結構いますよ。あとは、先生がヨーロッパに行ったときに買ってきて
貰うように頼んでいる人とか・・・
オークションで自分で競り落としてくる人もいますね。
確かに日本で買うよりは交通費を含めても安くなります(楽器だけなら)。
ただ、楽器の状態は様々あるようで、それが見極められることと、日本に
持ち帰ってからの再調整が必要になりますが・・・。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/07/25 10:57 ---03.95.48
いらっしゃいませ、弦楽器さん、かめさん。
200万円の新作楽器ですと、仕入れの形態や、お店の構え方など、各楽器店
それぞれ違いますので、意外と相場は幅はあると思います。
なかなか答えずらい質問ですね。
イタリアで直接購入する事は可能ですね。
かめさんの言うとおり、楽器を見極めるのが非常に大事です。
それでは!
投稿者:Gakuen 投稿日時:2002/07/25 12:02 ---199.222.62
ストラッドさんには言いにくいのですが....、
私もよくヨーロッパに行ってオークションや工房、楽器店で弦楽器を
買ってくる友人から聞いたのですが、日本での価格はヨーロッパの
2倍以上する、とのこと。誇張もあるでしょうが、あまり数が売れる
ものでもないし仕入れや輸入の手間なども考えると、楽器店もそれなりの
マージンをとらないとやっていけないのかな、納得してますが。。
それの見極める力がないと、とんでもないものをつかまされるリスクも
あるわけだし。
私が知りたいのは、この2倍以上...というのは、数10万円程度の
普及品(あるいは量産品)と何100万円もする工房製の両方に当て
はまるものでしょうか? 要するの、日本の(弦)楽器市場の相場が
2倍なのか? ということです。
投稿者:ストラッド店員 投稿日時:2002/07/25 14:59 ---03.95.48
いらっしゃいませ、Gakuenさん。
大量生産品の場合、弦楽器に限らず流通ルートというのがあります。
海外の物ですと通貨の変動もありますし、量をどれだけ仕入れるかによって
代理店とメーカーの取り決めがあるでしょう。それのバランスの取れたところで価格が決定されると思います。
手工品を製作者から直接買う事は可能ですが、大量生産品のメーカーから直接買えるかどうかは解らないので、ちょっと比べようがないですね。
2倍かどうかという質問ですが、単純に2倍といえるほど流通が単純ではないと思います。それでは!
投稿者:弦一郎 投稿日時:2002/07/25 15:55 ---94.14.65
この手のヴァイオリンの国内流通価格は現地価格の約2.5倍と考えて間違いなさそうです。
http://forums.maestronet.com/forums/showflat.php?Cat=&Board=UBB1&Number=127&page=&view=&sb=&o=&vc=1
をご覧下さい。
Here in Italy a Bissolotti costs about 9/10K USD.
A Morassi about 7/8k Usd
抄訳
ここイタリアではビソロッティで110万円程度
モラッシは90万円程度です。
Q:コントラバスの選択について
投稿者:へイデン 投稿日時:2002/07/29 14:47 ---5.217.75
ちょっと場違いの話題かもしれませんが、できるだけ多くのセカンドオピニオンに接したいと思ってお伺いします。趣味でコントラバスを弾いており、いや、正確には学生時代に10年間ほど愉しみその後10年触っていないという状態でしょうか。今回楽器選択で迷っており、次に示す候補の楽器について特に選択の注意点があればご意見ください。もちろん価格はすべて違うのですが、相場的なものがあれば併せてご教示ください。
(1) 1965年Pollmann製コントラバス。ブセットコーナー。
(2) 19世紀Vuillaume製コントラバス。
(3) 1990年代(アメリカ)Albert-Jackstadt製作。
それから、ボウ弾きではいい楽器だがジャズ(つまりピチカート)には向かない楽器というのもあるでしょうか?(この逆は当然よくあるのですが)
どうぞ宜しく。
投稿者:かめ 投稿日時:2002/07/30 13:29 ---253.173.254
コントラバスに関してはあまり詳しくないのですが・・・
>(1) 1965年Pollmann製コントラバス。ブセットコーナー。
ペルマンのコントラバスは、複数のプロオーケストラの団所有楽器にも
使われています。ということは、アマチュアには十分な楽器なのでは
ないでしょうか。
コントラバスは楽器が大きい分、無傷で残っているような楽器が
極端に少ないという話を聞いたことがあります。オールドの楽器の
良さは確かにあるのかも知れませんが、健康な楽器という意味では
新作に近い物を買った方が確かでは・・・
投稿者:ストラッド店主 投稿日時:2002/07/30 15:41 ---03.95.48
ヘイデンさんいらっしゃいませ。
かめさんいつもありがとうございます。
ボウ弾きでいい音のでるものは、ピチカート
でも問題はないでしょう。クラッシック音楽を
演奏するのであれば、古いコントラバスがあれば
すごくいいものになるでしょうね。
投稿者:ヘイデン 投稿日時:2002/07/31 02:21 ---124.186.83
かめさま、店主さま
有り難うございます。して、特にVuillaumeにはやはり何人かの作者がいたのでしょうか?相場はどのくらいなのでしょうか。楽器がその価値をもつなら銘柄・価格に囚われるべきではない、という店主さまのフィロソフィーは肝に命じているのですが。それと、オールドコントラバス(オールドに限らず)の参考文献があれば教えて下さい。某所でPollmannの新作を5本試し引きしたのですが(贅沢なはなしですよね)、最後の一つのパンチにかけていたのでやめてしまいました。
Vuillaumeの深い深い響きを自分で体験した後は夜も眠れぬ毎日です。
投稿者:ストラッド 店主 投稿日時:2002/07/31 11:38 ---03.95.48
Vuillaume製のコントラバスですね。
たくさんいて書ききれません。文献で
ヴァイオリンの見方、選び方 基礎編 レッスンの友社
にしっかり載っていますので、見てみてはいかがですか?
東京の大きな楽器店であればどこでも扱っていると思います。
価格ですが、数が少ないので参考意見ですが、本物で良い状態なら
1200万くらいが上限ではないでしょうか?
個々のものは、条件が違うのでなんとも言えませんね。